JP2011229841A - シリンジ及びそのシリンジを有するカテーテルセット - Google Patents

シリンジ及びそのシリンジを有するカテーテルセット Download PDF

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Abstract

【課題】血液等の流体の圧力差を利用し、その流体の圧力を定性的に可視化することで、目的物を短時間かつ正確に判別することができるシリンジを提供する。
【解決手段】本発明に係るシリンジ100は、内部が視認可能な注射筒2と、注射筒2内に押し引き可能に設けられ、内部が中空で両端が開口されているプランジャー4と、プランジャー4の内部と注射筒2の内部とを連通するための孔が形成されており、プランジャー4の一端に取り付けられることで注射筒2の内部及び注射筒2の底部2aに形成されている貫通穴の内部を気密状態にするガスケット5と、プランジャー4内に流入する流体の流れをプランジャー4内部から外部方向に許容する逆流防止機構と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液等の流体の圧力を定性的に可視化できるシリンジ及びそのシリンジを有するカテーテルセットに関するものである。
人体等の血管内にカテーテルやガイドワイヤーを挿入するに際しては、最初に穿刺針が先端に取り付けられたシリンジを用いて目的とする血管(静脈又は動脈)を確保する。たとえば、中心静脈用(CV)カテーテルを留置する際には、血管内留置用カニューラ(カニューレ外套型穿刺針)を用いて鎖骨下静脈や内頸静脈等を穿刺する。人体の深部に位置する血管に穿刺針を穿刺する場合、触診や目視によって血管の位置や走行を知ることができず、専ら医師等の術者の解剖学的知識と経験によって穿刺部位や穿刺方向を決めている。血管確保に際し術者に与えられる情報は、穿刺針の針先が血管壁を通過するときの指に伝わる僅かな感触と逆流する血液のみである。
穿刺針の針先が血管壁を通過するときの僅かな感触は、しばしば皮膚から血管に到る皮下組織や筋肉を通過する際に生ずる抵抗にかき消されてしまうこと、一瞬であること、主観的な判断に陥り易いことから考えて、逆流する血液のみが信頼できる情報源であると考えられる。シリンジの先端に取り付けられている穿刺針の針先が血管内にあるかどうかは、シリンジバレル(注射筒)への血液の逆流(フラッシュバック)を情報源として判別することができる。
人体の深部に位置する血管は、動脈と静脈とが併走、たとえば静脈の近傍又は背後に動脈が位置していることが特徴である。たとえば、内頸静脈と総頸動脈とが、鎖骨下静脈と鎖骨下動脈とが、それぞれ併走している。また、血管の走行には個人差があり、術者の解剖学的知識と経験によって決めた穿刺部位や穿刺方向に誤りが全くないということはいえない。よって、術者は、逆流する血液から得られる情報で、穿刺した血管が静脈であるか動脈であるかを正確に判断する必要がある。
医療現場では、さらに、静脈にカテーテルやガイドワイヤーを挿入するに際しては、動脈ではなく静脈に穿刺したことを確実かつ短時間で判別することが要求される。つまり、医療現場では、緊急性や衛生性の観点から、患者に対し迅速かつ的確な処置を施さなければならず、穿刺針を穿刺した血管が目的とする血管であるかどうかということを短時間、かつ、正確に判別できることが重要になっている。しかしながら、熟練した医師といえども、穿刺針で穿刺した血管が目的とする血管であるかどうかを一見して判別することは難しい。
一般に、逆流した血液から穿刺した血管が静脈であるのか動脈であるのかを見分ける方法としては、吸引した血液の色、血液の酸素飽和度、血圧のいずれかで行なうことがよく知られている。血液の色で血管を見分ける場合、血液の色が鮮やかな赤色をしていれば動脈血、血液の色が黒ずんだ赤色をしていれば静脈血であると判別できる。血液の酸素飽和度で血管を見分ける場合、酸素飽和度が高ければ動脈血、酸素飽和度が低ければ静脈血であると判別できる。血圧で血管を見分ける場合、血圧が高ければ動脈血、血圧が低ければ静脈血であると判別できる。
血液の色で血管を見分ける場合、たとえば全身麻酔がよく効いていると患者の呼吸が浅くなり、動脈血であっても鮮やかな赤色をしていないことがある。また、酸素マスクの酸素分圧が高いと、血中の酸素飽和度も高くなり、静脈血であっても鮮やかな赤色に近くなることがある。さらに、血液の色にも個人差があり、血液の色が一定しているわけではない。以上のことから、個人差や患者のそのときの状態によって血液の色は左右されるため、血液の色で血管を見分けることは、目安にはなっても、確実性に欠ける。
血液の酸素飽和度で見分ける場合、酸素飽和度と血液の色には相関があるので、血液の色で判断が難しい場合には酸素飽和度での判断も難しくなる。加えて、血液の酸素飽和度の測定には、そのための測定器が別途必要である。以上のことから、測定器を別途用意する必要があること、さらに測定に伴う操作が煩雑であること、測定結果が得られるまでに時間がかかること等から、血液を酸素飽和度で見分けることは、現実的でないという問題がある。
それらに対し、動脈血と静脈血との血圧の違いを利用すれば、短時間でより正確に穿刺した血管が静脈であるのか動脈であるのかを判別することができる。そこで、穿刺した血管が動脈であるかどうかを判別するようにした技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。また、動脈血と静脈血との血圧の違いを利用して、短時間でより正確に穿刺した血管が静脈であるのか動脈であるのかを判別できるようにした技術が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
独国実用新案第9208103号公報 特開平10−165509号公報
特許文献1に記載されている技術は、表示装置20を穿刺時ではなく、穿刺後に取り付けるものである。一般に、血管に穿刺する場合、静脈の静脈圧は2〜8mmHgであるので、穿刺時にシリンジ内を陰圧にできないと、血液の逆流が得られない。特許文献1に記載されている技術では、針先が血管内にあるかどうかをシリンジに陰圧を掛けて再度確認しなければならない状況になった場合に、取り外した上で陰圧をかけ直し、再度取り付けるので、操作や手技が煩雑になる。
また、表示装置20を取り付けるという操作を血管確保後に追加するため、その追加取付操作によって、折角確保した血管から針先が前後左右にずれ、針先が血管外に外れる(たとえば、血管を針で前壁と後壁とを貫いてしまったり、血管から針が抜けてしまったりする等)可能性がある。
さらに、一般に深部の血管は目視では確認できないため、1回の血管確保作業で、目的の血管を確保できるということはあまり期待できず、血管確保作業を何回か繰り返すのが通常である。目的の血管を確保できなかった場合、シリンジ内に流入した血液等を廃棄して、血管確保作業を再度実行することになる。しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、押し出そうとする血液が針先ではなく、分岐パイプ14に向かうおそれがあり、また表示装置20内に血液等が少しでも残っていると、再度新しい表示装置20を準備しなくてはならない。これらのことから、特許文献1に記載されている技術は、血管確保作業を複数回実行することを想定していないものであると考えられる。
ところで、特許文献2に記載されている技術は、動脈血と静脈血との血圧の違いを利用して、短時間でより正確に穿刺した血管が静脈であるのか動脈であるのかを判別できるようにしたものである。このような技術のメリットを考慮しつつ、使い易さやコンパクト性、衛生性、コスト面等の観点から更に改良を加え、より実用的で使い勝手のよいシリンジの開発が望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、血液等の流体の圧力差を利用し、その流体の圧力を定性的に可視化することで、目的物を短時間かつ正確に判別することができるシリンジ及びそのシリンジを有したカテーテルセットを提供することを目的としている。
本発明に係るシリンジは、内部が視認可能な筒体であって、その一方の端部に貫通穴が形成された底部を有している注射筒と、注射筒内に押し引き可能に設けられ、内部が中空で両端が開口されているプランジャーと、プランジャーの内部と注射筒の内部とを連通するための孔が形成されており、プランジャーの一端に取り付けられ、外周面が注射筒の内壁面に接触するガスケットと、プランジャーの他端に取り付けられ、プランジャーの一端からプランジャーの内部に流入する流体の流れをプランジャー内部から外部方向に許容する逆流防止機構と、を備えているものである。
本発明に係るシリンジは、逆流防止機構には、プランジャーの内部に流入する流体に応じた開放圧力値が設定してあるものである。
本発明に係るシリンジは、逆流防止機構が、弁体及び弁体を収容されるハウジングを備えた逆止弁で構成され、逆止弁ハウジングを介してプランジャーの他端に着脱自在に取り付けられているものである。
本発明に係るシリンジは、流体の流入口となる穿刺針を注射筒の底部に着脱自在に取り付可能にしているものである。
本発明に係るシリンジは、逆流逆止機構の下流側に疎水性フィルターを設けているものである。
本発明に係るカテーテルセットは、上記のシリンジと、カテーテルと、を備えるものである。
本発明に係るシリンジによれば、中空のプランジャー及び逆止弁を有しているので、注射筒内に流入する流体の圧力差を利用し、その流体の圧力を定性的に可視化することができ、目的物を短時間かつ正確に判別することが可能になる。また、本発明に係るシリンジによれば、複雑な構成及び操作を要することなく、容易に流体の判別作業を実行できるので、使い勝手がよく、より実用的なものになる。
本発明に係るシリンジによれば、複雑な構成を要することなく目的物を短時間かつ正確に判別することが可能になる。
本発明に係るシリンジによれば、一般的な逆止弁を利用することができるので、コンパクト化及び低コスト化を実現できる。
本発明に係るシリンジによれば、穿刺針を着脱自在に取り付け可能にしているので、測定できる目的物の範囲が広くなる。たとえば、穿刺針を取り付けることで、人体の深部にある血管を流れている血液等も目的物とすることができる。
本発明に係るシリンジによれば、逆止弁の下流側にフィルターを設けているので、衛生性及び安全性の要請に応じることも可能になる。
本発明に係るカテーテルセットによれば、上記のシリンジを備えているので、シリンジが有している効果と同様の効果を奏することになる。
本発明の実施の形態に係るシリンジの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシリンジの構成例を示す概略図である。 プランジャー及び逆止弁の断面構成を示す概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るシリンジの別の構成例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシリンジ100の概略構成を示す斜視図である。図2は、シリンジ100の構成例を示す概略図である。図3は、プランジャー4及び逆止弁6の断面構成を示す概略縦断面図である。図1〜図3に基づいて、シリンジ100について説明する。このシリンジ100は、液体(たとえば、血液等)や気体(たとえば、空気)等の流体の圧力差を利用し、流体の圧力を定性的に可視化できるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1には、サイドポート9を有したシリンジ100を併せて図示している。
図1に示すように、シリンジ100は、たとえば中心静脈用(CV)カテーテルを留置する際に使用されるものであり、穿刺針1と、注射筒2と、プランジャー4と、ガスケット5と、逆流防止機構として機能する逆止弁6と、を少なくとも有している。なお、図1では、穿刺針1、穿刺針1と注射筒2とを接続するアダプター3、及び、プランジャー4の押し引き操作を補助する操作部7を図示しているが、これらは必要に応じて用いるようにすればよく、必ずしも必須というものではない。
穿刺針1は、アダプター3を介して注射筒2の一方の端部に嵌合又は螺合することにより着脱自在に取り付けられ、たとえば人体等の血管に穿刺されるものである。穿刺針1は、内部に貫通穴が形成され、流体が導通したり、カテーテルやガイドワイヤーが挿通したりすることが可能になっている。この穿刺針1の構成材料を特に限定するものではないが、たとえば金属やプラスチックを構成材料として用いるとよい。なお、アダプター3を設けない構成のシリンジにおいては、穿刺針1を注射筒2に嵌合又は螺合することにより直接取り付ければよい。
注射筒2は、内部が視認可能な筒体であって、穿刺針1の取付端部(以下、底部2aと称する)が貫通穴を有した有底形状となっており、アダプター3を介して着脱自在に取り付けられる穿刺針1と連通するものである。注射筒2は、たとえば透明性の合成樹脂を用い、断面形状が円形状や多角形状(たとえば、六角形状や八角形状)となるように形成されている。なお、本実施の形態では、注射筒2の断面形状が円形状であるものを例示的に示している。
また、注射筒2の底部2aの中心部には、穿刺針1やアダプター3が嵌合又は螺合することにより着脱自在に取り付け可能な筒状部2bが突出するように形成されている。なお、本実施の形態では、筒状部2bが、底部2aの中心部に形成されている状態を例示的に示しているが、筒状部2bの形成位置を特に限定するものではなく、筒状部2bを底部2aの中心部から偏心した位置に形成するようにしてもよい。さらに、注射筒2の底部2aとは反対側の端部周縁には、ストッパー2cが外周方向に突出するように形成されている。なお、測定しようとする目的物により、筒状部2bを穿刺針1の代用として用いるようにしてもよい。
プランジャー4は、注射筒2内に押し引き可能なように設けられるものである。このプランジャー4は、たとえば透明性の合成樹脂を用い、内部が中空となるように形成されている。また、プランジャー4の両端部は、開口されている。つまり、プランジャー4は、内部に流体が導通可能で、内部が視認可能になっている。プランジャー4は、押し引きすることで注射筒2内部の圧力を変化させるものである。
また、プランジャー4の両端開口部の径を、プランジャー4の内部流路の径よりも狭くしてもよい。プランジャー4の一端(底部2a側の先端)の径をプランジャー4の内部流路の径よりも狭くしておけば、プランジャー4の内部に流入する流体の速度を速くすることができ、流体の流入をより確認しやすくなる。なお、プランジャー4の一端(底部2a側の先端)には、ガスケット5が取り付けられている。また、プランジャー4も、注射筒2の形状に応じて、たとえば断面形状が円形状となるように形成するとよい。
ガスケット5は、プランジャー4の一端に嵌合、螺合あるいは接着することで取り付けられており、外周面が注射筒2の内壁面に接触することで、穿刺針1の貫通穴、その貫通穴に連通する筒状部2b、及び、注射筒2内部を気密状態にしている。また、ガスケット5には、プランジャー4の内部と注射筒2の内部とを連通するための孔(図3に示す孔5a)が形成されている。この孔5aの径も、図3に示すようにプランジャー4の内部流路の径よりも狭くするとよい。孔5aの径を特に限定するものではないが、プランジャー4の押し引き動作により注射筒2及びプランジャー4の内部に圧力変化を生じさせやすい程度の径に設定すればよい。孔5aの径をプランジャー4の内部流路の径よりも狭くすれば、圧力変化が生じやすくなるとともに、プランジャー4の内部に流入する流体の速度を速くすることができることにもなる。
なお、ガスケット5は、プランジャー4と一体的に成形されるようにしてもよい。また、ガスケット5の構成材料を特に限定するものではないが、注射筒2の内壁面との接触性を考慮し、弾力のある材料、たとえばゴムや合成樹脂等のエラストマーを材料として用いるとよい。また、ガスケット5の孔5aとプランジャー4の一端の径をともに、プランジャー4の内部流路の径よりも狭くする必要はなく、いずれか一方の径だけを狭くするようにしてもよい。
逆止弁6は、プランジャー4の他端(底部2a側とは反対側の先端)に嵌合又は螺合することでプランジャー4の内部と連通するように着脱自在に取り付けられ、プランジャー4内を流れる流体の流れを所定の方向のみに許容するものである。この逆止弁6は、逆流防止機構としての機能を有しており、設定してある開放圧力値に応じてプランジャー4の内部から外部への方向のみに流体の流れを許容するようになっている。本実施の形態では、逆流防止機構の一例として逆止弁6を使用した場合を例に説明するが、これに限定するものではなく、流体の流通を圧力で調整可能(開放圧力値を調整可能)なものであれば逆流防止機構として適用することができる。図3に示すように、逆止弁6は、弁体6aが逆止弁ハウジング(ハウジング)6b内に収容されて構成されている。
なお、本実施の形態では、逆止弁6がプランジャー4の他端に取り付けられている状態を例示的に示しているが、逆止弁6の取付位置をプランジャー4の他端に限定するものではなく、プランジャー4のどこかに取り付けられていれば逆止弁6としての機能を発揮することができることは言うまでもない。また、逆止弁6の開放圧力値の設定は、測定しようとする流体に応じて決定すればよい。たとえば、動脈血の流れを許容しようとする場合、逆止弁6の開放圧力値の設定は、15〜50mmHg程度、好ましくは30mmHg程度にすればよい。さらに、弁体6aや逆止弁6の種類を特に限定するものではなく、用途に応じて種類を選定すればよい。
アダプター3は、中空になっており、穿刺針1と注射筒2とを接続するものである。図1では、アダプター3が穿刺針1と注射筒2とを接続するだけの構成である場合を例に示しているが、このような構成の他に、一方を二股に分岐しているような構成としてもよい。つまり、シリンジ100の使用用途に応じて、アダプター3の構成や着脱が決定されることになる。
操作部7は、逆止弁6の一端(プランジャー4側ではない方の端部)に設けられており、プランジャー4の押し引き操作を補助するものである。したがって、操作部7は、術者が行なうプランジャー4の押し引き操作を補助するために、外周方向に突出するように形成するとよい。また、操作部7にも孔が形成されており、操作部7で逆止弁6の流体流路を閉塞しないようになっている。なお、操作部7は、逆止弁6と一体的に形成されていてもよく、逆止弁6とは別体として逆止弁6に取り付けるようにしてもよい。
ここで、シリンジ100を使用して人体の深部に位置する静脈を穿刺し、血管を確保する手技(操作)について説明する。ここでは、セルジンガー法によりカテーテルを留置する場合を例に説明する。まず、セルジンガー法を簡単に説明する。
まず、術者は、解剖学的知識と経験からカテーテルを挿入したい血管の走行を推測し、穿刺位置、穿刺方向、穿刺深さ等をイメージする。次に、術者は、イメージ内容に基づいて、シリンジ100の穿刺針1を注射筒2と接続した状態で皮膚から人体の深部に向けて穿刺する。このとき、術者は、穿刺針1の先端が皮膚を貫通した直後からプランジャー4を引き、注射筒2及び穿刺針1の内部を陰圧にし、この状態のまま穿刺針1を人体の深部へと進める。これは、注射筒2内への血液の逆流をより迅速、確実にするためである。
実際、人体の深部に位置する静脈(たとえば鎖骨下静脈や内頸静脈)では、2〜8mmHg程度の血圧である。カテーテルを留置しようとしている患者の容体によっては、大気圧より低い血圧しか得られないこともしばしばある。このようなことを踏まえると、注射筒2内に強制的に血液を逆流させるためには、プランジャー4を引いて注射筒2及び穿刺針1の内部を陰圧にする操作は必須である。そして、この操作があるために注射筒2及び穿刺針1の内部が気密(血液の逆流が起こる程度の気密性があればよい)でなければならない。
血管確保作業は、目的とする血管を確保するまで実行することになる。術者は、注射筒2への血液の逆流が見られたら、穿刺針1が血管内に位置していると判別する。この血管がカテーテルを挿入したい目的とする血管であった場合、術者は、たとえば注射筒2を取り外した穿刺針1を介してその血管にガイドワイヤーを挿入する。なお、セルジンガー法によりカテーテルを留置する場合、サイドポート9を有しているアダプター3を使用し、このサイドポート9を介してガイドワイヤーやカテーテルを挿入してもよい。
次に、術者は、ガイドワイヤーに沿ってダイレーターを挿入し、カテーテルを挿入する血管を拡張する。血管を拡張したら、術者は、ダイレーターを抜去してから、カテーテルをガイドワイヤーに被せて血管内に挿入していく。目的の位置にカテーテルを挿入したら、術者は、ガイドワイヤーを抜去する。そして、カテーテル内の空気を抜き、カテーテルを固定したら、カテーテルの留置作業が完了する。なお、通常は、カテーテル内を洗浄したり、レントゲン撮影などでカテーテルの留置位置が正確かどうかを確認したりする。
シリンジ100を用いた血管の判別方法について説明する。つまり、穿刺した血管が対象する血管であるのかどうかの判別について説明する。なお、ここでは、逆止弁6の開放圧力値を、動脈血の流れを許容するため15〜50mmHg程度に設定しているものとする。
〈穿刺した血管が静脈であった場合〉
術者は、注射筒2、穿刺針1、及び、プランジャー4の内部を陰圧にしながら穿刺針1を人体の深部へ進めていく。そして、血管内に穿刺針1の先端が挿入されると同時に、そこが静脈内であれば穿刺針1及び注射筒2の内部に血液の逆流が見られる。従って、術者は、穿刺針1が目的の静脈に穿刺され、正常に確保されたことを認識できる。
そうすると、静脈に穿刺針1が穿刺された場合、静脈血の圧力は、設定されている逆止弁6の開放圧力値よりも低いため、血液が注射筒2内に逆流してくるものの、それほど血液柱が上がらない(たとえば、ガスケット5の近傍までしか血液柱が上がらない)。つまり、プランジャー4を引いて注射筒2、穿刺針1、及び、プランジャー4の内部に陰圧を発生させているため、血液の逆流は見られるが、逆止弁6が開放せず、プランジャー4内部の空気が留まったままの状態であるので、血液柱がそれほど上がらないのである。
〈穿刺した血管が動脈であった場合〉
動脈に穿刺針1が穿刺された場合、動脈血の圧力は、設定されている逆止弁6の開放圧力値よりも高いため、血液が注射筒2内に逆流し、更にプランジャー4の内部にまで血液柱が上がってくる。つまり、プランジャー4を引いて注射筒2及び穿刺針1の内部に陰圧を発生させているため、血液の逆流が見られるとともに、逆止弁6が開放し、プランジャー4内部の空気が外部に押し出されるので、血液柱がプランジャー4の内部にまで上がってくるのである。プランジャー4は透明であるため、術者は、プランジャー4の内部に血液柱が上がってきているかどうか、自分の目で確認することができる。また、術者以外の第三者(たとえば、術者以外の医師等の補助者)もプランジャー4内部の状態を視認することができる。
このように、術者は、血液の逆流を確認した直後に、穿刺した血管が目的としている血管であるのかどうかを短時間かつ正確に判別することができる。目的とする血管が静脈であるが、穿刺した血管が動脈であることを確認した場合は、術者は、直ちに穿刺を中止して、速やかに適切な対応処置を施すことが可能となる。したがって、カテーテルセットにシリンジ100を使用すれば、使い勝手がよく、より実用的な手技を提供することができることになる。また、患者の負担が軽減することにもなる。
以上より、シリンジ100によれば、中空のプランジャー4及び逆止弁6を有しているので、血液等の流体の圧力差を利用し、その流体の圧力を定性的に可視化することができ、穿刺針1が目的物に穿刺されたことを短時間かつ正確に判別することが可能になる。シリンジ100によれば、このシリンジ100のような機能を備えていない市販されているような一般的なシリンジと同様の操作をするだけで、つまり手技を全く変えることなく、穿刺針1が穿刺された目的物の判別ができる。よって、シリンジ100によれば、複雑な構成及び操作を要することなく、従来と全く同じ穿刺手技において容易に流体の判別作業を実行できるので、使い勝手がよく、より実用的なものになる。
また、シリンジ100によれば、一度の手技で目的物を穿刺できなかった場合でも、プランジャー4を押して注射筒2内に逆流した流体を排出するだけの作業で、2回目以降の手技を容易にすることが可能になる。加えて、シリンジ100によれば、一般的な逆止弁6の有する機能を活用しているので、複雑な構成を要することなく目的物を短時間かつ正確に判別することが可能になる。
さらに、シリンジ100によれば、このシリンジ100のような機能を備えていない市販されているような一般的なシリンジの大きさとほとんど変わらない程度の大きさにすることができる。つまり、シリンジ100は、プランジャー4を中空状にするとともに、プランジャー4の端部に逆止弁6を取り付けるだけで、流体の圧力を定性的に可視化することができるので、一般的なシリンジの径と同程度にでき、コンパクト化の要求にも応えることができる。加えて、一般的に利用されている逆止弁6を用いることができるので、低コスト化にも繋がる。
図4は、シリンジ100の別の構成例を示す概略図である。図4に基づいて、シリンジ100の別の構成例について説明する。このシリンジ100は、逆止弁6の下流側、つまり逆止弁6のプランジャー4側端部の反対側端部にフィルター部8を設けるようにしたものである。このフィルター部8は、フィルター8aがフィルターハウジング8b内に収容されて構成されている。フィルター8aは、液体を通さず、気体のみを通す疎水性フィルターで構成されている。なお、それ以外の構成については、図1〜図3で説明したシリンジ100と同様である。また、フィルター部8を設ける場合、操作部7は、フィルター部8と一体的に形成されていてもよく、フィルター部8とは別体としてフィルター部8に取り付けるようにしてもよい。さらに、フィルター部8を操作部7に設けるようにしてもよい。
フィルター8aを逆止弁6の下流側に設けることによって、プランジャー4内部を上がってきた液体をブロックすることができる。たとえば、穿刺針1を動脈に穿刺した場合、血液がプランジャー4内部を勢いよく逆流してくることがあり、逆止弁6を通過して外部に漏出してしまうことがある。感染症を有している患者に対して施術を行なっている場合、血液の漏出は、術者を含め患者近傍にいる医療従事者にとって好ましくない。そこで、フィルター8aを設けるようにしておけば、このような場合に対しての備えとすることができる。したがって、フィルター8aを設けるようにすれば、衛生性及び安全性の要請に応じることも可能になる。
なお、実施の形態では、穿刺針1で穿刺する目的物が血管である場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、圧力差を利用できるものであれば目的物とすることができる。この場合、逆止弁6の開放圧力値の設定を目的物に応じて変更すればよい。また、実施の形態では、シリンジ100を用い、セルジンガー法によりカテーテルを留置する場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、シリンジ100はガイドワイヤーを使用しないようなカテーテルの留置方法(たとえば、スルーザカニューラ法等)であっても使用することができる。さらに、シリンジ100は、中心静脈用カテーテルの他、たとえば透析用カテーテルや心臓用カテーテルイントロデューサー等を留置する際にも使用することができる。
1 穿刺針、2 注射筒、2a 底部、2b 筒状部、2c ストッパー、3 アダプター、4 プランジャー、5 ガスケット、5a 孔、6 逆止弁、6a 弁体、6b 逆止弁ハウジング、7 操作部、8 フィルター部、8a フィルター、8b フィルターハウジング、100 シリンジ。

Claims (6)

  1. 内部が視認可能な筒体であって、その一方の端部に貫通穴が形成された底部を有している注射筒と、
    前記注射筒内に押し引き可能に設けられ、内部が中空で両端が開口されているプランジャーと、
    前記プランジャーの内部と前記注射筒の内部とを連通するための孔が形成されており、前記プランジャーの一端に取り付けられ、外周面が前記注射筒の内壁面に接触するガスケットと、
    前記プランジャーの一端から前記プランジャーの内部に流入する流体の流れを前記プランジャー内部から外部方向に許容する逆流防止機構と、を備えている
    ことを特徴とするシリンジ。
  2. 前記逆流防止機構には、
    前記プランジャーの内部に流入する流体に応じた開放圧力値が設定してある
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリンジ。
  3. 前記逆流防止機構は、
    弁体及び前記弁体を収容されるハウジングを備えた逆止弁で構成され、前記ハウジングを介して前記プランジャーの他端に着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンジ。
  4. 流体の流入口となる穿刺針を前記注射筒の底部に着脱自在に取り付け可能にしている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンジ。
  5. 前記逆流防止機構の下流側に疎水性フィルターを設けている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンジ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンジと、
    カテーテルと、を備える
    ことを特徴とするカテーテルセット。
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