JP2011219204A - 個別タッチローラ支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個別タッチローラを巻取条件の変更に応じて適当な長さのものに容易に交換可能にすると共に、個別タッチローラの押付力の大きさを容易に変更可能にする。
【解決手段】個別タッチローラ5の端部に一端を装着した揺動腕9の他の一端の鉤状の掛着部10aを、支持軸9に位置決め可能に装着した筒体11の被掛着部11aに掛着する。外周面に突起16を固設した回動輪13を、筒体11の、被掛着部11aの隣に回動可能に装着し、回転力設定輪14を、筒体11の、回動輪13の隣りに回動可能に装着し、一端を回動輪13に連結し他の一端を回転力設定輪14に連結したコイルバネ15を回動輪13と回転力設定輪14との間に筒体11の外周沿いに配置し、回転力設定輪14にそれを筒体11に固定する止めねじ17を設け、揺動腕10に突起16に係合可能な係合体19を固設する。
【選択図】図5

Description

本発明は、巻軸上に形成される複数の分割シートの巻取ロールに接触することができる共通タッチローラと、前記巻取ロールに個別に接触することができる、複数の個別タッチローラとを備えるシート分割巻取装置において、個別タッチローラを共通タッチローラ沿いに着脱可能に支持する個別タッチローラ支持装置に関する。
従来、上述のような個別タッチローラ支持装置には、共通タッチローラを支持する支持腕で共通タッチローラの近くに支持した支持軸と、一端を個別タッチローラの端部に装着し、かつ他の一端に鉤状に形成した掛着部を有する揺動腕と、支持軸の外周面に該支持軸長手方向に位置決め可能に装着した、揺動腕毎の円筒状のスライド体とからなるものがある。スライド体の外周面には環状の溝が形成してあり、その溝に揺動腕の鉤状の掛着部を掛着することによって、個別タッチローラが支持軸を中心に揺動可能に支持される。そして支持軸により支持された個別タッチローラには、それ自体と揺動腕等に作用する重力により分割シート巻取ロールへの押付力が生ずる(下記特許文献1参照)。
ところが、上述のようなシート分割巻取装置において巻取る分割シートの材質や厚み、分割シート幅等の巻取条件が多様化し、それらの分割帯状シートを高品質に巻取るには、巻取条件に応じて個別タッチローラによる巻取ロールの押付力を最適な大きさにすることによって、個別タッチローラと巻取ロールとの接触圧を適正な大きさ調節することが要求されるようになっている。
しかし、上述のタッチローラ支持装置では、重力に基づく回転力以外の回転力を個別タッチローラの揺動腕に付与することができないから、個別タッチローラの巻取ロールへの押付力の大きさの調節は重力のみに依存している。そのため上述のようなシート分割巻取装置においては、巻取条件が多様に変わると、個別タッチローラから巻取ロールに最適な接触圧を付与することができなくなる。したがって、多様な巻取条件に対応して巻取ロールの高品質化を図ることができないという問題を有している。
また、従来のシート分割巻取装置には、個別タッチローラによる巻取ロールの押付力を変更可能にするために、個別タッチローラに平行に、かつ回転可能に設けた支持軸と、支持軸に所要の回転力を加える流体圧シリンダ装置と、支持軸に揺動可能に装着した、個別タッチローラを支持する支持腕と、支持軸と支持腕の間に設けた、支持腕に対する支持軸の回転力に弾力的に抗するバネ装置とを備えるものがある(下記特許文献2参照)。
しかし、このシート分割巻取装置では、個別タッチローラの支持腕は、両側の機枠によって両端支持した支持軸が貫通している可動部材の両端部の外周面に貫通した状態で装着してあるため、支持軸を機枠から取外さなければ、個別タッチローラを長さの異なるものに交換することができない。それゆえ、分割シート幅が変更されたとき、分割シートの幅に応じて適正な長さの個別タッチローラを使用するには、面倒で長時間を要する個別タッチローラの交換作業が必要になる。また上述のバネ装置は、一対の腕部材に固着した横部材と、前記可動部材に固設した腕部材との間に設けた圧縮コイルバネからなり、この圧縮コイルバネは、一対の腕部材に固着した横部材と前記可動部材に固設した腕部材とに取付けたボルトによって貫通保持されたるため、支持軸とタッチローラとの間隔を大きくする必要があり、大きい占有空間が必要になる。したがって、上述のバネ装置は、個別タッチローラと共通タッチローラとが接近し、かつ支持軸と共通タッチローラとが接近している場合のように設置空間が小さく限定されている場合には採用することができず、採用できたとしても、個別タッチローラの押圧力の大きさを設定するために圧縮コイルバネの変位量を調節する際や圧縮コイルバネを異なるバネ定数のものに交換する際に操作性が悪くなるという問題を生ずる。
特開平10−338395号公報 特開平11−246089号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑み、共通タッチローラと複数の個別タッチローラとを備えるシート分割巻取装置において、分割シート幅等の巻取条件の変更に応じて、個別タッチローラの巻取ロールへの押付力の大きさを簡単な操作により短時間で変更可能にし、しかも個別タッチローラを所要長さのものに容易に交換可能にすることを目的とする。
そこで、本発明は、巻軸上に形成される複数の分割シートの巻取ロールに接触することができる、一対の支持腕により両端支持した共通タッチローラと、前記巻取ロールに個別に接触することができる、前記共通タッチローラの下流側に配置した複数の個別タッチローラとを備えるシート分割巻取装置において、前記共通タッチローラの近くに前記一対の支持腕により両端支持した支持軸と、一端が前記個別タッチローラの端部に装着してあり他の一端に鉤状に形成した掛着部を有する、前記個別タッチローラ毎に設けた揺動腕と、前記揺動腕の掛着部に対応する被掛着部を有すると共に前記支持軸の外周面に該支持軸長手方向に位置決め可能に装着してある、前記揺動腕毎に設けた筒体とからなる個別タッチローラ支持装置であって、前記筒体の、前記被掛着部の隣の部分の外周面に回動可能に回動輪を装着し、前記筒体の、前記回動輪を装着した部分の隣の部分であって前記被掛着部と反対側の部分の外周面に回動可能に回転力設定輪を装着し、一端を前記回動輪に連結し他の一端を前記回転力設定輪に連結したコイルバネを前記回動輪と前記回転力設定輪との間に前記筒体の外周に沿って配置し、前記回動輪の外周面に突起を固設し、前記回転力設定輪に該回転力設定輪を前記筒体に固定する固定手段を設け、前記揺動腕の側面に前記突起に係合可能な係合体を固設したことを特徴とする。
本発明によれば、筒体の、被掛着部の隣の部分の外周面に回動可能に回動輪を装着し、筒体の、回動輪を装着した部分の隣の部分であって被掛着部と反対側の部分の外周面に回動可能に回転力設定輪を装着し、一端を回動輪に連結し他の一端を回転力設定輪に連結したコイルバネを回動輪と回転力設定輪との間に筒体の外周に沿って配置し、回動輪の外周面に突起を固設し、回転力設定輪に該回転力設定輪を筒体に固定する固定手段を設け、揺動腕の側面に突起に係合可能な係合体を固設したことによって、個別タッチローラによる巻取ロールの押付力の大きさを、容易に短時間で変更することができるようになる。また筒体に回動輪や回転力設定輪を装着しても、それらの外径を小さく抑えることができ、回動輪に回転力を付与するためのコイルバネを設けても、そのコイルバネを回動輪と回転力設定輪との間に筒体の外周に沿って配置するので、筒体の外周の占有空間を、個別タッチローラと支持軸との間隔が短くても支障がないよう小さく抑えることができる。また揺動腕の鉤状に形成された掛着部を筒体上の被掛着部に掛けたり外したりすることにより個別タッチローラを支持軸に簡単に短時間で着脱することができる。しかも個別タッチローラを支持軸に装着した後は、回動輪の外周面の突起と揺動腕の側面の係合体とが係合し、その突起と係合体を介して回動輪の回転力が揺動腕に伝達されるので、個別タッチローラを支持軸に着脱するとき、例えばコイルバネと揺動腕との連結解放作業のような面倒な作業は不要である。したがって、個別タッチローラの交換作業が容易になる。そしてシート分割巻取装置において、短いものから長いものまで多様な長さの個別タッチローラを使用することができるようになり、分割シート幅等の巻取条件が変わっても、その巻取条件に応じて、個別タッチローラを適正な長さのものに簡単に短時間で交換することができると共に、分割シート巻取中の個別タッチローラと巻取ロールとの接触圧を適正な大きさに設定することができるようになるので、巻取ロールの高品質化と歩留の向上を図ることができる。
また、回動輪と回転力設定輪の何れか一方の外周面に、揺動腕の回転力に応じた目盛りを設け、もう一方の外周面の外周面に前記目盛りに対する指針を設けることによって、回転力設定輪の筒体に対する回転角度調節が的確に短時間でできるようになる。
シート分割巻取装置の巻取部の概略側面図である。 本発明の一実施例に係る個別タッチローラ支持装置の要部を示す正面図である。 本発明の一実施例に係る個別タッチローラ支持装置の要部を示す側面図である。 図2に示す筒体の正面図である。 図2に示す筒体の縦断面図である。 図4におけるB−B矢視断面図である。 筒体の別の実施態様を示す縦断面図である。
図1は、シート分割巻取装置の巻取部の側面図である。本発明の個別タッチローラ支持装置を適用するシート分割巻取装置は、通常、図1に示す巻取部1を上下二段に並べて備えており、幅の広い帯状シートを図示しないスリッターにより複数条に分割し、分割直後に幅方向に一列に並んでいる複数の分割シートSを順次交互に上下の巻取部1へ振分けて供給すると共に、その分割シートSを上下の巻取部1において同時に巻取る。各巻取部1には、夫々複数の帯状シートS毎の巻芯Cを保持して回転駆動することができる巻軸2と、分割シートSの巻取中に巻軸2上に形成される巻取ロールRに接触することができる共通タッチローラ3と、共通タッチローラ3の下流側に配置した複数の個別タッチローラ5とを備えている。共通タッチローラ3の両端部は一対の支持腕4によって支持し、個別タッチローラ5は、本発明による個別タッチローラ支持装置6によって支持してある。
支持腕4は支点軸7を中心に揺動可能であり、流体圧シリンダ装置8から駆動力を受ける。共通タッチローラ3は選択的にタッチ巻きとクリアランス巻きの2種類の動作をするものでもよいし、或いは、共通タッチローラ3がタッチ巻き又はクリアランス巻きの何れか1種類の動作のみをするものでもよい。タッチ巻きの場合には、共通タッチローラ3が巻取ロールRを所定の押付力で押付ながら巻取ロールRの巻太りに応じて巻軸2から離反し、クリアランス巻きの場合には、共通タッチローラ3が、その外周面と巻取ロールRの外周面との間に所定の隙間を維持した状態で巻軸2から離反する。
図2は本発明の一実施例に係る個別タッチローラ支持装置の正面図、図3は同じく側面図である。個別タッチローラ支持装置6は、共通タッチローラ3の近くに一対の支持腕4により両端支持した支持軸9と、一端を個別タッチローラ5の端部に装着し、かつ他の一端に図3に示すように鉤状に形成した掛着部10aを有する、個別タッチローラ5毎に設けた揺動腕10と、揺動腕の掛着部10aに対応する被掛着部11aを有し支持軸9の外周面に該支持軸長手方向に位置決め可能に装着した、揺動腕10毎に設けた筒体11とからなる。支持軸3は、支持軸9が共通タッチローラ3に平行に設けてあり、個別タッチローラ5を巻軸2上の巻取ロールRに対応する位置に支持可能にするためのものである。
