JP2011218426A - 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 - Google Patents

潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去し、引抜加工に再使用された際に金属管に発生する内面汚れを抑制できる潤滑油清浄装置を提供する。
【解決手段】回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンク12と、ダーティータンク12から供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機14と、遠心分離機14を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンク15と、第1クリーンタンク15から供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置16と、濾過装置16を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンク17と、第1クリーンタンク15に貯蔵された潤滑油の一部をダーティータンク12に排出する第1調整ライン18と、第2クリーンタンク17に貯蔵された潤滑油の一部を第1クリーンタンク15および/またはダーティータンク12に排出する第2調整ライン19とを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法に関する。さらに詳しくは、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去して優れた清浄度の潤滑油とし、引抜加工に再使用された際に金属管に発生する内面汚れを抑制することができる潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法に関する。
金属管の冷間による引抜加工では、一般的に、ダイスやプラグといった工具と金属管との接触により生ずる摩擦を低減し、焼付きや疵を防止する目的で、固体および液体の潤滑剤の一方また両方による潤滑処理が施される。
固体の潤滑剤を用いる場合、潤滑処理は、引抜加工前の金属管の内面および外面に塗布し、金属管表面に化成皮膜を形成することにより施される。金属管表面に形成される化成皮膜としては、ホウ酸塩皮膜、燐酸塩皮膜、蓚酸塩皮膜または石鹸皮膜がある。また、液体の潤滑剤を用いる場合、潤滑処理は、一般的に、金属管の内面および外面に潤滑油を塗布することにより施される。引抜加工においてさらなる潤滑性を得るために、固体と液体の潤滑剤を併用する場合があり、この場合は、金属管表面に形成された化成皮膜に潤滑油を塗布して潤滑処理を行うことができる。
引抜加工の潤滑処理に用いられた潤滑油は、一般的に、回収され、潤滑油清浄装置により異物を除去して清浄化した後、引抜加工に再使用される。固体と液体の潤滑剤を併用する場合、回収された潤滑油には、引抜加工の際に発生する鉄粉と、金属管表面に形成された化成皮膜が剥離して混入する。この金属管表面に形成された化成皮膜が剥離して潤滑油に混入したものは、スラッジと呼ばれる。
鉄粉が混入した潤滑油を引抜加工に再使用すると、焼き付きを発生させる原因となるので、使用済み潤滑油から鉄粉を除去することが求められる。また、スラッジの混入により潤滑油の粘性が上昇するので、スラッジが混入した潤滑油を引抜加工に再使用した場合、引抜かれた金属管内面に潤滑油が残留し易くなる。残留した潤滑油は、引抜加工後に施される熱処理で金属管内面に固着するので、金属管の内面汚れとして手入れにより除去する必要がある。しかし、手入れにより内面に残留した潤滑油を除去できない場合があり、この場合、金属管は不良品として処分されるため、製造歩留りを低下させる。このため、使用済み潤滑油からスラッジも除去することが求められる。
図1は、従来の金属管の引抜加工に用いられる潤滑油清浄装置を示す模式図である。同図に示す潤滑油清浄装置1は、回収された使用済み潤滑油を貯蔵する回収タンク11およびダーティータンク12と、潤滑剤の異物を除去する遠心分離機14と、遠心分離機に供給される使用済み潤滑油を加熱する蒸気ヒーター13と、矢印で示す方向に潤滑油を供給するポンプ4および配管とを備えている。
同図に示す潤滑油清浄装置では、ダーティータンク12に貯蔵された潤滑剤の一部は、ポンプにより遠心分離機14に供給され、異物を除去された後、ダーティータンク12に排出される。これにより、ダーティータンク12の潤滑油の清浄化が図られている。ダーティータンク12に貯蔵された潤滑油は、ポンプにより抽伸機の内面塗布装置2および外面塗布装置3に供給され、金属管の内面および外面に塗布されて引抜加工に使用される。引抜加工に用いられた使用された潤滑油は、回収されて回収タンク11に貯蔵された後、ポンプによりダーティータンク12に移され、再使用される。
前記図1に示す潤滑油清浄装置では、遠心分離機14により潤滑油に含有される異物の除去を図っている。遠心分離機では、比重の大きい鉄粉は、大部分を除去することができるが、比重の小さいスラッジは、一部が除去されることなく潤滑油に残存する。
