JP2011226655A - 空気清浄機 - Google Patents

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Hiroaki Kurihara
裕明 栗原
Osamu Eguchi
修 江口
Yukihiro Fujiwara
幸弘 藤原
Tadashi Miki
匡 三木
Kazuhiro Kuroyama
和宏 黒山
Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
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Abstract

【課題】従来の空気清浄機では、ベッド1の足側の吸い込み部からベッド1の頭側の吹き出し部までの長い距離をダクト部で接続する必要があるため設置が困難であるという課題を有していた。
【解決手段】ベッド8の頭側に配置され送風ファン部13Aとフィルタ部14Aと前記ベッド8上に向けて配置された頭側吹き出し部16と風向変更部18Aと頭側吸い込み部17と連携部15を有する頭側送風装置9と、前記ベッド8の足側に配置され送風ファン部13Bと足側吹き出し部20と前記頭側吹き出し部16に向けて配置された足側吸い込み部21と風向変更部18Bと連携部15Bを有する足側送風装置10を備え、前記頭側送風装置9と前記足側送風装置10は連携動作し前記頭側吹き出し部9から前記ベッド8上を流れて前記足側吸い込み部21へと流れる清浄化気流22を形成する構成とした空気清浄機。
【選択図】図1

Description

本発明は、気流を発生させ室内の局所的な空間を清浄化する空気清浄機に関するものである。
従来、この種の空気清浄機としては、ベッドの頭側に設けられた吹き出し部からベッド上に清浄化気流を発生させ、ベッド上を清浄にしているものがあった。(例えば特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の空気清浄機の側面図を示すものである。
図5において、空気清浄機はベッド1と一体に設けられ、ベッド1の下方には送風ファン部2とフィルタ部3が配置されている。ベッド1の頭側にはベッド1の足側に向けて清浄化気流4を発生させる吹き出し部5が設けられており、ベッド1の足側の下方には吸い込み部6が設けられている。吸い込み部6とフィルタ部3と送風ファン部2と吹き出し部5はダクト部7で連結されている。
特開2000−171067号公報
しかしながら、従来の空気清浄機では、ベッド1の足側の吸い込み部6からベッド1の頭側の吹き出し部5までの長い距離をダクト部7で接続する必要があるため設置が困難であるという課題を有していた。また頭側と足側に別々の送風装置を配置する構成とすると、頭側の送風装置と足側の送風装置の風向や風量はそれぞれ個別に設定されるため、例えば頭側の吹き出し部5の風向変更部によって決まる清浄化気流が自然と到達する下流域に対して足側の吸い込み部6の風向変更部がその方向を向いておらず清浄化気流が足側の吸い込み部6で吸引されない場合があった。また頭側吹き出し部5と足側吸い込み部6の流量のバランスが崩れ意図とは異なる流れが形成され、例えばベッド周囲で発生した塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質がベッド上に運ばれてしまったり、また逆にベッド上で発生した汚染物質が周囲に吹き飛ばされたりする場合があるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、容易に設置が可能で、確実に清浄化気流を発生させることが出来る空気清浄機の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気清浄機では、ベッドの頭側に配置される頭側送風装置とベッドの足側に設置される足側送風装置によって構成し、これらを連係動作させ頭側吹き出し部からベッド上を流れて足側吸い込み部へと流れる清浄化気流を形成する構成としたものである。
頭側送風装置と足側送風装置の構成とすることで、ベッドの足側からベッドの頭側までの長い距離をダクト部で接続する必要がない。同時に頭側送風装置と足側送風装置を連係動作させることで、頭側吹き出し部の風向変更部によって変化する清浄化気流が自然と到
達する下流域に対して足側吸い込み部の風向変更部が向き、頭側吹き出し部からベッド上を流れて足側吸い込み部へと流れる清浄化気流が確実に形成される。また頭側送風装置と足側送風装置の流量のバランスを確実に調整できるため、意図に応じて例えばベッド周囲を清浄に保つことを優先するようにしたり、また例えばベッド上を清浄化することを優先させたりするよう設定することが可能となる。
本発明の空気清浄機は、容易に設置が可能で、意図に応じて清浄化気流を変化させることができるためベッド上を清浄化できる。
本発明の実施の形態1における空気清浄機の側断面図 同、風向変更時の空気清浄機の側断面図 本発明の実施の形態2における空気清浄機の側断面図 同、設定変更時の空気清浄機の側断面図 従来の空気清浄機の側断面図
第1の発明は、ベッドの頭側に配置され送風ファン部とフィルタ部と前記ベッド上に向けて配置された頭側吹き出し部と風向変更部と頭側吸い込み部と連携部を有する頭側送風装置と、前記ベッドの足側に配置され送風ファン部と足側吹き出し部と前記頭側吹き出し部に向けて配置された足側吸い込み部と風向変更部と連携部を有する足側送風装置を備え、前記頭側送風装置と前記足側送風装置は連携動作し前記頭側吹き出し部から前記ベッド上を流れて前記足側吸い込み部へと流れる清浄化気流を形成する構成とすることにより、ベッド1の足側からベッド1の頭側までの長い距離をダクト部で接続する必要がない。同時に頭側送風装置と足側送風装置を連係動作させることで、頭側吹き出し部の風向変更部によって変化する清浄化気流が自然と到達する下流域に対して足側吸い込み部の風向変更部が向き、頭側吹き出し部からベッド上を流れて足側吸い込み部へと流れる清浄化気流が確実に形成される。また頭側送風装置と足側送風装置の流量のバランスを確実に調整できるため、意図に応じて例えばベッド周囲を清浄に保つことを優先するようにしたり、また例えばベッド上を清浄化することを優先させたりするよう設定することが可能となる。
第2の発明は、特に第1の発明の足側送風装置を、フィルタ部を有する構成とすることにより、ベッド上で発生した塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質で清浄化気流によってベッド上から流され足側吸い込み部から回収された汚染物質が周囲に吹き出されることが無いため周囲も清潔に保つことができる。
第3の発明は、特に第1の発明の頭側吸い込み部を、足側吹き出し部から出される排気風の下流域に設けることにより、排気風に足側吹き出し部から吹き出される力に加えて頭側吸い込み部で吸い込む力が加わり排気風は足側吹き出し部から頭側吸い込み部へ確実に流れるようになる。その排気風は頭側吹き出し部から清浄化気流として吹き出され、足側吸い込み部で吸引された後再び排気風となるという循環を繰り返す。このため周囲に排気風を出さずにベッド上を清浄化することができる。
第4の発明は、特に第3の発明の足側吹き出し部を、ベッドの下に配置され排気風をベッドの下に吹き出す構成とすることにより、ベッドが仕切りになることで足側吹き出し部から出た排気風が足側吸い込み部へと流れることが無くなり、より確実に頭側吹き出し部からベッド上を流れて足側吸い込み部へと流れる清浄化気流が形成される。
第5の発明は、特に第1の発明の足側送風装置を、頭側送風装置が吹き出す清浄化気流
よりも大きな風量を吸引する構成とすることにより、ベッド上で発生した塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質で清浄化気流に乗らなかったものや、清浄化気流の乱れなどにより清浄化気流から外れてしまった汚染物質も回収できるようになり、ベッド上をより確実に清浄化することができる。
第6の発明は、特に第1の発明の足側送風装置を、頭側送風装置が吹き出す清浄化気流と清浄化気流が足側送風装置に到達する間に巻き込むことで足側送風装置へと流れる周囲の空気をあわせた流量で吸引する構成とすることにより、足側吸い込み部では足側吸い込み部に向かってくる空気全体を回収することになるため、清浄化気流だけでなく清浄化気流によって二次的に発生した気流も周囲に広がらず、流れに乗ってきた汚染物質をすべて回収できる。
第7の発明は、特に第1の発明の頭側送風装置を、足側送風装置が吸引するよりも大きな風量の清浄化気流を吹き出す構成とすることにより、ベッド上により多くの清浄化した空気を送ることになるため確実にベッド上を清浄化することができる。また、清浄化気流が足側吸い込み部の開口部にあわせて流れを変える際に清浄化気流から外れた汚染物質の一部もベッド周囲へと吹き飛ばされるためベッド上には残らず、ベッド上を清浄化することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気清浄機の側断面図を示すものである。
図1において、ベッド8には空気清浄機が取り付けられている。ベッド8の頭側に頭側送風装置9が配置され、ベッド8の足側に足側送風装置10が配置されている。ベッド8の上には就寝者11がおり、ベッド8上には塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質12が存在している。
頭側送風装置9の内部には送風ファン部13Aとフィルタ部14Aが内蔵されており、連携部15として無線連携部15Aを有している。また頭側送風装置9には頭側吹き出し部16と頭側吸い込み部17が設けられており、頭側吹き出し部16は風向変更部18Aを有している。頭側吸い込み部17はベッド8の下に向けて構成されており、頭側吹き出し部16はベッド8の上に向けて配置されている。また頭側送風装置9には操作部19が設けられている。
足側送風装置10の内部には送風ファン部13Bとフィルタ部14Bが内蔵されており、連携部15として無線連携部15Bを有している。また足側送風装置10には足側吹き出し部20と足側吸い込み部21が設けられており、足側吸い込み部21は風向変更部18Bを有している。足側吸い込み部21はベッド8の上に向けて構成されており、足側吹き出し部20はベッド8の下に向けて配置されている。
頭側吹き出し部16と足側吸い込み部21はベッド8の上で向き合っており、頭側吸い込み部17と足側吹き出し部20はベッド8の下で向き合っている。また頭側吹き出し部16に設置された風向変更部18Aはベッド8の上面に気流を吹き付けるよう下向きになっており、足側吸い込み部21に設置された風向変更部18Bはベッド8の上面に近い空間から気流を吸引するよう下向きになっている。
頭側吹き出し部16からは清浄化気流22が吹き出されている。清浄化気流22はベッ
ド8の頭側から足側に向けてベッド8の上面及び就寝者11の上を沿って流れる。気流が面に沿って流れるコアンダ効果によって清浄化気流22はベッド8の上面に沿って流れやすく広がりにくいため少ない風量でも清浄化気流22は頭側から足側まで到達できる。そのため送風ファン部13Aと送風ファン部13Bは少ない風量を流すよう動作が設定されている。清浄化気流22はベッド8の上面にぶつかってからベッド8の上面に沿って流れた後、自然とベッド8の上面の足側に近い空間へと流れ、この領域が清浄化気流22の自然と到達する下流域23Aとなる。足側吸い込み部21の風向変更部18Bはこの下流域23Aに向いており、清浄化気流22は足側吸い込み部21へと吸引される。
また足側吹き出し部20から排気風24が吹き出されている。排気風24はベッド8の下を足側から頭側に向かって流れ、ベッド8下の頭側の空間が排気風24の下流域23Bとなる。この下流域23Bの位置に頭側吸い込み部17が設けられているため排気風24は頭側吸い込み部17へと吸引される。
足側吹き出し部20はベッド8の下に設けられ、排気風24はベッド8の下を流れるためベッド8自体が仕切りとなり、排気風24が足側吸い込み部21へと吸引されることは無い。
