JP2011227831A - 慶弔金支払システム及び慶弔金支払方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】慶弔金支払システム1において、ホストコンピュータシステム2は、ホストコンピュータ7と、データベース8とを備える。ホストコンピュータ7は、慶弔の発生した社員へ慶弔金を支払うための処理を行う。データベース8は、データ81、プログラム82及び慶弔金支払データ83を記憶する。従業者使用端末3は、従業者が慶弔に関する申請を行えるように設置され、端末装置9と、申請書が印刷されるプリンタ10とを備える。管理者使用端末4は、管理者が従業者からの申請内容を審査し、承認するために設置され、端末装置12、13を備える。経理使用端末16は、経理担当者が実際に慶弔金を支払うために設置され、回線5に接続され、ホストコンピュータシステム2で処理された慶弔金支払データ83に基づき、管理者により審査、承認された申請者へ支払手続を行う。
【選択図】図1
Description
また、社員個人からの慶弔金に関しては、社内手続きとして事業所内掲示板への掲示による通知を行い、また、各事業所や部課等の担当者が、世話活動の一環としてメールや回覧等による周知を行うことにより、慶弔金の集金や送付を行っている。
(1)各事業所・部課等の担当者や取次ぎ者にとっては、事業所内掲示板への掲示手続きや、メール、回覧等による周知に手間がかかる。実際に周知するまでに時間がかかるし、慶弔金の集金及び送付にも手間がかかる。
(2)各社員にとっては、社員数や、関連会社への出向を含む人事異動が多い場合に、受け取った多数の慶弔情報を選別するのに時間がかかったり、見逃したりすることがある。また、以前に慶弔金を受領した記録を見るには手間がかかるため、実際にはそのような記録を見ないことが多いので、逆に慶弔金を出すか否かを決めるのに時間がかかったり、出すべき人に出さなかったといった漏れが生じたりする。
(3)慶弔金を申請する者にとっては、会社関係の手続きと、世話人への周知等とについて、それぞれ別の手続きを行う必要がある。
(4)さらに、各所から個々に慶弔金を送付するため、振り込み手数料や送料が多くかかっている。また、多額の金銭を取り扱うため、間違いやセキュリティの問題も生じる。さらに、慶弔のあった者の中には、その公表や慶弔金の受取りを望まない者もいる。
また、慶弔情報の検索及び配信を行うシステムには、特許文献2により開示された「慶弔情報の提供方法およびシステム」があるが、各個人の慶弔金のみを対象としている。また、検索方法がユーザごとに設定されたキーワードによっているが、慶弔情報の配信を望まない者の情報も配信されるという問題がある。
この構成によれば、社員が慶弔金を受領するか否かを意思表示できるので、会社や他の社員は当該社員の意に反した慶弔金を支払わなくて済む。
この構成によれば、慶弔情報の送付先の候補が表示されるので、効率よく送付先の設定を行うことができる。
この構成によれば、慶弔情報の送付先の候補として、予め保存された履歴情報等(同一職場に勤務した履歴、過去に慶弔金を受領した履歴、過去に慶弔金を支払った履歴、本人が指定した相手等)が表示され、社員は、その中から送付先を選択するので、送付先の確認が容易となり、送付漏れも少なくなる。
また、本発明の上記慶弔金支払システムにおいて、前記端末が、前記コンピュータから前記慶弔情報を受信したときに、当該慶弔情報を含む第3画面を表示する手段と、前記第3画面から遷移し、当該端末を用いる社員と、前記慶弔情報に係る社員との間で以前支払われた慶弔金の履歴を示すとともに、慶弔金の金額を入力するための第4画面を表示する手段と、を備えることとしてもよい。
この構成によれば、慶弔情報を受け取った社員は、当該慶弔情報に係る社員との間で以前に支払のあった慶弔金の履歴を参考にして、金額を入力することができる。
