JP2011218426A - 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 - Google Patents
潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011218426A JP2011218426A JP2010092066A JP2010092066A JP2011218426A JP 2011218426 A JP2011218426 A JP 2011218426A JP 2010092066 A JP2010092066 A JP 2010092066A JP 2010092066 A JP2010092066 A JP 2010092066A JP 2011218426 A JP2011218426 A JP 2011218426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- tank
- clean tank
- cleaning
- dirty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Metal Extraction Processes (AREA)
Abstract
【解決手段】回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンク12と、ダーティータンク12から供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機14と、遠心分離機14を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンク15と、第1クリーンタンク15から供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置16と、濾過装置16を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンク17と、第1クリーンタンク15に貯蔵された潤滑油の一部をダーティータンク12に排出する第1調整ライン18と、第2クリーンタンク17に貯蔵された潤滑油の一部を第1クリーンタンク15および/またはダーティータンク12に排出する第2調整ライン19とを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置である。
【選択図】図2
Description
回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンクと、前記ダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機と、前記遠心分離機を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンクと、前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置と、前記濾過装置を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンクと、前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに排出する第1調整ラインと、前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに排出する第2調整ラインとを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置。
前記潤滑油清浄装置が、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の潤滑油清浄装置であることを特徴とする抽伸機。
回収された使用済み潤滑油が貯蔵されるダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を遠心分離により除去し、第1クリーンタンクに排出する遠心分離工程と、前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を濾過により除去し、第2クリーンタンクに排出する濾過工程とを含み、前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻し、前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すことを特徴とする潤滑油の清浄方法。
前記潤滑油として上記(5)〜(7)のいずれかに記載の潤滑油清浄方法により清浄化された潤滑油を用いることを特徴とする金属管の引抜加工方法。
(1)遠心分離機を通過した潤滑油を、濾過装置に通過させることにより、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができる。
(2)遠心分離機を通過した潤滑油と、濾過装置を通過した潤滑油を別々のタンクに貯蔵することにより、使用済み潤滑油を遠心分離機および濾過装置を通過させ、優れた清浄度にすることができる。
(3)第1調整ラインおよび第2調整ラインを設けることにより、抽伸機に供給される潤滑油の清浄度を劣化させることなく、抽伸機での単位時間当たりの使用量、遠心分離機および濾過装置の単位時間当たりの処理量の不均衡を調整できる。
前記図2に示す潤滑油清浄装置を備えた抽伸機を用い、管に引抜加工を施し、金属管を得た。引抜加工は、冷間でテーパーダイスとプラグを用いて行い、その際の潤滑処理は、管の内面および外面に潤滑剤を塗布してホウ酸塩皮膜を形成した後、潤滑油を管の内面および外面に塗布して行った。潤滑油は、引抜加工に使用された後、ホッパにより回収され、潤滑油清浄装置で清浄化されたものを用い、潤滑油の塗布は、内面塗布装置および外面塗布装置を用いた。その条件は下記の通りである。
化成皮膜 :ホウ酸塩皮膜(主成分 ホウ酸塩:70質量%、 石鹸:30質量%)
潤滑油 :主成分 硫化オレフィン:65質量%、 トリグリセライド:35質量%
引抜本数 :64106本
本発明例および比較例ともに、得られた金属管を手入れして内面汚れを除去した後、金属管の内面を目視により観察し、残存した内面汚れの有無を調査し、内面汚れ発生率(%)を算出した。
