JP2011231884A - 油圧作業機の制御装置 - Google Patents

油圧作業機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011231884A
JP2011231884A JP2010103882A JP2010103882A JP2011231884A JP 2011231884 A JP2011231884 A JP 2011231884A JP 2010103882 A JP2010103882 A JP 2010103882A JP 2010103882 A JP2010103882 A JP 2010103882A JP 2011231884 A JP2011231884 A JP 2011231884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
pattern
signal
pilot
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010103882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5308396B2 (ja
Inventor
Kazuo Fujishima
一雄 藤島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2010103882A priority Critical patent/JP5308396B2/ja
Publication of JP2011231884A publication Critical patent/JP2011231884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308396B2 publication Critical patent/JP5308396B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】混入した空気による操作信号の誤検出を極力防止して、電動アクチュエータ駆動制御の信頼性向上と操作性低下の防止が可能な油圧作業機の制御装置を提供すること。
【解決手段】操作装置4の出力ポート42とパターン切替弁17の入力ポート71を接続する複数のパイロット管路45と、旋回モータ16の制御に利用される油圧信号が通過する可能性があるパイロット管路45に設置された圧力センサ86と、圧力センサ86と入力ポート71の間に位置するように設置された切替弁87と、操作装置4の操作パターンに基づいて旋回モータの制御に利用される油圧信号が通過するパイロット管路45を検出し、当該パイロット管路上の圧力センサ86からの電気信号に基づいて旋回モータを制御し、当該パイロット管路上の切替弁87により油圧信号を遮断するコントローラユニット11とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧アクチュエータと電動アクチュエータの両方の制御が可能な操作装置を備える油圧作業機に関する。
油圧アクチュエータと電動アクチュエータを併有する油圧ショベル等の油圧作業機には、操作装置の操作に応じて出力される油圧信号(作動油)が通過する複数のパイロット管路(パイロットライン)のうち一部のものの終端に圧力センサを設置し、その圧力センサが検出した圧力に応じた電気信号を電動アクチュエータに出力することで、油圧アクチュエータと電動アクチュエータを共通の操作装置で制御可能にしたものがある(特許文献1参照)。ところで、このパイロット管路中の作動油には空気が混入していることがある。作動油に混入した空気は、圧力センサに接触すると誤った操作信号(油圧信号)として検出されるので、電動アクチュエータの誤動作の原因となるおそれがある。
そこで、このような混入空気による電動アクチュエータの誤作動を鑑みた技術として、終端に圧力センサが設置された複数のパイロット管路のうち操作装置から出力される油圧信号が同時に通過することのない2つの管路を操作パターン切替弁(オペレータの好みに応じて操作装置の操作パターンを切り替える弁)の下流で絞りを介して連通させ、一方のパイロット管路に油圧信号が通過しているときには、他方のパイロット管路をタンクと連通するように構成したものがある(特許文献2参照)。すなわち、この技術は、油圧信号が通過している一方のパイロット管路中に存在する空気を他方のパイロット管路を介してタンクに逃がすことで、その一方のパイロット管路の終端に設置された圧力センサと空気の接触防止を図っている。
特開2005−290674号公報 特開2007−139146号公報
しかしながら、上記特許文献2に係る技術では、操作パターン切替弁の下流側に圧力センサが設置されているので、操作パターン切替弁のメンテナンス作業を行った際などに何らかの理由によりパイロット管路に空気が混入することがある。この際、当該技術が謳うように、絞りを介して一方のパイロット管路から他方のパイロット管路に空気をうまく逃がすことができれば良いが、2つのパイロット管路が絞りを介して連通している部分(連通ポート)は各管路の中途に位置するため、その連通部分から圧力センサ(各パイロット管路の終端)までの間に空気が流れ込んでしまうおそれがある。この区間に空気が一旦流れ込んでしまうと、逃げ場が無いうえに圧力センサに近いので、電動アクチュエータが誤作動する可能性が高くなってしまう。
また、2つのパイロット管路の連通部分に設けた絞りの径は、大きくすることでタンクに空気を逃がすことが容易になるものの、限度を超えて大きくしてしまうと、圧力が低下してしまい操作信号を誤検出する可能性が高くなってしまう。一方、これとは反対に絞り径を小さくすると、空気が抜けにくくなり当初の機能が実現されないおそれがある。したがって、連通部分を介して空気をタンクに逃がすには、その絞り径の選定が非常に難しくなる。
本発明の目的は、混入した空気による操作信号の誤検出を極力防止して、電動アクチュエータ駆動制御の信頼性向上と操作性低下の防止が可能な油圧作業機の制御装置を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、油圧アクチュエータ及び電動アクチュエータを含む複数のアクチュエータを備える油圧作業機械に設けられ、前記各アクチュエータの作動を制御する制御装置において、オペレータの操作に応じて圧力を付加された油圧信号が出力される複数の出力ポートを有する操作装置と、この操作装置における各出力ポートからの油圧信号が入力される複数の入力ポート及び当該複数の入力ポートのいずれかに連通される複数の出力ポートを有し、当該各出力ポートをどの当該入力ポートに連通するかを切り替えることで前記操作装置の操作パターンを切り替えるパターン切替手段と、このパターン切替手段における複数の出力ポートの一部と接続され、当該一部の出力ポートからの油圧信号の入力を受けて前記油圧アクチュエータの作動を制御する油圧制御手段と、前記操作装置における複数の出力ポートと前記パターン切替手段における複数の入力ポートを接続する複数のパイロット管路と、この複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過する可能性があるものにそれぞれ設置され、前記操作装置からの油圧信号をその圧力に対応する電気信号に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段が設置されたパイロット管路において、当該信号変換手段と前記パターン切替手段における入力ポートの間に位置するように設置され、前記パターン切替手段への油圧信号の通過又は遮断を選択的に切り替える切替弁と、前記パターン切替手段で選択されている操作パターンに基づいて、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出する検出手段と、この検出手段で検出されたパイロット管路に設置された前記信号変換手段からの電気信号の入力を受けて前記電動アクチュエータの作動を制御し、当該パイロット管路に設置された切替弁により油圧信号を遮断する電気制御手段とを備えるものとする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記切替弁は、前記油圧作業機の電源がOFF状態のとき、前記操作装置から前記パターン切替手段への油圧信号の通過を遮断しているものとする。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記切替弁は、当該切替弁が設置されたパイロット管路が接続する前記パターン切替手段の入力ポートの設置高さよりも低い位置に設置されているものとする。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記電動アクチュエータには、前記油圧作業機械の旋回体を旋回するモータが含まれているものとする。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記パターン切替手段は、切替位置に応じて前記操作装置の操作パターンを切り替えるパターン切替弁を有し、前記検出手段は、前記パターン切替弁の切替位置を検出することにより、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出するものとする。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記複数のパイロット管路のうち、前記操作装置の操作パターン別に異なる方向に割り当てられた特定の操作に対応する油圧信号が通過する可能性のあるものに設置された圧力検出手段をさらに備え、前記検出手段は、オペレータに対して前記操作装置による前記特定操作を要求する手順と、前記圧力検出手段のうち前記特定操作による圧力上昇が検出されたものの設置場所に基づいて前記操作装置の操作パターンを設定する手順とを実行し、前記設定された操作パターンに基づいて、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出しているものとする。
本発明によれば、電動アクチュエータ駆動制御の信頼性を向上することができるとともに、操作性低下を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る制御装置を備える油圧ショベルの外観図。 本発明の第1の実施の形態に係る油圧ショベルの制御装置の概略図。 信号変換部80及びその近傍の詳細図。 図3の一部を斜視図で表した図。 本発明の実施の形態に係るパターン切替弁17について、各切替位置ごとに各入力ポート71a,71b,71c,71dが連通する出力ポート72a,72b,72c,72dを表した図。 本発明の実施の形態における操作装置4A,4Bの操作パターンの説明図。 本発明の第1の実施の形態に係るコントローラユニット11において行われる制御のフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る油圧ショベルの制御装置の概略図。 本発明の第2の実施の形態に係るコントローラユニット11において行われる操作パターン設定モードのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る制御装置を備える油圧ショベルの外観図である。この図に示す油圧ショベルは、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cを有する多関節型の作業装置1Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eを有する車体1Bを備えている。ブーム1aは、上部旋回体1dに回動可能に支持されており、ブームシリンダ3aにより駆動される。アーム1bは、ブーム1aに回動可能に支持されており、アームシリンダ3bにより駆動される。バケット1cは、アーム1bに回動可能に支持されており、バケットシリンダ3cにより駆動される。上部旋回体1dは電動の旋回モータ16(図2参照)により旋回駆動され、下部走行体1eは左右の走行モータ3e,3f(図2参照)により駆動される。このうち、ブームシリンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c及び走行モータ3e,3fは油圧アクチュエータであり、旋回モータ16は電動アクチュエータとなっている。そして、ブームシリンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c及び旋回モータ16の作動は、上部旋回体1dの運転室(キャブ)内に設置され油圧信号を出力する操作装置4A,4B(図2参照)によって制御される。
図2は本発明の第1の実施の形態に係る油圧ショベルの制御装置の概略図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付して説明は省略する(後の図も同様とする)。この図に示す制御装置は、操作装置4A,4Bと、操作パターン切替弁17と、切替位置センサ19と、コントロールバルブ5A,5B,5Cと、油圧信号を電気信号に変換する信号変換部80と、コントロールユニット11と、チョッパ14と、バッテリ15と、インバータ13を備えている。図3は信号変換部80及びその近傍の詳細図である。
操作装置4A,4Bは、エンジン7に接続されたパイロットポンプ51から供給される作動油を減圧して油圧・電動アクチュエータ(ブームシリンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c及び旋回モータ16)を制御するための油圧信号を発生するものである。詳細は後述するが、操作装置4A,4Bの操作パターンは、パターン切替弁17の切替位置を変更することで変更可能になっている。
操作装置4Aには、運転室内の右側に設置される操作レバー40aと、操作レバー40aの操作に応じて圧力を付加された油圧信号が出力される4つの出力ポート42a1,42a2,42b1,42b2(以下、これらを「出力ポート42a,42b」と総称することがある)が設置されている。操作レバー40aを前方向に傾倒させると出力ポート42a1から油圧信号が出力され、操作レバー40aを後方向に傾倒させると出力ポート42a2から油圧信号が出力され、操作レバー40aを右方向に傾倒させると出力ポート42b1から油圧信号が出力され、操作レバー40aを左方向に傾倒させると出力ポート42b2から油圧信号が出力される。4つの出力ポート42a,42bはそれぞれパイロット管路45a1,45a2,45b1,45b2(以下において、これらを「パイロット管路45a,45b」と総称することがある)を介して操作パターン切替弁17の入力ポート71a1,71a2,71b1,71b2(以下、これらを「入力ポート71a,71b」と総称することがある)と接続されている。
操作装置4bには、運転室内の左側に設置される操作レバー40bと、操作レバー40bの操作に応じて圧力を付加された油圧信号が出力される4つの出力ポート42c1,42c2,42d1,42d2(以下、これらを「出力ポート42c,42d」と総称することがある)が設置されている。操作レバー40bを前方向に傾倒させると出力ポート42c1から油圧信号が出力され、操作レバー40bを後方向に傾倒させると出力ポート42c2から油圧信号が出力され、操作レバー40bを右方向に傾倒させると出力ポート42d1から油圧信号が出力され、操作レバー40bを左方向に傾倒させると出力ポート42d2から油圧信号が出力される。4つの出力ポート42c,42dはそれぞれパイロット管路45c1,45c2,45d1,45d2(以下、これらを「パイロット管路45c,45d」と総称することがある)を介して操作パターン切替弁17の入力ポート71c1,71c2,71d1,71d2(以下、これらを「入力ポート71c,71d」と総称することがある)と接続されている。
8つのパイロット管路45a,45b,45c,45dのうち、旋回モータ16(電動アクチュエータ)の制御に利用される油圧信号が通過する可能性がある6つのパイロット管路45b,45c,45dには、図3に示すように、圧力センサ86b1,86b2,86c1,86c2,86d1,86d2(以下、これらを「圧力センサ86b,86c,86d」と総称することがある)が設置されている。圧力センサ86b,86c,86dは、操作装置4A,4Bからの油圧信号をその圧力に対応する電気信号に変換する信号変換手段として機能するもので、変換した電気信号をコントロールユニット11に出力可能に構成されている。圧力センサ86b,86c,86dからコントローラユニット11に出力された電気信号は、インバータ13を介して旋回モータ16(電動アクチュエータ)の作動を制御する操作信号として利用される。
なお、後述する図6から明らかなように、本実施の形態における操作レバー40aの前後方向は、パターン切替弁17で切り替え可能などの操作パターンにおいても、上部旋回体1dの旋回動作に割り当てられることがない。そのため、操作装置4Aの出力ポート42a1,42a2に接続するパイロット管路45a1,45a2には、圧力センサ86が設置されていない。
圧力センサ86b,86c,86dが設置された6つのパイロット管路45b,45c,45dにおいて、圧力センサ86b,86c,86dとパターン切替弁17における入力ポート71b,71c,71dとの間には、それぞれ切替弁87b1,87b2,87c1,87c2,87d1,87d2(以下、「切替弁87b,87c,87d」と総称することがある)が設置されている。切替弁87b,87c,87dは、コントロールユニット11から出力される操作信号に応答してパイロット管路45b,45c,45dを開放又は遮断する電磁切替弁で、操作装置4A,4Bの操作パターンに応じてパターン切替弁17への油圧信号の通過又は遮断を選択的に切り替える。本実施の形態に係る各切替弁87b,87c,87dは、操作信号が入力されていない状態(例えば、油圧ショベルの電源がオフ状態のとき等)でパイロット管路45b,45c,45dを遮断する、いわゆるノーマルクローズタイプのもので、操作信号の入力があったときにはじめてパイロット管路45b,45c,45dを開放する。
なお、後の図4に示すように、各切替弁87b,87c,87dは、自身が設置されたパイロット管路45b,45c,45dが接続するパターン切替弁17の入力ポート71b,71c,71dの設置高さよりも低い位置に設置することが好ましい。このように切替弁87b,87c,87dを設置すると、メンテナンス等で切替弁87b,87c,87dの下流側の管路に空気が混入することがあっても、その混入空気が切替弁87b,87c,87dを超えて圧力センサ86b,86c,86d側に流入することを防止できるので、旋回モータ16の操作信号を誤検出する可能性を低減することができる。
パターン切替弁17は、オペレータの好みに応じて操作装置4A,4Bの操作パターンを切り替えるためのものであり、操作装置4A,4Bにおける各出力ポート42a,42b,42c,42dからの油圧信号が入力される複数の入力ポート71a,71b,71c,71dと、この複数の入力ポート71a,71b,71c,71dのいずれかに連通される複数の出力ポート72a1,72a2,72b1,72b2,72c1,72c2,72d1,72d2(以下、これらを「出力ポート72a,72b,72c,72d」と総称することがある)と、回動されることで各入力ポート71a,71b,71c,71dに連通する出力ポート72a,72b,72c,72dを切り替える回動式スプール56(図4参照)と、回動式スプール56を回動させて操作パターンを切り替えるための切替レバー18を備えている。
図4は図3の一部を斜視図で表したものである。回動式スプール56は、図4に示すように円筒体55内に収納されており、入力ポート71a,71b,71c,71dと出力ポート72a,72b,72c,72dを連通する複数の油路(図示せず)を有している。回動式スプール56内の油路がどの入力ポート71a,71b,71c,71dとどの出力ポート72a,72b,72c,72dを連通するかは、操作装置4a,4bの操作パターンに基づいて決定されており、切替レバー18を介して回動式スプール56の位置を切り替えると、入力ポート71a,71b,71c,71dと出力ポート72a,72b,72c,72dの連通関係が変わり、操作パターンを変更することができる。
本実施の形態のパターン切替弁17(回動式スプール56)は、4つの位置(A,B,C,D)に切替可能であり、各切替位置に応じた操作パターン(Aパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターン)に切り替えることができる。図5は、本発明の実施の形態に係るパターン切替弁17について、各切替位置ごとに各入力ポート71a,71b,71c,71dが連通する出力ポート72a,72b,72c,72dを表した図である。
パターン切替弁17の出力ポート72a,72b,72c,72dの一部は、油圧アクチュエータ3a,3b,3cの作動を制御するコントロールバルブ(油圧制御手段)5A,5B,5Cと接続されている。具体的には、本実施の形態に係る出力ポート72a1,72a2は、ブームシリンダ3aの作動を制御するコントロールバルブ5Aの受圧部にパイロット管路75a1,75a2を介して接続されており、出力ポート72b1,72b2は、アームシリンダ3bの作動を制御するコントロールバルブ5Bの受圧部にパイロット管路75b1,75b2を介して接続されており、出力ポート72c1,72c2は、バケットシリンダ3cの作動を制御するコントロールバルブ5Cの受圧部にパイロット管路75c1,75c2を介して接続されている。また、出力ポート72d1,72d2は、旋回モータ16の制御に利用される油圧信号が到達するもので、コントロールバルブ5A,5B,5C等に接続されることなく遮断されている。
このような各出力ポート72a,72b,72c,72dの接続先と、図5に示した各入力ポート71a,71b,71c,71dと各出力ポート72a,72b,72c,72dの連通関係とにより、本実施の形態では図6に示した4つの操作パターン(Aパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターン)を選択することができる。図6は、本発明の実施の形態における操作装置4A,4Bの操作パターンの説明図である。
この図に示すように、Aパターンでは、操作レバー40aの前後方向にブーム1aの下げ/上げ動作が割り当てられており、操作レバー40aの左右方向にバケット1cのクラウド/ダンプ動作が割り当てられており、操作レバー40bの前後方向にアーム1bのダンプ/クラウド動作が割り当てられており、操作レバー40bの左右方向に上部旋回体1dの旋回動作が割り当てられている。Bパターンでは、操作レバー40aの前後方向にブーム1aの下げ/上げ動作が割り当てられており、操作レバー40aの左右方向にバケット1cのクラウド/ダンプ動作が割り当てられており、操作レバー40bの前後方向に上部旋回体1dの旋回動作が割り当てられており、操作レバー40bの左右方向にアーム1bのダンプ/クラウド動作が割り当てられている。Cパターンでは、操作レバー40aの前後方向にアーム1bのクラウド/ダンプ動作が割り当てられており、操作レバー40aの左右方向に上部旋回体1dの旋回動作が割り当てられており、操作レバー40bの前後方向にブーム1aの上げ/下げ動作が割り当てられており、操作レバー40bの左右方向にバケット1cのダンプ/クラウド動作が割り当てられている。Dパターンでは、操作レバー40aの前後方向にアーム1bのダンプ/クラウド動作が割り当てられており、操作レバー40aの左右方向に上部旋回体1dの旋回動作が割り当てられており、操作レバー40bの前後方向にブーム1aの上げ/下げ動作が割り当てられており、操作レバー40bの左右方向にバケット1cのダンプ/クラウド動作が割り当てられている。
パターン切替弁17には、パターン切替弁17の切替位置(すなわち、パターン切替弁17で選択されている操作パターン)を検出する切替位置センサ19が設置されており、切替位置センサ19の検出結果は電気信号としてコントローラユニット11に出力されている。切替位置センサ19によるパターン切替弁17の切替位置の検出結果は、コントローラユニット11において、8つのパイロット管路45a,45b,45c,45dのうち、どのパイロット管路が旋回モータ16の制御に利用される油圧信号が通過するものであるかを検出する際に用いられる。
図2に戻り、エンジン7には、油圧アクチュエータ3a,3b,3c,3e,3fに圧油を供給するメインの油圧ポンプ6と、パイロットポンプ51と、動力変換機10が接続されている。油圧ポンプ6に接続された油圧管路内の圧力が過度に上昇した場合には、リリーフ弁8にて圧油をタンク9へ逃がす構造となっている。動力変換機10は、インバータ12を介してインバータ13及びチョッパ14と接続されており、エンジン7の動力を電気エネルギーに変換してインバータ12,13に出力する発電機として機能し、さらに、バッテリ15に蓄えられた電気エネルギーの一部を利用して油圧ポンプ6をアシスト駆動する電動機として機能する。
インバータ12は、バッテリ15からの電気エネルギーにより、動力変換機10に電力を供給して油圧ポンプ6をアシスト駆動する。インバータ13は、動力変換機10から出力される電力またはバッテリ15の電気エネルギーを旋回モータ16に供給する。
バッテリ15は、チョッパ14を介して電圧を調整し、インバータ12,13に電力を供給したり、動力変換機10が発生した電気エネルギーや旋回モータ16からの電気エネルギーを蓄えたりする部分である。
コントローラユニット11は、パターン切替弁17で選択されている操作パターンに基づいて、6つのパイロット管路45b,45c,45dの中から旋回モータ16の制御に利用される油圧信号が通過するものを検出する検出手段としての役割と、圧力センサ86b,86c,86dからの電気信号の入力を受けて旋回モータ16の作動を制御する電気制御手段としての役割を有する。なお、コントローラユニット11は、旋回モータ16の制動時には、旋回モータ16から電気エネルギーを回収する動力回生制御も行う。さらに、動力回生制御時や油圧負荷が軽くて余剰電力が発生するような場合には、その回収電力や余剰電力をバッテリ15に蓄える制御を行う。
図7は本発明の第1の実施の形態に係るコントローラユニット11において行われる制御のフローチャートである。この図に示すフローチャートは、例えば、運転室内のキー穴に挿入された起動キーが廻されてキースイッチ52がON状態になった際に出力される電気信号をきっかけにして開始される。フローチャートが開始されると、コントローラユニット11は、パターン切替弁17の切替位置を切替位置センサ19から入力し(S701)、その切替位置に基づいて旋回モータ16の制御に用いる2つの圧力センサ86を特定する(S702)。例えば、切替位置センサ19からの電気信号によりパターン切替弁17が切替位置Bに位置し、操作装置4A,4Bの操作パターンがBパターンであると判定されたときには、操作レバー40bの前後方向に上部旋回体1dの旋回動作が割り当てられていると判定できる。そこで、コントローラユニット11は、パイロット管路45c1,45c2上の圧力センサ86c1,86c2からの電気信号に基づいて、旋回モータ16の駆動制御を行う。
次に、コントローラユニット11は、S702で特定した圧力センサ86が設置されているパイロット管路45に設置された合計2つの切替弁87に対する操作信号の出力を停止し、その他の4つの切替弁87に対して操作信号の出力を開始又は保持する(S703)。すなわち、上記のように操作パターンがBパターンのときには、2つの切替弁87c1,87c2に対する操作信号の出力を停止してパイロット管路45c1,45c2を遮断し、その他の4つの切替弁87b1,87b2,87d1,87d2に対して操作信号を出力してパイロット管路45b1,45b2,45d1,45d2を開放する。
S703が終了したら、コントローラユニット11は、S702で特定した2つの圧力センサ86の電気信号を入力し(S704)、その入力信号に対応する操作信号をインバータ13に出力し(S705)、旋回モータ16の制御を開始する。以降、油圧作業機の電源がOFF状態になるまで、S704とS705の処理を繰り返す。すなわち、圧力センサ86c1からの電気信号が入力されたときには、その電気信号に対応した速度で上部旋回体1dを右旋回させるように旋回モータ16を作動させ、圧力センサ86c2からの電気信号が入力されたときには、その電気信号に対応した速度で上部旋回体1dを左旋回させるように旋回モータ16を作動させる。
S704及びS705を繰り返している間に、起動キーが廻されてキースイッチ52がOFF状態になった際に出力される電気信号をきっかけにする等して、油圧作業機の電源がOFF状態になったことが判定されたら(S706)、4つの切替弁87に出力していたすべての操作信号を停止して一連の処理を終了する(S707)。これにより切替弁87が設置されている6つのパイロット管路45b,45c,45dが遮断され、操作装置4A,4Bからパターン切替弁17への油圧信号の通過が遮断される。
上記のように構成した油圧作業機の制御装置では、パターン切替弁17の上流側(操作装置4A,4B側)に圧力センサ86b,86c,86dを設置しているので、パターン切替弁17のメンテナンス作業等でパイロット管路に空気が混入しても、その空気による影響を受ける可能性が少ない。特に、本実施の形態に係る制御装置では、パターン切替弁17の入力ポート71b,71c,71dと圧力センサ86b,86c,86dの間に油圧信号を遮断する切替弁87b,87c,87dを設置しているので、切替弁87b,87c,87dの下流側で混入した空気が圧力センサ86b,86c,86dに到達することを防止できる。さらに、本実施の形態では、切替弁87b,87c,87dは、油圧作業機の電源がOFF状態にある場合には、パイロット管路45b,45c,45dを遮断する構造となっているため、操作装置4A,4Bからの油圧信号が通過する各種配管を油圧作業機のメンテナンス中に外したりしても、切替弁87b,87c,87dの上流側に空気が流れ込むことを防止できる。したがって、本実施の形態によれば、電動アクチュエータ駆動制御の信頼性を向上することができるとともに、操作性低下を防止することができる。
また、特許文献2の技術のように、パターン切替弁の出力ポートに接続したパイロット管路の終端に圧力センサを設置する場合には、車体へのレイアウトの関係で操作装置から圧力センサまでの経路が長くなるため、油圧信号が圧力センサに到達するまでに要する時間が長くなるおそれがある。このように油圧信号の到達時間が遅くなると、電動アクチュエータへの操作信号の伝達が遅くなって操作性が低下するおそれがある。このような油圧作業機は、操作性を重視するオペレータには敬遠される傾向がある。これに対して、本実施の形態では、パターン切替弁17の入力ポート71b,71c,71dに接続したパイロット管路45b,45c,45d上に圧力センサ86b,86c,86dを設置しているため、油圧信号の伝達経路が短く、操作信号の応答遅れを極力小さくすることができる。この場合、圧力センサ86b,86c,86dと切替弁87b,87c,87dのパイロット管路45b,45c,45d上における位置は、なるべく操作装置4A,4Bの出力ポート42b,42c,42dの近くに設置することが好ましい。このように圧力センサ86及び切替弁87を設置すると、油圧信号の伝達距離がさらに短くなるので、油圧信号の応答遅れをさらに低減することができる。
さらに、上部旋回体1dの旋回駆動源として油圧モータを利用する場合には、極低温時等の条件下で操作信号の応答遅れの影響により旋回動作の停止性が低下する可能性があるが、本実施の形態のように電動モータ16を利用すると旋回動作の停止性の低下を抑制することができる。
なお、上記の実施の形態では、パターン切替弁17として、4つの切替位置(操作パターン)に切替可能なものを例に上げて説明したが、3つあるいは2つの切替位置に切替可能なものを利用しても良い。また、上記の実施の形態では、電動アクチュエータとして旋回モータ16を例に挙げて説明したが、モータ以外の電動アクチュエータや、旋回モータ16を含めて複数の電動アクチュエータを制御対象としても良いことはいうまでもない。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る油圧作業機の制御装置は、操作パターンごとに異なる方向に割り当てられた特定の操作(以下、「特定操作」と称することがある)を実行することをオペレータに要求し、その実行された特定操作に基づいて操作装置4A,4Bの操作パターンの設定及び検出を行っている点に特徴がある。本実施の形態では、4つの操作パターンにおいて異なる方向に割り当てられている「アームクラウド操作」が特定操作となっている(図6参照)。
図8は本発明の第2の実施の形態に係る油圧ショベルの制御装置の概略図である。この図に示す制御装置は、圧力センサ88a1,88a2(以下、「圧力センサ88a」と総称することがある)と、起動スイッチ57と、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置53を備えている。また、第1の実施の形態で設置されていた切替位置センサ19は省略されている。
本実施の形態では、特定操作である「アームクラウド操作」が、Aパターンでは操作レバー40bの後方向、Bパターンでは操作レバー40bの右方向、Cパターンでは操作レバー40aの前方向、Dパターンでは操作レバー40aの後方向に割り当てられている(図6参照)。そこで、オペレータが特定操作を実行した際における圧力上昇を検出するためには、特定操作に対応する油圧信号が通過する可能性のある4つのパイロット管路45a1,45a2,45c2,45d1に圧力センサを設置する必要がある。このうち、2つのパイロット管路45c2,45d1については、旋回モータ16の制御に利用される油圧信号を検出する圧力センサ86c2,86d1が既に設置されているので、これらを特定操作の検出にも利用するものとする。そして、残りの2つのパイロット管路45a1,45a2については、特定操作を検出するための圧力センサとして、圧力センサ88a1,88a2が設置されている。
起動スイッチ57は、操作装置4A,4Bの操作パターンを設定する際の一連の処理(以下、「操作パターン設定モード」と称することがある(図9参照))を開始するためのスイッチであり、例えば、運転室内に設置されている。表示装置53は、操作パターン設定モードにおいてオペレータに特定操作(アームクラウド)を要求する旨等が表示されるもので、例えば、運転室内に設置されている。
図9は本発明の第2の実施の形態に係るコントローラユニット11において行われる操作パターン設定モードのフローチャートである。この図に示すフローチャートは、起動スイッチ57がON状態になった際にコントローラユニット11に出力される電気信号をきっかけにして開始される。フローチャートが開始されると、コントローラユニット11は、ゲートロックレバー(図示せず)が降ろされていることを確認する(S801)。ゲートロックレバーは油圧ショベルの運転室内に標準的に装備されているレバーであり、このレバーを降ろすと操作装置4A,4Bからコントローラバルブ5A,5B,5C及び旋回モータ16に対して操作信号が出力されない仕組みとなっている。S801においてゲートロックレバーが上がっていることが確認できたら、警告灯、警告表示又は警報等を用いて、オペレータにゲートロックレバーを降ろす旨報知する(S802)。一方、ゲートロックレバーが降ろされていることが確認できたら次のステップ(S803)に進む。
S803において、コントローラユニット11は、アームクラウド操作をオペレータに要求する旨表示装置53に表示し、オペレータに対して操作装置4A,4Bによる特定操作(アームクラウド操作)を要求する。表示装置53に表示されるメッセージの例としては「操作パターンの設定を行います。アームクラウド操作をしたい方向に右又は左の操作レバーを操作してください。」等がある。S803において特定操作を促す旨表示したら、4つの圧力センサ88a1,88a2,86c2,86d1からの電気信号を監視し、アームクラウド操作による圧力上昇が検出された圧力センサ88a1、88a2、86c2又は86d1の設置場所に基づいて、オペレータが所望する操作装置4A,4Bの操作パターンの設定を行う(S804〜S812)。
ここで、操作レバー40bが後方向に操作され圧力センサ86c2の圧力上昇が検出された場合には(S804)、オペレータはAパターンを所望していると判定できるので、操作パターンをAパターンに設定し、その旨をコントローラユニット11内の記憶部(図示せず)に記憶する(S805)。一方、S804において操作レバー40bが後方向に操作されていないときには、操作レバー40bが右方向に操作されたか否かを判定する(S806)。ここで、操作レバー40bが右方向に操作され圧力センサ86d1の圧力上昇が検出された場合には、オペレータはBパターンを所望していると判定できるので、操作パターンをBパターンに設定し、その旨を記憶する(S807)。一方、S806において操作レバー40bが右方向に操作されていないときには、操作レバー40aが前方向に操作されたか否かを判定する(S808)。ここで、操作レバー40aが前方向に操作され圧力センサ88a1の圧力上昇が検出された場合には、オペレータはCパターンを所望していると判定できるので、操作パターンをCパターンに設定し、その旨を記憶する(S809)。一方、S808において操作レバー40aが前方向に操作されていないときには、操作レバー40aが後方向に操作されたか否かを判定する(S810)。ここで、操作レバー40aが後方向に操作され圧力センサ88a2の圧力上昇が検出された場合には、オペレータはDパターンを所望していると判定できるので、操作パターンをDパターンに設定し、その旨を記憶する(S811)。最後に、S810において圧力センサ88a2の圧力上昇が検出されないときには、オペレータがどの操作パターンを所望しているか判定できないので、コントローラユニット11の記憶部に記憶されているものを流用して操作パターンの変更は行わない(S812)。
上記のようにオペレータの操作に基づいてS805,807,809,811,812において操作装置4A,4Bの操作パターンを設定したら、操作パターンを設定した旨及びその設定した操作パターンを表示装置53に表示し(S813)、起動スイッチ57をOFF状態にして一連の処理を終了する。
上記のように構成される油圧ショベルの制御装置を用いて旋回モータ16の作動を制御する場合には、図7のフローチャートのS701において、切替位置センサ19からパターン切替弁17の切替位置を入力する代わりに、上記のS805,807,809,811,812でコントローラユニット11の記憶部に記憶した操作パターンを入力すれば良い。S702以降の処理については、図7に示したものと同様に実行すれば良い。このように本実施の形態のように操作パターンを設定しても、電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するパイロット管路を検出することができるので、第1の実施の形態と同様に電動アクチュエータ駆動制御の信頼性を向上することができるとともに操作性低下を防止することができる。
