JP2006043067A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の使い捨ておむつ1は、吸収体4の長手方向の側縁に切込部44が形成されており、切込部44と重なるように弾性部材63が配設されている。切込部44は弾性部材63によって閉鎖される。切込部44は、好ましくは後身頃に形成されており、吸収体4の長手方向の両端縁のうちの近い方に向かって延びるように形成されている。
【選択図】 図1
Description
図1〜3に示す使い捨ておむつ1は、成人用のパンツ型おむつであり、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び液保持性の吸収体4を備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側領域A、背側に配される背側領域B及びこれらの間に位置する股下領域Cを有し、腹側領域Aの両側縁部A1,A1と背側領域Bの両側縁部B1,B1とがヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により接合されて、一対のサイド接合部23,23、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。
第2の切込部45は、腹側股下部CAに形成されており、その一端部は、腹側股下部CAにおける側縁41に開口し、該切込部45の他端部は、腹側領域Aに存する吸収体4の長手方向端縁43の方向に向かって延びている。
第2の切込部45の長さは、不規則なシワの発生を防止しつつ、吸収体4を、脚周りないし下腹部の肌面形状に沿った曲面形状に変形させる観点から10〜100mmであることが好ましく、より好ましくは15〜50mmである。
第1の切込部44の長さLは以下の方法で測定する。切込部44により形成された開口部44aに接線44Aを引く。接線44A上で、かつ2接点44A'、44A''からの距離が等しくなる点を中点44A'''とする。中点44A'''と切込部44により形成された先端部44bとを結んだ距離を切込部44の長さLとする(図4参照)。第2の切込部45の長さについても同様である。なお、開口部44a付近の形状によって複数の接線が引ける場合には、2接点間の距離が最も短くなる接線を用いて長さLを測定する。
第2の切込部45は、不規則なシワの発生を防止しつつ、吸収体4を、脚周りないし下腹部の肌面形状に沿った曲面形状に変形させる観点から、その長手方向中心線44cと、吸収体4の長手方向中心線46とのなす角度のうち鋭角の角度θ1〔図4参照〕が、5〜30°であることが好ましく、より好ましくは10〜25°である。臀部と腹部の形状の違いを考慮すると、吸収体のフィット性向上、装着感向上の観点から、第1の切込部の前記角度θ1の値が第2の切込部の前記角度θ1の値よりも大きいことが好ましい。
第1の切込部44は、不規則なシワの発生を防止しつつ、吸収体4を、脚周りないし臀部の肌面形状に沿った曲面形状に変形させる観点から、開口部44a側の開口幅W(図4参照)が20〜120mmであることが好ましく、より好ましくは30〜80mmである。開口部44a側の開口幅W(図4参照)とは、開口部44aに引いた接線44A上の2接点44A’、44A”間の最短距離をいう。第2の切込部45についても同様である。
詳細には、図2及び図4に示すように、第1の切込部44を閉鎖させるための弾性部材63が第1の切込部44と交差するように配されており、また、第2の切込部45を閉鎖させるための弾性部材64が、第2の切込部45と交差するように配されている。交差とは直接交わる場合以外に、他の部材が介在し、間接的に交わる場合も含む。
「切込部が閉じるように」とは、自然状態で、完全あるいはほぼ完全に閉じる場合に限られず、側縁間の距離が短くなる場合も含まれる。
切込部閉鎖用の弾性部材64を配することにより、不規則なシワの発生を防止しつつ、吸収体4を、脚周りないし下腹部の肌面形状に沿った曲面形状に変形させることができ、優れた装着感が得られる。
吸収体を肌に密着させるという吸収体のフィット性の観点、及び、ゴム接着用接着剤の肌当接面への染み出しによる肌トラブルの防止の観点から、弾性部材63,64は、おむつの厚み方向において、吸収体4よりも外側(非肌当接面側)に配されていることが好ましい。本実施形態における弾性部材63,64は、外装体20を構成する両シート21,22間に、接着剤を介して伸張状態で固定されており、また、弾性部材63,64は、それぞれ、複数本配されていることが好ましく、2本〜8本がより好ましく、2本〜5本が更に好ましい。図示の例においては、弾性部材63,64がそれぞれ2本略平行に配されているが、一本又は3本以上を配することもできる。
弾性部材63を、このように配することで、おむつの臀部に対するフィット性を向上させることができ、特に着用者の起立時に着用者の臀部から腰にかけて生じ易い、おむつの弛みを防止でき、装着感及び外観を一層向上させることができる。
尚、弾性部材63,64は、上述したウエスト弾性部材51、レッグ弾性部材61,62及び胴回り弾性部材71とは別に設けられている。また、弾性部材63の他端部63bは、背側股下部CBに位置している。
ウエスト回り領域D及び胴回り領域Eは、それぞれ、前身頃及び後身頃の双方において弾性伸縮性を有することが、活動時に発生したシワが、着用時の肌に擦れて不快の原因になることを防止する観点から好ましい。
(1)胴回り領域Eは、おむつの幅方向に荷重10Nとなるまで伸張させた後、荷重10N時の長さと自然長との中間の長さまで収縮させた時点の荷重(以下、胴回り荷重ともいう)が0.5〜2.0Nである。
(2)ウエスト回り領域Dは、おむつの幅方向に荷重10Nとなるまで伸張させた後、荷重10N時の長さと自然長との中間の長さまで収縮させた時点の荷重(以下、ウエスト回り荷重ともいう)が3.0〜5.0Nである。
(3)ウエスト回り荷重(a)に対する前記胴回り荷重(b)の比(b/a)が0.50以下である。
(4)一対のレッグ開口部6,6間に位置する領域P2(図5参照;後述)の面積が150〜300cm2である。
パンツ型おむつにおいて、上記要件(1)〜(4)を満たすことにより、おむつのズレ落ちを防止しつつ、胴回り荷重を低めに設定することができ、それにより、胴回りの締め付け過ぎを防止して装着感の一層の向上を図ることができる。しかも単に胴回り荷重を低めに設定する以上のゆったり感を胴回りから下腹部にかけての範囲に持たせることができることができ、切込部及び切込部閉鎖用の弾性部材により吸収体のシワによる違和感が防止されることとも相俟って、おむつ全体としての装着感が向上する。
〔上記要件(1)について〕
胴回り荷重を0.5N以上にすることで、着用時にお腹回りに発生したシワが、活動時にズボン等の重ねて着用される衣類により着用者の肌に擦れて不快の原因となることを防止でき、2.0N以下とすることで、お腹回りの締め付け力を低減して、着用者(特に高齢者)にゆったりとした快適な装着感を与えることができる。ズレ落ちの発生やシワによる不快感の発生を防止しつつ、着用者にゆったりとした快適な装着感を一層向上させる観点から、胴回り荷重は0.5〜1.3Nであることがより好ましい。
ウエスト回り荷重を3.0N以上とすると共に前記荷重比(b/a)を0.5以下とすることにより、胴回り荷重を低減させることによるズレ落ち防止力の低下をウエスト回り荷重の締め付け力で充分に補うことができ、活動時におむつのズレ落ちが生じにくくなる。また、ウエスト回り荷重を5.0N以下とすることにより、必要以上に着用者のウエスト回りを締め付けることがなくなり、過度の締め付けにより苦しさを感じたり、血行が妨げられる等の不都合が生じにくくなる。ズレ落ちの発生を防止しつつ、ゆったりとした良好な装着感を得る観点から、ウエスト回り荷重は3.5〜4.5Nであることがより好ましい。
前記領域P2の面積を上記特定の範囲とすることにより、胴回り荷重を上記の範囲に設定する以上に、着用者の胴回りから下腹部にかけての範囲にゆったり感を持たせることができる。この効果は、加齢に伴って腹部が著しく増大した高齢者、特に高齢女性について顕著である。前記領域P2の面積は300〜700cm2であることがより好ましく、特に好ましくは400〜600cm2である。領域P2の面積を150cm2 以上、特に300cm2にすることにより、吸収体の配置面積を充分にとることができ、また、下腹部の過度の露出を防止して高齢者の嗜好に適合させることができる。
おむつから胴回り領域Eを、腹側領域Aと背側領域Bとが連結されたリング状の状態のまま切り取り、これをサンプルとする。このサンプルを、水平な面上に、背側領域の外面が、該水平な面に当接するように載置し、かつ、押え付け、自然に収縮した状態における該サンプルの両端部間(左右のサイド接合部23同士間)の長さを測定して自然長とする。自然長は、サンプルの上縁部と下縁部との間を2等分する中央線に沿って測定する。
そして、テンシロン引っ張り試験機〔(株)オリエンテック社製、「RTC−1150A」〕のチャック間に固定し、更に、チャック間を10mm縮めてサンプルを弛ませ、その時の荷重をゼロとする。その後速度300mm/minで、おむつ幅方向と同じ方向に荷重が10Nとなるまで伸張させ、次いで、チャックの移動方向を逆にして同じ速度で荷重ゼロとなるまで収縮させる。
そして、荷重10Nとなるまで伸張させたときのサンプル長を強伸張時長とし、収縮(戻り)過程における、該強伸張時長と前記自然長との中間の長さ〔(強伸張時長−自然長)/2〕となった時点の荷重を、胴回り荷重とする。
おむつからウエスト回り領域Dを、腹側領域Aと背側領域Bとが連結されたリング状の状態のまま切り取り、これをサンプルとする以外は、上述した胴回り荷重の測定方法と同様にして測定する。
前記比(c/d)を0.30以上とすることにより、装着感が一層確実に向上し、前記比(c/d)を0.75以下とすることにより、吸収体の配置面積を充分確保することができ、また、下腹部の露出の程度が小さくなり高齢者の嗜好に適合させることもできる。更に、0.30〜0.75の範囲内とすることで、レッグ開口部に対する脚の挿通性を向上させることもできる。
また、同様の観点から、両レッグ開口部6,6間の最小幅W1(図5参照)の値は100〜200mm、特に120〜180mmであることが好ましい。
斯かる構成により、装着感を一層確実に向上させることができる。尚、前記幅が最小値を示す部位66,66が、おむつ長手方向に幅を有し領域として存在する場合、その幅を2等分する線(おむつ幅方向に延びる線)までの距離を、おむつ幅方向に延びる中心線CLからの離間距離L1とする。
尚、胴回り領域E及びウエスト回り領域Dそれぞれの自然長は、おむつから上述した胴回り荷重又はウエスト回り荷重の測定方法と同様にして各領域をそれぞれ切り出し、各サンプルについて、その上縁部と下縁部との間を2等分する中央線に沿って自然長を測定する。
本発明の使い捨ておむつは、成人用のパンツ型おむつ、特に高齢者用に適しているが、幼児用のパンツ型おむつに適用することもできる。幼児用のおむつの場合には、ウエスト回り領域Dは、ウエスト開口部の開口周縁端から30mm下方までの領域とする。更に、いわゆるテープ止めタイプのおむつに適用することもできる。
第2の切込部(切込部)は、省略可能である。ノッチ閉鎖用の弾性部材63,64は、吸収体の側縁側のノッチの端部近傍に、該ノッチと交差しないように配されていても良い。
外装体形成用の外層及び内層シートとして何れも不織布を用いて、上記実施形態のおむつ1と同様の構成を有するおむつを製造した。
製造したおむつについて、切込部の有無、切込部の位置、切込部閉鎖用弾性部材の構成、切込部閉鎖用弾性部材と切込部の交差角度、ウエスト回り荷重、胴回り荷重、一対のレッグ開口部間の幅W1の最小値、該最小値を示す部位のおむつ下端部からの離間距離(腹側方向への離間距離)L1、前記領域P1の面積c(左右の平均値,左右各別の値もほぼ同じ)、前記領域P2の面積d、前記比(c/d)等を測定して表1に示した。
