JP2011235998A - 後処理システム及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、適正な接着剤乾燥時間を確保して、断裁刃への糊付着が防止され高品質な冊子の作成を可能にすると共に、冊子作成の高速性及び小設置面積に優れた後処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る後処理システムは、複数の冊子を同時に断裁する第1断裁モードと、単位冊子毎に冊子を断裁する第2断裁モードとを有することにより、上記の課題を解決可能にする。
【選択図】図8

Description

本発明は冊子を断裁する断裁装置を備える後処理システム及び画像形成システムに関する。
近年、画像形成装置に接続し、複数の用紙を束ねた用紙束の背部に糊を塗布して冊子を作成する製本装置と、冊子を挟持して冊子の側部を断裁する断裁装置と、で構成された後処理システムが提案されている(下記の特許文献1及び2に開示されている)。
特許文献1に記載の後処理装置(後処理システム)は、画像形成装置に接続し製本装置と断裁装置とを上下に一体的に配設しており、製本装置で処理された冊子を単位冊子毎に断裁装置に搬送し冊子の端縁を断裁するものである。
そして、冊子の厚さに応じて、製本装置により接着剤が冊子に塗布された時点から断裁装置により冊子が断裁される時点までの断裁待機時間(すなわち接着剤乾燥時間)を調整して、様々な厚さの冊子に対し接着剤が適切に乾燥された後に冊子を断裁している。従って、断裁刃への接着剤付着による諸問題が解消され、常に品質の優れた冊子の作成を可能にしている。
特許文献2に記載の電子印刷冊子製本装置(後処理システム)は、移動する連続紙上に画像を印刷するインクジェット印刷等の電子印刷装置、印刷された連続紙を搬送方向に所定の間隔で断裁して得た用紙を用紙束として積載する積載装置、積載装置から搬送された用紙束の背部に接着剤を塗布して冊子を作成する製本装置、及び製本装置から搬入された冊子の三方端縁を断裁する断裁装置で構成され、上記の各装置を床面上に配設しており設置に大面積を必要とする。断裁装置に搬送された冊子は、断裁装置の3箇所に配設された断裁部に単位冊子毎に順次搬送され、接着剤被塗布の端縁を除く三方の端縁を断裁される。
従って、少量から多量に渡り、寸法・頁数・内容の異なる多品種の冊子を簡易に製作することが可能な、オンデマンド性に優れた後処理装置の提供を可能にしている。
なお、接着剤の乾燥時間について全く記載されてないが、大型装置のため十分な接着剤乾燥時間が得られているものと推察される。
特開2002−200864号公報 特開2008−30298号公報
近年、画像形成装置のコンパクト化及び高速化に伴い、画像形成装置に接続する上記の後処理システムに対し、設置面積の削減化及び冊子作成処理の高速化について市場からの要望が益々強まっている。ところが、特許文献1及び2に記載の後処理システムは以下に示す問題を有している。
特許文献1に記載の後処理システムは、少ない用紙で成る小冊子を連続的に作成するような場合に、適正な接着剤乾燥時間を得るために製本装置及び画像形成装置の生産性を低下させるという事態が生じる。従って、高速の画像形成装置に接続した場合に、画像形成装置及び自装置内に製本装置の高速性能が生かされないという問題が発生した。
特許文献2に記載の後処理システムは設置に大面積が必要になるという問題があった。また、設置面積の削減を追求すると、製本装置及び画像形成装置の高速性能が生かされないという、特許文献1の後処理装置と同様の問題に至った。
本発明の目的は、適正な接着剤乾燥時間を確保して、断裁刃への糊付着が防止され高品質な冊子の作成を可能にすると共に、冊子作成の高速性及び小設置面積に優れた後処理システムを提供すること。
前記目的は、下記に記載する発明により達成する。
1.用紙束の背部に接着剤を塗布して冊子を作成する製本装置と、前記製本装置から搬出された冊子の端縁を断裁する断裁装置と、少なくとも前記断裁装置を制御して冊子の断裁処理を実行する制御部とを備える後処理システムであって、
前記制御部は複数の冊子を同時に断裁する第1断裁モードと、単位冊子毎に冊子を断裁する第2断裁モードとを有することを特徴とする後処理システム。
2.冊子が前記製本装置から搬入される受入部と、搬入された複数の冊子を積み重ねて載置可能な複数の載置台と、前記載置台上に単位冊子又は積み重ねられた複数の冊子を前記断裁装置に放出する放出部と、を有し、前記受入部と前記放出部との間で前記載置台を循環的に移動するバッファ装置を備え、
前記制御部は、前記第1断裁モードを選択した場合に前記載置台上に複数の冊子を積み重ねて載置し、前記第2断裁モードを選択すると前記載置台上に単位の冊子を載置するよう、前記バッファ装置を制御することを特徴とする前記1に記載の後処理システム。