また、遠心分離機を通過することにより異物を除去された潤滑油はダーティータンクに排出され、ダーティータンクに貯蔵された潤滑油と混合される。ダーティータンクに貯蔵された潤滑油は、遠心分離機による異物除去前の潤滑油を含むので、遠心分離機から排出される潤滑油よりも清浄度が劣る。このため、遠心分離機から排出される潤滑油よりも清浄度が劣った潤滑油が、引抜加工に使用されることとなる。
したがって、従来の潤滑油清浄装置では、再使用される潤滑油にスラッジが残存し、十分な清浄度の潤滑油を抽伸機の塗布装置に供給することができないので、引抜加工が施された金属管に内面汚れによる製品不良が発生する。
循環使用される潤滑油から異物を除去するため、従来から種々の潤滑油清浄装置が提案されている。
特許文献1では、薄板等の冷間圧延に供した使用済み潤滑油を、マグネットドラム型鉄分除去装置に通過させて鉄分を除去した後、ダーティータンクに貯蔵し、ダーティータンクに貯蔵された潤滑油の一部を油分除去装置で油分を除去してダーティータンクに排出する。ダーティータンクに貯蔵された潤滑油の上澄みをクリーンタンクに移し、未使用の潤滑油と混合した後、再使用する潤滑油清浄装置が提案されている。
特許文献1に提案されている潤滑油清浄装置を金属管の引抜加工に用いた場合、マグネットドラム型鉄分除去装置により、潤滑剤に混入した鉄粉を除去することができるが、化成皮膜であるスラッジについては十分に除去することができない。また、油分除去装置でも潤滑油に混入したスラッジの一部が除去されることなく残存する。さらに、油分除去装置により処理された潤滑油はダーティータンクに排出されるので、処理前の清浄度の劣った潤滑油と混合される。これらから、使用済み潤滑油に混入したスラッジが除去されることなく、再使用される潤滑油に残存するので、引抜かれた金属管に発生する内面汚れを抑制することは困難である。
特開平6−246330号公報
前述の通り、従来の潤滑油清浄装置では、引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄処理を施しても、使用済み潤滑油に混入したスラッジの一部が除去されることなく残存する。このため、使用済み潤滑油を再使用した際に、引抜かれた金属管に内面汚れが発生し、製品不良を引き起こして問題となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去して優れた清浄度の潤滑油とし、引抜加工に再使用された際に金属管に発生する内面汚れを抑制することができる潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記問題を解決するため、種々の試験を行い、鋭意検討を重ねた結果、以下の(a)〜(c)の知見を得た。
(a)遠心分離機に加えて濾過装置を用いることにより、遠心分離機で使用済み潤滑油から除去されることなく残存したスラッジを、濾過装置で効率よく除去できる。
(b)回収された使用済み潤滑油と、遠心分離機を通過した潤滑油と、濾過装置を通過した潤滑油とが混合して潤滑油の清浄度が劣化するのを防止するために、これらの潤滑油を別々のタンクに貯蔵する。これにより、遠心分離機および濾過装置を通過し、清浄度が優れた潤滑油を引抜加工に再使用できる。
(c)遠心分離機を通過した潤滑油を貯蔵するタンクに、遠心分離機を通過前の潤滑油を貯蔵するタンクに排出する調整ラインを、濾過装置を通過した潤滑油を貯蔵するタンクに、濾過装置を通過前の潤滑油を貯蔵するタンクに排出する調整ラインをそれぞれ設ける。これにより、再使用される潤滑油の清浄度を劣化させることなく、濾過装置の単位時間当たりの処理量、遠心分離機の単位時間当たりの処理量、抽伸機での単位時間当たりの使用量の不均衡を調整できる。
本発明は、上記の知見に基づいて完成したものであり、下記(1)〜(3)に記載の潤滑油清浄装置、下記(4)に記載の抽伸機、下記(5)〜(7)に記載の潤滑油の清浄方法、および下記(8)に記載の金属管の引抜加工方法を要旨としている。
(1)金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄装置であって、
回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンクと、前記ダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機と、前記遠心分離機を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンクと、前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置と、前記濾過装置を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンクと、前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに排出する第1調整ラインと、前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに排出する第2調整ラインとを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置。
(2)前記濾過装置が、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更されることを特徴とする前記(1)に記載の潤滑油清浄装置。
