JP2011217993A - リハビリ機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトでありながら、効果的なリハビリテーションを行うことができるリハビリ機器を提供する。
【解決手段】上肢上下運動用のリハビリ機器600が、連続歩行用のリハビリ機器100のループ状の手すり棒106の内側に配置されて、複合リハビリ機器10が構成されている。上肢上下運動用のリハビリ機器600では、滑車603に巻き掛けたロープ604の両端に把持部610a,610bが取り付けられている。麻痺側の例えば左腕にアームホルダー650を取り付けそのフック用孔656aに、把持部610bのフック611bを挿入し、把持部610aを例えば右手で把持し、上肢の上下運動を行う。また手すり棒106を使って、連続的な歩行運動ができる。
【選択図】図2

Description

本発明はリハビリ機器に関するものである。
特に本発明は、脳梗塞、脳血栓、くも膜下出血等の脳血管障害で倒れた後に、片麻痺の後遺症が残った片麻痺症状者が、効果的なリハビリテーション(機能回復訓練)を行うことができるように、種々の工夫をしたものである。
脳血管障害が発症した場合には、病院に入院して、医師により外科的治療(手術)や薬物を用いた内科的治療が行われる。
このような外科的治療・内科的治療が行われて、例えば筋肉、靱帯等の軟組織を痛めた急性症状の状態から脱却したとしても、身体運動に携わっている脳内の機能組織が損傷してしまうことが多くみられる。このような脳内機能組織の損傷が発生すると、身体の左右のうちどちらか一方(片側)に麻痺が起こり、身体の半分を動かすことができなくなる状態、即ち、片麻痺(半身付随)となる。
この場合、脳内に発生した損傷の位置や程度等に応じて、片麻痺の出る部分や、片麻痺の程度などが変わり、片麻痺の程度や障害の種類は個人差が大きい。
脳血管障害の後遺症として片麻痺が発生した場合には、片麻痺を軽減し更には身体機能を回復して家庭や職場に社会復帰するために、リハビリテーションが行われる。
脳血管障害の場合、急性期(発症から約1カ月以内)と回復期(発症後の約1カ月〜1年間)において、各時期に応じた最適な種類のリハビリテーションを如何に効果的に行うかが、機能回復において重要であると言われている。
従前では、片麻痺になると、破壊された脳神経細胞は再生しないから、片麻痺は治療しても回復しないと考えられていた。このため、片麻痺症状者のリハビリテーションは、麻痺の無い側の下肢や上肢を鍛えて、歩行や日常生活ができるようにすることが目標とされてきた。
しかし、近年の脳科学の進歩によって、脳の一部が損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷された部位の役割を代行する能力、即ち、可塑性があることが明らかになり、麻痺を克服することを目的としたリハビリテーション治療も行われてきている。
このため、リハビリテーションにおいては、麻痺の無い側を鍛えて歩行や日常生活ができるようにするのみならず、麻痺の有る側を他人の介助等を受けながら動かして、麻痺側の腕や脚から脳に対して刺激を送ることにより神経系の可塑化(脳神経の代行能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を促す必要がある。
神経系の可塑化を行う際には、麻痺側の腕や脚を介助者等により動かすのに併せて、麻痺症状者は麻痺側の腕や足を動かすようにイメージして、脳側から身体側に運動情報指令が伝わるようにイメージすることが効果的であると言われている。
つまり、麻痺側の腕や脚を強制的に動かして麻痺側の身体から脳に対して刺激(運動情報指令)を送るのに同期して、脳側から麻痺側の身体に向かって身体を動かすように指令する運動情報指令を送るようにイメージするという、双方向からの運動情報指令の連動により、可塑化を促進して機能回復を効果的に行うことができると言われている。
このため例えば筋肉、靱帯等の軟組織を痛めている急性症状の状態から脱した後は、積極的にリハビリテーションが行われている。
急性期(発症から約1カ月以内)でのリハビリテーションは「理学療法」が中心となり、回復期(発症後の約1カ月〜1年間)でのリハビリテーションは、更に「作業療法」が追加される。
理学療法とは、身体機能に障害が生じた際に、その基本的な動作能力の改善を目的として運動療法や徒手的治療を行い、基本的身体能力の改善を図る療法である。この理学療法では、医師の指示にしたがい、理学療法士の補助によって、ゆっくりと寝返りをうったり、体を動かしたりしてみることから始まる。
