JP2011226095A - 基礎用あと施工アンカー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下地のコンクリート母材に固定された定着用アンカーの雄ねじ部を筒状ベース部品の雌ねじ孔に螺着して固定し、筒状ベース部品の先端側にハット部材を載せ、その天板部の穴を通して筒状ベース部品の雌ねじ孔の先端側に設置物固定用ボルトの螺着用ボルト部をねじ込んで、ハット部材の接地板部が下地の表面に接地された状態でハット部材と設置物固定用ボルトとが下地側に固定され、設置物固定用ボルトの突出ボルト部にカバー部材を外挿し、突出ボルト部にナットを螺着してカバー部材がハット部の先端側を覆うように下地側に固定されるように構成した基礎用あと施工アンカー。
【選択図】図1
Description
前記アンカー130は、基礎ブロック120のコンクリート中に定着固定される部分である定着部を、基礎ブロック120の作製工程にて配筋によって組み立てた鉄筋かごに溶接等によって固定した後、打設コンクリート中に前記定着部を埋設固定するか、コンクリートブロック121を作製した後にあと施工にて固定してコンクリートブロック121に一体的に設けられる。
なお、キュービック状、円錐台状等に形成された基礎ブロックを用いて設置物の架台を支持する技術としては例えば特許文献1記載のもの等がある。
また、置き基礎工法では基礎ブロックの搬送、設置に要する労力が多大であり、一方、現場構築工法では配筋、型枠の組み立てが現場作業となるため工場作製に比べて作業性が悪く、設置物の設置完了までの工事日数の増大、コストの増大を招くといった問題があった。
第1の発明は、コンクリート母材を含む下地に取り付ける設置物を支持するための基礎として用いる基礎用あと施工アンカーであって、
前記コンクリート母材に穿設された下穴に挿入して定着される定着部を先端側に有する定着用アンカーと、
前記定着用アンカーの後端側に設けられた雄ねじ部に螺着するための雌ねじ孔が貫設された筒状ベース部品と、
前記筒状ベース部品の前記下地に当接される底部とは反対側の先端面に接する穴付きの天板部と、該天板部の周縁から斜め下方に向けて張設されたテーパ筒部と、該テーパ筒部の先端に張設され、前記下地の表面に接する接地板部とを有するハット部材と、
回転操作部と該回転操作部から両側に突出するボルト部とが一体化されてなり、一方のボルト部である螺着用ボルト部を、前記ハット部材の前記天板部の穴に通して前記筒状ベース部品の先端側から前記雌ねじ孔にねじ込み、両側のボルト部に比べて太く形成された前記回転操作部と前記筒状ベース部品の先端面との間に前記ハット部材の前記天板部を挟み込んで前記筒状ベース部品に固定される設置物固定用ボルトと、
前記ハット部材の少なくとも上部を収納可能なカップ状に形成され、前記設置物固定用ボルトの他方のボルト部である突出ボルト部に挿通される穴を有し、該穴に前記突出ボルト部を挿通し、前記突出ボルト部に螺着したナットの締め付けにより該ナットと前記設置物固定用ボルトの前記回転操作部との間に挟みつけて固定されるカバー部材とを具備したことを特徴とする基礎用あと施工アンカーを提供する。
第2の発明は、前記筒状ベース部品をその前記雌ねじ孔に前記下地に固定された前記定着用アンカーの雄ねじ部を螺着して固定し、前記筒状ベース部品の先端側に前記ハット部材を載せ、前記天板部の穴を通して前記筒状ベース部品の雌ねじ孔の先端側に前記設置物固定用ボルトの前記螺着用ボルト部をねじ込んで、前記筒状ベース部品の先端面と前記設置物固定用ボルトの前記回転操作部との間に前記ハット部材を挟んで締め付けることで前記ハット部材の前記接地板部が前記下地の表面に接地された状態で前記ハット部材と前記設置物固定用ボルトとが前記下地側に固定され、前記設置物固定用ボルトの前記突出ボルト部に前記カバー部材を外挿し、かつ前記突出ボルト部にナットを螺着して該ナットと前記回転操作部との間に前記カバー部材を挟んで締め付けることで、前記カバー部材が前記ハット部の先端側を覆うように前記下地側に固定されるように構成したことを特徴とする第1の発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第3の発明は、前記下地の前記コンクリート母材の表面に防水層が設けられ、前記下穴は前記防水層を貫通してコンクリート母材に到達するように穿設され、前記筒状ベース部品の底面に当たる部分の防水層が除去されて前記筒状