JP5770623B2 - 太陽光発電パネルユニットの設置器具及び該設置器具を用いた太陽光発電装置の設置方法 - Google Patents

太陽光発電パネルユニットの設置器具及び該設置器具を用いた太陽光発電装置の設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電パネルユニットの設置器具及び該設置器具を用いた太陽光発電装置の設置方法に関する。
更に詳しくは、既設の石質系素材で形成された波形スレート(以下「波形スレート」ともいう)屋根への太陽光発電パネルユニットの設置に好適な設置器具及び該設置器具を用い且つ既設の石質系スレート屋根を補修又は強化(以下「補強」という)することにより、太陽光発電パネルユニットを含む太陽光発電装置を安全に設置することができる方法に関する。
近年、地球温暖化防止の観点から太陽光発電が注目されており、また、平成21年度から開始された「太陽光発電の余剰電力買取制度」により太陽光発電設備の一般への普及が見込まれている。
更に、東日本大震災に伴う原子力発電所事故を契機に原子力発電所の運転休止が相次いだため各地で電力不足が生じ、また、原子力発電推進政策自体の見直しによる中長期的な電力不足や電力料金上昇のおそれがあるため、これまで以上に事業所、工場等の各所で太陽光発電設備の導入又は導入の検討がなされている。
太陽光発電設備を工場等の屋根へ設置する際には、屋根の上に太陽光発電パネルを直接設置するのではなく、屋根と太陽光発電パネルの間に部材を配置することがあり、当該部材の一例として、特許文献1に示すような太陽光発電装置(「太陽光発電パネルユニット」ともいう)の取付装置が提案されている。
特許文献1に係る太陽光発電装置の取付装置は、太陽光発電装置を設置する架台と、架台をスレート屋根に接続する複数の固定具と、を備え、山部(凸部ともいう)と谷部(凹部ともいう)とを有する複数の隣接する波形スレート部材のスレート部材同士が重複していない山部の少なくとも一箇所に複数の固定具が取り付けられるように設けられている。
特開2011−157713号
特許文献1に係る太陽光発電装置の取付装置は、スレート屋根2の上に架台5が取り付けられ、架台5上の横断方向に設置フレーム31が取り付けられ、設置フレーム31上に太陽光発電装置9が取り付けられた構造となっているが、設置フレーム31がCチャンネル部材で形成され且つCチャンネル部材の開口部が設置フレームの側方側に位置している場合(特開2011−157713号の図4参照)、強風や地震等の振動に起因して太陽光発電装置9が揺動すると設置フレーム31の下側に荷重が掛かり、当該部分が接する架台が撓みやすいか又は撓んで変形する可能性があり、ひいては太陽光発電装置9の破損にも繋がる可能性もある。
一方、太陽光発電装置の設置方法については、特許文献1において開示されているように、工場等の屋根として波形スレート部材が広く使用されており、なかでも、繊維等とセメントを練り混ぜて成形された人工の波形スレートは、軽量で加工が容易であり、比較的安価であるため、広く使用されている。
しかし、既設の前記波形スレートは、雨や日光等の影響あるいは経時的硬化によるセメントの収縮等の原因による経年劣化によって脆くなっている場合があり、このような場合に屋根上に上がって設置作業を行うと、波形スレートの踏み抜きや破断のおそれがあり、危険である。また、設置作業自体は無事に終わったとしても、取付装置の固定具取着の為に穿った孔の周辺の強度が低下したり、劣化している波形スレートが太陽光発電装置の重量に耐えられずに一部破損したり破断したりする可能性もある。
他方で、太陽光発電装置の設置の際に、より強度の高い新しい波形スレートや金属製のスレートに葺き変えるという方法も考えられるが、特に工場等の大規模建物においては、太陽光発電装置導入に伴う費用負担に加えてそのような工事を行うことは施主側の経済的負担が大きく、また、葺き替え工事が行われる建物内の作業も安全のため休止することがあり、この場合、施主側へ更なる経済的負担が発生することもある。
(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、太陽光発電パネルユニットと該太陽光発電パネルユニットを設置するためのフレーム(以下「パネルフレーム」という)が揺動して架台部材へ荷重が掛かった際に、架台部材における荷重が掛かる箇所の撓み或いは変形を防止又は抑制することで、太陽光発電パネルユニット及び架台部材の破損防止を図り、更に、封止部等を備える固定具によって架台部材の固定具の挿通孔を水密とし、該挿通孔から屋内へ雨水等が染み入ることが防止又は抑制される、太陽光発電パネルユニットの設置器具を提供することにある。併せて、本発明の目的は、設置作業時において、フレキシブルな位置調整を可能とする太陽光発電パネルユニットの設置器具を提供することにある。
本発明の目的は、前記設置器具を用い、且つ、工場等の建物においてその屋根を構成している既設の波形スレート屋根を補強することにより、波形スレートを引き続き利用し且つ安全に屋根上へ太陽光発電装置を設置する方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、各部材間の脱落を防止することで、太陽光発電装置の屋根への設置の安定性が期待できる、太陽光発電装置の設置方法を提供することにある。
更に、本発明の目的は、前記波形スレートの補強を所要箇所のみ行うことで、作業面積減による施主側の経済的負担軽減、作業時間短縮も期待できる、太陽光発電装置の設置方法を提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
(1)本発明は、石質系素材で形成された波形スレートが敷設された屋根へ、太陽光発電パネルユニット及び該太陽光発電パネルユニットを支持するパネルフレームを取り付ける作業に用いる設置器具であって、該太陽光発電パネルユニットの設置器具は、波形スレート上へ設置する架台部材と、該架台部材を波形スレートが敷設された屋根に接続するために使用される複数の固定具と、を備えており、前記架台部材は、板状の天板部と、前記天板部の周縁に設けられ、波形スレート上に架台部材を設置した際に、波形スレートのいずれかの箇所と当接又は係合するズレ防止部と、前記天板部上面に突出するパネルフレーム取付体と、前記天板部のパネルフレームと当接する箇所に設けられた補強部と、架台部材のいずれかの箇所に設けられた固定具の挿通孔と、を備えており、前記補強部は、パネルフレームが揺動した際の架台部材の撓みを防止すべく、天板部の他の部分よりも肉厚であるか又は補強要素を付加して形成されており、前記の各固定具は、ネジ部材と、該ネジ部材と一体となった封止部又は該ネジ部材と分離可能な封止体と、を備え、波形スレートが敷設された屋根への螺着に伴って、封止部又は封止体が天板部上面側へ押圧され、架台部材に設けられた固定具の挿通孔及びその周辺と当接して固定具の挿通孔を水密にするように構成されている、太陽光発電パネルユニットの設置器具である。
