JP2011224274A - パッドホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】併用される吸収性パッドを、着用者の股間部に容易にフィットさせることができ、着用する際の脱着性や着用感にも優れたパッドホルダーを提供すること。
【解決手段】本発明のパッドホルダー1は、ウエスト開口部5、レッグ開口部6、股下部4を有し、股下部4に吸収性パッド7を配して着用される。パッドホルダー1は、縦方向(Y方向)に伸長性を有し、幅方向(X方向)に伸縮性を有している。パッドホルダー1には、X方向の伸長性を抑制しうる幅伸長抑制部21が、後身頃2の下腹部領域2Dの幅方向中央領域2Cに延在している。パッドホルダー1には、Y方向の伸長性を抑制しうる中央伸長抑制部22が、中心線CLに沿って幅伸長抑制部21から延びている。パッドホルダー1には、Y方向の伸長性を抑制しうる一対の第1側方伸長抑制部23,24が、中央伸長抑制部22を対称軸として左右対称に幅伸長抑制部21から延びている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性パッドと併用されるパッドホルダーに関する。
従来、パッドホルダーの股下部の肌対向面上に吸収性パッドを取り付けた状態で該パッドホルダーを着用し、吸収性パッドが液を吸収した後に、吸収性パッドのみを新品と交換する一方、パッドホルダーは再利用することが行われている。斯かるパッドホルダーは、吸収性パッドを着用者の股間部にフィットした状態に保持するものであり、パッドホルダーを吸収性パッドと組み合わせて使用することにより、ゴミの量やコストの削減を図ることができる。
従来のパッドホルダーとして、伸縮性シートから形成され、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパッドホルダーが知られている。例えば、特許文献1には、後身頃に伸縮性の少ない細幅状I字型の
ヒップ用引き上げ部を設けているショーツが記載されている。
また、先に出願人は、股上部を上下に上部領域、縦中央領域及び下部領域に三等分に区分したときに、上部領域を除く、縦中央領域及び下部領域に、縦方向の伸びを抑制する抗伸長手段を有するパッドホルダーを提案した(特許文献2参照)。
実開平5−56903号公報 特開2008−302009号公報
特許文献1に記載のショーツは、細幅状I字型のヒップ用引き上げ部が、該ショーツの
幅方向を二等分する中心線に沿って一本、細幅状に設けられているのみであるため、該ショーツを引き上げて着用する際に、I字型のヒップ用引き上げ部に歪みが生じ易く、期待
するフィット感が得られず、フィット性に劣るものであった。
また、特許文献2に開示のパッドホルダーによれば、股上部を上下に三等分に区分したときの、上部領域を除く、縦中央領域及び下部領域に、抗伸長手段を有しているため、着脱し易く、フィット性に優れているが、更に、着脱性及びフィット性が向上したパッドホルダーが望まれていた。
本発明は、併用される吸収性パッドを、着用者の股間部に容易にフィットさせることができ、着用する際の脱着性や着用感にも優れたパッドホルダーに関する。
本発明は、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部と、着用者の股間部に対応する股下部とを有し、該ウエスト開口部から該股下部に向かう方向である縦方向と、該縦方向と直交する方向である幅方向とを有しており、前記股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであって、前記縦方向に伸長性を有し、前記幅方向に伸縮性を有しており、前記幅方向の伸長性を抑制しうる幅伸長抑制部が、後身頃における股上長を3分割したときに最も前記股下部側に位置する下腹部領域の幅方向中央領域に幅方向に延在しており、前記縦方向の伸長性を抑制しうる中央伸長抑制部が、前記パッドホルダーを幅方向に二等分する中心線に沿って前記幅伸長抑制部から前記ウエスト開口部に向かって延びており、前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の第1側方伸長抑制部が、前記中央伸長抑制部を対称軸として前記幅伸長抑制部から前記ウエスト開口部に向かって左右対称に延びているパッドホルダーを提供するものである。
本発明のパッドホルダーは、併用される吸収性パッドを、着用者の股間部に容易にフィットさせることができ、着用する際の脱着性や着用感にも優れている。
本発明のパッドホルダーの一実施形態を、前身頃と後身頃の肌対向面同士を面接させて平面状とした状態(自然状態)を、後身頃側から見た背面図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を後身頃側から見た図である。 図1に示すパッドホルダーを、前身頃と後身頃の肌対向面同士を面接させて平面状とした状態(自然状態)を、前身頃側から見た正図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を前身頃側から見た図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を側方から見た図である。 腸骨稜の位置を示す人体図である。
以下、本発明のパッドホルダーを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
パッドホルダー1は、図1,図3(自然状態)に示すように、パンツ型の形態を有し、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6と、着用者の股間部に対応する股下部4とを有している。また、パッドホルダー1は、図1,図3に示すように、ウエスト開口部5から股下部4に向かう縦方向(以下、「Y方向」ともいう)と、縦方向(Y方向)と直交する幅方向(以下、「X方向」ともいう)とを有している。本実施形態のパッドホルダー1は、所謂ボクサーブリーフ型であり、図2,図4に示すように、着用時にレッグ開口部6が、後述する股下部4よりも下方に位置する形態となっている。
また、パッドホルダー1は、パッドホルダー1の着用時に着用者の背側に配される後身頃2と、パッドホルダー1の着用時に着用者の腹側に配される前身頃3とを有している。
パッドホルダー1は、図2,図4に示すように、股下部4の肌対向面(パッドホルダー着用時に着用者の肌側に向けられる面)上に、吸収性パッド7を配して着用される。ここで、股下部4とは、着用時に着用者の股間部に配される部分である。吸収性パッド7は、一般に、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及びこれら両シート間に挟持固定された吸収性コアを備えている。吸収性パッド7は、前記裏面シート側の面に、パッドホルダー1に固定するための固定手段(粘着部等)を有するものでも有しないものであっても良い。
パッドホルダー1は、図1,図3に示すように、パッドホルダーを幅方向に二等分する縦方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
パッドホルダー1は、図1,図3に示すように、縦方向(Y方向)に伸長性を有し、幅方向(X方向)に伸縮性を有している。具体的には、図1,図3に示すように、パッドホルダー1の後身頃2及び前身頃3は、伸縮性シートで構成されており、全体的に伸縮性を有している。伸縮性シートの伸縮性は、少なくともホルダーの幅方向(X方向)に発現する。パッドホルダー1の縦方向(Y方向)においては、伸縮性シートは伸縮性を有する必要はなく、伸長性を発現すれば良い。尚、縦方向(Y方向)にも伸縮性シートが伸縮性(特に臀部〜背側腰部)を有すると、歩行や立ち座り等の動きによる臀部近傍の皮膚の伸びにパッドホルダー1が追従し易くなり、ずり落ちの発生を抑制し易くなるので好ましく、また、腹部(特に高齢者の多重腹)や臀部等の凹凸のある複雑形状に沿うことが容易となり、フィット性が良好となる点からも好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1を形成する伸縮性シートとしては、編地、伸縮性不織布等を用いることができるが、特に、糸自体が伸縮性を有すると共に、伸縮性が発現し易い編み方で形成された編地を用いることが好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1は、丸編機等により製造された伸縮性に富む円筒状の編地から形成されており、後身頃2及び前身頃3が、股下部4において互いに接合されて、接合部42を形成しており、股下部4以外においては、互いをつなぎ合わせる継ぎ目が無いシームレスで形成されている。本実施形態のパッドホルダー1は、ボクサーブリーフ型であるので、接合部42は、図1,図3に示すように、股下部4から一対のレッグ開口部6,6に至るまで延びて形成されている。尚、本実施形態のパッドホルダー1は、上述したように、接合部42を有しているが、接合部42を有さずに、後身頃2及び前身頃3をつなぎ合わせる継ぎ目の無い全域シームレスで形成されていてもよい。
一対のレッグ開口部6,6間の領域41の幅方向(X方向)距離は、パッドホルダー1および吸収性パッド7の着用者の股間部への密着性向上の観点から、3〜15cmであることが好ましく、6〜12cmであることがより好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1の接合部42は、後身頃2及び前身頃3を股下部4において互いに縫製により接合しているが、接着剤や、ファスナー等の係止手段や、ボタン等を用いることができる。接合部42は、強い引き上げ力に抗する強度を確保する観点から、縫製等により使用時には開閉不能に閉じられていることが好ましい。
尚、後述する各伸長抑制部(幅伸長抑制部21、中央伸長抑制部22、第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、第2幅伸長抑制部25、第3側方伸長抑制部31,32、第3幅伸長抑制部33)は、それらの部分の編地の網目を他の部分より密にすることで後述する最大伸長率等を低下させたり、伸縮性に富むシートに、伸長性に劣る帯状のシートを縫合や融着等により接合して後述する最大伸長率等を低下させたりして形成される。
本実施形態のパッドホルダー1には、図1,図2に示すように、着用者のウエスト部分が挿通されるウエスト開口部5に、その周方向に伸縮するウエスト開口弾性部51が環状に形成されている。また、図1,図2に示すように、着用者の脚が挿通される一対のレッグ開口部6,6に、それぞれの周方向に伸縮するレッグ開口弾性部61が環状に形成されている。
ウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61は、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6の開口周縁部における円筒状の編地の端部から所定幅の部分を折り返して固定(縫合)することにより形成しても良く、後身頃2及び前身頃3を構成する伸縮性シートとは別の弾性部材を固定することにより形成しても良い。ウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61を別の弾性部材で形成する場合には、別の弾性部材としては、ポリウレタン繊維を含む伸縮性織布や不織布、合成ゴムシート、天然ゴムシート等を用いることができ、レッグ開口弾性部61とウエスト開口弾性部51とで、使用する弾性部材が同じであっても、異なっていても良い。別の弾性部材を固定することにより形成する場合には、別の弾性部材をウエスト開口部5及びレッグ開口部6それぞれの開口周縁部の伸縮性シートに重ねた状態で取り付けても良いし、各開口周縁部の伸縮性シートから延出するように取り付けても良い。
本実施形態のパッドホルダー1においては、ウエスト開口弾性部51の存在によって、ウエスト開口部5の開口の周縁部は、パッドホルダー1の着用時に、ウエスト開口部5の直ぐ下に存する伸縮性シートのみからなる環状部分に比して強く着用者を締め付けることができる。同様に、レッグ開口弾性部61の存在によって、レッグ開口部6,6それぞれの開口の周縁部は、各レッグ開口部6の直ぐ上に存する伸縮性シートのみからなる環状部分に比して強く着用者を締め付けることができる。
パッドホルダー1は、図1に示すように、幅方向(X方向)の伸長性を抑制しうる幅伸長抑制部21が、後身頃2における下腹部領域2Dの幅方向中央領域2Cに幅方向(X方向)に延在している。ここで、下腹部領域2Dとは、図1に示すように、後身頃2における股上長Lを上下に、3分割(3等分に区分)(ウエスト領域2U、腹部領域2M及び下腹部領域2D)したときの、最も下側(股下部4側)に位置する領域のことを意味する。尚、図3に示すように、前身頃3におけるウエスト領域3U、腹部領域3M及び下腹部領域3Dについても、後身頃2におけるウエスト領域2U、腹部領域2M及び下腹部領域2Dと同様に位置する領域である。また、幅方向中央領域2Cとは、図1に示すように、後身頃2を左右に3分割(3等分に区分)(側方領域2L、幅方向中央領域2C及び側方領域2R)したときの、中央に位置する領域である。後身頃2を左右に3等分に区分する際には、幅方向に最も広い部分で区分する。尚、図3に示すように、前身頃3における側方領域3L、幅方向中央領域3C及び側方領域3Rについても、後身頃2における側方領域2L、幅方向中央領域2C及び側方領域2Rと同様に位置する領域である。
本実施形態においては、図1に示すように、幅伸長抑制部21は、平面視して略二等辺三角形状であり、その頂角側の頂点21aが中心線CL上に配され、その底辺21dが股下部4側に配されている。本実施形態の幅伸長抑制部21は、図1に示すように、幅方向中央領域2Cより中心線CL寄りの、一対のレッグ開口部6,6間の領域41に配されている。尚、本実施形態の幅伸長抑制部21は、図1に示すように、略二等辺三角形状であるが、幅方向(X方向)に延在していれば、その形状に限られず、例えば、長方形状、楕円状、台形状、多角形状等であっても良い。幅伸長抑制部21の幅(図1のY方向の長さ)は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
幅伸長抑制部21はその内部に伸長領域を含んでも良いが、引き上げ時の股間フィット性の観点から、その内部に伸長領域を含まないことが好ましい。
本実施形態においては、図1に示すように、後身頃2と前身頃3との接合により形成された接合部42の少なくとも一部と、幅伸長抑制部21とが接している。具体的には、一対のレッグ開口部6,6間の領域41における接合部42と、略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21における底辺21dとが接している。引き上げ時の股間フィット性の観点から、領域41における接合部42と、幅伸長抑制部21の底辺21dとの接触は、領域41における接合部42の75%以上の領域で幅伸長抑制部21と接していることが好ましく、90%以上の領域で接していることが更に好ましい。
図1において、接合部42は非肌面側(股下部4から下方に向かって)に突出しており、吸収性パッド7の装着時にパッド7の収まりがよい。しかしながら、この形態に限定されず、接合部42は肌面側に突出していても良い。
パッドホルダー1は、後身頃2においては、図1に示すように、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる中央伸長抑制部22が、パッドホルダー1を幅方向(X方向)に二等分する中心線CLに沿って幅伸長抑制部21からウエスト開口部5に向かって延びている。本実施形態においては、図1に示すように、中央伸長抑制部22は、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の中央に位置する頂角側の頂点21aから、中心線CLに沿ってウエスト開口部5に向かって、ウエスト開口部5のウエスト開口弾性部51に至らない位置まで延びている。なお、中央伸長抑制部22は、厳密に頂点21aから延びている必要はなく、その近傍から延びていても良い。伸長部分が後身頃2におけるウエスト領域2Uに形成されるために、姿勢変化時における皮膚の伸長にパッドホルダー1が追従でき、装着性およびフィット性に優れる。装着性およびフィット性の更なる向上の観点から、パッドホルダー1は、平面状の自然状態において、後身頃2の股上長が前身頃3の股上長よりも長いことが好ましく、その差は2〜8cmであることが好ましい。
更に具体的には、本実施形態の中央伸長抑制部22は、中央伸長抑制部22の股下部4側の端部22aが、幅伸長抑制部21と、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の中央で接し、中央伸長抑制部22のウエスト開口部5側の端部22bが、後述する4本の第2幅伸長抑制部27の中で最もウエスト開口部5側に位置する第2幅伸長抑制部271の位置よりウエスト開口部5側(図1中の上側)に延出して、抑制部271とウエスト開口部5との間の位置まで、縦方向(Y方向)に延びる中心線CLに沿って延在している。
中央伸長抑制部22の幅は、略均一であること、即ち、中央伸長抑制部22の股下部4側の端部22aの幅と、ウエスト開口部5側の端部22bの幅とが同じであることが好ましい。中央伸長抑制部22の股下部4側の端部22aの幅と、ウエスト開口部5側の端部22bの幅とが同じでない場合には、中央伸長抑制部22のウエスト開口部5側の端部22bの幅が、股下部4側の端部22aの幅より狭いことが好ましい。中央伸長抑制部22の幅が略均一である場合には、中央伸長抑制部22の幅は、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さの1/3未満の長さであることが好ましく、具体的には、5〜25mmであることが好ましく、10〜20mmであることがより好ましい。ここで、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さとは、最も幅方向(X方向)の長さが長い位置での長さのことを意味する。また、中央伸長抑制部22の幅が略均一でない場合には、中央伸長抑制部22の幅は、股下部4側の端部22aからウエスト開口部5側の端部22bに向かって、徐々に狭くなっていることが好ましく、端部22aの幅が15〜25mmであることが好ましく、端部22bの幅が5〜10mmであることが好ましい。
パッドホルダー1は、後身頃2においては、図1に示すように、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる一対の第1側方伸長抑制部23,24が、中央伸長抑制部22を対称軸として幅伸長抑制部21からウエスト開口部5に向かって左右対称に延びている。第1側方伸長抑制部23,24は、幅伸長抑制部21と交わる部分において互いに接しないことが好ましく、本実施形態においては、図1に示すように、一対の第1側方伸長抑制部23,24それぞれが、略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21の底角側の頂点21b,21c近傍からウエスト開口部5に向かって、ウエスト開口部5のウエスト開口弾性部51に至らない位置まで延びている。更に具体的には、本実施形態の側方領域2L側の第1側方伸長抑制部23は、股下部4側の端部23aが、幅伸長抑制部21の底角側の頂点21bと接し、第1側方伸長抑制部23のウエスト開口部5側の端部23bが、後述する4本の第2幅伸長抑制部27の中で最もウエスト開口部5側に位置する第2幅伸長抑制部271と接するまで、幅方向(X方向)外方に凸状に湾曲しながら延在している。本実施形態の側方領域2R側の第1側方伸長抑制部24は、中央伸長抑制部22を対称軸として、側方領域2L側の第1側方伸長抑制部23と左右対称に、股下部4側の端部24aが、幅伸長抑制部21の底角側の頂点21cと接し、第1側方伸長抑制部24のウエスト開口部5側の端部24bが、第2幅伸長抑制部271と接するまで、幅方向(X方向)外方に凸状に湾曲しながら形成されている。第1側方伸長抑制部24は、直線状、あるいは、幅方向(X方向)外方に凹状に湾曲するように形成されていても良いが、身体へのフィット性の観点から、幅方向(X方向)外方に凸状に湾曲しながら臀溝に沿うように形成されていることが好ましい。
第1側方伸長抑制部23の幅は、略均一であること、即ち、第1側方伸長抑制部23の股下部4側の端部23aの幅と、ウエスト開口部5側の端部23bの幅とが同じであることが好ましい。第1側方伸長抑制部23の股下部4側の端部23aの幅と、ウエスト開口部5側の端部23bの幅とが同じでない場合には、第1側方伸長抑制部23のウエスト開口部5側の端部23bの幅が、股下部4側の端部23aの幅より狭いことが好ましい。第1側方伸長抑制部23の幅が略均一である場合には、第1側方伸長抑制部23の幅は、中央伸長抑制部22の幅と同様に、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さの1/3未満の長さであることが好ましく、具体的には、5〜25mmであることが好ましい。ここで、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さとは、最も幅方向(X方向)の長さが長い位置での長さのことを意味する。また、第1側方伸長抑制部23の幅が略均一でない場合には、第1側方伸長抑制部23の幅は、股下部4側の端部23aからウエスト開口部5側の端部23bに向かって、徐々に狭くなっていることが好ましく、端部23aの幅が15〜25mmであることが好ましく、端部23bの幅が5〜10mmであることが好ましい。
本実施形態の側方領域2R側の第1側方伸長抑制部24の幅は、中央伸長抑制部22を対称軸に左右対称に形成される側方領域2L側の第1側方伸長抑制部23の幅と同様である。
中央伸長抑制部22、および一対の第1側方伸長抑制部23,24が幅伸長抑制部21と交わる部分において互いに接していない場合には、パッドホルダー1を履く際に引き上げる上方への力が、中央伸長抑制部22、および一対の第1側方伸長抑制部23,24を介して幅伸長抑制部21の幅方向中央部および左右両側部に確実に伝達され、幅伸長抑制部21が左右に傾くことなく均等に引き上がるので、併用される吸収性パッド7を、着用者の股間部に容易にフィット(密着)させることができる。