ベース部品の底面がコンクリート母材に接しており、かつ前記ハット部材の前記接地板部の下面が前記防水層に接するように構成されたことを特徴とする前記第1又は第2の発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第4の発明は、前記筒状ベース部品の前記雌ねじ孔の先端側にパッキンが設けられたことを特徴とする前記第1〜第3のいずれかの発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第5の発明は、前記ハット部材の前記接地板部よりも外側の下地表面から前記天板部までの全域又は一部領域を覆う新規防水層が設けられたことを特徴とする前記第1〜第4のいずれかの発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第6の発明は、前記新規防水層の少なくとも一部に補強材が埋設されていることを特徴とする前記第5の発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第7の発明は、前記新規防水層と前記ハット部材の前記接地板部との間にゴムシートが設けられたことを特徴とする前記第5又は第6の発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第8の発明は、前記下地が、前記コンクリート母材上に断熱防水層が設けられてなり、前記筒状ベース部品の先端が前記断熱防水層の表面よりも上方に存在し、前記ハット部材の前記接地板部が前記断熱防水層の表面に接地していることを特徴とする前記第1〜第7の発明のいずれかの基礎用あと施工アンカーを提供する。
第9の発明は、前記カバー部材の下端が前記新規防水層に当接していることを特徴とする前記第5〜第8のいずれかの発明の基礎用あと施工アンカーを提供する。
第10の発明は、前記設置物固定用ボルトの回転操作部が、前記ボルト部に螺着された複数のナットによって構成されたことを特徴とする前記第1〜第9の発明のいずれかの基礎用あと施工アンカーを提供する。
コンクリート母材に穿設する下穴は、定着用アンカーを定着し得る最小限の大きさとすることができ、下穴に定着用アンカーを定着し、これを筒状ベース部品、ハット部材及びカバー部材で覆うことで施工箇所廻りの防水処理も簡単に短時間で効率良く行える。このため、高い施工作業性を確保できるとともに、工期短縮を図ることができる。
ハット部材及びカバー部材は中空構造であり、従来のコンクリート製の基礎ブロックに比べて大幅な軽量化を容易に実現でき、しかも、低コスト化も容易に実現できる。また、前記定着用アンカーの先端側を筒状ベース部品で補強し、かつ筒状ベース部品に螺着用ボルト部をねじ込んで固定した設置物固定用ボルトを筒状ベース部品とハット部材とで支持する構成になっているため、高い強度を容易に確保できる。
また、定着用アンカーがコンクリート母材に定着固定されることで、コンクリート母材に対する引き抜き強度を確保でき、コンクリート母材表面に沿う方向の位置ずれを防止できることも言うまでも無い。
また、筒状ベース部品とハット部材との間、回転操作部とカップ部材との間にパッキンを設けることで、設置物固定用ボルト側からの浸水を防ぐことができる。従って、この基礎用あと施工アンカーによれば、防水性に優れた基礎部を構成することができる。
図1〜図8及び図13は、本発明に係る第1実施形態の基礎用あと施工アンカーを説明する図であって、コンクリート床に外側層として防水層が設けられた構成の下地に固定施工した状態を示す断面図である。
この基礎用アンカー40aは、コンクリート床2(コンクリート母材)自体あるいはコンクリート床2上に防水層3が設けられた構成の下地1(防水層付きコンクリート母材)に固定施工することで、下地1に対する設置物43の固定に好適に用いることができる。図1、図3〜図8、図13に例示した下地1は、コンクリート床2上に防水層3が設けられてなる防水層付きコンクリート母材である。この防水層3は、コンクリート床2上に形成された塗膜防水層あるいは防水シートからなるメンブレン防水層などである。
なお、図示例の下地1はコンクリート造建物の陸屋根を例示するが、下地1としては陸屋根に限定されず例えばバルコニー床、道や道路の高架橋等の各種橋梁の床板などであっても良い。