(2)本発明は、石質系素材で形成された波形スレートが敷設された屋根へ、太陽光発電パネルユニット及び該太陽光発電パネルユニットを支持するパネルフレームを取り付ける作業に用いる設置器具であって、該太陽光発電パネルユニットの設置器具は、波形スレート上へ設置する架台部材と、該架台部材を波形スレートが敷設された屋根に接続するために使用される複数の固定具と、を備えており、前記架台部材は、板状の天板部と、前記天板部の周縁に設けられ、波形スレート上に架台部材を設置した際に、波形スレートのいずれかの箇所と当接又は係合するズレ防止部と、前記天板部に形成されたパネルフレーム取付体の挿通孔と、前記挿通孔に挿入され、架台部材から着脱可能なパネルフレーム取付体と、前記天板部上面へ着脱可能に設けられた補強部材と、前記架台部材のいずれかの箇所に設けられた固定具の挿通孔と、を備えており、前記パネルフレーム取付体の挿通孔は、挿入後のパネルフレーム取付体が移動して位置調整が可能な形状に形成されており、前記パネルフレーム取付体は、ネジ部材であって、前記パネルフレーム取付体の挿通孔に挿入されて天板部の底面側から上面側へネジ部分が突出するように取着され、前記補強部材は、中央部にパネルフレーム取付体のネジ孔が形成された板状体であって、その寸法がパネルフレームが載置された際に当接した該パネルフレーム底部の短手方向よりも幅広であって、且つ、天板部へ取着した際に該補強部材が重なった箇所の厚みが天板部の他の上面よりも厚くなるように設けられており、パネルフレーム取付体を、天板部の底面側からパネルフレーム取付体の挿通孔に挿入し且つ補強部材のネジ孔に螺合させて固く締着させることによって天板部上面におけるパネルフレーム取付体及び補強部材の取付位置が固定でき、また、締着を緩めた際にはパネルフレーム取付体の挿通孔に沿ってパネルフレーム取付体及び補強部材をスライドさせることによってパネルフレーム取付体及び補強部材の位置調整が可能に構成されており、前記の各固定具は、ネジ部材と、該ネジ部材と一体となった封止部又は該ネジ部材と分離可能な封止体と、を備え、波形スレートが敷設された屋根への螺着に伴って、封止部又は封止体が天板部上面側へ押圧され、架台部材に設けられた固定具の挿通孔及びその周辺と当接して固定具の挿通孔を水密にするように構成されている、太陽光発電パネルユニットの設置器具である。
(3)前記(1)又は(2)の発明は、ズレ防止部が、天板部の周縁のうち対向する一対の縁部が天板の水平面よりも下り傾斜する形状であって、波形スレート上に架台部材を設置した際に、各ズレ防止部が波形スレートの傾斜部分と当接するように構成されているものであってもよい。
(4)前記(1)又は(2)の発明は、パネルフレームを備えた、請求項1又は2記載の太陽光発電パネルユニットの設置器具であって、前記パネルフレームは、各架台部材の天板部上に載置され且つ各架台部材の短手方向へ横架して取着される棒状体であって、該パネルフレームのいずれかの箇所に前記パネルフレーム取付体を取着可能な取付孔が形成され、該取付孔は挿入後のパネルフレーム取付体が移動して位置調整が可能な形状に形成されているものであってもよい。
前記(1)乃至(4)の発明に係る太陽光発電パネルユニットの設置器具は、まず、屋根へ敷設された波形スレート上へ架台部材を載置する場所を決定し、該箇所へ架台部材を配置したら、複数の固定具により架台部材を波形スレートへ(あるいはその波形スレートを支える梁等の屋根構成材も含めて)ネジ留めして固定する。同様にして架台部材を複数箇所に設置する。
このとき、前記固定具の螺着に伴って、該固定具の封止部又は封止体が固定具軸部の先部側へ押圧され、架台部材に設けられた固定具の挿通孔及びその周辺と当接して固定具の挿通孔を水密にする。これにより、架台部材に設けられた固定具を挿入するための挿通孔から屋内へ雨水等が染み入ることを防止又は抑制する。
次いで、各架台部材へパネルフレームを取着する。パネルフレームは、各架台部材の天板部上に載置され且つ各架台部材の短手方向へ横架して取着し、その際にパネルフレームの取付孔へ架台部材の天板部上面に設けられたパネルフレーム取付体を挿入してパネルフレームを取着する。そして、該パネルフレームへ太陽光発電パネルユニットを取着する。なお、各架台部材とパネルフレームの仮組は地上で行うこともある。
前記(1)乃至(4)の発明に係る太陽光発電パネルユニットの設置器具は、振動や強風により太陽光発電パネルユニットが揺動し、該太陽光発電パネルユニットが取着されたパネルフレームへ荷重が掛かった際に、該荷重を補強部又は補強部材が支持することによって、パネルフレームと架台部材の当接箇所が撓まないか又は撓みにくくなる。
前記(2)の発明は、パネルフレーム取付体を天板部の底面側からパネルフレーム取付体の挿通孔に挿入し、天板部上面へ突き出た該パネルフレーム取付体を補強部材のネジ孔に螺合させて固く締着させることで、天板部上面におけるパネルフレーム取付体及び補強部材の取付位置が固定できる。他方、前記締着を緩めてパネルフレーム取付体の挿通孔に沿ってパネルフレーム取付体及び補強部材を移動させ、取付体及び補強部材をパネルフレームの取り付けに適した位置に調整しうる。
更に、前記(4)の発明は、架台部材とパネルフレームを取着する際に、当初予測よりもパネルフレーム取付体とその取付孔の位置が多少ずれていたとしても、該取付孔は挿入後のパネルフレーム取付体が移動して位置調整が可能な形状に形成されているので、該取付孔又は挿入孔に沿ってパネルフレーム又は架台部材又はその両方をスライドさせることで、フレキシブルな位置調整が可能となる。また、前記(2)の発明との組み合わせにより、パネルフレーム或いは架台部材の設置作業において、よりフレキシブルな位置調整が可能となる。
前記(3)の発明は、波形スレート上に架台部材を載置すれば、前記形状の各ズレ防止部が波形スレートの傾斜部分と当接して、ズレ防止効果を奏する。