図1は、慶弔金支払システム1の構成を示す図である。慶弔金支払システム1は、ホストコンピュータシステム2、従業者使用端末3、管理者使用端末4及び経理使用端末16を備え、これらの装置は、社内専用回線又はセキュリティ管理された一般回線である回線5を介して相互に接続されている。そして、経理使用端末16は、セキュリティ管理された一般回線である回線19を介して外部金融機関コンピュータシステム15に接続されている。
図3は、ホストコンピュータシステム2のデータベース8に記憶されるデータ81の構成を示す図である。図3(a)は、データ81の構成を示す。データ81は、慶弔金給付規定ファイル811、人事関連ファイル812及び個人データファイル813を含む。慶弔金給付規定ファイル811は、社内の福利厚生制度の一環として慶弔金支給申請を受けた場合の支給内容を示し、給付金の種別及び給付金額を含む。人事関連ファイル812は、社内人事異動の履歴を記録したものであり、従業者が直接参照することはできない。個人データファイル813は、全社員の個人データであり、社員(社員識別データ)ごとに記録されている。
図5は、慶弔金支払システム1の処理を示すフローチャートである。本処理は、各装置において、主として、通信部がデータを送受信し、処理部が記憶部のデータを参照、更新しながら、慶弔金に関する設定及び慶弔金の支払の処理を行うものである。
(2)各社員にとっては、慶弔金支払システム1に予め記憶されたデータ(過去の慶弔金受領履歴、同一職場に勤務した履歴、指定した相手等)により、送付先の候補として必要な情報が表示され、その中から送付先を選択し、慶弔情報送付範囲を設定するので、送付先の確認が容易となり、送付漏れも少なくなる。
(3)慶弔金を申請する者にとっては、会社関係及び社員間の手続きが一括して行うことができる。また、予め設定した慶弔情報送付範囲により慶弔情報を送付するので、プライバシーの保護を図ることができる。
(4)慶弔情報を受け取った者は、慶弔金入力画面において、慶弔のあった該当者へ以前支払ったり、該当者から以前受領したりした慶弔金の履歴が表示されるので、その履歴を参考にして金額を入力することができる。
(5)さらに、金銭の扱いが慶弔金支払システム1内で完結するので、「銀行振込手数料の低減」、「送金ミス」や「送金に伴うセキュリティ上の問題」を解決することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(2)上記実施の形態においては、個人データファイル813のうち、慶弔情報送付範囲データ817は、慶弔金受領意思データ816が個人から慶弔金を受領する意思を示す場合に有効になると記載したが、個人から慶弔金を受領する意思がなくても、慶弔情報の通知だけは行うという選択ができてもよい。その場合、他の従業者使用端末3が慶弔情報を表示するときに、例えば、「なお、慶弔金の受け取りは遠慮させていただきます。」という尚書きを付記する。
具体例として、結婚等の慶事、弔事、病気・災難ごとに、他の社員への慶弔情報の送付の有無、送付の範囲、会社及び他の社員からの慶弔金受領意思の有無を選択できるようにする。これによれば、慶弔情報の送付の有無と、慶弔金受領意思の有無とは、独立して設定することができる。そして、慶弔の種別ごとに、慶弔情報の送付範囲等をそれぞれ設定することができる。
(3)上記実施の形態において、ある社員の慶弔情報送付範囲データ817(又は慶弔情報受取範囲データ818)と、他の社員の慶弔情報受取範囲データ818(又は慶弔情報送付範囲データ817)とが矛盾する場合、送付先として含まれている方を優先するものとする。例えば、社員Aの慶弔情報送付範囲データ817には社員Bが含まれているが、社員Bの慶弔情報受取範囲データ818には社員Aが含まれていない場合には、社員Aの慶弔情報を社員Bに送付するものとする。これによれば、慶弔情報の送付漏れをなくすことができ、慶弔金を支払う否かは送付先の社員の判断に委ねることができる。
(4)上記実施の形態においては、経理使用端末16が慶弔金の支払処理を行うように記載したが、ホストコンピュータシステム2が支払処理を行うようにしてもよい。
2 ホストコンピュータシステム(コンピュータ)
3 従業者使用端末(端末)
4 管理者使用端末(端末)
5 回線
8 データベース
811 慶弔金給付規定ファイル(給付金データ)
816 慶弔金受領意思データ(受領意思データ)
817 慶弔情報送付範囲データ(慶弔情報送付先データ)
83 慶弔金支払データ(第1の支払データ、第2の支払データ)
16 経理使用端末(コンピュータ)
Claims (10)
- 社員が慶弔金の申請及び他の社員の慶弔に対する支払の回答に用いる端末と、
慶弔金を支払うための処理を行うコンピュータと、
を備え、
前記コンピュータは、
慶弔の種別と、会社から社員への給付金額とを対応付けた給付金データと、社員識別データと、慶弔の発生を通知する慶弔情報の送付先とを対応付けた慶弔情報送付先データとを記憶する手段と、
前記端末から社員識別データ及び慶弔の種別を含む申請情報を受信したときに、前記給付金データを参照して、前記申請情報に含まれる前記慶弔の種別により前記給付金額を特定し、会社から当該社員へ当該給付金額が支払われるべきことを示す第1の支払データを記憶する手段と、
前記端末から前記申請情報を受信したときに、前記慶弔情報送付先データを参照して、前記申請情報に含まれる前記社員識別データにより前記慶弔情報の送付先を特定し、前記申請情報に基づく前記慶弔情報を当該送付先の端末に送信する手段と、
前記送付先の端末から前記慶弔情報に対する、慶弔金額及び支払元を含む回答情報を受信したときに、前記回答情報に含まれる前記慶弔金額が前記支払元から当該社員へ支払われるべきことを示す第2の支払データを記憶する手段と、
前記第1の支払データ及び前記第2の支払データに従って、当該社員へ慶弔金を支払うための処理を行う手段と、
を備える
ことを特徴とする慶弔金支払システム。 - 請求項1に記載の慶弔金支払システムであって、
前記コンピュータは、
前記端末から、当該社員が会社から慶弔金を受領するか否か及び他の社員から慶弔金を受領するか否かを示す受領意思データを受信し、当該社員識別データに対応付けて記憶する手段と、
前記端末から前記申請情報を受信したときに、当該申請情報に含まれる前記社員識別データに対応する前記受領意思データを参照し、会社から慶弔金を受領するか否かに応じて前記第1の支払データを記憶するか否かを決め、他の社員から慶弔金を受領するか否かに応じて前記慶弔情報を送信するか否かを決める手段
をさらに備えることを特徴とする慶弔金支払システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の慶弔金支払システムであって、
前記端末は、
前記慶弔情報送付先データを設定するための第1画面を表示する手段と、
前記慶弔情報の送付先の候補となる社員識別データを示す第2画面を表示する手段と、
前記第1画面に設定された前記慶弔情報送付先データを前記コンピュータに送信する手段と、
を備え、
前記コンピュータは、
前記端末から前記慶弔情報送付先データを受信し、記憶する手段
をさらに備える
ことを特徴とする慶弔金支払システム。 - 請求項3に記載の慶弔金支払システムであって、
前記端末は、前記第2画面として、
当該社員と過去に同じ職場だった人、現在同じ職場の人、同期入社の人、当該社員が以前に慶弔金を頂いた人、以前に慶弔金を渡した人、慶弔情報の送付を希望する人の社員識別データを表示する
ことを特徴とする慶弔金支払システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の慶弔金支払システムであって、
前記端末は、
前記コンピュータから前記慶弔情報を受信したときに、当該慶弔情報を含む第3画面を表示する手段と、
前記第3画面から遷移し、当該端末を用いる社員と、前記慶弔情報に係る社員との間で以前支払われた慶弔金の履歴を示すとともに、慶弔金の金額を入力するための第4画面を表示する手段と、
を備える
ことを特徴とする慶弔金支払システム。 - 社員が慶弔金の申請及び他の社員の慶弔に対する支払の回答に用いる端末と、