前記金属拡張アンカーは、スリーブ状本体の先端部(中心軸線方向片端)に、例えば芯棒の打ち込み、内部コーンの打ち込み、コーンの引き上げ等によって拡張される拡張部を備えるものである。この拡張部が前記定着部6として機能する。以下、定着部6が拡張部を指す場合、拡張部と称して説明する場合がある。
図2、図3に示すように、図示例の芯棒打ち込み式アンカーの定着部6は、スリーブ状本体33内側の内孔34への芯棒35の打ち込みによって拡張される拡張部である。
また、本発明に係る定着用アンカー5としては、金属拡張アンカーに限定されず接着系アンカーであっても良い。
但し、工期短縮の点では、金属拡張アンカーを採用することがより好ましい。
このパッキン37は、一般に防水用パッキンとして使用されているものを使用できる。なお、本例示では円環状のパッキン37を突出ボルト部16に外挿しているが、パッキン37はカバー部材20の穴18から内側への浸水を防止できればよく、本例示に限定されない。
図示例の設置物43は、架台42上にパネル状の機器本体41を固定した構造であり、前記基礎用アンカー40aの突出ねじ部16にナット45を用いて締結固定された前記支持フレーム44上にボルト締結等によって固定して、前記支持フレーム44を介して複数の基礎用アンカー40a上に支持されている。また、支持フレーム44等の取り付けベースを省略して、架台42を基礎用アンカー40aの突出ねじ部16に直接締結固定する固定構造とすることもできる。
まず、図3に示すように、ドリル等を用いて前記下地1のコンクリート床2に下穴4を穿設する。また、筒状ベース部品9の底面と接する下穴4周囲の防水層3を除去しておく。
次に、穿設した下穴4に接着剤36を注入し、続いて定着用アンカー5の定着部6を下穴4内に挿入する。この定着用アンカー5の雄ねじ部7は、図示したように筒状ベース部品9の雌ねじ孔8にねじ込んでおいてもよい。
ここで用いる接着剤36としては、液状の状態で下穴4に充填されて硬化することで、防水性を発現するとともに、定着用アンカー5をコンクリート床2に接着固定する接着剤としても機能するものを好適に採用できる。このような接着剤36としては、例えば2液あるいは3液以上を混合してなる反応硬化型の硬化性液状樹脂材料(エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂等)や、セメント系のもの(主剤がセメント、硬化剤が水あるいは水ガラス)を採用可能である。但し、接着剤36は、コンクリート床2及び定着用アンカー5の材質によって選択されるものであり、コンクリート床2及び定着用アンカー5の材質に応じて適宜変更可能である。
また、接着剤36が硬化すれば、スリーブ状本体33の拡張によってコンクリート床2に対する定着部6の機械的固着力に加えて接着剤36の接着固定力もコンクリート床2に対する定着用アンカー5の引き抜き強度に寄与するため、より高い引き抜き強度を確保できるようになる。
また、前記接着剤36の防水性によって下穴4の防水性を確保できることも言うまでもない。
下穴4に充填した接着剤36による定着用アンカー5の接着固定、下穴4の防水性確保を行う場合は、前記下穴4は非貫通孔(図3等参照)とする。下穴4への接着剤36の充填を行わない場合は下穴4は非貫通孔、貫通孔のいずれであっても良い。
また、筒状ベース部品9の底面側には、下穴4から溢出した接着剤36を収容可能な凹所を設けておくこともできる。
ハット部材13の固定施工が完了した時点で、ハット部材13の接地板部12は下地1上面(防水層3上面)に接地している。また、筒状ベース部品9は、ハット部材13の天板部10及びテーパ筒部11と下地1上面との間に形成された空間に密閉された状態となっている。
ハット部材13の上方に露出している設置物固定用ボルト17の突出ボルト部16には、パッキン37を外挿し、該パッキン37は回転操作部14の上面に載せる。
次に、前記突出ボルト部16にナット19を螺着し、このナット19をしっかりと締め付け固定する。これにより、カバー部材20の下地1に対する固定施工が完了する。
以上の簡単な操作によって、図1に示すように、下地1にあと施工にて基礎用アンカー40aを固定施工することができる。
本実施形態の基礎用アンカー40aによれば、設置物固定用ボルト17の突出ボルト部16に取り付けられた設置物から作用した剪断方向の荷重(剪断荷重)が、下地表面に接地板部12を接地させたハット部材13及び底面が接地された筒状ベース部品9によって支持された設置物固定用ボルト17を介して定着用アンカー5に伝達される構成であり、前記剪断荷重により定着用アンカー5のコンクリート床2から外側に突出させた部分(突出部)に作用する回転モーメントをハット部材13と定着用アンカー5が固定された筒状ベース部品9とで分散負担して抵抗力を発揮する。このため、例えば定着用アンカー5の突出部に前記剪断荷重が直接作用する構成に比べて、高い剪断強度(剪断耐力)が得られる。
