JP2011230669A - 車両用シート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートクッション及びシートバックを重ねたときの高さを低くした状態で車体フロアに収納することを可能にする。
【解決手段】シートクッション31は、骨格をなすシートクッションフレーム35と、シートクッションフレーム35に載置されるクッションパッド36と、シートクッションフレーム35の前部に、上端57a,57aが第1の回転軸71を介して回転可能に連結され、下端57b,57bが第2の回転軸72を介して車体フロア18に回転可能に連結された左右のシートレッグ57,57と、クッションパッド36を弾性支持する弾性支持体85と、を備え、左右のシートレッグ57,57が、車体フロア18に起立させた起立状態と、クッションパッド36の底面36aに倒伏する倒伏状態との二態様が可能に構成されるとともに、弾性支持体85が、左右のシートレッグ57,57の幅方向内側で且つ第1の回転軸71と略同等の高さに配置された。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗員の腰部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックとを備え、車体フロアに収納可能な車両用シート構造に関する。
車両用シート構造としては、シートクッションをシートバック側に揺動させ、シートバックを前倒させることにより、これらシートクッション及びシートバックを車体フロア側に倒し込むようにしたものが知られている。
シートクッションには、車体フロアに起立させた起立状態と、シートクッションの底面に倒伏した倒伏状態とにシートクッション側を支点として揺動する左右のシートレッグを備える。
この車両用シート構造によれば、シートクッション及びシートバックを車体フロア側に収納することができるので、シートアレンジをしたときに車体フロアのフルフラット化が可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−53351公報
ここで、特許文献1の車両用シート構造は、左右のシートレッグを車体フロアに起立させた起立状態と、シートクッションの底面に倒伏した倒伏状態とにシートクッション側を支点として揺動する。
左右のシートレッグをシートクッションの底面に倒伏した倒伏状態にしたときには、シートクッションのフレームやシートクッションを支持する波形形状に形成されたばねに干渉することが有る。また、ばねとの干渉を避けるために、ばねよりも下方に左右のシートレッグを配置することも考えられるが、車体フロアにシートクッションを重ねたときの高さが高くなってしまう。
本発明は、車体フロアにシートクッションを重ねたときの高さを低くした状態で車体フロアに収納することができる車両用シート構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、乗員の腰部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックとを備えた車両用シート構造において、シートクッションに、骨格をなすシートクッションフレームと、シートクッションフレームに載置されるクッションパッドと、シートクッションフレームの前部に、上端が第1の回転軸を介して回転可能に連結され、下端が第2の回転軸を介して車体フロアに回転可能に連結された左右のシートレッグと、クッションパッドを弾性支持する弾性支持体と、を備え、左右のシートレッグが、車体フロアに起立させた起立状態と、クッションパッドの底面に倒伏する倒伏状態との二態様が可能に構成されるとともに、弾性支持体が、左右のシートレッグの幅方向内側で且つ第1の回転軸と略同等の高さに配置されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、左右のシートレッグに、上端同士が車幅方向に連結する支持フレームを備え、弾性支持体の一端を支持フレームに支持部材を介して回転可能に連結し、弾性支持体の他端をシートクッションフレームに連結したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、支持部材が、支持フレームの中央部分に配置されるとともに、弾性支持体の一端を掛けるフックが設けられたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、弾性支持体が、波形形状に形成されたばねに構成されたことを特徴とする。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車両用シート構造に、乗員の腰部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックとを備える。