(5)前記(1)乃至(4)のいずれかの発明は、固定具の挿通孔は、架台部材の天板部に設けられ、該固定具の挿通孔は挿入後の固定具が移動して位置調整が可能な形状に形成されているものであってもよい。
前記(5)の発明では、架台部材を波形スレート屋根に設置する際に、太陽光発電パネル間のクリアランス等の理由から当初予測よりもパネルフレーム或いは架台部材を設置する位置の調整が必要になった場合に、固定具の挿通孔が前記形状であるので、該孔に沿って架台部材を移動させて、架台部材の設置位置を調整しうる。
特に、前記(2)又は(4)の発明との組み合わせでは、パネルフレーム或いは架台部材の設置作業において、各部材に形成された孔の方向の組み合わせによって、各部材について、よりフレキシブルな位置調整が可能となる。
(6)本発明は、石質系素材で形成された波形スレートにより構成された既設の屋根への太陽光発電装置の設置方法であって、前記太陽光発電装置は、太陽光発電パネルユニットと、太陽光発電パネルユニットと屋根の間に配置されて太陽光発電パネルユニットを波形スレート上に取着する(1)乃至(5)のいずれかの発明に係る太陽光発電パネルユニットの設置器具と、を備えており、前記太陽光発電装置の設置方法は、太陽光発電装置の設置前に、既設の波形スレートの全面又は一部を補修又は強化する工程と、前記補修又は強化作業後の波形スレートへ太陽光発電パネルユニットの設置器具を設置する工程と、設置した太陽光発電パネルユニットの設置器具へ太陽光発電パネルユニットを取着する工程と、を含み、前記波形スレートの補修又は強化する作業を行う工程は、既設の波形スレートの全面又は一部への下地処理、プライマー塗布及び硬化剤塗布の各作業を含むことを特徴とする、太陽光発電装置の設置方法である。
前記(6)の発明に係る太陽光発電装置の設置方法によれば、既設の波形スレートを補強し、その上で太陽光発電装置を設置する。このため、設置作業の際又は設置後の前記波形スレートの破損或いは破断が防止されるか又はその危険性が低減される。また、既設の前記波形スレートを利用するので、新しいスレートに葺き変える必要がなく、施主側の経済的負担が軽減される。
(7)前記(6)の発明は、太陽光発電装置の設置方法において、太陽光発電パネルユニットと太陽光発電パネルユニットの設置器具との間の接続、太陽光発電パネルユニットの設置器具とスレート屋根を構成する波形スレート又は天井壁或いは鉄骨との間の接続、のいずれか又は両方について、脱落防止要素を備えた器具により各部材が接続されているものであってもよい。
前記(7)の発明では、脱落防止要素を備えた器具により、各部材間の脱落が防止され、ひいては太陽光発電装置の屋根への設置の安定性が期待できる。
(8)前記(6)又は(7)の発明は、既設の波形スレートの補修又は強化する作業を行う工程において、補修又は強化を行われる箇所が、既設の波形スレートの全面、波形スレート上の太陽光発電装置が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、太陽光発電パネルユニットの設置器具が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、架台部材が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、架台部材に係る固定具を取着するために波形スレートに穿たれる孔の周辺部、のいずれか又はこれらを組み合わせたものであってもよい。
前記(8)の発明では、既設の波形スレートの全面を補強する場合のみならず、該波形スレートの所要箇所(例えば、健全部分を除いた劣化箇所のみ或いは穿孔等により強度低下が予想される箇所)を補強する場合についても、設置作業の際又は設置後の該波形スレートの破損或いは破断の防止又は危険性の低減が期待できる。更に、作業面積減による施主側の経済的負担軽減、作業時間短縮も期待できる。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう「石質系素材で形成された波形スレート」は、例えば、繊維等と石質系の基材(セメント、珪酸カルシウム、石膏等)を練り混ぜ、横断方向に凸部と凹部が連続するように成形された波形の人工スレートを指す意味で使用している。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう「太陽光発電パネルユニット」は、例えば、複数のセル(太陽電池の単体の素子)を直列又は並列接続して樹脂や強化ガラス又は金属枠等で保護したものであって、「モジュール」とも呼ばれ、ストリング(パネル又はモジュールを複数枚数並べて直列接続したもの)、アレイ(ストリングを並列接続したもの)も含む意味で使用しており、また、これらに加えて、蓄電池やパワーコンディショナー等の太陽光発電において使用する機器又は部材を含むものであってもよい。
なお、本明細書(〔背景技術〕及び〔発明が解決しようとする課題〕の記載を除く。)及び本願の特許請求の範囲にいう「太陽光発電装置」は、太陽光発電パネルユニット及び該太陽光発電パネルユニットの設置器具を組み合わせたものを示す意味で使用している。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう「封止部又は封止体」としては、例えば、ゴム、合成樹脂等の可撓性又は弾性を有する素材により形成されたリング状又は穴あき円盤状のものが好適に使用されるが、これに限定するものではなく、架台部材に設けられたネジ孔へ当接して該当接部分を水密にすることができれば、その形状或いは素材を限定するものではない。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう「架台部材」は、少なくともその幅(短手方向)がスレートの1ピッチ分(スレートの波の一山、凸部を含む凹部の底部から凹部の底部迄。)以上であって、2ピッチ以上であれば、天板部の底面が2条以上の凸部により支持されるので安定性が増して好ましい。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう架台部材の「ズレ防止部」は、波形スレート上に架台部材を設置した際に、波形スレートのいずれかの箇所と当接又は係合するように構成されているが、当該説明における「当接」の語は、ズレ防止部とスレートの傾斜部分との大部分が当接する場合と、ズレ防止部とスレートの傾斜部分との一部が当接する場合のいずれの場合も含む意味で使用しており、また、「係合」の語も、ズレ防止部と架台部材下に位置するスレートの山部或いは谷部との大部分が係合する場合と、ズレ防止部と架台部材下に位置するスレートの山部或いは谷部との一部が当接する場合のいずれの場合も含む意味で使用している。
また、前記ズレ防止部は、例えば、天板部の周縁のうち対向する一対の縁部が天板の水平面よりも下り傾斜するように設けられ、スレート上に架台部材を設置した際に、各ズレ防止部がスレートの傾斜部分と当接するように構成されているが、これに限定するものではなく、例えば、架台部材の短手方向(即ちスレートの幅方向)にスレートの波形に係合するような形状のズレ防止部を形成する構成であってもよいし、また、該構成のズレ防止部と本実施の形態におけるズレ防止部の両方(即ち架台部材の長手方向及び短手方向のいずれにも)を備える構成であってもよい。
本明細書及び本願の特許請求の範囲において波形スレートの補強作業で塗布される硬化剤としては、例えば、石質系波形スレート内部に浸透して硬化するウレタン系樹脂又はエポキシ系樹脂の液状塗剤が挙げられるが、これに限定するものではなく、同様の作用を奏する他の液状塗剤を用いることもできる。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう脱落防止要素を備えた器具としては、例えば、ナットと一体化したスプリングの特性によりナットの緩み・脱落が防止されるハイパーロードナット(株式会社KHI製、登録商標)、通常形状のボルトの余長部分に取り付けることでナットの緩み・脱落が防止されるハイパーロードスプリング(株式会社KHI製、登録商標)が好適に使用されるが、これに限定するものではなく、同等の効果を奏する部材であれば特に限定されない。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいうパネルフレームに設けられた取付孔、架台部材に設けられたパネルフレーム取付体の挿通孔、架台部材に設けられた固定具の挿通孔、については、例えば、天板部の長手方向または/および短手方向に延びた長孔であってもよいし、十字状の孔、中心部から放射状に複数の経路が形成された孔等、挿入後のパネルフレーム取付体又は固定具が移動して位置調整が可能な形状に形成されていれば特に限定するものではない。
本明細書及び本願の特許請求の範囲にいう「塗布」は、吹き付け又は塗装用ローラーその他器具による塗布等の公知の手段によるものを含む意味で使用している。
本発明に係る太陽光発電パネルユニットの設置器具によれば、太陽光発電パネルユニットの揺動によって架台部材とパネルフレームへ荷重が掛かった際に、補強部又は補強部材の存在により架台部材における荷重が掛かる箇所が撓まないか又は撓みにくくなり、該架台部材の変形が防止又は抑制されるので、太陽光発電パネルユニット及び架台部材の破損防止を図ることができる。
また、封止部又は封止体を備える各固定具によって、架台部材の固定具の挿通孔が水密となり、該挿通孔から屋内へ雨水等が染み入ることを防止又は抑制される。
前記(3)の発明によれば、構造及び加工が容易なズレ防止部の形状でありながら、架台部材の効果的なズレ防止が期待できる。
また、挿入後のパネルフレーム取付体又は固定具が移動して位置調整が可能な形状に形成されている、パネルフレームに設けられた取付孔、架台部材に設けられたパネルフレーム取付体の挿通孔、架台部材に設けられた固定具の挿通孔、のいずれか又はこれらの組み合わせを備えた太陽光発電パネルユニットの設置器具によれば、設置作業時において、これらの孔の方向の組み合わせによって、各部材についてフレキシブルな位置調整が可能となる。
また、本発明に係る太陽光発電装置の設置方法によれば、既設の石質系素材で形成された波形スレートを補強した上で太陽光発電装置を設置するので、新しいスレートに葺き変える必要がなく、施主側の経済的負担が軽減される。また、既設の前記波形スレートが補強されているので、設置作業の際又は設置後の該波形スレートの破損又は破断を防止するか又は危険性を低減させ、更に、波形スレートの強度が増すことにより太陽光発電装置自身の揺動を起因とする破損防止を図ることができる。
前記(7)の発明によれば、脱落防止要素を備えた器具によって各部材間の脱落が防止され、ひいては太陽光発電装置の屋根への設置の安定性が期待できる。
前記(8)の発明によれば、波形スレートの全面ではなく、所要箇所について補強する場合についても、設置作業の際又は設置後の該波形スレートの破損或いは破断の防止又は危険性の低減が期待できる。更に、作業面積減による施主側の経済的負担軽減、作業時間短縮も期待できる。
既設の波形スレート屋根上へ太陽光発電装置が設置された状態を示す斜視図。 本発明に係る設置器具の斜視図。 図1に示す設置器具に固定具を加えた分解斜視説明図。 図3の固定具の分解斜視説明図。 本発明に係る設置器具を用いて、波形スレート屋根上に太陽光発電パネルを設置した状態を示す正面視説明図。 波形スレート屋根上に設置した設置器具へ、一点鎖線で表したパネルフレームが取着される状態を示す説明図。 補強後の波形スレート屋根上へ太陽光発電装置が設置された状態の図(a)、該波形スレートの構成を便宜的に示した図(b)、該波形スレートの構成を断面的に示した図(c)からなる説明図。
本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき更に詳細に説明する。
本実施の形態における設置器具1は、架台部材10及びパネルフレーム2を備えており、石質系素材により形成された波形スレートSが敷設された屋根(以下、単に「スレート屋根」ということもある)に太陽光発電パネルユニットPを設置する作業に用いるものである(図6参照)。
更に詳しくは、前記設置器具1は、スレート屋根上へ架台部材10を複数個を並べて設置するものであって、各架台部材10上へパネルフレーム2を架け渡すように取り付け、パネルフレーム2へ太陽光発電パネルユニットPを設置するものである。
設置器具1の各部材の詳細については以下で説明する。
〔架台部材〕
架台部材10は、架台本体101と、パネルフレーム取付体であるパネルフレーム取付ボルト130、補強部材140、固定具150と、を備えており(図3参照)、前記各部材の詳細については以下で説明する。
(架台本体)
架台本体101は、長方形の金属板により形成されており、架台本体101の長手方向中央に位置する平板状の天板部110と、該天板部の周縁に設けられたズレ防止部120と、により構成されている(図2及び図3参照)。
なお、本実施の形態において架台本体は前記素材により形成されているが、他の公知素材(例えば、合成樹脂、繊維強化プラスチック等)により形成してもよい。
天板部110は、架台本体101のうち、前記ズレ防止部120を除く平面部分であり、天板部110の中央に形成されたパネルフレーム取付ボルト挿通孔111と、該天板部110の四隅近傍に形成された複数の固定具挿通孔112と、が設けられている。
パネルフレーム取付ボルト挿通孔111は、長孔状に形成されており、該孔の長手方向と架台本体101の短辺側の縁部とが並行になるように形成されている。
各固定具挿通孔112は、長孔状に形成されており、天板部110の四隅近傍に2つを1セットとして(合計8つ、4セット)設けられており、該孔の長手方向と架台本体101の長辺側の縁部とが並行になるように形成されている。架台本体101の各隅近傍にそれぞれ形成された1セット(2つ)の各固定具挿通孔112は、所要間隔を開けて、架台本体101の長手方向に並んで配置されている。
ズレ防止部120は、天板部110の周縁のうち長手方向の各縁部に設けられている。各ズレ防止部120は、相対するように位置しており、水平面である天板部110よりも下り傾斜するように設けられている。また、ズレ防止部120の曲がり角度及び形状は、波形スレートS上に架台部材10を設置した際に、各ズレ防止部120が波形スレートSの傾斜部分と当接するか又は傾斜部分に沿うような角度及び形状に構成されている。
(パネルフレーム取付ボルト)
パネルフレーム取付ボルト130は、前記パネルフレーム取付ボルト挿通孔111に挿入して天板部110の底面側から上面側に突出するように取着されるものである。
パネルフレーム取付ボルト130は、頭部131と、軸部132と、軸部の頭部下の箇所に設けられた空転防止部133と、を備えている。該空転防止部133は、頭部又は軸部、あるいは頭部及び軸部、のいずれかに固着された所要厚みの四角の突出部であって、該空転防止部133の水平方向の幅は前記パネルフレーム取付ボルト挿通孔111の短辺側の幅と同じか又はほぼ同じに形成されている。
(補強部材)
補強部材140は、パネルフレーム2を載置した際にパネルフレーム2下面の幅(短手方向)よりも幅広となる寸法の正方形の金属板であって、天板部110上面へ着脱可能に設けられており、パネルフレーム取付ボルト130を螺着可能なネジ孔141が中央部に形成されている。
前記補強部材140は、パネルフレーム取付ボルト130を天板部110の底面側からパネルフレーム取付ボルト挿通孔111へ挿入させ且つ該ネジ孔141に螺合させて固く締着させることで天板部110上面での取付位置が固定できるように構成されている。また、補強部材140の締着を緩めた際には、パネルフレーム取付ボルト挿通孔111に沿ってパネルフレーム取付ボルト130及び該補強部材140をスライド移動させることができ、任意の位置で補強部材140を締着させることで、パネルフレーム取付ボルト130の位置調整が可能に構成されている。
なお、本実施の形態において補強部材は前記形状、素材により形成されているが、他の公知形状、公知素材により形成してもよい。
(固定具)
各固定具150は、六角ボルト頭とフランジ部を備える頭部151と、軸部152と、を備えるタッピングビス部分と、該ビスの軸部152に取着する座金153と、同じくビスの軸部152に取着するシール部材154と、を備えている(図3及び図4参照)。
なお、本実施の形態における固定具は、固定具と座金とシール部材が別部材であるが、これに限定するものではなく、各部材が一体型であってもよい。また、軸部はビスではなく、ボルトを使用することもできる。
本実施の形態においては、固定具の軸部はタッピングビスであるが、これに限定するものではなく、例えば、先が尖端でないボルト等であってもよい。また、固定具の軸部の長さは設置する屋根の構造により適宜変更してもよい。
座金153は、固定具150の頭部151下に配置され、固定具150の螺着に伴ってシール部材154をビスの軸部152の先部側へ押圧するように構成されている。なお、本実施の形態における座金はビスと別部材であるが、これに限定するものではなく、例えば、ビスの頭部下にフランジ状に形成する等、ビスと一体型のものであってもよい。
シール部材154は、透水性が無く且つ弾性を有する合成樹脂製であって、横断方向の中央部分にビスの軸部152を通す挿通孔を有する円筒状に形成されている。なお、本実施の形態におけるシール部材の素材及び形状は前記の通りであるが、これに限定するものではなく、架台部材に設けられた固定具挿通孔へ当接させた際に該当接部分を水密にすることが可能な材質、形状であれば、特に限定されない。
また、本実施の形態においては、防水のためのシール部材を固定具の軸部側に押圧する手段は固定具の頭部及び座金によるものであるが、これに限定するものではなく、例えば、固定具の頭部自体の基端側による押圧(頭部のみによる押圧)、頭部基端側に形成されたフランジ部による押圧、等であってもよい。
〔パネルフレーム〕
パネルフレーム2は、各架台部材10の天板部110上に載置され且つ各架台部材10の短手方向へ横架して取着される棒状体であって、Cチャンネル鋼材により形成されている。
前記パネルフレーム2は、設置時において下側となる面の所要箇所に、架台部材10から突出したパネルフレーム取付ボルト130の取付孔(下部取付孔。図示及び符号省略)が所要数形成されており、また、設置時において上側となる面の所要箇所には、太陽光発電パネルユニットPに使用する取付ボルト201の取付孔(上部取付孔。図示及び符号省略)が複数形成されている。該上部取付孔及び下部取付孔は、それぞれ長孔に形成されており、該各長孔の長手方向はパネルフレームの長手方向と一致するように形成されている。
本実施の形態において、パネルフレームは前記形状及び材質であるが、当該形状及び材質に限定するものではなく、例えば、形状は断面が山型、Z型、H型、I型等の棒状体であってもよいし、材質は繊維強化プラスチック等の他の公知素材であってもよい。
本実施の形態において、前記の上部取付孔及び下部取付孔は、それぞれ長孔で形成されているが、通常の丸い孔であってもよい。
また、本実施の形態においては、パネルフレーム上部を太陽光発電パネルユニットの取付構造(太陽光発電パネルユニットの枠体に形成された孔とパネルフレームの上部取付孔の位置を合わせて取付ボルトにより取り付ける構造)に合わせた形状にしているが、当該態様に限定するものではなく、太陽光発電パネルユニットの取付構造に合わせて、合致する取付形状又は構造に変更してもよい。例えば、太陽光発電パネルユニットの取付構造が基部側が窄まったレール状の部材であって、パネルフレーム上部の形状が当該レール部材の形状に合致するように形成された取付溝であるような場合等である。
〔太陽光発電装置の設置方法〕
図1〜図7を参照して、設置器具1を使用した太陽光発電装置の設置方法を説明する。
なお、図7の説明図は、補強後の波形スレートS屋根上へ太陽光発電装置が設置された状態の図(a)と、該波形スレートSの構成を便宜的に(積層構造であるため、表に表れない中間部分について円内に示している)示した図(b)と、該波形スレートSの構成を断面的に示した図(c)と、からなるものである。
〔波形スレート補強工程〕
最初に、太陽光発電装置の設置場所である既設の屋根にある波形スレートSを補強する作業を行う。本実施の形態において、補強作業は、石質系素材で形成された既設の波形スレートSの全面への下地処理作業をし、次いでプライマーの塗布作業をし、最後に硬化剤の塗布作業をするものである。
(1)下地処理作業
補強前の波形スレートSは、数年間屋外に設置された繊維等を含むセメントにより形成されたものであって、その表面に付着した苔や塵等が付着した劣化部S2が生じている。なお、劣化部S2よりも更に内奥は劣化状態にない健全部S1である(図7(c)参照)。
このため、下地処理として、波形スレートS表面(前記劣化部S2)に付着した汚れや苔等を高圧洗浄機等により洗浄又は除去する。
(2)プライマーの塗布作業
前記洗浄作業後の波形スレートSへ、スレート内部に浸透して硬化するプライマーを塗布する。該プライマーは、液状の塗剤であって、波形スレートSの健全部S1及び劣化部S2の一部に達するまで浸透して硬化し、浸透したプライマーにより該浸透箇所が硬化する。この結果、プライマーの浸透箇所には、補強前の波形スレートよりも補強されて曲げ強度が向上し且つ表面の劣化部分が固められたプライマー浸透部S3が形成される(図7(c)参照)。
なお、本実施の形態では、波形スレートS表面洗浄後にプライマーを塗布しているが、例えば浸透性等のプライマーの性質によっては、洗浄作業を行わずにそのままプライマー塗布を行ってもよい。
また、プライマーの塗布は、例えば、波形スレートを留める傘釘にプライマーを塗布してスレートへプライマーを塗布する、スレートへ数回プライマーを重ね塗りする等、数度にわたって行ってもよい。
(3)硬化剤の塗布作業
プライマー浸透部S3を覆うように、硬化剤を塗布する。なお、本実施の形態では、硬化剤として2種の塗剤を塗布し、プライマー浸透部S3上に塗布した塗剤によりコート部S4を形成し、コート部S4上に塗布した塗剤により表面部S5を形成する(図7(b)及び(c)参照)。
本実施の形態においては、コート部は、水蒸気透過性を有する無溶剤タイプの超高速硬化型ポリウレタン樹脂をスプレーマシンにより吹き付け塗布することにより形成される。該コート部により、曲げ強度及び防水性が向上する。なお、コート部については、前記素材又は施工方法に限定するものではなく、同等の効果を奏する他の公知素材又は公知技術によるものであってもよい。
本実施の形態においては、表面部は、耐水性及び耐候性を有する合成樹脂塗剤を塗布することにより形成される。なお、表面部については、前記素材又は施工方法に限定するものではなく、同等の効果を奏する他の公知素材又は公知技術によるものであってもよく、また、断熱性或いは熱反射性を有するものであってもよい。
本実施の形態における補強作業は前記の通りであるが、これに限定するものではなく、石質系素材で形成された波形スレートを補強する同等の効果を奏する他の公知技術によるものであってもよいし、また、補強箇所については全面にではなく、波形スレートの一部であってもよい。波形スレートの一部とは、例えば、設置器具が設置される箇所又はその周辺部、架台部材が設置される箇所又はその周辺部、固定具のために波形スレートへ穿たれる孔の周辺部、等が挙げられる。
〔太陽光発電装置の設置工程〕
前記補強後の波形スレートSへ設置器具1を設置し、設置後の該設置器具1へ太陽光発電パネルユニットPを取着する。
(1)架台部材10を以下の手順で組み立てる。
最初に、架台部材10の天板部110に形成されたパネルフレーム取付ボルト挿通孔111へ、パネルフレーム取付ボルト130を天板部110の底面側から上面側へ突出するように挿入する。このとき、パネルフレーム取付ボルト130の空転防止部133をパネルフレーム取付ボルト挿通孔111の短辺側の幅と嵌合するように取着することで、締着時のボルトの空転が防止される。
次に、天板部110上面側へ突出したパネルフレーム取付ボルト130の軸部132へ補強部材140(のネジ孔141)を螺合させ、補強部材140を天板部110上面側に締着させる。
なお、本実施の形態においては、組立前に架台部材10の裏側へシールシート113を貼り付けており、該シールシート113は各固定具挿通孔112を塞ぐように配置して貼り付けられている。前記シールシート113は、架台部材10の設置時において架台部材10裏側と波形スレートSの間に挟まれる形となって、後記する各固定具150を取着するために波形スレートSへ形成した孔の隙間を塞ぎ、該箇所から屋内へ雨水等が染み入らないように設けるものである(図5参照)。なお、本実施の形態においては、シート状のシール部材を使用しているが、環状のパッキン等の公知部材を使用してもよい。
(2)架台部材10を波形スレートSへ以下の手順で設置する。
最初に、補強後の波形スレートS上へ架台部材10を設置する箇所を決める。なお、設置にあたっては、天板部110に形成された各固定具挿通孔112が、波形スレートSの山部上へ位置するようにし、かつ、各ズレ防止部120が波形スレートSの山部と谷部の間の傾斜部分と当接するように配置する(図5参照)。
前記箇所へ架台部材10を配置したら、複数の固定具150により架台部材10を波形スレートSへ固定する。より具体的には、各固定具挿通孔112と対応する箇所の波形スレートSの山部へ複数の孔(本実施の形態においては、架台部材1つあたり4箇所)を穿ち、固定具150を天板部110上面側から固定具挿通孔112を通じて該波形スレートSに形成された孔へ挿入又は嵌入することにより、架台部材10を波形スレートSへ固定する。
上記手順にて、必要数の架台部材10を波形スレートSへ設置する。
なお、本実施の形態おいて、固定具150先端は、波形スレートSを下方から支持する屋根の梁材も貫通して固定することでより強固な固定を行っているが(図5参照)、当該態様に限定するものではなく、例えば単にスレートのみに固定するもの、スレート屋根を設置する天井壁又は鉄骨等の構造材に固定するもの等であってもよい。
(3)波形スレートS上へ固定された複数個の並設された架台部材10に、パネルフレーム2を波形スレートSの横断方向に架け渡すように取り付け、該パネルフレーム2へ太陽光発電パネルユニットPを取り付ける。
このとき、パネルフレーム2は、パネルフレーム2の下部取付孔へパネルフレーム取付ボルト130を挿入して補強部材140上に載置する形で取り付けられ、脱落防止要素を備えた器具であるハイパーロードナットNと座金142をパネルフレーム取付ボルト130の軸部132に取着及び螺着することにより、各架台部材10へパネルフレーム2が取り付けられる(図5参照)。
次いで、パネルフレーム2の上部取付孔と太陽光発電パネルユニットPの枠体に形成された孔(図示及び符号省略)の位置を合わせ、両孔に取付ボルト201を挿通させ、ハイパーロードナットNにより締着する。これにより、パネルフレーム2と太陽光発電パネルユニットPが取着される(図5参照)。
(作 用)
図1〜図7を参照して、設置器具1及び該設置器具1を使用した太陽光発電装置の作用を説明する。図1と図7は、設置器具1を用いた太陽光発電装置の設置状態を示している。
図7に示すように、石質系素材で形成された波形スレートSを使用した施設の屋根上に太陽光発電装置を設置するにあたり、既設の前記波形スレートSを複数層の塗剤で補強し(図7(b)(c)参照)、その上で太陽光発電装置を設置する。これにより、設置作業の際又は設置後の波形スレートSの破損或いは破断が防止されるか又はその危険性が低減される。また、既設の波形スレートSを利用するので、新しいスレートに葺き変える必要がなく、施主側の経済的負担が軽減される。
また、既設の波形スレートSを引き続き使用することになるので、全面張替工事を行えば本来廃棄処分となるはずのスレートをそのまま利用することになり、結果として、このような廃棄物の発生を抑制し、ひいては、新たな産業廃棄物処分場等の開発の必要性を低減させ、環境負荷の低減に寄与する効果が期待できる。
また、各架台部材10とパネルフレーム2の接続、パネルフレーム2と太陽光発電パネルユニットPの接続について、脱落防止要素を備えたハイパーロードナットN及びボルトを使用しているので、各部材間の脱落が防止され、ひいては太陽光発電装置の屋根への設置の安定性が期待できる。
設置作業において、設置器具1は、パネルフレーム取付ボルト挿通孔111、固定具挿通孔112、パネルフレーム2の上部取付孔及び下部取付孔、のそれぞれが長孔に形成されているため、太陽光発電パネル間のクリアランス等の理由から当初予測よりもパネルフレーム或いは架台部材の取付位置調整が必要になった場合に、該長孔に沿って架台部材110、パネルフレーム取付ボルト130、パネルフレーム2又は取付ボルト201のいずれか又はこれらの組み合わせをスライドさせて、架台部材10及びパネルフレーム2をある程度好適な配置となるようにフレキシブルな位置調整が可能となる。
設置後の太陽光発電装置は、台風による強風や地震による振動等によって太陽光発電パネルユニットPが揺動することがある。
このような揺動が生じ、架台部材10とパネルフレーム2へ荷重が掛かった際に、架台部材10における荷重が掛かる箇所に補強部材140が配置されて該箇所について天板部110の他の部分よりも板厚が増して強度が上がっているため、架台部材10が撓まないか又は撓みにくくなり、架台部材10の変形が防止又は抑制される。ひいては、太陽光発電パネルユニットP及び架台部材10の破損防止又は抑制が期待できる。
また、設置後の太陽光発電装置は雨雪に曝されることになるが、設置器具1は、架台部材10の固定具挿通孔112及びその周辺と固定具150のシール部材154が当接して固定具挿通孔112の上面側開口部を水密にするので、固定具挿通孔112を通じて水が屋内に染み入ることが防止されるか又は抑制される。更に、本実施の形態では、架台部材10の裏側へ貼り付けたシールシート113による相乗効果で更に防水性を向上し、また、架台部材10と波形スレートSとの間の隙間にシールシート113が位置することで、部材間のがたつきが低減する(図5参照)。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
S 波形スレート
S1 健全部
S2 劣化部
S3 プライマー浸透部
S4 コート部
S5 表面部
P 太陽光発電パネルユニット
N ハイパーロードナット
1 設置器具
10 架台部材
101 架台本体
110 天板部
111 パネルフレーム取付ボルト挿通孔
112 固定具挿通孔
113 シールシート
120 ズレ防止部
130 パネルフレーム取付ボルト
131 頭部
132 軸部
133 空転防止部
140 補強部材
141 ネジ孔
142 座金
150 固定具
151 頭部
152 軸部
153 座金
154 シール部材
2 パネルフレーム
201 取付ボルト

Claims (8)

  1. 石質系素材で形成された波形スレートが敷設された屋根へ、太陽光発電パネルユニット及び該太陽光発電パネルユニットを支持するパネルフレームを取り付ける作業に用いる設置器具であって、該太陽光発電パネルユニットの設置器具は、波形スレート上へ設置する架台部材と、該架台部材を波形スレートが敷設された屋根に接続するために使用される複数の固定具と、を備えており、
    前記架台部材は、
    板状の天板部と、
    前記天板部の周縁に設けられ、波形スレート上に架台部材を設置した際に、波形スレートのいずれかの箇所と当接又は係合するズレ防止部と、
    前記天板部上面に突出するパネルフレーム取付体と、
    前記天板部のパネルフレームと当接する箇所に設けられた補強部と、
    架台部材のいずれかの箇所に設けられた固定具の挿通孔と、
    を備えており、
    前記補強部は、パネルフレームが揺動した際の架台部材の撓みを防止すべく、天板部の他の部分よりも肉厚であるか又は補強要素を付加して形成されており、
    前記の各固定具は、ネジ部材と、該ネジ部材と一体となった封止部又は該ネジ部材と分離可能な封止体と、を備え、波形スレートが敷設された屋根への螺着に伴って、封止部又は封止体が天板部上面側へ押圧され、架台部材に設けられた固定具の挿通孔及びその周辺と当接して固定具の挿通孔を水密にするように構成されている、
    太陽光発電パネルユニットの設置器具。
  2. 石質系素材で形成された波形スレートが敷設された屋根へ、太陽光発電パネルユニット及び該太陽光発電パネルユニットを支持するパネルフレームを取り付ける作業に用いる設置器具であって、該太陽光発電パネルユニットの設置器具は、波形スレート上へ設置する架台部材と、該架台部材を波形スレートが敷設された屋根に接続するために使用される複数の固定具と、を備えており、
    前記架台部材は、
    板状の天板部と、
    前記天板部の周縁に設けられ、波形スレート上に架台部材を設置した際に、波形スレートのいずれかの箇所と当接又は係合するズレ防止部と、
    前記天板部に形成されたパネルフレーム取付体の挿通孔と、
    前記挿通孔に挿入され、架台部材から着脱可能なパネルフレーム取付体と、
    前記天板部上面へ着脱可能に設けられた補強部材と、
    前記架台部材のいずれかの箇所に設けられた固定具の挿通孔と、
    を備えており、
    前記パネルフレーム取付体の挿通孔は、挿入後のパネルフレーム取付体が移動して位置調整が可能な形状に形成されており、
    前記パネルフレーム取付体は、ネジ部材であって、前記パネルフレーム取付体の挿通孔に挿入されて天板部の底面側から上面側へネジ部分が突出するように取着され、
    前記補強部材は、中央部にパネルフレーム取付体のネジ孔が形成された板状体であって、その寸法がパネルフレームが載置された際に当接した該パネルフレーム底部の短手方向よりも幅広であって、且つ、天板部へ取着した際に該補強部材が重なった箇所の厚みが天板部の他の上面よりも厚くなるように設けられており、
    パネルフレーム取付体を、天板部の底面側からパネルフレーム取付体の挿通孔に挿入し且つ補強部材のネジ孔に螺合させて固く締着させることによって天板部上面におけるパネルフレーム取付体及び補強部材の取付位置が固定でき、また、締着を緩めた際にはパネルフレーム取付体の挿通孔に沿ってパネルフレーム取付体及び補強部材をスライドさせることによってパネルフレーム取付体及び補強部材の位置調整が可能に構成されており、
    前記の各固定具は、ネジ部材と、該ネジ部材と一体となった封止部又は該ネジ部材と分離可能な封止体と、を備え、波形スレートが敷設された屋根への螺着に伴って、封止部又は封止体が天板部上面側へ押圧され、架台部材に設けられた固定具の挿通孔及びその周辺と当接して固定具の挿通孔を水密にするように構成されている、
    太陽光発電パネルユニットの設置器具。
  3. ズレ防止部が、天板部の周縁のうち対向する一対の縁部が天板の水平面よりも下り傾斜する形状であって、波形スレート上に架台部材を設置した際に、各ズレ防止部が波形スレートの傾斜部分と当接するように構成されている、
    請求項1又は2記載の太陽光発電パネルユニットの設置器具。
  4. パネルフレームを備えた、請求項1又は2記載の太陽光発電パネルユニットの設置器具であって、
    前記パネルフレームは、各架台部材の天板部上に載置され且つ各架台部材の短手方向へ横架して取着される棒状体であって、該パネルフレームのいずれかの箇所に前記パネルフレーム取付体を取着可能な取付孔が形成され、該取付孔は挿入後のパネルフレーム取付体が移動して位置調整が可能な形状に形成されている、
    太陽光発電パネルユニットの設置器具。
  5. 固定具の挿通孔は、架台部材の天板部に設けられ、該固定具の挿通孔は挿入後の固定具が移動して位置調整が可能な形状に形成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の、太陽光発電パネルユニットの設置器具。
  6. 石質系素材で形成された波形スレートにより構成された既設の屋根への太陽光発電装置の設置方法であって、
    前記太陽光発電装置は、
    太陽光発電パネルユニットと、
    太陽光発電パネルユニットと屋根の間に配置されて太陽光発電パネルユニットを波形スレート上に取着する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の太陽光発電パネルユニットの設置器具と、
    を備えており、
    前記太陽光発電装置の設置方法は、
    太陽光発電装置の設置前に、既設の波形スレートの全面又は一部を補修又は強化する工程と、
    前記補修又は強化作業後の波形スレートへ太陽光発電パネルユニットの設置器具を設置する工程と、
    設置した太陽光発電パネルユニットの設置器具へ太陽光発電パネルユニットを取着する工程と、
    を含み、
    前記波形スレートの補修又は強化する作業を行う工程は、既設の波形スレートの全面又は一部への下地処理、プライマー塗布及び硬化剤塗布の各作業を含むことを特徴とする、
    太陽光発電装置の設置方法。
  7. 請求項6記載の太陽光発電装置の設置方法において、
    太陽光発電パネルユニットと太陽光発電パネルユニットの設置器具との間の接続、
    太陽光発電パネルユニットの設置器具とスレート屋根を構成する波形スレート又は天井壁或いは鉄骨との間の接続、
    のいずれか又は両方について、脱落防止要素を備えた器具により各部材が接続されている、
    太陽光発電装置の設置方法。
  8. 請求項6又は7記載の太陽光発電装置の設置方法における、既設の波形スレートの補修又は強化する作業を行う工程において、
    補修又は強化を行われる箇所が、
    既設の波形スレートの全面、
    波形スレート上の太陽光発電装置が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、
    太陽光発電パネルユニットの設置器具が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、
    架台部材が設置される箇所又は該箇所を含む周辺部、
    架台部材に係る固定具を取着するために波形スレートに穿たれる孔の周辺部、
    のいずれか又はこれらを組み合わせたものである、
    太陽光発電装置の設置方法。
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