JP2011230021A - 膜損傷検知方法及び膜ろ過設備 - Google Patents

膜損傷検知方法及び膜ろ過設備 Download PDF

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Abstract

【課題】膜ろ過設備における膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する方法において、個々の計測器における固有の閾値を設定することなく検知できる膜損傷検知方法を提供する。
【解決手段】切換弁11を有する複数の膜モジュール10と、切換弁11の切換えにより一の膜モジュール10を透過した膜透過水が流通する第一計測器21を有する分岐配管20と、膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器31を有する共通配管30と、演算装置40とを備える膜ろ過設備1の膜損傷検知方法であって、前記切換弁11の切換えにより分岐配管20を流通する一の膜モジュール10を透過した膜透過水についての第一計測値Vaと、共通管透過水についての第二計測値Vpより演算した第一閾値k1とを対比し、第一計測値Vaが第一閾値k1外であるとき一の膜モジュール10Aは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定することを、膜モジュールごとに順次行うこととした。
【選択図】図1

Description

本発明は、被処理水をろ過する膜ろ過設備及び膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法に関する。
上・下水道における排水処理の分野で、精密ろ過膜(MF膜)・限外ろ過膜(UF膜)・逆浸透膜(RO膜)大孔径膜・NF膜等を用いる膜ろ過設備に、膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知するシステムを組み込むことが一般的に行われている。膜損傷の有無を検知する方法としては、圧力保持試験・気泡検知等による直接法と、膜透過水濁度・微粒子数・電気伝導率等を計測し透過水の水質を監視する間接法とがある。
直接法は、膜ろ過装置へ圧縮空気等を封入し、膜モジュール内の圧力降下・気泡漏洩等を監視する方法であり、確実な検知が可能である。しかし、ろ過運転を停止して行うバッチ毎での監視であるため、ろ過運転中に連続的な膜損傷検知を行うことが必要で、直接法を補完する間接法が併用されている。
間接法は、図2の膜ろ過装置100に示す通り、モジュール・スキッド・ユニット等と呼ばれる装置101に接続されている膜透過水側配管102毎に、切替弁103を介して精密濁度計・微粒子計・電気伝導率計等の汎用計測器104を組み込み、それらの各汎用計測器104が計測した各測定値が、予め設定した精密濁度計・微粒子計・電気伝導率計等の個々の汎用計測器104における固有の閾値から外れたか否かを検討し、装置101毎に膜損傷の有無を判定する方法である。
この場合に異常と判断するために設定する個々の計測器における固有の閾値は、過去の経験や実験を基に設定し、或いは膜供給水側へあらかじめ測定可能な微粒子等の指標物質を添加し、その指標物質を計測し設定することが行われている。
しかしながら、過去の経験や実験を基に個々の計測器における固有の閾値を設定する場合、浄水場・処理場等が異なると膜供給水の水質に変動や差が生じるので、他の浄水場・処理場等の経験値や実験値を参考に設定するのが困難であった。また、個々の計測器における固有の閾値を設定する場合、膜供給水の水質の変動や相違を考慮して設定するので、検知精度が悪いとの不都合があった。特に地下水系を原水とする浄水場においては、個々の計測器における固有の閾値を設定することができない場合が多かった。
また、指標物質を添加することにより求めた計測値を個々計測器における固有の閾値として設定する場合、膜損傷が発生していても計測器にて計測されない可能性があり、後段の施設や装置へ添加物質が混入する不都合があった。
また、濁度計・微粒子計による膜損傷検知では、透過水側配管内の汚れや空気抜き弁からの気泡混入等による誤検知により設備停止が発生し、設備稼働率の低下が生じていた。
また、大規模の浄水場・処理施設においては装置数が多くなるため計測器点数も多数となり、汎用計測器を用いた場合に計測器毎の固体誤差による測定値のばらつきが発生し、装置毎に異なる閾値を設定する必要が生じ、作業効率の悪化を招いていた。
更に、計測器は測定精度を高める必要があるため,定期的な校正・メンテナンスが必要となり、装置数が多くなると計測器も多くなるので、計測器の校正・メンテナンスに関わるコストが大きくなるとの不都合があった。
尚、下記特許文献1には、装置数が増加することによる不都合を解消するため、装置毎の出口配管に自動切替弁を設置すると共に装置毎の出口配管を繋ぐ配管に濁度計を設置し、自動切替弁の切替えで複数の装置で処理される膜ろ過水の濁度を一台の濁度計で計測することが提案されている。しかし、濁度計の計測値と濁度計における固有の閾値とを対比し異常の有無を判断する方法は同じであり、個々の計測器における固有の閾値を設定する困難さは解消されていなかった。
