JP2011222080A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データストローブ信号のスルーレートを変更することなくデータストローブ信号のクロスポイントの電位を調整可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、外部クロックに基づき第1内部クロックを発生する発生回路と、第1内部クロックに基づき第2及び第3内部クロックを生成する分割回路であり第3内部クロックの立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを調整するエッジ調整回路を含む分割回路と、エッジ調整回路にエッジ調整信号を供給する調整情報保持部と、第2内部クロックに応じて第1データストローブ信号を発生し第3内部クロックに応じて第1データストローブ信号と位相が異なる第2データストローブ信号を発生する出力回路を備え、エッジ調整回路はエッジ調整信号に応じて第3内部クロックの立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特には、データストローブ信号を使用する半導体装置に関する。
複数の半導体装置間、例えば、半導体メモリ装置とメモリコントローラ間、でのデータ転送の周波数は、年々高くなってきている。このため、データの取り込みタイミングを示すために、データの出力側の半導体装置(例えば、半導体メモリ装置)から、データの受け取り側の半導体装置(例えば、メモリコントローラ)に、データと共に供給される信号であるデータストローブ信号の精度の向上が益々重要となってきている。
特許文献1には、データストローブ信号として、互いに位相が異なる2つのデータストローブ信号(相補データストローブ信号)を用いることで、相補データストローブ信号の立ち上がりに要する時間と立ち下がりに要する時間とが異なる場合であっても、相補データストローブ信号の周期(相補データストローブ信号のクロスポイント間の時間)を一定とすることができる半導体装置が開示されている。
特開2008−112565号公報
一般的に、特許文献1に記載のような半導体装置は、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位がデータストローブ信号の最大振幅(例えば、電源電位VDDと接地電位VSSとの間の振幅)の中間電位(例えば、中間電位Vtt)と一致するように設計される。これは、相補データストローブ信号がクロスするタイミングとデータ信号の論理レベルが切り替わるタイミングとを一致させるためである。相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が中間電位Vttに一致させることで、データを受け取る側の半導体装置は、所定の期間で正確なデータ信号を受け取ることが可能となる。
しかしながら、実際の半導体装置においては、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が、中間電位Vttからずれてしまう場合がある。この場合、相補データストローブ信号がクロスするタイミングとデータ信号の論理レベルが切り替わるタイミングとが、ずれてしまう恐れがある、という問題があることを本願発明者は明らかにした。
相補データストローブ信号の周期とデータ信号の周期とがずれてしまうと、データの受け取り側の半導体装置において、データの取り込みに使用できる期間が短くなる、又は、誤ったデータを取り込んでしまうという問題が生じる。
相補データストローブ信号のクロスポイントの電位を調整する方法としては、データストローブ信号の出力回路の駆動能力を調整し、相補データストローブ信号のスルーレートを調整することも考えられる。しかしながら、相補データストローブ信号のスルーレートを変更すると、信号反射の変化等による信号品質の低下が生じる恐れがある。
本発明の半導体装置は、外部クロック信号に基づいて第1の内部クロック信号を発生するクロック発生回路と、前記第1の内部クロック信号に基づいて、第2及び第3の内部クロック信号を生成するクロック分割回路であって、前記第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを調整するエッジ調整回路を含むクロック分割回路と、前記エッジ調整回路にエッジ調整信号を供給する調整情報保持部と、前記第2及び第3の内部クロック信号を受け取り、当該第2の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号を発生し、当該第3の内部クロック信号に応じて前記第1のデータストローブ信号と位相が異なる第2のデータストローブ信号を発生するデータストローブ出力回路と、を備え、前記エッジ調整回路は、前記エッジ調整信号に応じて、前記第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。
本発明によれば、エッジ調整回路は、エッジ調整信号に応じて、第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。データストローブ出力回路は、第2の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号を発生し、第3の内部クロック信号に応じて第2のデータストローブ信号を発生する。このため、データストローブ出力回路の駆動能力を変化させることなく、つまり、第1及び第2のデータストローブ信号のスルーレートを変更することなく、第1及び第2のデータストローブ信号のクロスポイントの電位を調整することが可能になる。
本発明の一実施形態の半導体装置10の構成を示すブロック図である。 クロック分割部300の回路図である。 データ入出力部400の回路図である。 データストローブ入出力部500の回路図である。 調整情報保持部53の回路図である。 内部クロック信号と第1及び第2データストローブ信号の一例を示した図である。 内部クロック信号と第1及び第2データストローブ信号の他の例を示した図である。 内部クロック信号と第1及び第2データストローブ信号のさらに他の例を示した図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。
但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求内容は請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の半導体装置10の構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10は、DDR型のSDRAMであり、外部端子として、クロック端子11a,11b、コマンド端子12、アドレス端子13、データ入出力端子(データ出力端子)14、データストローブ端子15及び電源端子16a,16bを備えている。半導体装置10は、その他、リセット端子なども備えられているが、これらについては図示を省略してある。