シートクッションに、骨格をなすシートクッションフレームと、シートクッションフレームに載置されるクッションパッドと、シートクッションフレームの前部に、上端が第1の回転軸を介して回転可能に連結され、下端が第2の回転軸を介して車体フロアに回転可能に連結された左右のシートレッグと、クッションパッドを弾性支持する弾性支持体と、を備える。
左右のシートレッグが、車体フロアに起立させた起立状態と、クッションパッドの底面に倒伏する倒伏状態との二態様が可能に構成されるとともに、弾性支持体が、左右のシートレッグの幅方向内側で且つ第1の回転軸と略同等の高さに配置されたので、左右のシートレッグをクッションパッドの底面に倒伏する倒伏状態にしたときに、平面視で左右のシートレッグがシートクッションフレームに重なることを回避できるとともに、側面視でシートクッションフレームに重なるように、左右のシートレッグをクッションパッドの底面に収納することができる。これにより、左右のシートレッグと弾性支持体が干渉せず、車体フロアにシートクッションを重ねたときの高さを低くした状態で車体フロアに収納することができる。
請求項2に係る発明では、左右のシートレッグに、上端同士が車幅方向に連結する支持フレームを備えたので、左右のシートレッグを同期して回転させることができる。
また、左右のシートレッグは、弾性支持体の一端を支持フレームに支持部材を介して回転可能に連結し、弾性支持体の他端をシートクッションフレームに連結したので、支持フレームは、弾性支持体に関わらず任意に回転することができるとともに、弾性支持体は一定の状態を維持することができる。
請求項3に係る発明では、支持部材が、支持フレームの中央部分に配置されたので、左右のシートレッグが、車体フロアに起立させた起立状態にしたときにも、クッションパッドの底面に倒伏する倒伏状態にしたときにも、弾性支持体の干渉を避けることができる。
また、弾性支持体の一端を掛けるフックが設けられたので、弾性支持体を容易に支持することができる。
請求項4に係る発明では、弾性支持体が、波形形状に形成されたばねに構成されたので、簡易な構造でクッションパッドを支持することができる。
本発明に係る車両用シート構造を採用した車両の側面図である。 図1に示された車両の平面図である。 本発明に係る車両用シート構造の側面図である。 図3に示された車両用シート構造の収納状態を示す側面図である。 図3に示された車両用シート構造にシートフレームを示す斜視図である。 図3に示された車両用シート構造にシートフレームの拡大図である。 図3に示された車両用シート構造のシートクッションの断面図である。 図3に示された車両用シート構造の収納工程の前半を示す作用図である。 図3に示された車両用シート構造の収納工程の後半を示す作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図3に示されたように、車両10は、車体11の前方にエンジンルーム13が設けられ、車体11の中央から後部に車室12が設けられた2ボックスの車両である。車室12には、運転席14及び助手席15から構成される前列シート16と、前列シート16の後方に配置される後列シート17と、が配置される。
運転席14は、乗員(運転者)の腰部を支持するシートクッション27と、このシートクッション27にリクライニング可能に設けられ、乗員の背中を支持するシートバック28と、シートバック28に上部に昇降可能に設けられ、乗員の頭部を支持するピロー29とからなる。運転席14及び助手席15は、車体フロア18に前後スライド可能に取付けられている。なお、助手席15は、運転席14と同一のシートである。
後列シート17は、車室12の左に配置される左後シート21と、車室12の右に配置される右後シート30とからなる車体幅方向に連続的に形成されるシートである。左後シート21及び右後シート30は、車体フロア18に収納可能に取付けられている。左後シート21は、右後シート30と略同一構造のシートであり、右後シート30に比べ車体幅方向に幅広のシートである。
以下、「右後シート30」を「車両用シート構造30」として説明する。
図3、図4及び図7に示されたように、車両用シート構造30は、後の乗員の腰部を支持するシートクッション31と、このシートクッション31に揺動自在に設けられ、後の乗員の背中を支持するシートバック32と、シートバック32の上部に昇降可能に設けられ、後の乗員の頭部を支持するピロー33とからなる。