(3)前記第1調整ラインが、前記第1クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出し、前記第2調整ラインが、前記第2クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の潤滑油清浄装置。
(4)金属管の引抜加工に用いられ、金属管内面に潤滑油を塗布する内面塗布装置と、金属管外面に潤滑油を塗布する外面塗布装置と、引抜加工に使用された潤滑油を回収するホッパと、回収された潤滑油を清浄化して再使用可能とする潤滑油清浄装置とを備えた抽伸機であって、
前記潤滑油清浄装置が、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の潤滑油清浄装置であることを特徴とする抽伸機。
(5)金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄方法であって、
回収された使用済み潤滑油が貯蔵されるダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を遠心分離により除去し、第1クリーンタンクに排出する遠心分離工程と、前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を濾過により除去し、第2クリーンタンクに排出する濾過工程とを含み、前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻し、前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すことを特徴とする潤滑油の清浄方法。
(6)前記濾過工程で潤滑油を濾過するに際し、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更される濾過装置を用いることを特徴とする上記(5)に記載の潤滑油の清浄方法。
(7)前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻し、前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻すことを特徴とする上記(5)または(6)に記載の潤滑油の清浄方法。
(8)内面および外面に潤滑剤による化成被膜が形成された金属管を、潤滑油を内面および外面に塗布して引抜加工する方法であって、
前記潤滑油として上記(5)〜(7)のいずれかに記載の潤滑油清浄方法により清浄化された潤滑油を用いることを特徴とする金属管の引抜加工方法。
本発明の潤滑油清浄装置は、下記の顕著な効果を有する。
(1)遠心分離機を通過した潤滑油を、濾過装置に通過させることにより、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができる。
(2)遠心分離機を通過した潤滑油と、濾過装置を通過した潤滑油を別々のタンクに貯蔵することにより、使用済み潤滑油を遠心分離機および濾過装置を通過させ、優れた清浄度にすることができる。
(3)第1調整ラインおよび第2調整ラインを設けることにより、抽伸機に供給される潤滑油の清浄度を劣化させることなく、抽伸機での単位時間当たりの使用量、遠心分離機および濾過装置の単位時間当たりの処理量の不均衡を調整できる。
この潤滑油清浄装置を用いる本発明の潤滑油清浄方法は、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができ、使用済み潤滑油を優れた清浄度にすることができる。
本発明の潤滑油清浄装置または潤滑油の清浄方法を用いた本発明の抽伸機および引抜加工方法により引抜加工を行えば、優れた清浄度の使用済み潤滑油を用いることができ、得られる金属管に発生する内面汚れを抑制することができる。
従来の金属管の引抜加工に用いられる潤滑油清浄装置を示す模式図である。 本発明の潤滑油清浄装置の構成例を説明する図である。 本発明例または比較例により引抜加工された金属管における内面汚れ発生率(%)を示す図である。
図2は、本発明の潤滑油清浄装置の構成例を説明する図である。同図に示す潤滑油清浄装置1では、回収された使用済み潤滑油を貯蔵する回収タンク11およびダーティータンク12と、潤滑油の異物を除去する遠心分離機14および濾過装置16と、遠心分離機を通過した潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンク15と、濾過装置を通過した潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンク17と、遠心分離機に供給される潤滑油を加熱する蒸気ヒーター13と、矢印で示す方向に潤滑油を供給するポンプ4および配管とを備えている。
さらに、同図に示す潤滑油清浄装置は、第1クリーンタンク15でオーバーフローした潤滑油をダーティータンク12に排出する第1調整ライン18と、第2クリーンタンク17でオーバーフローした潤滑油を第1クリーンタンク15に排出する第2調整ライン19とを備えている。
同図に示す潤滑油清浄装置では、第2クリーンタンク17に貯蔵された潤滑油は、ポンプにより抽伸機の内面塗布装置2および外面塗布装置3に供給され、金属管の内面および外面に塗布されて引抜加工に使用される。引抜加工に用いられた使用済み潤滑油は、回収されて回収タンク11に貯蔵された後、ポンプによりダーティータンク12に移される。
本発明の潤滑油清浄装置は、金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄装置であって、回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンク12と、ダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機14と、遠心分離機を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンク15と、第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置16と、濾過装置を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンク17と、第1クリーンタンク15に貯蔵された潤滑油の一部をダーティータンクに排出する第1調整ライン18と、第2クリーンタンク17に貯蔵された潤滑油の一部を第1クリーンタンク15および/またはダーティータンク12に排出する第2調整ライン19とを備えることを特徴とする
遠心分離機を通過させた潤滑油を、濾過装置に通過させることにより、遠心分離機で潤滑油に混入した比重の大きい鉄粉の大部分および比重の小さいスラッジの一部を除去した後、濾過装置により残存しているスラッジの大部分を除去できる。
使用済み潤滑油を遠心分離機に通過させることなく、濾過装置のみに通過させることにより、鉄粉およびスラッジの両方を除去できるが、この場合、処理速度が低下することから大型の濾過装置を用いる必要があり、潤滑油清浄装置の設置スペースが問題となる。遠心分離機は、比重の小さいスラッジの一部が潤滑油に残存するが、比重の大きい鉄粉を効率よく除去できる。この遠心分離機を通過した潤滑油を濾過装置に供給することにより、濾過装置での処理速度の低下を抑制できるので、小型の濾過装置を用いた小規模の潤滑油清浄装置で使用済み潤滑油を効率よく清浄化できる。
遠心分離機および濾過装置は、単位時間当たりの処理量や使用する潤滑油の種類に応じて、適宜選定することができる。濾過装置は、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更されるものを用いるのが好ましい。これにより、濾過装置の目詰まりによるメンテナンス作業を軽減できるとともに、単位時間当たりの処理量の低下を防止できるからである。この場合、フィルターは、ロールに巻かれたペーパーフィルターを用いることがでる。
ダーティータンク、第1クリーンタンクおよび第2クリーンタンクを設けるのは、回収された使用済み潤滑油、遠心分離機を通過した潤滑油および濾過装置を通過した潤滑油が、混合されるのを防止するためである。第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油を引抜加工に用いることにより、遠心分離機および濾過装置で鉄粉およびスラッジが除去され、清浄度の優れた潤滑油にすることができる。したがって、本発明の潤滑油清浄装置は、前記図1に示した潤滑油清浄装置のように、遠心分離機から排出された潤滑油よりも清浄度が劣った潤滑油が、引抜加工に再使用されることはない。
回収された使用済み潤滑油、遠心分離機を通過した潤滑油および濾過装置を通過した潤滑油を別々のタンクで貯蔵する場合、抽伸機に供給する潤滑油が不足するのを防止するために、濾過装置および遠心分離機での単位時間当たりの処理量は、抽伸機での単位時間当たりの使用量以上にする必要がある。濾過装置および遠心分離機での処理量が抽伸機での使用量より大きい場合、濾過装置および遠心分離機に潤滑油が過剰供給されるのを防止するために、処理量と使用量の差を調整する必要がある。この調整手段として、本発明の潤滑油清浄装置では、第1調整ラインおよび第2調整ラインを設ける。
第1調整ラインにより、第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに排出し、第2調整ラインにより、第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を第1クリーンタンクおよび/またはダーティータンクに排出する。これにより、引抜加工に再使用される第2クリーンタンクの潤滑剤の清浄度を劣化させることなく、遠心分離機および濾過装置の処理量と、抽伸機での使用量の不均衡を調整できる。
本発明の潤滑油清浄化装置は、第1調整ラインが、第1クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出し、第2調整ラインが、第2クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出するのが好ましい。第1クリーンタンクまたは第2クリーンタンクのオーバーフローを第1調整ラインまたは第2調整ラインで排出することにより、第1調整ラインまたは第2調整ラインで過剰に潤滑油が排出されて第1クリーンタンクおよび第2クリーンタンクが潤滑油不足に陥ることなく、単位時間当たりの処理量と使用量の不均衡を調整できるからである。
一般的に、ポンプにより潤滑油を供給および排出すると、温度による潤滑油の粘度変化することから、吐出量が変動する。また、エアー駆動式のポンプでは、ポンプに供給されるエアー圧の変化によって、吐出量が変動する。したがって、ポンプにより第1調整ラインまたは第2調整ラインからオーバーフローを排出する場合、ポンプの吐出量の変動を考慮して吐出量を設定するのが好ましい。例えば、冬場に温度が低下して潤滑油の粘度が上昇し、ポンプの吐出量が減少した場合でも、オーバーフローを排出することができるようにポンプの吐出量を設定する。
本発明の抽伸機は、金属管の引抜加工に用いられ、金属管内面に潤滑油を塗布する内面塗布装置と、金属管外面に潤滑油を塗布する外面塗布装置と、引抜加工に使用された潤滑油を回収するホッパと、回収された潤滑油を清浄化して再使用可能とする潤滑油清浄装置とを備えた抽伸機であって、潤滑油清浄装置に、前述の本発明の潤滑油清浄装置を用いることを特徴とする。
本発明の潤滑油清浄装置を用いることにより、本発明の抽伸機は、優れた清浄度の潤滑油を引抜加工に再使用でき、抽伸機により引抜加工された金属管に発生する内面汚れを抑制することができる。
本発明の潤滑油の清浄方法は、前述の本発明の潤滑油清浄装置を用いて潤滑油を清浄化する方法である。このため、本発明の潤滑油の清浄方法によれば、回収された使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去でき、使用済み潤滑油を優れた清浄度にすることができる。
本発明の金属管の引抜加工方法は、内面および外面に潤滑剤による化成被膜が形成された金属管に、潤滑油を内面および外面に塗布して引抜加工する方法であって、潤滑油として本発明の潤滑油清浄方法により清浄化された潤滑油を用いることを特徴とする。本発明の引抜加工法は、本発明の潤滑油清浄方法により優れた清浄度にされた使用済み潤滑油を用いて引抜加工を行うことができ、得られる金属管に発生する内面汚れを抑制できる。
本発明の潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法により、金属管を引抜加工する試験を行い、本発明の効果を検証した。
[試験方法]
前記図2に示す潤滑油清浄装置を備えた抽伸機を用い、管に引抜加工を施し、金属管を得た。引抜加工は、冷間でテーパーダイスとプラグを用いて行い、その際の潤滑処理は、管の内面および外面に潤滑剤を塗布してホウ酸塩皮膜を形成した後、潤滑油を管の内面および外面に塗布して行った。潤滑油は、引抜加工に使用された後、ホッパにより回収され、潤滑油清浄装置で清浄化されたものを用い、潤滑油の塗布は、内面塗布装置および外面塗布装置を用いた。その条件は下記の通りである。
化成皮膜 :ホウ酸塩皮膜(主成分 ホウ酸塩:70質量%、 石鹸:30質量%)
潤滑油 :主成分 硫化オレフィン:65質量%、 トリグリセライド:35質量%
引抜本数 :64106本
遠心分離機は、回転軸を垂直方向とした遠心分離機であって、下部から供給された使用済み潤滑油を、遠心分離により異物を除去して上部から排出するものを用いて連続処理した。遠心分離機では、相対遠心加速度を460G、処理時間を12.7秒に調整した。
濾過装置は、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更されるものを用いた。そのフィルターは、ロールに巻かれたペーパーフィルターであって、フィルター粗さが100μmのものを用いた。
比較例として、前記図1に示す潤滑油清浄装置を用い、使用済み潤滑油を清浄化して、抽伸機に供給し、管に引抜加工を施して金属管を得た。比較例では、管の引抜本数は62799本とし、化成被膜、潤滑油および遠心分離機の条件は本発明例と同一にした。
[評価指標]
本発明例および比較例ともに、得られた金属管を手入れして内面汚れを除去した後、金属管の内面を目視により観察し、残存した内面汚れの有無を調査し、内面汚れ発生率(%)を算出した。
[試験結果]
図3は、本発明例または比較例により引抜加工された金属管における内面汚れ発生率(%)を示す図である。同図から、比較例に比べ、本発明例の内面汚れ発生率が0.45%低下していることが確認できた。したがって、本発明の潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法により、使用済み潤滑油を引抜加工に再使用した際に金属管に発生する内面汚れを抑制できることが明らかになった。
本発明の潤滑油清浄装置は、下記の顕著な効果を有する。
(1)遠心分離機を通過した潤滑油を、濾過装置に通過させることにより、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができる。
(2)遠心分離機を通過した潤滑油と、濾過装置を通過した潤滑油を別々のタンクに貯蔵することにより、使用済み潤滑油を遠心分離機および濾過装置を通過させ、優れた清浄度にすることができる。
(3)第1調整ラインおよび第2調整ラインを設けることにより、抽伸機に供給される潤滑油の清浄度を劣化させることなく、抽伸機での単位時間当たりの使用量、遠心分離機および濾過装置の単位時間当たりの処理量の不均衡を調整できる。
この潤滑油清浄装置を用いる本発明の潤滑油清浄方法は、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができ、使用済み潤滑油を優れた清浄度にすることができる。