クロック端子11a,11bは、それぞれ外部クロック信号CK,CKBが供給される端子であり、供給された外部クロック信号CK,CKBは、クロック入力回路21に供給される。
本明細書において信号名の末尾に「B」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、外部クロック信号CK,CKBは互いに相補の信号である。
クロック入力回路21は、外部クロック信号CK,CKBに基づいて単相の内部クロック信号PreCLKを生成し、内部クロック信号PreCLKを、DLL回路100に供給する。
DLL回路100は、内部クロック信号PreCLKに基づいて、位相制御された内部クロック信号DLLCLK1(第1の内部クロック信号)を生成し、内部クロック信号DLLCLK1を、クロック分割部300に供給する。
なお、クロック入力回路21とDLL回路100は、クロック発生回路200に含まれる。クロック発生回路200は、外部クロック信号CK,CKBに基づいて内部クロック信号DLLCLK1(第1の内部クロック信号)を発生する。
詳細については後述するが、クロック分割部300は、単相である内部クロック信号DLLCLK1に基づいて、相補の内部クロック信号DLLCLK2(第2の内部クロック信号),DLLCLK2B(第3の内部クロック信号)を生成する回路である。後述するように、クロック分割部300は、エッジ調整回路を含むクロック分割回路を有する(図2参照)。クロック分割回路は、内部クロック信号DLLCLK1に基づいて、相補の内部クロック信号DLLCLK2,DLLCLK2Bを生成する。エッジ調整回路は、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを調整する。
コマンド端子12は、ロウアドレスストローブ信号RASB、カラムアドレスストローブ信号CASB、ライトイネーブル信号WEB、チップセレクト信号CSB、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。また、コマンド端子12は、テストコマンドを受け付ける。これらのコマンド信号CMDは、コマンド入力回路31に供給される。コマンド入力回路31に供給されたこれらコマンド信号CMDは、コマンドデコーダ32に供給される。
コマンドデコーダ32は、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドICMDは、読み出し書き込み制御部51及びモードレジスタ52に供給される。コマンドデコーダ32は、テストコマンドを受け付けると、そのテストコマンドをモードレジスタ52に供給する。
読み出し書き込み制御部51は、カラム系制御回路、ロウ系制御回路、カラムデコーダ、ロウデコーダ、センス回路、データアンプ及びFIFO回路を含む。読み出し書き込み制御部51では、内部コマンドICMDは、ロウ系制御回路及びカラム系制御回路に供給される。
アドレス端子13は、アドレス信号ADDが供給される端子であり、供給されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路41に供給される。アドレス入力回路41の出力は、アドレスラッチ回路42に供給される。アドレスラッチ回路42にラッチされたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスについては、読み出し書き込み制御部51内のロウ系制御回路に供給され、カラムアドレスについては、読み出し書き込み制御部51内のカラム系制御回路に供給される。また、半導体装置10がモードレジスタセットにエントリしている場合には、アドレス信号ADDはモードレジスタ52に供給され、これによってモードレジスタ52の内容が更新される。また、アドレス端子13には、テストコードが供給され、供給されたテストコードは、アドレス入力回路41及びアドレスラッチ回路42を介して、モードレジスタ52に供給される。
モードレジスタ52は、コマンドデコーダ32からテスト動作を示す内部コマンド(テストコマンド)が入力されると、アドレス端子13から入力されるテストコードに応じて、それぞれのテストコードに応じた論理レベルのテストコード信号TESTを、調整情報保持部53に供給する。また、モードレジスタ52は、半導体装置10の初期化時(イニシャライズ時)に、ヒューズロード信号FUSE_LOAD_Bを調整情報保持部53に供給する。
調整情報保持部53は、テストコード信号TESTに基づいてエッジ調整信号を生成し、このエッジ調整信号を、クロック分割部300内のエッジ調整回路に供給する。
クロック分割部300内のエッジ調整回路は、エッジ調整信号に応じて、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。内部クロック信号DLLCLK2,DLLCLK2Bは、データ入出力部400及びデータストローブ入出力部500に供給される。
データ入出力端子14は、リードデータDQの出力及びライトデータDQの入力を行うための端子であり、データ入出力部400に接続されている。データ入出力部400にはクロック分割部300によって生成される相補の内部クロック信号DLLCLK2,DLLCK2Bが供給されており、リード動作時においては内部クロック信号DLLCLK2,DLLCK2Bに同期してリードデータDQをバースト出力する。
尚、データ入出力端子14の数は適宜変更可能であり、例えば、後述する具体例(図3参照)では、データ入出力端子14の数が8個である場合を図示している。後述するように、データ入出力端子14を複数個設ける場合には、クロック分割部300内のクロック分割回路(図2参照)及びデータ入出力部400内のデータ出力回路(図3参照)及びデータ入力回路を、データ入出力端子14と同数設ける必要がある。
データストローブ入出力部500は、内部クロック信号DLLCLK2,DLLCLK2Bを受け取る。データストローブ入出力部500は、後述するように、データストローブ入力回路とデータストローブ出力回路とを含む。
データストローブ出力回路は、内部クロック信号DLLCLK2,DLLCLK2Bを受け取り、内部クロック信号DLLCLK2に応じて第1のデータストローブ信号DQSを発生し、内部クロック信号DLLCLK2Bに応じて第1のデータストローブ信号DQSと位相が異なる第2のデータストローブ信号DQSBを発生する。第1のデータストローブ信号DQSと第2のデータストローブ信号DQSBは、データストローブ端子15から出力される。