シートクッション31は、骨格をなすシートクッションフレーム35と、シートクッションフレーム35に載置され、弾性変形可能な発泡材で形成されたクッションパッド36と、このシートクッションフレーム35に支持され、クッションパッド36の底面36aを覆う底皮38と、シートクッションフレーム35に支持され、クッションパッド36の上面36bを覆い座面を構成する表皮37と、からなる。
シートバック32は、骨組みとなるシートバックフレーム41と、このシートバックフレーム41に支持され前面を構成する前面表皮42と、シートバックフレーム41に支持され後面を構成する後面表皮43と、これらのシートバックフレーム41、前面表皮42及び後面表皮43の間に介在させ、弾性変形可能な発泡材で形成されたシートバック側クッションパッド44と、からなる。
ピロー33は、骨組みとなるピローフレーム47と、このピローフレーム47の周りに設けられ、弾性変形可能な発泡材で形成されたピロー側クッションパッド48と、このピロー側クッションパッド48を覆う表皮49と、からなる。ピローフレーム47は、シートバックフレーム41に昇降可能に設けられている。
図4に示されたように、車両用シート構造30は、シートバック32をシートクッション31に折り畳むときに、シートバック32及びシートクッション31は、車体フロア18に収納可能なシートフレーム51を有するシートである。
シートフレーム51は、先に説明したシートクッションフレーム35と、シートバックフレーム41と、これらのフレームの両脇に介在させた左右の連結部材52,52とからなる。以下、シートフレーム51を詳細に説明する。
図5〜図7に示されたように、シートクッションフレーム35は、略コ字状に形成された主フレーム54と、車幅方向に延ばされ、主フレーム54の後部を連結する連結フレーム55と、車幅方向に延ばされ、主フレーム54の前部に回転可能に連結する支持フレーム56と、この支持フレーム56から延ばされ、車体フロア18に回転可能に取付けられる左右のシートレッグ57,57と、からなる。
主フレーム54は、車幅方向左に設けられる左フレーム部61と、車幅方向右に設けられる右フレーム部62と、これらの左右のフレーム部61,62を繋ぐ前フレーム部63と、からなる。
左フレーム部61及び右フレーム部62は、第1の回転軸71を介して支持フレーム56を回転自在に支持する左右の支持ブラケット65,65が設けられる。前フレーム部63は、シートクッション31が車体フロア18に収納されたときに、車体フロア18に当接させる前ブラケット67,67が設けられる。
左右のシートレッグ57,57は、上端同士が車幅方向に連結する支持フレーム56に連結されている。さらに、左右のシートレッグ57,57は、下端57b,57bに第2の回転軸72を介して車体フロア18に回転可能に連結されるレッグ支持部材68,68が設けられる。レッグ支持部材68,68は、ボルト76,76で車体フロア18に設けられたステー部77,77(図3参照、一方不図示)に締結されている。
すなわち、左右のシートレッグ57,57は、シートクッションフレーム35の前部に、上端57a,57aが第1の回転軸71を介して回転可能に連結され、下端57b,57bが第2の回転軸72を介して車体フロア18に回転可能に連結されたものといえる。 これにより、左右のシートレッグ57,57は、車体フロア18に起立させた起立状態と、クッションパッド36の底面36aに倒伏する倒伏状態との二態様が可能となる。
さらに、支持フレーム56には、後述する複数の弾性支持体85を係止する支持部材(前係止部材)81が回転自在に取付けられる。支持部材81は、断面視Ω(オーム)状の部材であり、支持フレーム56の中央部分に配置される。支持部材81には、複数の弾性支持体85の一端85aを掛ける複数のフック82が設けられる。連結フレーム55には、弾性支持体85の他端85bを係止する複数の後係止部材84が設けられる。
支持部材(前係止部材)81と後係止部材84との間に、クッションパッド36を弾性支持する複数の弾性支持体85が係止される。弾性支持体85は、弾性変形可能な線材で形成されるとともに、S字形状を連続的に形成された波形の部材であり、波形形状に形成されたばね(S字ばね)によって構成される。従って、クッションパッド36を弾性支持することができる。
図7に示されたように、弾性支持体85は、一端85aが支持部材81を介して支持フレーム56に連結され、他端85bが後係止部材84を介してシートクッションフレーム35の連結フレーム55に連結される。
さらに、弾性支持体85は、左右のシートレッグ57,57の幅方向内側で且つ第1の回転軸71と略同等の高さに配置される。
左の連結部材52は、シートクッションフレーム35に固定される横ピース87(図4も参照)と、シートバックフレーム41に第3の回転軸73を介して回転自在に取付けられる縦ピース88と、からなる略L字状の部材である。なお、右の連結部材52は、左の連結部材52に左右対称形状の部材である。
図5に示されたように、シートバックフレーム41は、略コ字状に形成されたシートバック側主フレーム91と、車幅方向に延ばされ、シートバック側主フレーム91の後部を連結するシートバック側連結フレーム92と、これらのシートバック側主フレーム91及びシートバック側連結フレーム92に取付けた背板(不図示)と、シートバック側主フレーム91の車幅外方に設けられ、車体11(図1参照)側にロックするロック部材94(図3参照)と、からなる。なお、ロック部材94は、図5に示された左後シート21のシートバックフレーム103に設けられたロック部材104と左右対称の部材である。
シートバック側主フレーム91は、車幅方向左に設けられるシートバック側左フレーム部96と、車幅方向右に設けられるシートバック側右フレーム部97と、これらの左右のフレームを96,97を繋ぐ上フレーム部(不図示)と、からなる。
シートバック側左フレーム部96及びシートバック側右フレーム部97は、第3の回転軸73,73を介して連結部材52,52を回転自在に支持する左右のフレームブラケット106,106(符号は一方不図示)が設けられる。
シートバック側連結フレーム92は、車体フロア18側に取付けられるフロアブラケット107,107(符号は一方不図示)に第4の回転軸74,74を介して回転自在に取付けられる延出部108,108(符号は一方不図示)が設けられる。
図8(a)に示されたように、乗員が着座するときは、シートレッグ57を車体フロア18に起立させた起立状態にする。起立状態では、シートバック32側に設けられるロック部材94(図3参照)が車体11側にロックされている。
図8(b)に示されたように、シートバック32は第4の回転軸74で車体フロア18に回転自在に支持されている。また、シートクッション31は、第3の回転軸73でシートバック32に回転自在に支持され、シートクッション31側から第1の回転軸71を介してシートレッグ57が延ばされている。さらに、シートレッグ57の下端57bが第2の回転軸72を介して車体フロア18に回転自在に支持されている。
従って、ロック部材94が車体11側から開放され、シートバック32を矢印a1の如く車体前方に回転させると、シートクッション31も矢印a2の如く車体前方に移動を開始するとともに、車体下方に移動を開始する。
図9(a)に示されたように、クッションパッド36の底面36a(図7参照)に倒伏する倒伏状態にする間際では、シートバック32を矢印a3の如く車体前方に回転させると、シートクッション31の前端31aが矢印a4の如く回転するとともに、シートクッション31の後端31bも矢印a5の如く沈み込む。
図9(b)に示されたように、クッションパッド36の底面36a(図7参照)に倒伏する倒伏状態にして車室の後部を広げ、荷物の収納スペースを拡大することができる。
車両用シート構造30では、シートバック32の動きのみで、シートクッション31を連動させて車体フロア18にシートクッション31及びシートバック32を折り畳むことができ、また、シートバック32の動きのみで、シートクッション31及びシートバック32を起立状態にすることができる。従って、車両用シート構造30のシートアレンジの利便性を向上することができる。
図1〜図7に示されたように、車両用シート構造30は、乗員の腰部を支持するシートクッション31と、乗員の背中を支持するシートバック32とを備える。
シートクッション31に、骨格をなすシートクッションフレーム35と、シートクッションフレーム35に載置されるクッションパッド36と、シートクッションフレーム35の前部に、上端57a,57aが第1の回転軸71を介して回転可能に連結され、下端57b,57bが第2の回転軸72を介して車体フロア18に回転可能に連結された左右のシートレッグ57,57と、クッションパッド36を弾性支持する弾性支持体85と、を備える。
左右のシートレッグ57,57が、車体フロア18に起立させた起立状態と、クッションパッド36の底面36aに倒伏する倒伏状態との二態様が可能に構成されるとともに、弾性支持体85が、左右のシートレッグ57,57の幅方向内側で且つ第1の回転軸71と略同等の高さに配置されたので、左右のシートレッグ57,57をクッションパッド36の底面36aに倒伏する倒伏状態にしたときに、平面視で左右のシートレッグ57,57がシートクッションフレーム35に重なることを回避できるとともに、側面視でシートクッションフレーム35に重なるように、左右のシートレッグ57,57をクッションパッド36の底面36aに収納することができる。これにより、シートクッション31及びシートバック32を重ねたときの高さを低くした状態で車体フロア18に収納することができる。
左右のシートレッグ57,57は、上端57a,57a同士が車幅方向に連結する支持フレーム56を備えたので、左右のシートレッグ57,57を同期して回転させることができる。
また、左右のシートレッグ57,57は、弾性支持体85の一端85aを支持フレーム56に支持部材81を介して回転可能に連結し、弾性支持体85の他端85bをシートクッションフレーム35(連結フレーム55)に連結したので、支持フレーム56は、弾性支持体85に関わらず任意に回転することができるとともに、弾性支持体85は一定の状態を維持することができる。
支持部材81は、支持フレーム56の中央部分に配置されたので、左右のシートレッグ57,57が、車体フロア18に起立させた起立状態にしたときにも、クッションパッド36の底面36aに倒伏する倒伏状態にしたときにも、弾性支持体85の干渉を避けることができる。
また、弾性支持体85の一端85aを掛けるフック82が設けられたので、弾性支持体85を容易に支持することができる。
弾性支持体85が、波形形状に形成されたばねに構成されたので、簡易な構造でクッションパッド36を支持することができる。
尚、本発明に係る車両用シート構造は、図1に示すように、右後シート30であったが、これに限るものではなく、左後シート21でもよい。また、3列シートを有する車両の場合には、3列目シートであってもよい。
また、本発明に係る車両用シート構造は、シートバックに連動してシートクッション及びシートバックが車体フロアに倒伏するように構成したが、シートクッションが車体フロアに倒伏するようなシートアランジであれば、どのような車両用シートにも適用できる。
本発明は、乗員の腰部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックとを備える自動車の車両用シート構造に適用するのに好適である。
10…車両、18…車体フロア、30…車両用シート構造、31…シートクッション、32…シートバック、35…シートクッションフレーム、36…クッションパッド、36a…底面、57…シートレッグ、57a…上端、57b…下端、71…第1の回転軸、72…第2の回転軸、81…支持部材(前係止部材)、82…フック、85…弾性支持体、85a…一端、85b…他端。

Claims (4)

  1. 乗員の腰部を支持するシートクッションと、乗員の背中を支持するシートバックとを備えた車両用シート構造において、
    前記シートクッションは、骨格をなすシートクッションフレームと、該シートクッションフレームに載置されるクッションパッドと、前記シートクッションフレームの前部に、上端が第1の回転軸を介して回転可能に連結され、下端が第2の回転軸を介して車体フロアに回転可能に連結された左右のシートレッグと、前記クッションパッドを弾性支持する弾性支持体と、を備え、
    前記左右のシートレッグは、前記車体フロアに起立させた起立状態と、前記クッションパッドの底面に倒伏する倒伏状態との二態様が可能に構成されるとともに、
    前記弾性支持体は、前記左右のシートレッグの幅方向内側で且つ前記第1の回転軸と略同等の高さに配置されたことを特徴とする車両用シート構造。
  2. 前記左右のシートレッグは、前記上端同士が車幅方向に連結する支持フレームを備え、
    前記弾性支持体の一端を前記支持フレームに支持部材を介して回転可能に連結し、前記弾性支持体の他端を前記シートクッションフレームに連結したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート構造。
  3. 前記支持部材は、前記支持フレームの中央部分に配置されるとともに、前記弾性支持体の一端を掛けるフックが設けられたことを特徴とする請求項2記載の車両用シート構造。
  4. 前記弾性支持体は、波形形状に形成されたばねに構成されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両用シート構造。
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