また、定着用アンカー5がコンクリート床2に定着固定されることで、コンクリート床2に対する引き抜き強度を確保でき、コンクリート床2表面に沿う方向の位置ずれを防止できることも言うまでも無い。
本実施形態の基礎用アンカー40bは、コンクリート床2上に、断熱層23と防水層3とからなる断熱防水層が設けられた下地1に本発明を適用させた場合を示している。
但し、断熱防水層としては上述の構成に限定されず、例えば、コンクリート床2上面に複数配列設置した断熱材パネル上に、塗膜防水層あるいは防水シートからなるメンブレン防水層を形成したものであっても良い。
本実施形態の基礎用アンカー40cは、カバー部材27として、ハット部材13の上面に設けられた新規防水層22にカバー部材27の下端28が接するものを用い、このカバー部材27とハット部材13との隙間からの雨雪の侵入をより確実に防いだ構成を示している。
本例による設置物固定用ボルト17は、ゆるみ止めナットもしくは2つのナット29,30を螺着してボルト長さ方向の所定位置で固定し、これら2つのナット29,30によって回転操作部31を構成し、また下側のナット30から突出したボルト部を螺着用ボルト部15とし、上側のナット29から突出したボルト部を突出ボルト部16としている。
本例による設置物固定用ボルト17は、前述した第1〜第3実施形態において用いた設置物固定用ボルト17と同様にして、基礎用アンカー40a,40b,40cの構成要素として用いることができる。
本実施形態の基礎用アンカー40dは、設置物固定用ボルト17として、図1〜図10に図示したものと比べ、より外径の大きな円筒形の回転操作部46を備えた設置物固定用ボルト17を用い、この回転操作部46を手で回して設置物固定用ボルト17の螺着用ボルト部15を筒状ベース部品9の雌ねじ孔8にねじ込み、最後にナット19で本締めするように構成されている。
さらに、回転操作部46の上面側には、前記パッキン37を収容するためのパッキン用凹部49が設けられている。
本実施形態の基礎用アンカー40dは、回転操作部46を前記の通り変更したこと以外は、第1実施形態の基礎用アンカー40aと同様の構成要素を用いて構成することができ、同じ構成要素には同一符号を付してある。
まず、第1実施形態の基礎用アンカー40aの固定施工方法と同様に、ドリル等を用いて前記下地1のコンクリート床2に下穴4を穿設する。また、筒状ベース部品9の底面と接する下穴4周囲の防水層3を除去しておく。
また、設置物固定用ボルト17は、全ネジボルトに円筒状の回転操作部46を定位置までねじ込んで、接着剤等で固定して作製する。
次に、この下穴4に、前記複合部材の定着用アンカー5のスリーブ状本体33を挿入し、筒状ベース部品9の雌ねじ孔8内に打込み治具の先端部を挿入し、前記雌ねじ孔8内にある定着用アンカー5の芯棒35に前記先端を当接して打ち込む。定着用アンカー5のスリーブ状本体33の内孔34に挿入された芯棒35の打ち込みによって、定着用アンカー5のスリーブ状本体33を拡張させ、その定着部6の機械的固着力により定着用アンカー5をコンクリート床2に固定させる。
この設置物固定用ボルト17の取り付けは、回転操作部46を手で回して行う。回転操作部46の下面側の外側凹部には、Oリング50を挿入し、回転操作部46の上面側のパッキン用凹部49には、パッキン37を挿入する。
以上の簡単な操作によって、図12に示すように、下地1にあと施工にて基礎用アンカー40dを固定施工することができる。
また、筒状ベース部品9に予め接着剤等で定着用アンカー5とハット部材13とを固定した複合部材を用い、ナット19を締め付けることで設置物固定用ボルト17とカバー部材20を筒状ベース部品9側に固定するようにしたので、より簡単かつ短時間の工事で下地1にあと施工にて基礎用アンカー40dを固定施工することができる。
Claims (10)
- コンクリート母材を含む下地に取り付ける設置物を支持するための基礎として用いる基礎用あと施工アンカーであって、
前記コンクリート母材に穿設された下穴に挿入して定着される定着部を先端側に有する定着用アンカーと、
前記定着用アンカーの後端側に設けられた雄ねじ部に螺着するための雌ねじ孔が貫設された筒状ベース部品と、
前記筒状ベース部品の前記下地に当接される底部とは反対側の先端面に接する穴付きの天板部と、該天板部の周縁から斜め下方に向けて張設されたテーパ筒部と、該テーパ筒部の先端に張設され、前記下地の表面に接する接地板部とを有するハット部材と、
回転操作部と該回転操作部から両側に突出するボルト部とが一体化されてなり、一方のボルト部である螺着用ボルト部を、前記ハット部材の前記天板部の穴に通して前記筒状ベース部品の先端側から前記雌ねじ孔にねじ込み、両側のボルト部に比べて太く形成された前記回転操作部と前記筒状ベース部品の先端面との間に前記ハット部材の前記天板部を挟み込んで前記筒状ベース部品に固定される設置物固定用ボルトと、
前記ハット部材の少なくとも上部を収納可能なカップ状に形成され、前記設置物固定用ボルトの他方のボルト部である突出ボルト部に挿通される穴を有し、該穴に前記突出ボルト部を挿通し、前記突出ボルト部に螺着したナットの締め付けにより該ナットと前記設置物固定用ボルトの前記回転操作部との間に挟みつけて固定されるカバー部材とを具備したことを特徴とする基礎用あと施工アンカー。 - 前記筒状ベース部品をその前記雌ねじ孔に前記下地に固定された前記定着用アンカーの雄ねじ部を螺着して固定し、前記筒状ベース部品の先端側に前記ハット部材を載せ、前記天板部の穴を通して前記筒状ベース部品の雌ねじ孔の先端側に前記設置物固定用ボルトの前記螺着用ボルト部をねじ込んで、前記筒状ベース部品の先端面と前記設置物固定用ボルトの前記回転操作部との間に前記ハット部材を挟んで締め付けることで前記ハット部材の前記接地板部が前記下地の表面に接地された状態で前記ハット部材と前記設置物固定用ボルトとが前記下地側に固定され、前記設置物固定用ボルトの前記突出ボルト部に前記カバー部材を外挿し、かつ前記突出ボルト部にナットを螺着して該ナットと前記回転操作部との間に前記カバー部材を挟んで締め付けることで、前記カバー部材が前記ハット部の先端側を覆うように前記下地側に固定されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記下地の前記コンクリート母材の表面に防水層が設けられ、前記下穴は前記防水層を貫通してコンクリート母材に到達するように穿設され、前記筒状ベース部品の底面に当たる部分の防水層が除去されて前記筒状ベース部品の底面がコンクリート母材に接しており、かつ前記ハット部材の前記接地板部の下面が前記防水層に接するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記筒状ベース部品の前記雌ねじ孔の先端側にパッキンが設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記ハット部材の前記接地板部よりも外側の下地表面から前記天板部までの全域又は一部領域を覆う新規防水層が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記新規防水層の少なくとも一部に補強材が埋設されていることを特徴とする請求項5に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記新規防水層と前記ハット部材の前記接地板部との間にゴムシートが設けられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記下地が、前記コンクリート母材上に断熱防水層が設けられてなり、前記筒状ベース部品の先端が前記断熱防水層の表面よりも上方に存在し、前記ハット部材の前記接地板部が前記断熱防水層の表面に接地していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記カバー部材の下端が前記新規防水層に当接していることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の基礎用あと施工アンカー。
- 前記設置物固定用ボルトの回転操作部が、前記ボルト部に螺着された複数のナットによって構成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の基礎用あと施工アンカー。
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