JP2014207036A - 半導体装置 - Google Patents

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Hideo Shimizu
秀雄 清水
司倫 藤満
Morimichi Fujimitsu
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Abstract

【課題】半導体メモリにおいて遅延時間を最大限確保することにより、消費電力を抑制する。
【解決手段】半導体装置10は、メモリセルと、メモリセルから読み出されたデータを増幅するリードアンプと、増幅されたデータを外部出力する入出力回路と、複数の動作モードのいずれかを指定するモード情報を保持するモード保持回路と、リードアンプを制御するタイミング制御回路を備える。タイミング制御回路は、動作モードに応じて、リードアンプによりデータを増幅するタイミングを変化させる。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、データを増幅するタイミングを調整可能な半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体装置において、メモリセルのデータはセンスアンプにより増幅され、更に、データアンプ(リードアンプ)で増幅された後、出力バッファを介して外部に出力される。このように、多段の増幅回路により順次増幅した上でデータは読み出される。
増幅回路に含まれるトランジスタがオンしてから信号線の電位レベルが所定レベルに達するまでにはある程度の時間(以下、単に「動作時間」とよぶ)を要する。そこで、半導体装置は、各種の遅延回路によって制御信号のタイミングを調整することにより、動作時間を確保している(特許文献1,2参照)。
特開2003−273712号公報 特開2012−044280号公報
しかし、充分な動作時間を確保するのが難しいときには、前段の増幅回路による増幅が不十分な状態で後段の増幅回路が増幅を開始せざるを得ない。このときには、後段の増幅回路に貫通電流が流れやすい。
本発明に係る半導体装置は、メモリセルと、メモリセルから読み出されたデータを増幅するリードアンプと、増幅されたデータを外部出力するデータ出力回路と、複数の動作モードのいずれかを指定するモード情報を保持するモード保持回路と、リードアンプを制御するタイミング制御回路と、を備える。タイミング制御回路は、モード情報に応じて、リードアンプによりデータを増幅するタイミングを変化させる。
本発明によれば、増幅回路の動作時間を確保しやすくなるため、半導体装置の消費電力を抑制できる。
半導体装置のブロック図である。 センスアンプ、RWAMPおよびプリチャージ回路の回路図である。 リード動作における波形図である。 タイミング制御回路のブロック図(第1例)である。 タイミング制御回路のブロック図(第2例)である。 タイミング制御回路のブロック図(第3例)である。 タイミング制御回路のブロック図(第4例)である。 タイミング制御回路のブロック図(第5例)である。 ライト動作における波形図である。 タイミング制御回路(ライト動作用)のブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10は単一の半導体チップに集積されたDRAMであり、メモリセルアレイ11を有している。メモリセルアレイ11は、複数のワード線WLと複数のビット線BLを備え、これらの交点にメモリセルMCが配置された構成を有している。ワード線WLの選択はロウ制御回路13によって行われ、ビット線BLの選択はカラム制御回路12によって行われる。
図1に示すように、半導体装置10には外部端子としてアドレス端子21、コマンド端子22、クロック端子23、データ端子24及び電源端子25が設けられている。
アドレス端子21は、外部からアドレス信号ADDが入力される端子である。アドレス端子21に入力されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路31を介してアドレスラッチ回路32に供給され、アドレスラッチ回路32にラッチされる。アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号ADDは、カラム制御回路12、ロウ制御回路13又はモードレジスタ14に供給される。モードレジスタ14は、半導体装置10の動作モードを示すパラメータが設定される回路である。
コマンド端子22は、外部からコマンド信号CMDが入力される端子である。コマンド信号CMDは、ロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEなどの複数の信号からなる。ここで、信号名の先頭にスラッシュ(/)が付されているのは、対応する信号の反転信号、或いは、当該信号がローアクティブな信号であることを意味する。コマンド端子22に入力されたコマンド信号CMDは、コマンド入力回路33を介してコマンドデコード回路34に供給される。コマンドデコード回路34は、コマンド信号CMDをデコードすることによって各種内部コマンドを生成する回路である。内部コマンドとしては、アクティブ信号IACT、カラム信号CYE1、モードレジスタセット信号MRS1、リード信号DAE1、ライト信号WAE1などがある。
アクティブ信号IACTは、コマンド信号CMDがロウアクセス(アクティブコマンド)を示している場合に活性化される信号である。アクティブ信号IACTが活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号ADDがロウ制御回路13に供給される。これにより、当該アドレス信号ADDにより指定されるワード線WLが選択される。
カラム信号CYE1は、コマンド信号CMDがカラムアクセス(リードコマンド又はライトコマンド)を示している場合に活性化される信号である。カラム信号CYE1は、タイミング制御回路20によりタイミング調整され、カラム信号CYE2として出力される。カラム信号CYE2が活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号ADDがカラム制御回路12に供給される。これにより、当該アドレス信号ADDにより指定されるビット線BLが選択される。
したがって、アクティブコマンド及びリードコマンドをこの順に入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力すれば、これらロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCからリードデータが読み出される。リードデータDQは、RWAMP(リード/ライトアンプ)15及び入出力回路16を介して、データ端子24から外部に出力される。一方、アクティブコマンド及びライトコマンドをこの順に入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力し、その後、データ端子24にライトデータDQを入力すれば、ライトデータDQは入出力回路16及びRWAMP15を介してメモリセルアレイ11に供給され、ロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCに書き込まれる。タイミング制御回路20は、リードコマンドにより活性化されるリード信号DAE1およびライトコマンドにより活性化されるライト信号WAE1のタイミング調整を行い、リード信号DAE2,ライト信号WAE2として出力する。
RWAMP15及び入出力回路16の動作は、内部クロック信号LCLKに同期して行われる。内部クロック信号LCLKは、DLL回路100によって生成される。
モードレジスタセット信号MRSは、コマンド信号CMDがモードレジスタセットコマンドを示している場合に活性化される信号である。したがって、モードレジスタセットコマンドを入力するとともに、これに同期してアドレス端子21からモード信号を入力すれば、モードレジスタ14の設定値を書き換えることができる。モードレジスタ14からタイミング制御回路20にはモード信号Mが供給される。
クロック端子23は、外部クロック信号CK,/CKが入力される端子である。外部クロック信号CKと外部クロック信号/CKは互いに相補の信号であり、いずれもクロック入力回路36に供給される。クロック入力回路36は、外部クロック信号CK,/CKに基づいて内部クロック信号ICLKを生成する。内部クロック信号ICLKは、タイミングジェネレータ37に供給され、これによって各種内部クロック信号が生成される。タイミングジェネレータ37によって生成される各種内部クロック信号は、アドレスラッチ回路32やコマンドデコード回路34などの回路ブロックに供給され、これら回路ブロックの動作タイミングを規定する。
内部クロック信号ICLKは、DLL回路100にも供給される。DLL回路100は、内部クロック信号ICLKに基づいて位相制御された内部クロック信号LCLKを生成するクロック生成回路である。上述の通り、内部クロック信号LCLKはRWAMP15及び入出力回路16に供給される。これにより、リードデータDQは内部クロック信号LCLKに同期して出力されることになる。
電源端子25は、電源電位VDD,VSSが供給される端子である。電源端子25に供給される電源電位VDD,VSSは内部電源発生回路38に供給される。内部電源発生回路38は、電源電位VDD,VSSに基づいて各種の内部電位VPP,VARY,VBLP,VPERIなどを発生させる。内部電位VPPは主にロウ制御回路13において使用される電位であり、内部電位VARY,VBLPは主にメモリセルアレイ11において使用される電位であり、内部電位VPERIは他の多くの回路ブロックにおいて使用される電位である。
図2は、センスアンプSA、RWAMP15及びプリチャージ回路73の回路図である。センスアンプSAは、メモリセルアレイ11内に配置され、ビット線BLを介して入出力されるデータの増幅を行う前段の増幅回路である。
