JP2011226508A - ブラケット及び金属カラー - Google Patents
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Abstract
【課題】金属カラーの取付部に対する保持力を向上させること。
【解決手段】挿通孔部3hが形成された取付部3と、挿通孔部3hに装着されている金属カラー10とを備え、金属カラー10は、挿通孔部3hの一方開口側で取付部3に係止する第1係止部26を有し締結部材8を挿通可能な環状の第1部材20と、挿通孔部3hの他方開口側で取付部3に係止する第2係止部46と有し締結部材8を挿通可能な環状の第2部材40とを有し、第1部材20及び第2部材40は挿通孔部3hを通じて軸方向に合体する。
【選択図】図5
【解決手段】挿通孔部3hが形成された取付部3と、挿通孔部3hに装着されている金属カラー10とを備え、金属カラー10は、挿通孔部3hの一方開口側で取付部3に係止する第1係止部26を有し締結部材8を挿通可能な環状の第1部材20と、挿通孔部3hの他方開口側で取付部3に係止する第2係止部46と有し締結部材8を挿通可能な環状の第2部材40とを有し、第1部材20及び第2部材40は挿通孔部3hを通じて軸方向に合体する。
【選択図】図5
Description
車両の金属等の被取付部材に対して樹脂部品を取り付ける技術に関する。
車両の金属等の被取付部材に対して樹脂部品を取り付ける方法として、樹脂部品にネジ締め可能なボルト等の締結部材挿通用の挿通孔部を形成した取付部を設け、締結部材により固定する方法を採用することがある。しかしながら、金属製の締結部材によりネジ締めすると、樹脂部品が弾性変形してしまうので安定した締付け状態を得ることは難しい。また、締結部材を強く締付け過ぎると締付力によって取付部が潰れる恐れもある。
この問題に対して、強い締付け力で安定した締結部材の締付け状態を得るために、取付部の挿通孔部に装着する金属カラーが種々提案されている。例えば、特許文献1には、車体パネルに固定される樹脂部品の取付部に形成された挿通孔部に対して、円筒状の金属カラーが挿通状に装着されることが記載されている。
ところで、金属カラーには、樹脂部品の締結部材による固定前の取り扱いで、取付部から脱落しないように樹脂部品に対する保持力を向上させる要請もある。例えば、特許文献1のような金属カラーの一端部に挿通孔部の開口縁部の周囲に係止する鍔部を形成し、挿通孔部に挿通された状態で他端部を部分的に外周側に向けて拡げるようにかしめることも考えられる。
ここで、上記金属カラーで保持力を大きくするため、かしめ形状、かしめ量を大きくすることが考えられる。しかしながら、かしめ形状、かしめ量が大き過ぎると樹脂部品の変形が大きくなり、割れ等の破損が生じる恐れがある。すなわち、かしめ形状、かしめ量には制約がある。このため、この金属カラーによると十分な保持力が得られない恐れがあり、この場合、取付部から金属カラーが脱落してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、金属カラーの取付部に対する保持力を向上させることを目的とする。
第1の態様に係るブラケットは、ネジ締め可能な締結部材により車両の被取付部材に対して固定される樹脂部品のブラケットであって、挿通孔部が形成された取付部と、前記挿通孔部に装着されている金属カラーと、を備え、前記金属カラーは、前記挿通孔部の一方開口側で前記取付部に係止する第1係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第1部材と、前記挿通孔部の他方開口側で前記取付部に係止する第2係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第2部材と、を有し、前記第1部材及び前記第2部材は、前記挿通孔部を通じて軸方向に合体する。
第2の態様に係るブラケットは、第1の態様に係るブラケットであって、前記第1部材及び第2部材は、それぞれ、前記金属カラーの内外方向に重なる部分を有し、前記重なる部分のうち一方には他方の部分に向けて突出する係合凸部が形成され、他方には前記係合凸部に係合可能な係合凹部が形成されている。
第3の態様に係るブラケットは、第2の態様に係るブラケットであって、前記第1部材は、前記挿通孔部に挿通され、前記締結部材を挿通可能な筒状の挿通部を有し、前記第1係止部は前記挿通部の基端部に鍔状に形成され、前記第2係止部は鍔状に形成され、前記挿通部の先端部の外周部及び前記第2係止部の内周部のいずれか一方に前記係合凸部が形成され、他方に前記係合凹部が形成されている。
第4の態様に係るブラケットは、第3の態様に係るブラケットであって、前記係合凸部は、前記挿通部の周方向部分的に形成されている。
第5の態様に係るブラケットは、第3又は第4の態様に係るブラケットであって、前記挿通部には、先端部から基端部に向けてスリット部が形成されている。
第6の態様に係るブラケットは、第2〜第5の態様のいずれか一態様に係るブラケットであって、前記第1部材又は前記第2部材には、前記係合凸部を前記係合凹部に対して誘い込むテーパー部をさらに有している。
第7の態様に係る金属カラーは、ネジ締め可能な締結部材により車両の被取付部材に対して固定される樹脂部品の取付部に形成された挿通孔部に装着される金属カラーであって、前記挿通孔部の一方開口側で前記取付部に係止可能な第1係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第1部材と、前記挿通孔部の他方開口側で前記取付部に係止可能な第2係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第2部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材は、前記挿通孔部を通じて合体可能である。
第1の態様に係るブラケットによると、挿通孔部を通じて合体された第1部材及び第2部材は、第1係止部が挿通孔部の一方開口側で取付部に係止すると共に第2係止部が挿通孔部の他方開口側で取付部に係止する。このため、金属カラーの取付部に対する保持力を向上させることができる。
第2の態様に係るブラケットによると、第1部材及び第2部材の重なる部分のうち一方には他方の部分に向けて突出する係合凸部が形成され、他方には係合凸部に係合可能な係合凹部が形成されている。このため、第1部材及び第2部材を軸方向に近接させるだけで合体させることができ、金属カラーを取付部に対して容易に装着できる。また、当該軸方向に近接させることにより、係合凸部と係合凹部とが係合して第1部材及び第2部材が合体されるため、合体の完了を確認し易く、合体未遂を抑制することにも寄与する。
第3の態様に係るブラケットによると、係合凸部と係合凹部とが、挿通孔部のいずれか一方の開口側に寄った位置で係合されるため、係合位置を確認しやすく、第1部材及び第2部材の合体未遂をより効果的に抑制することができる。
第4の態様に係るブラケットによると、係合凸部が挿通部の周方向部分的に形成されているため、より容易に第1部材と第2部材とを合体させることができる。
第5の態様に係るブラケットによると、挿通部の先端部から基端部に向けてスリット部が形成されているため、より容易に第1部材と第2部材とを合体させることができる。
第6の態様に係るブラケットによると、係合凸部を係合凹部に対して誘い込むテーパー部が形成されているため、より容易に第1部材と第2部材とを合体させることができる。
第7の態様に係る金属カラーによると、第1係止部が挿通孔部の一方開口側で取付部に係止可能であると共に、第2係止部が挿通孔部の他方開口側で取付部に係止可能である。このため、第1部材と第2部材との合体状態で、取付部に対する保持力を向上させることができる。
実施形態に係るブラケット及び金属カラーについて説明する。
本ブラケット100は、樹脂部品2を車両の金属等の被取付部材6に対して、ネジ締め可能な締結部材8により固定するために設けられている構成である。より具体的には、樹脂部品2に設けられている取付部3と取付部3に形成された締結部材8を挿通するための挿通孔部3hに装着された金属カラー10とを備える(図5参照)。また、金属カラー10は、樹脂部品2を被取付部材6に対して締結部材8により固定する際に、締結性能を向上させるために、挿通孔部3hに装着される部材である(図1参照)。
まず、説明の便宜上、樹脂部品2及び被取付部材6及び締結部材8について説明する。例えば、樹脂部品2としては、車両に配策されるワイヤーハーネスWHを外部との接触等から保護するプロテクタ(図1参照)、電気接続箱等が挙げられ、被取付部材6としては、車両の車体の金属部分又はドアの金属パネル等が挙げられる。
締結部材8は、雄ネジが形成された軸部8aと軸部8aの螺合により締結対象を軸部8a側に押付け可能な押付け部8bとを有する部材であり、ここでは、該軸部8aと押付け部8bとしての頭部とを有するボルトである例で説明する。もっとも、締結部材は、両側にネジが形成された軸部8aとしてのスタッドボルトと、押付け部8bとしてのナットとの組合せでもよい。
樹脂部品2は、締結部材8の軸部8aを挿通するための貫通した挿通孔部3hが形成された取付部3を有している。取付部3は、樹脂部品2の本体部分(図1では二点差線で示す部分)から延出する部分である。説明の便宜上、全体として挿通孔部3hの貫通方向に板状に形成されているものとする。もっとも、取付部3は、挿通孔部3hの開口縁部の周囲に締結部材8により固定可能な厚さ寸法に設定され且つ締結部材8の押付け部8bが押付け可能な部分が形成されていればよい。挿通孔部3hには、金属カラー10が挿通状に装着され、装着された金属カラー10を通じて締結部材8の軸部8aが挿通される。このため、挿通孔部3hは、金属カラー10(ここでは、後述する挿通部22)を収容可能な大きさに形成されている。また、取付部3のうち挿通孔部3hの貫通方向両側には、後述する金属カラー10の第1係止部26及び第2係止部46を収容するための凹部3a、3bが形成されている(図2参照)。この凹部3a、3bは、挿通孔部3hと中心軸が一致するように形成されている。そして、凹部3a、3bは、挿通孔部3hの直径より大きい直径に設定された平面視略円形の凹状である。すなわち、取付部3には、凹部3aと挿通孔部3hと凹部3bとが、挿通孔部3hの軸方向に沿って各々の内部空間を連続させるように設けられている。
被取付部材6には、締結部材8を固定するための穴部6hが形成されている。この穴部6hは、締結部材8の軸部8aの外形より僅かに大きい直径を有する孔形状、或いは、締結部材8の軸部8aに対応した雌ネジが形成されたネジ穴形状(ここではネジ穴形状である)であってもよい。すなわち、締結部材8は、穴部6hを挿通して被取付部材6とは別体のナット等に対して螺合されてもよいし、被取付部材6に対して直接螺合されてもよい。また、被取付部材自体に締結部材の軸部が突出状に設けられていてもよい。この場合は、取付部3側で押付け部8bとしてのナットを締付けすることにより固定される。
そして、取付部3の挿通孔部3hに対して金属カラー10が装着されてブラケット100が構成される。さらに、樹脂部品2は、挿通孔部3hに対して金属カラー10が装着された状態で、締結部材8により被取付部材6に対して固定される。
まず、金属カラー10について説明する。金属カラー10は、合体される第1部材20と第2部材40とを備えている(図2参照)。
第1部材20は、締結部材8を挿通可能な環状に形成された部材である(図2及び図3参照)。この第1部材20は、挿通部22と、第1係止部26と、係合凸部32とを有し、挿通部22にスリット部36が形成されている。
挿通部22は、挿通孔部3hに挿通可能且つ締結部材8を挿通可能な筒状に形成されている。より具体的には、挿通部22は、略円筒形状であり、その内周部が締結部材8の軸部8aをスムーズに挿通可能な(ここでは当該軸部8aの外径より僅かに大きい)直径に設定されている。また、挿通部22の外周部は、挿通孔部3hに対してがたつきなく挿通可能な程度(換言すると面接触する程度)のおおきさの直径に形成されている。さらに、挿通部22は、挿通孔部3hより大きい軸方向寸法に設定されている。より具体的には、挿通部22の軸方向寸法は、挿通部22を挿通孔部3hに挿通した状態で、挿通部22の基端部が挿通孔部3hの一方開口側(図2の下側)で凹部3aを通じて外方に突出すると共に、先端部が挿通孔部3hの他方開口側で凹部3b内に突出するような寸法である(図5参照)。
第1係止部26は、挿通孔部3hの一方開口側(図2の下側)で取付部3に係止可能な部分である(図2及び図3参照)。第1係止部26は、挿通部22の基端部の外周部に鍔状に形成され、該挿通部22が挿通孔部3hに挿通された状態で挿通孔部3hの一方開口側で取付部3に係止するようになっている。より具体的には、第1係止部26は、挿通部22の先端側(図2の上側)を向く面(以下第1係止面26a)が取付部3に対して挿通孔部3hの一方開口側から接触して係止する。ここでは、第1係止部26は、第1係止面26a側の部分が取付部3の凹部3a内に配設され、凹部3aの底部(底面)に第1係止面26aが接触して係止するようになっている(図5参照)。
第1係止部26は、挿通孔部3hの開口縁部より大きく、凹部3aの直径より小さい(ここでは僅かに小さい)直径に設定されると共に、凹部3aの深さ寸法より大きい(ここでは僅かに大きい)厚さ寸法に設定されている。すなわち、第1係止部26が取付部3に係止した状態で、第1係止部26の第1係止面26aと反対側の部分が取付部3の一方側から突出するようになっている。
上記挿通部22の基端部及び第1係止部26のうち第1係止面26aと反対側の端部は、第1部材20の基端部に環状の平面(以下、第1接触面38)を構成している(図2参照)。
係合凸部32は、挿通部22の外周部から突出する凸状の部分である(図2及び図3参照)。より具体的には、係合凸部32は、挿通部22の軸方向及び半径方向に平行な断面視において半円状に突出し且つ挿通部22の周方向に沿った凸条に形成されている。また、係合凸部32は、挿通部22の周方向部分的に形成されている。ここでは、複数(ここでは4つ)の係合凸部32が、周方向に等間隔で設けられている。もっとも、係合凸部32は、挿通部22の周方向全体に亘って形成されていてもよい。
また、係合凸部32は、挿通部22が挿通孔部3hに挿通された状態で、挿通孔部3hの他方開口側(図2の上側)に突出される位置に形成されている(図5参照)。より具体的には、係合凸部32は、挿通部22の先端部で外周側に突出するように設けられている。そして、ここでは、係合凸部32は、挿通孔部3hの他方開口側から進出して取付部3の凹部3b内に配設される。
この係合凸部32は、先端部(外周側端部)が挿通孔部3hの内周部より外周側に位置するように設定されている。すなわち、係合凸部32は、主として挿通部22が内周側に弾性変形することにより挿通孔部3hに挿通可能となっており、挿通部22が挿通された状態で外力なしには取付部3から脱落しないようになっている。なお、挿通部22を挿通孔部3hに挿通する際には、係合凸部32は、主として挿通部22の弾性変形により挿通孔部3hの内周部より内側に配設可能である。
スリット部36は、挿通部22の先端部から基端部に向けて(図2の下側に向けて)形成されている(図2参照)。そして、挿通部22のうち軸方向においてスリット部36が形成された先端側部分は、基端側部分と比較して内周側への弾性変形が容易になっている。すなわち、挿通部22の先端側部分は、内周側に向かう外力を受けると、軸方向においてスリット部36の基端部位置を支点としてより容易に弾性変形される。
より具体的には、スリット部36は、挿通部22の軸方向において、係合凸部32より大きい深さ寸法に設定されている。このスリット部36の深さ寸法は、係合凸部32が容易に挿通孔部3hの内周部より内周側に移動できる程度に、挿通部22の先端側部分が弾性変形できるように設定されるとよい。
このスリット部36は、挿通部22の周方向複数箇所に形成されている(図3参照)。より具体的には、スリット部36は、4つの係合凸部32に対応して、各係合凸部32の間に位置する4箇所に形成されている。ここでは、4つのスリット部36は、それぞれ、各係合凸部32の中間位置で、挿通部22の周方向に等間隔で形成されている。
なお、上記係合凸部32及びスリット部36は、挿通部22の周方向部分的に1箇所に設けられていてもよい。例えば、1箇所にスリット部36が形成され、係合凸部32が挿通部22の周方向のスリット部36が形成されない部分全体に亘って形成される態様でもよい。
第2部材40は、締結部材8の軸部8aを挿通可能な環状に形成された部材である(図2及び図4参照)。この第2部材40は、第2係止部46を有し、第2係止部46に係合凹部52と、テーパー部56とが形成されている。
第2係止部46は、挿通孔部3hの他方開口側で取付部3に係止可能な鍔状に形成された部分である(図2及び図4参照)。より具体的には、第2係止部46は、第2係止部46のうち一端面(以下、第2係止面46a)が取付部3に対して挿通孔部3hの他方開口側から接触して係止する。ここでは、第2係止部46は、第2係止面46a側が部分的に取付部3の凹部3b内に配設され、凹部3bの底部(底面)に第2係止面46aが面接触して係止するようになっている。
第2係止部46は、挿通孔部3hの開口縁部より大きく、凹部3bの直径より小さい(ここでは僅かに小さい)直径に設定されると共に、凹部3bの深さ寸法より大きい(ここでは僅かに大きい)厚さ寸法に設定されている。すなわち、第2係止部46が取付部3に係止した状態で、第2係止部46の第2係止面46aと反対側の部分が取付部3の一方側から突出するようになっている。
係合凹部52は、係合凸部32に係合可能な部分である。この係合凹部52は、第2係止部46の内周部で開口する凹状に形成されている。より具体的には、係合凹部52は、第2係止部46の周方向に沿って、軸方向及び半径方向に平行な断面視半円状に凹んだ凹条に形成されている。この係合凹部52は、係合凸部32をがたつきなく配設可能な内部空間を有するような大きさに設定されている。また、係合凹部52は、第2係止部46の周方向全体に亘って形成されている。もっとも、係合凹部52は、第2係止部46の周方向において、係合凸部32に対応した位置に断続的に形成されてもよい。
テーパー部56は、第2係止部46の内周部の第2係止面46a側端部に、係合凹部52に対して係合凸部32を誘い込むように形成されている。より具体的には、テーパー部56は、第2係止部46の周方向に亘って、第2係止部46の第2係止面46a側に向けて順次外周側に広がるように形成されている。
また、第2部材40は、係合凸部32と係合凹部52との係合状態で、第1部材20の挿通部22の先端部に当接する当接部42をさらに有している。より具体的には、当接部42は、第2係止部46において第2係止面46aと反対側で係合凹部52に隣接する位置で、第2係止部46の内周部から内周側に突出する環状に形成されている。また、当接部42は、係合凸部32と係合凹部52との係合状態で、内周側部分が挿通部22の内周部と面一になるようになっている。すなわち、当接部42の先端部が軸方向に沿った面状に設定され、先端部が挿通部22の内径と略同一の直径に設定されているとよい。
上記第2係止部46及び当接部42は、第2部材40の第2係止面46aと反対側の端部に環状の平面(以下、第2接触面58)を構成している。
ここで、上記第1部材20と第2部材40とは、挿通孔部3hを通じて軸方向に合体可能に構成されている。すなわち、第1部材20と第2部材40とが合体されることにより、金属カラー10が構成される。ここで、第1部材20及び第2部材40は、挿通孔部3hの軸方向において互いが相対接離移動しないように合体される。より具体的には、第1部材20と第2部材40とは、中心軸を一致させると共に第1係止面26aと第2係止面46aとを対向させる姿勢で軸方向に近接させる力により、係合凸部32及び係合凹部52が係合して合体される。ここでは、挿通部22が挿通孔部3hを挿通した状態で、凹部3b内に突出した係合凸部32と凹部3bに配設される第2部材40の係合凹部52とが係合されて合体される。
上記第1部材20及び第2部材40は、合体状態において被取付部材6又は締結部材8の押付け部8bに接触可能になっている。ここで、取付部3の一方側が被取付部材6に対向する態様で締結部材8により樹脂部品2が被取付部材6に対して固定される場合について説明する。締結部材8により樹脂部品2が被取付部材6に対して固定されると、第1部材20の第1接触面38が被取付部材6に接触(ここでは面接触)する。また、第2部材40の第1接触面58が締結部材8の押付け部8bに接触(ここでは面接触)する。すなわち、締結部材8の締付け状態で、締結部材8の押付け部8b、金属カラー10及び被取付部材6の金属同士が挿通孔部3hの軸方向に連続して接触する。なお、第1部材20が挿通孔部3hの両側で被取付部材6及び締結部材8の押付け部8bの両方に接触するように構成されていてもよい。すなわち、第2部材40の当接部42が省略され、第1部材20の挿通部22が第2部材40の第2係止面46aと反対側に突出し、その先端部が第2接触面58を構成していてもよい。
もっとも、金属カラー10は、上記第1部材20と第2部材40との組合せの構成に限られるものではない。他にも、第1部材及び第2部材が、取付部3に対して上記態様とは逆に配設される構成も当然に採用可能である。また、第1部材と第2部材との両方が挿通孔部3h内に挿通される挿通部を有し、挿通孔部3h内で係合凸部32と係合凹部52とが係合することにより合体するように構成されていてもよい。さらに、第1部材20及び第2部材40は、内外方向において重なる態様が逆、すなわち、第1部材が外周側で第2部材が内周側でもよい。この場合、係合凸部が内周側に凸となり、係合凹部が内周側に凹となる。
また、係合凸部32及び係合凹部52は、凹凸関係が逆であってもよい。また、係合凸部32及び係合凹部52は、断面視半円状以外にも、平面状の係止面を有する凸状部分とこれが係止可能な非係止面を有する凹状部分との組合せにより係合するものであってもよい。
ここで、テーパー部56は、係合凸部32を係合凹部52に対して誘い込むように設けられていればよい。すなわち、テーパー部56は、係合凸部及び係合凹部の凹凸関係により、第1部材20及び第2部材40のうち係合凹部が設けられているいずれか一方に設けられていればよい。
また、係合凸部32と係合凹部52とが係合する態様は、挿通部22の軸方向に近接させる力により係合するものに限られない。例えば、係合凸部及び係合凹部の代わりに雄ネジ部および雌ネジ部が形成され、双方が螺合されることにより係合される態様でもよい。また、一方にL字形の溝部が形成されると共に他方に溝部内を移動可能な凸部が形成され、凸部を溝部に収容して双方を相対回転させることにより、挿通部22の軸方向に連結される構成であってもよい。
なお、合体させ易さの観点及び合体未遂を抑制する観点からは、好ましくは、第1部材20と第2部材40とを軸方向に近接させる力で、係合凸部32と係合凹部52とが凹凸関係により係合するように構成されているとよい。
また、第1係止部26及び第2係止部46は、上記構成に限定されるものではなく、挿通孔部3hの一方開口側又は他方開口側から取付部3に対して係止可能であればよく、その他種々の構成を採用することができる。例えば、第1係止部26及び第2係止部46は、環状に形成された部分の外周部から部分的に突出する部分が設けられた構成であってもよい。
また、金属カラー10は、凹部3a、3bが形成されない取付部にも適用可能である。この場合、第1係止部及び第2係止部は、取付部の両側面に対して係止するため、凹部3a、3bが形成されている場合より小さい厚さ寸法でも各面より突出され、締結部材8の押付け部8b及び被取付部材6に対して接触可能である。
さらに、金属カラー10は、平面視円形の挿通孔部3hに適用されるものに限られない。例えば、平面視楕円形、矩形等の挿通孔部にも適用可能である。この場合、金属カラー10自体も、挿通孔部の形状に応じて、全体として平面視楕円形、矩形等の筒状に形成されるとよい。
また、これまで、金属カラー10について第1部材20がスリット部36を有し、第2部材40がテーパー部56を有する構成で説明したが、スリット部36及びテーパー部56が省略された構成でも係合凸部32と係合凹部52とは係合可能である。
次に、金属カラー10の挿通孔部3hに対する装着工程について説明すると共に、挿通孔部3hに金属カラー10が装着されたブラケット100について説明する。
まず、第1部材20の挿通部22を挿通孔部3hに挿通する。より具体的には、挿通部22を、先端部を挿通孔部3hの一方開口側から他方開口側に向ける態様で、凹部3aを通じて挿通孔部3hの一方開口側から他方開口側に向けて挿通していく。すると、まず係合凸部32が挿通孔部3hの一方開口側の開口縁部に当接し、挿通部22の軸方向先端側部分(主としてスリット部36が形成されている部分)が内周側に弾性変形して徐々に挿通孔部3h内に進入する。そして、その状態で挿通部22が挿通孔部3hの他方開口側に向けて押し進められると、係合凸部32は、挿通孔部3hから他方開口側に進出して凹部3b内に配設される。このとき、挿通部22の先端側部分は弾性復帰し、係合凸部32の先端部(外周側端部)が挿通孔部3hの内周部より外周側に突出した状態となる。また、第1係止部26は、第1係止面26a側の部分が凹部3a内に配設された状態となっている。なお、第1係止部26は、第1部材20が挿通孔部3hの一方開口側から他方開口側に向けて押された状態では、凹部3aの底部に第1係止面26aが接触することにより取付部3に係止して、第1部材20がそれ以上進むことを規制するように作用する。
次に、第2部材40の係合凹部52を、係合凸部32に対して係合させる。より具体的には、第2部材40(第2係止部46)を、第2係止面46を挿通孔部3hの他方開口側から一方開口側に向ける態様で、凹部3b内に配設していく。なお、この作業中、第1部材20を、挿通孔部3hの一方開口側から他方開口側に向けて押圧しておくものとする。第2部材40を凹部3b内に配設していくと、まずテーパー部56が係合凸部32に当接する。ここから、さらに第2部材40が凹部3b内に押し進められると、係合凸部32がテーパー部56に沿って挿通部22の内周側に移動し、挿通部22の先端側部分が内周側に弾性変形される。第2係止面46aが凹部3bの底部に当接する位置まで第2係止部46が押し進められると、係合凹部52は係合凸部32に対して係合する。すなわち、挿通部22の先端側部分が弾性復帰して係合凸部32が係合凹部52内に進出して嵌め込まれる。このとき、当接部42は、挿通部22の先端部に当接した状態になると共に、先端部が挿通部22の内周部と面一の状態となる。
もっとも、挿通孔部3hに対する金属カラー10の装着は、上記工程で行われるものに限られない。他にも、第2部材40を凹部3bに配設してから第1部材20を装着してもよい。すなわち、金属カラー10は、第1部材20及び第2部材40が所定の姿勢で取付部3を挟み込む態様で合体して装着されればよく、装着の順序は限定されない。
上記のようにして、金属カラー10が挿通孔部3hに装着される。そして、ここにブラケット100が構成される。ここで、ブラケット100について説明する。
ブラケット100は、挿通孔部3hが形成された取付部3と、挿通孔部3hに装着されている金属カラー10とを備える構成である。より具体的には、ブラケット100は、第1部材20及び第2部材40が挿通孔部3hを通じて軸方向に合体されることにより、取付部3の挿通孔部3hに対して金属カラー10が装着されている。
このブラケット100は、第1部材20及び第2部材40が、それぞれ、金属カラー10の内外方向(ここでは半径方向)に重なる部分を有している。そして、この内外方向に重なる部分のうち一方には他方の部分に向けて突出する係合凸部32が形成され、他方には係合凸部32に係合可能な係合凹部52が形成されている。より具体的には、第1部材20が挿通孔部3hに挿通されている挿通部22を有しており、挿通部22の先端部の外周部及び第2係止部46の内周部のいずれか一方に、上記係合凸部32が形成され、他方に上記係合凹部52が形成されている。すなわち、挿通部22と第2係止部46とが、金属カラー10の内外方向に部分的に重なっている。そして、ここでは、第1部材20について、係合凸部32が挿通部22の先端部で外周側に突出する凸状に形成されている。また、第2部材40について、係合凹部52が第2係止部46の内周部で開口する凹状に形成されている。
そして、係合凸部32及び係合凹部52が内外方向において係合することにより、第1部材20及び第2部材40は、互いに接離方向(挿通孔部3hの貫通方向)に移動不能に取付部3を挟んで合体している。ここで、ブラケット100は、金属カラー10の挿通部22と当接部42とにより形成された内孔に締結部材8の軸部8aを挿通可能となっている。
また、ブラケット100は、第1係止部26が挿通孔部3hの一方開口側で取付部3に係止すると共に第2係止部46が挿通孔部3hの他方開口側で取付部3に係止している。なお、この第1係止部26及び第2係止部46の係止状態は、第1部材20及び第2部材40の合体状態において第1係止部26及び第2係止部46が挿通孔部3hの軸方向に互いに位置決めされることにより保持されている。より具体的には、第1係止部26は、第1係止面26a側の部分が凹部3a内に収容された状態で、第1係止面26aが凹部3aの底面に面接触して取付部3に係止している。また、第2係止部46は、第2係止面46a側の部分が凹部3b内に収容された状態で、第2係止面46aが凹部3bの底面に面接触して取付部3に係止している。
そして、このブラケット100は、第1部材20及び第2部材40が、挿通孔部3hの両側で被取付部材6又は締結部材8の押付け部8bに対して接触可能になっている。すなわち、第1部材20及び第2部材40は、挿通孔部3hの両側で取付部3より突出している。
次に、締結部材8による樹脂部品2の被取付部材6に対する締結工程について説明する。すなわち、軸部8aを金属カラー10を介して挿通孔部3hに挿通して、締結部材8により樹脂部品2を被取付部材6に固定する。
まず、被取付部材6の穴部6hと金属カラー10の内孔とを一致させる態様で、樹脂部品2を被取付部材6に対して保持する。より具体的には、第1部材20の第1接触面38を穴部6hの開口縁部の周囲に面接触させるように重ねる。
この状態で、締結部材8の軸部8aを、第2部材40側から第1部材20側に向けて金属カラー10の内孔に挿通すると共に穴部6hに挿通する。この状態で、締結部材8の押付け部8bのうち軸部8a側の面は、第2部材40の第2接触面58に対向する。
そして、締結部材8を、被取付部材6自体或いはナット等に螺合させることにより、樹脂部品2を被取付部材6に対して固定する。すると、第2部材40の第2接触面58は締結部材8の押付け部8bのうち軸部8a側の面に面接触すると共に、第1部材20の第1接触面38は被取付部材6の穴部6hの開口縁部の周囲に面接触する。すなわち、挿通孔部3hの軸方向において、締結部材8の押付け部8b、金属カラー10及び被取付部材6の金属同士が接触した状態で、樹脂部品2が被取付部材6に対して固定される。
上記のように構成された金属カラー10及びブラケット100によると、第1部材20及び第2部材40は、挿通孔部3hの軸方向において相対接離移動不能に合体される。すなわち、係合凸部32及び係合凹部52が金属カラー10の内外方向において嵌り合うよう態様で係合する構成により、第1部材20及び第2部材40は挿通孔部3hの軸方向において相対移動しないようになっている。さらに、第1部材20及び第2部材40の合体状態で、挿通部22の先端部が当接部42に当接した状態となるため、第1部材20と第2部材40とは、締結部材8による締付け力が近接方向作用しても、より確実に近接方向に相対移動されないようになっている。
そして、第1部材20及び第2部材40の合体状態で、第1係止部26が挿通孔部3hの一方開口側で取付部3に係止すると共に、第2係止部46が挿通孔部3hの他方開口側で取付部3に係止する。つまり、第1部材20と第2部材40とが取付部3を挟み込む態様で金属カラー10が取付部3に対して保持された状態となるため、取付部3に対する金属カラー10の保持力を向上させることができる。
また、第1部材20及び第2部材40は、合体状態において挿通孔部3hの両側で被取付部材6又は締結部材8の押付け部8bに接触可能に露出されている。この構成により、締結部材8により樹脂部品2を被取付部材6に対して固定すると、締結部材8の押付け部8bと第1部材20及び第2部材40と被取付部材6と(ここでは金属同士)が、挿通孔部3hの貫通方向すなわち締結部材8の挿通方向に連続して接触するため、安定した締結部材8の締付け状態を得ることができる。
また、係合凸部32は、挿通部22が挿通孔部3hに挿通された状態で挿通孔部3hの他方開口側に露出される位置に形成されているため、外方から係合位置を確認しやすく、より確実に第1部材20と第2部材40とを合体させることができる。
また、係合凸部32が挿通部22の外周部から突出する凸状に形成されると共に、係合凹部52が第2係止部46の内周部で開口する凹状に形成されている。このため、第1部材20と第2部材40とを、挿通孔部3hの軸方向に近接させるだけで容易に合体させ、高い保持力を得ることができる。
また、挿通孔部3hの軸方向に近接させることにより、係合凸部32と係合凹部52とが金属カラー10の内外方向に係合して第1部材20及び第2部材40が合体される構成である。すなわち、作業者は、係合凸部32が係合凹部52内に収容される瞬間の係合凸部32の動作を、その振動、音等により認識し易い。このため、合体の完了を確認し易く、合体未遂を抑制することにも寄与する。
例えば、挿通孔部3hに対する保持力を向上させるカラーとしては、特許文献1のような円筒状部材に対して、外周部から突出する突起部を設けた突起付きカラーも考えられる。すなわち、挿通孔部3hにカラーを挿入することにより、挿通孔部3hの内周部に突起部が係止する構成である。本金属カラー10は、前記のような突起付きカラーに対しても優位性を有する。
すなわち、比較対象の突起付きカラーでは、突起部が、挿通孔部3hの内周部に係止することを目的として設けられているため、挿通孔部3hに対する装着作業に大きな圧入力を要する。そして、この圧入を伴う装着作業では、突起部が挿通孔部3hの軸方向途中位置で引っ掛かる恐れもあり、規定の位置(例えば挿通孔部3hの両側で取付部3と面一になる位置)まで挿入されているか否か確認し難く、挿入不足或いは挿入過多のまま装着工程を終了してしまう恐れもある。そして、この状態で締結部材8による締結が行われると、金属カラー10が締結部材8の押付け部8b或いは被取付部材6の一方に接触していない状態も発生し得る。この場合、締結部材8の押付け部8bと取付部3、カラーと挿通孔部3hのように金属と樹脂とが接触する部分の関係により、締結部材8の締付け力が安定しないことも考えられる。また、締結部材8の締付け後に挿通孔部3hの内周部が経年変化、応力変形すると金属カラー10及び樹脂部品2が締結部材8と被取付部材6との間でがたつく恐れもある。この点で、本ブラケット100の金属カラー10は、合体未遂を抑制してより確実に金属カラー10の装着を行うことができるため、上記のような問題の発生を避けることができる。
また、係合凸部32が挿通部22の周方向部分的に形成されているため、挿通部22を挿通孔部3hに挿通する際、係合凸部32が挿通孔部3hの内周部に当接する箇所が少なく、係合凸部32が形成されてない位置で挿通部22が弾性変形しやすい。これにより、より容易に係合凸部32と係合凹部52とを係合させることができる。
また、挿通部22の先端部から基端部に向けてスリット部36が形成されているため、挿通部22のうち軸方向においてスリット部36が形成された先端側部分が、内周側に弾性変形しやすくなっている。このため、凸条の係合凸部32を凹条の係合凹部52に対してより容易に係合させることができる。
また、係合凹部52に対して係合凸部32を誘い込むテーパー部56が形成されているため、係合凸部32がテーパー部56に当接して徐々に挿通部22が弾性変形され、より容易に係合凸部32と係合凹部52とを係合させることができる。
2 樹脂部品
3 取付部
3h 挿通孔部
6 被取付部材
8 締結部材
10 金属カラー
20 第1部材
22 挿通部
26 第1係止部
32 係合凸部
36 スリット部
40 第2部材
46 第2係止部
52 係合凹部
56 テーパー部
100 ブラケット
3 取付部
3h 挿通孔部
6 被取付部材
8 締結部材
10 金属カラー
20 第1部材
22 挿通部
26 第1係止部
32 係合凸部
36 スリット部
40 第2部材
46 第2係止部
52 係合凹部
56 テーパー部
100 ブラケット
Claims (7)
- ネジ締め可能な締結部材により車両の被取付部材に対して固定される樹脂部品のブラケットであって、
挿通孔部が形成された取付部と、
前記挿通孔部に装着されている金属カラーと、
を備え、
前記金属カラーは、
前記挿通孔部の一方開口側で前記取付部に係止する第1係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第1部材と、
前記挿通孔部の他方開口側で前記取付部に係止する第2係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第2部材と、
を有し、
前記第1部材及び前記第2部材は、前記挿通孔部を通じて軸方向に合体するブラケット。 - 請求項1に記載のブラケットであって、
前記第1部材及び第2部材は、それぞれ、前記金属カラーの内外方向に重なる部分を有し、
前記重なる部分のうち一方には他方の部分に向けて突出する係合凸部が形成され、他方には前記係合凸部に係合可能な係合凹部が形成されているブラケット。 - 請求項2に記載のブラケットであって、
前記第1部材は、前記挿通孔部に挿通され、前記締結部材を挿通可能な筒状の挿通部を有し、
前記第1係止部は、前記挿通部の基端部に鍔状に形成され、
前記第2係止部は、鍔状に形成され、
前記挿通部の先端部の外周部及び前記第2係止部の内周部のいずれか一方に前記係合凸部が形成され、他方に前記係合凹部が形成されているブラケット。 - 請求項3に記載のブラケットであって、
前記係合凸部は、前記挿通部の周方向部分的に形成されているブラケット。 - 請求項3又は請求項4に記載のブラケットであって、
前記挿通部には、先端部から基端部に向けてスリット部が形成されているブラケット。 - 請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載のブラケットであって、
前記第1部材又は前記第2部材には、前記係合凸部を前記係合凹部に対して誘い込むテーパー部をさらに有しているブラケット。 - ネジ締め可能な締結部材により車両の被取付部材に対して固定される樹脂部品の取付部に形成された挿通孔部に装着される金属カラーであって、
前記挿通孔部の一方開口側で前記取付部に係止可能な第1係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第1部材と、
前記挿通孔部の他方開口側で前記取付部に係止可能な第2係止部を有し、前記締結部材を挿通可能な環状の第2部材と、
を備え、
前記第1部材及び前記第2部材は、前記挿通孔部を通じて合体可能である金属カラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010094742A JP2011226508A (ja) | 2010-04-16 | 2010-04-16 | ブラケット及び金属カラー |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2014149066A (ja) * | 2013-02-04 | 2014-08-21 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車両部品の取付具 |
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-
2010
- 2010-04-16 JP JP2010094742A patent/JP2011226508A/ja active Pending
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