慶弔金を支払うための処理を行うコンピュータと、
による慶弔金支払方法であって、
前記コンピュータが、慶弔の種別と、会社から社員への給付金額とを対応付けた給付金データと、社員識別データと、慶弔の発生を通知する慶弔情報の送付先とを対応付けた慶弔情報送付先データとを記憶するステップと、
前記コンピュータが、前記端末から社員識別データ及び慶弔の種別を含む申請情報を受信したときに、前記給付金データを参照して、前記申請情報に含まれる前記慶弔の種別により前記給付金額を特定し、会社から当該社員へ当該給付金額が支払われるべきことを示す第1の支払データを記憶するステップと、
前記コンピュータが、前記端末から前記申請情報を受信したときに、前記慶弔情報送付先データを参照して、前記申請情報に含まれる前記社員識別データにより前記慶弔情報の送付先を特定し、前記申請情報に基づく前記慶弔情報を当該送付先の端末に送信するステップと、
前記コンピュータが、前記送付先の端末から前記慶弔情報に対する、慶弔金額及び支払元を含む回答情報を受信したときに、前記回答情報に含まれる前記慶弔金額が前記支払元から当該社員へ支払われるべきことを示す第2の支払データを記憶するステップと、
前記コンピュータが、前記第1の支払データ及び前記第2の支払データに従って、当該社員へ慶弔金を支払うための処理を行うステップと、
を含むことを特徴とする慶弔金支払方法。 - 請求項6に記載の慶弔金支払方法であって、
前記コンピュータが、前記端末から、当該社員が会社から慶弔金を受領するか否か及び他の社員から慶弔金を受領するか否かを示す受領意思データを受信し、当該社員識別データに対応付けて記憶するステップと、
前記コンピュータが、前記端末から前記申請情報を受信したときに、当該申請情報に含まれる前記社員識別データに対応する前記受領意思データを参照し、会社から慶弔金を受領するか否かに応じて前記第1の支払データを記憶するか否かを決め、他の社員から慶弔金を受領するか否かに応じて前記慶弔情報を送信するか否かを決めるステップ
をさらに含むことを特徴とする慶弔金支払方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の慶弔金支払方法であって、
前記端末が、前記慶弔情報送付先データを設定するための第1画面を表示するステップと、
前記端末が、前記慶弔情報の送付先の候補となる社員識別データを示す第2画面を表示するステップと、
前記端末が、前記第1画面に設定された前記慶弔情報送付先データを前記コンピュータに送信するステップと、
前記コンピュータが、前記端末から前記慶弔情報送付先データを受信し、記憶するステップと、
をさらに含むことを特徴とする慶弔金支払方法。 - 請求項8に記載の慶弔金支払方法であって、
前記端末は、前記第2画面として、
当該社員と過去に同じ職場だった人、現在同じ職場の人、同期入社の人、当該社員が以前に慶弔金を頂いた人、以前に慶弔金を渡した人、慶弔情報の送付を希望する人の社員識別データを表示する
ことを特徴とする慶弔金支払方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の慶弔金支払方法であって、
前記端末が、前記コンピュータから前記慶弔情報を受信したときに、当該慶弔情報を含む第3画面を表示するステップと、
前記端末が、前記第3画面から遷移し、当該端末を用いる社員と、前記慶弔情報に係る社員との間で以前支払われた慶弔金の履歴を示すとともに、慶弔金の金額を入力するための第4画面を表示するステップと、
をさらに含むことを特徴とする慶弔金支払方法。
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JP2006252063A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 統合型福利厚生システム |
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