読み出し書き込み制御部51は、アドレスラッチ回路42からのアドレス信号ADDと、コマンドデコーダ32からの内部コマンドICMDと、データ入出力部400からの信号と、に基づいて、メモリセル70からのデータの読み出し、及びメモリセル70へのデータの書き込みを行う。
例えば、読み出し書き込み制御部51内のロウ系制御回路の出力は、読み出し書き込み制御部51内のロウデコーダに供給される。ロウデコーダは、メモリセルアレイ70に含まれるいずれかのワード線WLを選択する回路である。メモリセルアレイ70内においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図1では、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ビット線BLは、読み出し書き込み制御部51内のセンス回路内の対応するセンスアンプSAに接続されている。
また、読み出し書き込み制御部51内のカラム系制御回路の出力は、読み出し書き込み制御部51内のカラムデコーダに供給される。カラムデコーダは、読み出し書き込み制御部51内のセンス回路に含まれるいずれかのセンスアンプSAを選択する回路である。カラムデコーダによって選択されたセンスアンプSAは、読み出し書き込み制御部51内のデータアンプに接続される。
データアンプは、リード動作時においてはセンスアンプSAによって増幅されたリードデータをさらに増幅し、リードライトバスRWBSを介して、これを、読み出し書き込み制御部51内のFIFO回路に供給する。一方、ライト動作時においては、データアンプは、リードライトバスRWBSを介してFIFO回路から供給されるライトデータを増幅し、これをセンスアンプSAに供給する。FIFO回路は、データ入出力部400に接続されている。
電源端子16a,16bは、それぞれ外部電源電位VDD及び接地電位VSSが供給される端子である。本明細書においては、外部電源電位VDD及び接地電位VSS間の電圧を単に「外部電圧VDD」と呼ぶことがある。
図1に示す各回路には、外部電圧VDDが供給されており、図1に示す各回路は、外部電圧VDDを電源として動作する。したがって、図1に示す各回路が取り扱う信号の電圧の振幅値は外部電圧VDDと一致する。例えば、内部クロックDLLCLK1は、外部電源電位VDDと接地電位VSSの間で振動する。尚、メモリセルアレイ70においては、アレイ電圧(VARAY)や外部電圧VDDを超える高電圧(VPP)、さらには負電圧(VBB)なども用いられるが、これについては本発明の要旨とは直接関係ないことから、説明を省略する。尚、外部電圧VDDに応じて、半導体装置10内部で内部電圧VPERIを生成し、図1に示す各回路の少なくとも一部を内部電圧VPERIに応じて動作する構成とすることもできる。
図2は、クロック分割部300の回路図である。
図2に示すように、クロック分割部300は、複数のクロック分割回路301を含む。複数のクロック分割回路301のそれぞれは、複数のデータ出力回路(後述)と複数のデータストローブ出力回路(後述)とのうちの対応する1つに、内部クロック信号DLLCLK2n(n=0−7,S0,S1)(第2の内部クロック信号)と、内部クロック信号DLLCLK2Bn(n=0−7,S0,S1)(第3の内部クロック信号)と、を供給する。互いに対応する内部クロック信号DLLCLK2nと内部クロック信号DLLCLK2Bnとは、相補の信号である。
それぞれのクロック分割回路301は、エッジ調整回路302と、生成回路303と、インバータI1(第2のドライバ回路)及びI2(第1のドライバ回路)を含む。生成回路303は、インバータ303a−303dを有する。
生成回路303は、内部クロック信号DLLCLK1に基づいて、相補の内部クロック信号DLLCLK30,DLLCLK3B0(互いに位相の異なる第4及び第5の内部クロック信号)を生成する。
エッジ調整回路302は、図1に示した調整情報保持部53から供給されるエッジ調整信号に応じて、相補の内部クロック信号DLLCLK30,DLLCLK3B0の一方の内部クロック信号(本実施形態では、内部クロック信号DLLCLK3B0)の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整する。
エッジ調整回路302は、内部クロック信号DLLCLK2Bn(n=0−7,S0,S1)を生成するために使用される経路(信号線)302aと、一方の導電型であるP型のMOS容量であるP0,P1(容量素子)と、他方の導電型であるN型のMOS容量N0,N1(容量素子)と、を含み、図1に示した調整情報保持部53から供給されるエッジ調整信号に応じて動作する。
MOS容量P0,P1とMOS容量N0,N1とは、それぞれ、一端(ゲート;制御電極)が経路302aに接続され、他端(ソース及びドレイン;第1及び第2の電極)にエッジ調整信号が供給される。
MOS容量P0,1は、それぞれ、エッジ調整信号EADJP0,1が、一方の論理レベルであるH(ハイ)レベルを取るときに、活性化され(容量として機能し)、他方の論理レベルであるL(ロー)レベルを取るときには、非活性化される(容量として機能しない)。
MOS容量N0,1は、それぞれ、エッジ調整信号EADJN0,1が、一方の論理レベルであるH(ハイ)レベルを取るときに、非活性化され(容量として機能しない)、他方の論理レベルであるL(ロー)レベルを取るときには、活性化される(容量として機能する)。
MOS容量P0,1は、活性化された場合(容量として機能する場合)、内部クロック信号DLLCLK3Bの一方のエッジである立ち下がり(Fall)エッジのスルーレートを変更するが、内部クロック信号DLLCLK3Bの他方のエッジである立ち上がり(Rise)エッジには作用しない(立ち上がりエッジのスルーレートを変更しない)。
一方、MOS容量N0,1は、活性化された場合(容量として機能する場合)、内部クロック信号DLLCLK3Bの他方のエッジである立ち上がりエッジのスルーレートを変更するが、内部クロック信号DLLCLK3Bの一方のエッジである立ち下がりエッジには作用しない(立ち上がりエッジのスルーレートを変更しない)。
これは、MOS容量の容量(キャパシタンス)のゲート電圧依存性が、基板の導電型によって異なるためである。
このように、エッジ調整回路302は、MOS容量P0,1及びN0,1の他端に供給される電圧(HレベルかLレベル)に応じて、内部クロック信号DLLCLK30,DLLCLK3B0の一方の内部クロック信号(本実施形態では、内部クロック信号DLLCLK3B0)の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整する。
なお、エッジ調整回路302は、内部クロック信号DLLCLK3B0ではなく、内部クロック信号DLLCLK30の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整してもよい。この場合、エッジ調整回路302は、インバータI1の前段ではなく、インバータI2の前段に設けられる。
内部クロック信号DLLCLK3Bが入力されるインバータI1(第2のドライバ回路)は、内部クロック信号DLLCLK3Bのスルーレートが変化しても、その出力である内部クロック信号DLLCLK2Bのスルーレートが変化しない程度に、大きな駆動能力を有する。これにより、内部クロック信号DLLCLK3Bのスルーレートを変化させた場合、内部クロック信号DLLCLK2Bのスルーレートは変化せずに、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり又は立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
特に限定されないが、クロック分割回路301は、設計時にMOS容量P0及びN0を活性化させた状態で、内部クロック信号DLLCLK2と内部クロック信号DLLCLK2Bの遅延時間が実質的に同一になるように、それぞれのインバータ303a〜d、I1、I2のサイズが設計される。
このように設計することで、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり又は立ち下がりのタイミングを速くしたい場合には、MOS容量P0及びN0のうちの対応する容量を非活性化し、内部クロック信号DLLCLK3Bの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのスルーレートを速くすればよい。逆に、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり又は立ち下がりのタイミングを遅くしたい場合には、MOS容量P1及びN1のうちの対応する容量を活性化し、内部クロック信号DLLCLK3Bの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのスルーレートを遅くすればよい。
図3は、データ入出力部400の回路図である。なお、データ入出力部400は、データ出力回路とデータ入力回路とを含むが、図3では、データ出力回路400Aのみ示している。これは、データ入力回路が、本発明と直接関係ないためである。
図3に示すように、データ出力回路400Aは、データ配線401,402を介してそれぞれ供給される内部データ信号CD,CEを受けるマルチプレクサ410と、マルチプレクサ410の出力である信号DQ0P,DQ0Nを受け、これに基づいてリードデータ(外部データ信号)DQ0をデータ入出力端子14から出力する出力バッファ420とを含んでいる。
マルチプレクサ410は、データ配線401を介して供給される内部データ信号CDの反転信号を内部クロック信号DLLCLK2の立ち上がりエッジに同期して出力するクロックドドライバであるとともに、データ配線402を介して供給される内部データ信号CEの反転信号を内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がりエッジに同期して出力する。
マルチプレクサ410の出力である信号DQ0P,DQ0Nは、出力バッファ420を構成するPチャンネル型MOSトランジスタ421(出力トランジスタ)及びNチャンネル型MOSトランジスタ422(出力トランジスタ)のゲート電極にそれぞれ供給される。これにより、内部クロック信号DLLCLK2の立ち上がりエッジにおいては、内部データ信号CDの反転信号の論理レベルに基づいてトランジスタ421,422のいずれか一方がオンし、ハイレベル又はローレベルの外部データ信号DQが出力される。同様に、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がりエッジにおいては、内部データ信号CEの反転信号の論理レベルに基づいてトランジスタ421,422のいずれか一方がオンし、ハイレベル又はローレベルの外部データ信号DQが出力される。これにより、データ入出力端子14からは、外部データ信号DQ0が連続的に出力される。
尚、図3においては、一例として、データ入出力端子14が8個設けられている場合を示している。つまり、本例では、8ビットのリードデータDQ0〜DQ7が並列に出力される。図3に示すように、データ入出力端子14が8個設けられている場合、クロック分割回路300及びデータ出力回路400Aについても8セット設けられる。
図4は、データストローブ入出力部500の回路図である。なお、データストローブ入出力部500は、データストローブ出力回路とデータストローブ入力回路とを含むが、図4では、データストローブ出力回路500A及び500Bのみ示している。これは、データストローブ入力回路が、本発明と直接関係ないためである。
データストローブ出力回路500A及び500Bは、マルチプレクサ510と、出力バッファ520と、を含む。データストローブ出力回路500Aは、図3に示したデータ入力回路400Aと比較して、データ信号CD、CEに対応する信号が電源電位(VDD、VSS)に固定されている点が、データ入力回路400Aと異なる。具体的には、正相データストローブ信号DQSを発生するデータストローブ出力回路500Aでは、データ信号CDに対応する信号がVSSに、データ信号CEに対応する信号がVDDにそれぞれ固定されている。これに対し、逆相データストローブ信号DQSBを発生するデータストローブ出力回路500Bでは、データ信号CDに対応する信号がVDDに、データ信号CEに対応する信号がVSSにそれぞれ固定されている。
データストローブ出力回路500Aは、内部クロック信号DLLCLK2の立ち上がりエッジに応じて、正相データストローブ信号DQSを、一方のレベルであるLレベルから他方のレベルであるHレベルに遷移させ、内部クロック信号DLLCLK2の立ち下がりエッジに応じて、正相データストローブ信号DQSを、他方のレベルであるHレベルから一方のレベルであるLレベルに遷移させる。つまり、正相データストローブ信号DQSの遷移には、内部クロック信号DLLCLK2Bは影響しない。
データストローブ出力回路500Bは、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がりエッジに応じて、逆相データストローブ信号DQSBを、一方のレベルであるLレベルから他方のレベルであるHレベルに遷移させ、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち下がりエッジに応じて、逆相データストローブ信号DQSBを、他方のレベルであるHレベルから一方のレベルであるLレベルに遷移させる。つまり、逆相データストローブ信号DQSBの遷移には、内部クロック信号DLLCLK2は影響しない。
図5は、調整情報保持部53の回路図である。調整情報保持部53は、複数の調整情報保持回路530を備える。調整情報保持回路530は、PMOSトランジスタPMOS1及びPMOS2と、ヒューズ素子Fuseと、インバータ530a及び530bと、NANDゲート530cと、を含む。ここで、複数の調整情報保持回路530は、供給されるテストコード信号TESTP0,1、N0,1がそれぞれ異なる点を除いて、互いに同一の構成を備える。
ヒューズ素子Fuseは、アルミ等で構成され、レーザーの照射によって切断可能なレーザーヒューズである。レーザーによって切断されるヒューズに変えて、電気的に破壊が可能なアンチヒューズを、ヒューズ素子Fuseとして用いることもできる。ヒューズ素子Fuseを切断しなければ、ノードNETは接地電位VSSにショートしており、ヒューズ素子Fuseが切断されていれば、ノードNETは接地電位VSSから切り離される(VSSにショートしていない)。
ヒューズロード信号FUSE_LOAD_Bは、図1に示したモードレジスタ52から複数の調整情報保持回路530に共通に供給される信号である。ヒューズロード信号FUSE_LOAD_Bは、半導体装置10の初期化時(イニシャライズ時)に所定のわずかな時間、活性状態であるLレベルをとり、ノードNETに微小時間電荷を供給するための信号である。
テストコード信号TESTP0,1、N0,1は、図1に示したモードレジスタ52からそれぞれ対応する1つの調整情報保持回路に供給されるテストコード信号である。
モードレジスタ52は、半導体装置10がテスト動作モードの場合、外部から供給されるテストコードに応じて、複数のテストコード信号TESTP0,1、N0,1のそれぞれを、活性レベルのHレベル又は非活性レベルのLレベルのいずれか一方に設定する。また、モードレジスタ52は、半導体装置10が通常動作モードの場合、テストコード信号TESTP0,1、N0,1を非活性レベルのLレベルに設定する。
ここで、ヒューズ素子Fuseが切断されていない場合と切断されている場合とのそれぞれにおける調整情報保持回路530の動作を、テストコード信号TESTP0が供給される調整情報保持回路530を例に、説明する。
ヒューズ素子Fuseが切断されていない場合、ヒューズロード信号FUSE_LOAD_Bによりチャージされた電荷がVSSに抜けるため、EADJP0BはHレベルとなる。よって、テストコード信号TESTP0がLレベル(通常動作モード時)であれば、EADJP0はHレベルとなる。
ヒューズ素子Fuseが切断されている場合、 ヒューズロード信号FUSE_LOAD_Bによりチャージされた電荷がVSSに抜けないため、EADJP0BはLレベルとなり、帰還しているPMOSトランジスタPMOS1により、ノードNETはHレベルに固定される。よって、この場合、テストコード信号TESTP0に依存せず、EADJPはLレベルとなる。
図5において、それぞれの調整情報保持回路530のヒューズ素子Fuseが切断されておらず、かつ、それぞれのテストコード信号P0が非活性状態である場合には、エッジ調整信号EADJP0、EADJN1がHレベルとなり、エッジ調整信号EADJP1、EADJP0がLレベルとなる(初期状態)。従って、この構成では、初期状態において、エッジ調整回路302のMOS容量P0、N0が活性状態となっている。
また、それぞれの調整情報保持回路530のヒューズ素子Fuseが切断された場合、又は、それぞれのテストコード信号が活性化状態である場合には、エッジ調整信号EADJP0、EADJN1は、Lレベルとなり、エッジ調整信号EADJP1、EADJN0は、Hレベルとなる。
このように、調整情報保持回路530は、ヒューズ素子Fuseの切断状態又はテストコード信号の活性/非活性状態に応じて、エッジ調整回路302のMOS容量の活性状態と非活性状態とを可変に切り替えることができる。
上述したように、本実施形態による半導体装置10は、外部クロック信号に基づいて第1の内部クロック信号を発生するクロック発生回路200と、第1の内部クロック信号に基づいて、第2及び第3の内部クロック信号を生成するクロック分割回路301であって第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを調整するエッジ調整回路302を含むクロック分割回路301と、エッジ調整回路302にエッジ調整信号を供給する調整情報保持部53と、第2及び第3の内部クロック信号を受け取り、第2の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号を発生し、第3の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号と位相が異なる第2のデータストローブ信号を発生するデータストローブ出力回路500と、を備え、エッジ調整回路302は、エッジ調整信号に応じて、第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。
また、本実施形態では、クロック分割回路301は、第1の内部クロック信号を略一定の遅延時間遅らせて第2の内部クロック信号を生成する。
また、本実施形態では、クロック分割回路301は、さらに、第1の内部クロック信号に基づいて、互いに位相の異なる第4及び第5の内部クロック信号を生成する生成回路303を含み、エッジ調整回路302は、エッジ調整信号に応じて、第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整する。
また、本実施形態では、クロック分割回路301は、さらに、第4の内部クロック信号を受け取り第2の内部クロック信号を発生し第2の内部クロック信号をデータストローブ出力回路500に供給する第1のドライバ回路I2と、第5の内部クロック信号を受け取り第3の内部クロック信号を発生し第3の内部クロック信号をデータストローブ出力回路に供給する第2のドライバ回路I1とを含み、エッジ調整回路302は、生成回路303と第2のドライバ回路I1との間に配置される。
また、本実施形態では、第2のドライバ回路I1は、第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間が変化しても、第3のクロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間を一定にする。
また、本実施形態では、エッジ調整回路302は、第5の内部クロック信号を伝播する信号線302aと、一端が信号線302aに接続され他端にエッジ調整信号が供給される容量素子P0,1、N0,1と、を含む。
また、本実施形態では、容量素子P0,1、N0,1は、一端に供給される電位に応じて容量値が変化する。
また、本実施形態では、容量素子P0,1、N0,1は、一端として信号線302aに接続される制御電極と、他端としてエッジ調整信号が共通に供給される第1及び第2の電極を有するトランジスタを含む。
次に、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位の調整方法を説明する。
A.コマンド端子12からテストコマンドが入力され、半導体装置10がテストモードにされ、相補データストローブ信号(正相データストローブ信号DQSと逆相データストローブ信号DQSB)のクロスポイントの電位が外部のテスト装置等で測定される。
B.相補データストローブ信号のクロスポイントの電位がデータストローブ信号の最大振幅の中間電位Vttからずれていて、調整が必要な場合、アドレス端子13を介して所定のテストコードが入力される。これにより、半導体装置10は、以下のテスト調整動作を実行する。
所定のテストコードは、モードレジスタ52に供給され、モードレジスタ52が、テストコード信号TESTP0,1、N0,1のそれぞれを、所定のテストコードに対応した論理レベル(活性状態/非活性状態の選択)に設定し、これらのテストコード信号を、調整情報保持部53に供給する。
調整情報保持部53は、テストコード信号の供給を受け付けると、エッジ調整信号EADJP、EADJNを、テストコード信号の論理レベルに応じた論理レベルとし、これらエッジ調整信号EADJP、EADJNを、クロック分割部300に供給する。
クロック分割部300内のそれぞれのクロック分割回路301内のエッジ調整回路302は、エッジ調整信号EADJP、EADJNを受け付けると、MOS容量P0,1、N0,1の活性/非活性状態を、エッジ調整信号EADJP,EADJNの論理レベルに対応した状態に切り替える。
MOS容量P0,1、N0,1の活性/非活性状態が切り替わると、内部クロック信号DLLCLK3Bの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうちの、状態が切り替わったMOS容量P0,1、N0,1に対応するエッジ(例えば、MOS容量P0,1の状態が変化した場合は立ち下がりエッジ、MOS容量N0,1の状態が変化した場合は立ち上がりエッジ)のスルーレートが変化し、これに応じて、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングのうち、内部クロック信号DLLCLK3Bのスルーレートが変化したエッジに対応するタイミングが変化する。この際、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのスルーレートは変化しない。
内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングが変化すると、逆相データストローブ信号DQSBのうちの立ち上がり又は立ち下がりタイミングのうち、内部クロック信号DLLCLK2Bの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングのうち変化したタイミングに対応するタイミングが変化し、これにより、相補データストローブ信号のクロスポイントが変化する。ここまでが、テスト調整動作である。
C.再び、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が測定される。相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が、中間電位Vttからずれている場合は、上記Bの動作が、テストコードを変えて繰り返えされ、この動作が、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が中間電位Vttと略一致するまで繰り返えされる。
D.相補データストローブ信号のクロスポイントの電位が、中間電位Vttと略一致した場合、具体的には、中間電位Vttからクロスポイントの電位までのずれ幅が所定のずれ幅内に収まった場合、調整情報保持部53内のヒューズ素子Fuseが切断される。具体的には、活性状態のテストコード信号が供給されている調整情報保持回路530内のヒューズ素子Fuseが切断され、非活性状態のテストコード信号が供給されている調整情報保持回路530内のヒューズ素子Fuseは切断されない。
図6は、図2に示したクロック分割回路301からの内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20とのクロスポイントの電位が中間電位Vttからずれることで、第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBのクロスポイントの電位が中間電位Vttからずれた場合の波形を示した図である。
内部クロック信号DLLCLK3B0のスルーレートを変動させると、内部クロック信号DLLCLK3B0の起動点は変化せず、内部クロック信号DLLCLK3B0のスルーレートだけが変更するため、次段である内部クロック信号DLLCLK2B0が遅れ、内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20とのクロスポイントの電位を中間電位Vttに合わせ込むことができる。よって、内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20とのクロスポイントの電位を調節した条件で、第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBを調節することが可能となる。
一方、図7は、図2に示したクロック分割回路301からの内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20とのクロスポイントの電位は中間電位Vttと一致しているが、図4に示したデータストローブ出力回路500A、500B中で、第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBのクロスポイントの電位が中間電位Vttからずれた場合の波形を示した図である。この場合、図2に示したクロック分割回路301からの内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20の出力をわざとずらすことで、第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBのクロスポイントの電位を調節する。
内部クロック信号DLLCLKと第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBの特性は、当然設計では、完全に合わせこむよう設計するものの、数10mVレベルの誤差も許さない設計は困難であり、それを補正する必要が生じる。本実施形態を使用することで、内部クロック信号DLLCLKと第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBの補正を1箇所で実施することが可能となる。
図8は、図2に示したクロック分割回路301で内部クロック信号DLLCLK2B0と内部クロック信号DLLCLK20との片側のクロスポイントの電位のみが中間電位Vttからずれた場合の波形を示した図である。
内部クロック信号DLLCLK3B0の立ち上がりを調整するための容量がN型のMOS容量のみであるため、信号のLからHへの遷移の場合のスルーレートに影響が及ぶ。よって、内部クロック信号DLLCLK3B0の立ち上りのみ鈍って、結果として内部クロック信号DLLCLK2B0のDuty(H幅、L幅の比率)が変動する。この結果、第1データストローブ信号DQSと第2データストローブ信号DQSBのクロスポイントの電位を調節することが可能となる。
本実施形態によれば、エッジ調整回路302は、エッジ調整信号に応じて、第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整する。データストローブ入出力部500は、第2の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号を発生し、第3の内部クロック信号に応じて第2のデータストローブ信号を発生する。このため、データストローブ入出力部500の駆動能力を変化させることなく、つまり、第1及び第2のデータストローブ信号のスルーレートを変更することなく、第1及び第2のデータストローブ信号のクロスポイントの電位を調整することが可能になる。
また、本実施形態では、クロック分割回路301は、第1の内部クロック信号を略一定の遅延時間遅らせて第2の内部クロック信号を生成する。また、クロック分割回路301は、さらに、第1の内部クロック信号に基づいて、互いに位相の異なる第4及び第5の内部クロック信号を生成する生成回路303を含み、エッジ調整回路302は、エッジ調整信号に応じて、第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整する。また、クロック分割回路301は、さらに、第4の内部クロック信号を受け取り第2の内部クロック信号を発生し第2の内部クロック信号をデータストローブ出力回路500に供給する第1のドライバ回路I2と、第5の内部クロック信号を受け取り第3の内部クロック信号を発生し第3の内部クロック信号をデータストローブ出力回路に供給する第2のドライバ回路I1とを含み、エッジ調整回路302は、生成回路303と第2のドライバ回路I1との間に配置される。第2のドライバ回路I1は、第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間が変化しても、第3のクロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間を一定にする。
本実施形態によれば、第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整することによって、第3の内部クロック信号の一方の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整することが可能になる。
また、本実施形態では、エッジ調整回路302は、第5の内部クロック信号を伝播する信号線302aと、一端が信号線302aに接続され他端にエッジ調整信号が供給される容量素子P0,1、N0,1と、を含む。容量素子P0,1、N0,1は、一端に供給される電位に応じて容量値が変化する。容量素子P0,1、N0,1は、一端として信号線302aに接続される制御電極と、他端としてエッジ調整信号が共通に供給される第1及び第2の電極を有するトランジスタを含む。
本実施形態によれば、容量素子P0,P1,N0,N1に供給される電圧を制御することによって、第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整することが可能になる。
なお、上記実施形態は、クロック分割部300内の複数のクロック分割回路301に、共通にエッジ調整信号EADJP、Nを供給する構成とした。このような構成は、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位の中間電位Vttからのズレが、内部クロック信号DLLCLK2、DLLCLK2Bがデータ出力回路400A及びデータストローブ入出力部500に供給される前のノイズ等に起因する場合には、調整情報保持回路530の面積や、エッジ調整信号の配線本数を少なくすることが出来るため、有用である。
一方、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位の中間電位Vttからのズレが、内部クロック信号DLLCLK2、DLLCLK2Bがデータ出力回路400A及びデータストローブ入出力部500に供給された後のノイズ等に起因する場合には、データ出力回路400Aに供給される内部クロック信号DLLCLK2Bとデータストローブ入出力部500に供給される内部クロック信号DLLCLK2Bとを、個別に調整した方がよい場合がある。
具体的には、データ出力回路400Aからのデータ出力タイミングは設計通りであり、一方、相補データストローブ信号のクロスポイントの電位は、中間電位Vttからズレている場合である。
この場合、クロック分割回路301として、データ出力回路400Aへ内部クロック信号を供給するクロック分割回路301と、データストローブ入出力部500へ内部クロック信号を供給するクロック分割回路301とが、設けられ、個別にエッジ調整信号を供給するように構成すればよい。この場合、調整情報保持部53も、データ出力回路用の調整情報保持回路530と、データストローブ入出力部500用の調整情報保持回路530と、を含む構成とする。
上記実施形態では、1組の相補データストローブ信号を出力する半導体装置10についてのべたが、相補データストローブ信号の組数は、1組に限定されるものではない。複数組の相補データストローブ信号を出力する半導体装置にも本発明を適用することができる。複数組の相補データストローブ信号を用いる場合、それぞれの組でエッジ調整信号を共通とすることもできるし、それぞれの組についてエッジ調整信号を個別とすることもできる。それぞれの組についてエッジ調整信号を個別とする場合、組ごとにクロック分割回路301を設け、組ごとに調整情報保持回路530を設ける構成とする。
上記実施形態では、それぞれのエッジ調整回路302内のMOS容量の個数をP型MOS容量2個、N型MOS容量2個としたが、MOS容量の個数はこれに限定されるものではない。MOS容量の個数を増やすことで、より細かい調整が可能となる。
上記実施形態では、データ端子をDQ0〜7の8個としたが、データ端子の数は、これに限定されるものではない。
上記実施形態では、図1に示した各回路が外部電圧VDDを電源として用いて動作したが、外部電圧VDDを利用して外部電圧VDDよりも低い内部電圧を生成する内部電圧生成回路をさらに設け、図1に示した回路のうち、例えば、コマンドデコーダ32、アドレスラッチ回路42、読み出し書き込み制御回路51及びDLL回路100が、生成された内部電圧を電源として用いて動作してもよい。この場合、DLL回路100とクロック分割部300との間、及び、読み出し書き込み制御部51とデータ入出力部400との間に、内部電圧の振幅値を有する信号を外部電圧VDDの振幅値を有する信号に変換するレベルシフト回路が設けられることが望ましい。
以上説明した実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
10 半導体装置
11a,11b クロック端子
12 コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15 データストローブ端子
16a,16b 電源端子
21 クロック入力回路
31 コマンド入力回路
32 コマンドデコーダ
41 アドレス入力回路
42 アドレスラッチ回路
51 読み出し書き込み制御部
52 モードレジスタ
53 調整情報保持部
530 調整情報保持回路
PMOS1,PMOS2 PMOSトランジスタ
Fuse ヒューズ素子
NET ノード
530a、530b、53a インバータ
530c NANDゲート
100,100a DLL回路
200 クロック発生回路
300 クロック分割部
301 クロック分割回路
302 エッジ調整回路
302a 信号線
303 生成回路
303a〜303d、I1,I2 インバータ
P0,P1,N0,N1 MOS容量
400 データ入出力回路
400A データ出力回路
401,402 データ配線
410 マルチプレクサ
420 出力バッファ
500 データストローブ入出力部
500A,500B データストローブ出力回路
510 マルチプレクサ
520 出力バッファ

Claims (8)

  1. 外部クロック信号に基づいて第1の内部クロック信号を発生するクロック発生回路と、
    前記第1の内部クロック信号に基づいて、第2及び第3の内部クロック信号を生成するクロック分割回路であって、前記第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを調整するエッジ調整回路を含むクロック分割回路と、
    前記エッジ調整回路にエッジ調整信号を供給する調整情報保持部と、
    前記第2及び第3の内部クロック信号を受け取り、当該第2の内部クロック信号に応じて第1のデータストローブ信号を発生し、当該第3の内部クロック信号に応じて前記第1のデータストローブ信号と位相が異なる第2のデータストローブ信号を発生するデータストローブ出力回路と、を備え、
    前記エッジ調整回路は、前記エッジ調整信号に応じて、前記第3の内部クロック信号の立ち上がり及び立ち下がりの少なくとも一方のタイミングを可変に調整することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記クロック分割回路は、前記第1の内部クロック信号を略一定の遅延時間遅らせて前記第2の内部クロック信号を生成する、半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記クロック分割回路は、さらに、前記第1の内部クロック信号に基づいて、互いに位相の異なる第4及び第5の内部クロック信号を生成する生成回路を含み、
    前記エッジ調整回路は、前記エッジ調整信号に応じて、前記第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間を可変に調整する、半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記クロック分割回路は、さらに、前記第4の内部クロック信号を受け取り前記第2の内部クロック信号を発生し当該第2の内部クロック信号を前記データストローブ出力回路に供給する第1のドライバ回路と、前記第5の内部クロック信号を受け取り前記第3の内部クロック信号を発生し当該第3の内部クロック信号を前記データストローブ出力回路に供給する第2のドライバ回路とを含み、前記エッジ調整回路は、前記生成回路と前記第2のドライバ回路との間に配置される、半導体装置。
  5. 請求項4に記載の半導体装置において、
    前記第2のドライバ回路は、前記第5の内部クロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方の時間が変化しても、前記第3のクロック信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間を一定にする、半導体装置。
  6. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記エッジ調整回路は、前記第5の内部クロック信号を伝播する信号線と、
    一端が前記信号線に接続され他端に前記エッジ調整信号が供給される容量素子と、を含む、半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記容量素子は、前記一端に供給される電位に応じて容量値が変化する、半導体装置。
  8. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記容量素子は、前記一端として前記信号線に接続される制御電極と、前記他端として前記エッジ調整信号が共通に供給される第1及び第2の電極を有するトランジスタを含む、半導体装置。
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