また操作部19によって頭側送風装置9の送風ファン部13Aの動作状態や風向変更部18Aの動作を変更できる構成となっている。同時に頭側送風装置9の無線連携部15Aと足側送風装置10の無線連携部15Bは通信しており、頭側送風装置9の送風ファン14Aの動作状態や風向変更部18Aの動作状態が足側送風装置10の無線連携部15Bへと伝えられている。無線連携部15Bは取得した情報を元に送風ファン14Bや風向変更部18Bの動作を変化させる構成となっており、結果として操作部19の操作で頭側送風装置9と足側送風装置10の両方が操作される。
図2は、本発明の実施の形態1における風向変更時の空気清浄機の側断面図を示すものである。
図2において、就寝者11はベッド8上で座った状態になっている。
頭側吹き出し部16の風向変更部18Aは就寝者11自身や第三者によって、就寝者11の顔の位置へと向けられ、上向きになっている。また就寝者11が起き上がることで頭側吹き出し部16から距離が離れた分、送風ファン部13Aを強く動かし清浄化気流22の風量を大きくしている。
この動作状態は無線連携部15Aから無線連携部15Bに伝えられ、足側送風装置10では足側吸い込み部21の風向変更部18Bが清浄化気流22の下流域23Aに向けて上向きになっている。また送風ファン部13Bも送風ファン部13Aと同じ風量を流すよう就寝者11が横になっていた場合よりも強く動作するよう設定されている。
これらにより清浄化気流はベッド8の上方の空間に形成され座った状態の就寝者11の顔付近を流れる気流となっている。
以上のように構成された空気清浄機について、以下その動作、作用を説明する。
まず就寝者11や第三者によって操作部19が操作されると空気清浄機が起動する。就寝者11の状態に合わせた清浄化気流22を形成するように空気清浄機は操作され、例えば就寝者11が横たわった状態の場合はベッド8の上面に沿った清浄化気流22を形成し、また例えば就寝者11が座った状態の場合は顔の位置するベッド8上方の空間に清浄化
気流22を形成するよう設定される。
これら操作部19での操作に基づいてまず頭側送風装置9が起動する。送風ファン部13Aと風向変更部18Aが動作し、操作部19によって設定された清浄化気流22を形成するよう送風ファン13A及び風向変更部18Aの動作が変更される。
続いて、無線連携部15Aから足側送風装置10の無線連携部15Bへと送風ファン部13Aと風向変更部18Aの動作状態が伝えられる。無線連携部15Bは入手した送風ファン部13Aと風向変更部18Aの動作状態に基づいて送風ファン部13Bと風向変更部18Bの動作状態を変更させる。
これらの動作においては、形成しようとする清浄化気流22に対する送風ファン部13A及び風向変更部18Aの動作状態の設定はあらかじめ決められており、送風ファン部13A及び風向変更部18Aの動作状態の設定に対する送風ファン部13B及び風向変更部18Bの動作状態の設定もあらかじめ決められており、操作部19への入力によってすべての動作状態は一意に決定される。
例えばベッド8の上面に沿った清浄化気流22を形成する場合は、送風ファン部13Aと送風ファン部13Bは少ない風量を互いに同じだけ流すよう動作が設定され、風向変更部18Aと風向変更部18Bは下に向けられる。
また例えばベッド8の上方の清浄化気流22を形成する場合は、送風ファン部13Aと送風ファン部13Bは大きい風量を互いに同じだけ流すよう動作が設定され、風向変更部18Aと風向変更部18Bは上に向けられる。
頭側送風装置9では送風ファン部13Aが動作したことにより、頭側吸い込み部17から頭側送風装置9の内部へと空気が吸引され、フィルタ部14Aで清浄化された後に頭側吹き出し部16から清浄化気流22として吹き出される。
清浄化気流22は操作部19への操作に基づいて設定された、送風ファン部13Aと送風ファン部13B及び風向変更部18Aと風向変更部18Bにより流れが形成される。
清浄化気流22が就寝者11に到達することで、就寝者11は清浄化気流22によって届けられた清浄な空気を吸引するため快適であると同時に汚染物質12に害される危険がない。また清浄化気流22は汚染物質17を流れに乗せて足側吸い込み部21へと搬送していく。清浄化気流22はベッド8の上を頭側から足側まで流れるため、ベッド8上に存在する汚染物質12が清浄化気流22によって除去される。
送風ファン13Aと送風ファン13Bが同じ風量であるため足側吸い込み部21に到達した清浄化気流22は全て足側吸い込み部21に吸引され、清浄化気流22によって搬送されてきた汚染物質22が周囲に吹き飛ばされることがなく、周囲の空間も清浄に保つことが出来る。
足側吸い込み部21から足側送風装置10の内部へと吸引された清浄化気流22はフィルタ部14Bで汚染物質12を除去された後、足側吹き出し部20から排気風24として吹き出される。
足側吹き出し部20から出される排気風24に対して、頭側吸い込み部17はその下流域23Bに元々位置しているため、排気風24はベッド8の下を真っ直ぐに流れ頭側吸い込み部17に吸引される。
頭側吸い込み部17から頭側送風装置9の内部へと吸引された排気風24は、フィルタ部14Aで清浄化された後に頭側吹き出し部16から清浄化気流22として吹き出される。この清浄化気流22が排気風24となり再び清浄化気流22になるという循環が繰り返される。
なお、本実施の形態において清浄化気流22は、操作部19を就寝者11や第三者が操作することで設定する構成となっていたが就寝者11の状態を検知し自動的に設定を行う構成としてもかまわない。
なお、本実施の形態において連携部15は、無線によって通信を行う構成としたが有線によって通信を行う構成としてもかまわない。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における空気清浄機の側断面図を示すものである。
図3において、ベッド8には空気清浄機が取り付けられている。ベッド8の頭側に頭側送風装置9が配置され、ベッド8の足側に足側送風装置10が配置されている。ベッド8の上には就寝者11がおり、ベッド8上には塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質12が存在している。
頭側送風装置9の内部には送風ファン部13Aとフィルタ部14Aが内蔵されており、連携部15として無線連携部15Aを有している。また頭側送風装置9には頭側吹き出し部16と頭側吸い込み部17が設けられており、頭側吹き出し部16は風向変更部18Aを有している。頭側吸い込み部17はベッド8の周囲に向けて構成されており、頭側吹き出し部16はベッド8の上に向けて配置されている。また頭側送風装置9には操作部19が設けられている。
足側送風装置10の内部には送風ファン部13Bとフィルタ部14Bが内蔵されており、連携部15として無線連携部15Bを有している。また足側送風装置10には足側吹き出し部20と足側吸い込み部21が設けられており、足側吸い込み部21は風向変更部18Bを有している。足側吸い込み部21はベッド8の上に向けて構成されており、足側吹き出し部20はベッド8の周囲に向けて配置されている。
頭側吹き出し部16と足側吸い込み部21はベッド8の上で向き合っている。また頭側吹き出し部16に設置された風向変更部18Aはベッド8の上面に気流を吹き付けるよう下向きになっており、足側吸い込み部21に設置された風向変更部18Bはベッド8の上面に近い空間から気流を吸引するよう下向きになっている。
頭側吹き出し部16からは清浄化気流22が吹き出されている。清浄化気流22はベッド8の頭側から足側に向けてベッド8の上面及び就寝者11の上を沿って流れる。気流が面に沿って流れるコアンダ効果によって清浄化気流22はベッド8の上面に沿って流れやすく広がりにくいため少ない風量でも清浄化気流22は頭側から足側まで到達できる。そのため送風ファン部13Aと送風ファン部13Bは少ない風量を流すよう動作が設定されている。清浄化気流22はベッド8の上面にぶつかってからベッド8の上面に沿って流れた後、自然とベッド8の上面の足側に近い空間へと流れ、この領域が清浄化気流22の自然と到達する下流域23Aとなる。足側吸い込み部21の風向変更部18Bはこの下流域23Aに向いており、清浄化気流22は足側吸い込み部21へと吸引される。
また清浄化気流22は足側送風装置10へ向かって流れる過程で周囲の空気を巻き込み
足側送風装置10へと移動させる。送風ファン部13Bでは、清浄化気流22と清浄化気流22に巻き込まれ足側送風装置10へと流れる周囲の空気をあわせた流量で吸引を行っており、足側吸い込み部21へ向かう空気全体が足側吸い込み部21で回収されている。
そのため、ベッド8上で発生した汚染物質12で清浄化気流22に乗らなかったものや、清浄化気流の乱れなどにより清浄化気流22から外れてしまった汚染物質12も全て足側吸い込み部21で回収される。
また操作部19によって頭側送風装置9の送風ファン部13Aの動作状態や風向変更部18Aの動作を変更できる構成となっている。同時に頭側送風装置9の無線連携部15Aと足側送風装置10の無線連携部15Bは通信しており、頭側送風装置9の送風ファン14Aの動作状態や風向変更部18Aの動作状態が足側送風装置10の無線連携部15Bへと伝えられている。無線連携部15Bは取得した情報を元に送風ファン14Bや風向変更部18Bの動作を変化させる構成となっており、結果として操作部19の操作で頭側送風装置9と足側送風装置10の両方が操作される。
図4は、本発明の実施の形態2における設定変更時の空気清浄機の側断面図を示すものである。
図4において、頭側吹き出し部16からは清浄化気流22が吹き出されている。清浄化気流22はベッド8の頭側から足側に向けてベッド8の上面及び就寝者11の上を沿って流れる。清浄化気流22はベッド8の上面にぶつかってからベッド8の上面に沿って流れた後、自然とベッド8の上面の足側に近い空間へと流れ足側吸い込み部21へと吸引される。
またこの時、送風ファン部13Aの風量は増やされ、逆に送風ファン部13Bの風量は減らされており、送風ファン部13Aの風量の方が送風ファン部13Bの風量よりも大きくなっている。清浄化気流22の一部は足側吸い込み部21に吸引され一部はベッド8の周囲へと流れる。
以上のように構成された空気清浄機について、以下その動作、作用を説明する。
まず就寝者11や第三者によって操作部19が操作されると空気清浄機が起動する。ベッド8上の汚染物質12の状態やベッド8の周囲の状況に合わせた清浄化気流22を形成するように空気清浄機は操作される。
例えば就寝者11が病人でベッド8の周囲に見舞いの人間や看護師など第三者がいる場合では、ベッド8の周囲に汚染物質12を吹き飛ばさないことを重視し、清浄化気流22と清浄化気流22が巻き込む空気を足側送風装置10で吸引することを考え、送風ファン13Aの風量よりも送風ファン13Bの風量をあげる設定とされる。また例えば就寝者11が体力の衰えた人物や免疫の弱い人物などの場合では、ベッド8上を常に清浄化しておくことをより重視し、送風ファン13Bの風量よりも送風ファン13Aの風量をあげる設定とされる。
これら操作部19での操作に基づいてまず頭側送風装置9が起動する。送風ファン部13Aと風向変更部18Aが動作し、操作部19によって設定された清浄化気流22を形成するよう送風ファン13A及び風向変更部18Aの動作が変更される。
続いて、無線連携部15Aから足側送風装置10の無線連携部15Bへと送風ファン部13Aと風向変更部18Aの動作状態が伝えられる。無線連携部15Bは入手した送風フ
ァン部13Aと風向変更部18Aの動作状態に基づいて送風ファン部13Bと風向変更部18Bの動作状態を変更させる。
頭側送風装置9では送風ファン部13Aが動作したことにより、頭側吸い込み部17から頭側送風装置9の内部へと空気が吸引され、フィルタ部14Aで清浄化された後に頭側吹き出し部16から清浄化気流22として吹き出される。清浄化気流22は操作部19への操作に基づいて設定された、送風ファン部13Aと送風ファン部13B及び風向変更部18Aと風向変更部18Bにより流れが形成される。
清浄化気流22が就寝者11に到達することで、就寝者11は清浄化気流22によって届けられた清浄な空気を吸引するため快適であると同時に汚染物質12に害される危険がない。また同時に清浄化気流22は汚染物質12を流れに乗せて足側吸い込み部21へと搬送していく。清浄化気流22はベッド8の上を頭側から足側まで流れるため、ベッド8上の空間全体に存在する汚染物質12が清浄化気流22によって除去される。
足側吸い込み部21に到達した清浄化気流22と汚染物資12は送風ファン部13Aと送風ファン13Bの流す風量のバランスによってその挙動を変える。
送風ファン部13Bの流量のほうが大きく、清浄化気流22と清浄化気流22が巻き込む空気の両方が足側吸い込み部21に吸引される場合、汚染物質12のほとんどは足側吸い込み部21に吸引される。周囲へと汚染物質12が吹き飛ばされることはない。
一方、送風ファン部13Aの流量のほうが大きい場合、清浄化気流22の一部は足側吸い込み部21に吸引されない。清浄化気流22は下流へと流れていく過程で徐々に広がり、最終的に足側吸い込み部17の付近で足側吸い込み部17の大きさにあわせて狭められるため、汚染物質12の一部は慣性によって清浄化気流22から外れベッド8上に残ったり足側吸い込み部17の枠などに付着したりする可能性があるが、清浄化気流22のうち足側吸い込み部21に吸引されない流れによってベッド8の周囲へと吹き飛ばされベッド8上は清浄化される。
足側吸い込み部21から足側送風装置10の内部へと吸引された清浄化気流22はフィルタ部14Bで汚染物質12を除去された後、足側吹き出し部20から排気風24として吹き出される。
上記した実施の形態における構成は、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができるものであり、実施の形態そのものの構成に限られるものではない。
以上のように、本発明にかかる空気清浄機は気流によって局所的な空間を清浄化する装置に適用できる。
8 ベッド部
9 頭側送風装置
10 足側送風装置
13 送風ファン
14 フィルタ部
15 無線連携部
16 頭側吹き出し部
17 頭側吸い込み部
18 風向変更部
20 足側吹き出し部
21 頭側吸い込み部
22 清浄化気流
23 下流域
24 排気風

Claims (7)

  1. ベッドの頭側に配置され送風ファン部とフィルタ部と前記ベッド上に向けて配置された頭側吹き出し部と風向変更部と頭側吸い込み部と連携部を有する頭側送風装置と、前記ベッドの足側に配置され送風ファン部と足側吹き出し部と前記頭側吹き出し部に向けて配置された足側吸い込み部と風向変更部と連携部を有する足側送風装置を備え、前記頭側送風装置と前記足側送風装置は連携動作し前記頭側吹き出し部から前記ベッド上を流れて前記足側吸い込み部へと流れる清浄化気流を形成する構成とした空気清浄機。
  2. 足側送風装置は、フィルタ部を有する構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 頭側吸い込み部は、足側吹き出し部から出される排気風の下流域に設けられた請求項1に記載の空気清浄機。
  4. 足側吹き出し部は、ベッドの下に配置され排気風をベッドの下に吹き出す構成とした請求項3に記載の空気清浄機。
  5. 足側送風装置は、頭側送風装置が吹き出す清浄化気流よりも大きな風量を吸引する構成とした請求項1に記載の空気清浄装置。
  6. 足側送風装置は、頭側送風装置が吹き出す清浄化気流と清浄化気流が足側送風装置に到達する間に巻き込むことで足側送風装置へと流れる周囲の空気をあわせた流量で吸引する構成とした請求項4に記載の空気清浄装置。
  7. 頭側送風装置は、足側送風装置が吸引するよりも大きな風量の清浄化気流を吹き出す構成とした請求項1に記載の空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108361938A (zh) * 2018-02-05 2018-08-03 广东美的暖通设备有限公司 室内机的控制方法、空调器、空调系统及存储介质

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