まずセンスアンプSAは、クロスカップルされたPチャンネル型のMOSトランジスタP1,P2と、クロスカップルされたNチャンネル型のMOSトランジスタN1,N2によって構成されており、一対の入出力ノードn1,n2にビット線対BLT,BLBが接続されている。センスアンプSAの入出力ノードn1,n2は、カラムスイッチYSを介して入出力配線対IOT,IOBに接続されている。また、入出力ノードn3は、リードライトバスRWBSに接続されている。カラムスイッチYSは、カラム選択信号YSWによって制御されるスイッチである。カラム選択信号YSWはカラム信号CYE2に同期した信号であり、各センスアンプSAに割り当てられたカラム選択信号YSWのうち、カラムアドレスにより指定されるカラム選択信号YSWのみが活性化する。
データアンプ71(リードアンプ)は、RWAMP15に含まれる読み出し用の増幅回路(後段の増幅回路)である。データアンプ71は、センスアンプSAと同様の回路構成を有しており、クロスカップルされたPチャンネル型のMOSトランジスタP3,P4と、クロスカップルされたNチャンネル型のMOSトランジスタN3,N4によって構成されており、一対の入出力ノードn3,n4にデータ入出力配線対DIOT,DIOBが接続されている。データ入出力配線対DIOT,DIOBは、入出力スイッチIOSを介して入出力配線対IOT,IOBに接続されている。入出力スイッチIOSは、リード信号DAE2によって制御されるスイッチである。
ライトアンプ72は、RWAMP15に含まれる書き込み用の増幅回路である。ライトアンプ72は、入出力配線IOTを駆動するトライステートバッファ72aと、入出力配線IOBを駆動するトライステートバッファ72bによって構成されている。トライステートバッファ72a,72bはいずれもライト信号WAE2によって活性化され、リードライトバスRWBS上のライトデータの論理レベルに基づき、一方が入出力配線をハイレベルに駆動し、他方が入出力配線をローレベルに駆動する。
プリチャージ回路73は、プリチャージ信号PIOに基づいて入出力配線対IOT/Bをプリチャージする回路である。プリチャージ信号PIOは、カラム信号CYE2に同期した信号である。プリチャージ信号PIOが活性化すると、プリチャージ回路73は入出力配線対IOT/Bをハイレベル(VPERI)にプリチャージする。つまり、ビット線対BLT,BLBのように、ハイレベル(VARY)とローレベル(VSS)との中間レベル(VARY/2)にプリチャージされるのではなく、ハイレベル(VPERI)にプリチャージされる。
図3は、本実施形態による半導体装置10のリード動作を説明するための波形図である。
まず、外部からアクティブコマンド(ACT)が発行されると、ロウアドレスにより指定されるワード線WLが選択される(時刻t10)。これにより、当該ワード線に割り当てられたメモリセルMCがビット線に接続されるため、メモリセルMCに保持されていたデータに基づき、ビット線対の電位が変化する。図3には、ビット線BLBに接続されたメモリセルMCにローレベルのデータが保持されていた場合が示されており、これによりビット線BLBの電位が僅かに低下している。
次に、センスアンプSAが活性化し、ビット線対BLT,BLBの電位差が増幅される(時刻t11)。これにより、ビット線BLTについてはVARYレベルまで駆動され、ビット線BLBについてはVSSレベルまで駆動される。
ここで外部からリードコマンド(READ)が発行されると、これに応答してワンショットのカラム信号CYE1が活性化する(時刻t12)。カラム信号CYE1は、タイミング制御回路20に入力される。タイミング制御回路20は、内蔵する遅延回路によってカラム信号CYE2を遅延時間D1だけ活性化する。カラム信号CYE2は、カラムアドレスに基づきカラム選択信号YSWを遅延時間D1だけ活性化させる。プリチャージ信号PIOについても同様である。
カラム選択信号YSWのパルス幅は、カラム選択信号YSWが非活性状態に戻るタイミング(時刻t14)を規定する。換言すれば、センスアンプSAと入出力配線対IOT/Bとの接続は、カラム選択信号YSWが非活性状態に戻るタイミング(時刻t14)にて遮断される。
既に説明したように、入出力配線対IOT/Bはプリチャージ状態においてハイレベル(VPERI)とされていることから、カラム選択信号YSWが活性化すると、入出力配線対IOT/Bのいずれか一方のレベルが低下する。これに対し、他方のレベルはVPERIに保持される。遅延時間D1により、入出力配線対IOT/Bの一方のレベルが十分に低下するのに必要な動作時間を確保している。
入出力配線対IOT/Bに転送されたリードデータは、データアンプ71によってさらに増幅される。データアンプ71が活性化するタイミング(時刻t13)は、リード信号DAE2によって決まる。リードコマンドと同時に活性化されるリード信号DAE1がタイミング制御回路20に入力されると(時刻t12)、タイミング制御回路20はリード信号DAE1を遅延時間D2だけ遅延させてリード信号DAE2を活性化する(時刻t13)。