作業療法とは、いわば応用動作能力の改善を図る療法であり、ベッドに腰掛けたり、物を握ったりする訓練から開始する。これにより、手足関節が拘縮することを防止している。
更に、回復が進んでくると、更衣(着替え)・整容(姿・形を整える)といった身の廻り動作や、歩行訓練や、食事・トイレ・入浴・洗面などの日常生活動作の獲得・改善を目的とした動作訓練を行う。このような作業療法は、当初はベッドサイドで開始し、その後は実際の場面での動作訓練を行う。
回復期のリハビリテーションが完了し、ある程度まで機能回復が得られたら、病院から退院をする。
退院後も、病院やリハビリ施設に定期的に通院してリハビリテーションを行うことが必要であり、医師や理学療法士が指示したメニューに沿った機能回復訓練を継続的に実行する。更に、片麻痺症状者自身も自発的・意欲的に身体を動かすように、との指導がされる。
このため自宅でのリハビリテーションの実行が重要であり、片麻痺の克服に向けての強い意欲と自主訓練の実行が必要である。
病院やリハビリ施設においては、各種のリハビリ機器を備えこのリハビリ機器を用いたリハビリテーションが行われており、また自宅用のリハビリ機器も開発されている。
リハビリ機器としては、例えば、一対の直線状の並行棒を支柱により手すり状に水平に支持した歩行訓練用並行棒や、滑車に紐を掛けて紐の両端を左右の手で握り左右交互に紐を下方に引っ張る上肢上下運動訓練器や、自転車のペダル状の物を左右の手で握り回転させる上肢回転運動訓練器や、昇降階段や、スライドレール上で往復移動するスライド板の上に足を乗せて足をスライド移動させる足スライド運動訓練器など、各種のものが開発されている。
しかし、いずれのリハビリ機器も筋肉トレーニング的な機器が多く、更には症状に適したものが少ない上、使用が困難である。また、機器そのものが高価であり、一般家庭で容易にリハビリを継続することは困難であった。
実用新案登録第3046663号公報 実用新案登録第3082468号公報
上述したように、病院やリハビリ施設や自宅において、リハビリテーションが行われているが、実際に脳梗塞となり、後遺症として片麻痺となり、闘病やリハビリテーションを行ってきた体験者の話しによると、現状のリハビリテーションでは、種々の不具合があることが判明した。
例えば入院時においては、片麻痺症状者は、リハビリテーションを行う熱意や意志があるにもかかわらず、殆どの時間をベッドの上で静養しつつ待機しており、リハビリテーションを行う時間が短く、また、その頻度も少ないものである。
これは、身体の片側の手足が不自由な片麻痺症状者が一人でリハビリテーション訓練を行うと危険が伴うことから、片麻痺症状者が一人でリハビリテーション訓練をするのは無理があり、安全を確保すると共に効果的な訓練指導や介助を行うために、理学療法士や介助者が付き添って訓練をしなければならないからである。
また、リハビリ設備の広さやリハビリ機器の設置台数に制限があると共に、理学療法士や介助者の員数にも制限があるため、来院された多数の片麻痺症状者の全員が充分にリハビリテーションを行うことができないという事情もある。
一方、退院後においては、自宅でリハビリテーションを行う必要がある。このため各種の自宅用のリハビリ機器は存在するが、それらは、構造が複雑で大掛かりな上、回復対象機能が少なく高価なため、自宅で使用するには不便であり、しかも効果的な機能回復訓練をするには不足なものであった。
更に、片麻痺症状者となった者の実体験から言うと、現在のリハビリ機器は、片麻痺症状者の身体的・精神的状態や要望を充分には考慮したものとなっていない。
例えば、歩行訓練用並行棒では、平行棒の一方の端部から他方の端部まで平行棒を支えとして歩いてくると、片麻痺症状者は方向転換して今度は逆方向に向かって歩いていかなくてはならないが、方向転換をするのに、平行棒の持ち替えやつまづき等によるバランス崩し等で転倒の危険が伴うため、介助者などが付き添っている必要がある。このため、一台の歩行訓練用並行棒は、一人の片麻痺症状者のみしか使用することができず、また、片麻痺症状者が一人で自主的に訓練をすることができないものであった。
また、紐を引っ張る上肢上下運動訓練器や、ペダルを回す上肢回転運動訓練器等では、紐やペダルを把持しなければ、訓練に入ることができない。
しかし、例えば一方の腕が麻痺状態となっている場合、この麻痺側の手で紐やペダルを把持することはできず、したがって訓練中に外れるのを防止するため、何らかの方法(バンドで締める等)により、麻痺側の手を紐やペダルに固定しなければならない。