なお、本実施の形態では、S801においてゲートロックレバーが降ろされていることを確認して操作パターン設定モードを実行したが、これに代えて、操作パターン設定モード実行中は、操作装置4A,4Bから出力される油圧信号の圧力をコントロールバルブ5A,5B,5Cが移動しない値(例えば、5kPa)に保持するように構成しても良い。具体的には、図8に示すようにパイロットポンプ51と操作装置4A,4Bの間に電磁比例減圧弁58を設置し、操作パターン設定モード実行中(図9におけるS804〜S813の間)は、コントローラユニット11から電磁比例減圧弁58に対して操作信号を出力することで、操作装置4A,4Bから出力される油圧信号の圧力を上記設定値まで減圧する方法がある。このように構成しても、先に説明した場合と同様に、操作パターン設定モード実行中に操作レバー40a,40bを傾倒させても各アクチュエータが作動することを防止することができる。
また、上記の説明では、操作パターン設定用と旋回モータ16の制御用とで圧力センサ86c2,86d1を兼用したが、用途別に個別圧力センサを設置して各圧力センサからの電気信号を利用しても良い。さらに、上記の説明では特定操作としてアームクラウド操作を割り当てたが、この他の操作を特定操作としても良いことはいうまでもない。
3 油圧アクチュエータ
4 操作装置
5 コントロールバルブ
11 コントローラユニット
16 旋回モータ(電動アクチュエータ)
17 パターン切替弁
19 切替位置センサ
40 操作レバー
42 操作装置の出力ポート
45 パイロット管路
51 パイロットポンプ
53 表示装置
71 パターン切替弁の入力ポート
72 パターン切替弁の出力ポート
80 信号変換部
86 圧力センサ
87 切替弁
88 圧力センサ

Claims (6)

  1. 油圧アクチュエータ及び電動アクチュエータを含む複数のアクチュエータを備える油圧作業機械に設けられ、前記各アクチュエータの作動を制御する制御装置において、
    オペレータの操作に応じて圧力を付加された油圧信号が出力される複数の出力ポートを有する操作装置と、
    この操作装置における各出力ポートからの油圧信号が入力される複数の入力ポート及び当該複数の入力ポートのいずれかに連通される複数の出力ポートを有し、当該各出力ポートをどの当該入力ポートに連通するかを切り替えることで前記操作装置の操作パターンを切り替えるパターン切替手段と、
    このパターン切替手段における複数の出力ポートの一部と接続され、当該一部の出力ポートからの油圧信号の入力を受けて前記油圧アクチュエータの作動を制御する油圧制御手段と、
    前記操作装置における複数の出力ポートと前記パターン切替手段における複数の入力ポートを接続する複数のパイロット管路と、
    この複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過する可能性があるものにそれぞれ設置され、前記操作装置からの油圧信号をその圧力に対応する電気信号に変換する信号変換手段と、
    前記信号変換手段が設置されたパイロット管路において、当該信号変換手段と前記パターン切替手段における入力ポートの間に位置するように設置され、前記パターン切替手段への油圧信号の通過又は遮断を選択的に切り替える切替弁と、
    前記パターン切替手段で選択されている操作パターンに基づいて、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出する検出手段と、
    この検出手段で検出されたパイロット管路に設置された前記信号変換手段からの電気信号の入力を受けて前記電動アクチュエータの作動を制御し、当該パイロット管路に設置された切替弁により油圧信号を遮断する電気制御手段とを備えることを特徴とする油圧作業機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧作業機の制御装置において、
    前記切替弁は、前記油圧作業機の電源がOFF状態のとき、前記操作装置から前記パターン切替手段への油圧信号の通過を遮断していることを特徴とする油圧作業機の制御装置。
  3. 請求項1に記載の油圧作業機の制御装置において、
    前記切替弁は、当該切替弁が設置されたパイロット管路が接続する前記パターン切替手段の入力ポートの設置高さよりも低い位置に設置されていることを特徴とする油圧作業機の制御装置。
  4. 請求項1に記載の油圧作業機の制御装置において、
    前記電動アクチュエータには、前記油圧作業機械の旋回体を旋回するモータが含まれていることを特徴とする油圧作業機の制御装置。
  5. 請求項1に記載の油圧作業機の制御装置において、
    前記パターン切替手段は、切替位置に応じて前記操作装置の操作パターンを切り替えるパターン切替弁を有し、
    前記検出手段は、前記パターン切替弁の切替位置を検出することにより、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出することを特徴とする油圧作業機の制御装置。
  6. 請求項1に記載の油圧作業機の制御装置において、
    前記複数のパイロット管路のうち、前記操作装置の操作パターン別に異なる方向に割り当てられた特定の操作に対応する油圧信号が通過する可能性のあるものに設置された圧力検出手段をさらに備え、
    前記検出手段は、
    オペレータに対して前記操作装置による前記特定操作を要求する手順と、
    前記圧力検出手段のうち前記特定操作による圧力上昇が検出されたものの設置場所に基づいて前記操作装置の操作パターンを設定する手順とを実行し、
    前記設定された操作パターンに基づいて、前記複数のパイロット管路のうち前記電動アクチュエータの制御に利用される油圧信号が通過するものを検出していることを特徴とする油圧作業機の制御装置。
JP2010103882A 2010-04-28 2010-04-28 油圧作業機の制御装置 Expired - Fee Related JP5308396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103882A JP5308396B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 油圧作業機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103882A JP5308396B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 油圧作業機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011231884A true JP2011231884A (ja) 2011-11-17
JP5308396B2 JP5308396B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=45321405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010103882A Expired - Fee Related JP5308396B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 油圧作業機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308396B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103161191A (zh) * 2013-03-13 2013-06-19 福田雷沃国际重工股份有限公司 挖掘机单独回转降速的控制油路及方法
JP2015014127A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 コベルコ建機株式会社 建設機械のバルブ配設構造

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829659B1 (ja) * 1970-06-29 1973-09-12
JPH0318265U (ja) * 1989-06-30 1991-02-22
JPH0434201A (ja) * 1990-05-30 1992-02-05 Komatsu Ltd 建設機械の油圧回路
JPH04333723A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Sumitomo Constr Mach Co Ltd 油圧ショベルのパイロット操作油圧回路
JP2002317802A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd パイロット操作制御弁のエア抜き構造
JP2002333075A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd パターン切換弁
JP2007139146A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械の制御装置
JP2010276162A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Komatsu Ltd 作業機械
JP2013079728A (ja) * 2013-01-21 2013-05-02 Komatsu Ltd 作業機械

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829659B1 (ja) * 1970-06-29 1973-09-12
JPH0318265U (ja) * 1989-06-30 1991-02-22
JPH0434201A (ja) * 1990-05-30 1992-02-05 Komatsu Ltd 建設機械の油圧回路
JPH04333723A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Sumitomo Constr Mach Co Ltd 油圧ショベルのパイロット操作油圧回路
JP2002317802A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd パイロット操作制御弁のエア抜き構造
JP2002333075A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd パターン切換弁
JP2007139146A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械の制御装置
JP2010276162A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Komatsu Ltd 作業機械
JP2013079728A (ja) * 2013-01-21 2013-05-02 Komatsu Ltd 作業機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103161191A (zh) * 2013-03-13 2013-06-19 福田雷沃国际重工股份有限公司 挖掘机单独回转降速的控制油路及方法
JP2015014127A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 コベルコ建機株式会社 建設機械のバルブ配設構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5308396B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5665652B2 (ja) 建設機械の情報管理装置
US9057173B2 (en) Hybrid construction machine
US8881519B2 (en) Slewing type working machine
JP2012241426A5 (ja)
CN102191787B (zh) 旋转控制装置及具备该旋转控制装置的工程机械
KR101842739B1 (ko) 건설 기계 제어 시스템
KR102496324B1 (ko) 배터리식 작업 기계
KR101791363B1 (ko) 하이브리드식 건설 기계
JP5421456B2 (ja) 建設機械の旋回駐車ブレーキ制御装置
JP5308396B2 (ja) 油圧作業機の制御装置
JP4779732B2 (ja) 旋回式作業機械
JP4995048B2 (ja) 建設機械の異常検出装置及びこれを含む建設機械
JP5215338B2 (ja) 建設機械のゲートロック回路
KR101555539B1 (ko) 건설기계의 엔진 제어방법
JP6621431B2 (ja) 油圧ショベルの油圧駆動装置
JP6036344B2 (ja) ハイブリッド建設機械
WO2020174768A1 (ja) 作業機械
JP2006233615A (ja) 作業機械の操作回路
JPH10311064A (ja) 油圧式建設作業機械の制御装置
JP2014206022A (ja) 建設機械の旋回制動装置
JPH10311065A (ja) 油圧式建設作業機械の制御装置
JP5901015B2 (ja) 油圧式作業機
JP2024094841A (ja) ショベル
JP2022063943A (ja) 作業用車両
JP2011231851A (ja) 油圧作業機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees