JP7356588B2 - ルーフマウントアンテナ取付構造 - Google Patents

ルーフマウントアンテナ取付構造 Download PDF

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Description

本発明はルーフマウントアンテナ取付構造に関し、特に、車両ルーフの取付孔に挿入して固定されるアンテナ用のルーフマウントアンテナ取付構造に関する。
従来の車両ルーフに取り付けられるアンテナには、例えば特許文献1に開示されるようなルーフマウントアンテナがある。これは、車両ルーフに設けられた取付孔に、アンテナベースから突出するねじボスを挿入し、車両室内側からナットで締結して車両ルーフに固定されるものである。このような構成の場合、取付作業時にナットを落としてしまう場合や、また、車両ルーフを介して車両室内側から締結を行うため、作業性が悪いという問題もあった。
このような作業性の悪さを解消するために、本願と同一の出願人による特許文献2には、車両への取り付けが容易で作業者の負担を軽減することが可能なルーフマウントアンテナの取付構造が開示されている。この取付構造は、脚付きワッシャを用いており、まず車両ルーフの取付孔に車両室外側から取付構造を挿入する。挿入時には脚付きワッシャの脚が閉じている状態のため、取付構造を取付孔に通すことが可能である。そして、車両室内側からのボルト等の締結に伴い、脚付きワッシャの脚部がねじボスに設けられた当接部に当接して広がると共に、車両ルーフの車両室内側に脚部の爪が食い込む。これにより、車両ルーフに固定されると共に車両ルーフに電気的に接続(接地)されるものである。
また、脚付きワッシャを予めボルトでボスに固定しておいた状態で車両ルーフに押圧して実装する車両用アンテナも知られている(特許文献3)。これは、脚付きワッシャの脚部側面を丸め込むように横方向に折り曲げて構成されるガイド板が、ボスに設けられた凸条部を把持するように構成され、脚付きワッシャが凸条部に導かれるものである。
特開2001-036315号公報 特開2006-248486号公報 中国特許出願公開第106129583号明細書
特許文献2に記載のルーフマウントアンテナ取付構造の場合、確実に爪を車両ルーフに食い込ませるために脚付きワッシャを厚い板状体で構成している。したがって、脚付きワッシャの脚部をねじボスに設けられた当接部に当接して広げるためには、ボルトによる締結の際に非常に大きな力が必要となっていた。このため、作業者の負担が大きかった。さらに、締結時の強い力により車両ルーフが変形してしまう場合もあった。また、脚付きワッシャを厚い板状体で構成するので、ある程度重量もあった。
また、特許文献3に記載の車両用アンテナは、ガイド板が複雑な折り曲げ構造であると共に、凸条部に確実に導かれるようにするために正確に折り曲げて構成される必要があり、コストがかかるものであった。また、ガイド板は、脚部側面を丸め込むように横方向に折り曲げて構成されるものであるため、ボルトによる締結時に脚部が開脚する方向に力が加わった場合に、丸め込むように折り曲げられたガイド板も広がってしまうおそれもあった。さらに、車両ルーフに押圧して実装する際に、ボスに対して脚付きワッシャの位置が固定されないため、ベースと爪部の間に間隙が無くなり、車両ルーフを介在できない状態になるおそれもあった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、軽量且つ安価に構成できると共に、締結時に少ない力で取り付け可能であり、また、確実に車両ルーフに仮固定できるように構成することも可能なルーフマウントアンテナ取付構造を提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明によるルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る複数の爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、複数の爪部の間近傍の脚部から切り出され水平方向に屈曲されてなる水平部と垂直方向に屈曲されてなる垂直部とを有する、開脚防止部と、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の垂直部を受け止める受止部と、を具備するものである。
また、本発明によるルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有し側部から直角方向に延在する側面折曲部を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、脚部の側面折曲部の先端に設けられる、開脚防止部と、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の側端部を受け止める受止部と、を具備するものであっても良い。
また、本発明によるルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有し側部から直角方向に延在する側面折曲部を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、脚部の側面折曲部に切り込みを入れて折り曲げ形成される開脚防止部と、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の側端部を受け止める受止部と、を具備するものであっても良い。
ここで、脚付きワッシャは、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部を有し、アンテナベース、受止部、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つは、仮止め部が係止する係止部を有する、ものであれば良い。
また、本発明によるルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部と、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部を受け止める受止部と、脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部であって、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定する、仮止め部と、アンテナベース、受止部、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、仮止め部が係止する係止部と、を具備するものであっても良い。