本発明の潤滑油清浄装置または潤滑油の清浄方法を用いた本発明の抽伸機および引抜加工方法により引抜加工を行えば、優れた清浄度の使用済み潤滑油を用いることができ、得られる金属管に発生する内面汚れを抑制することができる。
したがって、本発明の潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法を、金属管の製造に適用すれば、内面汚れによる製品不良を抑制することができ、製造歩留りを向上させることができる。
1:潤滑油清浄装置、 11:回収タンク、 12:ダーティータンク、
13:蒸気ヒーター、 14:遠心分離機、 15:第1クリーンタンク、
16:濾過装置、 17:第2クリーンタンク、 18:第1調整ライン、
19:第2調整ライン、 2:内面塗布装置、 3:外面塗布装置、 4:ポンプ

Claims (8)

  1. 金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄装置であって、
    回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンクと、
    前記ダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機と、
    前記遠心分離機を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンクと、
    前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置と、
    前記濾過装置を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンクと、
    前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに排出する第1調整ラインと、
    前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに排出する第2調整ラインとを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置。
  2. 前記濾過装置が、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更されることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油清浄装置。
  3. 前記第1調整ラインが、前記第1クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出し、
    前記第2調整ラインが、前記第2クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出することを特徴とする請求項1または2に記載の潤滑油清浄装置。
  4. 金属管の引抜加工に用いられ、金属管内面に潤滑油を塗布する内面塗布装置と、金属管外面に潤滑油を塗布する外面塗布装置と、引抜加工に使用された潤滑油を回収するホッパと、回収された潤滑油を清浄化して再使用可能とする潤滑油清浄装置とを備えた抽伸機であって、
    前記潤滑油清浄装置が、請求項1〜3のいずれかに記載の潤滑油清浄装置であることを特徴とする抽伸機。
  5. 金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄方法であって、
    回収された使用済み潤滑油が貯蔵されるダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を遠心分離により除去し、第1クリーンタンクに排出する遠心分離工程と、
    前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を濾過により除去し、第2クリーンタンクに排出する濾過工程とを含み、
    前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻し、
    前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すことを特徴とする潤滑油の清浄方法。
  6. 前記濾過工程で潤滑油を濾過するに際し、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更される濾過装置を用いることを特徴とする請求項5に記載の潤滑油の清浄方法。
  7. 前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻し、
    前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻すことを特徴とする請求項5または6に記載の潤滑油の清浄方法。
  8. 内面および外面に潤滑剤による化成被膜が形成された金属管を、潤滑油を内面および外面に塗布して引抜加工する方法であって、
    前記潤滑油として請求項5〜7のいずれかに記載の潤滑油清浄方法により清浄化された潤滑油を用いることを特徴とする金属管の引抜加工方法。
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