特開2004−113957
本発明は上述の不具合点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、膜ろ過設備における膜損傷若しくは膜劣化の有無を間接法にて検知する方法において、個々の計測器における固有の閾値を設定することなく検知できるようにすることである。
更に、別の目的は、膜損傷若しくは膜劣化の有無の検知精度を向上し、誤検知による設備停止をなくし設備の稼働率の向上を図ることである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る膜損傷検知方法は、膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比し、前記第一計測値が前記第一閾値外であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定し、前記第一計測値が前記第一閾値内であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が無と判定し、前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行し判定を順次繰り返すことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る膜損傷検知方法は、膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比し、続けて前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行して計測・演算及び対比を順次繰り返し、同一の一の膜モジュールついて前記第一計測値が前記第一閾値外であることが複数回現出したとき、前記同一の一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る膜損傷検知方法は、膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比すると共に、前記第二計測値を過去の第二計測値より演算した第二閾値と対比し、前記第一計測値が前記第一閾値外または/及び前記第二計測値が前記第二閾値外であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定し、前記前記第一計測値が前記第一閾値内で且つ前記第二計測値が前記第二閾値内にあるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が無と判定し、前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行し判定を順次繰り返すことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に係る膜ろ過設備は、膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器による第一計測値と前記第二計測器による第二計測値を基に演算し、前記一の膜モジュールについて膜損傷若しくは膜劣化の有無を判定する演算装置とを備えたことを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明によれば、切換弁の切換えにより分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について第一計測器で計測した第一計測値を、複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について第二計測器で計測した第二計測値を基に演算した第一閾値と対比し、判定するので、個々の計測器における固有の閾値を設定することが不要となり、膜供給水が異なることで個々の計測器における固有の閾値を設定する困難さを解消することができる。
また、個々の計測器における固有の閾値を設定する必要がないので、閾値を設定する際に膜供給水の水質の変動や差を考慮することが不要となり、地下水系を原水とする浄水場においても計測を実施することができる。更に、透過水側配管内の汚れや空気抜き弁からの気泡混入等による誤検知をなくし設備稼働率の向上を図ることができると共に、膜損傷の有無の検知精度の向上を図ることができる。
また、第一計測器と第二計測器と2ヶ所で計測し、2ヶ所での計測値を基に膜損傷の有無を判定しているので、検知精度の向上を図ることができる。
また、個々の計測器における固有の閾値を設定する必要がないので、指標物質を添加することによる計測で閾値を求めることが不要となり、後段の施設や装置へ添加物質が混入する不都合を防止することができる。
また、大規模の浄水場・処理施設において装置毎に計測器を設定する必要がないので計測器点数が増加せず、計測器毎の固体誤差による測定値のばらつきをなくすため装置毎に異なる閾値を設定する必要が無くなり、作業効率を向上することができる。更に、計測器の測定精度を高めるために行われる定期的な校正・メンテナンスに関わるコストの増加を防止することができる。
また、一の膜モジュールを透過した膜透過水についての第一計測値と、一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水についての第二計測値とを基に演算し比較するので膜劣化の確認が容易となり、膜が損傷する前に膜を交換する時期の明確化を図ることができる。
更に、請求項2においては、第一閾値外であることが複数回現出したときに膜損傷有と判定するので、計測器の誤検知等による誤判定をなくし、より一層設備稼働率の向上を図ることができる。
更に、請求項3においては、一の膜モジュールを透過した膜透過水についての第一計測値を第一閾値と対比すると共に、一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水についての第二計測値を第二閾値と対比し、その両方の対比結果より判定するので、膜損傷の検知精度の向上をより一層図ることができる。
本発明に係る膜ろ過設備の概略説明図 従来例の膜ろ過設備の概略説明図
以下に図面を参照して、この発明の実施形態に係る被処理水をろ過する膜ろ過設備及び膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法について、例示して説明する。
図1は、本発明に係る膜ろ過設備の概略説明図である。膜ろ過設備1は、膜モジュール10と、分岐配管20と、共通配管30と、演算装置40、とを備えている。
膜モジュール10は、複数台(図では3台)設置されていて、各膜モジュール(10A,10B,10C)に接続されている膜透過水側配管(12A,12B,12C)には、其々切替弁(11A,11B,11C)が配設されている。膜モジュール10の内部には膜が設置されている。膜の種類は、逆浸透膜(RO膜)、NF膜、限外ろ過膜(UF膜)精密ろ過膜(MF膜)、大孔径膜等があり、使用目的に応じて選択される。尚、膜モジュール10には、スキッド・ユニット等が含まれる。
分岐配管20は、精密濁度計から成る第一計測器21を有し、各膜モジュール(10A,10B,10C)に接続されている膜透過水側配管(12A,12B,12C)に其々配設されている切替弁(11A,11B,11C)の先端を連結している第一連結配管13に接続し、切替弁11の切換えでいずれか一の膜モジュール(10Aまたは10Bまたは10C)を透過した膜透過水の一部のみが流通するようになっている。一の膜モジュール(10Aまたは10Bまたは10C)を透過した膜透過水は、第一計測器21により濁度量(第一計測値)が計測され、後述する演算装置40に送信されるようになっている。尚、第一計測器21に使用される計測器は精密濁度計に限定されるものではなく、膜モジュール10に使用される膜の種類により、微粒子計、色度計、pH計、酸化還元電位計、電気伝導率計等が選択され、これらの計器が単独で、若しくは2種類以上併用される場合もある。
共通配管30は、膜モジュール10毎に接続されている膜透過水側配管12の先端を連結している第二連結配管14に接続し、各膜モジュール(10A,10B,10C)を透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通するようになっている。共通管透過水は、第一計測器21と同種類の精密濁度計から成る第二計測器31により常時濁度量(第二計測値)が計測され、演算装置40に所定間隔で送信されるようになっている。尚、第二計測器31に使用される計測器の種類は、第一計測器21に使用される計測器と同種類であり、第一計測器21が2種類以上から構成される場合は、第二計測器31も同種の2種類以上から構成される。また、第二計測器31が常時測定した第二計測値を演算装置40に送信する所定間隔は、実状を考慮して適宜決定される。
演算装置40は、一の膜モジュール(10Aまたは10Bまたは10C)について精密濁度計から成る第一計測器21が計測した濁度量(第一計測値)と、精密濁度計から成る第二計測器31が計測した濁度量(第二計測値)を受信すると共に蓄積し、第一計測値を第二計測値から演算した第一閾値と対比し蓄積し、一の膜モジュール(10Aまたは10Bまたは10C)の内部に設置されている膜について膜損傷若しくは膜劣化の有無について判定するようになっている。更に、蓄積された第二計測値を基に第二閾値を演算し、または、直接法にて全モジュール(10Aと10Bと10C)の膜損傷について損傷が無と確認した直後に、精密濁度計から成る第二計測器31で計測した基準濁度量(基準第二計測値)を基に第一閾値k1及び第二閾値k2を演算するようになっている。
次に、上記構成からなる膜ろ過設備1において、膜損傷の有無を検知する膜損傷検知方法について説明する。
第一実施例:
初めに、直接法にて全モジュール(10Aと10Bと10C)の膜損傷について損傷が無と確認した直後に、精密濁度計から成る第二計測器31で基準共通濁度量(基準第二計測値)Vmが計測され、演算装置40に送信され蓄積される。
次いで、3台の膜モジュール(10A,10B,10C)に其々供給された膜供給水は、膜モジュール(10A,10B,10C)毎に接続されている膜透過水側配管(12A,12B,12C)を流通し、第二連結配管14を経由して共通配管30で合流し共通管透過水となり、共通配管30に配設されている精密濁度計から成る第二計測器31にて、共通濁度量Vp(第二計測値)が常時計測され、演算装置40に所定間隔で送信され蓄積される。
一方、第一の膜モジュール10Aに接続されている膜透過水側配管12Aに配設されている切替弁11Aを開にすると共に、第二の膜モジュール10Bに接続されている膜透過水側配管12Bに配設されている切替弁11B及び第三の膜モジュール10Cに接続されている膜透過水側配管12Cに配設されている切替弁11Cを閉にすることで、第一の膜モジュール10Aを透過した膜透過水の一部は、第一連結配管13を経由して分岐配管20に流通し、分岐配管20に配設されている精密濁度計から成る第一計測器21にて、第一の膜モジュール10Aについての個別濁度量Va(第一計測値)が計測され、演算装置40に送信され蓄積される。
演算装置40では、第一の膜モジュール10Aの切替弁11Aが開になっている状態で送信されてきた第二計測値である共通濁度量Vpを基に、下記(1)式より第一閾値k1が演算される。
k1=Vp×(1+1/n)・・・・(1)
(nは、モジュール数を表わし、本実施例では、n=3となる。以下同じ)
上記(1)の代りとして、基準濁度量Vmを用い、下記(2)式より第一閾値k1が演算されても良い。
k1=Vm+(Vp−Vm)/n・・・・(2)
尚、上記(1)式または(2)式で求めた値に、計器誤差等を考慮した許容値を付加し、第一閾値k1を設定しても良い。
次いで、送信されてきた第一の膜モジュール10Aの個別濁度量Vaと、上記第一閾値k1とが対比される。その結果、個別濁度量Vaが第一閾値k1より高い場合、第一の膜モジュール10Aの膜について膜損傷が有と判定され、個別濁度量Vaが第一閾値k1より低い場合、第一の膜モジュール10Aの膜について膜損傷が無と判定される。
これにて、第一の膜モジュール10Aについての判定が終わり、次の第二の膜モジュール10Bに移行する。そのため、切替弁11Aを閉にすると共に、切替弁11Bを開にし、切替弁11Cは、そのまま閉が維持される。次いで、第二の膜モジュール10Bを透過した膜透過水について、第一計測器21にて、個別濁度量Vb(第一計測値)が計測され、演算装置40に送信され蓄積される。合わせて、第二の膜モジュール10Bの切替弁11Bが開になっている状態で送信されてきた第二計測値である共通濁度量Vpを基に、上記(1)式または(2)式より第一閾値k1が演算される。
次いで、演算装置40において、送信されてきた第二の膜モジュール10Bの個別濁度量Vbと、上記第一閾値k1とを対比し、第一の膜モジュール10Aと同様に対比し判定する。更に第三の膜モジュール10Cについて、第一の膜モジュール10Aについて、と順次移行し繰り返し行う。尚、切替弁11の切換えにより次の膜モジュール10に移行するタイミングは、タイマーによる設定や、逆洗浄が行われる直後に移行する場合等、実状に合わせて決定される。
第二実施例(第一実施例と異なる点を主に以下説明する。):
第一実施例と同様に演算装置40において、第一の膜モジュール10Aの切替弁11Aが開になっている状態で送信されてきた、第一計測器21で計測された個別濁度量Va(第一計測値)と、第二計測器31で計測された共通濁度量Vp(第二計測値)を基に上記(1)式または(2)式より演算された第一閾値k1と、が対比される。
続けて、次の第二の膜モジュール10Bに移行する。そのため、切替弁11Aを閉にすると共に、切替弁11Bを開にし、切替弁11Cは、そのまま閉が維持される。この状態において、上記第一の膜モジュール10Aと同様に演算装置40において、第二の膜モジュール10Bの切替弁11Bが開になっている状態で送信されてきた、個別濁度量Vb(第一計測値)と、共通濁度量Vp(第二計測値)を基に上記(1)式または(2)式より演算された第一閾値k1と、が対比される。
更に、第三の膜モジュール10Cについて、第一の膜モジュール10Aについて、と順次移行し繰り返し行われる。その結果、同一膜モジュール(例えば第一の膜モジュール10A)において、個別濁度量Vaが第一閾値k1より高い場合が2回以上現出したとき、第一の膜モジュール10Aは膜損傷が有と判定される。
第三実施例(第一実施例と異なる点を主に以下説明する。):
第一実施例と同様に演算装置40において、第一の膜モジュール10Aの切替弁11Aが開になっている状態で送信されてきた、第一計測器21で計測された個別濁度量Va(第一計測値)と、第二計測器31で計測された共通濁度量Vp(第二計測値)を基に上記(1)式または(2)式より演算された第一閾値k1と、が対比される。
演算装置40において、過去に送信され蓄積されてきた第二計測器31で計測された共通濁度量Vp(第二計測値)を基に第二閾値k2が演算される。第二閾値k2として、基準共通濁度量(基準第二計測値)Vmを用いることもできる。この場合に、過去に送信され蓄積されてきた基準共通濁度量Vmの最大値、又は平均値等を用いるのが好適である。尚、この場合においても、第一閾値k1と同様に、計器誤差等を考慮した許容値を付加し、第二閾値k2を設定しても良い。
次いで、第一の膜モジュール10Aの切替弁11Aが開になっている状態で送信されてきた、第二計測器31で計測された共通濁度量Vp(第二計測値)と上記の第二閾値k2とが対比される。その結果、個別濁度量Vaが第一閾値k1より高い場合、または/及び共通濁度量Vpが第二閾値k2より高い場合、第一の膜モジュール10Aの膜について膜損傷が有と判定され、個別濁度量Vaが第一閾値k1より低い場合で、且つ共通濁度量Vpが第二閾値k2より低い場合、第一の膜モジュール10Aの膜について膜損傷が無と判定される。
続けて、第二の膜モジュール10Bについて、次いで第三の膜モジュール10Cについて、と順次移行し繰り返し判定が行われる。
以上の通り、第一の膜モジュール10Aを透過した膜透過水についての個別濁度量である第一計測値Vaと、3台の膜モジュール(10Aと10Bと10C)を透過した膜透過水が合流した共通管透過水についての共通濁度量Vpより演算した第一閾値とを対比するので、第一計測値Vaを膜モジュール10に供給される膜供給水についての固有の濁度量に基づく閾値と対比し、判定することを不要とすることが可能となる。従って、膜モジュール10に供給される膜供給水について、第一計測器21における濁度量の閾値を設定する困難さを解消することが可能となる。
また、第一計測器21と第二計測器31と2ヶ所で計測した第一計測値と第二計測値を基に膜損傷の有無を判定しているので、透過水側配管内の汚れや空気抜き弁からの気泡混入等による誤検知の発生を防止することができ検知精度の向上を図ることが可能となる。
1 膜ろ過設備
10,10A,10B,10C 膜モジュール
11,11A,11B,11C 切替弁
12,12A,12B,12C 膜透過水側配管
13 第一連結配管
14 第二連結配管
20 分岐配管
21 第一計測器
30 共通配管
31 第二計測器
40 演算装置
k1 第一閾値
k2 第二閾値
Va,Vb,Vc 第一計測値
Vm,Vp 第二計測値
n モジュール数


Claims (4)

  1. 膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、
    前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比し、前記第一計測値が前記第一閾値外であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定し、前記第一計測値が前記第一閾値内であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が無と判定し、前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行し判定を順次繰り返すことを特徴とする膜損傷検知方法。
  2. 膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、
    前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比し、続けて前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行して計測・演算及び対比を順次繰り返し、同一の一の膜モジュールついて前記第一計測値が前記第一閾値外であることが複数回現出したとき、前記同一の一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定することを特徴とする膜損傷検知方法。
  3. 膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器及び前記第二計測器の計測値を基に演算する演算装置と、を備える膜ろ過設備の膜損傷若しくは膜劣化の有無を検知する膜損傷検知方法であって、
    前記切換弁の切換えにより前記分岐配管を流通する一の膜モジュールを透過した膜透過水について前記第一計測器で第一計測値を計測し、前記一の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水について前記第二計測器で第二計測値を計測して第一閾値を演算し、前記第一計測値を前記第一閾値と対比すると共に、前記第二計測値を過去の第二計測値より演算した第二閾値と対比し、前記第一計測値が前記第一閾値外または/及び前記第二計測値が前記第二閾値外であるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が有と判定し、前記前記第一計測値が前記第一閾値内で且つ前記第二計測値が前記第二閾値内あるとき前記一の膜モジュールは膜損傷若しくは膜劣化が無と判定し、前記切換弁の切換えにより次の一の膜モジュールに移行し判定を順次繰り返すことを特徴とする膜損傷検知方法。
  4. 膜透過水側配管に切換弁を有する複数の膜モジュールと、前記切換弁の切換えにより前記複数の膜モジュールの内の一の膜モジュールを透過した膜透過水が流通する第一計測器を有する分岐配管と、前記複数の膜モジュールを透過した膜透過水が合流した共通管透過水が流通する第二計測器を有する共通配管と、前記第一計測器による第一計測値と前記第二計測器による第二計測値を基に演算し、前記一の膜モジュールについて膜損傷若しくは膜劣化の有無を判定する演算装置とを備えたことを特徴とする膜ろ過設備。
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