ここで、仮止め部は、開脚防止部に設けられるものであれば良い。
また、開脚防止部は、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、仮止め部が締結方向にずれることで係止部から外れ、脚部が所定以上に開脚されることを防止する方向に開脚防止部が押圧されるものであれば良い。
また、脚付きワッシャのワッシャリングは、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、脚付きワッシャが連れ回らないように、及び/又はワッシャリングを補強するために、屈曲部を有するものであっても良い。
さらに、アンテナを車両ルーフの取付孔から外す際に、脚付きワッシャが車両ルーフから落下することを防止するために、車両ルーフの取付孔に係止する落下防止用係止部を有するものであっても良い。
また、落下防止用係止部は、開脚防止部を脚付きワッシャの脚部が閉脚される方向に押圧することで、車両ルーフの取付孔への係止が解除されるものであっても良い。
また、本発明によるルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部であって、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定する、仮止め部と、アンテナベース、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、仮止め部が係止する係止部と、を具備するものであっても良い。
また、脚付きワッシャのワッシャリングは、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、脚付きワッシャが連れ回らないように、及び/又はワッシャリングを補強するために、屈曲部を有し、仮止め部は、屈曲部に設けられるものであっても良い。
ここで、脚付きワッシャのワッシャリングの貫通孔は、第1ねじ部又は第2ねじ部に対するねじの緩み止めとなる内歯を有するものであっても良い。
また、脚付きワッシャのワッシャリングの貫通孔は、第1ねじ部又は第2ねじ部よりも大きい内径孔及び略等しい内径孔を組み合わせるダルマ形状からなるものであっても良い。
また、脚付きワッシャの脚部は、脚部を補強するために、補強用屈曲部を有するものであっても良い。
本発明のルーフマウントアンテナ取付構造には、軽量且つ安価に構成できると共に、締結時に少ない力で取り付け可能であり、また、確実に車両ルーフに仮固定できるように構成することも可能であるという利点がある。
図1は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造を説明するための概略分解斜視図である。 図2は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造を説明するための一部断面側面図である。 図3は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャの詳細を説明するための概略斜視図である。 図4は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の仮固定の詳細を説明するための一部断面側面図である。 図5は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャのワッシャリングの詳細を説明するための概略図である。 図6は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャのワッシャリングの他の例の詳細を説明するための概略上面図である。 図7は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の仮固定の他の例を説明するための概略分解側面図である。 図8は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の開脚防止部の他の例を説明するための概略図である。 図9は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の開脚防止部のさらに他の例を説明するための概略図である。 図10は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造に落下防止用係止部を設けた例を説明するための一部断面側面図である。 図11は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造に落下防止用係止部を設けた他の例を説明するための一部断面側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するために用いられるものである。図1は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造を説明するための概略分解斜視図である。また、図2は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造を説明するための一部断面側面図であり、図2(a)が挿入前の状態、図2(b)が挿入中の状態、図2(c)が挿入後締結前の仮固定の状態、図2(d)が締結後の状態を表している。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、第1ねじ部10と、第2ねじ部20と、脚付きワッシャ30と、開脚防止部40と、受止部50とから主に構成される。
第1ねじ部10は、アンテナベース1上に設けられ、車両ルーフ2側に突出しているものであり、車両ルーフ2の取付孔3に挿入されるものである。図示例では、第1ねじ部10は、雌ねじ孔13を有する所謂ねじボス状のものを示した。なお、第1ねじ部10は、例えばケーブル等を挿通可能な孔(図示せず)を有しており、アンテナと車両室内の受信機等とがこの孔を介してケーブルにより接続されれば良い。
ここで、アンテナベース1は、車両室外側に配置されるものである。より具体的には、アンテナベース1は、車両室外側の車両ルーフ2上に配置されるものであり、回路基板やアンテナエレメント等が載置されるものである。そして、アンテナベース1は、回路基板や取り付けられるアンテナのグラウンドとして機能するものであれば良く、導電体で構成されれば良い。また、樹脂ベースからなるものであっても良い。アンテナベース1の車両ルーフ2側の面には、必要により爪受け台座11が設けられている。
第2ねじ部20は、第1ねじ部10と締結されるものである。図示例では、第2ねじ部20は、雄ねじ(ボルト)を示した。即ち、第2ねじ部20が、第1ねじ部10の雌ねじ孔13にねじ込まれる。
なお、図示例では第1ねじ部10が雌ねじ孔で構成され第2ねじ部20がボルトで構成される例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1ねじ部が雄ねじで構成され、第2ねじ部20がナットで構成されても良い。即ち、第1ねじ部10と第2ねじ部20を用いて脚付きワッシャ30を締結可能なものであれば良い。
脚付きワッシャ30は、ワッシャリング31と、脚部32とを有するものである。この脚付きワッシャ30は、導電性板状体からなるものであれば良い。脚付きワッシャ30は、例えば金属板をプレス加工等することにより一体成型されれば良い。ワッシャリング31は、第1ねじ部10又は第2ねじ部20が貫通する貫通孔38を有している。図示例では、第2ねじ部20であるボルトが貫通孔38を貫通する例を示した。また、ワッシャリング31は、車両ルーフ2の取付孔3の径よりも小さいものであれば良い。即ち、ワッシャリング31が取付孔3を通過可能な大きさを有していれば良い。なお、図示例では、ワッシャリング31は、概ね4角形状のものを示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ワッシャリングは円形状や6角形状や8角形状等、如何なる形状であっても良い。
脚部32は、ワッシャリング31から延在するものである。なお、図示例では、脚部32はワッシャリング31の両側端からそれぞれ延在するものを示した。具体的には、ワッシャリング31の両側端の2辺に脚部32を設け、脚部32が設けられていない残りの2辺は、例えば第1ねじ部10に設けられたケーブル等を挿通可能な孔(図示せず)等に対応させれば良い。脚部32には、車両ルーフ2に当接し得る複数の爪部33が形成されている。爪部33は、第2ねじ部20であるボルトによる締結時に、車両ルーフ2へ食い込むものである。そして、アンテナベース1の爪受け台座11と爪部33とで車両ルーフ2を挟み込むように、爪部33が車両ルーフ2へ食い込む位置の裏面側に爪受け台座11が位置するように構成されている。なお、図示例では、脚部32の先端部分に複数の爪部33が設けられている例を示したが、本発明はこれに限定されず、爪部33を脚部32と呼んでも良い。また、脚部32は図示例ではワッシャリング31から左右に2つの脚で構成された例を示したが、3つの脚等で構成されても良い。
図2(a)に示される通り、脚部32は、ワッシャリング31からアンテナベース1側に向かって車両ルーフ2の取付孔3よりも広く開脚したフレア形状を有している。ここで、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャ30の脚部32は、脚付きワッシャ30がワッシャリング31側から車両ルーフ2の取付孔3に挿入される際に、脚部32が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有している。より具体的には、ルーフマウントアンテナを車両ルーフ2に取り付ける際には、脚付きワッシャ30がワッシャリング31側から車両ルーフ2の取付孔3に挿入される。脚部32は、取付孔3よりも広く開脚したフレア形状を有しているため、最初に取付孔3の縁部に脚部32が当接する。そして、図2(b)に示される通り、脚部32は弾性を有しているため、さらにルーフマウントアンテナを押し込むと、脚部32が一旦閉脚される。これにより、脚部32が取付孔3を通過可能な状態となる。図2(c)に示される通り、脚部32が取付孔3を通過し完全に挿入されると、脚部32は元の状態に開脚する。即ち、脚部32は、挿入時に一旦閉脚され、挿入後にまた元の状態に開脚するばね状のものであれば良い。これにより、ルーフマウントアンテナが車両ルーフ2に仮固定されることになる。
本発明のルーフマウントアンテナ取付構造では、上述の通り、脚付きワッシャ30がワッシャリング31側から車両ルーフ2の取付孔3に挿入される際に、脚部32が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有している。即ち、ある程度柔らかく薄い材質のもので爪部33を有する脚部32が構成されている。したがって、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結され爪部33が車両ルーフ2に当接する際に、脚部32が所定以上に開脚されてしまい、変形して爪部33が車両ルーフ2に十分食い込まない可能性がある。そこで、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造では、開脚防止部40を設けている。開脚防止部40は、脚付きワッシャ30のワッシャリング31を介して第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結され爪部33が車両ルーフ2に当接する際に、所定以上に脚部32が開脚されることを防止するものである。
開脚防止部40は、例えば図1等に示されるように、脚部32から切り出されて形成されれば良い。開脚防止部40は、水平部41と、垂直部42とからなるものである。水平部41は、水平方向に屈曲されてなるものである。垂直部42は、垂直方向に屈曲されてなるものである。即ち、開脚防止部40は、複数の爪部33の間近傍の脚部32から切り出され、まず水平部41を構成するように水平方向に屈曲され、次に垂直部42を構成するように垂直方向に屈曲されて形成されれば良い。このように、開脚防止部40は、複数の爪部33の間近傍の脚部32から内側に一旦折り曲げられ、さらにアンテナベース1側に延在するように再度折り曲げられた形状を有している。これにより、開脚防止部40は、取付孔3への挿入方向に延在する垂直部42を有することになる。本発明では、開脚防止部40により脚部32が開脚されるのを防止しつつ、開脚防止部40の両脇に位置することになる2つの爪が均等に車両ルーフ2に食い込むように構成される。
そして、図2(d)に示されるように、脚付きワッシャ30の爪部33が車両ルーフ2に当接する際に、脚部32の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部40の垂直部42を受け止める受止部50が設けられている。図示例では、受止部50は、アンテナベース1に設けられる例を示した。受止部50は、爪部33が車両ルーフ2に当接する前に、開脚防止部40の垂直部42の側面が当接するような位置関係で配置されている。そして、脚部32の開脚方向の動きを制限する位置に受止部50が配置されている。一方、取付孔3への挿入時には、脚部32の閉脚方向の動きが制限されないように受止部50が構成されている。脚部32が開脚方向の動きを制限できる位置で開脚防止部40を受け止めることが可能であれば、受止部50は必ずしもアンテナベース1に設けられる必要はない。例えば、第1ねじ部10や第2ねじ部20の何れかに受止部が設けられても良い。
このように構成されることで、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結され爪部33が車両ルーフ2に当接する際に、開脚防止部40により脚部32が所定以上に開脚されることが防止される。したがって、脚付きワッシャ30をある程度柔らかく薄い材質で構成したとしても、爪部33を車両ルーフ2に確実に食い込ませることが可能となる。また、ボルトによる締結時にも強い力は不要となり、車両ルーフが変形するおそれもない。さらに、脚付きワッシャ30を薄い板状体で構成可能であるため、軽量且つ安価に構成可能となる。
本発明のルーフマウントアンテナ取付構造では、脚付きワッシャ30をある程度柔らかく薄い金属板をプレス加工等することにより一体成型構成可能であるため、条件によっては脚付きワッシャ30が第1ねじ部10と第2ねじ部20の締結に強度的に耐えられない場合もある。したがって、脚付きワッシャ30を補強しても良い。以下、図3を用いて脚付きワッシャ30の補強の具体例について説明する。
図3は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャの詳細を説明するための概略斜視図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、脚付きワッシャ30のワッシャリング31は、例えば屈曲部34を有している。屈曲部34は、ワッシャリング31から延在するものであり、ワッシャリング31の側部を例えば脚部32と同じ方向、即ち、アンテナベース1側に折り曲げることで形成されれば良い。屈曲部34が設けられることで、ワッシャリング31が補強されることになる。
また、屈曲部34は、ワッシャリング31を介して第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される際に、脚付きワッシャ30が連れ回らないようにする機能を有していても良い。即ち、屈曲部34が第1ねじ部10に当接するように折り曲げられており、第1ねじ部10の対向する2辺を挟み込むように構成されている。このように構成されることにより、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される際に、屈曲部34が第1ねじ部10に当接し、脚付きワッシャ30が連れ回ることを防止できる。
また、図3に示されるように、脚付きワッシャ30の脚部32にも、脚部32を補強するために補強用屈曲部35を形成しても良い。補強用屈曲部35は、脚部32から延在するものであり、脚部32の側部を例えば第1ねじ部10や第2ねじ部20側に折り曲げることで形成されれば良い。補強用屈曲部35が設けられることで、脚部32が補強されることになる。
ここで、再度図2(c)を参照する。図2(c)は、ルーフマウントアンテナが車両ルーフ2に仮固定された状態を示している。即ち、脚付きワッシャ30がワッシャリング31側から車両ルーフ2の取付孔3に挿入された後、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される前の状態である。この状態は、第1ねじ部10及び第2ねじ部20を締結前であるため、爪部33先端は、車両ルーフから浮いた状態となっている。脚付きワッシャ30が挿入される際に、爪部33先端がアンテナベース1に接している状態となっていると、取付孔3を貫通後であっても脚部32が元の状態に開脚しない可能性がある。即ち、車両ルーフ2がアンテナベース1と爪部33の間の間隙に介在する必要がある。したがって、仮固定の状態では、爪部33先端が車両ルーフ2から浮いた状態となる程度に脚付きワッシャ30を仮固定していることが好ましい。そこで、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造では、脚付きワッシャ30に、仮止め部を設けても良い。仮止め部は、脚付きワッシャ30がワッシャリング31側から車両ルーフ2の取付孔3に挿入された後、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される前に、爪部33先端が車両ルーフ2から浮いた状態となる程度に脚付きワッシャ30を仮固定するものである。以下、図4を用いて仮止め部の具体例について説明する。
図4は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の仮固定の詳細を説明するための一部断面側面図であり、図4(a)が挿入前の状態、図4(b)が締結後の状態を表している。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、仮止め部36は、具体的には開脚防止部40に設けられれば良い。例えば、仮止め部36は、開脚防止部40の垂直部42に設けられた孔や凹部/凸部により提供されれば良い。図示例では、凹部で構成された仮止め部36を示した。そして、係止部37は、例えばアンテナベース1や受止部50、第1ねじ部10、又は第2ねじ部20の何れかに配置されれば良い。即ち、脚付きワッシャ30以外に配置されれば良い。係止部37は、仮止め部36に対応する形状で例えば凸部により提供され、凹部により構成される仮止め部36に係止するように構成されれば良い。
このように構成された本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、まず第1ねじ部10に脚付きワッシャ30を介して第2ねじ部20をねじ込み、仮組みする。このとき、図4(a)に示されるように、仮止め部36を有する脚付きワッシャ30は、係止部37に係止されることで位置が仮固定される。この仮固定される位置は、爪部33先端が車両ルーフ2から浮いた状態となるように決定されれば良い。そして、仮止め部36と係止部37の係止力は、車両ルーフ2の取付孔3に挿入される際の押圧力では外れず、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される際の押圧力では外れるように決定されれば良い。
図4(b)に示されるように、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される際に、仮止め部36が締結方向にずれることで係止部37から外れる。このとき、開脚防止部40は凸部で構成された係止部37により内側に押圧される。即ち、開脚防止部40は、脚部32が所定以上に開脚されることを防止する方向に押圧されることになる。なお、仮止め部36が凸部により提供され、係止部37が凹部により提供されても、同様に、開脚防止部40は、脚部32が所定以上に開脚されることを防止する方向に押圧されることになる。
このように構成されることで、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、車両ルーフ2への組み付けを容易にすることが可能となる。さらに、所定以上に脚部32が開脚しない方向に押圧されるため、より強い力で締結したとしても、爪部33を車両ルーフ2に確実に食い込ませることが可能となる。
なお、脚付きワッシャ30を仮固定する構成については上述の図示例に限定されない。例えば、ボルトからなる第2ねじ部20に対して、所定の位置に脚付きワッシャ30のワッシャリング31が固定できるような構造であれば良い。以下、図5を用いてワッシャリング31の具体例について説明する。
図5は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャのワッシャリングの詳細を説明するための概略図であり、図5(a)がワッシャリングの上面図であり、図5(b)がワッシャリングの側断面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、ワッシャリング31の貫通孔38に、内歯39が設けられている。内歯39は、第2ねじ部20に対するねじの緩み止めとなるものである。より具体的には、図5(b)に示されるように、第2ねじ部20がボルトの場合、例えばボルトの根本(ボルトのねじ部と頭部の境目部分)に、ねじ山の設けられない空転部25が設けられる。内歯39の間の隙間は、第2ねじ部のねじ山が当接しねじ込まれるように決定されると共に、空転部25では内歯39が当接しないように決定されれば良い。
仮組みの際には、まず第2ねじ部20を、脚付きワッシャ30のワッシャリング31に空転部25までねじ込む。そして、第1ねじ部10に脚付きワッシャ30を介して第2ねじ部20をねじ込む。この際、最後までねじ込まず、爪部33先端が車両ルーフ2から浮いた状態となる程度までねじ込むようにすれば良い。これにより、脚付きワッシャ30を仮固定することが可能となり、車両ルーフ2への組み付けを容易にすることが可能となる。
さらに、図6を用いてワッシャリングの他の例について説明する。図6は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の脚付きワッシャのワッシャリングの他の例の詳細を説明するための概略上面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、ワッシャリング31の貫通孔38が、ダルマ形状からなるものであっても良い。ダルマ形状は、第2ねじ部20よりも大きい内径孔及び略等しい内径孔を組み合わせたものである。
仮組の際には、まず第2ねじ部20を、ワッシャリング31のダルマ形状の大きい内径孔のほうに挿入する。そして、ボルトの根本までワッシャリング31を移動したら、横にスライドさせて第2ねじ部20と略等しい内径孔のほうに嵌合させれば良い。これにより、脚付きワッシャ30を仮固定することが可能となり、車両ルーフ2への組み付けを容易にすることが可能となる。
次に、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の仮固定の他の例について説明する。図7は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の仮固定の他の例を説明するための概略分解側面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示例では、仮止め部36は、具体的には脚付きワッシャ30の屈曲部34に凹部で設けられている例を示した。なお、仮止め部36は、孔や凸部により提供されても良い。そして、仮止め部36が係止する係止部37は、例えば第1ねじ部10に設けられれば良い。図示例では、係止部37は、凹部で設けられた仮止め部36に対応する形状の凸部で例えば第1ねじ部10に設けられる例を示した。なお、図示例では係止部37が第1ねじ部10に設けられる例を示したが、本発明はこれに限定されず、係止部37は、アンテナベース1や第2ねじ部20に設けられても良い。
このように構成された本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、まず第1ねじ部10に脚付きワッシャ30を介して第2ねじ部20をねじ込み、仮組みする。このとき、仮止め部36を有する脚付きワッシャ30は、係止部37に係止することで位置が仮固定される。この仮固定される位置は、爪部33先端が車両ルーフ2から浮いた状態となるように決定されれば良い。そして、仮止め部36と係止部37の係止力は、車両ルーフ2の取付孔3に挿入される際の押圧力では外れず、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結される際の押圧力では外れるように決定されれば良い。
図8は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の開脚防止部の他の例を説明するための概略図であり、図8(a)が斜視図、図8(b)が上面図、図8(c)がc-c断面図、図8(d)がd-d断面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、この例では、脚付きワッシャ30は、その脚部32の側部から直角方向に延在する側面折曲部43を有している。即ち、側面折曲部43は、脚部32の側部を直角に折り曲げることで形成されている。そして、側面折曲部43の先端に開脚防止部40が設けられている。なお、側面折曲部43の先端とは、脚部32の先端方向を意味する。側面折曲部43の先端に延在する開脚防止部40は、脚部32の開脚方向の動きを制限できるように、受止部50により受け止められる。この際、受止部50は、開脚防止部40の側端部を受け止めるように構成されている。即ち、開脚防止部40は、受止部50に対して直角に線接触するように構成されており、この線接触の方向は、締結方向に平行な方向を向いている。
このように構成されることで、板状体である側面屈曲部43の先端に設けられた開脚防止部40が受止部50に直角に線接触するため、脚部32の開脚方向の動きに対して、より強固に開脚されることを防止可能となる。また、線接触であるため、開脚防止部40と受止部50の間の摩擦も弱いので、締結時に開脚防止部40と受止部50の間の摩擦力が問題とならず、締結も容易となる。さらに、開脚防止部40が受止部50を把持するような構造でもないため、寸法管理も厳しくなく製造も容易となる。
また、図示例では、仮止め部36が、複数の爪部33の間近傍の脚部32から切り出されて形成される例を示した。図示の通り、仮止め部36は、ばね形状に構成され、凸状の係止部37に係止される。なお、仮止め部36は、屈曲部34側にばね形状で設けられても良い。
図9は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造の開脚防止部のさらに他の例を説明するための概略図であり、図9(a)が斜視図、図9(b)が上面図、図9(c)が側面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。なお、図面では脚付きワッシャ30のみを示し、他は省略した。図示の通り、この例では、脚付きワッシャ30は、その脚部32の側部から直角方向に延在する側面折曲部43を有している。即ち、側面折曲部43は、脚部32の側部を直角に折り曲げることで形成されている。そして、側面折曲部43に切り込みを入れて折り曲げ形成される開脚防止部40が設けられている。即ち、開脚防止部40は、側面折曲部43から外側の斜め側方に立ち上がるように形成されている。側面折曲部43に切り込みを入れて折り曲げ形成される開脚防止部40は、脚部32の開脚方向の動きを制限できるように、受止部50により受け止められる。この際、受止部50は、開脚防止部40の側端部を受け止めるように構成されている。即ち、開脚防止部40は、受止部50に対して斜め当接するが線接触するように構成されており、この線接触の方向は、締結方向に平行な方向を向いている。
また、図示例では、屈曲部34が側面折曲部43の外側に折り曲げられるように構成されている。これにより、第1ねじ部10と第2ねじ部20とが締結され爪部33が車両ルーフ2に当接する際に、脚部32がねじれたり閉脚方向とは異なる横方向に湾曲したりしないように、屈曲部34にガード板の役割を持たせることも可能である。
次に、脚付きワッシャが車両ルーフから落下することを防止するために落下防止用係止部を設けた例について説明する。図10は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造に落下防止用係止部を設けた例を説明するための一部断面側面図であり、図10(a)が締結後の状態、図10(b)がねじの締結を開放した状態を表している。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。なお、上述のこれまでの図示例では、第1ねじ部10が雌ねじ孔で構成され第2ねじ部20がボルトで構成される例を示したが、図10では第1ねじ部10がボルトで構成され、第2ねじ部20がナットで構成される例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、上述のような構成であっても良く、第1ねじ部10と第2ねじ部20を用いて脚付きワッシャ30を締結可能なものであれば良い。
図示例のルーフマウントアンテナは、車両室内側からではなく、車両室外側から第1ねじ10で締結して車両ルーフに固定されるものである。このような構成のルーフマウントアンテナ取付構造は、車両室外側から締結可能となるため、車両デザインやケーブル配策等により締結用ツールを入れるスペースが設けられず車両室内側から締結が困難な場合であっても適用可能である。
ルーフマウントアンテナの修理やメンテナンス等により、アンテナを車両ルーフの取付孔から外す際には、図10(b)に示されるように、第1ねじ部10の締結を開放する。この際に、脚付きワッシャ30が車両ルーフ2から落下してしまうと、車両室内側で何らかの手段により捕らえる必要があり、作業が煩雑となる。そこで、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造では、脚付きワッシャ30が車両ルーフ2から落下することを防止するために、脚付きワッシャ30に落下防止用係止部60を設けている。落下防止用係止部60は、アンテナを車両ルーフ2の取付孔から外す際に、車両ルーフ2の取付孔に係止するものである。図示例の落下防止用係止部60は、図1や図2に示されるような脚付きワッシャ30に対して適用した例である。具体的には、落下防止用係止部60は、開脚防止部40に切り込みを入れて取付孔に対して外側に折り曲げ形成されている。このような構成により、例えばルーフマウントアンテナ本体のみを交換した際に、脚付きワッシャを容易に再利用することが可能となる。
さらに、落下防止用係止部60は、開脚防止部40を脚付きワッシャ30の脚部32が閉脚される方向に押圧することで、車両ルーフ2の取付孔への係止が解除されるように構成されていても良い。即ち、落下防止用係止部60は、脚部32が閉脚される方向とは反対方向に張り出して取付孔に係止される構造であれば良い。このような構造により、必要により脚付きワッシャ30を交換する場合にも、簡単に車両ルーフ2の取付孔から取り外すことが可能となる。
図11は、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造に落下防止用係止部を設けた他の例を説明するための一部断面側面図である。図11(a)は、図8に示されるような脚付きワッシャに対して落下防止用係止部を適用したものである。具体的には、側面折曲部43で構成された開脚防止部40に、落下防止用係止部60が設けられた例である。また、図11(b)は、図8に示されるような脚付きワッシャに対して落下防止用係止部を適用したものである。具体的には、脚付きワッシャ30の仮止め部36に、落下防止用係止部60が設けられた例である。そして、図11(c)は、図9に示されるような脚付きワッシャに対して落下防止用係止部を適用したものである。具体的には、開脚防止部40が設けられた側面屈曲部43に、落下防止用係止部60が設けられた例である。何れの例でも、導電性板状体に切り込みを入れて折り曲げ形成したり、ばね形状に折り曲げ形成したりして、取付孔に係止するように所定の位置に適宜提供されれば良い。
このように、脚付きワッシャ30に落下防止用係止部60を設けることで、アンテナを車両ルーフの取付孔から外す際に、ねじ部の締結を開放しても脚付きワッシャ30が車両ルーフ2から落下することを防止することが可能となる。
なお、本発明のルーフマウントアンテナ取付構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 アンテナベース
2 車両ルーフ
3 取付孔
10 第1ねじ部
11 爪受け台座
13 雌ねじ孔
20 第2ねじ部
25 空転部
30 脚付きワッシャ
31 ワッシャリング
32 脚部
33 爪部
34 屈曲部
35 補強用屈曲部
36 仮止め部
37 係止部
38 貫通孔
39 内歯
40 開脚防止部
41 水平部
42 垂直部
43 側面折曲部
50 受止部
60 落下防止用係止部

Claims (15)

  1. アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するためのルーフマウントアンテナ取付構造であって、該ルーフマウントアンテナ取付構造は、
    車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、
    前記第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る複数の爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、
    前記脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、複数の爪部の間近傍の脚部から切り出され水平方向に屈曲されてなる水平部と垂直方向に屈曲されてなる垂直部とを有する、開脚防止部と、
    前記第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、前記脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の垂直部を受け止める受止部と、
    を具備することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  2. アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するためのルーフマウントアンテナ取付構造であって、該ルーフマウントアンテナ取付構造は、
    車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、
    前記第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有し側部から直角方向に延在する側面折曲部を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、
    前記脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、脚部の側面折曲部の先端に設けられる、開脚防止部と、
    前記第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、前記脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の側端部を受け止める受止部と、
    を具備することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  3. アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するためのルーフマウントアンテナ取付構造であって、該ルーフマウントアンテナ取付構造は、
    車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、
    前記第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有し側部から直角方向に延在する側面折曲部を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、
    前記脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部であって、脚部の側面折曲部に切り込みを入れて折り曲げ形成される開脚防止部と、
    前記第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、前記脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部の側端部を受け止める受止部と、
    を具備することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャは、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部を有し、
    前記アンテナベース、受止部、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つは、仮止め部が係止する係止部を有する、
    ことを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  5. アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するためのルーフマウントアンテナ取付構造であって、該ルーフマウントアンテナ取付構造は、
    車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、
    前記第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、
    前記脚付きワッシャのワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結され爪部が車両ルーフに当接する際に、所定以上に脚部が開脚されることを防止する開脚防止部と、
    前記第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、前記脚付きワッシャの爪部が車両ルーフに当接する際に、脚部の開脚方向の動きを制限できるように開脚防止部を受け止める受止部と、
    前記脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部であって、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定する、仮止め部と、
    前記アンテナベース、受止部、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、仮止め部が係止する係止部と、
    を具備することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  6. 請求項5に記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記仮止め部は、開脚防止部に設けられることを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  7. 請求項6に記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記開脚防止部は、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、仮止め部が締結方向にずれることで係止部から外れ、脚部が所定以上に開脚されることを防止する方向に開脚防止部が押圧されることを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャのワッシャリングは、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、脚付きワッシャが連れ回らないように、及び/又はワッシャリングを補強するために、屈曲部を有することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造であって、さらに、アンテナを車両ルーフの取付孔から外す際に、脚付きワッシャが車両ルーフから落下することを防止するために、車両ルーフの取付孔に係止する落下防止用係止部を有することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  10. 請求項9に記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記落下防止用係止部は、開脚防止部を脚付きワッシャの脚部が閉脚される方向に押圧することで、車両ルーフの取付孔への係止が解除されることを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  11. アンテナを車両ルーフの取付孔に固定するためのルーフマウントアンテナ取付構造であって、該ルーフマウントアンテナ取付構造は、
    車両室外側に配置されるアンテナベースに設けられ、車両ルーフ側に突出し、車両ルーフの取付孔に挿入される第1ねじ部と、
    前記第1ねじ部と締結される第2ねじ部と、
    前記第1ねじ部又は第2ねじ部が貫通する貫通孔を有し車両ルーフの取付孔の径よりも小さいワッシャリングと、ワッシャリングから延在し車両ルーフに当接し得る爪部が形成される脚部とを有する、導電性板状体からなる脚付きワッシャであって、脚部がワッシャリングからアンテナベース側に向かって車両ルーフの取付孔よりも広く開脚したフレア形状を有すると共に、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入される際に、脚部が一旦閉脚され挿入後に略元の状態に開脚するような弾性を有する、脚付きワッシャと、
    前記脚付きワッシャを仮固定するための仮止め部であって、脚付きワッシャがワッシャリング側から車両ルーフの取付孔に挿入された後、第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される前に、爪部先端が車両ルーフから浮いた状態となる程度に脚付きワッシャを仮固定する、仮止め部と、
    前記アンテナベース、第1ねじ部、及び第2ねじ部の少なくとも何れか1つに設けられ、仮止め部が係止する係止部と、
    を具備することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  12. 請求項11に記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャのワッシャリングは、ワッシャリングを介して第1ねじ部と第2ねじ部とが締結される際に、脚付きワッシャが連れ回らないように、及び/又はワッシャリングを補強するために、屈曲部を有し、
    前記仮止め部は、屈曲部に設けられることを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャのワッシャリングの貫通孔は、第1ねじ部又は第2ねじ部に対するねじの緩み止めとなる内歯を有することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  14. 請求項1乃至請求項13の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャのワッシャリングの貫通孔は、第1ねじ部又は第2ねじ部よりも大きい内径孔及び略等しい内径孔を組み合わせるダルマ形状からなることを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
  15. 請求項1乃至請求項14の何れかに記載のルーフマウントアンテナ取付構造において、前記脚付きワッシャの脚部は、脚部を補強するために、補強用屈曲部を有することを特徴とするルーフマウントアンテナ取付構造。
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