また、片麻痺症状者にとっては、麻痺側の腕の感覚が無いため、麻痺側の腕の位置を視覚によって確認することはできるが、麻痺側の腕の位置がどこにあるのかを身体感覚的に把握することができない。このため、麻痺側の腕を、紐やペダルに近づけるという動作自体が、困難なものであった。
かかる事情が、一人で自主的に訓練することの阻害要因の一つになっていた。
更に、上肢上下運動訓練器等、種々のリハビリ機器では、片麻痺症状者の腕や足を、電動式機構により運動させるようになっているものもある。
電動式の機器では、確かに腕や脚が動かされて血行が良くなるというような一定の効果はある。しかし、それはあくまでも受動的な運動であり、片麻痺症状者が意図して自発的に行う運動ではなく、機能回復というより積極的な観点から見ると、リハビリテーションの効果が薄いものであった。
また、従来のリハビリ機器では、上下運動なら身体をほぼ同一の軌跡に沿い上下移動運動をさせるようになっており、障害の度合や、リハビリテーションの回復度合に合わせて、身体の移動運動を微妙に変化させることはできない。このため、障害度合に合わせた適切な訓練ができないという不具合や、身体や脳さらには筋肉や神経に対する刺激が単調であるという不具合があった。
例えば、左右の腕を上下運動させる場合、従来の機器では、腕の吊り上げ位置が固定されており、片麻痺状態者の麻痺状態等に合わせて、腕の吊り上げ位置を変化調整することはできなかった。
更に、麻痺の無い側(健常側)の身体と、麻痺側の身体とを連動させて自発的に訓練するという発想は、従来のリハビリ機器には存在していなかった。つまり、健常側の身体の力や動作を、麻痺側の身体に伝達して、麻痺側の身体を自発的、積極的に回復させ、これにより神経系の可塑化(脳神経の代行能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的に促すリハビリ機器は存在していなかった。
また従来のリハビリ機器は単機能のものが殆どであったが、これでは訓練に厭き易い上、使用筋肉等が決まるので、広範な可塑化対応ができなかった。
本発明は、上記従来のリハビリ機器の不具合を解消して、健常側の身体によりリハビリ機器を動作させ、動力伝達機構を介して左・右腕間の動力伝達をして、麻痺側の身体を健常側の力で動かすことにより効果的なリハビリテーションを行い、麻痺側の身体を積極的に機能回復させることができるリハビリ機器を提供することを目的とする。
即ち健常側の力でリハビリ機器を動かし、これに付随して麻痺側を動かすようにしたり、更にその運動後、同種の運動を行うようにしたりしたので、先の健常側の力、或いは先の運動により脳に刺激を与えた後、その刺激を回想しながら麻痺側を動かすことになり、脳の記憶の可塑化が一層促進される。
この理由から、リハビリに必要な機能をリハビリ機器に複合化させることにより、短時間で関連域或いは他機能に移行することができ、したがって脳の可塑化を一層効果的にできると共に、装置としてもコンパクトなリハビリ機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のリハビリ機器の構成は、
立設された支柱と、
前記支柱の上部に回転自在に備えられた滑車と、
前記滑車に巻き掛けられたロープと、
前記ロープの両端に取り付けられており、人間の手で把持できると共に、少なくとも一方にはフックが備えられている一対の把持部と、
人間の腕に取り付けられると共に、前記フックが回転自在かつ緊密に挿入することができるフック用の孔が形成されているアームホルダーと、
を有することを特徴とする。
この場合、前記アームホルダーには、腕の長手方向に沿う複数箇所に、前記フック用の孔が形成されていることを特徴とし、
予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって前記滑車に付加されたときに、前記滑車が下方に移動すること、または前記滑車が傾動することを許容する安全手段を設けたことを特徴とする。
また本発明の複合リハビリ機器の構成は、
複数本の支持棒と、この複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とでなる連続歩行用のリハビリ機器と、
