JP5938186B2 - 押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 - Google Patents
押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5938186B2 JP5938186B2 JP2011210186A JP2011210186A JP5938186B2 JP 5938186 B2 JP5938186 B2 JP 5938186B2 JP 2011210186 A JP2011210186 A JP 2011210186A JP 2011210186 A JP2011210186 A JP 2011210186A JP 5938186 B2 JP5938186 B2 JP 5938186B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing
- pressing roller
- peripheral surface
- outer peripheral
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
先ず、特許文献1に示された巻取り装置100は、図10に示すように、鋼板ロールHRを支持してその鋼板Hを繰り出すアンコイラー101と、このアンコイラー101を介して繰り出された鋼板Hを上下から挾み込んで送り出すピンチロール102を備えている。
更に、前記シャー105の下流側には、巻取り機108が設けられている。この巻取り機108は、繰り出された鋼板Hを巻取る巻取りロール体106と、該巻取りロール体106に巻取られた鋼板Hを押圧する押圧ローラ体107とを備えている。
この巻取り機108は、固定フレーム110と、この固定フレーム110に設けられた軸受111を介して片持ち状に回転自在に軸支された回転軸112を有する巻取りロール体106と、この巻取りロール体106に巻取られる鋼板Hを押圧する押圧ローラ機構120と、巻取りロール体106に巻取られた鋼板Hによって形成される鋼板ロールR(図10参照)を取出す取出し機構130とから構成されている。
なお、回転軸112の基端は、電動モータ113の出力軸に連結され、電動モータ113の回転が回転軸112に伝動されて巻取りロール体106が回転し、鋼板Hを巻き取ることができるように構成されている。
この押圧ローラ体107は巻取りロール体106に巻き取られた鋼板Hの外周面を押圧することによって、巻取られた鋼板の緩みを防止するものであり、前記押圧シリンダ121を伸長作動させることにより、巻取りロール体106に巻き取られた鋼板Hに押圧ローラ体107を押付けて、巻き取られた鋼板Hの緩みを防止している。
しかしながら、長尺な押圧ローラ体で巻取られた鋼板(複数の鋼板ロールR)の全てを押圧する場合、全ての鋼板ロールRを一様に押圧することができず、巻取られた鋼板に緩みが生じるという技術的課題があった。
即ち、鋼板の厚さ寸法に微少なばらつきがあるため、鋼板ロールRの径に大小が生じる。このように径に大小の差のある鋼板ロールRを、1つの長尺な押圧ローラ体で押圧すると、径の大きな鋼板ロールRは適切に押圧することができるものの、径の小さな鋼板ロールRは適切に押圧することができず、巻取られた鋼板に緩みが生じるという技術的課題があった。
このように、押圧ローラが、押圧ローラ体の側面が互いに接するように、複数の押圧ローラ体が軸体に、並列に設けられているため、巻取られる鋼板の幅を変更した場合であっても、押圧ローラ体の位置や数を調整する必要がない。
このように、一対のフランジ部及び貫通孔が形成され、フランジ部の外周面が帯状物の外周面を押圧するため、押圧ローラ体(押圧部)は弾性変形し、巻取られた複数の帯状物の緩みを確実に防止することができる。
この場合においても、前記した場合と同様に、フランジ部の外周面が帯状物の外周面を押圧することにより、押圧ローラ体(押圧部)は弾性変形し、巻き取られた複数の帯状物の緩みを防止することができる。
前記一対のフランジ部の間の溝部(隙間)が、帯状物の外周面を巻回し、締結するフープバンドが挿通可能に形成されているため、フランジ部の外周面が帯状物の外周面を押圧した状態で、この溝部(隙間)にフープバンドを通し、巻回、締結することができる。
その結果、巻き取られた帯状物を、安全にかつ容易に、更に緩みなくフープバンドで固定することができる。
また、前記押圧部は、外周面に周面に沿って形成された溝部を備えることが望ましい。この場合においても、フランジ部の外周面が帯状物の外周面を押圧することにより、押圧ローラ体(押圧部)は弾性変形し、巻き取られた複数の帯状物の緩みを防止することができる。
また、巻取られた帯状物の径に大小の差がある場合にも、押圧ローラ体の(押圧部)の弾性変形によって、巻取られた帯状物を適切に押圧することができ、巻取られた帯状物の緩みを防止することができる。
ここで、図1は本発明の第1実施形態に係る押圧ローラを備える巻取り機の斜視図、図2は図1に示された押圧ローラ体の斜視図、図3は図2に示された押圧ローラ体のI−I断面図、図4は押圧ロールにて巻回された鋼板(ロール)を押圧した状態を示す斜視図、図5は押圧ロールの押圧した状態を示す要部拡大図である。
即ち、この巻取り機1は、所定の方向(図1矢印A方向)に回転することによって、所定の幅に切断された鋼板S1〜S4を巻取る巻取軸2を有する巻取りロール体R1〜R4と、この巻取りロール体R1〜R4に巻取られる鋼板S1〜S4を押圧する押圧ローラ機構3と、巻き取られた鋼板S1〜S4によって形成される巻取りロール体R1〜R4を取出す取出し機構(図示せず)とから構成されている。