データアンプ71によって増幅されたリードデータDOUTは、図1に示したRWAMP15及び入出力回路16を介し、データ端子24から外部に出力される。そして、外部からプリチャージコマンド(PRE)が発行されると、ワード線WLがリセットされ、ビット線対BLT,BLBがプリチャージ状態に戻る。
遅延時間D2によってリード信号DAE2の活性化タイミングを遅らせることにより、入出力配線対IOT/Bの一方のレベルが充分に下がる、すなわち、入出力配線対IOT/B間における電位差が充分に大きくなってからデータアンプ71を活性化させ、入出力配線対IOT/B、データ入出力配線対DIOT/BとリードライトバスRWBSを接続する。遅延時間D2が短すぎると、入出力配線対IOT/Bの電位差が小さいため、データアンプ71を構成するトランジスタP3,P4,N3,N4に相対的に多くの貫通電流が流れてしまう。入出力配線対IOT/Bの電位差が大きければ、データ入出力配線対DIOT/Bの電位差も大きくなり、データアンプ71に含まれる各トランジスタの制御性が高まるため、貫通電流、いいかえれば、無駄な電力消費を抑制できる。遅延時間D1が長いほど、遅延時間D2も長く設定できる。図3では、遅延時間D2が短いときには、時刻t13aにリード信号DAE2が活性化され、遅延時間D2が長いときには、それよりも遅い時刻t13bにリード信号DAE2が活性化されている。時刻t13aよりも時刻t13bのときの方が入出力配線対IOT/Bの電位差が大きいのでリード信号DAE2の活性化タイミングとして望ましい。
半導体装置の多くは、1チップにおいて複数の動作モードに対応するように構成される。たとえば、低いクロック周波数(たとえば、1.0GHz)で動作する低速モードや高いクロック周波数(たとえば、1.8GHz)で動作する高速モードの双方に対応するケースが挙げられる。これらの動作モードに1チップで対応するためには、内部の動作タイミングを可変とするように構成することが必要であり、可変とするための情報はモードレジスタ14において設定され、これに応じたモード信号Mが出力される。
ここで、モードレジスタ14は、いわゆるモードレジスタセットコマンドに応じてモード情報Mを保持するものであるが、半導体自身の電源がOFFになるとそのデータも失われるものである。モード情報Mを保持する他の機能回路としてヒューズ回路を用いることも可能である。ヒューズ回路においては物理的にモード情報Mを保持するため、いったんモード情報Mをセットするとその情報を変化させることはできないが、半導体自身の電源がOFFになってもそのデータは失われない。
リードコマンドを入力されてからリードライトバスRWBSにデータを出力するまでには最低限必要とされるタイムラグがある。このタイムラグ(以下、「最小待機時間T0」とよぶ)は、コマンドデコード回路におけるデコード動作や、センスアンプSAによる入出力配線対IOT/Bの差電位増幅等に依存するものであり、上記動作モードとは基本的に無関係な長さを有している。
通常、半導体装置10は、リードコマンドが発行されてから最初のリードデータDQが出力されるまでの時間をCL(CAS Latency)値としてモードレジスタ14に設定する。このCL値は、クロック数として定義される。具体的には、クロック周期×CL値によりアクセスタイムT1を定義し、T1>T0+α(αは、リードライトバスRWBS上のデータをデータ端子24に出力するまでに必要な時間)となるようにCL値を設定する。
具体的には、高速モードのアクセスタイムT1aはCLa×クロック周期Uaであり、低速モードのアクセスタイムT1bはCLb×クロック周期Ubと表現できるが、通常、T1aとT1bは互いに一致しない。たとえば、T1a>T1b>T0+αとなっている。最低限確保すべきアクセスタイムは最小待機時間T0であるが、高速モードにおいては低速モードのときよりも若干多めのアクセスタイムT1aが与えられている。低速モードのアクセスタイムT1bを基準に考えれば、高速モードにおいてはβ=(T1a−T1b)だけ動作時間に余裕がある。つまり、高速モードのときには遅延時間D1,D2を低速モードのときよりもβ分だけ長くできる。上述のように、遅延時間D2が長いほど、データアンプ71の消費電流を抑制しやすい。
一般的には、アクセスタイムがもっとも短い動作モード(本例では低速モード)にあわせて、遅延時間D1,D2が設定される。本発明においては上述の動作モードによるマージン(βの存在)の違いに着目し、動作モードに応じて遅延時間D1,D2を変更することにより、信号増幅の時間を最大限確保している。なお、設計によっては、低速モードの方がマージンが大きくなる(βが大きくなる)ことも有り得る。
図4は、タイミング制御回路20のブロック図(第1例)である。タイミング制御回路20は、カラム信号CYE用のタイミング制御回路20aとリード信号DAE用のタイミング制御回路20bを含む。いずれも、可変の遅延回路または複数の遅延回路を内蔵し、モード信号Mにより遅延時間を変化させることができる。