図3は、本発明例または比較例により引抜加工された金属管における内面汚れ発生率(%)を示す図である。同図から、比較例に比べ、本発明例の内面汚れ発生率が0.45%低下していることが確認できた。したがって、本発明の潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法により、使用済み潤滑油を引抜加工に再使用した際に金属管に発生する内面汚れを抑制できることが明らかになった。
(1)遠心分離機を通過した潤滑油を、濾過装置に通過させることにより、使用済み潤滑油に混入した鉄粉およびスラッジを効率よく除去することができる。
(2)遠心分離機を通過した潤滑油と、濾過装置を通過した潤滑油を別々のタンクに貯蔵することにより、使用済み潤滑油を遠心分離機および濾過装置を通過させ、優れた清浄度にすることができる。
(3)第1調整ラインおよび第2調整ラインを設けることにより、抽伸機に供給される潤滑油の清浄度を劣化させることなく、抽伸機での単位時間当たりの使用量、遠心分離機および濾過装置の単位時間当たりの処理量の不均衡を調整できる。
13:蒸気ヒーター、 14:遠心分離機、 15:第1クリーンタンク、
16:濾過装置、 17:第2クリーンタンク、 18:第1調整ライン、
19:第2調整ライン、 2:内面塗布装置、 3:外面塗布装置、 4:ポンプ
Claims (8)
- 金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄装置であって、
回収された使用済み潤滑油を貯蔵するダーティータンクと、
前記ダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を除去する遠心分離機と、
前記遠心分離機を通過させた潤滑油を貯蔵する第1クリーンタンクと、
前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を除去する濾過装置と、
前記濾過装置を通過させた潤滑油を貯蔵する第2クリーンタンクと、
前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに排出する第1調整ラインと、
前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに排出する第2調整ラインとを備えることを特徴とする潤滑油清浄装置。 - 前記濾過装置が、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更されることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油清浄装置。
- 前記第1調整ラインが、前記第1クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出し、
前記第2調整ラインが、前記第2クリーンタンクに貯蔵される潤滑油のオーバーフローを排出することを特徴とする請求項1または2に記載の潤滑油清浄装置。 - 金属管の引抜加工に用いられ、金属管内面に潤滑油を塗布する内面塗布装置と、金属管外面に潤滑油を塗布する外面塗布装置と、引抜加工に使用された潤滑油を回収するホッパと、回収された潤滑油を清浄化して再使用可能とする潤滑油清浄装置とを備えた抽伸機であって、
前記潤滑油清浄装置が、請求項1〜3のいずれかに記載の潤滑油清浄装置であることを特徴とする抽伸機。 - 金属管の引抜加工に使用した潤滑油を回収し、清浄化して再使用可能にする潤滑油清浄方法であって、
回収された使用済み潤滑油が貯蔵されるダーティータンクから供給された潤滑油中の異物を遠心分離により除去し、第1クリーンタンクに排出する遠心分離工程と、
前記第1クリーンタンクから供給された潤滑油中の異物を濾過により除去し、第2クリーンタンクに排出する濾過工程とを含み、
前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻し、
前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すことを特徴とする潤滑油の清浄方法。 - 前記濾過工程で潤滑油を濾過するに際し、フィルターの潤滑油の入口側と出口側の差圧を検出する手段を備え、検出された差圧に応じてフィルターが送られ、濾過に用いられるフィルターの領域が変更される濾過装置を用いることを特徴とする請求項5に記載の潤滑油の清浄方法。
- 前記第1クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻し、
前記第2クリーンタンクに貯蔵された潤滑油の一部を前記第1クリーンタンクおよび/または前記ダーティータンクに戻すに際し、前記第1クリーンタンクのオーバーフローを戻すことを特徴とする請求項5または6に記載の潤滑油の清浄方法。 - 内面および外面に潤滑剤による化成被膜が形成された金属管を、潤滑油を内面および外面に塗布して引抜加工する方法であって、
前記潤滑油として請求項5〜7のいずれかに記載の潤滑油清浄方法により清浄化された潤滑油を用いることを特徴とする金属管の引抜加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010092066A JP5299345B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010092066A JP5299345B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011218426A true JP2011218426A (ja) | 2011-11-04 |
JP5299345B2 JP5299345B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=45036060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010092066A Active JP5299345B2 (ja) | 2010-04-13 | 2010-04-13 | 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5299345B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10266789B2 (en) | 2015-08-11 | 2019-04-23 | Hitachi Metals, Ltd. | Processing method and purification system |
