JP2011232265A - 表面検査装置及び表面検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの表面塗膜の下層の影響を受けずに、表面塗膜の検査精度を向上させる表面検査装置及び表面検査方法を提供する。
【解決手段】表面検査装置10は、ワーク30の表面に形成された特定の波長帯域を吸収する上塗りクリア塗膜40に前記特定の波長帯域の光を照射する照射部16と、照射部16によりワーク30に照射された光の反射光を撮像し、且つ、前記特定の波長帯域の光に対して感度を有する撮像部20と、撮像部20が撮像した画像を用いて、上塗りクリア塗膜40の状態を検査する画像処理装置22と、前記ワークの表面を、前記撮像部20に対して相対的に移動可能するアーム26とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの表面を撮像して、ワークの表面状態を検査する表面検査装置及び表面検査方法に関する。
ワークの表面検査において、従来から、下記に示す特許文献1に記載されているように、ランプ及び直線状の複数のスリットが設けられた格子を備えるストライプ光源が、ワークに光を照射することで、ストライプ状の影をワークの表面に投影させ、CCDカメラがワーク上の表面に投影されたストライプ状の影を撮像し、該撮像した画像をモニタに表示させる。そして、作業者がモニタに表示されたストライプ状の影の屈曲を見ることでワークの表面の状態を検査していた。
特開2001−314817号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、ワークに光輝顔料が塗装されている場合、照射された光が光輝顔料によって乱反射してしまい、検査結果の正確性を大きく損ねていた。
図7に示すように、検査対象となるワーク100は、鋼板などの素地102の上に、電着塗装された下塗り塗膜104と、中塗り塗膜106とが積層されている。中塗り塗膜106の上に、上塗りベース塗膜108及び上塗りクリア塗膜110が形成されている。上塗りベース塗膜108は、アルミや雲母などを用いた光輝顔料を含有した塗料で形成されている。
照射部112は、複数のストライプ状の影を有する可視光をワーク100に照射するものである。照射部112は、光を発光する光源114、光源114が発光した光を拡散する拡散板116、及び投影チャート118を含む。投影チャート118は、例えば、直線状のストライプが複数設けられた格子を有する。光源114が発光した光が、拡散板116及び投影チャート118を通過することで、複数のストライプ状の影を有する光がワーク100に照射される。
カメラ120は、偏光フィルタ122、レンズ124、CCD126を有し、ワーク100を反射した反射光を撮像する。カメラ120は、照射部112により照射され、ワーク100に投影された投影チャート118の影(複数のストライプ状の影)を撮像し、得られた画像は図示しないモニタに表示される。表示されたストライプ状の影が著しく局部的に屈曲している場合は、作業者は、ワーク100の表面にゴミ等があると判断する。なお、偏光フィルタ122は、P波の光を透過するフィルタであり、CCD126は、偏光フィルタ122を透過したP波の光を、レンズ124を介して受光する。
このとき、上塗りクリア塗膜110に入射して屈折した屈曲光が上塗りベース塗膜108で乱反射し、この乱反射した光(乱反射光)もカメラ120で撮像されてしまう。このため、上塗りベース塗膜108による乱反射光によって、撮像された画像に写る投影チャートが歪んだり(ストライプ状の影が屈曲したり)、ハレーションが生じるので、正確にワークの表面の状態を正しく検査することはできない。
また、他の表面検査方法として、投影チャート118を用いずに、光源114が発光した光をワーク100に照射し、その反射光を撮像することで、ゴミ等がある箇所を検査する方法がある。この場合は、撮像した画像データを二値化処理等の画像処理を行い、画像処理後の画像を表示させる。表示された画像に黒い箇所がある場合は、作業者は、該箇所にゴミ等があると判断する。
図8に示すように、ワーク100が、鋼板などの素地102の上に、電着塗装された下塗り塗膜104と、中塗り塗膜106と、上塗りベース塗膜108と、上塗りクリア塗膜110とが形成された上に、さらに、文字やロゴ等が印刷された加飾用シール130と、透明又は半透明のオーバーコートクリア塗膜132とが形成されている場合に、表面検査を行うと、ワーク100の表面に入射して屈折した屈折光が加飾用シール130で反射してしまい、加飾用シール130に印刷されている文字やロゴ等がカメラ120で撮像されてしまう。このため、加飾用シール130に印刷されている文字やロゴ等が二値化処理により黒く又は白く表示されてしまうので、正確にワークの表面の状態を検査することはできない。
そこで、本発明は、係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ワークの表面塗膜の下層の影響を受けずに、表面塗膜の検査精度を向上させる表面検査装置及び表面検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、表面検査装置であって、ワークの表面に形成された特定の波長帯域を吸収する表面塗膜に前記特定の波長帯域の光を照射する照射手段と、前記照射手段により前記ワークに照射された光の反射光を撮像し、且つ、前記特定の波長帯域の光に対して感度を有する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した画像を用いて、前記表面塗膜の状態を検査する検査手段と、前記ワークの表面と、前記撮像手段と相対的に移動させる走査手段と、を備えることを特徴とする。
前記特定の波長帯域は、紫外線の波長帯域であってもよい。
前記特定の波長帯域は、UV−Aの波長帯域の範囲内であってもよい。
上記目的を達成するために、本発明は、表面検査方法であって、ワークの表面に形成された特定の波長帯域を吸収する表面塗膜に、前記特定の波長帯域の光を照射するステップと、前記特定の波長帯域の光に対して感度を有する撮像手段が、前記照射手段により前記ワークに照射された光の反射光を撮像するステップと、撮像された画像を用いて、前記表面塗膜の状態を検査するステップと、を備えることを特徴とする。
前記ワークは、前記表面塗膜の下層に、加飾用シールを有してもよい。
前記ワークは、前記表面塗膜の下層に、光輝顔料を含む下層塗膜を有してもよい。
本発明によれば、ワークの表面塗膜より下層に、光が届かないので、表面塗膜で反射した光のみを撮像することでき、表面検査の精度が向上する。
また、紫外線の波長帯域は、UV−Aの波長帯域であるので、紫外線による人体への影響を少なくすることができる。
実施の形態の表面検査装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態の表面検査装置によってワークの表面検査の精度が向上する原理を示す一例図である。 ワークの表面に凹凸がない場合に、図2に示す撮像部が、照射部が照射した紫外線光の反射光を撮像した画像の一例を示す図である。 ワークの表面に凹凸がある場合に、図2に示す撮像部が、照射部が照射した紫外線光の反射光を撮像した画像の一例を示す図である。 実施の形態の表面検査装置によってワークの表面検査の精度が向上する原理を示す他の例図である。 ワークの表面に凹凸がある場合に、図5に示す撮像部によって、照射部が照射した紫外線光の反射光が撮像され、画像処理装置によって二値化処理された画像の一例を示す図である。 従来技術の第1の問題点を示す図である。 従来技術の第2の問題点を示す図である。
発明に係る表面検査方法を、それを実施するための表面検査装置との関係で好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、実施の形態の表面検査装置10の構成を示すブロック図である。表面検査装置10は、システム制御盤12、照射駆動部14、照射部16、撮像駆動部18、撮像部20、画像処理装置22、ロボットコントローラ24、及び多軸多関節のアーム26を有するロボット28を備える。
システム制御盤12は、表面検査装置10の全体を制御するものである。照射駆動部14は、システム制御盤12の制御にしたがって、照射部16を駆動させる。これにより、照射部16は、自動二輪車の燃料タンク等のワーク30に対して紫外線光を照射する。照射部16が照射する紫外線光の波長帯域又は波長は、ワーク30の表面に形成された表面塗膜が吸収することができる波長帯域である。つまり、前記した表面塗膜は紫外線を吸収することができる材料を含む。表面塗膜としては、例えば、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤、又は、ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤を含んだ塗膜であってもよい。照射部16が照射する紫外線光の波長帯域は、人体に比較的影響がない帯域であればよく、具体的には、近紫外線〜UV−Aの波長帯域の範囲内、又は、UV−Aの範囲内であり、特に、330〜380ナノメートルの範囲内であることが好ましい。
撮像駆動部18は、システム制御盤12の制御にしたがって、撮像部20を駆動させて、照射部16によってワーク30に照射された紫外線光の反射光を撮像部20に撮像させる。画像処理装置22は、撮像部20が撮像した画像を処理する。画像処理装置22は、撮像部20が撮像した画像を用いて、ワーク30の表面の状態を検査する機能(検査手段)を有する。
ロボットコントローラ24は、システム制御盤12の制御にしたがって、ロボット28(走査手段)のアーム26を駆動させる。これにより、アーム26は、ワーク30の把持、移動を行う。アーム26は、ワーク30の検査対象となる表面を、撮像部20に対して相対的に移動させることで、撮像部20は、検査対象となる表面を走査することができる。
図2は、実施の形態の表面検査装置10によってワーク30の表面検査の精度が向上する原理を示す一例図である。図2に示すワーク30は、鋼板等の素地32の上に、下塗り塗膜34と、中塗り塗膜36と、上塗りベース塗膜(下層塗膜)38、及び紫外線光を吸収することができる材料を含む上塗りクリア塗膜(前記表面塗膜)40が形成されたものである。つまり、ワーク30の表面に上塗りクリア塗膜が形成されたものである。上塗りクリア塗膜40は、透明、若しくは半透明の材質であってもよい。
図2に示す照射部16は、紫外線光を発光する光源42と、光源42が発光した紫外線光を拡散する拡散板44、及び、投影チャート46を有する。投影チャート46は、所定の形状を有するものであればよく、拡散板44が拡散した光の一部を遮蔽させて、影をワーク30に投影させるものであればよい。本実施の形態では、投影チャート46は、直線状のストライプが複数設けられた格子を有する。これにより、複数のストライプ状の影を有する紫外線光がワーク30に投影される。
図2に示す撮像部20は、紫外線帯域以外の光をカットするカットフィルタ48、P波を透過する偏光フィルタ50と、レンズ52と、カットフィルタ48、偏光フィルタ50、及びレンズ52を透過した光を受光するCCD、CMOS等の撮像素子54とを有する。撮像素子54は、少なくとも照射部16が照射する紫外線光の波長帯域に対して感度を有する。
図2に示すように、照射部16から紫外線光がワーク30に対して照射されると、照射された紫外線光のうち、上塗りクリア塗膜40で屈曲した屈曲光は、上塗りクリア塗膜40で吸収されてしまい、上塗りベース塗膜38に起因する乱反射光がワーク30から出射することはない。したがって、撮像部20は、上塗りクリア塗膜40による反射光のみを撮像することができる。
図3は、ワーク30の表面、つまり、上塗りクリア塗膜40に凹凸がない場合に、図2に示す撮像部20が、照射部16が照射した紫外線光の反射光を撮像した画像の一例を示す図、図4は、ワーク30の表面、つまり、上塗りクリア塗膜40に凹凸がある場合に、図2に示す撮像部20が、照射部16が照射した紫外線光の反射光を撮像した画像の一例を示す図である。
図3及び図4に示すように、投影チャート46によりワーク30の表面に複数のスリット状の影56が発生する。上塗りクリア塗膜40の表面に凹凸がない場合は、複数のスリット状の影56は直線となる(図3参照)。
しかしながら、上塗りクリア塗膜40の表面に凹凸がある場合は、図4に示すように、スリット状の影56が屈曲する。上塗りクリア塗膜40の表面に凹凸が発生する理由としては、塗膜が乾燥する際に生じる収縮が均一に起こらないときに緩やかな凹凸が発生する他、素地32に、下塗り塗膜34、中塗り塗膜36、上塗りベース塗膜38、及び上塗りクリア塗膜40を形成する段階で、塵やゴミが混入してしまい、該塵やゴミが混入した箇所だけ著しく局部的に凹凸が発生してしまう。例えば、下塗り塗膜34を形成した後に塵等が混入すると、その上に中塗り塗膜36、上塗りベース塗膜38、及び上塗りクリア塗膜40が形成されていくので、該塵等が混入した箇所だけ著しく局部的に凹凸が発生する。
画像処理装置22は、撮像部20が撮像した画像を解析して、上塗りクリア塗膜40上に凹凸がある箇所を検査する。つまり、投影された複数のスロット状の影が直線か、又は、屈曲しているかを解析して、上塗りクリア塗膜40上に凹凸がある箇所を検査する。
図5は、実施の形態の表面検査装置10によってワーク30の表面検査の精度が向上する原理を示す他の例図である。図5に示すワーク30は、鋼板等の素地32の上に、下塗り塗膜34と、中塗り塗膜36と、上塗りベース塗膜38、及び上塗りクリア塗膜40が形成された上に、さらに、文字やロゴ等が印刷された加飾用シール58と、紫外線光を吸収することができる材料を含むオーバーコートクリア塗膜60が形成されている。なお、図2に示す構成と同様の構成のものについて、同一の符号を付している。
図5に示すワーク30の場合は、オーバーコートクリア塗膜60が前記表面塗膜となる。オーバーコートクリア塗膜60は、透明、半透明の材質からなり、加飾用シール58に印刷された文字やロゴを外部から視認できるようになっている。図5に示す照射部16は、光源42及び拡散板44を有し、投影チャート46は有さない。図5に示す撮像部20は、図2に示す撮像部20と同様の構成を有するので説明を省略する。
図5に示すように、照射部16から紫外線光がワーク30に対して照射されると、照射された紫外線光のうち、オーバーコートクリア塗膜60で屈曲した屈曲光は、オーバーコートクリア塗膜60で吸収されてしまい、加飾用シール58に起因する反射光がワーク30から出射することはない。したがって、撮像部20は、オーバーコートクリア塗膜60による反射光のみを撮像することができる。
図6は、ワーク30の表面、つまり、オーバーコートクリア塗膜60に凹凸がある場合に、図5に示す撮像部20によって、照射部16が照射した紫外線光の反射光が撮像され、画像処理装置22によって二値化処理された画像の一例を示す図である。図6に示すように、オーバーコートクリア塗膜60に凹凸がある場合には、照射範囲Aのうち該箇所が黒くなってしまう。上塗りクリア塗膜40の表面に凹凸が発生する理由としては、上述したように、素地32に、下塗り塗膜34、中塗り塗膜36、上塗りベース塗膜38、及び上塗りクリア塗膜40を形成する段階で、塵やゴミが混入することによって、該塵やゴミが混入した箇所に凹凸が発生してしまう。画像処理装置22は、二値化処理後の画像の濃度変化を解析して、ゴミ等がある箇所を検査する。
