JP2011231411A - 衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】爽快な着用感を有する女性用下着衣料を提供しようとする。
【解決手段】肌に接して着用される衣料であり、股部構造または乳房覆い構造を有し、クロッチ部4あるいは乳房覆い部の少なくとも一部が、麻または笹を混漉した和紙からなる糸を用いてなるカバーファクターが10〜30の編物またはカバーファクターが400〜1400の織物から構成され、該編物または該織物の片面の少なくとも一部が肌側に露出された衣料2である。前記織物は多重織物であり得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、下着のように肌に接して着用され、股部構造または乳房蔽い構造を有する女性用衣料に関し、とくにはショーツやブラジャーのような女性用下着に関する。
ショーツのような股部構造を有する女性用下着では、クロッチが着用者の肌に直接に触れる。そこで、クロッチの肌側には、例えばコットンのような肌触りや吸湿性の優れた素材の布地が当て布(裏マチ)として縫着されている(例えば、特許文献1参照)。
このような女性用下着では、クロッチ部の当て布(裏マチ)に着用者の外陰部が直接に触れるため、着用すると種々の汚れが付着しやすく、かゆみや湿疹や臭いや不快感の原因になりやすい。
このため、笹の抗菌、消臭効果(例えば、特許文献2、3、4参照)を利用して、笹の抽出成分を当て布に付着させることが考えられるが、このようにして得られたショーツのような股部構造を有する女性用下着では、満足のいく爽快感が得られない。
特開2005−146471号公報 特開2006−36731号公報 特開平10−310992号公報 特開2005−160891号公報
本発明は、爽快な着用感を有する女性用下着衣料を提供しようとする。
本発明の要旨とするところは、肌に接して着用される衣料であり、股部構造または乳房蔽い構造を有し、クロッチ部または乳房蔽い部の少なくとも一部が、麻または笹を含む和紙からなる糸を少なくとも一部に用いてなる、カバーファクターが10〜30の編物またはカバーファクターが400〜1400の織物から選択される布帛から構成され、該布帛の片面の少なくとも一部が肌側に露出された衣料であることにある。
前記布帛は前記織物からなり得る。
前記織物は多重織物であり得る。
本発明によると、爽快な着用感を有する女性用下着衣料が提供される。
本発明によると、爽快な着用感が洗濯によっても失われない女性用下着衣料が提供される。
本発明の衣料の態様をショーツを例として説明する。本発明の衣料(ショーツ)2は肌に接して着用される衣料であり、図1に示すように、股部構造を有し、クロッチ部4を備える。図2はクロッチ部4の断面模式図であり、クロッチ部4は編物または織物からなる布帛8により構成されている。布帛8の図面視上面Aがクロッチ部の肌側の面であり、着用時に肌に接することとなる。符号10は衣料(ショーツ)2の穿き口の開口縁に相当する部分である。
本発明の衣料は、クロッチ部4を構成する布帛8の片面が内側(肌側)に露出されるとともに布帛8の外側の面も外部に露出される図2に示すような構造を有することが上述の通気性のうえで最も好ましいが、衣料の外観デザイン上の理由などにより図3に示すように、布帛8の外側(肌側と反対のがわ)に通常の布帛からなるおもて布9が設けられていてもよい。なお、布帛8の肌側の面の一部、例えば縁などがデザイン上の理由などで他の布で覆われてもよい。クロッチ部4の内側面の少なくとも70%以上に布帛8が露出されて肌に直接接するようになされていることが好ましい。
以上ショーツを例に本発明の態様を説明したが、本発明は股部構造または乳房蔽い構造を有する女性用衣料の、クロッチ部または乳房蔽い部に、同様に適用することができる。乳房蔽い部に適用する場合は、乳房蔽い部の本体裏側に肌に面接するように縫合等により布帛8に相当する布帛が装着されることが好ましい。
本発明においては、布帛8は、編物であれ織物であれ、組織中の互いに布帛の面方向に隣りあう糸同士の間に隙間が形成されている。すなわち、通常の編物あるいは織物に比べてカバーファクターが小さい。この理由と効果は後述する。
布帛8は、麻または笹を含む和紙からなる糸を用いて織成または編成されたものである。これにより、布帛8に麻、笹、または笹の抽出成分が含有されていることになる。麻や笹には抗菌や消臭の性能があることが知られている(例えば、特許文献2,3,4および特開平11−241253号公報参照)ので、布帛8は、この成分を含有することにより、抗菌や消臭の効果を有することとなる。しかし、布帛8の基材として従来のショーツなどに当て布(裏マチ)として用いられているコットン(布)のような組織が密で通気性に乏しい布を用いた場合は、着用テストでもかゆみ、湿疹、臭いに起因する不快感は解消されず、消臭、抗菌効果による期待されるような爽快感が得られない。また、当て布(裏マチ)として麻または笹を漉き込んだ和紙をそのまま布帛の代用としてコットンのかわりに用いた場合も期待されるような爽快感が得られない。
本発明においては、麻は、苧麻(ラミー)、亜麻(リネン)、マニラ麻、サイザル麻、紅麻(羅布麻)、黄麻を意味する。
本発明においては、笹は、イネ科タケ亜科に属する植物の葉を示す。このイネ科タケ亜科に属する植物のなかにはマダケ属、ナリヒラダケ属、トウチク属、オカメザサ属、ササ属、アズマザサ属、ヤダケ属、メダケ属、カンチク属、ホウライチク属などが含まれ、カンチク、ホウオウチク、モウソウチク、キンメイモウソウチク、キッコウチク、キンメイチク、クロチク、ホテイチク、ヤダケ、ナリヒラダケ、スズコナリヒラ、トウチク、シホウチク、オカメササ、オロシマチク、アズマネザサ、カムロザサ、ミヤコザサ、タンナサザサ、フイリシイヤ、コグマササ、ホンコグマササ、アケボノササ、チゴザサ、ヤクシマザサ、クマザサなどが含まれる。
本願の発明者は、この理由が、この基材の通気性が乏しいために、麻または笹、あるいは笹の抽出成分に、新鮮な空気が着用時に継続的に充分に曝されないので、消臭、抗菌効果が充分に発揮されないことであることに想到し、本発明に至った。
本発明においては、布帛8は上述のように、編物または織物からなり、編組織または織組織内で互いに隣り合う構成糸の間隔が、糸のかさにもよるが構成糸の直径の大略0.2〜1.5倍程度となっている。これにより、構成糸に含有されている麻または笹あるいは笹の抽出成分に新鮮な空気が着用時に継続的に充分に曝されることとなり、麻または笹あるいは笹の抽出成分の消臭、抗菌効果が充分に発揮されて満足すべき爽快感が得られる。さらに布帛8は片面がクロッチ部あるいは乳房蔽い部の肌側の面となっている。これによっても布帛8の、肌に接して最も汚れやすい部分で新鮮な空気が着用時に継続的に充分にその部分に曝されることとなり、消臭、抗菌効果が充分に発揮される。この効果は笹の場合のほうが麻の場合より優る。
布帛8を構成する編物または織物におけるこのような隙間の状態はカバーファクターで表示できる。布帛8を構成する編物または織物のカバーファクターは通常の編物あるいは織物に比べて小さく、編物であれば10〜30の範囲であり、織物であれば400〜1400の範囲である。これにより、上述のように布帛8の通気性が確保され、また、布帛8の肌との接触面での糸による凹凸が保たれて肌との密着性が小さくなるため、布帛8の構成糸への新鮮な空気の継続的な供給がなされ、麻または笹特有の消臭、抗菌効果が充分に発揮される。
編物のカバーファクターは、編物の被覆率を表したもので、JIS L1018 の編目長及びカバーファクターの方法に準じて次の計算式で求める。ただし、本発明においては、布帛8が多層構造の多重織組織あるいは多重編組織のものである場合には、カバーファクターは、最も肌側の層の組織について適用されるものであると定義する。
K=√NT÷SI
ここで、
K:カバーファクター
NT:繊度 (dtex)
Sl:編目長(cm)である。
織物のカバーファクターは下記式により算出される。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ここで、
DWp:経糸総繊度(dtex)
MWp:経糸織密度(本/2.54cm)
DWf:緯糸総繊度(dtex)
MWf:緯糸織密度(本/2.54cm)である。
カバーファクターがこの範囲を超えて大きくなると編物または織物の密度が大であることによって布帛8の通気性が損なわれ、また、布帛8の肌との接触面での糸による凹凸が小さくなって、肌との密着性が上がるため、布帛8の構成糸への新鮮な空気の継続的な供給が妨げられ、麻または特有の消臭、抗菌効果の充分な発揮が得られない。
なお、本発明においては、布帛8が多層構造の多重織組織あるいは多重編組織のものである場合には、上述のカバーファクターの範囲は、最も肌側の層の組織について適用される。各層とも上述のカバーファクターの範囲を満たすことがさらに好ましい。
カバーファクターがこの範囲を超えて小さくなると布帛8の形態維持性が損なわれてクロッチ部や乳房蔽い部としての形態が維持しにくくなる。
本発明においては、上述のように、麻または笹を含む和紙からなる糸を少なくとも一部に用いてなる布が用いられるが、あらかじめ通常の衣料用繊維素材使いの糸を用いて編織物を製造したのち、笹の抽出成分をその編織物に付与することによりクロッチ部や乳房蔽い部を構成する布帛8を得た場合は、洗濯により抽出成分が脱落して抗菌や消臭の機能が失われる。麻または笹を含む和紙からなる糸を少なくとも一部に用いてなる布を用いた場合は、繰り返しの洗濯によっても抗菌や消臭の機能を維持できることがわかった。
すなわち、本発明においては、麻または笹を含む和紙からなる糸を用いて編織物を作り、この編織物を布帛8として用いる。このような編織物からなる布帛8をクロッチ部や乳房蔽い部に用いた本発明の衣料は、麻または笹成分の洗濯による脱落は殆どなく。繰り返しの洗濯後も効果を維持できる。
さらに、通常のスパン糸やフィラメント糸は0.1dtexオーダー程の細さの繊維を用いることは製造が難しいばかりでなく、得られたとしても糸は腰がなくかさも乏しい。とくに、吸湿性に優れた天然のセルロース繊維からなる極細繊維からなるスパン糸やフィラメント糸はその製造自体が難しい。これに対して麻または笹を含む和紙は0.1dtexオーダー程の細さにフィブリル化した、吸湿性に優れた天然のセルロース繊維からなる極細のパルプ状の繊維がほぼランダムに配列して構成されていて、この和紙からなる糸を用いて編織物を作り、この編織物を布帛8として用いると、通常のスパン糸やフィラメント糸を用いた編織物に比べてもかさ高でかつ肌ざわりがよく、また、外陰部や乳房のようなデリケートな肌部分に直接接しても刺激が少ないのでかぶれの原因にもなりにくい。また、通常のスパン糸やフィラメント糸では繊維同士が撚りのみにより絡合しているので細い繊維では毛羽やピルが出やすいが、この和紙はフィブリル化した極細の繊維同士が水素結合により結合しているので、使用時に毛羽やピルが出にくい。さらに、このような和紙からなる糸を用いた編織物からなる布帛8をクロッチ部や乳房蔽い部に用いた本発明の衣料は、糸中のパルプ状のセルロース繊維が麻または笹にからみついて麻または笹を保持しており、麻または笹成分の洗濯による脱落は殆どなく。繰り返しの洗濯後も効果を維持できる。
麻または笹を含む和紙(以下、麻和紙または笹和紙とも称する)からなる糸は、麻または笹を叩解後和紙原料のパルプと混合して通常の和紙の製造におけると同様に漉くことによって製造される。あるいは、叩解された麻と叩解された笹を混漉して製造される。さらには、叩解された麻のみを漉いて製造してもよい。笹和紙中の叩解された笹の混合率は1〜10重量%であることが好ましい。麻和紙中の叩解された麻の混合率は5〜100重量%であることが好ましい。
麻和紙または笹和紙の目付は10〜20g/mであることが好ましい。麻和紙または笹和紙はスリッターによりスリットされてスリット糸となる。スリット糸の幅は1〜5mm幅が好ましい。このスリット糸を好ましくは加撚して編織物用の糸となし、この糸を編成または製織して布帛8用の編織物が得られる。
スリット糸は単独で加撚して編織用の糸として用いることが好ましいが、他の糸条と交撚して用いてもよい。また、布帛8用の編織物は麻和紙または笹和紙を用いた糸と他の糸条とを交編または交織したものであってもよいが、麻和紙または笹和紙のみを用いて編織されたものであることがさらに好ましい。交編または交織の場合、布帛8用の編織物の少なくとも50重量%以上がスリット糸で構成されることが好ましい。
本発明において用いられるこの編織物は低密度であることから形態安定性のうえで織物であることがさらに好ましい。なかでも、多重織の織物であることが低密度にもかかわらず麻または笹を多く含み、かつ形態安定性が良好であり、かつ構成糸の外気に曝される表面積を大きくすることができ、さらに好ましい。多重織としては2重あるいは3重織が好ましい。
本発明は、ショーツのみならず下着のように肌に接して着用され、股部構造あるいは乳房覆い構造を有して、クロッチ部あるいは乳房覆い部が着用者の肌に直接に触れる女性用衣料に好適に適用できる。このような女性用衣料には、クロッチ部を有するものとして下穿(ば)き、インナーウエアあるいはアンダーウエアなどとよばれる下着類があり、また、ショーツの他にパンティガードル等の種々のタイプがある。乳房覆い部を有するものとして、ブラジャー、ボディスーツ、ランジェリー、インナーウエアなどが例示される。
クマザサの葉を0.5〜5mmに細片化して水と混ぜ家庭用ミキサーで叩解したのち遠心脱水し、パルプ状のクマザサを得た。このパルプ状のクマザサを和紙用のパルプと混合し、抄紙して目付15g/mの笹和紙を得た。笹和紙中のクマザサの葉の含有率は1重量%であった。この笹和紙を約2mm幅にスリットして撚り数200T/mで加撚して1/32番手(312.5dtex)の糸を得た。この糸を用いて上下2層からなる斜文(1/3)2重織組織の織物を製織した。接結部はたてよこ26本おきに千鳥に配置した。各層の密度は、経糸密度13.8本/cm、緯糸密度13.0本/cmであった。各層のカバーファクターは1147である。
得られた織物を通常の仕上げ工程に準じて仕上げて布帛8として図1に示す態様でクロッチ部に用いてショーツを作成した。クロッチ部を除く部分は市販のショーツ(綿編み地使い)の当該部分を用いた。
亜麻(リネン)繊維を通常の和紙製造工程に準じて叩解してパルプ状のスラリーを得た。このスラリーを抄紙して目付15g/mの麻和紙を得た。この麻和紙から実施例1と同様にして得られた織物を通常の仕上げ工程に準じて仕上げて布帛8として図1に示す態様でクロッチ部に用いてショーツを作成した。クロッチ部を除く部分は市販のショーツ(綿編み地使い)の当該部分を用いた。
クマザサの葉を0.5〜5mmに細片化して水と混ぜ家庭用ミキサーで叩解したのち遠心脱水し、パルプ状のクマザサを得た。このパルプ状のクマザサを実施例2で得られた麻のスラリーと混合し、抄紙して目付15g/mの笹和紙を得た。笹和紙中のクマザサの葉の含有率は1重量%であった。この笹和紙から実施例1と同様にして得られた織物を通常の仕上げ工程に準じて仕上げて布帛8として図1に示す態様でクロッチ部に用いてショーツを作成した。クロッチ部を除く部分は市販のショーツ(綿編み地使い)の当該部分を用いた。
実施例3で得た織物を通常の仕上げ工程に準じて仕上げてブラジャーの最内層の布として用い、1週間着用に供した。その間毎日1回の洗濯を行った。着用期間中、着用感はソフトな感触であり、かゆみ、臭いが感じられず着用感がきわめて爽快であった。
[比較例1]
実施例1で得られた笹和紙を約3mm幅にスリットして撚り数180T/mで加撚して1/21番手の糸を得た。この糸を用いて綾(2/2)の織物を製織した。経糸密度23本/cm、緯糸密度23本/cmであった。カバーファクターは2430である。
得られた織物を通常の仕上げ工程に準じて仕上げて布帛8として図1に示す態様でクロッチ部に用いてショーツを作成した。クロッチ部を除く部分は市販のショーツ(綿編み地使い)の当該部分を用いた。
[比較例2]
5〜5mmに粉砕されたクマザサの葉1kgを高圧釜で180℃の水蒸気で10分間処理後に水4リットルを加えて110℃10分間処理した処理液をろ過、減圧濃縮して加熱残分20%のクマザサ抽出液を得た。
また、実施例1に用いた笹和紙使いの糸と同じ番手の綿糸(1/32番手に相当)を用いて実施例1で得られた織物と同様の密度、組織の織物を製織した。
この織物をクマザサ抽出液の5重量%水溶液に含浸ししぼり率200%にしぼって乾燥し、クマザサ抽出成分を担持した織物を得た。得られた織物を布帛8として図1に示す態様でクロッチ部に用いてショーツを作成した。クロッチ部を除く部分は市販のショーツ(綿編み地使い)の当該部分を用いた。
市販のショーツ(綿編み地使い)ならびに実施例、比較例で作成した各ショーツをそれぞれ1週間着用した着用感の結果を表1に示す。着用期間中毎日1回家庭用洗濯機で通常の方法で洗濯を行った。着用は各ショーツとも同一人が行った。
Figure 2011231411
その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明の衣料の態様の一例を示す斜視図である。 本発明の衣料のクロッチ部の断面模式図である。 本発明の衣料のクロッチ部の他の態様の断面模式図である。
符号の説明
2:衣料
4:クロッチ部
8:布帛

Claims (3)

  1. 肌に接して着用される衣料であり、股部構造または乳房蔽い構造を有し、クロッチ部または乳房蔽い部の少なくとも一部が、麻または笹を含む和紙からなる糸を少なくとも一部に用いてなる、カバーファクターが10〜30の編物またはカバーファクターが400〜1400の織物から選択される布帛から構成され、該布帛の片面の少なくとも一部が肌側に露出された衣料。
  2. 前記布帛が前記織物からなる請求項1に記載の衣料。
  3. 前記織物が多重織物である請求項2に記載の衣料。
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