切込部の有無、切込部の位置、切込部閉鎖用弾性部材の構成、切込部閉鎖用弾性部材と切込部の交差角度、胴回り荷重、一対のレッグ開口部間の幅W1の最小値、該最小値を示す部位のおむつ下端部からの離間距離(腹側方向への離間距離)L1、及び前記領域P1の面積c(左右の平均値,左右各別の値もほぼ同じ)、前記領域P2の面積d、前記比(c/d)が表1に示す通りである使い捨ておむつを製造した。
比較例2は、前身頃及び後身頃において切込部が配設されていないことのみが実施例1との違いであり、それ以外は実施例1と同様の構成を有する使い捨ておむつである。
比較例3は、前身頃及び後身頃において切込部及び切込部閉鎖用弾性部材が配設されていないことのみが実施例1との違いであり、それ以外は実施例1と同様の構成を有する使い捨ておむつである。
比較例4は、胴回り荷重、一対のレッグ開口部間の幅W1の最小値、該最小値を示す部位のおむつ下端部からの離間距離(腹側方向への離間距離)L1、及び前記領域P1の面積c(左右の平均値,左右各別の値もほぼ同じ)、前記領域P2の面積d、前記比(c/d)が実施例1と異なる以外は、実施例1と同様の構成を有する使い捨ておむつである。
1、装着感(吸収体の肌へのフィット性)
各おむつを、形態的に高齢女性の腰部を模してある腰部モデルに、ウエスト開口周縁端(上端縁)の位置がウエスト(胴の最も細い位置での周長線上)に位置するように装着した。
また、予め、前記腰部モデルの肌表面上で、かつ、おむつ装着時に吸収体の切込部が当接する位置に、装着圧測定装置((株)エイエムアイ・テクノ製の接触圧測定器(AMI3037−2))に接続された受圧センサ(φ=15mmのエアパック)を配置し、固定する。
脱着を3回繰り返し計3回の測定を行ない、前身頃及び後身頃のそれぞれにおける装着圧の平均値を、前身頃の吸収体装着圧、及び後身頃の吸収体装着圧とした。結果を表1に示した。
後身頃において、「前記腰部モデルの肌表面上で、かつ、おむつ装着時に吸収体の切込部が当接する位置」とは、ヒップ囲を形成する線上にあり、かつ背側正中線から前記線に沿って60mm離れた位置をいう。
「ヒップ囲」とは、臀部突出点の高さでの水平周長をいう。
「ウエスト幅」とは、胴の最も細い位置の高さで左右体側間の水平距離をいう。
「ヒップ幅」とは、臀部の左右最外突出部間の水平距離をいう。
「臀部厚径」とは、臀部突出点から体幹前縁までの水平距離をいう。
「大腿囲」とは、臀溝より下の位置で大腿が最も太い部位の水平周長をいう。
「股下−前ウエスト間距離」とは、股の最上位にセルロイド版を水平に挟み、前ウエスト点からセルロイド版上面までの垂直距離をいう。
(「前ウエスト点」とは、ウエスト囲を形成する線と腹側正中線とが交差する点をいう)
「股下−後ウエスト間距離」とは、股の最上位にセルロイド版を水平に挟み、後ウエスト点からセルロイド版上面までの垂直距離をいう(「後ウエスト点」とは、ウエスト囲を形成する線と背側正中線とが交差する点をいう)。
「股下−臀部突出点間距離」とは、股の最上位にセルロイド版を水平に挟み、臀部突出点からセルロイド版上面までの垂直距離をいう。
「股上前後長」とは、メジャーを股にくぐらせて測った前後ウエスト点間の長さをいう。
また、前記腰部モデルの形状は左右対称となっている。
各おむつを、立位で両脚を前後させる歩行運動が可能であり、形態的に成人女性の腰部を模してある可動式の腰部モデル(各部寸法は前述)に、ウエスト開口周縁端(上端縁)の位置がウエスト(胴の最も細い位置での周長線上)に位置するように装着した。その状態で100歩/分の歩行速度で5分間歩行運動をさせ、運動後に150ccの人口尿を注入して更に5分間歩行させ、その後更に150ccの人口尿を注入して5分間歩行させ、その歩行運動後に、ウエスト開口周縁端(上端縁)の位置が元の位置からズレた距離(ズレ落ち量)を測定した。結果を表1に示した。
比較例1の吸収体装着圧は前身頃及び後身頃において0.35kPa未満であり、実施例1に比べ吸収体が肌に充分フィットしていない。
比較例2の吸収体装着圧は前身頃及び後身頃において0.35kPa未満であり、実施例1に比べ吸収体が肌に充分フィットしていない。比較例2は比較例1、比較例3に比べると高い吸収体装着圧を示しているが、実施例1に比べると吸収体装着は低く、かつ測定値のばらつきが大きいため、体型の個人差や活動時の体型変化によっては吸収体の肌へのフィット性が著しく低下する恐れがある。
比較例3の吸収体装着圧は前身頃及び後身頃において0.35kPa未満であり、実施例1に比べ吸収体が肌に充分フィットしていない。
比較例4の吸収体装着圧は前身頃及び後身頃において0.35kPa以上2.0kPa以下の範囲内にあり、充分な吸収体装着圧を達成しているが、ズレ落ち量が実施例1に比べ悪化している。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
20 外装体
44 第1の切込部(切込部)
45 第2の切込部(切込部)
63,64 切込部閉鎖用の弾性部材
A 腹側領域
B 背側領域
C 股下領域
Claims (9)
- 吸収体の長手方向の側縁に切込部が形成されており、自然状態で前記切込部が閉じるように、弾性部材が配設されている使い捨ておむつ。
- 前記切込部は、前記使い捨ておむつを、おむつ幅方向に延びる中心線を境にして前身頃と後身頃に区分したときの後身頃に形成されており、前記吸収体の長手方向の両端縁のうちの近い方に向かって延びるように形成されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記弾性部材は、前記切込部と交差するように配されており、その交差角度が45〜90°である請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 前記弾性部材は、前記吸収体の左右両側にそれぞれ配されており、左右の各弾性部材は、一端部が背側領域に配されており、他端部が股下領域を背側股下部と腹側股下部とに区分したときの背側股下部において前記吸収体と重なるように配されている、請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
- ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ形の使い捨ておむつであり、
ウエスト回り領域及び胴回り領域がそれぞれ周方向に弾性伸縮性を有しており、
前記ウエスト回り領域を、おむつの幅方向に荷重10Nとなるまで伸張させた後、荷重10N時の長さと自然長との中間の長さまで収縮させた時点の荷重(a)が3.0〜5.0Nであり、
前記胴回り領域を、おむつの幅方向に荷重10Nとなるまで伸張させた後、荷重10N時の長さと自然長との中間の長さまで収縮させた時点の荷重(b)が0.5〜2.0Nであり、
前記ウエスト回り領域の前記荷重(a)に対する前記胴回り領域の前記荷重(b)の比(b/a)が0.50以下であり、
前記使い捨ておむつを、おむつ幅方向に延びる中心線を境にして前身頃と後身頃に区分したときの前身頃における、一対の前記レッグ開口部間に位置する領域の面積が150〜700cm2である、請求項1〜4の何れか記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記前身頃と前記後身頃とを、表面シート側の面同士を面接させて重ね合わせた状態において、前記各レッグ開口部の開口縁部に囲まれた各領域の面積(c)と、前記前身頃における、一対の前記レッグ開口部間に位置する領域の面積(d)との比(c/d)が0.30〜0.75である請求項5記載の使い捨ておむつ。
- 一対の前記レッグ開口部間の幅の最小値が100〜200mmである請求項5又は6記載の使い捨ておむつ。
- 前記胴回り領域の自然長に対する前記ウエスト回り領域の自然長の比が0.70〜1.00である請求項5〜7の何れか記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸収体の幅方向中央部には、該吸収体の長手方向の全長にわたって弾性部材が配されておらず、前記弾性部材のおむつ幅方向中央側の端部同士の離間距離が、おむつ全幅の1/5〜3/5である請求項5〜8の何れか記載の使い捨ておむつ。
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