JP2006193996A - 柱の固定構造 - Google Patents

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英也 星
Hiroki Miwa
啓樹 三輪
Kazuhito Nakada
和仁 中田
Kazuhisa Domon
一寿 土門
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Abstract

【目的】 施工性に優れ、強度面でも従来のものに勝る柱の固定構造を実現することを目的とする。
【構成】 アンカーボルト4の先端に雄ねじを刻み、この雄ねじに少なくとも両端に雌ねじが刻まれている長ナット5の一端を螺合して取付け、さらに長ナット5の他端に軸ボルト6に設けられた雄ねじを螺合して挿入し、これによって軸ボルト6を長ナット5を介してアンカーボルト4に接合し、軸ボルト6を柱3に締結する。これによってアンカーボルト4と軸ボルト6とで基礎1と土台2と柱3とを一体化させて、土台2と柱3を固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の柱を基礎に固定するための固定構造に関し、特に木造建築物において柱の脚部を基礎に固定するための固定構造に関する。
木造の柱をコンクリートの基礎上に安定に固定する方法として、従来から基礎にアンカーボルトを埋め込み、このアンカーボルトで柱を支持する方法が採られていた。
図3に、従来の柱の固定構造の一例を示す。木造の土台22はコンクリート基礎21上に固定されており、この土台22のホゾ穴に柱23のホゾ凸部29が挿入されて立設されている。アンカーボルト24はコンクリート基礎21にその一端が埋設されていて、土台22に設けられた貫通孔26を通して柱23の近傍に立ち上がっている。そうして、このアンカーボルト24を取り付けられた接続用金具25を介して柱23にビス止めすることで、柱23とアンカーボルト24を締結する。
これにより、柱23を含む耐力壁部分に係る引抜き力が、基礎21に直接伝達され、基礎21と柱23との締結が強固になる。
さらに、金具接合法の場合、図4に示すように、柱23の内部に縦穴を設け、その内部にホゾパイプ27又は支持シャフトを立てて、このホゾパイプ27又は支持シャフトを貫通するドリフトピン28を柱23及び土台22にそれぞれ打って固定する。
このような方法で、柱23の縦方向に発生する引抜き力に抗して柱23がホゾ穴から抜けるのを防ぐことができ、地震や暴風などに対して安全な木造建築を構築することができる。
しかしながら、このような従来の方法によると、柱23にそって立ち上がっているアンカーボルト24の長さが長いほど、ボルトの弾性力を用いて柔構造の安定した支持ができ、かつ施工誤差を吸収することができるため、どうしてもアンカーボルト24が長くなり、その長いアンカーボルト24を土台22にあけた貫通穴26に通さねばならないことで、施工性が悪いという問題があった。
このような問題を解決するため、例えば、上部構造体(建物ユニット)に固定したホールダウン金物に連結した上ボルトと、下部構造体(基礎)に連結した下ボルトとをターンバックルで接合するようにした発明(特許文献1参照。)や、柱に固定したホールダウン金物と土台を基礎上に固定するアンカーボルトに上端とを接続部材(ワイヤーロープ)で接続した発明(特許文献2又は特許文献3参照。)などが報告されている。
しかしながら、前者は、基礎上の土台部分にターンバックルを回転するための横穴が必要であり、木造建築の土台にはそのまま適用することが難しいし、土台の転び止めを別途設ける必要があるという問題がある。また、後者は、ワイヤーロープによる接続であるため、柱と土台の間にがたが生じやすく、このがたぶんだけ地震などの場合に上下に振動を生じ易いという問題があった。
また、アンカーボルトが土台に固定されていないと、柱に引抜き力が加わった場合、土台が割裂して柱の固定が解除されるという虞があった。それを補うために、基礎に特殊な接合金具を取り付け、その金具に土台と柱をそれぞれ別に固定する方法も採られているが、施工が煩雑になるという問題があった。
特開2003−328435号公報 特開2001−279830号公報 特開平10−147981号公報
上述のように、従来の柱の固定方法は施工性の面や強度上の面で問題があった。本発明は、比較的簡単な方法でこの問題を解決して、施工性に優れ、土台の割裂を防ぐことができ、強度面でも従来のものに勝る柱の固定構造を実現することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の柱の固定構造は、金具接合法を用いて引抜き力を負担する柱の固定構造において、アンカーボルトに柱固定用ボルトを接合し、この接合したボルトにより基礎と土台と柱とを一体化させて、前記土台の固定と前記柱の固定とを行うことを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項2に記載の柱の固定構造は、請求項1に記載の柱の固定構造において、前記アンカーボルトと前記柱固定ボルトとは、長ナットによって接合されることを特徴とする。
本発明は、このように構成したため、基礎と柱とを締結するボルト部分を切り分けることができ、これによって、施工性を向上することができる。さらに柱にかかる引抜き力を直接基礎に伝えることができので、強度面でも優れている。また、この固定構造が基礎上を土台がずれて移動することを防ぐ転び止めの機能を兼ね備えるので、引抜き力による土台の割裂を防ぐことができ、強度面、施工面での無駄を少なくできるという効果も有している。
以下、本発明を図面にそって詳細に説明する。
図1は、本発明の柱の固定構造の一実施の形態を示す要部断面図である。図1において、符号1は基礎、符号2は土台、符号3は柱、符号4はアンカーボルト、符号5は長ナット、符号6は軸ボルト、符号7は接続用金具、符号8は貫通穴、符号9は座金、符号10はワッシャ、符号11はナット、符号12はホゾパイプあるいは支持シャフト、符号13はドリフトピン、符号14は柱側ホゾパイプ装着穴、符号15は土台側ホゾパイプ装着穴、符号16はドリフトピン装着穴、符号17はホゾパイプ固定ピンである。
柱3を立てる際には、土台2の土台側ホゾパイプ装着穴15に固定されたホゾパイプあるいは支持シャフト12に柱3に設けられた柱側ホゾパイプ装着穴14を被せるようにし、柱3を立設する。その後、柱3に設けられたドリフトピン装着穴16にドリフトピン13を打ってホゾパイプ(支持シャフト)12に設けられた貫通孔を通すようにして柱3とホゾパイプ(支持シャフト)12とを固定させる。
一方、基礎1にその一端を埋設してアンカーボルト4を立てておく。アンカーボルト4の上端部には長ナット5を螺合させるための雄ねじが刻設されている。このアンカーボルト4に土台2の厚みよりもやや短い長さの長ナット5をねじ入れて、土台2の貫通穴8に通しておく。この長ナット5には少なくとも両端に雌ねじが切られている。
柱3を立設したのち、この長ナット5に下端に雄ねじが切られた軸ボルト6をねじ込んで、軸ボルト6を柱3の側に添えて立ち上がらせる。この際に、軸ボルト6の雄ねじ部分にナット11を仮留めしておき、さらに、ワッシャ10と座金9の組付け穴を予め軸ボルト6に通しておく。この状態で、軸ボルト6の上部を接続用金具7を介して柱3に固定する。
接続用金具7は、例えば、図2に示すホールダウン金物のような金具である。このホールダウン金物は柱3に固定する固定面32と、この固定面32に対して垂直な台座面33とを有し、固定面32をボルト34で柱3に固定し、台座面33に設けられた貫通孔に軸ボルト6の上端ボルト部6aを通してナット31で締めることで、軸ボルト6と柱3を固着することができる。
最終的には、柱3を中心に耐力壁の面材が張られた状態で、長ナット5とナット11を締め直し、ワッシャ10と座金9とを介してナット11で土台2を基礎1に固定するように締め付け、最後にナット31を締めて本締めする。
このようにすることで、軸ボルト6は長ナット5を介してアンカーボルト4に直結される。そうして軸ボルト6は接続用金具7で柱3に固定され、アンカーボルト4は基礎1に埋めこめられているので、これによって柱3と基礎1とが緊結されることになる。
ところで、長ナット5の長さは土台の厚みよりも短く、ナット11を締めることで座金9によって土台2は基礎1に押し付けられる。したがってこの構造によって、基礎1と土台2と柱3とを一体化することができ、柱3を基礎1に結合すると共に、土台2を基礎1に締め付け、基礎1上で土台2が移動することを防止する転び止めの役割も果たす。したがって、引抜き力が加わっても土台2が割裂することガなく、従来の約2倍に近い高強度の固定が可能になる。
以上の説明では、接続用金具7を図2に示すようなホールダウン金物として説明したが、軸ボルト6と柱3を安定に固着することができる金具であれば、他の構成の金具であっても差し支えない。
以上に述べたように、本発明の柱の固定構造によると、比較的簡単な構成と容易な施工性で、柱を引抜き力に抗するように強い強度で基礎に固定することができるので、木造建築の耐震性、耐暴風性を高めることができ、建築の分野で広い利用の可能性が生まれる。
本発明の柱の固定構造の一実施の形態を示す要部断面図である。 接続用金具の一例を示す斜視図である。 従来の柱の固定構造の一例を示す説明図である。 従来の柱の固定構造の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 基礎
2 土台
3 柱
4 アンカーボルト
5 長ナット
6 軸ボルト
6a 上端ボルト部
7 接続用金具
8 貫通穴
9 座金
10 ワッシャ
11 ナット
12 ホゾパイプあるいは支持シャフト
13 ドリフトピン
14 柱側ホゾパイプ装着穴
15 土台側ホゾパイプ装着穴
16 ドリフトピン装着穴
17 ホゾパイプ(支持シャフト)固定ピン
21 基礎
22 土台
23 柱
24 アンカーボルト
25 接続用金具
26 貫通穴
27 ホゾパイプ
28 ドリフトピン
29 ホゾ凸部
31 ナット
32 固定面
33 台座面
34 ボルト

Claims (2)

  1. 金具接合法を用いて引抜き力を負担する柱の固定構造において、
    アンカーボルトに柱固定用ボルトを接合し、この接合したボルトにより基礎と土台と柱とを一体化させて、前記土台の固定と前記柱の固定とを行うことを特徴とする柱の固定構造。
  2. 前記アンカーボルトと前記柱固定ボルトとは、長ナットによって接合されることを特徴とする請求項1に記載の柱の固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007303070A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Jutaku Kozo Kenkyusho:Kk 壁補強構造
JP2016079668A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 住友ゴム工業株式会社 制震装置
JP2020117953A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 修 平山 固定具、固定構造、および固定方法

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