本体支持部に対して回転自在に支持されており、しかも、両端部が多角柱の形状になっている回転軸と、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の一方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の一方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第1の手用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第1の手用のクランクの先端部に設けた第1の手用軸と、前記第1の手用軸に回転自在に組み付けられた第1のハンドルと、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の他方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の他方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第2の手用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第2の手用のクランクの先端部に設けた第2の手用軸と、前記第2の手用軸に回転自在に組み付けられた第2のハンドルとを有する腕回転運動用のリハビリ機器と、
前記の滑車とロープを備えたリハビリ機器とを備え、
前記手すり棒の内側に、前記の滑車とロープを備えたリハビリ機器と前記腕回転運動用のリハビリ機器が配置されていることを特徴とする。
また本発明の複合リハビリ機器の構成は、
複数本の支持棒と、この複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とでなる連続歩行用のリハビリ機器と、
本体支持部に対して回転自在に支持されており、しかも、両端部が多角柱の形状になっている回転軸と、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の一方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の一方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第1の足用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第1の足用のクランクの先端部に設けた第1の足用軸と、前記第1の足用軸に回転自在に組み付けられた第1のペダルと、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の他方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の他方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第2の足用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第2の足用のクランクの先端部に設けた第2の足用軸と、第2の足用軸に回転自在に組み付けられた第2のペダルとを有する脚回転運動用のリハビリ機器と、
前記の滑車とロープを備えたリハビリ機器を備え、
前記手すり棒の内側に、前記の滑車とロープを備えたリハビリ機器と前記脚回転用のリハビリ機器が配置されていることを特徴とする。
本発明の上肢上下運動用のリハビリ機器によれば、健常側の腕により発した力を、滑車とロープにより伝達して、麻痺側の腕を動かしてリハビリテーションをするため、片麻痺症状者の自発的なイメージにより、健常側と麻痺側の身体(脳内の関連領域を含む)がペアとなって、上下連動運動するため、効果的なリハビリテーションができる。
更に、アームホルダーを使用することにより、麻痺側の腕を、リハビリ機器の把持部のフックで支持することができ、介助者等がいなくても片麻痺症状者だけで容易且つ効果的にリハビリテーションを行うことができる。
また本発明の連続歩行用のリハビリ機器によれば、手すり棒をループ状に形成したため、身体の真反対の方向転換をすることなく連続的に歩行訓練をすることができる。
また連続歩行用のリハビリ機器と上肢上下運動用のリハビリ機器を合体させた複合機器とした場合には、複数のリハビリテーションが可能であると共に、全体として機器構成をコンパクトにすることができ、病院等のみならず、設置スペースが限られている自宅においても使用することができる。
また本発明は、脳血管障害等により片麻痺となった片麻痺症状者が、リハビリテーションを行うのに利用できる他、パーキンソン病等の運動機能低下を呈する症状者が、運動機能を維持するために利用したり、高齢者など身体機能能力が衰えた人が、健康度を向上するために利用したりすることが可能である。
本発明の実施例に係る複合リハビリ機器を示す斜視図。 本発明の実施例に係る複合リハビリ機器を示す斜視図。 回転軸とクランクとの組み付け状態を示す構成図。 アームホルダーを示す構成図。 足ホルダーを示す構成図。 本発明の実施例に係る複合リハビリ機器を使用状態と共に示す構成図。 本発明の実施例に係る複合リハビリ機器を使用状態と共に示す構成図。 本発明の実施例に係る複合リハビリ機器を使用状態と共に示す構成図。 上肢上下運動用のリハビリ機器を使用状態と共に示す構成図。 上肢上下運動用のリハビリ機器の安全装置を示す構成図。
以下、本発明を実施するための形態について、身体の左側が麻痺した患者用の実施例に基づき詳細に説明する。
<複合リハビリ機器の全体構成>
図1,図2は本発明の実施例に係る複合リハビリ機器10を示す。
この複合リハビリ機器10は、連続歩行用のリハビリ機器100と回転運動用のリハビリ機器200と上肢上下運動用のリハビリ機器600を合体させた複合機器となっている。
<連続歩行用のリハビリ機器の構成>
連続歩行用のリハビリ機器100では、前縁棒101と、右縁棒102と、左縁棒103が接合・連結されて、コ字状の底面構造体が形成されている。
このように、前縁棒101と、右縁棒102と、左縁棒103を連結してなるコ字状の底面構造体に、底板104が固定されている。
支柱105aは、右縁棒102のうち中央位置よりもやや前寄り(前縁棒101側)の位置に接合されており、垂直上方に伸びている。支柱105bは、右縁棒102のうち後縁側の位置に接合されており、垂直上方に伸びている。
支柱105cは、左縁棒103のうち中央位置よりもやや前寄り(前縁棒101側)の位置に接合されており、垂直上方に伸びている。支柱105dは、左縁棒103のうち後縁側の位置に接合されており、垂直上方に伸びている。
ループ状の手すり棒106は、U字状の手すり棒材106aとU字状の手すり棒材106bを連結して構成したものである。
このうち、U字状の手すり棒材106aは、4本の支柱105a,105b,105c,105dの頂部に連結されて、水平に支持されている。
U字状の手すり棒材106bの一端(右端)は、手すり棒材106aの一端(右端)に回転自在に連結されており、手すり棒材106bの他端(左端)は手すり棒材106aの他端(左端)に対して着脱自在に連結されている。
このため、図1に示すように、手すり棒材106bの他端(左端)を手すり棒材106aの他端(左端)に連結したときには、連結された手すり棒材106a,106bによりループ状で水平な手すり棒106が形成される。
一方、図2に示すように、手すり棒材106bの他端(左端)を手すり棒材106aの他端(左端)から開放して、手すり棒材106bをその一端(右端)を中心に回転させると、ループ状の手すり棒106の一部が開放される。このように開放状態になると、ループ状の手すり棒106で囲まれた内部空間と、ループ状の手すり棒106の外周側である外部空間との間で、人間が出入りすることができる。
なお、人間がループ状の手すり棒106内に出入りするには、図2に示すように、手すり棒材106bを回転開閉して行う他、手すり棒材106aの一部を除去することでも可能である。
即ち、図1に示すように、手すり棒材106aの右縁側または左縁側の一部(以下、左縁側で説明する)である手すり開閉部材106cを切り取り、この手すり開閉部材106cの左端にスライド部材108aを設け、右端に蝶番部材108bを設ける。
このような構成にすることにより、スライド部材108aを右にスライドさせると、手すり棒材106aと手すり開閉部材106cとの断端が露出するので、蝶番部材108bの所から手すり開閉部材106cを下方に折曲するとループ状の手すり棒106は開状態になる。
次に開状態から閉状態にするには、下方に垂れている手すり開閉部材106cを蝶番部材108bを回転中心として上方に回動させて水平状態とし、スライド部材108aを左にスライドさせて、手すり開閉部材106cと手すり部材106aとを連結する。
ループ状の手すり棒106に更に強度が必要な場合には、手すり棒材106aの右側端から左側端にわたり、連結棒107が配置されることが望ましい。
<回転運動用のリハビリ機器の構成>
回転運動用のリハビリ機器200は、連続歩行用のリハビリ機器100のループ状の手すり棒106の内側に位置するように配置されている。