図2に示すように、個別タッチローラ5は、夫々向かい合わせに配置した一対の揺動腕10と筒体11とにより両端支持してある。揺動腕9の一端は、その一端に設けた穴を個別タッチローラ5の中心軸5aにより貫通し、その貫通した中心軸5aの先端部に止め輪12を装着することによって、個別タッチローラ5に装着してある。
図3における支持軸9及び筒体11は、図2における切断線A−Aに沿う断面を矢印方向に見たものである。また図3は個別タッチローラ5が巻取開始位置についた状態を示している。図3に示すように、被掛着部11aは、筒体11の円周方向に所定の回転角度にわたり筒体11の外周から内周に達するように切り取って形成した、掛着部10aに適合する幅の切欠きからなり、掛着部10aは、支持軸9の外周面9aに適合する内周面を有する。つまり鉤状の掛着部10aの内周側の半径は支持軸9の半径と同じ大きさにしてある。そのため掛着部10aの外周側の半径や筒体11の外径を小さくすることができ、支持軸9と個別タッチローラ5との間隔を極力小さくするのに都合がよい。
揺動腕10の掛着部10aを筒体11の被掛着部11aに装着すると、個別タッチローラ5は、支持軸9にそれを中心に揺動可能に支持され、共通タッチローラ3がタッチ巻きとクリアランス巻きの何れの動作をする場合にも分割シートSの巻取中に巻取ロールRに個別に接触することができる。また個別タッチローラ5を支持軸9から取外すことにより、共通タッチローラ3のみによるタッチ巻き又はクリアランス巻きが可能になる。
図4から図6に示すように、本発明の個別タッチローラ支持装置6では、個別タッチローラ5の巻取ロールへの押付力を調節できるようにするために、筒体11の、被掛着部11aの隣の部分の外周面11bに回動可能に回動輪13を装着し、筒体11の、回動輪13の装着した部分の隣の部分であって被掛着部11aと反対側の部分の外周面11cに回動可能に回転力設定輪14を装着し、一端を回動輪13に連結し他の一端を回転力設定輪14に連結したコイルバネ15を回動輪13と回転力設定輪14との間に筒体11の外周に沿って配置し、回動輪13の外周面に突起16を固設し、回転力設定輪14に該回転力設定輪14を筒体11に固定する固定手段17を設け、揺動腕10の側面に突起16に係合可能な係合体18を固設している。
この実施例では、回転力設定輪14を筒体11に固定する固定手段17は、回転力設定輪14に螺着した止めねじからなる。筒体11の被掛着部11aの両側は外周面11bに対して両側は鍔状になっており、回動輪13は筒体11の外周面11bにすきまばめしてあり、回転力設定輪14は筒体11の外周面11cに夫々すきまばめしてある。止めねじ17を緩めたとき回転力設定輪14が幅方向に移動しないように拘束するために、筒体11の端部の外周面には固定輪20をすきまばめし、その固定輪20を止めねじ21により筒体11に固定している。
コイルバネ15は、引っ張りコイルバネであり、その一端を回動輪13に、他の一端を回転力設定輪14に連結するために、回動輪13に、先端部が回転力設定輪14に向けて突出するようにピン22(図5に実線で示す)を固着し、回転力設定輪14に、先端部が回動輪13に向けて突出するようにピン23(図5に二点鎖線で示す)を固着し、図6に示すようにコイルバネ15の一端をピン22に、他の一端をピン23に掛けている。
筒体11は、支持軸9の外周面にすきまばめしてあり、支持軸上の所要位置で固定するための止めねじ24有している。また支持軸9の外周面に長手方向に伸びるキー溝25が形成してある。止めねじ24は固定輪20を貫通して筒体11に螺合しており、筒体11の内周面から突出している止めねじ24の先端部はキー溝25に嵌っている。したがって、筒体11を支持軸9上の所要位置に移動した後、止めねじ24を締めて筒体11を固定することにより、筒体11を位置決めすることができる。このとき筒体11は支持軸9に対して回転不能である。
図2に示すように、回動輪13の外周面には揺動腕10の回転力に応じた目盛り26が設けてあり、回転力設定輪14の外周面には目盛り26に対する指針27を設けてある。なお必要に応じて目盛り26を回転力設定輪14の外周面に設け、指針27を回動輪13の外周面に設けてもよい。
上述のように構成された個別タッチローラ支持装置6において、個別タッチローラ5を支持軸9の所要位置に装着するには、その個別タッチローラ5を所要位置に配置したときの一対の揺動腕10に対応する位置に一対の筒体11を位置決めし、その後、個別タッチローラ5の両端部に装着してある揺動腕10の掛着部10aを、筒体11の被掛着部11aに掛着する。このとき、図3に示すように、突起16の、矢印Eが示す方向における前側に、揺動腕10の係合体18が配置されるようにする。突起16と係合体18の位置関係が逆になる場合は、手で回転輪13を図3の矢印Eが示す方向と反対の方向に回転させて突起16と係合体18の位置関係を正常にした後、揺動腕10を装着する。
個別タッチローラ5の揺動腕10の掛着部10aを筒体10の被掛着部11bに掛着すると揺動腕10が支持軸9を中心に揺動可能になり、回動輪13の回転力が突起16と係合体18を介して揺動腕10に伝達され、個別タッチローラ5に巻取ロールRへの押付力として加えられる。
コイルバネ15には、それが伸縮したとき元に戻ろうとする伸縮力が生じ、そのコイルバネ15の伸縮力により回動輪13に回転力が生ずる。一方、図1において、支持軸9は分割シートSの巻取中に巻取ロールRの巻太りに応じて巻取ロール外周面から共通タッチローラ3と共に離反するので、揺動腕10の筒体11に対する回転角度は殆ど変化せず、そのため、回動輪13の筒体11に対する回転角度も殆ど変化しない。そこで、回転力設定輪により回動輪13に付与する回転力を設定する。即ち回動輪13に必要な回転力が生ずるようにコイルバネ15を予め伸縮させておくために、回転力設定輪14を筒体11に対して所要の回転角度だけ回転させて止めねじ17により筒体11に固定する。図6において回転力設定輪14を筒体15に対して反時計方向に回転させることにより、コイルバネは伸びて回動輪13のピン22に加わる回転力は大きくなる。
個別タッチローラ5の巻取ロールRへの押付力に過不足がある場合には、止めねじ17を緩めて、回動輪13に適正な回転力が付与されるよう回転力設定輪14の筒体11に対する回転角度を変える。個別タッチローラ5の巻取ロールへの押付力を大きくする必要がある場合には、回転力設定輪14を筒体11に対して、図3の矢印Eの方向に回転させ、その位置で止めねじで回転力設定輪14を筒体11に固定することにより、コイルバネ15の伸びを大きくして回動輪13に大きい回転力を付与することができる。逆に、個別タッチローラ5の巻取ロールへの押付力を小さくする必要がある場合には、回転力設定輪14を筒体11に対して、図3矢印Eが示す方向と逆の方向に回転させる。
またコイルバネ15のバネ定数が小さいため回動輪13に必要な回転力が得られない場合には、コイルバネ15をバネ定数の大きいものに交換する。コイルバネ15を交換するには、コイルバネ15の着脱を可能にするために、止めねじ24を取外すと共に止めねじ21を緩めて固定輪20を筒体11から図5において左側へ抜き取り、止めねじ17を緩めて回転力設定輪14を筒体11に対し図5において左側へ所定距離移動する。コイルバネ15の一端と他の一端を夫々ピン22とピン23から取外し、代わりに、バネ定数の異なるコイルバネ15の一端と他の一端を夫々ピン22とピン23とに取付ける。その後、回転力設定輪14及び固定輪20を図5に示す正規の位置に戻し、止めねじ24を筒体11に装着して筒体11を固定し、回転力設定輪14を筒体11に対して所要角度だけ回転させて止めねじ21により固定する。このコイルバネ15の交換は、支持軸3から筒体11を取外すことなくできるので簡単であり、交換時間も短くて済む。
本発明の実施態様は必要に応じて多様に変化し得る。例えば、図5に示す筒体11を図8に示すように変更してもよい。図8に示す被掛着部11aは、筒体11の外周面に円周方向に形成した溝からなり、この溝11aの幅は、揺動腕10の掛着部10aの幅に適合し、溝11aの底面は、揺動腕10の鉤状の掛着部10aの内周面に適合する。また図5に示す固定輪20の代わりに、筒体11の他の一端付近の外周面に形成した円周方向の溝に装着した止め輪20を回転力設定輪14の拘束手段として設けている。また筒体11の支持軸9への固定手段(止めねじ)24を、筒体11の一端側の鍔部11dに配置してある。
C 巻芯
R 巻取ロール
1 巻取部
2 巻軸
3 共通タッチローラ
4 支持腕
5 個別タッチローラ
6 個別タッチローラ支持装置
7 支点軸
8 流体圧シリンダ装置
9 支持軸
10 揺動腕
10a 掛着部
11 筒体
11b 被掛着部
12 止め輪
13 回動輪
14 回転力設定輪
15 コイルバネ
16 突起
17 固定手段(止めねじ)
18 係合体
20 固定輪
21 止めねじ
22 ピン
23 ピン
24 止めねじ
25 キー溝
26 目盛り
27 指針

Claims (4)

  1. 巻軸上に形成される複数の分割シートの巻取ロールに接触することができる、一対の支持腕により両端支持した共通タッチローラと、前記巻取ロールに個別に接触することができる、前記共通タッチローラの下流側に配置した複数の個別タッチローラとを備えるシート分割巻取装置において、前記共通タッチローラの近くに前記一対の支持腕により両端支持した支持軸と、一端が前記個別タッチローラの端部に装着してあり他の一端に鉤状に形成した掛着部を有する、前記個別タッチローラ毎に設けた揺動腕と、前記揺動腕の掛着部に対応する被掛着部を有すると共に前記支持軸の外周面に該支持軸長手方向に位置決め可能に装着してある、前記揺動腕毎に設けた筒体とからなる個別タッチローラ支持装置であって、前記筒体の、前記被掛着部の隣の部分の外周面に回動可能に回動輪を装着し、前記筒体の、前記回動輪を装着した部分の隣の部分であって前記被掛着部と反対側の部分の外周面に回動可能に回転力設定輪を装着し、一端を前記回動輪に連結し他の一端を前記回転力設定輪に連結したコイルバネを前記回動輪と前記回転力設定輪との間に前記筒体の外周に沿って配置し、前記回動輪の外周面に突起を固設し、前記回転力設定輪に該回転力設定輪を前記筒体に固定する固定手段を設け、前記揺動腕の側面に前記突起に係合可能な係合体を固設したことを特徴とする個別タッチローラ支持装置。
  2. 前記被掛着部は、前記筒体の円周方向に所定の回転角度にわたり前記筒体の外周から内周に達するように切り取って形成した、前記掛着部に適合する幅の切欠きからなり、前記掛着部は、前記支持軸の外周面に適合する内周面を有する請求項1に記載の個別タッチローラ支持装置。
  3. 前記被掛着部は、前記筒体の外周面に円周方向に形成した溝からなり、該溝の幅は前記掛着部の幅に適合し、該溝の底面は、前記揺動腕の掛着部の内周面に適合する請求項1に記載の、個別タッチローラ支持装置。
  4. 前記回動輪と前記回転力設定輪のいずれか一方の外周面に、前記揺動腕の回転力に応じた目盛りを設け、もう一方の外周面に前記目盛りに対する指針を設けた請求項1に記載の、個別タッチローラ支持装置。
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