JP2011222800A - 保持テーブル - Google Patents

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【課題】保持したワークに加工や処理を施した際に、摩擦による静電気発生が抑えられてワークに電荷が溜まりにくく帯電量を小さくし、静電破壊を抑制する。
【解決手段】ワーク1を支持する支持面421に負圧を伝達する多孔質体からなる吸着部42と、絶縁性を有する部材で形成された枠体41とを有するワーク支持部40と、ワーク支持部40を回転可能に支持する回転支持部50と、回転支持部50とワーク支持部40との間に形成された軽量化空間43と、吸着部42と負圧を発生させる負圧源80とを連通させる吸引経路70Aとを有し、吸引経路70Aは軽量化空間43と連通しない構成とする。ワーク支持部40を厚くして絶縁距離を大きくして帯電を抑えることができ、軽量化空間43を有することから重量増を招かない。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば半導体ウェーハ等の薄板状のワークに種々の加工や処理を施す装置に具備されるワークの保持テーブルに関する。
半導体デバイスは、半導体ウェーハの表面に分割予定ラインによって区画された多数の矩形領域に、ICやLSI等の電子回路(デバイス)を形成し、次いで、該ウェーハの裏面を研削・研磨するなど必要な処理を施してから、分割予定ラインを切断して個々のデバイス(半導体チップ)にダイシングするといった過程を経て得られる。デバイスに分割された後のウェーハは、洗浄水で洗浄されてダイシング時に生じた切削屑等が除去されてから高圧エアが吹き付けられて乾燥処理され(特許文献1等参照)、次のボンディング工程等に移される。
ウェーハのダイシングや洗浄・乾燥といった工程では、静電気が発生してウェーハが帯電するといったことが起こる。例えばダイシングを切削ブレードによる切削で行う場合には、潤滑や冷却のためにウェーハに切削水を供給しており、この切削水が接触する際に生じる摩擦などでウェーハが帯電する。また、洗浄・乾燥時においては、回転するテーブル上に支持したウェーハに洗浄水や高圧エアを吹き付けるため、これら洗浄水や高圧エアなどがウェーハに接触する時に摩擦が生じて帯電する。
ウェーハが帯電するということは放電に至る可能性を有するということであり、放電が起こることによってデバイスの中に流れる電気が許容量以上であった場合には、静電破壊が生じてデバイスがダメージを受け、結果としてデバイスの品質が低下したり使用不能になったりする。そこでこの問題を解決するために、ウェーハ等のワークを洗浄する際に、除電効果を有するイオン化されたエアを吹き付けて静電気を除去することが上記特許文献1で提案されている。
特開2004−327613号公報
ところで、イオン化エアの吹き付けは、ワークに生じる静電気を速やかに除去して静電破壊を抑えるための手段であるが、そもそもワークに電荷が溜まりにくくして帯電量を抑え、結果として電子の移動に起因する放電を抑えるといった根本的な対策を施すことができれば、上記従来のような静電破壊抑止策よりも大いに効果的である。
よって本発明は、保持したワークに加工や処理を施した際に、摩擦による静電気発生が抑えられてワークに電荷が溜まりにくく帯電量を小さくすることができ、これによって静電破壊を効果的に抑制することができる保持テーブルを提供することを目的としている。
本発明は、ワークの裏面に負圧を伝達して吸着保持する保持テーブルであって、ワークを支持する支持面に負圧を伝達する吸着部を有し、絶縁性を有する部材で形成されたワーク支持部と、該ワーク支持部を回転可能に支持する回転支持部と、該回転支持部と前記ワーク支持部との間に形成された軽量化空間と、前記吸着部と負圧を発生させる負圧源とを連通させる吸引経路とを有し、前記吸引経路は前記軽量化空間と連通しないことを特徴とする。
本発明の保持テーブルでは、ワークは、ワーク支持部の支持面に載置され、吸着部によって支持面が負圧にされることでワーク支持部に支持される。そして、回転支持部によりワーク支持部を介してワークが回転した状態で、該ワークに所定の加工や処理等が施される。
本発明によれば、ワーク支持部が絶縁性を有しているため、ワーク支持部が導体である場合と比べるとワークと回転支持部との間の絶縁距離を大きくすることができる。このため、摩擦によってワークに溜まる帯電量を小さくすることができ、その結果、帯電によるワークの静電破壊を効果的に抑制することができる。また、ワーク支持部と回転支持部との間に軽量化空間が形成されているため、重量増を招くことなくワーク支持部の厚さすなわち絶縁距離を大きくすることができる。
本発明においては、ワーク支持部の吸着部に負圧を発生させる吸引経路は軽量化空間と連通していない。ここで、吸引経路が軽量化空間と連通しているとワーク支持部が軽量化空間側にへこむといった変形が生じワークに悪影響を及ぼすおそれがあるが、本発明では吸引経路が軽量化空間には連通していないためワーク支持部に変形は起こらない。
本発明では、ワークは環状フレームの開口に支持テープを介して支持された状態であり、前記吸着部はワークの外周と前記環状フレームの内周との間の前記支持テープに対応する位置に形成された環状溝であり、前記吸引経路は前記軽量化空間中に設置された配管を含むことを具体的な形態とする。
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えばシリコンウェーハ等の半導体ウェーハや、セラミック、ガラス、サファイア(Al)もしくはシリコン系の無機材料基板の上に導電性のデバイスを有するものなどが挙げられる。
本発明によれば、保持したワークに加工や処理を施した際に生じる静電気の発生が抑えられてワークに電荷が溜まりにくく帯電量を小さくすることができ、これによって静電破壊を効果的に抑制することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態の保持テーブルが適用されたスピンナ式の洗浄装置を示す斜視図であって、(a)保持テーブルがワーク受け渡し位置にある状態、(b)保持テーブルが洗浄位置にある状態を示している。 一実施形態の保持テーブルと、該保持テーブルに保持されるワークを示す斜視図である。 一実施形態の保持テーブルの分解斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。 一実施形態の保持テーブルを構成するワーク支持部の枠体の平面図である。 (a)は一実施形態の保持テーブルをコンデンサの構造に見立てた場合の側面図、(b)は同じ構造で枠体が導体、かつ軽量化空間を有していない場合である。 本発明の他の実施形態の保持テーブルを示す斜視図である。 一実施形態の保持テーブルの分解斜視図である。 図7のIV−IV断面図である。 (a)二重の環状溝およびこれら環状溝を連通する連通溝、(b)図10(a)の10B−10B断面図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
[1]洗浄装置
図1は、一実施形態の保持テーブル30Aが適用された洗浄装置10を示している。この洗浄装置10は、図示せぬ加工装置で所定の加工がなされた薄板状のワークを洗浄する装置として好適なものである。図2の符号1はここでのワークを示している。このワーク1は、電子回路を有する多数の矩形状のデバイス2が表面に形成された円板状の半導体ウェーハである。
ワーク1の加工装置としては、ダイシング加工(切削ブレードによるダイシング、またはレーザ光照射によるダイシングを含む)、レーザ光を用いた孔あけ加工、研削加工、研磨加工、エキスパンド分割加工などを行うものが挙げられる。本実施形態の洗浄装置10は、そのような加工装置に付随して装備されるか、あるいは加工装置とは離され単独で設置される。
図1に示すように、洗浄装置10は、直方体状のケーシング11内に上記保持テーブル30Aと2つのノズル21,22が収容されてなるものである。ケーシング11内には、円筒状の内壁111と底部112とによって洗浄スペース12が形成されている。この洗浄スペース12は、上方に開口している。
保持テーブル30Aは全体が円板状で、ケーシング11内に洗浄スペース12と同心状に配設されている。保持テーブル30Aは、図2に示すように、水平に設けられる円板状のワーク支持部40と、ワーク支持部40を回転可能に支持する回転支持部50とを備えている。回転支持部50の下面中心からは、図示せぬモータ等の回転駆動部によって回転駆動される回転軸51が鉛直下方に延びており、回転支持部50は、回転軸51を中心として回転する。また、回転支持部50は、エアシリンダ等からなる図示せぬ昇降装置により、該回転駆動部と一体的に昇降する。