本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1に示すように、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる一対の第2側方伸長抑制部25,26を備えている。一対の第2側方伸長抑制部25,26は、図1に示すように、中央伸長抑制部22を対称軸として一対の第1側方伸長抑制部23,24より幅方向(X方向)の外方に配され、幅伸長抑制部21から後身頃2のウエスト領域2Uの左右両側部に向かって、それぞれの一部が着用時に着用者の上前腸骨棘81の上方に位置するように延びている。第2側方伸長抑制部25,26は、幅伸長抑制部21と交わる部分において互いに接しないことが好ましく、本実施形態においては、図1に示すように、一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれが、略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21の底角側の頂点21b,21c近傍から後身頃2のウエスト領域2Uの左右両側部に向かって延びている。なお、第2側方伸長抑制部25,26は前記頂点21b、21cから延びていてもよい。本実施形態の側方領域2L側の第2側方伸長抑制部25は、図1に示すように、幅伸長抑制部21から後身頃2のウエスト領域2Uの左右両側部に向かって、波状に形成されており、側方領域2R側の第2側方伸長抑制部26は、中央伸長抑制部22を対称軸として、側方領域2L側の第2側方伸長抑制部25と左右対称に、波状に形成されている。本実施形態においては、図5に示すように、パッドホルダー1は、着用時に前身頃3によって着用者の腸骨稜8,8が覆われるようになされており、一対の第2側方伸長抑制部25,26は、図2に示すように、それぞれの一部25c,26cが、着用時に着用者の上前腸骨棘81の上方(図2中の上側)に位置するように配されている。具体的には、第2側方伸長抑制部25,26は、後述する4本の第2幅伸長抑制部27の中で最もウエスト開口部5側に位置する第2幅伸長抑制部271の位置よりウエスト開口部5側(図1中の上側)に延出し、着用時に上前腸骨棘81の上方(図2中の上側)に位置する部位まで延出している。第2側方伸長抑制部25,26は、第2幅伸長抑制部271の位置から、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)に3cm以上延出していることが好ましく、5〜10cm延出していることがより好ましい。
尚、腸骨稜(ちょうこつりょう)(図6に符号8で示す部分)及び上前腸骨棘(図6に符号81で示す部分)は、共に解剖学の用語である。上前腸骨棘81は、図6に示すように、腸骨稜8の前方下部に位置する部分である。ここで、腸骨稜について説明すると、腸骨稜は、腸骨(ちょうこつ)が、寛骨臼(かんこつきゅう)の上部を作る腸骨体(ちょうこつたい)とそれより上方において扇状に拡がる腸骨翼(ちょうこつよく)とを有しており、その腸骨翼の上縁(図6に符号8で部分)に位置する部分のことである。
上前腸骨棘81及び腸骨稜8は、着用者の左右に一対存在する。
第2側方伸長抑制部25,26の幅は、略均一であることが好ましく、第1側方伸長抑制部23の幅、及び中央伸長抑制部22の幅と同様に、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さの1/3未満の長さであることが好ましく、具体的には、5〜25mmであることが好ましい。ここで、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さとは、最も幅方向(X方向)の長さが長い位置での長さのことを意味する。
本実施形態の後身頃2においては、一対の第2側方伸長抑制部25,26が、上述したように、幅伸長抑制部21から後身頃2のウエスト領域2Uの左右両側部に向かって延びている。ここで、左右両側部とは、図1に示すように、パッドホルダー1の後身頃2と前身頃3とにおける互いの肌対向面同士を面接させてパッドホルダー1を平面状の自然状態としたときの両側部のことを意味し、本実施形態の一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれは、前記左右両側部に生じる折曲線1a,1aに達するように延びている。尚、本実施形態においては、一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれが、折曲線1a,1aに達しているが、達していなくても良い。折曲線1a,1aに達していない場合には、折曲線1a,1aまでの最短距離が30mm以下、特に10mm以下であることが好ましい。
パッドホルダー1は、後身頃2において、図1に示すように、幅方向(X方向)の伸長性を抑制しうる、幅方向(X方向)に延びる第2幅伸長抑制部27を3〜8本有していることが好ましく、本実施形態においては、4本の第2幅伸長抑制部271,272,273,274を有している。4本の第2幅伸長抑制部271,272,273,274は、図1に示すように、本実施形態においては、ウエスト領域2Uを除く、腹部領域2M及び下腹部領域2Dに亘って、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)に略等間隔に間欠に配置されており、互いに並行となるように配置されている。第2幅伸長抑制部27の幅(図1のY方向の長さ)は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
パッドホルダー1に固定された吸収性パッド7が、着用中に第1側方伸長抑制部23,24の位置から幅方向(X方向)へ移動し難く安定すると共に、パッドホルダー1及び吸収性パッド7のよれが抑制され着用感が向上する観点から、複数本の第2幅伸長抑制部27が、一対の第1側方伸長抑制部23,24間に亘り配されることが好ましい。ここで、「一対の第1側方伸長抑制部23,24間に亘り配される」とは、第1側方伸長抑制部23,24と第2幅伸長抑制部27とが少なくとも一部で接するような状態に加え、10mm未満の離間も類似の作用を有しうることから含む。ただし、確実な効果を得るためには第1側方伸長抑制部23,24と第2幅伸長抑制部27とが交差していることが好ましい。
パッドホルダー1及び吸収性パッド7のよれが抑制され着用感が向上する観点から、複数本の第2幅伸長抑制部27のうち、少なくとも一つの隣り合う2本の縦方向(Y方向)距離が、幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)の長さよりも短いことが好ましく、全ての隣り合う2本の縦方向(Y方向)距離が、幅伸長抑制部21の横方向(X方向)の長さよりも短いことがより好ましい。隣り合う2本の縦方向(Y方向)距離とは、自然状態において、中央領域2Cにおける、隣り合う2本の第2幅伸長抑制部27同士の縦方向(Y方向)の最短距離をいう。
本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2において、図1に示すように、4本の第2幅伸長抑制部27のうちの最もウエスト開口部5寄りの第2幅伸長抑制部271が、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、中央伸長抑制部22と交差し、第1側方伸長抑制部23,24と接しており、第2側方伸長抑制部25,26と交差し、折曲線1a,1aに至るまで延出している。そして、第2幅伸長抑制部271より股下部4側の2本の第2幅伸長抑制部272,273それぞれが、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、中央伸長抑制部22、第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26とそれぞれ交差し、折曲線1a,1aに至るまで延出している。このようにすることで、パッドホルダー1の側部付近を手に掴んでパッドホルダー1を引き上げたときに、その力が、中央伸長抑制部22、第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26を介して、幅方向(X方向)に延びる第2幅伸長抑制部271,272,273に縦方向(Y方向)の引張力が効率よく伝達されるため、パッドホルダー1の全体を引き上げるのが一層容易であり、パッドホルダー1全体を適正位置にまで容易に引き上げることができる。尚、第2幅伸長抑制部271,272,273と折曲線1a,1aとが接するような状態に加え、10mm未満の離間も類似の作用を有しうることから含む。
本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2において、図1に示すように、4本の第2幅伸長抑制部27のうちの最も股下部4寄りの第2幅伸長抑制部274が、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、中央伸長抑制部22及び第1側方伸長抑制部23,24それぞれと交差し、第2側方伸長抑制部25,26と接するまで延出している。このようにすることで、大腿部での良好な着用感が得られると共に、活動時、特に歩行時の着用者の動きに対してパッドホルダー1が追従し易く、歩行時の抵抗、違和感が少なくなるので、動作性に優れる。尚、第2幅伸長抑制部274と折曲線1a,1aとが接するような状態に加え、10mm未満の離間も類似の作用を有しうることから含む。
次に、本実施形態のパッドホルダー1の前身頃3について説明する。
本実施形態のパッドホルダー1は、前身頃3においては、図3に示すように、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる一対の第3側方伸長抑制部31,32を備えている。本実施形態の一対の第3側方伸長抑制部31,32は、図3に示すように、下腹部領域3Dの幅方向中央領域3Cから前身頃3のウエスト領域3Uの左右両側部に亘ってそれぞれ延びている。一対の第3側方伸長抑制部31,32は、接合部4において互いに接しないことが好ましい。一対の第3側方伸長抑制部31,32は、図3に示すように、股下部4側の端部31a,32aそれぞれが、幅方向中央領域3Cより中心線CL寄りの、一対のレッグ開口部6,6間の領域41まで入り込んで接合部42に達するように延びており、ウエスト開口部5側の端部31b,32bそれぞれが、最もウエスト開口部5寄りの後述する第3幅伸長抑制部331の位置よりウエスト開口部5側(上側)に延出し、パッドホルダー1を平面状の自然状態としたときの左右両側部に生じる折曲線1a,1aに達するように延びている。図3に示すように、第3側方伸長抑制部31、32それぞれは、略円弧状に形成されており、第3側方伸長抑制部31と第3側方伸長抑制部32とは、中心線CLを対称軸に、左右対称に形成されている。本実施形態のパッドホルダー1においては、後身頃2の第2側方伸長抑制部25,26と前身頃3の第3側方伸長抑制部31,32が、着用者の側部に配される部位で連接されている(図5参照)。第3側方伸長抑制部31,32の幅(図1のX方向の長さ)は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
本実施形態のパッドホルダー1は、前身頃3においては、図3に示すように、幅方向(X方向)の伸長性を抑制しうる、幅方向(X方向)に延びる第3幅伸長抑制部33を3〜8本有していることが好ましく、本実施形態においては、4本の第3幅伸長抑制部331,332,333,334を有している。4本の第3幅伸長抑制部331,332,333,334は、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)に間欠に配置されている。4本の第3幅伸長抑制部33のうちの最もウエスト開口部5寄りの第3幅伸長抑制部331は、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、第3側方伸長抑制部31,32と交差し、折曲線1a,1aに至るまで延出し、前身頃3の第2幅伸長抑制部271と、着用者の側部に配される部位で連接されている(図5参照)。そして、第3幅伸長抑制部331より股下部4側の2本の第3幅伸長抑制部332,333それぞれは、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、第3側方伸長抑制部31,32とそれぞれに交差し、折曲線1a,1aに至るまで延出し、前身頃3の第2幅伸長抑制部272,273それぞれと、着用者の側部に配される部位で連接されている(図5参照)。第3幅伸長抑制部33の幅(図1のY方向の長さ)は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
本実施形態のパッドホルダー1は、前身頃3において、図3に示すように、4本の第3幅伸長抑制部33のうちの最も股下部4寄りの第3幅伸長抑制部334が、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、第3側方伸長抑制部31,32と接するまで延出している。前身頃3においては、後身頃2の幅伸長抑制部21に相当する抑制部が配されておらず、前身頃3の股間部4には、第3幅伸長抑制部334、一対の第3側方伸長抑制部31,32、及び接合部42で囲まれた伸長領域が形成されている。このような伸長領域が、前身頃3における股下部4に形成されているため、併用される吸収性パッド7が吸液膨潤した際の肌への過度の圧接を抑制できる。特に伸長領域を股下部4の排尿部近傍(特に女性)に配置したことにより、吸液後の吸収性パッド7からの液戻りを低減し、肌刺激の低減、尿路感染リスクの低減を図っている。
後身頃2における中央伸長抑制部22(後身頃2における一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32も同様)は、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)における最大伸長率が、後身頃2の中央伸長抑制部22を挟んだ両側の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分、または、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)において特定荷重を加えたときの伸長率が後身頃2における中央伸長抑制部22を挟んだ両側の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分である。尚、着脱性や着用感の点からは前者であることが好ましい。
後身頃2における幅伸長抑制部21(後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33も同様)は、パッドホルダー1の幅方向(X方向)における最大伸長率が、後身頃2における幅伸長抑制部21を挟んだ両側(上下)の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分、または、パッドホルダー1の幅方向(X方向)において特定荷重を加えたときの伸長率が後身頃2における幅伸長抑制部21を挟む両側(上下)の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分である。
最大伸長率とは、それ以上伸ばせない長さ(材破する直前の長さ)まで伸長したときの伸長率であり、最大伸長率は、下記式(1)で求められる。
最大伸長率(%)={(伸長後の長さ−伸長前の長さ)/伸長前の長さ}×100%・・・(1)
後身頃2における中央伸長抑制部22の縦方向の最大伸長率は、180%未満であることが好ましく、20〜150%がより好ましく、40〜120%が更に好ましい。後身頃2における一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32も同様である。
後身頃2における、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26以外の縦方向高伸長性部分、例えば中央伸長抑制部22を挟んでその両側に位置する縦方向高伸長性の部分それぞれの最大伸長率(Y方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や着用感の点から、120%以上、特に125%以上、更には150%以上、殊更180%以上であることが好ましく、また、中央伸長抑制部22の最大伸長率との差が、30%以上、特に50〜150%であることが好ましい。前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32以外の高伸長性部分も同様である。
後身頃2における幅伸長抑制部21の幅方向の最大伸長率は、200%未満であることが好ましく、50〜180%がより好ましく、70〜160%が更に好ましい。後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33も同様である。
後身頃2における幅伸長抑制部21及び第2幅伸長抑制部27以外の幅方向高伸長性部分、例えば、幅伸長抑制部21を挟んでその上下に位置する幅方向高伸長性の部分何れかの最大伸長率(X方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や着用感、吸収パッドの保持性の点から、160%以上、特に180%以上、殊更200%以上であることが好ましく、また、幅伸長抑制部21の最大伸長率との差が、20%以上、特に30〜130%であることが好ましい。後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33以外の高伸長性部分も同様である。
また、パッドホルダー1は、自然状態において総面積(後身頃2及び前身頃3の総面積)の50%以上、より好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上が、後身頃2における、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26、並びに前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32よりも縦方向伸長性が高い部分、即ち、最大伸長率がより大きい部分となっていることが、パッドホルダーの着脱容易性や着用感の点から好ましい。
後身頃2における、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26、並びに前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32の総面積は3%以上50%未満、特に5%以上30%未満であることが着用感、着用操作時の引き上げ性、吸収性パッドの安定したホールド性の観点等から好ましい。
後身頃2における中央伸長抑制部22の縦方向の最大伸長率は、中央伸長抑制部22を、パッドホルダー1の縦方向(Y方向)に伸長させて測定する。後身頃2における一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32も同様である。
後身頃2における幅伸長抑制部21の幅方向の最大伸長率は、幅伸長抑制部21を、パッドホルダー1の幅方向(X方向)に伸長させて測定する。後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33も同様である。
他方、後身頃2における、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26以外の縦方向高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの縦方向(Y方向)に伸長させて測定する。前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32以外の縦方向高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)の測定も同様である。
後身頃2における、幅伸長抑制部21、及び第2幅伸長抑制部27以外の幅方向高伸長性部分の最大伸長率(X方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの幅方向(X方向)に伸長させて測定する。前身頃3における第3幅伸長抑制部33以外の幅方向高伸長性部分の最大伸長率(X方向)の測定も同様である。
〔中央伸長抑制部22等の縦方向の最大伸長率測定方法〕
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その縦方向(Y方向)に100mm、幅方向(X方向)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(Y方向相当)中央に少なくとも60mmの範囲に亘って中央伸長抑制部22が含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調整方法は60mmの範囲全長に亘り連続して中央伸長抑制部22が配置されていることを前提としているが、中央伸長抑制部22が、その一部で分断されて断続的に縦方向高伸長性部分を含んでいる場合もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(Y方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。このとき、上下のチャックのいずれにおいても中央伸長抑制部22が挟まれていることを確認する。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。
ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のように測定用サンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
中央伸長抑制部22以外の、後身頃2における一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32の縦方向高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)の測定方法は、上記に準じる。但し、測定用サンプルを切り出す際には、測定用サンプル中に可能な限り、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうるその他の抑制部を含まないようにする。ただし、測定用サンプル中に、後身頃2における幅伸長抑制部21、後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33を一部含んでもよい。
〔幅伸長抑制部21の幅方向の最大伸長率測定方法〕
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その幅方向(X方向)に100mm、長手方向(Y方向相当)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(X方向相当)に、幅伸長抑制部21が、少なくとも60mmの範囲に亘って含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調製方法では、60mmの範囲全長に亘り連続して幅伸長抑制部21が配置されていることを前提としているが、幅伸長抑制部21がその一部で分断されて幅方向高伸長性部分を含んでいる形態もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(X方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。
ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のようにサンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
幅伸長抑制部21以外の、後身頃2における第2幅伸長抑制部27及び前身頃3における第3幅伸長抑制部33の幅方向高伸長性部分の最大伸長率(幅方向)の測定方法は、上記に準じる。但し、測定用サンプルを切り出す際には、測定用サンプル中に他の幅伸長抑制部を含まないようにする。ただし、測定用サンプル中に、後身頃2における中央伸長抑制部、一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32を一部含んでもよい。
また、中央伸長抑制部22が「パッドホルダー1の縦方向(Y方向)において特定荷重を加えたときの伸長率が後身頃2における中央伸長抑制部22を挟んだ両側の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている」とは、通常の着用状態において排泄物がパッドに保持された状態を想定し、3N加重時の伸長率で対比したときに伸長率が小さいことを意味する。測定用サンプルの準備方法及び測定方法は、加重値以外については上記縦方向の最大伸長率の測定方法に準じて行う。後身頃2における一対の第1側方伸長抑制部23,24、第2側方伸長抑制部25,26、及び前身頃2における第3側方伸長抑制部31,32も同様である。
また、幅伸長抑制部21が「パッドホルダー1の幅方向(X方向)において特定荷重を加えたときの伸長率が後身頃2における幅伸長抑制部21を挟む両側(上下)の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている」とは、通常の着用状態において排泄物がパッドに保持された状態を想定し、3N加重時の伸長率で対比したときに伸長率が小さいことを意味する。測定用サンプルの準備方法及び測定方法は、加重値以外については上記幅方向の最大伸長率の測定方法に準じて行う。後身頃2における第2幅伸長抑制部27、前身頃3における第3幅伸長抑制部33も同様である。
次に上述した本発明の実施形態のパッドホルダー1を使用した際の作用効果について説明する。
本実施形態のパッドホルダー1は、図1〜図2に示すように、幅方向(X方向)の伸長性を抑制しうる幅伸長抑制部21を有し、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる中央伸長抑制部22が、中心線CLに沿って幅伸長抑制部21からウエスト開口部5に向かって延びており、中央伸長抑制部22以外にも、縦方向(Y方向)の伸長性を抑制しうる一対の第1側方伸長抑制部23,24が、幅伸長抑制部21からウエスト開口部5に向かって左右対称に延びている。その為、パッドホルダー1を履く際の引き上げ時に、幅伸長抑制部21が左右に傾くことなく均等に引き上がるので、併用される吸収性パッド7を、着用者の股間部に容易にフィット(密着)させることができ、着用する際の脱着性や着用感にも優れている。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、中央伸長抑制部22が第2幅伸長抑制部271の位置よりウエスト開口部5側(図1中の上側)に延出しており、一対の第1側方伸長抑制部23,24が第2幅伸長抑制部271と接するまで延出しており、中央伸長抑制部22の方が一対の第1側方伸長抑制部23,24よりもウエスト開口部5側(図1中の上側)に延出している。その為、パッドホルダー1を履く際の引き上げ力を幅伸長抑制部21の幅方向(X方向)中央付近に効率よく伝達することができる。本実施形態のパッドホルダー1においては、図1〜図2に示すように、ウエスト開口弾性部51と、中央伸長抑制部22及び一対の第1側方伸長抑制部23,24とが間隔を置いて配されており、ウエスト開口弾性部51と、中央伸長抑制部22及び一対の第1側方伸長抑制部23,24との間それぞれに、中央伸長抑制部22及び一対の第1側方伸長抑制部23,24よりも伸長性の高い領域が存在している。その為、姿勢変化時に皮膚の動きの大きい幅方向中央領域2Cにおける縦方向(Y方向)の伸長を阻害し難く、パッドホルダー1が皮膚の動きに追従し易い。また、本実施形態のパッドホルダー1においては、図1〜図2に示すように、中央伸長抑制部22が中心線CLに沿って直線状に延びており、一対の第1側方伸長抑制部23,24が幅方向(X方向)外方に凸状に湾曲しながら延びているので、着用者の身体形状にフィットし易い。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、股下部4の接合部42と幅伸長抑制部21とが接しているので、パッドホルダー1を履く際の引き上げ時に、股下最下端の引き上げ性に優れており、着用時の股下部でのフィット性が更に向上する。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、一対の第2側方伸長抑制部25,26が中央伸長抑制部21を対称軸として一対の第1側方伸長抑制部23,24より外方に配されているので、着用時の股下部でのフィット性が更に向上する。尚、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、一対の第2側方伸長抑制部25,26及び一対の第1側方伸長抑制部23,24それぞれが、図1〜図2に示すように、幅伸長抑制部21の底角側の頂点21b,21c近傍の同じ位置から延びているが、着用時の股下部でのフィット性の観点及びパッドホルダー1のズレ落ちの観点からは同じ位置でなくてもよい。また、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、一対の第2側方伸長抑制部25,26が第2幅伸長抑制部271とウエスト開口部5との間の位置まで延出しており、ウエスト開口弾性部51と、第2側方伸長抑制部25,26との間それぞれに、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び一対の第2側方伸長抑制部25,26よりも伸長性の高い領域が存在している。その為、姿勢変化時に皮膚の動きの大きい幅方向中央領域2Cにおける縦方向(Y方向)の伸長を阻害し難く、パッドホルダー1が皮膚の動きに追従し易い。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、後身頃2においては、図1〜図2に示すように、中央伸長抑制部22、一対の第1側方伸長抑制部23,24、及び一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれの前記ウエスト開口部側の端部の幅は、前記股下部側の端部の幅と同じであるので、パッドホルダー1の腹部領域2Mでのパッドホルダー1の幅方向(X方向)の伸縮性を阻害し難く、フィット性に優れる。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、図1に示すように、幅伸長抑制部21が平面視して略二等辺三角形状であるので、パッドホルダー1を履く際の引き上げ力が幅伸長抑制部21全体に伝達され易い。また、本実施形態のパッドホルダー1は、図1に示すように、中央伸長抑制部22が略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21の頂点21a近傍から、一対の第1側方伸長抑制部23,24及び一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれが、頂点21b,21c近傍から延びており、パッドホルダー1を履く際の引き上げ力が集中せず分散されるので、伸縮性シートの破れやほつれを防止することができる。また、本実施形態のパッドホルダー1は、図1に示すように、一対の第1側方伸長抑制部23,24及び一対の第2側方伸長抑制部25,26それぞれが、略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21の底角側の頂点21b,21c近傍から延びているので、パッドホルダー1を履く際の引き上げ力により、略二等辺三角形状の幅伸長抑制部21の頂点21b,21cを幅方向(X方向)外方に引っ張ることができ、股下部4の弛みを防止することができる。
伸縮性シートの破れやほつれを防止し、かつ股下部4の弛みを防止する観点から、幅伸長抑制部21の頂点21bと21cを結んだ線と、幅伸長抑制部21の頂点21aと幅伸長抑制部21の頂点21b(21c)を結んだ線の成す角度が30〜60°であることが好ましい。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、図2に示すように、着用時に、着用者の腸骨稜8の少なくとも一部の上下を、第2側方伸長抑制部25,26に連接された第3側方伸長抑制部31,32の第2幅伸長抑制部271より上方に延出した延出部分と、第2幅伸長抑制部271とで挟むことができるようになっている。そのため、吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちをより効果的に防止することができる。
また、本実施形態のパッドホルダー1は、図2,図4に示すように、複数本の第2幅伸長抑制部27が縦方向(Y方向)に間欠的に配され、複数本の第3幅伸長抑制部33が縦方向(Y方向)に間欠的に配されており、第2幅伸長抑制部271,272,273それぞれが第3幅伸長抑制部331,332,333それぞれと着用者の側部に配される部位で連接されている。そのため、吸収性パッド7の長手方向の位置を容易に合わせることができ、吸収性パッド7の安定的な固定と良好な着用感を得ることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に制限されない。
例えば、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、ボクサーブリーフ型であるが、トランクス型やブリーフ型でもよい。また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、幅伸長抑制部21が幅方向中央領域2Cより中心線CL寄りの、一対のレッグ開口部6,6間の領域41に配されているが、下腹部領域2Dの幅方向中央領域2Cに配されていればよい。また、また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、接合部42の少なくとも一部と、幅伸長抑制部21とが接しているが、接していなくてもよい。また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、一対の第1側方伸長抑制部23,24が、幅方向(X方向)外方に凸状に湾曲しながら形成されているが、中央伸長抑制部22を対称軸として幅伸長抑制部21からウエスト開口部5に向かって左右対称に延びていればよい。また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、中央伸長抑制部22が第1側方伸長抑制部23,24よりウエスト開口部5側に長く延在しているが、長くなくてもよい。
また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、後身頃2に、一対の第2側方伸長抑制部25,26を有しているが、有しなくてもよい。また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、後身頃2に、幅方向(X方向)に延びる第2幅伸長抑制部27を複数本有しているが、有しなくてもよい。
また、上述したパッドホルダー1においては、図3に示すように、前身頃3に、第3側方伸長抑制部31,32及び複数本の第3幅伸長抑制部33を有しているが、有しなくてもよい。
また、上述したパッドホルダー1においては、図1に示すように、後身頃2に、幅伸長抑制部21、中央伸長抑制部22、第1側方伸長抑制部23,24、及び第2側方伸長抑制部25,26を有し、前身頃3に、第3側方伸長抑制部31,32及び第3幅伸長抑制部33を有し、それぞれ連続的に延びているが、連続的に延びている必要はなく、その一部で分断されて高伸長性部分を一部に含んでいる場合、たとえば、伸長抑制部と高伸長性部分が交互に配列していてもよい。
1 パッドホルダー
1a 折曲線
2 前身頃
2U ウエスト領域
2M 腹部領域
2D 下腹部領域
2C 幅方向中央領域
2R 右側に位置する側方領域
2L 左側に位置する側方領域
21 幅伸長抑制部
21a 頂角側の頂点、21b,21c 底角側の頂点、21d 底辺
22 中央伸長抑制部
23,24 第1側方伸長抑制部
25,26 第2側方伸長抑制部
25c,26c 第2側方伸長抑制部の一部
27 第2幅伸長抑制部
3 後身頃
3U ウエスト領域
3M 腹部領域
3D 下腹部領域
3C 幅方向中央領域
3R 右側に位置する側方領域
3L 左側に位置する側方領域
31,32 第3側方伸長抑制部
33 第3幅伸長抑制部
4 股下部
41 一対のレッグ開口部間の領域
42 接合部
5 ウエスト開口部
51 ウエスト開口弾性部
6 レッグ開口部
61 レッグ開口弾性部材
7 吸収性パッド
8 腸骨稜
81 上前腸骨棘

Claims (5)

  1. ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部と、着用者の股間部に対応する股下部とを有し、該ウエスト開口部から該股下部に向かう方向である縦方向と、該縦方向と直交する方向である幅方向とを有しており、前記股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであって、
    前記縦方向に伸長性を有し、前記幅方向に伸縮性を有しており、
    前記幅方向の伸長性を抑制しうる幅伸長抑制部が、後身頃における股上長を3分割したときに最も前記股下部側に位置する下腹部領域の幅方向中央領域に幅方向に延在しており、
    前記縦方向の伸長性を抑制しうる中央伸長抑制部が、前記パッドホルダーを幅方向に二等分する中心線に沿って前記幅伸長抑制部から前記ウエスト開口部に向かって延びており、
    前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の第1側方伸長抑制部が、前記中央伸長抑制部を対称軸として前記幅伸長抑制部から前記ウエスト開口部に向かって左右対称に延びているパッドホルダー。
  2. 前記パッドホルダーの前身頃及び後身頃は、前記股下部において互いに接合されており、接合により形成された接合部の少なくとも一部と前記幅伸長抑制部とが接している請求項1記載のパッドホルダー。
  3. 前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の第2側方伸長抑制部を備えており、
    一対の前記第2側方伸長抑制部は、前記中央伸長抑制部を対称軸として一対の前記第1側方伸長抑制部より外方に配され、前記幅伸長抑制部から後身頃ウエスト領域の左右両側部に向かって、それぞれの一部が着用時に着用者の上前腸骨棘の上方に位置するように延びている請求項1又は2に記載のパッドホルダー。
  4. 前記中央伸長抑制部、及び一対の前記第1側方伸長抑制部それぞれの前記ウエスト開口部側の端部の幅は、前記股下部側の端部の幅と同じか又は狭い請求項1〜3の何れかに記載のパッドホルダー。
  5. 前記幅伸長抑制部は、平面視して略二等辺三角形状であり、その頂角側の頂点が前記中心線上に配され、その底辺が前記股下部側に配されており、
    前記中央伸長抑制部が前記頂角側の頂点又はその近傍から延びており、一対の前記第1側方伸長抑制部それぞれが略二等辺三角形状の底角側の頂点又はその近傍から延びている請求項1〜4の何れかに記載のパッドホルダー。
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