JP2011226652A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】就寝者に不快感を与えることなく効率よく就寝者の顔の正面空間を清浄化すること。
【解決手段】ベッド部11と、送風ファン部と、フィルタ部と、吸い込み部14と、ベッド部11の頭側に設けられる吹き出し部15と、吹き出し部15のベッド部11側の吹き出し正面16に複数設けられ清浄化気流19を吹き出す吹き出し口17を備え、複数の吹き出し口17はそれぞれが発生させる清浄化気流19をベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間で衝突させる構成とすることで、就寝者18の頭部に清浄化気流19を当てて不快感を与えることがなく、また就寝者18の顔の正面空間にのみ陽圧領域20を形成できるため弱い清浄化気流19で効率よく就寝者の顔の正面空間を清浄化することができるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】ベッド部11と、送風ファン部と、フィルタ部と、吸い込み部14と、ベッド部11の頭側に設けられる吹き出し部15と、吹き出し部15のベッド部11側の吹き出し正面16に複数設けられ清浄化気流19を吹き出す吹き出し口17を備え、複数の吹き出し口17はそれぞれが発生させる清浄化気流19をベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間で衝突させる構成とすることで、就寝者18の頭部に清浄化気流19を当てて不快感を与えることがなく、また就寝者18の顔の正面空間にのみ陽圧領域20を形成できるため弱い清浄化気流19で効率よく就寝者の顔の正面空間を清浄化することができるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、気流を発生させ室内の局所的な空間を清浄化する空気清浄機に関するものである。
従来、この種の空気清浄機としては、ベッド部の頭側に設置された吹き出し部の吹き出し口から清浄化気流を吹き出し就寝者の頭部に当てることで、就寝者の頭部全体の周囲に陽圧領域を形成し、呼吸のために清浄化が最も求められる就寝者の顔の正面空間を清浄化しているものがあった(例えば特許文献1参照)。
図8は特許文献1に記載された従来の空気清浄機の斜視図である。
図8において、空気清浄機はベッド部1を有しており、ベッド部1の下方には送風ファン部(図示せず)とフィルタ部(図示せず)とが配置されている。ベッド部1の足側の下方には吸い込み部4が設けられており、ベッド部1の頭側には吹き出し部5が設けられている。吹き出し部5のベッド部1側の吹き出し正面6には吹き出し口7が設けられており、吹き出し口7からベッド部1上の就寝者8の頭部に向けて清浄化気流9が吹き出されており、清浄化気流9が就寝者8の頭部に当たることで就寝者8の頭部全体の周囲に陽圧領域10が形成されており、陽圧領域10は就寝者8の顔の正面空間も含んでいる。
しかしながら、従来の空気清浄機では、頭部全体の周囲に陽圧領域が形成でき、陽圧領域によって就寝者の顔の正面空間を清浄に保つことが出来るが、清浄化気流が頭部に当たることで就寝者は不快であるという課題を有していた。また陽圧領域は清浄化気流が当たる頭頂部を中心に形成されるため、顔の正面空間まで陽圧領域を広げるために強い清浄化気流が必要となるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、清浄化気流が就寝者に当たり不快感を与えることがなく、清浄化が最も求められる顔の正面空間に効率よく陽圧領域を形成することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気清浄機では吹き出し正面に吹き出し口を複数設け、複数の吹き出し口でそれぞれ発生させる清浄化気流はベッド部上の就寝者の顔の正面空間で衝突する構成としたものである。
清浄化気流を就寝者の顔の正面空間で衝突させることで、就寝者の正面空間に陽圧領域が形成されようになるため、清浄化気流を就寝者に当てて陽圧領域を発生させる必要がなくなり就寝者は不快にならない。また就寝者の頭部に清浄化気流をあてた場合、清浄化気流が当たる頭頂部を中心に顔の正面空間まで陽圧領域を広げるためには強い清浄化気流が必要になるのに対し、顔の正面空間にのみ陽圧領域を形成できるため弱い清浄化気流で効率よく清浄化ができる。
本発明の空気清浄機は、就寝者に清浄化気流を当てずに顔の正面空間にのみ陽圧領域を形成できるため、就寝者に不快感を与えることなく効率よく就寝者の顔の正面空間を清浄化することができる。
第1の発明は、ベッド部と、送風ファン部と、フィルタ部と、吸い込み部と、前記ベッド部の頭側に設けられる吹き出し部と、前記吹き出し部の前記ベッド部側の吹き出し正面に複数設けられ清浄化気流を吹き出す吹き出し口を備え、複数の前記吹き出し口はそれぞれが発生させる前記清浄化気流を前記ベッド部上の就寝者の顔の正面空間で衝突させる構成とすることにより、就寝者の頭部に清浄化気流を当てて不快感を与えることがなく、また就寝者の顔の正面空間にのみ陽圧領域を形成できるため弱い清浄化気流で効率よく就寝者の顔の正面空間を清浄化することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、吹き出し正面の左右端部の近傍に設けられる構成とすることにより、吹き出し口を近くに並べて配置した場合に比べそれぞれの吹き出し口から吹き出された清浄化気流が衝突する際の清浄化気流の風向は正面衝突に近づくため、より弱い清浄化気流で陽圧領域を形成することが出来る。
第3の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、吹き出し正面の上端部の近傍に設けられる構成とすることにより、吹き出し口は清浄化気流が当たりやすい就寝者の頭頂部を避けて清浄化気流を形成することができ、確実に就寝者の顔の正面空間に清浄化気流を到達させることができる。そのため就寝者の顔の正面空間を清浄化することが出来る。
第4の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、逆U字型に設けられる構成とすることにより、陽圧領域を就寝者の顔の正面空間に形成し清浄化を行うと同時に、清浄化気流によって就寝者の上方と左右方向から塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質が侵入することを防ぐことができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、風向変更部を有する構成とすることにより、清浄化気流の衝突する場所を変化させることができるようになり、陽圧領域の場所を変化させることができるようになるため、就寝者の位置が変化しても就寝者の顔の正面空間を清浄化することができる。
第6の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、風量変更部を有する構成とすることにより、陽圧領域の陽圧の強さと範囲の広さを変化させられるようになるため、周囲に浮遊する塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質の状態や就寝者の状態に合わせて陽圧領域を形成することができる。
第7の発明は、特に、第1の発明の複数設けられた吹き出し口を、一部の吹き出し口のみから清浄化気流を発生させる構成とすることにより、就寝者の位置に応じて吹き出し口の位置を変化させられるようになるため、就寝者に近い吹き出し口から清浄化気流を吹き出せるようになり、より弱い清浄化気流で陽圧領域を形成することが出来る。
第8の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、就寝者をベッド部の足側の方向から見て就寝者の顔を中心とした略円周上に設けられる構成とすることにより、清浄化気流を就寝者の顔の正面で衝突させた際にそれぞれの清浄化気流は同じ角度でかつ同じ強さで衝突することになるため、陽圧領域は清浄化気流が衝突する中心点に対して全方向に均等な形で形成されるため、陽圧の強い領域から陽圧の低い領域に空気が流れ陽圧領域が不安定になり位置が安定しなかったり陽圧の高さが変動してしまったりすることがない。
第9の発明は、特に、第1の発明の吹き出し口を、吹き出し面に開口部を設け、開口部の領域によって異なる風量及びまたは風向で清浄化気流を発生させることで清浄化気流を衝突させる構成とすることにより、吹き出し口を複数設ける場合に比べ吹き出し面上の開口面積を広げることができるため、同じ風速で多くの風量を流すことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気清浄機の斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態1における空気清浄機の斜視図である。
図1において、空気清浄機はベッド部11を有しており、ベッド部11の下方には送風ファン部(図示せず)とフィルタ部(図示せず)が配置されている。ベッド部11の足側の下方には吸い込み部14が設けられており、ベッド部11の頭側には吹き出し部15が設けられている。吹き出し部15のベッド部11側の吹き出し正面16には複数の吹き出し口17が設けられており、吹き出し口17からベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間に向けて清浄化気流19が吹き出されており、清浄化気流19が就寝者18の顔の正面空間で衝突することで陽圧領域20が形成されている。
図2は、本発明の実施の形態1における空気清浄機の就寝者足側から見た吹き出し正面16の拡大図である。
図2において、吹き出し正面16には3つの吹き出し口17が配置されている。左右端部の近傍に2つの吹き出し口17Aが設けられ、上端の近傍に吹き出し口17Bが設けられている。左右の吹き出し口17Aと上部の吹き出し口17Bは、吹き出し正面16の右上と左上で間隔無く配置されており吹き出し口17は全体として逆U字型を形成している。吹き出し口17にはそれぞれ風向変更部21が設けられている。また吹き出し口17はそれぞれ風量変更部(図示せず)も有している。
吹き出し口17からは清浄化気流19が吹き出されており、清浄化気流19が就寝者18の顔の正面空間で衝突することで陽圧領域20が形成されている。また空気清浄機のさらに上方には塵埃や菌、アレルゲン、ウィルス等の汚染物質23が浮遊している。
図3は、本発明の実施の形態1における動作変更時の空気清浄機の斜視図を示すものである。
図3において、就寝者18はベッド部11の端に位置している。吹き出し口17にそれぞれ設けられている風向変更部21(図示せず)の設定が変更され、ベッド部11の端に
位置する就寝者18の顔の正面空間に向かってそれぞれ清浄化気流19が吹き出されており、就寝者18の顔の正面空間で衝突させることで陽圧空間20が形成されている。
位置する就寝者18の顔の正面空間に向かってそれぞれ清浄化気流19が吹き出されており、就寝者18の顔の正面空間で衝突させることで陽圧空間20が形成されている。
また吹き出し口17にそれぞれ設けられている風量変更部(図示せず)の設定も変更されており、清浄化気流19は強く吹き出されている。陽圧領域20の陽圧が強くなり範囲も広くなっている。
以上のように構成された空気清浄機について、以下その動作、作用を説明する。
まず空気清浄機が動作されると、送風ファン部が起動し吸い込み部14から空気を吸引する。吸引された空気はフィルタ部で汚染物質23を除去された後に清浄化気流19として吹き出し口17から吹き出される。
就寝者18または第三者は就寝者18の顔の位置に合わせて空気清浄機を操作する。吹き出し口17では風向変更部22が動作し、風向変更部22は就寝者18の顔の正面空間に向けて清浄化気流19を流すように設定される。清浄化気流19はそれぞれの吹き出し口17に設けられた風向変更部21によって風向が変化し、就寝者18の顔の正面空間に向かって流される。
左右の吹き出し口17Aは吹き出し正面16の左右端部近傍に設けられているためその間隔は就寝者18の顔の幅よりも広く、左右の吹き出し口17Aから吹き出される清浄化気流19は就寝者18の頭頂部に当たることなく顔の横方向から顔の正面空間へと流れ互いに衝突する。
また上部の吹き出し口17Bは吹き出し正面16の上端部近傍に設けられており、その位置は就寝者18の顔の高さよりも高く、上部の吹き出し口17Aから吹き出される清浄化気流19は就寝者18の頭頂部に当たることなく顔の上方向から顔の正面空間へと流れ左右の吹き出し口17Aから吹き出される清浄化気流19と衝突する。
清浄化気流19が衝突すると流速が下がり、かわりに圧力が高くなるため陽圧領域20が形成される。左右の吹き出し口17Aから吹き出された吹き出し口17が並べて配置された場合に比べ衝突の角度が深くなり正面衝突に近くなるため、より流速が下がり圧力が高くなる。
就寝者18の顔の正面空間に形成された陽圧領域20は汚染物質23が侵入してくることを防ぐため、就寝者18の顔の正面空間は清浄化される。
また、このとき清浄化気流19が流れることでエジェクタ効果により周囲の空気の一部が引っ張られ、空気清浄機のさらに上方など周囲に浮遊している汚染物質23も引っ張られる。しかし吹き出し口17は逆U字型に構成されているため、清浄化気流19の間を縫って汚染物質23が就寝者18付近まで近づくことは無い。
続いて、就寝者18が移動すると風向変更部21は再び就寝者18または第三者によって操作される。左右の吹き出し口17Aは清浄化気流19の風向を主に左右方向に変化させ、上部の吹き出し口17Bは清浄化気流19の風向を主に上下方向に変化させる。それぞれの清浄化気流19の風向を変化させることによって就寝者18の顔の正面空間で清浄化気流19を衝突させる。
また、吹き出し口17の風量変更部22によって風量を変化させる。就寝者18が吹き出し口17から離れることで清浄化気流18が就寝者18の顔の正面空間に到達する時点
での風速が弱まり陽圧領域20の陽圧が弱く領域も狭くなってしまう。そのため清浄化気流19の風量を上げ陽圧領域20の陽圧と領域を保つようにする。さらに、就寝者18がベッド部11の端に位置している場合に、就寝者18はベッド部11周囲で汚染物質23が存在する可能性の高い生活空間に近づいているため、さらに清浄化気流19の風量を上げ陽圧領域20の陽圧を高め領域も広げることで就寝者18の顔の正面空間を清浄化する。
での風速が弱まり陽圧領域20の陽圧が弱く領域も狭くなってしまう。そのため清浄化気流19の風量を上げ陽圧領域20の陽圧と領域を保つようにする。さらに、就寝者18がベッド部11の端に位置している場合に、就寝者18はベッド部11周囲で汚染物質23が存在する可能性の高い生活空間に近づいているため、さらに清浄化気流19の風量を上げ陽圧領域20の陽圧を高め領域も広げることで就寝者18の顔の正面空間を清浄化する。
なお、本実施の形態において風向変更部21は就寝者18または第三者によって操作される構成としたが就寝者18の顔の正面空間を検知して自動的に風向変更部21が動作する構成としてもかまわない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における空気清浄機の斜視図である。
図4は、本発明の実施の形態2における空気清浄機の斜視図である。
図4において、空気清浄機はベッド部11を有しており、ベッド部11の下方には送風ファン部(図示せず)とフィルタ部(図示せず)が配置されている。ベッド部11の足側の下方には吸い込み部14が設けられており、ベッド部11の頭側には吹き出し部15が設けられている。吹き出し部15のベッド部11側の吹き出し正面16には複数の吹き出し口17が設けられている。吹き出し口17にはそれぞれ風向変更部(図示せず)が設けられており、吹き出し口17はそれぞれ風量変更部(図示せず)も有している。
吹き出し口17のうち、図中グレーで色づけられた吹き出し口17Dからのみベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間に向けて清浄化気流19が吹き出されている。清浄化気流19は吹き出し口17Dからベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間に向けて吹き出されており、清浄化気流19が就寝者18の顔の正面空間で衝突することで陽圧領域20が形成されている。
図5は、本発明の実施の形態2における空気清浄機の就寝者足側から見た吹き出し正面16の拡大図である。
図5において、吹き出し正面16には複数の吹き出し口17が配置されている。吹き出し口17のうち、図中で色のつけられた吹き出し口17Dからのみベッド部11上の就寝者18の顔の正面空間に向けて清浄化気流19が吹き出されている。吹き出し口17Dは就寝者18をベッド部11の足側の方向から見た際に就寝者18の顔を中心とした略円周上に位置している吹き出し口17が選択されている。このとき円周の径が就寝者18の顔よりも小さいと清浄化気流19は就寝者18の頭頂部に当たってしまうため、円周の径は就寝者18の顔の径よりも大きく設定される。また一方で、円周の径が大きいと清浄化気流19は就寝者18の顔の正面空間で衝突するまでに減衰してしまうため、就寝者18の顔の径よりも大きい範囲でできるだけ小さい径の円周上に位置する吹き出し口17が清浄化気流19を吹き出す吹き出し口17Dとして選択される。
選択された吹き出し口17D以外の他の吹き出し口17からは清浄化気流19は吹き出されない。清浄化気流19は就寝者18の顔の正面空間で衝突することで陽圧領域20が形成されている。
図6は、本発明の実施の形態2における動作変更時の空気清浄機の斜視図である。
図6において、就寝者18はベッド部11の端に位置している。清浄化気流19を吹き出す吹き出し口17Dは就寝者18がベッド部11の中心にいた場合とは異なっている。吹き出し口17Dは、改めて就寝者18をベッド部11の足側の方向から見た際に就寝者
18の顔を中心とした略円周上に位置している吹き出し口17が選択されている。
18の顔を中心とした略円周上に位置している吹き出し口17が選択されている。
以上のように構成された空気清浄機について、以下その動作、作用を説明する。
まず空気清浄機が動作されると、送風ファン部が起動し吸い込み部14から空気を吸引する。吸引された空気はフィルタ部で汚染物質23を除去された後に清浄化気流19として吹き出し口17の一部から吹き出される。
就寝者18または第三者は就寝者18の顔の位置に合わせて空気清浄機を操作する。吹き出し口17のうち就寝者18をベッド部11の足側の方向から見た際に就寝者18の顔を中心とした略円周上に位置している吹き出し口17が清浄化気流19を吹き出す吹き出し口17Dとして選択される。
吹き出し口17Dでは清浄化気流19を流すよう風量変更部22が操作され、逆に吹き出し口17Dに選ばれなかった吹き出し口17では清浄化気流19を流さないように風量変更部22が操作される。また複数選択される吹き出し口17Dの風量は全て同じに設定される。吹き出し口17Dではさらに風向変更部22が操作される。風向変更部22は吹き出し口17Dの中心に位置する就寝者18の顔の正面空間に向けて清浄化気流19を流すように設定される。清浄化気流19はそれぞれの吹き出し口17に設けられた風向変更部21によって風向が変化し、就寝者18の顔の正面空間に向かって流される。
清浄化気流19は就寝者18の顔の正面空間で衝突する。清浄化気流19が衝突すると流速が下がり、かわりに圧力が高くなるため陽圧領域20が形成される。清浄化気流19は吹き出し口17Dの中心に位置する就寝者18の顔の正面空間に向けて吹き出されるためほぼ同じ角度で衝突し、また同じ風量で吹き出されているため衝突時の勢いは全て等しくなる。そのため陽圧領域20は清浄化気流が衝突する中心点に対して全方向に均等な形で形成される。不均等な陽圧領域が形成された場合、陽圧の強い領域から陽圧の低い領域に空気が流れる現象が生じるといったように陽圧領域は不安定になり、陽圧領域の位置がズレたり陽圧の高さが変動したりすることがあるが、陽圧領域は均一に均等に形成されているためその危険性が無い。
就寝者18の顔の正面空間に形成された陽圧領域20は汚染物質23が侵入してくることを防ぐため、就寝者18の顔の正面空間は清浄化される。
続いて、就寝者18が移動すると就寝者18または第三者は就寝者18の顔の位置に合わせて空気清浄機を再度操作する。新たに吹き出し口17Dを選択しなおし、それぞれの吹き出し口17において風量変更部22と風向変更部21が操作され設定が変更される。これらの変更によって清浄化気流19は就寝者18の顔の正面空間で衝突するようになる。
なお、本実施の形態において吹き出し口17は吹き出し正面16に複数の開口部を設け、それらをそれぞれ吹き出し口17としたが、図7に示した空気清浄機の他の構成例のように、開口部の領域を区切りその区切られた領域によって異なる風量及び風向で清浄化気流19を発生させる構成としてもかまわない。開口部を領域に分ける構成とすることで吹き出し面16上の開口面積が広がり、同じ風速で多くの風量を流せるようになり陽圧領域20の陽圧を高め領域を広くすることができる。
上記した実施の形態における構成は、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができるものであり、実施の形態そのものの構成に限られるものではない。
以上のように、本発明にかかる空気清浄機は気流によって局所的な空間を清浄化する装置に適用できる。
11 ベッド部
14 吸い込み部
15 吹き出し部
16 吹き出し正面
17 吹き出し口
18 就寝者
19 清浄化気流
20 陽圧領域
21 風向変更部
14 吸い込み部
15 吹き出し部
16 吹き出し正面
17 吹き出し口
18 就寝者
19 清浄化気流
20 陽圧領域
21 風向変更部
Claims (9)
- ベッド部と、送風ファン部と、フィルタ部と、吸い込み部と、前記ベッド部の頭側に設けられる吹き出し部と、前記吹き出し部の前記ベッド部側の吹き出し正面に複数設けられ清浄化気流を吹き出す吹き出し口を備え、複数の前記吹き出し口はそれぞれが発生させる前記清浄化気流を前記ベッド部上の就寝者の顔の正面空間で衝突させる構成とした空気清浄機。
- 吹き出し口は、吹き出し正面の左右端部の近傍に設けられる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、吹き出し正面の上端部の近傍に設けられる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、逆U字型に設けられる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、風向変更部を有する構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、風量変更部を有する構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 複数設けられた吹き出し口は、全体の一部の吹き出し口のみから清浄化気流を発生させる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、就寝者をベッド部の足側の方向から見て就寝者の顔を中心とした略円周上に設けられる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
- 吹き出し口は、吹き出し面に開口部を設け、開口部の領域によって異なる風量及びまたは風向で清浄化気流を発生させることで清浄化気流を衝突させる構成とした請求項1に記載の空気清浄機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109668229A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-04-23 | 北京仰生恒泰科技有限责任公司 | 用于休息及睡眠的微环境系统及运行方法 |
CN109780645A (zh) * | 2019-01-04 | 2019-05-21 | 北京仰生恒泰科技有限责任公司 | 休息及睡眠的微环境系统 |
CN114396648A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 定点送风系统 |
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2010
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CN109780645B (zh) * | 2019-01-04 | 2023-07-28 | 北京仰生恒泰科技有限责任公司 | 休息及睡眠的微环境系统 |
CN114396648A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 定点送风系统 |
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