上述したように、従来では、上塗りクリア塗膜40で吸収されない波長帯域の光を照射していたので、表面塗膜の下層に光輝顔料を含む上塗りベース塗膜38が形成されている場合は、上塗りベース塗膜38により散乱光が発生してしまい、撮像部20で撮像された画像に写る投影チャートが歪んだり、ハレーションが生じてしまう。また、表面塗膜の下層に文字等が印刷された加飾用シール58が印刷された加飾用シール58が形成されている場合には、該加飾用シール58の文字等が撮像されてしまう。これにより、本来、上塗りクリア塗膜40に凹凸が無いのに関わらず、凹凸があると判断してしまい、検査精度が低下していたが、本実施の形態によれば、表面塗膜が光を吸収してくれるので、表面塗膜に入射した屈折光の散乱、反射の発生を抑えることができるので、表面検査の精度を向上させることができる。つまり、表面塗膜を反射した反射光のみを撮像することができるので、表面検査の精度を向上させることできる。
このように、ワーク30の表面を形成する表面塗膜が吸収することができる紫外線光を照射するので、上塗りベース塗膜38による影響を受けずに済み、表面の検査精度を向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、ワーク30の表面塗膜が紫外線光を吸収するので、照射部16は紫外線光を照射するようにしたが、吸収する光の波長帯域及び照射する光の波長帯域は、紫外線光に限定されない。特定の波長帯域の光を吸収するようにワーク30の表面塗膜を構成し、該特定の波長帯域を照射部16が照射すればよい。ことき、撮像部20は、照射部16が照射する光の波長帯域に対して感度を有し、撮像部20が照射部16によって照射された波長帯域以外の光を撮像しないようにすればよい。
また、ロボット28のアーム26がワーク30を把持して、ワーク30の検査対象となる表面を、撮像部20に対して相対的に移動させることで、撮像部20が、検査対象となる表面を走査することができるようにしたが、ロボット28のアーム26の先端に撮像部20を設け、アーム26が、撮像部20を、検査対象となる表面に対して、相対的に移動させることで、撮像部20が検査対象となる表面を走査することができるようにしてもよい。この場合は、撮像部20の他に照射部16もアーム26の先端に設け、アーム26は、撮像部20及び照射部16を、検査対象なるワーク30の表面に対して相対的に移動させるようにしてもよい。要は、撮像部20がワーク30の表面を走査することができるように、ワークの表面と、前記撮像手段と相対的に移動させることができる手段であればよい。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…表面検査装置 12…システム制御盤
14…照射駆動部 16、112…照射部
18…撮像駆動部 20…撮像部
22…画像処理装置 24…ロボットコントローラ
26…アーム 28…ロボット
30、100…ワーク 32、102…素地
34、104…下塗り塗膜 36、106…中塗り塗膜
38、108…上塗りベース塗膜 40、110…上塗りクリア塗膜
58…加飾用シール 60…オーバーコートクリア塗膜

Claims (6)

  1. ワークの表面に形成された特定の波長帯域を吸収する表面塗膜に前記特定の波長帯域の光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により前記ワークに照射された光の反射光を撮像し、且つ、前記特定の波長帯域の光に対して感度を有する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像を用いて、前記表面塗膜の状態を検査する検査手段と、
    前記ワークの表面と、前記撮像手段と相対的に移動させる走査手段と、
    を備えることを特徴とする表面検査装置。
  2. 請求項1に記載の表面検査装置であって、
    前記特定の波長帯域は、紫外線の波長帯域であることを特徴とする表面検査装置。
  3. 請求項2に記載の表面検査装置であって、
    前記特定の波長帯域は、UV−Aの波長帯域の範囲内であることを特徴とする表面検査装置。
  4. ワークの表面に形成された特定の波長帯域を吸収する表面塗膜に、前記特定の波長帯域の光を照射するステップと、
    前記特定の波長帯域の光に対して感度を有する撮像手段が、前記照射手段により前記ワークに照射された光の反射光を撮像するステップと、
    撮像された画像を用いて、前記表面塗膜の状態を検査するステップと、
    を備えることを特徴とする表面検査方法。
  5. 請求項4に記載の表面検査方法であって、
    前記ワークは、前記表面塗膜の下層に、加飾用シールを有することを特徴とする表面検査方法。
  6. 請求項4に記載の表面検査方法であって、
    前記ワークは、前記表面塗膜の下層に、光輝顔料を含む下層塗膜を有することを特徴とする表面検査方法。
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