CN113600626A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-05 | 戈本梅 | 一种具有热液清理装置的智能拉丝机及其控制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024898A (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-09 | Toyota Motor Corp | 潤滑廃油の再生処理方法 |
JPH0716642A (ja) * | 1993-07-06 | 1995-01-20 | Nippon Steel Corp | ステンレス鋼管の経済的冷牽方法 |
JPH0819814A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-01-23 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼管の冷間抽伸方法および装置 |
JP2007330842A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Atlas Techno Service:Kk | 濾過装置 |
-
2010
- 2010-04-13 JP JP2010092066A patent/JP5299345B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024898A (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-09 | Toyota Motor Corp | 潤滑廃油の再生処理方法 |
JPH0716642A (ja) * | 1993-07-06 | 1995-01-20 | Nippon Steel Corp | ステンレス鋼管の経済的冷牽方法 |
JPH0819814A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-01-23 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼管の冷間抽伸方法および装置 |
JP2007330842A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Atlas Techno Service:Kk | 濾過装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10266789B2 (en) | 2015-08-11 | 2019-04-23 | Hitachi Metals, Ltd. | Processing method and purification system |
CN113600626A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-05 | 戈本梅 | 一种具有热液清理装置的智能拉丝机及其控制方法 |
CN113600626B (zh) * | 2021-07-30 | 2022-07-22 | 苏州鱼得水电气科技有限公司 | 一种具有热液清理装置的智能拉丝机及其控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5299345B2 (ja) | 2013-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103133843B (zh) | 对滚式试验机用润滑油自动净化与循环供给系统 | |
JP2013006132A (ja) | 圧延クーラントの循環供給設備 | |
JP5299345B2 (ja) | 潤滑油清浄装置およびこれを備える抽伸機、並びに潤滑油の清浄方法およびこれを用いる引抜加工方法 | |
CN205289268U (zh) | 一种真空抽吸除油辊 | |
JP6520548B2 (ja) | 加工方法及び浄化装置 | |
KR100868891B1 (ko) | 오일 분리장치 | |
US6612314B2 (en) | Process for removing oil containing machining fluid from machined chips | |
CN212944381U (zh) | 一种钢带清洗除油装置 | |
JP5151954B2 (ja) | 冷間引抜き用潤滑油ろ過装置およびこれを用いる直接油潤滑抽伸装置 | |
CN108613200A (zh) | 用于轧钢系统含油废液焚烧处置前预处理系统及其方法 | |
CN103394967B (zh) | 一种切削液回收再生机 | |
US11839838B2 (en) | Method for separating mill scale from wastewater | |
CN218224084U (zh) | 一种用于轧管机的废油回收装置 | |
CN102233337A (zh) | 真空除油装置 | |
CN203900100U (zh) | 二十辊带钢轧机轧制油回收装置 | |
CN105479261B (zh) | 落地镗铣床滑枕润滑油回收装置 | |
CN201912833U (zh) | 自硅晶圆切割废油泥中回收再生油的处理装置 | |
CN208703936U (zh) | 用于轧钢系统含油废液焚烧处置前预处理系统 | |
CN202045096U (zh) | 真空除油装置 | |
CN201969739U (zh) | 冷轧钢管润滑油回收装置 | |
CN104907886A (zh) | 一种润滑油循环利用型机床 | |
CN207596808U (zh) | 一种铝轧制润滑油内铝粉脱除装置 | |
CN204522450U (zh) | 一种轧机润滑乳净化装置 | |
JP4532657B2 (ja) | アルミニウム及びアルミニウム合金用熱間圧延油の廃油再生方法及びその装置 | |
CN107265564A (zh) | 碱液净化预处理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121011 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20121011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5299345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |