JP2011226857A - 指針ユニット - Google Patents

指針ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2011226857A
JP2011226857A JP2010095165A JP2010095165A JP2011226857A JP 2011226857 A JP2011226857 A JP 2011226857A JP 2010095165 A JP2010095165 A JP 2010095165A JP 2010095165 A JP2010095165 A JP 2010095165A JP 2011226857 A JP2011226857 A JP 2011226857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
dial
light source
case
pointer unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010095165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5594823B2 (ja
Inventor
Shigeki Totsuka
茂樹 戸塚
Tomohiro Sugiyama
友博 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2010095165A priority Critical patent/JP5594823B2/ja
Publication of JP2011226857A publication Critical patent/JP2011226857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5594823B2 publication Critical patent/JP5594823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】交換や修理などが容易に行えるとともに、メータ装置のデザインの設計自由度を向上させることができる指針ユニットを提供すること。
【解決手段】指針12と、先端に指針12が取り付けられる回転軸30と、回転軸30を回転させるモータ20と、を備えた指針ユニット1であって、該指針ユニット1は、指針12が指し示すべき情報が描かれた文字板2の表面側にモータ20が位置するように取付可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用計器や船舶用計器、航空機用計器など各種分野のメータ装置に係り、特に指針を取り付けた回転軸を回動駆動させる駆動体を指針とユニット化させた指針ユニットに関するものである。
従来、指針式の計器類に用いられる計器ユニットを備えたメータ装置が各種提案され開発されている(例えば、特許文献1参照)。このようなメータ装置の一例を次に説明する。
即ち、図4に示すように、このメータ装置100は、基板101の一面側(図4では下面側)にモータムーブ102が配置されるとともに、基板101の他面側(図4では上面側)に照明板103が積層され、さらにその照明板103の上面に文字や数字などが描かれた文字板104が積層された構成のものである。これらの部品から構成されるメータ装置100が、ケース105内部に収容されている。
また、このメータ装置100では、モータムーブ102の駆動力で回転する回転軸106が基板101および照明板103を貫通するとともに、回転軸106の先端部分がさらに文字板104を貫通して突出しており、この回転軸106の先端部分に、文字板104に記載された文字や数字などを指し示すための指針107が取り付けられている。
2009−216573号公報
ところで、このようなメータ装置にあっては、モータムーブと指針がそれぞれ、文字板の表面(指針が指し示すべき文字や数字などが描かれた一面)側、裏面(指針が指し示すべき文字や数字などが描かれた一面とは反対の面)側に位置している。このため、メータ装置が正常に駆動しない場合にモータムーブを取り出そうとしても、照明板および文字板に遮られてモータムーブに触ることができず、組付け時とは逆の順序でメータ装置を分解しなければならなかった。このため、故障した部品を交換する際の交換作業が非常に煩雑であった。
しかも、モータムーブを基板に搭載させる構成のものにあっては、その基板にモータムーブを配置するためのスペースや、回転軸を発光照明させる場合にはその回転軸を照らす光源を配置するためのスペースを考慮して基板の回路設計を行う必要があるため、メータ装置のデザインを設計する上での制約となり、設計の自由度が狭められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、交換や修理などが容易に行えるとともに、メータ装置のデザインの設計自由度を向上させることができる指針ユニットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る指針ユニットは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 指針と、
先端に前記指針が取り付けられる回転軸と、
前記回転軸を回転させる駆動体と、
を備えた指針ユニットであって、
該指針ユニットは、前記指針が指し示すべき情報が描かれた文字板の表面側に前記駆動体が位置するように取付可能である、
こと。
(2) 上記(1)の構成の指針ユニットであって、
前記回転軸および駆動体を内部に収容するケースをさらに備え、
前記ケースは、前記文字板の表面側に取付可能である、
こと。
(3) 上記(2)の構成の指針ユニットであって、
前記駆動体に駆動電圧を供給する駆動端子をさらに備え、
前記駆動端子は、前記文字板の表面に露出する該駆動端子用の端子に接触し、前記文字板の裏面側に位置する基板に電気的に接続される、
こと。
(4) 上記(2)の構成の指針ユニットであって、
前記回転軸の基端面に近接して前記ケースの内部に配置された光源と、
前記光源に電圧を供給する光源端子をさらに備え、
前記回転軸は、導光性を有し、
前記光源端子は、前記文字板の表面に露出する該光源端子用の端子に接触し、前記文字板の裏面側に位置する基板に電気的に接続される、
こと。
上記(1)の構成の指針ユニットによれば、文字板の表面側から計器ユニットを簡易に取り外すことができるため、メータ装置の故障の原因となりえる部品の交換が容易に行える。また、基板にモータムーブを配置するためのスペースを考慮して基板の回路設計を行う必要がないため、メータ装置のデザインを設計する上での自由度を高めることができる。
また、上記(2)または(3)の構成の指針ユニットによれば、指針ユニットを簡易に文字板上に取りつけることができる。
また、上記(4)の構成の指針ユニットによれば、指針を照らすことにより、指針の視認性を高めることができる。さらに、指針を照らす構造の指針ユニットであっても、その指針ユニットを簡易に文字板上に取りつけることができる。
本発明によれば、文字板の表面側から計器ユニットを簡易に取り外すことができるため、メータ装置の故障の原因となりえる部品の交換が容易に行える。また、基板にモータムーブを配置するためのスペースを考慮して基板の回路設計を行う必要がないため、メータ装置のデザインを設計する上での自由度を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
(A)は本発明の実施形態に係る指針ユニットをメータ装置の文字板に取り付ける前の状態を示す斜視図、(B)はその指針ユニットの拡大斜視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る指針ユニットの分解斜視図、(B)はその断面図である。 本発明の実施形態に係る指針ユニットを構成するモータの分解斜視図である。 従来のメータ装置を示す分解斜視図である。
以下、本発明の好適な実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(A)は本発明の実施形態に係る指針ユニット1をメータ装置の文字板2に取り付ける前の状態を示す斜視図、図1(B)はその指針ユニット1の拡大斜視図である。なお、図1(B)において、符号3は文字板の中心孔2Aから覗くコネクタを示すものであり、このコネクタ3は、文字板2の裏面(同図では下面)側に設置された基板に実装されている。
指針ユニット1は、モータ20、回転軸30、及び光源40と、これらを上下から覆うキャップ11、指針12、及びケース50と、が一体に組付けられている。指針ユニット1は、文字板2の表面側にモータ20が位置するように取り付けられる。本実施形態では、ケース50が文字板2の表面側に位置するように取り付けられることによって、そのケース50の内部に収容されているモータ20もまた、文字板2の表面側に位置する。指針ユニット1は、ケース50から突出する後述の駆動端子222A、232Aおよび光源端子41が文字板2の中心孔2Aから覗くコネクタ3に接続された状態で、後述するロック片50Bが中心孔4Aの内周面に設けたロック穴4Bに係止することによって、文字板2の表面側に取付可能である。
キャップ11は、指針12の上から被さるような状態で指針12と一体に組付けるようになっている。このキャップ11は、図2に示すように、略椀形状のものを逆向配置した構成であって、文字板2のある下方に向けて拡開した開口部11Aを有している。その内側にはモータ20などを収容させるための空間(以下、「内側空間S」とよぶ)を有する。即ち、この内側空間Sには、後述するケース50との間に、モータ20及び回転軸30を収容している。
指針12は、文字板2に記載の数字や目盛を先端部分が指し示すことで速度を表示するものであり、基端側が回転軸30の先端(以下、「上端32」とよぶ)側に圧入されて一体に固定されている。この指針12は、透光性材料などで形成されており、光源40から導光されてくる照明光によって発光照明する。即ち、光源40からの照明光が回転軸30の基端(以下、「下端31」とよぶ)から進入して先端32まで伝搬し、回転軸30の先端に固定された指針12を発光照明させる。
文字板2は、数字、文字、記号など、車自体或いは車周辺の環境などに関する必要情報を表示するものであり、本実施形態では速度表示を表す計器盤として用いられている。
モータ20は、指針12が取り付けられた回転軸30を回転させる駆動体であって、キャップ11の内側空間Sに臨むケース50の内面側に収容されている。本実施形態のモータ20は、図3に示すように、下ケース21A及び上ケース21Bからなるモータケース21の内部に、上下一対のステータ22、23と、これらのステータ22、23の中央部に開口したロータ孔22A、23Aを挿通する状態で配置されたマグネットロータ24と、が収容されたものである。
下ケース21A及び上ケース21Bは、それぞれ、互いに相手側に向けて開口した略円筒形状ものから構成されており、これらを接合させて一体に固定させることで、ステータ22、23と、これらのステータ22、23の中央部に開口したロータ孔22A、23A内に設けられたマグネットロータ24と、上端32側を除く回転軸30の主要部分と、を収容させるモータ空間が形成されている。
下ケース21Aには、図2(B)及び図3に示すように、床面211側の中央部に軸受孔212が下ケース21Aを貫通して開口されており、この軸受孔212には、回転軸30の下端31側が下ケース21Aから外部(図3では下部)へ突出するように貫通している。これにより、軸受孔212は、回転軸30の下端31側の軸受けの一部として機能している。また、下ケース21Aの床面211側には、後述する下側のステータ22に設けたコイルを形成する巻線222の終端に接続された駆動端子222A、232Aを下ケース21Aの外部へ引き出させるため、巻線孔213も穿設されている。この駆動端子222A、232Aにはモータ20を駆動させるための駆動電圧が供給される。
上ケース21Bには、中央部に軸受孔214が上ケース21Bの天井面を貫通して開口されており、ここから回転軸30の先端側を外部(図3では上部)へ突出させている。これによって、軸受孔214は、回転軸30の上端32側の軸受けとして機能している。
ステータ22は、ボビン221に巻装された巻線222と、ボビン221を上下方向から挟持する適宜材料で形成された略円板状の上ヨーク板223及び下ヨーク板224と、を備えている。
上ヨーク板223及び下ヨーク板224は、これらをボビン221の上面及び下面にそれぞれに組付けて一体化させることで円環状のヨークを構成している。また、このようにして各ヨーク板をボビンに組付けて一体化させたヨークには、ロータ孔22Aに臨む内周面において、互いに相手側の方向に向けて等間隔で配置した爪状の誘導子(クローポール)223A及び224Aが、上下互い違いに等間隔で形成されている。上側のステータ23についても、同様に、ボビンに巻装された巻線と、ボビンを上下方向から挟持する適宜材料で形成された略円板状の上ヨーク板及び下ヨーク板と、を備え、ロータ孔23Aに臨む内周面において、互いに相手側の方向に向けて等間隔で配置した爪状の誘導子(クローポール)233A及び234Aが、上下互い違いに等間隔で形成されている。
また、これら下側のステータ22、及び上側のステータ23は、互いに密着した状態で上下2層をなして、モータケース21に収容される。さらに、このモータケース21に収容された上下2層のステータ22、23には、中央部に同一内径のロータ孔22A、23Aが位置を揃えて一体に開口されており、このロータ孔22A、23Aに、マグネットロータ24を僅かな隙間を保持した回転可能な状態で収容させている。
コイルを形成する巻線222の終端に接続された駆動端子222A、232Aには、モータ20を駆動させるための駆動電圧が供給される。この駆動端子222A、232Aは、文字板2の中心孔2Aから覗くコネクタ3の端子に接触することによって、文字板2の裏面側に位置する基板に電気的に接続され、この基板から駆動電圧が供給される。
マグネットロータ24は、適宜の磁性材料で略円柱状に形成されており、上述したように、ステータ22、23に開口されたロータ孔22A、23Aを貫いて配置される。このマグネットロータ24は、導光性を有する回転軸30が中央部を貫通して一体に取り付られており、ロータ孔22A、23A内において、回転軸30を回転軸として回転するようになっている。
マグネットロータ24には、図2(B)に示すように、回転軸30を一体に貫通させた状態で組付けて固定させるために、中央部に貫通孔241が開口されている。貫通孔241には、回転軸30が一体に固設されているが、回転軸30内部を軸方向に伝搬させる光源40からの照明光が外側のマグネットロータ24側へ漏光していくのを防止するため、適宜の遮光部材24Aなどが介装されている。なお、この遮光部材24Aは、接着剤などで構成してもよい。
また、このマグネットロータ24には、図示しないが、ステータ22、23側の誘導子223A、224A及び233A、234Aのピッチに対応した配置間隔で、かつ、隣り合う極が互いに異極となるように、外周面に沿って複数の磁石が配置されている。
回転軸30は、図2(B)に示すように、先端に指針12を圧入させて一体に組付け可能な略円柱形状のものから構成されており、キャップ11とケース50との間の空間、即ち、キャップ11の内側に形成された内側空間S及びこれに臨むケース50の内面側に配設されている。この回転軸30は、前述したように、モータ20の駆動力で回転されることで指針12を回転動作させるものであって、上述したように、マグネットロータ24に一体に組付けられている。
また、この回転軸30は、指針12の回転動作を行わせるための手段であるのと同時に、光源40からの照明光を指針12へ導光させるための導光手段も兼ねている。そのため、この回転軸30は、導光性に優れた適宜の透光性樹脂材料などで成形されているとともに、下端31側の端面が光源40に近接した状態で対向配置されている。
さらに、この回転軸30は、光源40から出射する照明光を下端31側の端面からできるだけ多く取込ませるために、下端31側の端面には、光源40であるLEDの上部形状に倣い、略半円球状又はこれに近い形状に窪ませた湾曲面が形成されている。
このように、回転軸30は、下端31側の端面が光源40の直上に近接状態で設置されて正対している。従って、光源40からの照明光がこの端面に入射すると、回転軸30が回転中でもその照明光の大部分が回転軸30内部の外周面との界面部分で反射(例えば、全反射或いは正反射等)を繰り返しながら内部を進行し、回転軸30の上端32側の端面へ向けて伝搬していくことができる。
光源40は、所定波長(λ)の可視光を出射する例えばLED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)で構成されており、ケース50の中心穴52に着脱可能な状態で組付けられている。また、この光源40であるLEDを図示外の基板と電気的に接続させるために、2本の光源端子41が底面側から引き出されている。光源端子41は、文字板2の中心孔2Aから覗くコネクタ3の端子に接触することによって、文字板2の裏面側に位置する基板に電気的に接続され、この基板から電圧が供給される。
本実施形態の光源40であるLEDは、光軸がケース50の床面である上面に対して垂直なZ方向に向けて設置されており、このLEDからの光(以下、「照明光」とよぶ)が直上の回転軸30の下端31側の端面に向けて出射される。なお、この回転軸30の下端31側の端面から入射した照明光は、回転軸30の上端32まで伝搬すると、この上端32の部分に圧入された指針12内部に入射するので、この指針12が発光照明される。
ケース50は、キャップ11の内側空間Sを閉じるように設置される。このケース50は、図2(A)に示すように、キャップ11に臨む一面側(同図では上面側)が開口された略円筒状に形成されている。
このケース50は、開口された一面側を取り囲む壁面50A(図2(A)参照)内部に、下ケース21Aの略全体が嵌り込むような状態で不動に組付けられている。
さらに、このケース50には、床面51側の中央部に円形状に穿設された中心穴52が形成されおり、この中心穴52に光源40であるLEDが設置されている。また、この中心穴52には、床面51に近い開口出口付近の内周面に、僅かな段差53(同図(B)参照)が形成されており、この段差53が回転軸30の下端31側を回転自在に支持する軸受の一部を構成している。
また、この中心穴52には、底面側に、光源40であるLEDの下面から2本突設される光源端子41をケース50の外部側(本実施形態では下部側)に引き出させるための端子孔54(同図(B)参照)がケース50を上下に貫通する状態で穿設されている。さらに、このケース50には、ロック片50Bが下部側の外周面の複数の個所に形成されている。ロック片50Bは、文字板2の裏面に位置する層(例えば基板)に形成された中心孔4Aの内周面に設けたロック穴4Bに係止する。なお、中心孔4Aは、文字板2の中心孔2Aと同一位置に同一内径で開口されている。
次に、本実施形態に係る指針ユニット1の作用について、図2乃至図4を参照しながら説明する。なお、ここでの指針ユニット1の説明では、各計器類のうちスピードメータを例に挙げてその作用を説明するが、特にこれに限定されるものではない。また、この作用については、他のアナログタイプの指針ユニットの場合でも同様である。
指針ユニット1のメータケース21の内部に設けたモータ20が、図示しないセンサによって検出された現在速度に対応するセンサ信号に基づいて回転駆動し、指針12を所定角度だけ回動し、その指針12の先が文字板2に形成された特定の目盛又は数字などを指示する。
即ち、本実施形態の指針ユニット1は、図示しないセンサによって検出された速度に対応したセンサ信号が、駆動端子222A、232Aからステータ22、23の巻線222に流れることで、各磁極となる爪状の誘導子(クローポール)223A及び224Aに磁界が発生し、この磁界によりマグネットロータ24が回転する。
これにより、マグネットロータ24と一体の回転軸30が所定の角度で回転するので、回転軸30の上端32に取り付けた指針12がこれと同角度だけ回動され、指針12の先が文字板2上の特定の数字または目盛を指し示す。これによって、現在速度を運転者などにアナログ表示させて知らせることができるわけである。
このような速度表示を行う指針ユニット1にあっては、同時に、光源40であるLEDからX−Y面方向については略360度全方向に亘って出射した照明光が、図2(B)に示すように、光源40の直上に配置する回転軸30の下端31側の、入射面を構成する端面から入射する。そして、この端面から回転軸30の内部に入射した照明光のうちの大部分は、回転軸30の内部の外周面との界面部分において、臨界角を超える入射角度θで入射し、全反射現象を起こしながら回転軸30内部の上方へ向けて進行していく。
このように、照明光は、回転軸30の内部において、外周面との界面に対して臨界角より大きな入射角度で入射して、同様の全反射を起こしながら上方へ進行する伝搬現象を繰り返す。そして、最終的に回転軸30の上端32から指針12へ入射することで、指針12を発光照明させることができる。このような照明光の回転軸30内部での伝搬作用は、勿論、回転軸30が回動動作中であっても、静止状態の場合と何らの変わりなく、全く同様に行われるわけである。
また、この回転軸30を進行途中の照明光は、マグネットロータ24との界面部分に遮光部材24Aが設けられていることによって、この遮光部材24Aからマグネットロータ24側へ漏光することを回避しているので、照明光の伝搬効率が高められている。
以上説明してきたように、本発明の実施形態に係る指針ユニット1によれば、モータ20、回転軸30、光源40、及びケース50と、これらを覆うキャップ11とが一体になってユニット化されている。
ここで、例えば光源40であるLEDやモータ20などが故障した場合には、ケース50のロック片50Bを把持しながら内部に向けて押し込ませるようにしながら、引き上げる。これにより、ロック穴4Bに係止されていたロック片50Bを、ロック状態から解除させて指針ユニット1を文字板2から取り外すことができる。
このようにして、引き抜いた指針ユニット1において、ケース50からキャップ11及びこれと一体の指針12を引き抜くことで、キャップ11及び指針12が取り外せる。これにより、キャップ11で覆われていた内部のモータ20を露出させることができる。さらにこのモータ20をケース50から引き抜くことで、ケース50の下部に収容されていた光源40も露出させることができるので、モータ20や光源40が簡単に交換できる。このように、組付け時とは逆の順序でメータ装置を分解することなく、故障の原因となりえる部分のみを簡易に取り外すことができる。この結果、メータ装置の交換や修理などを容易に行うことができる。さらに、基板にモータムーブを配置するためのスペースや、回転軸を発光照明させる場合にはその回転軸を照らす光源を配置するためのスペースを考慮して基板の回路設計を行う必要がないため、メータ装置のデザインを設計する上での自由度を高めることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。また、本発明の指針ユニット構造が適用された指針ユニットとしては、例えば、燃料計部、タコメータ部、スピードメータ部、及び水温計等の各種計器類への適用が可能である。
1 指針ユニット
2 文字板
2A 中心孔
3 コネクタ
4A 中心孔
4B ロック穴
11 キャップ
11A 開口部
12 指針
20 モータ
21 モータケース
21A 下ケース
21B 上ケース
22、23 ステータ
22A、23A ロータ孔
222 巻線
222A、232A 駆動端子
223、224 上ヨーク板、下ヨーク板
223A,224A,233A,234A 誘導子
24 マグネットロータ
30 回転軸
40 光源
41 光源端子
50 ケース
50B ロック片
52 中心穴
53 段差
54 端子孔
S 内側空間

Claims (4)

  1. 指針と、
    先端に前記指針が取り付けられる回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動体と、
    を備えた指針ユニットであって、
    該指針ユニットは、前記指針が指し示すべき情報が描かれた文字板の表面側に前記駆動体が位置するように取付可能である、
    ことを特徴とする指針ユニット。
  2. 前記回転軸および駆動体を内部に収容するケースをさらに備え、
    前記ケースは、前記文字板の表面側に取付可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針ユニット。
  3. 前記駆動体に駆動電圧を供給する駆動端子をさらに備え、
    前記駆動端子は、前記文字板の表面に露出する該駆動端子用の端子に接触し、前記文字板の裏面側に位置する基板に電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の指針ユニット。
  4. 前記回転軸の基端面に近接して前記ケースの内部に配置された光源と、
    前記光源に電圧を供給する光源端子をさらに備え、
    前記回転軸は、導光性を有し、
    前記光源端子は、前記文字板の表面に露出する該光源端子用の端子に接触し、前記文字板の裏面側に位置する基板に電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の指針ユニット。
JP2010095165A 2010-04-16 2010-04-16 指針ユニット Active JP5594823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010095165A JP5594823B2 (ja) 2010-04-16 2010-04-16 指針ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010095165A JP5594823B2 (ja) 2010-04-16 2010-04-16 指針ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011226857A true JP2011226857A (ja) 2011-11-10
JP5594823B2 JP5594823B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=45042373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010095165A Active JP5594823B2 (ja) 2010-04-16 2010-04-16 指針ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5594823B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019203792A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 株式会社デンソー 表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168598A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Yazaki Corp 超音波モータ及び指針式表示装置
JP2009216574A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yazaki Corp 超音波モータ駆動式の車両用指針計器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168598A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Yazaki Corp 超音波モータ及び指針式表示装置
JP2009216574A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Yazaki Corp 超音波モータ駆動式の車両用指針計器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019203792A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 株式会社デンソー 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5594823B2 (ja) 2014-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4145083B2 (ja) モータおよび計器
JP5099421B2 (ja) 指示計器装置
CN110073581B (zh) 步进马达以及车辆用指针仪表
JP5247280B2 (ja) 指針照明構造
US8579449B2 (en) Pointer type measuring instrument
KR20060092223A (ko) 지침 장치용 마이크로모터 구조체
JP5594823B2 (ja) 指針ユニット
JP2011223776A (ja) 計器ユニット
JP6673282B2 (ja) ステップモータ及び車両用指針計器
JP2013088187A (ja) 指針表示装置
JP5437850B2 (ja) メータ装置の照明構造
JP2017083428A (ja) 指示装置及びその指示装置のための指針
JP6717279B2 (ja) 車両用指針計器
JP2007114735A (ja) 車両用表示装置
JP5524706B2 (ja) 計器ユニット
JP5909330B2 (ja) 指針装置
JP5437892B2 (ja) 計器ユニット
JP3136586B2 (ja) 指示計器の取付構造
JP2011247824A (ja) 計器装置
JP2012032244A (ja) 計器用指針、及び計器
JP2010210604A (ja) 指示計器
JP2011058910A (ja) 指針式計器
JP2010008346A (ja) 指針式計器装置
JP2000028402A (ja) 指針計器
JP2012050204A (ja) ギア、および計器ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5594823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250