タイミング制御回路20aは、ワンショットのカラム信号CYE1を入力され、カラム信号CYE2を遅延時間D1だけ活性化させる。遅延時間D1は、モード信号Mによって変更される。
タイミング制御回路20bは、カラム信号CYE1と連動するリード信号DAE1を入力され、これを遅延時間D2だけ遅らせて、カラム信号CYE2を出力する。遅延時間D2も、モード信号Mによって変更される。このように、遅延時間D1,D2の双方を動作モードに応じて変更してもよい。また、以下に示すように、遅延時間D1を固定とし、遅延時間D2のみを動作モードに応じて変更してもよい。
図5は、タイミング制御回路20のブロック図(第2例)である。カラム信号CYE1は、遅延回路30を経由して、カラム信号CYE2として出力される。また、タイミング制御回路20には、カラム信号CYE2およびモード信号Mが入力される。タイミング制御回路20は、可変の遅延回路または複数の遅延回路を内蔵する。タイミング制御回路20は、カラム信号CYE1を入力され、これを遅延時間D2だけ遅らせて、リード信号DAE2を出力する。遅延時間D2は、モード信号Mによって変更される。
図6は、タイミング制御回路20のブロック図(第3例)である。タイミング制御回路20は、遅延時間の異なる遅延回路40,42と選択回路44を含む。リード信号DAE1は、遅延回路40または遅延回路42を経由して選択回路44に入力される。選択回路44には、モード信号Mも入力される。リード信号DAE1は、遅延回路40または遅延回路42により遅延時間D2だけ遅延させられて、選択回路44からリード信号DAE2として出力される。遅延回路40,42の選択は、モード信号Mにより行われる。
図7は、タイミング制御回路20のブロック図(第4例)である。タイミング制御回路20は、遅延回路46,48と選択回路50を含む。リード信号DAE1は、遅延回路46のみを経由するルート1と、遅延回路46,48の双方を経由するルート2の双方から選択回路50に入力される。選択回路50には、モード信号Mも入力される。リード信号DAE1は、遅延回路46のみ、または、遅延回路46,48により遅延時間D2だけ遅延させられて、選択回路50からリード信号DAE2として出力される。ルート1とルート2の選択は、モード信号Mにより行われる。
図8は、タイミング制御回路20のブロック図(第5例)である。タイミング制御回路20は、2つのトランスファーゲートTG1,TG2と、2つのラッチ回路52,54を含む。ラッチ回路52,54は、内部クロック信号ICLKにより制御される。トランスファーゲートTG1,TG2にはモードレジスタセット信号MRS2およびその反転信号が入力される。相対的にβが大きいモード(本実施例における高速モード)にはトランスファーゲートTG1はオフ、トランスファーゲートTG2はオンとなり、相対的にβが小さいモード(本実施例における低速モード)にはトランスファーゲートTG1はオン、トランスファーゲートTG2はオフとなる。
相対的にβが大きいときには、トランスファーゲートTG2がオンとなるため、リード信号DAE1は、ラッチ回路52,54およびトランスファーゲートTG2を経由して、リード信号DAE2として出力される。ラッチ回路52,54が遅延時間D2を規定する遅延回路として機能する。一方、相対的にβが小さいときには、トランスファーゲートTG1がオンとなるため、リード信号DAE1は、ラッチ回路52およびトランスファーゲートTG1を経由して、リード信号DAE2として出力される。この場合には、ラッチ回路52のみが遅延時間D2を規定する。このような構成により、動作モードに応じて遅延時間D2を内部クロックICLKに同期させて変化させることもできる。
図9は、本実施形態による半導体装置10のライト動作を説明するための波形図である。
まず、外部からアクティブコマンド(ACT)が発行されると、ロウアドレスにより指定されるワード線WLが選択される(時刻t20)。次に、外部からライトコマンド(WRITE)が発行されるとともにライトデータDINが入力されると、ライト信号WAE2が活性化し、ライトアンプ72によって入出力配線対IOT/Bが駆動される。これによりセンスアンプSA内のデータが上書きされ、図9に示す例ではビット線BLTがローレベル、ビット線BLBがハイレベルに駆動される。その後、カラム選択信号YSWが非活性化すると、入出力配線対IOT/BとセンスアンプSAとの接続がカラムスイッチYSによって遮断される。カラム選択信号YSWが非活性化するタイミングは、遅延時間D1によって決まる。そして、外部からプリチャージコマンド(PRE)が発行されると、ワード線WLがリセットされ、ビット線対BLT,BLBがプリチャージ状態に戻る。
ライト動作に際しては、リードライトバスRWBSが充分にドライブされてからライト信号WAE2によりトライステートバッファ72a,72bを駆動することが望ましい。したがって、ライト信号WAE2が活性化するタイミングは、ライトデータDINが入力されてから少し遅らせる必要がある。
図10は、タイミング制御回路20(ライト動作用)のブロック図である。タイミング制御回路20には、モード信号Mとライト信号WAE1が入力される。タイミング制御回路20は、可変の遅延回路または複数の遅延回路を内蔵し、モード信号Mによって遅延時間を変更する。これにより、ライト信号WAE1の活性化のタイミングを動作モードに応じて変化させている。ラッチ回路76には、ライト信号WAE2とカラム信号CYE1が入力され、ラッチ回路76の出力信号は、遅延回路74を経由してカラム信号CYE2となる。カラム信号CYE2は、動作モードによってタイミング制御されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 カラム制御回路
13 ロウ制御回路
14 モードレジスタ
15 RWAMP
16 入出力回路
20 タイミング制御回路
31 アドレス入力回路
32 アドレスラッチ回路
33 コマンド入力回路
34 コマンドでコード回路
36 クロック入力回路
37 タイミングジェネレータ
71 データアンプ
72 ライトアンプ
73 プリチャージ回路
76 ラッチ回路
100 DLL回路
SA センスアンプ
RWBS リードライトバス
TG トランスファーゲート
CYE カラム信号
DAE リード信号
WAE ライト信号
YSW カラム選択信号
PIO プリチャージ信号

Claims (11)

  1. メモリセルと、
    前記メモリセルから読み出されたデータを増幅するリードアンプと、
    増幅された前記データを外部へ出力するデータ出力回路と、
    複数の動作モードのいずれかを指定するモード情報を保持するモード保持回路と、
    前記リードアンプを制御するタイミング制御回路と、を備え、
    前記タイミング制御回路は、前記モード情報に応じて、前記リードアンプにより前記データを増幅するタイミングを変化させることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記データ出力回路は、前記モード情報に応じて前記データを外部へ出力するタイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記データ出力回路は、クロック信号に同期して前記データを外部へ出力し、
    前記モード情報は、前記クロック信号の周波数に応じて変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記メモリセルと前記リードアンプの間に接続され、前記メモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプ、を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記タイミング制御回路は、更に、前記モード情報に応じて、前記センスアンプから前記リードアンプに前記データを転送するタイミングを変化させることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の動作モードは、第1および第2の動作モードを含み、
    前記タイミング制御回路は、リードコマンドが入力されてからデータを出力するまでの時間が前記第1の動作モードよりも前記第2の動作モードの方が長いとき、前記第2の動作モードのときには前記第1の動作モードのときよりも前記タイミングを遅らせることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記タイミング回路は、前記第1の動作モードのときには第1の遅延回路により前記タイミングを決定し、前記第2の動作モードのときには前記第1の遅延回路と第2の遅延回路の直列回路により前記タイミングを決定することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記タイミング回路は、複数のラッチ回路を含み、前記第1の動作モードのときに前記リードアンプの制御信号が経由するラッチ回路の数よりも前記第2の動作モードのときに制御信号が経由するラッチ回路の数の方が多いことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  9. 外部から入力されたデータを増幅するライトアンプ、を更に備え、
    前記タイミング制御回路は、前記モード情報に応じて、前記ライトアンプにより前記データを増幅するタイミングを変化させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記モード保持回路は、モードレジスタセットコマンドに応じて前記モード情報を保持するモードレジスター回路であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  11. 前記モード保持回路は、ヒューズ回路であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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