ワーク支持部40は、図3に示すように、回転支持部50の上面に同心状に載置されて固定される枠体41と、この枠体41の上面に同心状に配設された円板状の吸着部42とから構成されている。図4に示すように、枠体41の外周面の下部には鍔部411が形成されている。鍔部411の直径は回転支持部50の直径よりも小さく、鍔部411の外側には回転支持部50の環状の外周部501がはみ出ている。また、枠体41の下面には円形状の凹所が軽量化空間43として形成されている。一方、枠体41の上面には外周縁部412を残して円形状の凹所413が形成されており、この凹所413に吸着部42が嵌合して設置されている。
ワーク支持部40を構成する枠体41は、絶縁性を有する材料で形成されている。この場合の絶縁性材料としては、テフロン(登録商標)等に代表されるフッ素樹脂や、ポリアセタール樹脂、多孔質状のセラミック等が挙げられる。また、吸着部42は無数の気孔を有する多孔質体からなるものであり、アルミナ(Al)等のセラミック(絶縁体)が用いられる。また、ワーク支持部40を支持する回転支持部50は、アルミニウムやステンレス鋼等の金属からなる導体によって形成されている。
吸着部42はワーク支持部40の上面の大部分を占めており、その直径は、ワーク1の直径と同等かやや小さく設定されている。この吸着部42の上面が、ワーク1を吸着して支持する支持面421となっている。吸着部42の厚さは枠体41の凹所413の深さと同一であり、したがって凹所413に嵌合された吸着部42の上面は枠体41の外周縁部412の上面と面一で、水平に設定される。また、上記軽量化空間43の直径は、ワーク1の直径よりも大きく設定されている。
ワーク支持部40は、鍔部411を含む枠体41の外周面に嵌合する固定リング60がボルト65によって回転支持部50に固定されることにより、回転支持部50に固定される。固定リング60の直径は回転支持部50の直径と同等であり、固定リング60の内周面の下部には鍔部411に嵌合する環状凹所61が形成されている。回転支持部50の上記外周部501には、周方向に間隔をおいて複数のねじ孔502が形成されている。そして固定リング60の環状凹所61よりも外周側には、ねじ孔502に対応するボルト65の貫通孔62が形成されている。
固定リング60は、貫通孔62が回転支持部50のねじ孔502に対応する状態に環状凹所61が枠体41の鍔部411に嵌合され、貫通孔62に通したボルト65を回転支持部50のねじ孔502にねじ込んで締結することにより、回転支持部50に固定される。これによってワーク支持部40は固定リング60と回転支持部50に挟み込まれた状態で固定される。この固定状態で、軽量化空間43は枠体41と回転支持部50とで囲まれている。枠体41をボルト65で回転支持部50に直接締結せず、固定リング60で挟み込んで固定しているため、枠体41が樹脂であった場合にも枠体41を歪ませることなく固定することができる。
上記のようにして回転支持部50上にワーク支持部40が固定されてなる保持テーブル30Aには、図4に示すように、吸着部42と負圧源(真空ポンプ等)80とを連通させる吸引経路70Aが形成されている。吸引経路70Aは、回転軸51の中心に形成されて負圧源80に連通する第1吸引経路71と、第1吸引経路71の上端から分岐して回転支持部50の内部に放射状に形成され、回転支持部50の上面に開口する複数の第2吸引経路72と、枠体41の内部に放射状に形成され、各第2吸引経路72の開口721と吸着部42とを連通する複数の第3吸引経路73とから構成されている。図4および図5に示すように、第3吸引経路73には、凹所413の外周部に対応する位置と、第3吸引経路73の交差点となる位置であって凹所413の中心に対応する位置に、凹所413に開口する開口731が形成されている。上記軽量化空間43は吸引経路70Aには連通しておらず、保持テーブル30A内で密閉された空間となっている。
負圧源80と第1吸引経路71とは配管81で連通しており、負圧源80が運転されると、配管81、第1吸引通路71、第2吸引経路72、第3吸引経路73を経て吸着部42内の空気が吸引されて吸着部42が負圧となり、支持面421に負圧が伝達される。この負圧作用により、支持面421に載置されたワーク1は支持面421に吸着して支持される。
上記昇降機構により、保持テーブル30Aは、図1(a)に示すケーシング11の開口121付近のワーク受け渡し位置と、ワーク受け渡し位置から下降した図1(b)に示す洗浄スペース12内の洗浄位置とに位置付けられる。