尚、前記巻取軸2は、図示しないモータにより回転駆動されるように構成されている。
そして、前記押圧シリンダ5bのピストン5b1を伸長作動させることにより、巻取りロール体R1〜R4に巻取られた鋼板S1〜S4(巻取りロール体R1〜R4の外周面)に押圧ローラ体6を押付けることによって、巻取りロール体R1〜R4の緩みが防止される。
この押圧ローラ体6は、図2に示すように、円筒状の芯金6aと、芯金6aの内周面に取り付けられた円筒状の含油軸受6bと、芯金6aの外周面に取り付けられた円筒状の弾性部材からなる押圧部6cとによって、全体として円筒状に構成されている。
前記押圧ローラ体6(押圧部6c)の幅、すなわちローラ6(押圧部6c)における中心線方向の厚さWは、鋼板S1〜S4のそれぞれの幅よりも狭く設定され、複数の押圧ローラ体6(押圧部6c)で、巻取りロール体R1〜R4の夫々を押圧するように構成されている。
即ち、巻取りロール体R1〜R4に緩みを発生させることなく、フープバンドを巻回し、締結でき、巻取りロール体R1〜R4に緩みなく固定できる。
更に、押圧部6cの材質としては、天然ゴム、ウレタンゴム等の一般的なゴム素材を用いることがでる。特に、耐久性の観点から、ウレタンゴム等、耐久性のあるゴム素材を用いるのが好ましい。
巻取り機1は、従来と同様に巻取り装置の一部に組み込まれるものであり、鋼板ロールを巻取り装置のアンコイラーで支持し、その鋼板の一端をピンチロール、ゲージロールを経て、巻取り機1の巻取りロール体R1〜R4に固定する。その後、巻き取りロール体R1〜R4を回転駆動させると同時に、スリッタを作動させる(図10参照)。
これにより、所定幅に切断された鋼板S1〜S4を押圧ローラ体6との間で挟み込んで巻取りロール体R1〜R4に巻き取る。
図4に示すように、所定幅に切断された鋼板S1〜S4を巻取りロール体R1〜R4に巻き取る際、押圧ロール機構3は昇降装置5(ピストンシリンダ5b)にてフレーム4bを図4矢印B方向に下降させて、押圧ローラ体6を巻取りロール体R1〜R4の外周面に当接させ、鋼板S1〜S4を押圧する。
そして、押圧ロール機構3にて鋼板S1〜S4を押圧した状態において、巻取軸2を更に図4の矢印A方向に回転させることによって、鋼板S1〜S4の全体を巻取軸2に巻き取る。
即ち、図5に示すように、巻取りロール体R1〜R4の夫々について、複数の押圧ローラ体6が押圧するため、隣接する巻取りロール体に跨る押圧ローラ体6が生じる。このとき隣接する巻取りロール体の径に差(段差)hが生じても、押圧ローラ体6(フランジ部6c1)の変形によって、径の大きな巻取りロール体、及び径の小さな巻取りロール体を適切に押圧することができ、巻取りロール体の緩みを防止することができる。
これに対して、この第1の変形例にあっては、貫通孔6c2の代わりに、フランジ部6c1外周面から径方向に延びる複数のスリット部6c3が設けられている点に特徴がある。尚、前記スリット部6c3は、押圧部6cの外周面に少なくとも1つ形成されていればよい。
このようなスリット部6c3を有する押圧ローラ体であっても、前記実施形態における押圧ローラ体と同様の作用、効果を奏する。
このような溝部6c4が形成された押圧ローラ体であっても、前記実施形態における押圧ローラ体と同様の作用、効果を奏する。
即ち、押圧ローラ体の厚さ寸法が、前記帯状物の幅の2倍以下の場合には、一つの押圧ローラ体が、2つの帯状物を押圧することになる。この場合、巻取られた帯状物の径に大小の差(段差)があっても、押圧ローラ体の押圧部が弾性変形することによって、2つの帯状物(ロール)を適切に押圧することができ、巻取られた帯状物の緩みを防止することができる。
2 巻取軸
3 押圧ロール機構
4a 軸体
4b フレーム
5 昇降装置
6 押圧ローラ体
6a 芯金
6b 含油軸受
6c 押圧部
6c1 フランジ部
6c2 貫通孔
6c3 スリット部
6c4 溝部
6d 溝部
S1〜S4 鋼板
R1〜R4 巻取りロール体
W 押圧部の軸方向の厚さ
WR 巻取りロール体の幅
Claims (6)
- 帯状物が巻取られたロールの外周面を押圧する押圧ローラ体を複数備えた押圧ローラであって、
前記押圧ローラ体は、円筒状の芯金と、前記芯金の内周面に取り付けられた円筒状の軸受と、前記芯金の外周面に取り付けられた円筒状の弾性部材からなる押圧部とを備え、
前記押圧ローラ体の側面が互いに接するように、複数の押圧ローラ体が軸体に、並列に設けられ、
前記押圧ローラ体の押圧部の中心線方向の厚さ寸法が、前記帯状物の幅より小さく設定され、巻取られた一つの帯状物を複数の押圧ローラ体で押圧することを特徴とする押圧ローラ。 - 前記押圧部は、中心線方向の両側面部にそれぞれ形成された一対のフランジ部と、前記中心線方向に押圧部を貫通するように形成された貫通孔とを備え、
前記フランジ部の外周面によって帯状物の外周面を押圧することを特徴とする請求項1に記載の押圧ローラ。 - 前記押圧部は、中心線方向の両側面部にそれぞれ形成された一対のフランジ部と、前記フランジ部の外周面から径方向に形成されたスリット部を備え、前記フランジ部の外周面によって帯状物の外周面を押圧することを特徴とする請求項1に記載の押圧ローラ。
- 前記一対のフランジ部の間の溝部が、帯状物の外周面を巻回し、締結するフープバンドが挿通可能に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の押圧ローラ。
- 前記押圧部は、外周面に周面に沿って形成された溝部を備えることを特徴とする請求項1に記載の押圧ローラ。
- 前記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された押圧ローラを備える巻取り機であって、
所定の方向に回転することによって、所定の幅に切断された帯状物を巻取る巻取軸を有する巻取りロール体と、
前記巻取軸と平行に配設された軸体に回転可能に、側面が接して並設された複数の押圧ローラ体を有し、前記巻取りロール体に巻取られる帯状物を押圧する押圧ローラと、
前記軸体を保持するフレームと、
前記フレームを昇降させることによって巻取軸に対して、押圧ローラ体を進退させる昇降機構と、を少なくとも備えることを特徴とする巻取り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011210186A JP5938186B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | 押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011210186A JP5938186B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | 押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013071131A JP2013071131A (ja) | 2013-04-22 |
JP5938186B2 true JP5938186B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=48476060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011210186A Expired - Fee Related JP5938186B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | 押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5938186B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02103047U (ja) * | 1989-02-03 | 1990-08-16 |
-
2011
- 2011-09-27 JP JP2011210186A patent/JP5938186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013071131A (ja) | 2013-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3199750B2 (ja) | 巻き取り機用のロール | |
JPH05208775A (ja) | 孔線形成装置および巻返し装置 | |
JP2007229746A (ja) | 鋼帯巻き取り装置及び鋼帯巻き取り方法 | |
JP5938186B2 (ja) | 押圧ローラ及びこの押圧ローラを備えた巻取り機 | |
JP5791180B2 (ja) | デカール装置 | |
JP4814685B2 (ja) | ラミネータ | |
JP2008037511A (ja) | ウエブ巻取機 | |
JP2008207925A (ja) | 支持装置及びラベル貼付装置 | |
KR200441212Y1 (ko) | 슬리터 장치 | |
JP5050131B1 (ja) | スリッタスタンド及びスリッタライン | |
JP2015048173A (ja) | ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法 | |
US11208285B2 (en) | Brake device and method for operating a brake device | |
JP3777724B2 (ja) | シート分割巻取装置 | |
JP2005288674A (ja) | スリッター装置用カッター及びこのカッターを使用したスリッター装置 | |
JP2009220991A (ja) | ロール紙の巻替装置 | |
JP2011230863A (ja) | 搬送ローラー、搬送ローラーの製造方法及び印刷装置 | |
EP2390211B1 (en) | An apparatus for unwinding and slitting a material web | |
US20180137955A1 (en) | Manufacturing method and manufacturing apparatus for wire harness outer member | |
KR20240015276A (ko) | 슬리팅 코일강판 벤딩장치 | |
JP2001286931A (ja) | 多孔帯材矯正装置及びその矯正方法 | |
JP2020028466A (ja) | ペーパーロールの製造装置およびペーパーロールの製造方法 | |
JP4423673B2 (ja) | シート分割巻取装置 | |
CN209872008U (zh) | 一种薄膜放卷机构 | |
CN211726998U (zh) | 废料收卷机构 | |
JP3379252B2 (ja) | スリッタのタッチロール支持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160516 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5938186 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |