JP5583463B2 - パッドホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性パッドと併用されるパッドホルダーに関する。
従来、パッドホルダーの股下部の肌対向面上に吸収性パッドを取り付けた状態で該パッドホルダーを着用し、吸収性パッドが液を吸収した後に、吸収性パッドのみを新品と交換する一方、パッドホルダーは再利用することが行われている。斯かるパッドホルダーは、吸収性パッドを着用者の股間部にフィットした状態に保持するものであり、パッドホルダーを吸収性パッドと組み合わせて使用することにより、ゴミの量やコストの削減を図ることができる。
従来のパッドホルダーとして、伸縮性シートから形成され、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパッドホルダーが知られている。特にボクサーブリーフ型のパッドホルダー、即ち、着用時においてレッグ開口部の開口周縁部が股下部より下方に位置するタイプのパッドホルダーが広く普及しているが、このようなボクサーブリーフ型のパッドホルダーにおいては、該パッドホルダーの股下部に取り付けられた吸収性パッドの外部へのはみ出しを防止する目的で、一対のレッグ開口部それぞれの開口周縁部にレッグ部弾性部材が配されて太腿ギャザーが形成されており、該太腿ギャザーが着用者の太腿部を締め付けるようになされている(例えば特許文献1参照)。
また、先に出願人は、レッグ開口部の開口周縁部に沿って形成されたギャザーと着用者のそけい部に沿って形成されたギャザーとを形成したパッドホルダーを提案した(特許文献2参照)。
特開2002−660号公報 特開2008−284038号公報
特許文献1に開示されるような従来のボクサーブリーフ型のパッドホルダーは、併用される吸収性パッドを着用者の股間部に安定的にフィットさせることが難しく、着用者の肌と吸収性パッドとの隙間を介して漏れが生じたり、着用者と吸収性パッドとの間に生じた隙間で吸収性パッドが折れ曲がり、その結果、漏れが生じる場合があった。
また、特許文献2開示のパッドホルダーによれば、吸収性パッドを、着用者の股間部に良好にフィットさせることができるが、着用者のそけい部をギャザーが押圧するため、装着感の点で改善の余地があった。
本発明は、併用される吸収性パッドを、着用者の股間部に容易にフィットさせることができ、脱着性や装着感にも優れたパッドホルダーに関する。
本発明は、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部と、着用者股間部に対応する股下部を有し、該ウエスト開口部から股下部に向かう方向である縦方向と、該縦方向と直交する方向である幅方向を有しており、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであって、前記縦方向に伸長性を有し、前記幅方向に伸縮性を有しており、着用時に前身頃によって着用者の腸骨稜が覆われるようになされており、前記ウエスト開口部の周縁部にはウエスト開口弾性部が形成されており、前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の前身頃第1伸長抑制部が、前身頃下半部の幅方向中央側から前身頃上半部の左右両側部に亘ってそれぞれ延びるように且つそれぞれの一部が着用時に着用者の腸骨稜の上方に位置するように形成され、前記縦方向に関して、前記前身頃第1伸長抑制部の前記ウエスト開口部に最も近い部分と前記ウエスト開口弾性部とが間隔を置いて配されているパッドホルダーを提供するものである。
本発明のパッドホルダーは、併用される吸収性パッドを、着用者の股間部に容易にフィットさせることができ、脱着性や装着感にも優れている。特に、大人用として有用である。
本発明のパッドホルダーの一実施形態を、前身頃と後身頃の肌対向面同士を面接させて平面状とした状態(自然状態)を、前身頃側から見た正面図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を前身頃側から見た図である。 図1に示すパッドホルダーを、前身頃と後身頃の肌対向面同士を面接させて平面状とした状態(自然状態)を、後身頃側から見た背面図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を後身頃側から見た図である。 図1に示すパッドホルダーの使用状態(着用状態)を側方から見た図である。 腸骨稜の位置を示す人体図である。 骨盤の凹部と臀筋群の重なり部にできる窪みの位置等を示す図である。
以下、本発明のパッドホルダーを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本実施形態のパッドホルダー1は、図1(自然状態)に示すように、パンツ型の形態を有し、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6を有している。
また、パッドホルダー1は、パッドホルダー1の着用時に着用者(大人)の腹側に配される前身頃2と、パッドホルダー1の着用時に着用者の背側に配される後身頃3とを有している。
パッドホルダー1は、股下部4の肌対向面(パッドホルダー着用時に着用者の肌側に向けられる面)側に、図2及び4に示すように、吸収性パッド7が配された状態で着用される。股下部4は、着用時に着用者の股間部に配される部分である。吸収性パッド7は、一般に、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及びこれら両シート間に挟持固定された吸収性コアを備えている。吸収性パッド7は、前記裏面シート側の面に、パッドホルダー1に固定するための固定手段(粘着部等)を有するものでも有しないものであっても良い。
パッドホルダー1は、図1に示すように、パッドホルダーの縦方向に延びる縦中心線CLに対して左右対称に形成されている。
ウエスト開口部5は、着用者のウエスト部分が挿通される部分であり、その開口周縁部には、ウエスト開口弾性部51が環状に形成されている。また、一対のレッグ開口部6,6は、着用者の脚が挿通される部分であり、それぞれの開口周縁部には、レッグ開口弾性部61が環状に形成されている。
ウエスト開口弾性部51は、ウエスト開口部5の周方向に伸縮する。レッグ開口弾性部61は、レッグ開口部6の周方向に伸縮する。
本実施形態におけるウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61は、伸縮性シートを折り返し、その端部をホルダー内面(又は外面)に固定することにより形成されている。また、これに代えて、ウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61は、それぞれ、別の弾性部材、例えば、ポリウレタン繊維を含む伸縮性織布や不織布、合成ゴムシート、天然ゴムシート等を取り付けて形成することもできる。レッグ開口弾性部61とウエスト開口弾性部51とで使用する弾性部材が同じでも良く、異なっていても良い。
ウエスト部弾性部材及びレッグ部弾性部材は、パッドホルダー1を構成する伸縮性シートに重ねた状態に取り付けても良いし、伸縮性シートの端縁に該端縁から延出するように取り付けても良い。
ウエスト開口弾性部51の存在によって、ウエスト開口部5の開口周縁部は、パッドホルダー1の着用時に、その直ぐ下に存する伸縮性シートのみからなる環状部分に比して強く着用者を締め付けることができる。同様に、レッグ開口部6,6それぞれの開口周縁部は、各レッグ開口部6における該開口周縁部より直ぐ上に存する環状部分に比して強く着用者を締め付けることができる。
本発明のパッドホルダーは、少なくとも前身頃下半部及び後身頃下半部が伸縮性を有している。具体的には、パッドホルダーの前身頃下半部及び後身頃下半部は伸縮性部材を含んで構成されて、全体的に伸縮性を有している。当該部位の伸縮性は、少なくともホルダーの幅方向(パッドホルダーの縦方向に直交する方向,胴回り方向に沿う方向)に発現する。パッドホルダーの縦方向(ウエスト開口部から股下部に向かう方向)においては伸縮性を有する必要はなく、伸長性を発現すれば良い。しかし、縦方向の伸縮性(特に臀部〜背側腰部)を有すると、歩行や立ち座り等の動きによる臀部近傍の皮膚の伸びにホルダーが追従し易くなり、ずり落ちの発生を抑制し易くなるので好ましい。また、腹部(特に高齢者の多重腹)や臀部等の凹凸のある複雑形状に沿うことが容易となり、フィット性が良好となる点からも好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1は、図2に示すように、着用時に前身頃2によって着用者の腸骨稜8,8が覆われるようになされている。なお、腸骨稜(ちょうこつりょう)は、解剖学の用語である。腸骨(ちょうこつ)は、寛骨臼(かんこつきゅう)の上部を作る腸骨体(ちょうこつたい)とそれより上方において扇状に拡がる腸骨翼(ちょうこつよく)とを有し、その腸骨翼の上縁(図6に符号8で部分)が腸骨稜である。腸骨稜の前方下部には上前腸骨棘(図6に符号81で示す部分)がある。
腸骨稜8は、着用者の左右に一対存在する。
図2には、へその位置を符号10で示してある。
パッドホルダー1の前身頃2には、図1に示すように、左右一対の前身頃第1伸長抑制部21,22が、それぞれ、前身頃下半部2Dの幅方向中央側から前身頃上半部2Uの側部に亘って帯状に形成されている。前身頃第1伸長抑制部は、パッドホルダーの前身頃に形成された、パッドホルダー縦方向の伸長性が抑制された部分である。前身頃下半部2Dとは、図1に示すように、前身頃2の股上長L2を2等分する直線L21より下方に位置する部分であり、前身頃上半部2Uとは、同直線L21より上方に位置する部分である。
前身頃第1伸長抑制部21,22は、図2に示すように、それぞれの一部21c,22cが、着用時に着用者の腸骨稜8の少なくとも一部の上方(図2中の上側)に位置するように形成されている。
本発明のパッドホルダー1の縦方向に関しては、前身頃において、伸長抑制部21,22のウエスト開口部にもっとも近い部分(本実施形態では折曲線1a、1aに到達した部分)が、ウエスト開口弾性部51と間隔を置いて配されている。言い換えると、前身頃では、パッドホルダー縦方向に関してウエスト開口弾性部51と伸長抑制部21,22との間には、伸長抑制部21,22よりも伸長性の高い領域が存在している。この構成により、特に姿勢変化時(前屈、立ち座り、等)の皮膚の伸縮にパッドホルダーが追随し、パッドホルダー着用中のずり落ちが抑制されるとともに、運動時や深呼吸時などであっても腹部の自由度が確保されて快適さが維持される。また、伸長抑制部21,22によるずり落ち抑制により、ウエスト開口弾性部材51によるウエスト部の締め付けを弱くしても、パッドホルダーのずり落ちを抑制することが可能となるので、ウエスト開口部周辺部分のめくれを防止しつつ、装着中の不快感や締め付け痕を低減することができる。
前身頃第1伸長抑制部21,22は、前身頃上半部2U側の端部21a,22aが、図1に示すように、パッドホルダー1を、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときにホルダーの側部に生じる折曲線1a,1aに達していることが好ましい。前記端部21a,22aは、それぞれ折曲線1a,1aに達していなくても良いが、その場合、折曲線1a,1aまでの最短距離が30mm以下、特に10mm以下であることが好ましい。
また、前身頃第1伸長抑制部21,22は、前身頃下半部2D側の端部21b,22bが、図1に示すように、一対のレッグ開口部6,6間の領域41まで入り込んでいることが好ましく、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときに股下部4に生じる折曲線1bに達していることがより好ましい。
前身頃下半部2D及び後身頃下半部3Dの下端は、パッドホルダー1を、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときに股下部4に生じる折曲線1bの位置である。
パッドホルダーの幅方向における一対のレッグ開口部6,6間の距離L4(図1参照)は、パッドホルダー1および吸収性パッド7の着用者の股間部への密着性向上の観点から、3〜15cmであることが好ましく、6〜12cmであることがより好ましい。また、伸長抑制部21,22は、前身頃下半部2Dにおいて互いに交差しないことが好ましい。
また、パッドホルダー1の前身頃2には、図1に示すように、パッドホルダー1の幅方向伸長性を抑制する複数本の前身頃第2伸長抑制部、本実施形態では4本の前身頃第2伸長抑制部23〜26が、それぞれ、パッドホルダーの幅方向(胴回り方向に沿う方向に相当)に延びて形成されている。また、4本の前身頃第2伸長抑制部23〜26は、パッドホルダーの縦方向に間欠に配置されている。前身頃第2伸長抑制部は、パッドホルダーの前身頃に形成された、パッドホルダー横方向の伸長性が抑制された部分である。
そして、第2伸長抑制部のうち3本は前身頃下半部2Dに存在し、1本が上半部2Uに存在している。複数本の前身頃第2伸長抑制部が前身頃下半部2Dで一対の第1伸長抑制部間に亘り配されると、着用中に前身頃第1伸長抑制部21,22の幅方向位置が移動しにくくなるので、吸収性パッドが安定して固定されやすくなると共に、パッドホルダー、吸収性パッドのよれが抑制され、着用感の観点から好ましい。
吸収性パッドの保持性の観点から、各前身頃第2伸長抑制部の、パッドホルダー縦方向に沿った長さは、その上下に位置する高伸長性部分の同方向の長さよりも短いことが好ましい。後述する後身頃第2伸長抑制部についても同様である。
前身頃第2伸長抑制部の、パッドホルダー縦方向に沿った長さは、パッドホルダー1の幅方向外方から内方に向かってその長さを変えても良い。パッド保持性の観点から、幅方向外方から内方に向かって長くしても良い。
前身頃第2伸長抑制部は、パッドホルダーの幅方向に延びて形成されるものであるが、ここで、「幅方向に延びて形成」とは、幅方向の軸方向に沿う形態に限定されず、幅方向に向かって延在する形態であればよく、縦方向上方あるいは下方に向けて凸状、幅方向一側部側から他側部側に向かって縦方向上方へ延びる形態、あるいは波状等の形状を有していても良い。具体例としては、U字形状、V字形状、W字形状が挙げられる。パッド保持性や着用者へのフィット性の観点から直線状か下方に向けて凸状であることが好ましい。なお、「第2伸長抑制部の縦方向に沿った長さ」とは第2伸長抑制部の正中線上における縦方向に沿った長さを指す。
前身頃第2伸長抑制部23〜26は、それぞれ、一対の前身頃第1伸長抑制部21,22間に亘って形成されている。より具体的には、図1に示すように、4本の第2伸長抑制部のうちの1本の前身頃第2伸長抑制部23は、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、前身頃第1伸長抑制部21,22と交差(図1では十字状に交差)し、前身頃第1伸長抑制部21,22よりも外方に延出している。そして、図2及び図5に示すように、着用時に、着用者の腸骨稜8の少なくとも一部(図2、5においては、腸骨稜の上部側)の上下を、前身頃第1伸長抑制部21(22)と前身頃第2伸長抑制部23の延出部分23cとで挟むことができるようになっている。その間の領域(腸骨稜8と重なる領域)は前身頃伸長抑制部よりも縦方向の伸長性が高くなっている。
更に、本実施形態のパッドホルダーでは、最も下側(最も股下寄り側)の1本を除く2本の前身頃第2伸長抑制部24、25も、前身頃第2伸長抑制部23と同様にパッドホルダーの幅方向(X方向)において、前身頃第1伸長抑制部21,22と交差し、前身頃第1伸長抑制部21,22よりも外方に延出している。該2本の前身頃第2伸長抑制部24、25は、前身頃第1伸長抑制部21,22よりも幅方向外方へ延出していなくても良いが、最もウエスト開口部寄りの前身頃第2伸長抑制部以外の前身頃第2伸長抑制部(本実施形態では24、25)が、前身頃第1伸長抑制部21,22よりも外方に延出していると、上述の腸骨稜を挟む効果がより発揮されやすくなるとともに、後に詳述する後身頃第2伸長抑制部36,37が、後身頃第1伸長抑制部31,32よりも外方に延出し、かつ、前身頃第2伸長抑制部24、25と後身頃第2伸長抑制部36、37が互いに連接している場合には、前身頃又は後身頃上半部の側部付近を手に掴んでパッドホルダーを引き上げたときに、その力が、前身頃第1伸長抑制部21,22及び/又は後身頃第1伸長抑制部31,32を介して、前身頃第2伸長抑制部24,25及び後身頃第2伸長抑制部36,37に伝わり易く好ましい。幅方向に延びる前身頃第2伸長抑制部24,25及び後身頃第2伸長抑制部36,37に長手方向の引張力が効率よく伝達されるためにホルダーの全体を引き上げるのが一層容易であり、ホルダー全体を適正位置にまで容易に引き上げることができる。
他方、残りの前身頃第2伸長抑制部26は、その両端部が、前身頃第1伸長抑制部21,22の位置にあり、幅方向において外方に延出していない。即ち、前身頃第2伸長抑制部26は、前身頃第1伸長抑制部21,22とT字状に交差し、十字状に交差していない。このようにすることで、活動時、特に歩行時の着用者の動きに対してパッドホルダーが追従し易く、歩行時の抵抗、違和感が少なくなるので、動作性に優れることから好ましい。おおむね、股下部の折曲線1bからウエスト開口部に向かって5cmの範囲にある前身頃第2伸長抑制部については、前身頃第2伸長抑制部26と同様に前身頃第1伸長抑制部の外方に延出しないことが、大腿部での良好な着用感の観点から好ましい。
また、前身頃第1伸長抑制部21,22は、最もウエスト開口部5寄りの前身頃第2伸長抑制部23の位置よりウエスト領域側(上側)に延出している。
前身頃第1伸長抑制部21,22(後述する後身頃第1、中間伸長抑制部も同様)は、パッドホルダーの縦方向における最大伸長率が、前身頃又は後身頃の胴回り部分における、前身頃第1伸長抑制部を挟んだ両側の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分、または、パッドホルダーの縦方向において特定荷重を加えたときの伸長率が前身頃又は後身頃の胴回り部分における、前身頃第1伸長抑制部を挟んだ両側の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分である。着脱性や装着感の点からは前者であることが好ましい。
前身頃第2伸長抑制部23〜26(後述する後身頃第2伸長抑制部も同様)は、パッドホルダーの幅方向(横方向)における最大伸長率が、前身頃又は後身頃の胴回り部分における、第2伸長抑制部を挟んだ両側(上下)の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分、または、パッドホルダーの幅方向において特定荷重を加えたときの伸長率が前身頃又は後身頃の胴回り部分における、第2伸長抑制部を挟む両側(上下)の少なくとも一方に位置する部分よりも小さくなされている部分である。なお、第2伸長抑制部と第1伸長抑制部とが交差している場合には、幅方向の最大伸長率又は前記伸長率が第1伸長抑制部より第2伸長抑制部で小さく、また、縦方向の最大伸長率または前記伸長率が第2伸長抑制部より第1伸長抑制部で小さいことが好ましい。
最大伸長率とは、それ以上伸ばせない長さ(材破する直前の長さ)まで伸長したときの伸長率であり、最大伸長率は、下記式(1)で求められる。
最大伸長率(%)={(伸長後の長さ−伸長前の長さ)/伸長前の長さ}×100%・・・(1)
前身頃第1伸長抑制部21,22の縦方向最大伸長率は、180%未満であることが好ましく、20〜150%がより好ましく、40〜120%が更に好ましい。
前身頃第2伸長抑制部23〜26の幅方向最大伸長率は、200%未満であることが好ましく、50〜180%がより好ましく、70〜160%が更に好ましい。
前身頃2における、前身頃第1及び第2伸長抑制部21〜26以外の高伸長性部分、例えば前身頃第1伸長抑制部21(22)を挟んでその両側に位置する縦方向高伸長性の部分それぞれの最大伸長率(Y方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や装着感の点から、120%以上、特に125%以上、更には150%以上、殊更180%以上であることが好ましく、また、前身頃第1伸長抑制部21(22)の最大伸長率との差が、30%以上、特に50〜150%であることが好ましい。
また、例えば前身頃第2伸長抑制部23〜26を挟んでその上下に位置する幅方向高伸長性の部分それぞれの最大伸長率(X方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や装着感、吸収パッドの保持性の点から、160%以上、特に180%以上、殊更200%以上であることが好ましく、また、前身頃第2伸長抑制部23〜25の最大伸長率との差が、20%以上、特に30〜130%であることが好ましい。
また、パッドホルダー1は、自然状態におけるパッドホルダー1総面積(外面又は内面の総面積)の35%以上、より好ましくは50%以上、更に好ましくは65%以上が、前身頃第1伸長抑制部21(22)よりも伸長性が高い部分、即ち、最大伸長率がより大きい部分となっていることが、パッドホルダーの着脱容易性や装着感の点から好ましい。前身頃第1伸長抑制部21,22合計面積は、自然状態におけるパッドホルダー1の総面積の5%以上30%未満、特に3%以上20%未満、更に5%以上15%未満であることが装着感、着用操作時の引き上げ性、吸収性パッドの安定したホールド性の観点等から好ましい。前身頃第2伸長抑制部23〜26の面積は6%以上20%未満、特に8%以上15%未満であることが同様の観点から好ましい。なお、これら数値範囲については、後述する後身頃第1伸長抑制部、後身頃第2伸長抑制部各々の面積についても同じである。
前身頃第1伸長抑制部21(22)の最大伸長率は、前身頃第1伸長抑制部21(22)を、パッドホルダーの縦方向(Y方向)に伸長させて測定する。
前身頃第2伸長抑制部23〜26の最大伸長率は、前身頃第2伸長抑制部23〜25を、パッドホルダーの幅方向(X方向)に伸長させて測定する。
他方、前身頃第1伸長抑制部21(22)以外の縦方向高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの縦方向(Y方向)に伸長させて測定する。
前身頃第2伸長抑制部23〜26以外の幅方向高伸長性部分の最大伸長率(X方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの幅方向(X方向)に伸長させて測定する。
〔前身頃第1伸長抑制部21(22)の最大伸長率測定方法〕
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その縦方向(Y方向)に100mm、幅方向(X方向)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(Y方向)中央に少なくとも60mmの範囲に亘って前身頃第1伸長抑制部21(22)が含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調整方法は60mmの範囲全長に亘り連続して前身頃第1伸長抑制部21(22)が配置していることを前提としているが、前身頃第1伸長抑制部21(22)がその一部で分断されて断続的に縦方向高伸長性部分を含んでいる場合もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(Y方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。このとき、上下のチャックのいずれにおいても前身頃第1伸長抑制部21(22)が挟まれていることを確認する。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。
ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のようにサンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
前身頃第1伸長抑制部21(22)以外の縦方向高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)の測定方法は、上記に準じる。但し、測定用サンプルを切り出す際には、測定用サンプル中に前身頃第1伸長抑制部21(22)を含まないようにする。ただし、測定用サンプル中に前身頃第2伸長抑制部23〜26は一部含んでもよい。
〔前身頃第2伸長抑制部23〜26の最大伸長率測定方法〕
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その幅方向(X方向)に100mm、長手方向(Y方向)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(X方向相当)中央に、少なくとも一つの前身頃第2伸長抑制部23〜25が、少なくとも60mmの範囲に亘って含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調製方法では、60mmの範囲全長に亘り連続して前身頃第2伸長抑制部23〜26が配置していることを前提としているが、前身頃第2伸長抑制部23〜26がその一部で分断されて幅方向高伸長性部分を含んでいる形態もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(X方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。このとき、上下のチャックのいずれにおいても前身頃第2伸長抑制部23〜26の少なくとも一つが挟まれていることを確認する。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。
ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のようにサンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
前身頃第2伸長抑制部23〜26以外の幅方向高伸長性部分の最大伸長率(幅方向)の測定方法は、上記に準じる。但し、測定用サンプルを切り出す際には、測定用サンプル中に前身頃第2伸長抑制部23〜26を含まないようにする。ただし、測定用サンプル中に前身頃第1伸長抑制部21(22)は一部含んでもよい。
また、伸長抑制部が「パッドホルダーの縦方向において特定荷重を加えたときの伸長率が前身頃又は後身頃の胴回り部分における他の部分よりも小さくなされている」とは、通常の装着状態において排泄物がパッドに保持された状態を想定し、3N加重時の伸長率で対比したときに伸長率が小さいことを意味する。測定用サンプルの準備方法及び測定方法は、加重値以外については上記最大伸長率の測定方法に準じて行う。
第1及び第2伸長抑制部21〜26の幅は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
本実施形態のパッドホルダー1は、前身頃第1伸長抑制部21,22が、上述した態様で形成されているため、吸液による吸収性パッド7の重量増加等により、パッドホルダー1の着用時に、パッドホルダー1を下方に引き下げる力が働いても、前身頃第1伸長抑制部21,22が、腸骨稜8,8に引っ掛かり、しかも、伸長抑制部21,22が、伸縮性シートからなる高伸長性部分の伸長に抗して、股下部4の下方への移動を抑制するため、吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちを効果的に防止することができる。吸収性パッド7の吸収容量が大きい場合、例えば、吸収容量(生理食塩水で測定)が250mL以上、あるいは300mL以上の場合には、吸収性パッド7による引き下げ力が大きくなるが、そのような場合であっても、前身頃第1伸長抑制部21,22の作用により、吸収性パッド7を着用者の股間にフィットした状態に保持(ホールド)することができる。このような伸長抑制部が存在しない形態ではウエスト弾性部材によってずり落ち防止を図ることが必要で、その締め付け力を高くする等の工夫が必要であったが、それに伴う不都合を、本発明では緩和・解消することに役立つ。特に、上前腸骨稜8,8を覆う部分が伸縮性であると、着用中に着用者の動きに追従しやすく、かつ、前身頃第1伸長抑制部21,22が引っ掛かる際に上前腸骨稜に当たる感触が柔らかくなるので好ましい。
また、前身頃第1伸長抑制部21,22が前身頃下半部の幅方向中央部側から前身頃上半部の側部に亘って延びていることにより、前身頃及び/又は後身頃の広い範囲に高い伸長性を付与した場合であっても、ホルダーを引き上げて装着する際に、ホルダーの股下部付近が大腿部に引っ掛かり十分引き上げられないという不具合が生じにくく、手直しすることなくホルダー全体を適正位置にまで容易に引き上げることができる。引下げ時には、腸骨稜8上に位置する前身頃第1伸長抑制部21,22を、着用者あるいは介護者が腸骨稜8上から外すことにより、前身頃第1伸長抑制部21,22によるずり落ち抑制効果が解除され、容易に引き下げることができる。
吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちを効果的に防止するとともに、パッドホルダー1が呼吸等による腹囲変化に柔軟に対応するために、前身頃第1伸長抑制部21,22は、少なくとも前身頃上半部2Uにおいて互いに交差しないことが好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1は、図2に示すように、前身頃2における腸骨稜8,8を覆う部分が前身頃第1伸長抑制部21,22より高伸長性の部分2b,2cであり、伸長抑制部21,22と高伸長性の部分2b,2cとの境界部付近が腸骨稜8,8に引っ掛かり易い。そのため、吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちをより効果的に防止することができる。
しかも、本実施形態のパッドホルダー1は、上述した前身頃第1伸長抑制部21,22により、吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちを効果的に防止することができるため、着用者のそけい部に沿うように弾性部材を配して、パッドホルダーをそけい部に押しつける必要がない。そけい部に弾性部材を配することもできるが、そけい部を弾性部材で締め付けなくてすむことは、肌に与える刺激低減、良好な装着感の観点から好ましく、肌の弱い高齢者に特に好ましい。そけい部に弾性部材を配した場合には、該弾性部材は収縮して周長の短い安定した場所へ移動しようとし、前身頃第1伸長抑制部21,22を下方へ引張る作用を発現するため、ずり落ち防止の観点からもそけい部近傍に沿う弾性部材は配さないことが好ましい。
また、本実施形態のパッドホルダー1によれば、前身頃第1伸長抑制部21,22に加えて、前身頃第2伸長抑制部23〜26を有し、前身頃第2伸長抑制部23〜26が、前身頃第1伸長抑制部21、22間に亘っていることによって、前身頃第2伸長抑制部23〜26がハンモックのように、支柱のように機能する前身頃第1伸長抑制部21、22に支持されるため、吸液により吸収性パッド7の重量が増大しても、前身頃第2伸長抑制部23〜26が下方に垂れ下がることを効果的に抑制することができる。これにより、吸収性パッド7を着用者の股間部にフィットした状態に一層良好に保持(ホールド)することができる。
前身頃第2伸長抑制部は、少なくとも1本以上、好ましくは複数本、より好ましくは全部が、前身頃第1伸長抑制部と接触又は交差していることが好ましい。後述する後身頃第2伸長抑制部も、少なくとも1本以上、好ましくは複数本、より好ましくは全部が、後身頃第1及び/又は中間伸長抑制部と接触又は交差していることが好ましい。
なお、「前身頃第2伸長抑制部23〜26が、前身頃第1伸長抑制部21、22間に亘って」とは、前身頃第1伸長抑制部と前身頃第2伸長抑制部とが少なくとも一部で接触しているような状態に加え、10mm未満の離間も類似の作用を有しうることから含む。ただし、確実な効果を得るためには第1伸長抑制部と第2伸長抑制部が少なくとも一部で接触していることが好ましい。
前身頃第2伸長抑制部が前身頃第1伸長抑制部21、22間に亘っているとは、連続していることとともに類似の作用を有することから第1伸張抑制部21,22の方向に10mm未満の間隔をおいて間欠していることも含む。ただし、確実な効果を得るためには前身頃第2伸長抑制部が前身頃第1伸長抑制部21、22間に連続して配されていることが好ましい。
また、前身頃第2伸長抑制部23〜26が間欠に複数本配されていることによって、吸収性パッドの長手方向の位置を容易に合わせることもできる。そして、そのうちの少なくとも1本、好ましくは2本以上が前身頃下半部2Dに配されることにより、吸収性パッドの安定的な固定と良好な装着性を得ることができる。
前身頃第1伸長抑制部21,22は、最もウエスト開口部5寄りの前身頃第2伸長抑制部23の位置よりウエスト開口部5側(図1中の上側)に延出している。前身頃第1伸長抑制部21,22は、前身頃第2伸長抑制部23の位置から、パッドホルダーの縦方向に3cm以上延出していることが好ましく、5〜10cm延出していることがより好ましい。
前身頃第1伸長抑制部21,22は、股下(股下縁部近傍)より上方において、常に着用者のそけい部よりも上方に位置することが、パッド保持性および着用感の観点から好ましい。この場合、前身頃第1伸長抑制部21,22がそけい部と交差しないので、歩行等の脚部の動きがそけい部を通じて前身頃第1伸長抑制部21,22に伝達され難く、ひいては前身頃第1伸長抑制部を通じて前身頃第2伸長抑制部23〜25に伝達されにくくなるので、各伸長抑制部21〜25が位置ズレを有効に抑制することが容易になる。このため、吸収パッドの位置ズレを抑制することが容易となり、かつ、そけい部および各伸長抑制部当接部位に違和感を生じさせることを有効に抑制することが可能となる。
また、前身頃第2伸長抑制部23〜25は前身頃上半部2Uの上部領域(前身頃上半部2Uのうち、前身頃上半部2UのY方向中央部からウエスト開口部5に向かう側の領域)には存在しないことが好ましい。前身頃上半部2Uの上部領域において第2伸長抑制部による吸収性パッドの位置ずれや、吸収性パッドの揺れによる本体の歪み防止の効果(梁の効果)は小さい一方、腹囲変化が制限されて着用者に圧迫感を与える懸念を軽減する観点からは、前身頃上半部2Uの上部領域を存在させないことが好ましい。
また、本実施形態のパッドホルダー1においては、上述したように、着用時に、着用者の腸骨稜8の一部を、より具体的には腸骨稜8の最上部を、前身頃第1伸長抑制部21又は22と前身頃第2伸長抑制部23の延出部分23cとで挟むことができるようになされている。前身頃第1伸長抑制部21又は22と前身頃第2伸長抑制部23の延出部分23cが腸骨稜8の一部を囲うことにより(腸骨稜8に引っ掛かることにより)、着用者が立ち座りや歩行等の活動をしてもパッドホルダー1の位置ずれ(上下左右のずれ)が生じにくく装着感に優れる。また、パッドホルダー1の位置ズレが抑制されることで吸収性パッド7の位置ずれも生じにくく防漏性の観点からも好ましい。更に、2本の前身頃第2伸長抑制部(本実施形態では、前身頃第2伸長抑制部23,24)が、その間に腸骨棘を配するように存在すると、パッドホルダーの位置ずれ(特に、上下のずれ)が生じにくく装着感に優れるので好ましい。
なお、延出部分23cを有する前身頃第2伸長抑制部23は、図5に示すように、ホルダーの側部において、後身頃第2伸長抑制部35と連続し、着用者の胴回りを囲む環状の伸長抑制部を形成していることが好ましい。
なお、本実施形態のパッドホルダー1においては、図2に示すように、パッドホルダー1の着用時に、一対のレッグ開口部6,6の開口周縁部は、股下部4より下方に位置している。一対のレッグ開口部6,6の開口周縁部は、着用者のそけい部に沿うライン(図示せず)よりも下方に位置することが、吸収性パッドの保持性及びホルダーから外部への露出防止の点から好ましい。また、可動量が大きく、個人間で周長差が大きいレッグ開口部6,6の開口周縁部には、幅方向の伸長性を抑制する伸長抑制部(幅方向伸長抑制部)が形成されていないことが好ましく、より好ましくは、レッグ開口部6,6の開口周縁端から内側3cm以内には幅方向伸長抑制部を形成しない。なお、レッグ開口部6,6の開口周縁端部及びその近傍には縦方向の伸長抑制部は存在しても良い。
本実施形態のパッドホルダー1における前身頃第1伸長抑制部21,22は、それぞれ、前身頃下半部2Dから前身頃上半部2Uの側部にかけての領域における接線L(一方のみ図示)と、パッドホルダーの幅方向に延びる直線(例えば前記直線L21)とのなす角度α(図1参照)が、前身頃上半部2Uの前記側部に近づくに従って漸次減少するように円弧状に形成されている。斯かる構成により、前身頃第1伸長抑制部21,22のライン上の一点に集中的に加重や歪みが加わることが防止されるため、前身頃第1伸長抑制部21,22が着用者の体型に隙間なくフィットし、且つ腸骨稜8,8に一層引っ掛かり易い。そのため、装着感やずり落ち防止性に一層優れている。
前身頃第1及び第2伸長抑制部には、ポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)等の弾性糸を含まないことが好ましい。後身頃第1及び第2伸長抑制部も同様である。収縮性を有する弾性糸が伸長抑制部に含まれると、第1と第2伸長抑制部が交差する場合、その交差部で組織密度(編物の場合は編組織密度)が高まり組織の硬化が生じやすくなる。弾性糸を含まない場合はこのような硬化は生じず、着用者の肌への刺激を抑制することができる。
本実施形態のパッドホルダー1は、図3及び図4に示すように、後身頃3に、伸長抑制部31,32,33,34,35〜38を有している。
より具体的に説明すると、後身頃下半部3Dの幅方向中央側から後身頃上半部3Uの側部に向かって延びる左右一対の後身頃第1伸長抑制部31,32と、後身頃下半部3Dからウエスト開口部5に向かって延びる左右一対の後身頃中間伸長抑制部33,34と、パッドホルダーの幅方向(胴回り方向に沿う方向に相当)に延びる4本の後身頃第2伸長抑制部35〜38とが形成されている。後身頃下半部3Dとは、図3に示すように、後身頃3の股上長L3を2等分する直線L31より下方に位置する部分であり、後身頃上半部3Uとは、同直線L31より上方に位置する部分である。
後身頃第1伸長抑制部及び後身頃中間伸長抑制部は、パッドホルダーの後身頃に形成された、パッドホルダー縦方向の伸長性が抑制された部分であり、後身頃第2伸長抑制部は、パッドホルダーの後身頃に形成された、パッドホルダー横方向の伸長性が抑制された部分である。
後身頃第1伸長抑制部31,32は、図4に示すように、それぞれ、骨盤の凹部と臀筋群の重なり部にできる窪み9上を通るように、好ましくは窪み9の中央部上を通るようにパッドホルダー1の略上下方向に延びて形成されている。図7(a)〜(c)に、身体の内側から外側(皮膚表面側)に向かってこの順に重なって存在する、骨盤91,中臀筋92及び大臀筋93を示し、図7(d)に、骨盤91の凹部と臀筋群(中臀筋92及び大臀筋93)の重なり部にできる窪み9の位置及び大体の大きさを示した。窪み9は、骨盤91の凹部に、臀筋群(中臀筋92及び大臀筋93)が入り込むことによってできるものである。
この臀部の窪み9上、特にその中央部の位置を通るように後身頃第1伸長抑制部31,32を配置することにより、吸収性パッド7と肌との間に隙間が生じることを効果的に防止でき、防漏性が向上する。
後身頃第1伸長抑制部31,32は、後身頃上半部3U側の端部31a,32aが、図3に示すように、パッドホルダー1を、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときにホルダーの側部に生じる折曲線1a,1aに達していることが好ましい。前記端部31a,32aは、それぞれ折曲線1a,1aに達していなくても良いが、その場合、折曲線a,aまでの最短距離が30mm以下、特に10mm以下であることが好ましい。
また、後身頃第1伸長抑制部31,32は、後身頃下半部2D側の端部31b,32bが、図3に示すように、一対のレッグ開口部6,6間の領域41まで入り込んでいることが好ましく、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときに股下部4に生じる折曲線1bに達していることがより好ましい。
後身頃中間伸長抑制部33,34は、ウエスト開口部5側の端部33a,4aが、後身頃上半部3Uに存することが好ましい。ただし、該端部33a,34aとウエスト開口部の開口周縁端との間の距離は3cm以上、特に5cm以上離れていることが好ましい。端部33a,34aが、ウエスト開口弾性部51まで達している場合には、背側のパッドホルダーの縦方向(Y方向)伸縮性が低下し、背側のずり落ちが懸念される。
後身頃中間伸長抑制部33,34は、後身頃下半部3D側の端部33b,34bが、図3に示すように、後身頃下半部3Dにおける一対のレッグ開口部6,6間の領域41まで入り込んでいることが好ましく、それぞれ、股下部4に生じる前記折曲線1bに達していることがより好ましい。後身頃中間抑制部33,34の合計面積は、自然状態におけるパッドホルダーの総面積(外面又は内面の総面積)の2%以上15%未満、特に4%以上10%未満であることが、装着感、着用操作時の引き上げ製、吸収性パッドの安定したホールド性の観点から好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1において、前身頃第1伸長抑制部21,22と後身頃第1伸長抑制部31,32とは、着用者の股間部及び側部に配される部位で連接されており、全体として環状に連続している。これにより、環状に連続した伸長抑制部が、恥骨結合部と上前腸骨棘で位置固定されるため、ずり落ちが一層抑制される。恥骨結合部とは、骨盤の下方において左右両側に位置している恥骨が股下中央で結合している部分をいう。
後身頃第2伸長抑制部35〜38は、それぞれ、パッドホルダーの幅方向に延びて形成されている。また、後身頃第2伸長抑制部35〜38は、パッドホルダーの縦方向に間欠に配置されている。
後身頃第2伸長抑制部は、上方あるいは下方に向けて凸状、あるいは波状等の形状を有していても良い。パッド保持性や着用者へのフィット性の観点から直線状か下方に向けて凸状であることが好ましい。
後身頃第2伸長抑制部35〜38は、それぞれ、一対の後身頃第1伸長抑制部31,32間に亘って形成されている。より具体的には、図3に示すように、4本の後身頃第2伸長抑制部のうちの3本の後身頃第2伸長抑制部35〜37は、パッドホルダーの幅方向(X方向)において、後身頃第1伸長抑制部31,32よりも外方に延出している。他方、残りの1本の後身頃第2伸長抑制部38は、その両端部が、後身頃第1伸長抑制部31,32の位置にある。
また、後身頃第1伸長抑制部31,32は、最もウエスト開口部5寄りの後身頃第2伸長抑制部35の位置よりウエスト領域側(上側)に延出している。また、後身頃第1及び後身頃中間伸長抑制部31,32,33,34は、それら以外の部分(高伸長性部分)よりも縦方向(Y方向)の最大伸長率が低くなされている。後身頃第1及び後身頃中間伸長抑制部31〜34の好ましい伸長性は、前述した前身頃第1伸長抑制部21,22と同様である。
後身頃第2伸長抑制部35〜38は、それら以外の部分(高伸長性部分)よりもパッドホルダーの幅方向(X方向)の最大伸長率が低くなされている。後身頃第2伸長抑制部35〜38の好ましい伸長性は、前述した前身頃第2伸長抑制部23〜25と同様である。
パッドホルダー1の左右同じ側の、後身頃第1伸長抑制部と後身頃中間伸長抑制部との間隔W3(図3参照)、即ち、後身頃第1伸長抑制部31と後身頃中間伸長抑制部33との間隔及び後身頃第1伸長抑制部32と後身頃中間伸長抑制部34との間隔は、パッドホルダー1の下方から上方に向かうに連れて漸増している。これにより、後身頃第1伸長抑制部31,32により吸収性パッド7の中央部分(例えば、内部に吸収性コアを有する部分)を抑える一方、後身頃中間伸長抑制部33,34により、吸収性パッド7の両側部(例えば、吸収性コアの両側縁から延出するサイドフラップ部分等)を抑えることができ、防漏性が向上する。また、ウエスト開口部側に進むに従って、伸長抑制部の間隔W3が開いてくるため、前後が扇状に開いた瓢箪型のパッドでもしっかりと肌にフィットさせることができる。
本実施形態のパッドホルダー1を形成する伸縮性部材としては、編地、伸縮性不織布等(これらを、伸縮性シートとも言う)を用いることができるが、編地が好ましく、特に糸自体が伸縮性を有すると共に、伸縮性が発現し易い編み方で形成された編地を用いることが好ましい。
本実施形態のパッドホルダー1は、丸編機等により製造された伸縮性に富む円筒状の編地から形成されており、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部の開口周縁部においては、円筒状の編地の端部から所定幅の部分を折り返して縫合することでウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61を形成してある。伸長抑制部21〜25,31〜37は、それらの部分の編地の網目を他の部分より密にすることで最大伸長率を低下させてある。伸長抑制部21〜25,31〜37の他の形成方法としては、例えば、伸縮性に富むシートに、伸長性に劣る帯状のシートを縫合や融着等により接合する方法が挙げられる。
また、パッドホルダーは、100cm周長時の幅方向伸縮応力が5〜40N、特に10〜30Nであることが好ましく、750g荷重時のパッドホルダー縦方向の伸度が175〜500%、特に200〜300%であることが好ましい。100cm周長とは、着用者が履き上げ時にウエストを拡げるおよその値を表し、750g荷重とは、着用者が履き上げ時にウエストを引っ張るときのおおよそのモデル値を表している。
前記幅方向伸縮応力を上記範囲としてパッドホルダーを比較的低い応力で開くようにし、また、前記伸度を上記範囲として適度な縦伸が発現するようにすることで、容易な引き上げ性を達成することができる。但し、これだけではずり落ち性の悪化は避けられないが、本発明のように伸長抑制部を設けることで、引き上げ性とずり落ち防止性との両立を図ることができる。
〔100cm周長時の幅方向伸縮応力の測定方法〕
測定対象のパッドホルダーを、一対のU字状の治具間に架け渡すようにして、引張試験機(例えば、オリエンテック社製の「RTA−100」等)のチャック間に固定する。初期状態では、パッドホルダーが自然状態(外力が加わらない状態)になるように設定する。そして、チャック間に固定したパッドホルダーを、300mm/minで伸長させ、パッドホルダーのウエスト左右両脇間距離が50cmになった時の応力を「100cm周長時の幅方向伸縮応力」とする。
〔750g荷重時の縦方向の伸度の測定方法〕
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その縦方向(Y方向)に100mm、幅方向(X方向)に50mmの寸法の長方形形状を切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。
この測定サンプルを、その長手方向(Y方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、750g(7.4N)荷重を示したところで停止させる。その際のチャック間距離を測定し、次式より「750g荷重時の縦方向の伸度」を算出する。
伸度(%)={(伸長時のチャック間距離(mm)/初期チャック間距離50mm}×100
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に制限されない。
例えば、前身頃第1伸長抑制部21,22は、全長に亘って円弧状のものに代えて、直線部と円弧状部とを有するものや、角度をなして連接された2本又は3本以上の直線部からなるもの等を設けることもできる。
また、パッドホルダー1の前身頃第1伸長抑制部21,22、後身頃第1伸長抑制部31,32、後身頃中間伸長抑制部33,34は、それぞれ、折曲線1a,1a及び/又は折曲線1bに達しないものであっても良い。また、前身頃第2伸長抑制部、後身頃第1伸長抑制部、後身頃第2伸長抑制部、及び後身頃中間伸長抑制部は、それぞれ、一部又は全部を省略することもできる。
また、上述したパッドホルダー1においては、前身頃第2伸長抑制部及び後身頃第2伸長抑制部がそれぞれ4本であったが、それぞれ1本、2本、3本又は5本以上(例えば5本〜8本)であっても良い。例えば、パッドホルダー1における4本の前身頃第2伸長抑制部23〜26の何れか一本を省略したり、前身頃第2伸長抑制部23と25の間に2本以上の第2伸長抑制部を配置することもできる。但し、前身頃第2及び後身頃第2伸長抑制部は、複数本であること、特に2〜7本であることが、密着性と着脱容易性の観点から好ましく、2〜5本がより好ましい。また、4本の前身頃第2及び後身頃第2伸長抑制部それぞれの3本のみを、前身頃第1伸長抑制部21,22又は後身頃第1伸長抑制部の位置を超えて幅方向に延出させるのに代えて、全本数を延出させることもでき、また、1本も延出させないこともできる。
また、上述したパッドホルダー1においては、各伸長抑制部の各々は連続に延びていたが、必ずしも、各々は連続に延びている必要はなく、伸長抑制部がその一部で分断されて高伸長性部分を一部に含んでいる場合、たとえば、伸長抑制部と高伸長性部分が交互に配列していても良い。
また、パッドホルダーは、ボクサーブリーフ型のものに代えて、ハイレグタイプのものであっても良い。ただし、本発明は、引上げ時に製品股部近傍が大腿部に引っ掛かり十分引き上げられないという不具合を防止するという観点から、一対のレッグ開口部6,6の開口周縁部が、折曲線1bよりも下方に位置するボクサーブリーフ型のパッドホルダーにおいて特に優れた効果を発現する。
1 パッドホルダー
2 前身頃
21,22 前身頃第1伸長抑制部
23〜26 前身頃第2伸長抑制部
2U 前身頃上半部
2D 前身頃下半部
L2 前身頃の股上長
3 後身頃
31,32 後身頃第1伸長抑制部
33,34 後身頃中間伸長抑制部
35〜38 後身頃第2伸長抑制部
3U 後身頃上半部
3D 前身頃下半部
L3 後身頃の股上長
4 股下部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
7 吸収性パッド
8 腸骨稜
81 上前腸骨棘

Claims (4)

  1. ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部と、着用者股間部に対応する股下部を有し、該ウエスト開口部から股下部に向かう方向である縦方向と、該縦方向と直交する方向である幅方向を有しており、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであって、
    前記縦方向に伸長性を有し、前記幅方向に伸縮性を有しており、
    着用時に前身頃によって着用者の腸骨稜が覆われるようになされており、
    前記ウエスト開口部の周縁部にはウエスト開口弾性部が形成されており、
    前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の前身頃第1伸長抑制部が、前身頃下半部の幅方向中央側から前身頃上半部の左右両側部に亘ってそれぞれ延びるように形成され、
    一対の前記前身頃第1伸長抑制部は、パッドホルダーの着用時に、それぞれの長さ方向の一部においてそれぞれの幅の全体が着用者の腸骨稜の上方に位置するように形成されており、
    前記縦方向に関して、前記前身頃第1伸長抑制部の前記ウエスト開口部に最も近い部分と前記ウエスト開口弾性部とが間隔を置いて配されているパッドホルダー。
  2. 少なくとも前身頃に、パッドホルダーの幅方向の伸長性を抑制するように延びる、パッドホルダーの縦方向に間欠に配置された複数本の前身頃第2伸長抑制部を有しており、該前身頃第2伸長抑制部は、一対の前記前身頃第1伸長抑制部間に亘って形成されており、少なくとも1本が前身頃下半部に配されている、請求項1記載のパッドホルダー。
  3. 一対の前記前身頃第1伸長抑制部は、最もウエスト開口部寄りの前身頃第2伸長抑制部の位置よりウエスト開口部側に延出している、請求項2記載のパッドホルダー。
  4. 前身頃第2伸長抑制部の少なくとも一本は、パッドホルダーの幅方向において、前記前身頃第1伸長抑制部の位置を超えて延出しており、着用時に、着用者の腸骨稜の上下を、前記前身頃第1伸長抑制部と前身頃第2伸長抑制部の延出部分とで挟むことができるようになされている、請求項2又は3に記載のパッドホルダー。
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