図1に示す上記2つのノズル21,22は、一方が洗浄水を噴出する洗浄水ノズル、他方が乾燥エアを噴出するエアノズルとされている。これらノズル21,22は並列して水平に設けられ、基端部がケーシング11の底部112に立設された供給管部23の上端に水平旋回可能に支持され、先端部が下向きに屈曲している。洗浄水ノズル21から噴出する洗浄水としては、純水、あるいは静電気防止のためにCOが混入された純水が好ましく用いられる。なお、図示はしていないが、ケーシング11の底部112には、洗浄水の排水を処理設備に排出するための排水管が接続されている。
各ノズル21,22は、保持テーブル30Aが洗浄位置に位置付けられている時に保持テーブル30Aの上方において水平旋回し、保持テーブル30Aとともに回転して自転するワーク1の表面全面に洗浄水や乾燥エアが噴出される。また、保持テーブル30Aが昇降する際には保持テーブル30Aよりも外周側に旋回し、保持テーブル30Aの昇降に干渉しない退避位置に位置付けられる。
[2]洗浄装置の動作
次に、上記構成からなる洗浄装置10の動作例を説明する。
保持テーブル30Aが上昇してワーク受け渡し位置に位置付けられ、負圧源80が運転されて吸着部42の支持面421に負圧が伝達された状態となる。次いで、所定の加工が施されたワーク1が支持面421に同心状に載置され、これによってワーク1は支持面421に負圧作用で吸着、保持される。
続いて保持テーブル30Aが洗浄位置まで下降し、保持テーブル30Aが例えば800rpm(revolutions per minute)程度といった所定の洗浄回転速度で回転する。そして、洗浄水ノズル21が往復旋回しながら該ノズル21の先端より洗浄水が噴出する。洗浄水は自転するワーク1にまんべんなく噴出し、ワーク1に付着している汚れ成分(例えば切削屑や研削屑)が洗浄水で洗い流される。所定の洗浄時間が経過したら、洗浄水の供給が停止されて洗浄水ノズル21が退避する。
続いて、保持テーブル30Aの回転速度が例えば3000rpm程度まで上昇し、ワーク1に付着している洗浄水が遠心力により吹き飛ばされる。そしてこれと同時に、エアノズル22が往復旋回しながら該ノズル22の先端より高圧の乾燥エアが噴出する。乾燥エアは自転するワーク1にまんべんなく行き渡り、遠心力による洗浄水の吹き飛ばし作用と相まってワーク1は速やかに乾燥する。所定の乾燥時間が経過したら、乾燥エアの供給が停止されてエアノズル22が退避する。
ワーク1の洗浄および乾燥が終了したら、保持テーブル30Aがワーク受け渡し位置まで上昇し、負圧源80の運転が停止して吸着部42によるワーク1の吸着が解除される。この後ワーク1は保持テーブル30Aから取り上げられ、次の工程に移される。
以上が、1枚のワーク1に対する洗浄装置10の動作の1サイクルである。
[3]一実施形態の作用ならびに効果
次に、上記実施形態の保持テーブル30Aの作用と、それに伴う効果を説明する。
上記洗浄工程および乾燥工程においては、ワーク1の表面に洗浄水や高圧エアを吹き付けることにより摩擦が生じてワーク1が帯電するといったことが従来では起こっていた。しかしながら本実施形態の保持テーブル30Aによれば、以下の理由から帯電が起こりにくいものとなっている。
保持テーブル30Aの吸着部42にワーク1が保持された状態では、導体であるワーク(半導体ウェーハ)1と回転支持部50(アルミニウム等の金属製)との間に、絶縁体であるワーク支持部40(枠体41が例えばフッ素樹脂、吸着部42が例えばアルミナである)が挟まれている。これは2枚の導体の間に絶縁体を挟んだ平行コンデンサと同じような構造として考えられる。
2枚の導体板からなる一般的なコンデンサの容量Cは、
C=εr(導体板間の比誘導率)×S(導体の面積)/d(導体間の距離)…式1
であり、これを本実施形態の保持テーブル30Aに対応させると、
C=εr(回転支持部50とワーク1の間の比誘導率)×S(回転支持部50とワーク1の面積)/d(ワーク1と回転支持部50間の距離)となる。この式から、dすなわちワーク1と回転支持部50間の距離が大きければ大きいほどコンデンサの容量は小さくなる。ここで、コンデンサに蓄えられる電気量qと電位差の一般的な関係式
q=CV (C:コンデンサの容量、V:電位差)…式2
から、コンデンサの容量が小さければ小さいほどqすなわち帯電量が小さくなるということが導かれる。
図6(a)に示すように、本実施形態の保持テーブル30Aにおいては、ワーク1の裏面と回転支持部50との間の距離d1が、保持テーブル30Aをコンデンサとして考えた場合における導体間の距離(絶縁体の厚さに相当)である。一方、図6(b)は、ワーク支持部40の枠体41が本実施形態のように絶縁体ではなく導体(例えばアルミニウム)からなるものであって、かつ軽量化空間43が形成されておらず、吸着部42が本実施形態と同様に絶縁体であるセラミック製の多孔質体からなる場合を示しており、この場合は、吸着部42の厚さd2が保持テーブル30Aをコンデンサとして考えた場合における導体間の距離(絶縁体の厚さ)である。なお、図6では上記固定リング60および吸引経路70Aの図示を省略している。
両者におけるワーク1の裏面から導体までの間の距離d1,d2を比べると、本実施形態の方(d1)が格段に大きく、したがって、本実施形態の保持テーブル30Aの方が、電荷が溜まりにくく帯電量が常に小さく抑えられる。静電破壊は、ワーク1内での電子の移動に起因するものであり、電子の移動は溜まった電荷が放電した時に生じるが、本実施形態では帯電量が常に小さく抑えられるので、ワーク1内での電子の移動も生じにくくなって放電が起こりにくくなり、結果として静電破壊が効果的に抑制される。ちなみに絶縁距離とされるワーク1と回転支持部50との間の距離d1は、8mm以上が確保されていることが望ましく、例えば30mm程度とされる。
ところで、静電破壊を引き起こす電子の移動は、溜まった電荷が放電した時の他に、内部で静電誘導が起こった時にも生じる可能性がある。静電誘導は、例えば誘電分極した絶縁体が導体に近付くことによって起こり、誘電分極は、本実施形態の場合では、洗浄水が帯電していると、その洗浄水が吐出されるワーク支持部40の支持面421に起こる可能性がある。支持面421が誘電分極していると、保持されるワーク1に静電誘導が起こって電子が移動し、静電破壊を招くことになる。ところが、本実施形態のワーク支持部40の枠体41の材料で挙げたフッ素樹脂や、吸着部42のような多孔質体は、誘電分極が生じにくい材料であり、したがってワーク支持部40に保持されるワーク1に静電誘導は起こりにくく、結果としてワーク1と回転支持部50間の距離を大きくすることと相まって静電破壊の抑制効果を相乗的に得ることができる。
また、本実施形態では、ワーク支持部40を単に絶縁体としただけでなく、ワーク支持部40を構成する枠体41の下面に軽量化空間43を形成している。このため、絶縁距離を大きくするために枠体41を厚くしても保持テーブル30Aの重量の増加は少ない。保持テーブル30Aの重量が増すと、例えば回転中にぶれやすくなり安定度が損なわれる。ところが本実施形態では枠体41に軽量化空間43を形成することにより、重量の増加を招くことなく絶縁距離が大きくなって帯電を抑えることができる。
また、本実施形態においては、ワーク支持部40の吸着部42に負圧を発生させる吸引経路70Aは軽量化空間43と連通していない。ここで、吸引経路70Aが軽量化空間43と連通していると、保持しているワーク1に対応する比較的薄い部分(吸着部42、および吸着部42が接触している枠体41の上部)が軽量化空間43側にへこむといった変形が生じる可能性がある。この変形が生じるとワーク1もそれに倣って変形し、悪影響を及ぼすおそれがある。ところが吸引経路70Aは軽量化空間43に連通していないためそのような変形は起こらず、このためワーク1は安全に保持される。
[4]保持テーブルの他の実施形態
次いで、図7〜図10を参照して本発明に係る保持テーブルの他の実施形態を説明する。これら図面で上記実施形態の保持テーブル30Aと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を簡略にする。
図7に示す他の実施形態の保持テーブル30Bは、環状フレーム5の開口5aに支持テープ6を介して同心状に配設されて支持された状態のワーク1を支持するものである。支持テープ6は片面が粘着面とされたテープであって、その粘着面に環状フレーム5とワーク1の裏面が貼着される。環状フレーム5は、金属等の板材からなる剛性を有するものであり、この環状フレーム5を支持することによりワーク1が搬送される。
図8および図9に示すように、この実施形態の保持テーブル30Bも、上記実施形態の保持テーブル30Aと同様に、回転支持部50上に、軽量化空間43を有するワーク支持部40が固定リング60で固定された構成である。この場合のワーク支持部40は、上記多孔質体からなる吸着部42は有さず、絶縁性の枠体41の平坦な上面でワーク1の支持面414が構成されており、また、その枠体41に第3吸引経路73は形成されていない。また、回転支持部50は第2吸引経路72を有さず、第1吸引経路71が軽量化空間43に臨む上面に開口している。
図9に示すように、ワーク1は支持テープ6を介してワーク支持部40(枠体41)の支持面414に載置され、環状フレーム5が固定リング60上に載置される。そして、支持テープ6におけるワーク1の外周と環状フレーム5の内周との間の環状部6aが、支持面414の外周部414aから固定リング60にわたって載置される。
枠体41の支持面414の、支持テープ6の環状部6aに対応する位置である該外周部414aには、内周側と外周側の2つの環状溝(吸着部)415,416が枠体41と同心状に形成されている。これら環状溝415,416は、図10に示すように支持面414に形成された複数の連通溝417により連通している。この場合の連通溝417は、互いに180°の角度離れた位置に形成されている。枠体41には、下面から連通溝417に通じる吸引口418が形成されており、図9に示すようにこれら吸引口418と回転支持部50の第1吸引経路71の開口711とが、軽量化空間43に配設された配管74によって連通されている。
この実施形態では、回転支持部50の第1吸引経路71、配管74、枠体41の吸引口418および連通溝417により、環状溝415,416と負圧源80とを連通させる吸引経路70Bが構成されている。吸引口418は軽量化空間43に臨む枠体41の下面に開口し、第1吸引経路71は軽量化空間43に臨む回転支持部50の上面に開口しているが、これら開口は配管74に塞がれている。したがって軽量化空間43は吸引経路70Bには連通しておらず、保持テーブル30B内で密閉された空間となっている。
固定リング60には、環状フレーム5を着脱自在に保持する複数の揺動式クランプ66が等間隔をおいて取り付けられている。これらクランプ66は、保持テーブル30Bが回転して遠心力が発生すると、図9に示すように、押え部66aが固定リング60上に載置されている環状フレーム5を上方から押さえ付けるように揺動し、これにより環状フレーム5が保持される。
この実施形態の保持テーブル30Bによれば、負圧源80が運転されると、配管81、第1吸引通路71、配管74、吸引口418および連通溝417を経て環状溝415,416内の空気が吸引され、環状溝415,416が負圧となる。これにより、支持テープ6の環状部6aの環状溝415,416を覆う部分が環状溝415,416に吸着するので、ワーク1は支持テープ6を介して枠体41の支持面414に支持される。
この実施形態の保持テーブル30Bによっても、軽量化空間43を有するワーク支持部40により重量の増加を招くことなくワーク1と回転支持部50との間の絶縁距離を大きくすることができ、ワーク1の帯電を効果的に抑制することができる。特にこの実施形態では、支持テープ6を絶縁性のものとすれば、支持テープ6の厚さを絶縁距離の一部として増大させることができる。また、上記実施形態の保持テーブル30Aと同様に吸引経路70Bが軽量化空間43と連通していないため、ワーク1の吸着時にワーク支持部40およびワーク1の変形といった不具合が起こらない利点も得ることができる。
1…ワーク
5…環状フレーム
5a…環状フレームの開口
6…支持テープ
30A,30B…保持テーブル
40…ワーク支持部
414,421…支持面
415,416…環状溝(吸着部)
42…吸着部
43…軽量化空間
50…回転支持部
70A,70B…吸引経路
74…配管
80…負圧源

Claims (2)

  1. ワークの裏面に負圧を伝達して吸着保持する保持テーブルであって、
    ワークを支持する支持面に負圧を伝達する吸着部を有し、絶縁性を有する部材で形成されたワーク支持部と、
    該ワーク支持部を回転可能に支持する回転支持部と、
    該回転支持部と前記ワーク支持部との間に形成された軽量化空間と、
    前記吸着部と負圧を発生させる負圧源とを連通させる吸引経路と、
    を有し、
    前記吸引経路は前記軽量化空間と連通しないことを特徴とする保持テーブル。
  2. ワークは環状フレームの開口に支持テープを介して支持された状態であり、
    前記吸着部はワークの外周と前記環状フレームの内周との間の前記支持テープに対応する位置に形成された環状溝であり、
    前記吸引経路は前記軽量化空間中に設置された配管を含むことを特徴とする請求項1に記載の保持テーブル。
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