3.前記制御部は、冊子を構成する用紙枚数を判定して前記用紙枚数が所定数以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記用紙枚数が前記所定数を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする前記1又は2に記載の後処理システム。
4.前記所定数は、前記断裁装置により同時に断裁可能な用紙枚数における最大数の1/2であることを特徴とする前記3に記載の後処理システム。
5.前記制御部は、冊子の厚さを判定して、前記冊子の厚さが所定値以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記冊子の厚さが前記所定値を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする前記1又は2に記載の後処理システム。
6.前記所定値は、前記断裁装置により同時に断裁可能な冊子の厚さにおける最大値の1/2であることを特徴とする前記5に記載の後処理システム。
7.前記制御部は、前記製本装置が単位冊子の作成に要する冊子作成時間を判定して、前記冊子作成時間が所定時間以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記冊子作成時間が前記所定時間を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする前記1又は2に記載の後処理システム。
8.前記制御部は、冊子を構成する用紙の種別を判定し、前記用紙の種別が特定用紙である場合に、冊子の厚さ又は用紙枚数に拘わらず前記第2断裁モードを選択することを特徴とする前記1から7までの何れか1項に記載の後処理システム。
9.前記1から7までの何れか1項に記載の後処理システムと、
前記後処理システムに接続し用紙上に画像を形成し当該用紙を前記後処理システムに搬出する画像形成装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
10.冊子を構成する用紙の種別を判定し、前記用紙の種別が特定用紙である場合に、冊子の厚さ又は用紙枚数に拘わらず前記第2断裁モードを選択することを特徴とする前記9に記載の画像形成システム。
本発明は、適正な接着剤乾燥時間を確保して、断裁刃への糊付着が防止され高品質な冊子の作成を可能にすると共に、冊子作成の高速性及び小設置面積に優れた後処理システムの提供を可能にする。
は、本発明に係る画像形成システムTの全体構成図である。 は、バッファ装置Cと断裁装置Dの構成を示す断面平面図である。 は、後処理処理システムY及び画像形成装置Aで構成される画像形成システムの制御関係の概要を示すブロック図である。 は、通常厚の冊子Bkに対して施される裁断処理を示すタイミングチャートである。 は、通常より厚い冊子Bkに施される裁断処理を示すタイミングチャートである。 は、特定用紙Psで作成された、通常厚の冊子Bkに対して施される裁断処理を示すタイミングチャートである。 は、通常厚の冊子Bkを断裁する、比較例の裁断処理を示すタイミングチャートである。 は、冊子の断裁処理に際し第1断裁処理モード、あるいは第2断裁処理モードを選択する制御を示す、制御部MCが司る制御フロー図である。 は、複数の冊子Bkを同時に断裁する第1断裁モードの処理を示す制御フロー図である。 は、冊子Bkを単位冊子毎に断裁する第2断裁モードの処理を示す制御フロー図である。 は、第1断裁動作モード、あるいは第2断裁動作モードの選択制御に関する他の実施形態を示す制御フロー図である。
以下に本発明の実施の形態を図面により説明するが、本発明は、以下に説明する実施の形態に限られるものではない。以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[画像形成システム]
図1は、本発明に係る画像形成システムTの全体構成図である。
図1に示すように、画像形成システムTは、画像形成装置Aと、後処理システムYと、から構成される。後処理システムYは、製本装置Bと、バッファ装置C、断裁装置Dから構成される。図示のように後処理システムYは、画像形成装置Aに比較して数倍程度の容積で構成されるものであり、小設置面積に優れている。
画像形成装置Aは、回転する感光体1の周囲に、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写除電部5、クリーニング部6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電部2によって感光体1の表面に帯電を行った後、像露光部3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成する。そして当該潜像を現像部4により現像して感光体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部7Aから給紙された用紙Sは感光体1における転写位置へ搬送される。転写位置において転写除電部5によりトナー像が用紙S上に転写された後、用紙Sの表面の電荷が消去されて感光体1から分離され、搬送部7Bにより搬送される。その後、用紙S上のトナー像は定着部8により用紙Sに加熱定着され、用紙Sは排紙ローラ7Cにより画像形成装置Aから排出される。
用紙Sの両面に画像を形成する場合は、定着部8により加熱定着された用紙Sを搬送路切換部7Dにより排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転させる。そして用紙Sを再び画像形成部へ搬送して、用紙Sの裏面に画像を形成する。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、後処理システムYの糊付け製本装置Bに送り込まれる。
画像形成装置Aの上部には操作表示部107が配置されており、画像形成システムTで実行されるジョブの内容が操作表示部107を通じてユーザーによって入力される。
製本装置Bは、搬送部10、排紙部20、反転部30、用紙束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80等を有し、用紙束Saに表紙Kを接着して冊子Bkを形成するという製本処理を行うことが出来る。
製本装置Bにおける動作の概要を説明すると、画像形成装置Aから搬送された用紙Sを用いて冊子Bkを形成しない場合は、用紙Sは排紙部20に排出される。一方、画像形成装置Aから搬送された用紙Sを用いて冊子Bkを形成する場合は、用紙Sは搬送部10により反転部30に搬送され、反転部30において一時的に積載される。そして反転部30において所定枚数の用紙Sが積載されると、複数枚の用紙Sが用紙束として反転部30から用紙束収容部40へ渡される。
反転部30から用紙束収容部40へ渡された用紙束Saは、図1に示すように用紙束収容部40による回動により起立した状態となり、用紙束Saの背部に溶融したホットメルト接着剤Gが塗布ローラ51により塗布される。その後、断裁部70により所定のサイズに断裁された表紙Kが冊子形成部80において用紙束Saの背部に接着され、冊子Bkが形成される。作成された冊子Bkは、矢印aに示すように製本装置Bに接続するバッファ装置Cの受入部110に排出される。なお、溶融したホットメルト接着剤Gを以下の説明で糊Gと称する。
バッファ装置Cの動作の概要について図2も参照させて以下に説明する。バッファ装置Cには、載置台移動手段92(図3参照)により破線で示すように上下に循環的に移動する3台の載置台91を有する。載置台91は、水平姿勢を維持しながら受入部110から送出部120へ移動する。図示のように、載置台91の左支持部がy1からy2に、載置台91の左支持部がx1からx2に移動する。更にy3、x3に移動すると、右支持部が90°回転してx4に移動し、載置台91は破線のような姿勢を示す。次に左支持部はy5に右支持部はy5に移動する(待機部115)。そしてy1、x1に移動して受入部110に戻る。載置台91は受入部110、送出部120、あるいは待機部115に図示のように停止し、その間は素早く移動する。
受入部110には第1の載置台91が停止しており、製本装置Bから排出された冊子Bkが2冊積み重ねられている。送出部120に同様に冊子Bkを載置した第2の載置台91が停止ており、この時点で複数の積み重ねられた冊子Bkを一まとめとして矢印cで示すように断裁装置Dに送り出される。
図2は、バッファ装置Cと断裁装置Dの構成を示す断面平面図である。図示の破線は冊子Bkであり、透視的に表示されている。
載置台91は、図2に示すように載置された冊子Bkを搬送するための複数のベルト91Aと、複数のベルト91Aを幅方向に渡り懸架し回動する駆動ローラ91B及び従動ローラ91Cと、複数のローラ91Bを回転可能に支持すると共に複数のベルト91Aを下方から支える固定面を有する支持部材91Dと、駆動ローラ91Bに連結し、支持部材91Dに固設されたベルト搬送モータM1で構成されている。ベルト搬送モータM1の作動による複数のベルト91Aの回動により、第2の載置台91上の冊子は積み重ねの状態で矢印cに示すように断裁装置Dの断裁部130に向けて搬送される。
断裁装置Dには、積み重ねられた冊子を断裁する断裁部130、断裁部130で断裁された仕上り冊子Bpを収容する仕上り収容部140、及び断裁部130で断裁された冊子Bkの側縁部、つまり断裁屑Bdを収容する断裁屑収容部160で構成される。
断裁装置Dの動作の概要について図2に基づき以下説明する。
バッファ装置Cから搬入された冊子Bkは、ベルト搬送手段132に搬送されて断裁部130の冊子挟持台131上に載置され、非図示の挟持機構で挟持される。
冊子挟持台131は、非図示の変位機構により矢印m1、矢印m2、矢印m3、矢印m4、矢印m6で示す方向にように水平姿勢を維持しながら、冊子搬送方向、及び冊子搬送方向の両方に直交する幅方向に変位可能であり、更に矢印m5に示すように90°毎に回転可能で、90°、180°、270°、360°と回転される。
次に、断裁部130において冊子挟持台131上に挟持された冊子Bkの三方側縁部を断裁する三方断裁の動作を説明する。なお、冊子bkの三方側縁部は糊Gが塗布された側を除く三方の側縁部である。
冊子挟持台131はホームポジションから矢印m1の方向に移動して、ベルト搬送手段132に搬送される冊子Bkの束を受入れる。その後、矢印m2の方向に移動してホームポジションに戻り、矢印m3の方向に移動して冊子Bkの即端を距離hだけ離れた断裁位置に変位させる。そこで断裁機構150を作動させて冊子Bkの側縁が切断される。そして、矢印m4の方向に移動してホームポジションに戻る。CLで示す一点鎖線は、非図示の断裁刃による断裁線である。破線で示すBdは断裁された冊子断裁屑である。
更に、矢印m5の回転、矢印m3の移動、断裁機構150の作動、矢印m4の移動を2回繰り返して、糊付けされた側縁を除いた三方の側縁を断裁する三方断裁を冊子Bkに施し、仕上り冊子Bpを作成する。その後、冊子挟持台131は矢印m6に移動し、仕上り冊子Bpを仕上り収容部140の仕上り受入台142に渡す。
仕上り受入台142は、図2に示すように仕上り冊子Bpを支持し更に所定位置まで運ぶ2つの支持ベルト142aと、支持ベルト142aを懸架する2個の支持ローラ142cと、4つの支持ローラ142c支持する2本の支持軸142bと、断裁装置Dの本体に固設され2本の支持軸142bを回転可能に支持する支持部材142dとで構成される。
支持軸142bの一方は支持部材142dに固設されたモータM3に連結する駆動軸であり、支持ローラを回転可能に支持する共に、非図示のシフト機構により矢印a1に示す方向にホームポジションから支持部材142dの側端部まで移動可能にしている。図2では支持ローラ142cは支持ベルト142aと共にホームポジションにあり、シフト機構により支持ベルト142aと共に側端側にシフトすると、仕上り冊子Bpは図1の矢印eに示すように冊子収容台141上に積載された仕上り冊子Bpの上に落下する。
冊子収容台141は非図示の昇降機構により上下に昇降可能であり、冊子収容台141上に積載された仕上り冊子Bpの上部が概ね一定高さに維持するように制御されている。
図3は、後処理処理システムY及び画像形成装置Aで構成される画像形成システムの制御関係の概要を示すブロック図である。
制御部MCは、本発明に係る後処理システムYの全体制御を司るものであり、記憶手段MMに接続している。記憶手段MMは全体制御に係る各種動作プログラム、各種動作データを記憶するものである。制御部MCはバスU1を介して、断裁制御部DC、バッファ制御部CC、製本制御部BCと接続している。
断裁制御部DCは断裁装置Dの制御を司り、冊子挟持台131のシフト・回転及び断裁機構150の作動を実行する。
バッファ制御部CCはバッファ装置Cの制御を司り、3つの載置台91を移動するエレベータ機構、及び載置台91に固設された搬送モータM1の作動を行う。また、製本制御部BCは製本装置Bの制御を司り、一連の冊子Bkの作成を実行する。
また、制御部MCは、画像形成装置Aの制御を司る画像形成制御部ACにバスU1を介して通信し、これから画像形成装置Aで処理され後処理システムYに実行を依頼するジョブに関する情報及び実行中ジョブのステータス情報を受信し、冊子Bkの作成及び冊子Bkの断裁を適正な動作モードに基づき実行している。
[第1断裁動作モード]
制御部MCによって実行される、複数の冊子Bkを同時に断裁する第1断裁動作モードについて以下説明する。
図4は、通常厚の冊子Bkに対して施される裁断処理を示すタイミングチャートである。
最上位の行は、製本装置Bで連続して作成される各冊子Bkの冊子作成処理を示すタイミングである。数字Mは、第M冊目の冊子作成処理を示すタイミングで、ここでは第1冊目から第12冊目までの冊子作成処理を示されている。
上位から2番目の行は、製本装置Bで糊付けされた冊子Bkがバッファ装置Cの載置台91に排出される冊子移動処理を示すタイミングである。ここでは4冊の冊子Bkが載置台91に積み重ねられる。
制御部MCは、同時に載置台91に積み重ねる冊子Bkの冊子数Nを式(1)に示す演算処理によって決定する。
N=INT(Dmax/Dbk)・・・(1)
なお、INT(X)は引数Xを超えなくて最もXに近い整数求める関数である。
Dbkは冊子bkの厚さ、Dmaxは断裁装置Dによって断裁可能な冊子Bkの厚さの上限値であり、予め設定されている。図4では、載置台91に積み重ねられる4冊は、上記の演算処理に基づき決定されたものである。
ここでは、上記の演算処理は冊子Bkの厚さによって決定されているが、これに限定されるものではなく。例えば、冊子Bkの本身に使用される用紙枚数(以下では本身用紙数と称す)Npに基づき式(2)の演算処理によって決定するようにしてもよい。
N=INT(Nmax/Np)・・・(2)
Nmaxは断裁装置Dによって断裁可能な冊子Bkに使用される本身用紙数の上限数であり、予め定められている。
上位から3番目の行は、載置台91に載置された4冊の冊子Bkをバッファ装置Cの受入部110から送出部120に移動させる冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から4番目の行は、4冊の冊子Bkが搬送モータM1の作動によりバッファ装置Cの送出部120から断裁装置Dの冊子挟持台131上に送り出されて断裁装置Dで三方断裁される冊子断裁処理のタイミングである。
Tcは、バッファ装置Cの受入部110で載置台91に最後に載置された冊子Bkの糊Gが製本装置Bで塗布された時点から断裁装置Dに送り出される時点までに経過する時間である。換言すると、最後に載置された冊子Bkに塗布された糊Gが断裁前に冷却に要する冷却時間に対応する。以下において糊冷却時間Tcと称す。
そして、最後に載置された冊子Bkが同時に断裁される冊子Bkのうちで最も短い糊冷却時間しか得られないので、最後に載置された冊子Bkの糊冷却時間Tcが同時に断裁処理される複数冊の冊子Bkにおける実質的な糊冷却時間Tcにして扱うことは合理的である。従って、下記において最後に載置された冊子Bkの糊冷却時間Tcを複数冊の冊子Bkの糊冷却時間Tcとして扱う。
第1断裁モードを実行することによって、塗布された糊Gが硬化に必要とする下限時間Tcrより長い糊冷却時間Tc(Tc>Tcr)が容易に得られる。従って、断裁処理後の仕上り冊子Bpは品質に優れたものであり、断裁刃の糊付着も防止可能である。更に、冊子の作成を高い生産性で遂行できる。
[第2断裁モード]
次に、制御部MCによって実行される、通常厚の冊子より冊子厚Dbkが大きい冊子Bkを単位冊子毎に断裁する第2断裁モードについて以下説明する。
図5は、通常より厚い冊子Bkに施される裁断処理を示すタイミングチャートである。
なお、通常より厚い冊子Bkとは、冊子の厚さDbkが所定値Drを超える冊子である(Dbk>Dr)。所定値Drは、例えば、断裁可能な冊子厚Dbkの最大値Dmaxとの間に下記の(3)式が成り立つ。
又は通常より厚い冊子Bkとは、冊子の本身用紙数Npが所定数Nrを超える冊子である(Np>Nr)。所定数Nrは、例えば、断裁可能な冊子の本身用紙数Npの最大値Nmaxとの間に下記の(4)式が成り立つ。
Dr=Dmax/2・・・(3)
Nr=Nmax/2・・・(4)
所定値Dr及び所定数Nrは(3)、(4)式に限定ものではない。一冊毎に裁断すると断裁面がきれいに仕上がる傾向がある。従って、きれいな仕上げを重視する操作者は、糊の冷却時間が確保され、且つ生産性が確保できる範囲で、より小さい所定値Dr及び所定数Nrを設定できる。一方、生産性を重視する操作者は、(3)、(4)式、あるいは(3)、(4)に近い所定値Dr及び所定数Nrを設定できる。
最上位の行は、製本装置Bで連続して作成される通常より厚い冊子Bkの冊子作成処理を示すタイミングである。
上位から2番目の行は、製本装置Bで糊が塗布された通常より厚い冊子Bkがバッファ装置Cから排出され載置台91に積み重ねられる冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から3番目の行は、載置台91に載置された通常より厚い冊子Bkがバッファ装置Cの受入部110から送出部120に移動される冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から4番目の行は、通常より厚い冊子Bkが搬送モータM1の作動によりバッファ装置Cの送出部120から断裁装置Dの冊子挟持台131上に送り出されて断裁装置Dで三方断裁される冊子断裁処理を示すタイミングである。
図示のように、通常より厚い冊子は本身用紙数Npが大きく、冊子Bkの作成に要する冊子作成時間Hbkは長くなる。そして、単位冊子毎に裁断処理を実行しても、糊冷却時間Tcは冊子Bkの断裁前に糊硬化に要する下限時間Tcrに達して(Tc≧Tcr)、冊子Bkに塗布された糊は十分に硬化している。
バッファ装置Cの受入部110から送出部120の間で冊子Bkを載置可能な載置台91の台数Rと、各載置台91に同時に積み重ねる冊子Bkの冊子数Nと、製本装置Bから冊子Bkが搬入される冊子の間隔、つまり冊子作成時間Hbkとするときに、糊冷却時間Tcは次式のような関係が成り立つ。
Tc≒R×N×Hbk
冊子作成時間Hbkは、冊子の厚さDbk、あるいは本身用紙数Npに略比例する。
従って、第1断裁モードを実行しなくても、常に裁断刃への糊付着が防止され、高品質な冊子(仕上り冊子Bp)が長期に渡り高生産性で作成可能になる。
次に、予め登録された特定用紙Psを用いた冊子Bkを断裁する場合に、制御部MCによって実行される単位冊子毎に裁断する第2断裁モードについて以下に説明する。
図6は、特定用紙Psで作成された、通常厚の冊子Bkに対して施される裁断処理を示すタイミングチャートである。
操作者が特に指定する特定用紙Psで作成された冊子Bkの場合には、生産性を別にして、単位冊子毎に冊子Bkを断裁してより高品質な仕上り冊子Bpを製作するものである。
特定用紙Psとしては、冊子を重ねる事で不具合が発生し易い用紙である。例えば、摩擦係数が低く冊子を重ねる際に冊子同士がずれる可能性がある、コート紙のような用紙、あるいは用紙カール及び用紙波打ちが発生し易く冊子同士を揃えにくい、上質紙のような用紙が挙げられる。また、これに限定されるものでなく、操作者が指定する種別の用紙であれば如何なるものでもよい。
Dbk≦Dr、又はNp≦Nrである。
最上位の行は、製本装置Bで連続して作成される冊子Bkの冊子作成処理を示すタイミングである。
上位から2番目の行は、製本装置Bで糊付けされた冊子Bkがバッファ装置Cから排出され載置台91に載置される冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から3番目の行は、載置台91に載置された冊子Bkがバッファ装置Cの受入部110に待機時間Twだけ留まっている冊子待機処理を示すタイミングである。
上位から4番目の行は、載置台91に載置された冊子Bkが受入部110から送出部120に移動される冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から5番目の行は、冊子Bkが搬送モータM1の作動により送出部120から断裁装置Dの冊子挟持台131上に送り出されて断裁装置Dで三方断裁される冊子断裁処理を示すタイミングである。
図示のように、待機時間Twの導入により、通常厚の冊子Bkを第2断裁モードで処理しても、糊冷却時間Tcは塗布された糊の硬化に要する下限時間Tr以上に達しており、常に裁断刃への糊付着を防止でき高品質な冊子(仕上り冊子Bp)を長期に渡り高生産性で作成可能にする。
[断裁処理に関する制御フロー]
次に、制御部MCが司る、断裁処理に関する全般制御について説明する。
図8は、冊子の断裁処理に際し、第1断裁モード、あるいは第2断裁モードを選択する制御を示す、制御部MCが司る制御フロー図である。
S1において、制御部MCは画像形成システムT内のバスU1を介して画像形成装置Aから指示されたジョブ情報から断裁ジョブ情報(冊子断裁に関する情報)を取得する。
制御部MCは、製本装置Bから排出された冊子Bkを断裁する前に、ジョブ情報から冊子Bkの厚みDbk、又は冊子Bkの本身を構成する本身用紙数Npに基づき、複数冊子を同時に断裁する第1断裁モード、あるいは単位冊子毎に断裁する第2断裁モードを選択している。
ここでは、S2工程からS5工程までの工程において第1断裁モード、あるいは第2断裁モードを選択する制御の一例を示している。
S2工程はジョブ情報に冊子厚Dbkが有るか、又はジョブ情報から冊子厚Dbkが得られるか否かを判定する工程で、S2工程において“Yes”の場合にS3工程に移行し、“No”の場合にS4工程に移行する。
S3工程は冊子厚Dbkが所定値Dr以下であるか否かを判定する工程であり、“Yes”の場合にS6工程に移行し、“No”の場合にS4工程に移行する。
S4工程はジョブ情報に冊子Bkの本身用紙数Npに関する情報が含まれているか否か判定する工程で、“Yes”の場合にS5工程に移行し、“No”の場合にS8工程に移行する。
S5工程は本身用紙数Npが所定数Nr以下であるか否かを判定する工程で、“Yes”の場合にS6工程へ移行し、“No”の場合にS8工程に移行する。
S6工程はジュブ情報から冊子Bkの本身に用いられている用紙の種別Kpが予め登録されている特定用紙Ps以外であるか否かを判定する工程で、“Yes”つまり特定用紙Ps以外の場合にS7工程に移行し、“No”の場合にS8工程に移行する。
S7工程は第1断裁モードによる断裁処理工程であり、S8工程は第2断裁モードによる断裁処理工程である。
換言すると、本身が特定用紙Ps以外であり、所定値Dr以下の冊子厚Dbk、又は所定数Nr以下の本身用紙数Npであるところの通常厚の冊子Bkである場合には第1断裁モードを選択する。一方、本身が特定用紙Psである、あるいは冊子Bkが通常厚を超える場合には第2断裁モードを選択する。
ここでは、冊子厚Dbk及び本身用紙数Npがジョブ情報等から取得できない場合には、断裁装置Dの断裁能力を超えた断裁処理の実行を避けるために、単位冊子毎に断裁する第2断裁モードを選択している。
図9は複数の冊子Bkを同時に断裁する第1断裁モードの処理を示す制御フロー図である。
S71からS75までの工程で、本身用紙数Np及び冊子厚Dbkの基づき、同時に断裁する冊子Bkの冊子数Nを求めている。
そして、S78の工程は、N冊の冊子Bkを冊子挟持台131上に挟持して断裁する第2断裁モードの実行工程である。
S71は、N1=[2Nr/Np]の演算により、本身用紙数Npに基づき冊子数Nを求める工程である。S72は、N2=[2Dr/Dbk]の演算により、冊子厚Dbkに基づき冊子数Nを求める工程である。なお、演算式[X]は正数Xの小数点以下を省いた整数である。
S73からS75までの工程は、N1及びN2のうちの小さい方を同時断裁可能な冊子数Nとして決定する工程である。
ここでは両方の小さい方をNに決定しているが、これに限定されるものではなく、N1、あるいはN2の一方によりNを決定してもよい。
次に、図8に示すS8工程について以下に詳しく説明する。
図10は、冊子Bkを単位冊子毎に断裁する第2断裁モードの処理を示す制御フロー図である。
S81はジョブ情報から冊子厚Dbk、本身用紙数Npを取得する工程である。
S82は、S81工程で得られた冊子厚Dbk、又は本身用紙数Npに基づき、冊子Bkを載置台91上に留める待機時間Twを取得する工程である。具体的には冊子厚Dbk、本身用紙数Np及び待機時間Twを関連付けている非図示の参照テーブルが記憶手段MMに予め格納されており、制御部MCは参照テーブルに参照して待機時間Twを取得する。
S83は、待機時間Twを各制御部に通知する工程である。例えば、待機時間Twに応じて定まる単位冊子作成の周期PbkをバスU1を介して画像形成制御部AC及び製本制御部BCに送信する。画像形成制御部ACは送信された単位冊子作成の周期Pbkに合うように印刷処理動作パラメータを変更し、製本制御部BCも同様に製本処理動作パラメータを変更する。
S84は、S82工程で得られた待機時間Twに基づき第2断裁モードを実行する。
上記のように、本発明に係る画像形成システムTは、必要に応じて仕上り冊子Bpを高い品質で仕上げることを最優先にして、冊子断裁及び冊子作成のジョブを遂行する。
[比較例の断裁処理]
次に、通常厚の冊子に対し単位冊子毎に断裁する第2断裁モードを施した比較例の断裁処理について、以下に説明する。
図7は、通常厚の冊子Bkに実行された比較例の裁断処理を示すタイミングチャートである。
最上位の行は、製本装置Bで連続して作成される冊子作成処理を示すタイミングである。
上位から2番目の行は、製本装置Bで糊塗布された通常厚の冊子Bkがバッファ装置Cから排出され載置台91に積み重ねられる冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から3番目の行は、載置台91に載置された通常厚の冊子Bkがバッファ装置Cの受入部110から送出部120に移動される冊子移動処理を示すタイミングである。
上位から4番目の行は、通常厚の冊子Bkがバッファ装置Cの送出部120から送り出されて断裁装置Dで三方断裁される冊子断裁処理を示すタイミングである。
Tcは、通常厚の冊子Bkの糊冷却時間である。図示のように、通常厚の冊子Bkは本身用紙数Npが小さく冊子作成時間Hbkが短い。そして、冊子bkを単位冊子毎に裁断しているために、糊冷却時間Tcは冊子作成時間Hbkに略等しい時間になる。従って、本身用紙数Npが小さく、又は冊子厚Dbkが薄くなると下限時間Tcr未満になり、断裁刃に糊が付着するような事態が起こる。仕上り冊子Bpは、糊で汚れた断裁刃で断裁されるために、断裁面が凸凹に断裁されたり本身用紙が不揃いに断裁されたりして、仕上り品質に劣ったものになる。
[断裁モード選択制御における他の実施形態]
図11は、第1断裁モード、あるいは第2断裁モードの選択制御に関する他の実施形態を示す制御フロー図である。
本実施形態に係る制御部MCは、製本装置Bが単位冊子の作成に要する冊子作成時間Hbkを判定し、冊子作成時間Hbkが所定時間Hr以下である(Hbk≦Hr)場合に、第1断裁モードを選択する。そして、冊子作成時間Hbkが所定時間Hrを超える(Hbk>Hr)場合に第2断裁モードを選択する。図11を用いて以下に説明する。
S101は、画像形成制御部AC、あるいは製本制御部BCからジョブ情報に基づき冊子作成時間Hbkを取得する工程である。取得工程は、ジョブ情報の中に冊子作成時間Hbkが含まれこれを用いることも含む。もちろん、ジョブ情報の中の各種パラメータ(本身用紙数Np等)に基づき冊子作成時間Hbkを演算することも含む。
S102は、冊子作成時間Hbkが所定時間Hr以下であるか否かを判定する工程である。冊子作成時間Hbkが所定時間Hr以下であると、S103工程に移行する。そして、冊子作成時間Hbkが所定時間Hrを超えると、S105工程に移行する。
所定時間Hrは、断裁装置Dにより連続して冊子を断裁可能な断裁周期の最小時間である。但し、これに限定されるものではなく、冊子Bkに塗布された糊Gが硬化に要する必要冷却時間でもよい。必要冷却時間は、バッファ装置C内の温度、バッファ装置C内に設けられる非図示の冷却装置の能力によって定まるものである。
S103は、冊子Bkの用紙の種別Kpが特定用紙Ps以外であるか、否かを判定する工程である。特定用紙Ps以外であるとS104工程に移行し、そして、特定用紙Psであると“No”の場合に)、S105工程に移行する。
S104は、図9で示した複数の冊子Bkを同時に断裁する第1断裁モードを実行する工程である。
S105は、図10で示した冊子Bkを単位冊子毎に断裁する第2断裁モードを実行する工程である。
本発明に係る、小設置面積に優れた後処理システムYは、製本装置Bで糊塗布された複数冊の冊子Bkを同時に断裁することによって、塗布された冊子Bkの糊を断裁前に十分に冷却し、常に裁断前に塗布された糊を固化している。従って、常に裁断刃への糊付着が防止され、高品質な冊子(仕上り冊子Bp)が長期に渡り高生産性で作成可能である。
A 画像形成装置
B 製本装置
C バッファ装置
D 断裁装置
T 画像形成システム
Y 後処理システム
MC 制御部
Bk 冊子
Kp 用紙の種別
Ps 特定用紙
91 載置台
110 受入部
120 放出部
Nr 所定数
Dr 所定値
Hr 所定時間
Dbk 冊子厚(冊子の厚さ)
Nbk 本身用紙数(用紙枚数)
Hbk 冊子作成時間
Nmax 最大数
Dmax 最大値

Claims (10)

  1. 用紙束の背部に接着剤を塗布して冊子を作成する製本装置と、前記製本装置から搬出された冊子の端縁を断裁する断裁装置と、少なくとも前記断裁装置を制御して冊子の断裁処理を実行する制御部とを備える後処理システムであって、
    前記制御部は複数の冊子を同時に断裁する第1断裁モードと、単位冊子毎に冊子を断裁する第2断裁モードとを有することを特徴とする後処理システム。
  2. 冊子が前記製本装置から搬入される受入部と、搬入された複数の冊子を積み重ねて載置可能な複数の載置台と、前記載置台上に単位冊子又は積み重ねられた複数の冊子を前記断裁装置に放出する放出部と、を有し、前記受入部と前記放出部との間で前記載置台を循環的に移動するバッファ装置を備え、
    前記制御部は、前記第1断裁モードを選択した場合に前記載置台上に複数の冊子を積み重ねて載置し、前記第2断裁モードを選択すると前記載置台上に単位の冊子を載置するよう、前記バッファ装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の後処理システム。
  3. 前記制御部は、冊子を構成する用紙枚数を判定して前記用紙枚数が所定数以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記用紙枚数が前記所定数を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理システム。
  4. 前記所定数は、前記断裁装置により同時に断裁可能な用紙枚数における最大数の1/2であることを特徴とする請求項3に記載の後処理システム。
  5. 前記制御部は、冊子の厚さを判定して、前記冊子の厚さが所定値以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記冊子の厚さが前記所定値を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理システム。
  6. 前記所定値は、前記断裁装置により同時に断裁可能な冊子の厚さにおける最大値の1/2であることを特徴とする請求項5に記載の後処理システム。
  7. 前記制御部は、前記製本装置が単位冊子の作成に要する冊子作成時間を判定して、前記冊子作成時間が所定時間以下である場合に前記第1断裁モードを選択し、前記冊子作成時間が前記所定時間を超える場合に前記第2断裁モードを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理システム。
  8. 前記制御部は、冊子を構成する用紙の種別を判定し、前記用紙の種別が特定用紙である場合に、冊子の厚さ又は用紙枚数に拘わらず前記第2断裁モードを選択することを特徴とする請求項1から7までの何れか1項に記載の後処理システム。
  9. 請求項1から7までの何れか1項に記載の後処理システムと、
    前記後処理システムに接続し用紙上に画像を形成し当該用紙を前記後処理システムに搬出する画像形成装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
  10. 冊子を構成する用紙の種別を判定し、前記用紙の種別が特定用紙である場合に、冊子の厚さ又は用紙枚数に拘わらず前記第2断裁モードを選択することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014073616A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Riso Kagaku Corp 製本装置

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