JP2011230218A - スライダ集合体の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

スライダ集合体の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法 Download PDF

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修 原川
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隆司 藤井
Masahiro Kuribayashi
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Abstract

【課題】単純な構成で、スライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体をスライダ集合体の長手方向に均一に研磨する。
【解決手段】スライダ集合体の研磨用治具50aは、スライダ集合体の被研磨面を研磨テーブルの研磨面に対向させて保持する保持面58と、被研磨面が研磨面に押し付けられる押圧荷重を受け入れる押圧荷重受け入れ部56と、長手方向に沿って設けられ、長手方向に沿ったスライダ集合体の各位置で押圧荷重を調整するための調整荷重を受け入れる複数の調整荷重受け入れ孔60a〜60gと、端部受け入れ孔60a,60gと、端部受け入れ孔に隣接する中間受け入れ孔60b,60fと、の間に各々設けられ、調整荷重受け入れ孔と保持面との間の高さに位置する、研磨用治具を厚さ方向に貫通する欠損部61a,61bと、を有している。
【選択図】図5A

Description

本発明は、磁気ヘッドスライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法に関し、特に研磨用治具の構成に関する。
高速、大容量、高信頼性、低コストの記録媒体としてハードディスクドライブが、デジタル情報の記録に広く用いられている。ハードディスクドライブは、記録媒体への情報の記録再生をおこなう薄膜磁気ヘッドを搭載し支持する磁気ヘッドスライダ(以下、スライダという場合がある。)を有している。スライダが記録媒体と対向する面は媒体対向面(ABS)と呼ばれる。
記録媒体からの情報を読み取るMR(Magneto Resistance)素子においては、MR素子高さ(媒体対向面から垂直方向に測ったMR素子の高さ。)を設計値どおりに形成することが、読み取り性能の確保のために重要である。MR素子高さは、ウエハ工程では設計値よりも大き目に形成される。その後、スライダとなる部分が1次元状に配列されたバーがウエハから切り出され、バーの媒体対向面側の面が研磨され、MR素子の余分な部分が除去される。このため、媒体対向面の研磨量の精度がMR素子高さの精度を確保する上で重要である。
上述のように、研磨はバーを対象として行われるため、スライダの歩留まりの向上にはバー全体を均一に研磨することが重要である。しかし、特許文献1にも記載されているように、従来から、バーの両端に位置するスライダの研磨量が不足することが課題とされてきた。このため、特許文献1には、バーを保持する保持部に、その長手方向に沿った複数の位置で互いに独立して調整荷重を付加することのできる研磨用治具が開示されている。この研磨用治具ではバーの各位置に独立して調整荷重を付加することができるため、バーの各位置における押圧荷重を個別に調整することで、バーの長手方向に沿って均一な研磨量が得られる。
特開2006−116616号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術でも、従来より改善されたとはいえ、依然としてバーの長手方向における研磨量のばらつきが生じている。その理由は、バーを保持する保持部が長手方向に一体的かつ一様断面で形成されているため、バーの端部領域で押圧荷重を調整すると、その影響がバーの内側領域まで及ぶためであると考えられる。
本発明は、かかる事情に鑑みて、単純な構成で、スライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体をスライダ集合体の長手方向に均一に研磨することのできる、スライダ集合体の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
本発明のスライダ集合体の研磨用治具は、磁気ヘッドスライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体を研磨するためにスライダ集合体を保持し、研磨装置に取り付けられるようにされている。研磨用治具は、スライダ集合体の被研磨面を研磨テーブルの研磨面に対向させて保持する保持面と、被研磨面が研磨面に押し付けられる押圧荷重を受け入れる押圧荷重受け入れ部と、長手方向に沿って設けられ、長手方向に沿ったスライダ集合体の各位置で押圧荷重を調整するための調整荷重を受け入れる複数の調整荷重受け入れ孔であって、保持面の長手方向における両端部の直上に各々が位置する2つの端部受け入れ孔と、端部受け入れ孔の間に位置する少なくとも1つの中間受け入れ孔と、を含む複数の調整荷重受け入れ孔と、端部受け入れ孔と、端部受け入れ孔に隣接する中間受け入れ孔と、の間に各々設けられ、調整荷重受け入れ孔と保持面との間の高さに位置する、研磨用治具を厚さ方向に貫通する欠損部と、を有している。
このように構成された研磨用治具は、端部受け入れ孔と、端部受け入れ孔に隣接する中間受け入れ孔と、の間に各々設けられた欠損部を備えている。一般に、スライダの研磨量が不足するのはスライダ集合体の長手方向両端部付近のスライダである。従って、端部受け入れ孔の調整荷重を大きめに設定することで、両端部付近のスライダを所望の研磨量で研磨することができる。この際、欠損部が設けられているため、欠損部で仕切られた研磨用治具の両端部と内側部との間で、調整荷重の流れがある程度遮断される。この結果、端部受け入れ孔に付加された大きめの調整荷重の影響が内側のスライダに及びにくくなる。欠損部より内側にあるスライダは、必要以上に大きな押圧荷重が作用することが防止され、所望の研磨量で研磨される。しかも、研磨用治具は、上述の保持面と、押圧荷重受け入れ部と、調整荷重受け入れ孔と、欠損部とを備えていればよいため、構造が単純である。
本発明のスライダ集合体の研磨装置は、上述の研磨用治具と、研磨用治具に押圧荷重を与える押圧荷重付加手段と、研磨用治具に調整荷重を与える調整荷重付加手段と、研磨面を備えた研磨テーブルと、を有している。
本発明のスライダ集合体の研磨方法は上述の研磨用治具を用いて実行される。本方法は、スライダ集合体を保持面に保持させることと、押圧荷重受け入れ部に押圧荷重を与え、押圧荷重で、保持面に保持されたスライダ集合体を回転する研磨面に押し付けるとともに、調整荷重受け入れ孔に調整荷重を与え、調整荷重で押圧荷重を調整しながら、スライダ集合体の被研磨面を研磨することと、を有している。この際、2つの端部受け入れ孔に掛かる調整荷重が、中間受け入れ孔に掛がる調整荷重より大きくされる。
以上説明したように、本発明の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法によれば、単純な構成で、スライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体をスライダ集合体の長手方向に均一に研磨することのできる、スライダ集合体の研磨用治具、研磨装置及び研磨方法を提供することができる。
本発明の研磨装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す研磨装置の治具保持部と荷重調整部の側方図である。 図2に示す荷重調整部の近傍を示す斜視図である。 研磨用治具が固定された治具保持部と荷重調整部の側方断面図である。 一実施形態に係る荷重調整部の分解斜視図である。 他の実施形態に係る荷重調整部の分解斜視図である。 他の実施形態に係る荷重調整部の分解斜視図である。 他の実施形態に係る荷重調整部の分解斜視図である。 図5Aに示す研磨用治具の側面図である。 図5Aに示す研磨用治具の正面図である。 図5Aに示す研磨用治具の底面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る研磨装置の概略構成を示す斜視図である。研磨装置1は、磁気ヘッドスライダが長手方向に複数個配列したバーをラッピングする。研磨装置1は、テーブル10と、テーブル10上に設けられた回転研磨テーブル11と、回転研磨テーブル11の側方に設けられた支柱12と、支柱12から回転研磨テーブル11の上方に張り出したアーム13と、アーム13に取り付けられたバー支持部20と、を備えている。回転研磨テーブル11は、バーが研磨される研磨面11aを有している。
バー支持部20は、アーム13に連結された支持部本体27と、支持部本体27の前面に設けられたベース部材22と、ベース部材22の前面に設けられた治具保持部23と、各々独立に複数個設けられた荷重調整部24a〜24g(図には24aのみ表示。)と、を備えている。これらの上方は、カバー21によって覆われている。ベース部材22は、アーム(図示せず)を介して、支持部本体27内に設けられたアクチュエータに連結されており、アクチュエータを駆動することにより、上下に動くことができる。研磨されるバーを取り付ける研磨用治具50aは、治具保持部23に固定されている。
研磨対象はバーであってもよいが、ウエハから複数のバーを含む状態で切り出されたブロックであってもよい。この場合、ブロックにはN×M個(Nは1つのバーに含まれるスライダ数、Mはバーの数で、N,Mは共に2以上の整数)のスライダが格子状に含まれる。このようなブロックを研磨する場合、研磨面が露出しているバーを研磨した後、このバーをブロックから切断し、切断することによって研磨面が露出したバーを次に研磨する、という工程が繰り返される。以下の説明はバーで代表するが、本発明はバーとブロックのいずれに適用することもできる。このため、バーとブロックを合わせてスライダ集合体と呼ぶこととする。
また、バーを研磨して磁気ヘッドスライダを作成する場合、通常はグラインディング工程で概略のMR高さを形成し、1次ラッピング工程でMR高さを精度よく形成し、さらに、仕上げ工程として、必要に応じて2次ラッピング(ファインラッピング)を行う。本明細書では、これらすべての工程を含む概念として「研磨」という用語が用いられる。
図2には、図1の2−2線に沿った治具保持部と荷重調整部の側方図を示す。図3には、図2に示す荷重調整部24a,24d,24gの近傍を示す部分斜視図を示す。図4には、図2、図3中の4−4線に沿った、研磨用治具が固定された治具保持部と荷重調整部の側方断面図を示す。図5Aには、研磨用治具と荷重調整部の分解斜視図(荷重調整部は一組のみ図示。)を示す。
治具保持部23は、図3,4に示すとおり、保持部本体31と、保持部本体31の前面の下端部近傍における長手方向の内側部に、前方に突出して設けられた治具固定用ピン32と、保持部本体31の前面の下端部近傍における長手方向の端部近傍に、前方に突出して設けられたガイドピン33a,33bと、を有している。保持部本体31は、上方に設けられた軸受45を介して、回転可能な回転支軸44と接続している。治具保持部23の上面には、保持部本体31をその両側から下方向に独立して押し付ける2つのアクチュエータ(図3の白抜き矢印及び図4左側の白抜き矢印参照。なお、アクチュエータは図示せず。)が接続している。この結果、保持部本体31は下向きの力を受けると共に、2つのアクチュエータの力を調整することによって、回転支軸44を中心に回転することができる。ガイドピン33a,33bは、保持部本体31が下向きに押され、かつ回転されるのに伴って、互いに異なる下向きの変位を受ける。保持部本体31の回転はMR素子高さの傾き修正のためであるので、その傾き角度はわずかでよく、ストッパー(図示せず)によって、+/−5度程度に制限されている。
治具固定用ピン32の先端側には雄ねじが形成されており、研磨用治具50aは、ボルト40、ワッシャ49と治具固定用ピン32との間に挟持され、固定される。ガイドピン33a,33bは円形断面を有し、先端部分は先端側ほど径が小さくなるように形成されている。治具固定用ピン32とガイドピン33a,33bは、バーを研磨面に押し付ける押圧荷重付加手段として機能する。
次に、荷重調整部24a〜24gについて説明する。荷重調整部は、図2に示すように、保持部本体31の前面に並列配置された7つの荷重調整部24a〜24gからなる。荷重調整部24a〜24gは機構的にはすべて共通であり、各々独立に、バーにかかる押圧荷重を調整するための調整荷重を付加することができる。ただし、荷重調整部24a、24gは他の荷重調整部より若干上方に設けられ、荷重調整部24dは治具固定用ピン32が貫通できる孔を有している。以下では、荷重調整部24dを代表として説明する。
荷重調整部24dは、ベース部材22内に設けられたアクチュエータ(図示せず)によって上下方向に駆動される荷重付加棒25dを有している。荷重付加棒25dは、図4に示すように、支持部材43dによって、上下動可能及び回転可能に支持されている。このアクチュエータは、バーへの押圧荷重を調整するための調整荷重を荷重付加部54a〜54g(後述)に与える調整荷重付加手段として機能する。荷重付加棒25dの下端部には、直方体形状の荷重付加ブロック35dが固定されている。荷重付加ブロック35dの下端部近傍には、次に述べる荷重付加用ピン36dが回転自在に挿通される軸受部37dが設けられている。
荷重調整部24dは、また、荷重付加ブロック35dの軸受部37dに支持され、先端側が荷重付加ブロック35dの前端面より突出している荷重付加用ピン36dを有している。荷重付加用ピン36dの先端部には、直方体形状の頭部39dが形成されている。
さらに、荷重付加ブロック35dに特有の構造として、治具固定用ピン32に対応する位置に、治具固定用ピン32が挿通される孔38が形成されている。孔38は、荷重付加ブロック35dが上下方向及び左右方向に所定の距離だけ自由に移動できるように、治具固定用ピン32の外径より若干大きめの内径を有している。
次に、図5A,6A〜6Cを参照して、本実施形態に係る研磨用治具の構成について説明する。図5Aは、本実施形態に係る研磨用治具の正面図、図6Aは、x方向に見た研磨用治具の側面図、図6Bは、z方向に見た研磨用治具の側面図、図6Cは、y方向に見た研磨用治具の底面図である。以下の説明では、研磨用治具50aの長手方向となる方向をx方向、上下方向をy方向、x方向及びy方向と直交する方向をz方向、z方向軸を中心に回転する方向(角度)をθ方向とする。
これらの図に示したように、本実施形態に係る研磨用治具50aは、研磨用治具50aを研磨装置に取り付けるための本体部51と、加工対象物であるバー70をバー70の長手方向に保持する、x方向に延びる保持部52と、保持部52と本体部51とを連結する2本の連結部53a,53bと、保持部52に連結され、保持部52に調整荷重を付加する7つの荷重付加部54a〜54gと、荷重付加部54a〜54gの各々と保持部52とを連結する腕部55a〜55gと、を備えている。2本の連結部53a,53bは研磨用治具50aの長手方向のほぼ対称位置に設けられている。保持部52と本体部51は2本の連結部53a,53bだけで互いに接続されている。また、腕部55a〜55gは連結部53a,53bの中間領域に3つ、連結部53a,53bの長手方向の外側の領域に各2つ備えられている。荷重調整部は少なくとも3つあればよい。腕部は連結部53a,53b同士の間の各領域及び両端の各連結部の外側の領域に各々最低1つあればよく、腕部の数(従って、荷重調整部の数)はバーの長さや研磨精度等によって適宜変更することができる。研磨用治具50aは、本実施形態ではSiCで製作したが、例えば、ステンレス鋼や、ジルコニア(ZrO2),アルミナ(Al23)等のセラミックによって製作してもよい。
このように、本実施形態に係る研磨用治具50aは、保持部52と本体部51と荷重付加部54a〜54gが間隙を介して互いに独立して設けられ、各々が最小限の要素(連結部53a,53b及び腕部55a〜55g)だけで連結された構成となっている。これによって、バーの各位置での押圧荷重の微妙な調整が可能となっている。
本体部51には、長手方向の中央の位置に、本体部51を研磨装置1の治具固定用ピン32に対して固定するボルト40が挿通される固定用孔56が形成され、本体部51は固定用孔56の位置で研磨装置1に1点支持される。固定用孔56は、バーを研磨面に押圧する押圧荷重の受け入れ部としての機能を有している。また、本体部51には、治具固定用ピン32と固定用孔56との位置を合わせたときにガイドピン33a,33bに対応する位置に、ガイドピン33a,33bが係合する係合部57a,57bが形成されている。
研磨用治具50aを固定用孔56で1点支持する理由は、研磨用治具を複数箇所で固定すると、取り付け座面に多少のうねりや段差がある場合や、取り付け座面と研磨用治具との間に異物等が挟まれている場合に、研磨用治具が変形を起こしてしまうからである。変形した状態で研磨用治具が研磨装置に取り付けられると、本来の媒体対向面と研磨面とが平行とならず、本来の媒体対向面に対して斜角やうねりを持った状態で研磨されてしまうので、バーの平坦度が低下してしまう。これに対し研磨用治具50aを1点支持すると、研磨用治具50aの取り付け座面が、治具固定用ピン32の先端面の小さな領域のみとなる。そのため、ボルト40を締めつけても、研磨用治具50aの変形を極めて小さな値に抑えることができる。従って、バー70のラッピング後、研磨用治具50aを研磨装置1から取り外しても、バー70の媒体対向面の平坦度は、研磨装置1から取り外す前とほとんど変化せず、必要な精度を維持することができる。
係合部57a,57bは、本体部51の両端部に、研磨用治具50aの長手方向の内側に向けて開口する切欠き部である。係合部57a,57bは、本体部51を1点支持したことによって、本体部51に研磨工程中に固定用孔56を中心とした回転運動が生じる可能性があることから、これを防止するために設けられている。係合部57a,57bの断面形状は、角を丸めた矩形となっている。係合部57a,57bは、各々、研磨用治具50aの長手方向に平行な2つの面を有しており、これらの面同士の距離は、ガイドピン33a,33bの直径よりわずかに大きくなっている。また、係合部57a,57bは、各々の開口面と対向する、切欠きの奥部となる面を有しており、これらの奥部の面同士の距離は、ガイドピン33a,33bの外側面同士の距離よりわずかに大きくなっている。これにより、係合部57a,57bには、ガイドピン33a,33bが、上下方向及び水平方向に適度のクリアランスを持って挿入される。クリアランスを設けた理由は、研磨用治具50aを研磨装置1に取り付ける際の研磨用治具50aの変形を防止するためである。すなわち、クリアランスがないと、ガイドピン33a,33bと係合部57a,57bとの間に位置ずれがあったときに、研磨用治具50aが変形されて研磨装置1に取り付けられることになり、この状態でバー70をラッピングすると、媒体対向面の平坦度が低下してしまう。しかし、クリアランスを設けることによって、係合部57a,57bにおいて、本体部51の、固定用孔56を中心とする限られた回転移動と水平方向移動とが許容され、研磨用治具50aを、不必要な強制変形を受けずに、研磨装置1に取り付けることができる。
また、係合部57a,57bは、ガイドピン33a,33bの上下方向の動きを各々独立して研磨用治具50aに伝え、研磨用治具50aを下向きに押し付ける。
なお、係合部57a,57bは、矩形形状の切欠きである必要はなく、固定用孔56を中心とする回転移動と水平方向移動が可能であれば、例えば半円形の形状でもよい。また、係合部57a,57bは、互いに外側を向けて開口するように形成することも可能である。この場合、切欠き部の奥部となる面同士の距離はガイドピン33a,33bの外側面同士の距離よりわずかに小さくなるように構成される。
保持部52は、外力が加えられることによってたわむ細長い梁構造を有し、研磨用治具50aの長手方向(x方向)に関して一定の厚さ(z方向寸法)で延びている。保持部52の下端部には、バー70の被研磨面を研磨テーブル11の研磨面11aに対向させて保持する保持面58が設けられている。図6Cに示すように、保持面58には、バーを切断する際に、バー切断用のブレードが入り込む複数の溝59が形成されている。
連結部53a,53bは、それぞれ、一端部が本体部51に接続され、他端部が保持部52に接続された、可撓性を有する平板状をなしている。このため、連結部53a,53bは、保持部52のたわみに追従するように容易に変形し、保持部52に曲げ荷重が加えられたときに、保持部52の変形を妨げにくい構造となっている。すなわち、連結部53a,53bは細く長いため、保持部52は連結部53a,53bの近傍で、θ方向とx方向にある程度自由に変位可能になっており、これにより、連結部53a,53b近傍における保持部52の局部的な異常なたわみを防止できる。
荷重付加部54a〜54gは、本体部51と分離されて長手方向に沿って配列している。荷重付加部54a,54gは、保持面58の長手方向における両端部の上方に配置されている。他の5つの荷重付加部54b〜54fは、荷重付加部54a,54gの中間にほぼ等間隔で、かつ、荷重付加部54a,54gよりも下側の位置に配置されているが、同一の高さでも構わない。
荷重付加部54a〜54gは各々が、調整荷重受け入れ孔60a〜60gを備えている。調整荷重受け入れ孔60a〜60gは、研磨用治具50の長手方向に沿って設けられた、角を丸めた矩形形状の孔である。調整荷重受け入れ孔60a〜60gには、荷重付加用ピン36a〜36gの頭部39a〜39gが適度なクリアランスで挿入できるようにされている。荷重付加用ピン36a〜36gは、押圧荷重を調整するための調整荷重を与える調整荷重付加手段である。調整荷重受け入れ孔60a〜60gは、保持面58の長手方向における両端部の直上に各々が位置する2つの端部受け入れ孔60a,60gと、端部受け入れ孔60a,60gの間に位置する中間受け入れ孔60b〜60fと、からなっている。
調整荷重受け入れ孔60a〜60gは、頭部39a〜39gを介して、荷重付加棒25a〜25gから伝えられるy方向の調整荷重を荷重付加部54a〜54gへ、そして最終的にはバー70に伝達することができる。断面形状は、y方向の荷重を伝達することができれば、四角形、長円形、円形、十字形等、他の任意の断面形状も可能である。
荷重付加部54a,54gの中心軸は、2つの腕部55a,55gの中心よりも外側にオーバーハングして設けられている。一方、中間の荷重付加部54b〜54fの中心軸は、各々、x方向に関して腕部55b〜55fの中心と一致している。荷重付加部54a,54gの中心軸をオーバーハングさせた理由は、保持部52の両端部近傍におけるたわみ量を補うためである。すなわち、オーバーハングさせたことによって、荷重付加部54a,54gに付加されるy方向の調整荷重は、θ方向のモーメント荷重に変換され、このモーメント荷重が、保持部52の両端部近傍に、たわみ量を増加させるように作用する。しかし、本実施形態においては、7つの荷重調整部を設けており、十分な精度で保持部52の変形を制御できるので、オーバーハングのない構成とすることもできる。
端部受け入れ孔60a,60gと、端部受け入れ孔に隣接する中間受け入れ孔60b,60fと、の間には各々欠損部61a,61bが設けられている。欠損部61a,61bは、調整荷重受け入れ孔60a〜60gと保持面58との間の高さに位置しており、研磨用治具を厚さ方向(z方向)に貫通している。より具体的には、欠損部61a,61bは、長手方向における両端に位置する腕部55a,55gと腕部55a,55gに隣接する腕部55b,55fとの間に位置し、保持部52の保持面58とは反対側の面62に開口し、保持部52の厚さ方向(z方向)全域に渡って保持面58に向かって延び、保持面58の手前で終端するスリットである。
このスリットないし欠損部61a,61bは以下のような効果を奏する。すなわち、背景技術でも述べたように、バーの内側領域は比較的大きな押圧荷重を受けるのに対し、バーの端部領域は押圧荷重が小さくなりやすい。このため、バーの両端部にあるスライダは、研磨量が不足しやすくなる。この問題は、端部の荷重付加部54a,54gに付加される調整荷重を大きめに設定し、不足する押圧荷重を補償することで解消できる。しかしその結果、端部の荷重付加部54a,54gに付加される調整荷重と内側の荷重付加部54b〜54fに付加される調整荷重とは、大きく異なる場合がある。
一方、スリット61a,61bが設けられていないと、保持部52はy−z平面と平行な断面が長手方向(x方向)に一様な部材となる。このため、端部の荷重付加部54a,54gから伝えられるy方向の調整荷重の影響が、当該荷重付加部54a,54gの近傍だけでなく、バーの内側領域まで広がりやすい。特に端部の荷重付加部54a,54gに付加される調整荷重が大きい場合、バーの内側領域が大きな押圧荷重を受けやすくなり、バー全体を均一に研磨することが困難となる。
つまり、従来技術では、バーの両端部だけに局所的に大きな調整荷重を付加することが困難であった。これに対して、スリット61a,61bが設けられていると、調整荷重の流れがスリット61a,61bで分断され、端部の荷重付加部54a,54gからの調整荷重がスリット61a,61bよりも内側の領域に流れにくくなる。一方、荷重付加部54b〜54fからの調整荷重もバーの端部領域に流れにくくなる。このように、スリット61a,61bを設けることによって、保持部52の端部領域と内側領域における独立性が高まり、各々の領域で適切な調整荷重を付加すれば、それに応じた適切な研磨量が得られるようになる。
スリット61a,61bは長手方向における両端に位置する腕部55a,55gと腕部55a,55gに隣接する腕部55b,55fとの間に設けることが望ましい。これは、上述の通り、研磨量の不足が通常は、バーの端部領域だけに発生するためである。
スリット61a,61bは上下方向に細長い形状であるが、調整荷重を分断する効果が得られれば形状は限定されず、研磨用治具を厚さ方向に貫通する任意の形状の欠損部であってよい。また、欠損部(スリット)の個数も上記実施形態に限定されず、場合により治具の両側に複数個設けてもよい。
図5B〜5Dは、研磨用治具の他の実施形態を示している。これらの図では、必要な符号以外は省略しており、省略された符号は図5Aと同様である。図5Bはスリット61c、61dが保持部の高さ方向(y方向)に貫通している例を示している。この例は、保持部が端部領域と内側領域で完全に分離されているため、押圧荷重の分断効果は最も高い。一方、バーの保持面58にも開口が生じることから、この部分に位置するバーの部分は十分な押圧荷重で研磨されない可能性がある。このため、スリット61c、61dの設けられた位置には、スライダの間に設けられた切り代が来るように、バーを研磨用治具に取り付けることが望ましい。
図5Cは、図5Aとは逆に、スリット61e,61fが下向き、つまり保持面58に開口している例である。この例でも、図5Aに示す実施形態と同様の効果が得られるが、図5Bと同様の理由から、スリット61e,61fの設けられた位置には、スライダの間に設けられた切り代が来るように、バーを研磨用治具に取り付けることが望ましい。
図5Dは、研磨用治具が独立した荷重付加部を備えない実施形態を示している。すなわち、図5Aと比べると、本体部と荷重付加部と保持部とが一体化されており、調整荷重受け入れ孔60a〜60gだけが残された形態となっている。スリット61g,61hは研磨用治具を厚さ方向(z方向)に貫通する貫通孔となっている。スリット61g,61hは調整荷重受け入れ孔60a〜60gと保持面58との間の高さに位置していることが望ましい。これは、調整荷重受け入れ孔60a〜60gから保持面58に向けて流れる下向きの力を分断するためには、この力の流れの途中に力の分断機構を設ける必要があるためである。本実施形態は、構造が単純であるため、治具としての信頼性や製造コストの面で有利である、また、スリットの大きさや設置位置に関し制約が少ないため、比較的大きなスリットを望ましい位置に設けることが容易である。
次に、研磨用治具50aの研磨装置1への取付け方法について説明する。なお、以下の説明でも、荷重調整部については荷重調整部24dで代表する。まず、図5Aにおいて、研磨用治具50aが、荷重付加ブロック35a〜35gの前方に配置される。このとき、ガイドピン33a,33bが、研磨用治具50aの係合部57a,57bに各々係合され、荷重付加用ピン36dの頭部39dが、荷重付加部54dの孔に挿入される(他の頭部も同様。)。また、治具固定用ピン32はジグ固定用ピン32より十分大きな孔38を通り、さらに固定用孔56を通って、研磨用治具50aとの位置が調整される。この状態で、研磨用治具50aの前面側より、ワッシャ49を介して、固定用孔56内にボルト40を挿入し(図4参照)、ボルト40を治具固定用ピン32の雄ねじに螺合させる。これにより、ワッシャ49を介して、ボルト40の座面と治具固定用ピン32の先端面とによって研磨用治具50aが挟持されて、研磨用治具50aは、保持部本体31に固定された治具固定用ピン32に固定される。
次に、研磨装置1及び研磨用治具50aを用いたバー70の研磨方法について説明する。ここでも、荷重調整部については荷重調整部24dで代表する。まず、接着剤を用いて、バー70を研磨用治具50aの保持面58に保持させる。バー70を保持した研磨用治具50aが上述のようにして研磨装置1に固定されると、ベース部材22が下方に移動し、治具固定用ピン32及び固定用孔56を介して下向きの押圧荷重が研磨用治具50aにかけられ、バー70の被研磨面が、図1に示すように、回転研磨テーブル11の研磨面11aに当接される。これにより、連結部53a,53bは保持部52からの押上げ力と本体部51からの押し下げ力を受け圧縮される。換言すれば、保持部52が連結部53a,53bの位置で研磨面11aに押し付けられ、バー70の被研磨面が研磨面11aに当接される(ステップ1)。
この状態で回転研磨テーブル11が回転し始め、バー70の被研磨面の研磨が始まる(ステップ2)。
このとき、図4に示すように、保持部本体31を下向き(y方向)に駆動すると、ガイドピン33a,33bが係合部57a,57b及び連結部53a,53bを介して保持部52を下向きに押す。これにより、研磨用治具50aに対して、y方向の荷重を付加することができる(ステップ3−1)。なお、保持部本体31にかける2箇所の力を調整することによって、バー70のスラント(斜め)方向の加工調整を行うこともできる。
また、荷重付加棒25dを上下方向(y方向)に駆動すると、荷重付加ブロック35dが上下方向に移動し、荷重付加ブロック35dを貫通する荷重付加用ピン36d及び頭部39dも上下方向(y方向)に移動する。これにより、荷重調整部25dは、調整荷重受け入れ孔に挿入された荷重付加用ピン36dからの調整荷重を受けて、その近傍のMR素子高さ(研磨量、すなわち荷重量)の調整を行う(ステップ3−2)。この際、ガイドピン33a,33bによるy方向の荷重と、荷重付加棒25dによるy方向の荷重とは独立して制御される。また、2つの端部受け入れ孔60a,60gに掛ける調整荷重は、中間受け入れ孔60b〜60fに掛ける調整荷重よりも大きくなるよう制御される。
上述のようにして、研磨用治具50aの荷重付加部54dに調整荷重を付加することにより、保持部52、保持面58及びバー70が適宜に変形される。また、各荷重調整部24a〜24gは独立して荷重制御が可能であるため、バー70内の各スライダのMR素子高さ及びスロートハイトの値を目標値となるように制御しながら、バー70の媒体対向面を平坦に研磨することが可能となる。さらに、保持部52にスリット61a,61bが設けられているため、バーの端部に大きめの調整荷重を付加しても、その影響がバーの内側領域に伝わりにくく、バー全体を均等に研磨することができる。
なお、MR素子高さの制御方法は従来技術と特に変わることはない。例えば、特開平2−95572号公報、特許文献3に示されるように、電気的ラッピングガイド(Electrical Lapping Guide:ELG)とMR素子の抵抗値を監視することによって行われる。電気的ラッピングガイドは、例えば、バー70の長手方向の両端部に配置されるように、あらかじめウエハの所定の位置に形成される。研磨装置1は、バー70に配列された電気的ラッピングガイドとMR素子の抵抗値をマルチプレクサによって切り替えながら、順次監視して、各荷重調整部24a〜24gを駆動するアクチュエータを制御する。研磨装置1は、始めは、電気的ラッピングガイドの抵抗値を監視して粗仕上げを行い、その後、各MR素子の抵抗値を監視することによって、各スライダのMR素子高さが全て許容誤差の範囲内となるように制御を行う。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されない。例えば、荷重調整部は、y方向だけの自由度、y方向とx方向の自由度、y方向とθ方向の自由度を持つようにしてもよく、また、荷重調整部毎に異なる自由度を持つようにしてもよい。
また、バーとしては、書き込み用の誘導型磁気変換素子と読み出し用のMR素子とを積層した構造の複合型薄膜磁気ヘッドだけでなく、書き込み及び読み出し用の誘導型磁気変換素子を有する薄膜磁気ヘッドであってもよい。
また、本発明は、加工が施される加工対象物が磁気ヘッド以外の場合にも適用することができる。
1 研磨装置
11 回転研磨テーブル
23 治具保持部
24a〜24g 荷重調整部
25a〜25g 荷重付加棒
27 支持部本体
31 保持部本体
32 治具固定用ピン
33a,33b ガイドピン
35d 荷重付加ブロック
36d 荷重調整ピン
37d 軸受部
38 孔
39d 頭部
40 ボルト
41d レバー
43d 支持部材
49 ワッシャ
50a〜50d 研磨用治具
51 本体部
52 保持部
53a,53b 連結部
54a〜54g 荷重付加部
55a〜55g 腕部
56 固定用孔
57a,57b 係合部
58 バー固定部
60a〜60g 調整荷重受け入れ孔
60a,60g 端部受け入れ孔
60b〜60f 中間受け入れ孔
61a〜61h スリット
70 バー

Claims (4)

  1. 磁気ヘッドスライダが長手方向に複数配列したスライダ集合体を研磨するために該スライダ集合体を保持し、研磨装置に取り付けられるようにされたスライダ集合体の研磨用治具であって、
    前記スライダ集合体の被研磨面を研磨テーブルの研磨面に対向させて保持する保持面と、
    前記被研磨面が前記研磨面に押し付けられる押圧荷重を受け入れる押圧荷重受け入れ部と、
    前記長手方向に沿って設けられ、前記長手方向に沿った前記スライダ集合体の各位置で前記押圧荷重を調整するための調整荷重を受け入れる複数の調整荷重受け入れ孔であって、前記保持面の前記長手方向における両端部の直上に各々が位置する2つの端部受け入れ孔と、該端部受け入れ孔の間に位置する少なくとも1つの中間受け入れ孔と、を含む複数の調整荷重受け入れ孔と、
    前記端部受け入れ孔と、該端部受け入れ孔に隣接する前記中間受け入れ孔と、の間に各々設けられ、前記調整荷重受け入れ孔と前記保持面との間の高さに位置する、前記研磨用治具を厚さ方向に貫通する欠損部と、
    を有するスライダ集合体の研磨用治具。
  2. 前記保持面を備えた保持部と、
    前記研磨用治具を前記研磨装置に取り付けるための本体部と、
    前記本体部と分離されて前記長手方向に沿って配列し、前記調整荷重受け入れ孔を各々が備えた複数の荷重付加部と、
    前記保持部と前記本体部とを、前記長手方向に沿った互いに離れた位置で連結する複数の連結部と、
    各々の前記荷重付加部と前記保持部とを連結する複数の腕部と、を有し、
    前記欠損部は、前記長手方向における両端に位置する前記腕部と該腕部に隣接する前記腕部との間に位置し、前記保持部の前記保持面とは反対側の面に開口し、前記保持部の厚さ方向全域に渡って前記保持面に向かって延び、前記保持面の手前で終端するスリットである、請求項1に記載の研磨用治具。
  3. 請求項1または2に記載の研磨用治具と、
    前記研磨用治具に前記押圧荷重を与える押圧荷重付加手段と、
    前記研磨用治具に前記調整荷重を与える調整荷重付加手段と、
    前記研磨面を備えた研磨テーブルと、
    を有する、スライダ集合体の研磨装置。
  4. 請求項1または2に記載の研磨用治具を用いたスライダ集合体の研磨方法であって、
    前記スライダ集合体を前記保持面に保持させることと、
    前記押圧荷重受け入れ部に押圧荷重を与え、該押圧荷重で、前記保持面に保持された前記スライダ集合体を回転する前記研磨面に押し付けるとともに、前記調整荷重受け入れ孔に調整荷重を与え、該調整荷重で前記押圧荷重を調整しながら、前記スライダ集合体の被研磨面を研磨することと、
    を有し、2つの前記端部受け入れ孔に掛かる前記調整荷重が、前記中間受け入れ孔に掛がる前記調整荷重より大きくされる、スライダ集合体の研磨方法。
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