回転運動用のリハビリ機器200の本体支柱(本体支持部)201は、その下端が前縁棒101の略中央部に連結・固定され、その上部が支持棒202を介して手すり棒材106aに連結・固定されている。
なお、支持棒202が1本で弱い場合には、図示はしないが2本の支持棒でV字状にし、V字状の合わさり部分を本体支柱201に連結・固定する等して、剛性アップを図ってもよい。
このようにして、本体支柱201は、前縁棒101及び手すり棒材106aに固定されて、全体で斜めになった状態で立設されている。
本体支柱201の上側部分には、回転軸ホルダー210が固定されている。この回転軸ホルダー210は、長方形の板金を折り曲げ加工して4角筒形に形成したものであり、回転軸211を回転自在に支持している。具体的には、ころがり軸受やすべり軸受等を用いて、回転軸211を回転軸ホルダー210に回転自在に支持している。
なお、回転軸ホルダー210は、前記機能を有するものであれば、形状や構成を限定するものではない。
回転軸211の中央位置、即ち、回転軸211のうち回転軸ホルダー210の内部空間に位置する部分には、歯付きプーリー212が固定されている。したがって、回転軸211と歯付きプーリー212は一体となって回転する。
回転軸211の右端には、手用のクランク213aの基端部が着脱自在に組み付けられており、クランク213aの先端部には、回転軸211に対して略平行な第1の手用軸214aが固着・設置されている。この第1の手用軸214aには、健常な手で把持し易い円筒状等のハンドル215aが回転自在かつ着脱自在に組み付けられている。
回転軸211の左端には、手用のクランク213bの基端部が着脱自在に組み付けられており、クランク213bの先端部には、回転軸211に対して略平行な第2の手用軸214bが固着・設置されている。この第2の手用軸214bには、健常な手で把持し易い円筒状等のハンドル215bや、麻痺した前腕を支持する手段である後述のアームホルダー650が、回転自在かつ着脱自在に組み付けられるようになっている。
このようにして、回転軸ホルダー210、回転軸211、歯付きプーリー212、クランク213a,213b、手用軸214a,214b、ハンドル215a、215bにより、腕回転運動用のリハビリ機器αが構成されている。
なお、図1に示すように、クランク213a,213bの先端部に固着・設置した手用軸214a,214bに、それぞれ、ハンドル215a,215bを組み付けてもよいが、後述するように、片麻痺症状者の状態やリハビリテーションに応じて、図2に示すように、ハンドル215a,215bの一方のみを組み付けるようにすることもできる。
なお図2の形態は、左側の初期の片麻痺(未回復状態)における使用状態を示し、手用軸214bには後述するアームホルダー650が取り付けられるようになっており、足用軸224bには後述する足ホルダー400が取り付けられるようになっている。
本体支柱201の下側部分には、回転軸ホルダー220が固定されている。この回転軸ホルダー220は、長方形の板金を折り曲げ加工して4角筒形に形成したものであり、回転軸221を回転自在に支持している。具体的には、ころがり軸受やすべり軸受等を用いて、回転軸221を回転軸ホルダー220に回転自在に支持している。
なお、回転軸ホルダー220は、前記機能を有するものであれば、形状や構成を限定するものではない。
回転軸221の中央位置、即ち、回転軸221のうち回転軸ホルダー220の内部空間に位置する部分には、歯付きプーリー222が固定されている。したがって、回転軸221と歯付きプーリー222は一体となって回転する。
回転軸221の右端には、足用のクランク223aの基端部が着脱自在に組み付けられており、クランク223aの先端部には、回転軸221に対して略平行な第1の足用軸224aが固着・設置されている。この第1の足用軸224aには、ペダル225aが回転自在かつ着脱自在に組み付けられている。
回転軸221の左端には、足用のクランク223bの基端部が着脱自在に組み付けられており、クランク223bの先端部には、回転軸221に対して略平行な第2の足用軸224bが固着・設置されている。この第2の足用軸224bには、ペダル225bや、麻痺した前足を支持する手段である後述の足ホルダー400が、回転自在かつ着脱自在に組み付けられるようになっている。
このようにして、回転軸ホルダー220、回転軸221、歯付きプーリー222、クランク223a,223b、足用軸224a,224b、ペダル225a、225bにより、脚回転運動用のリハビリ機器βが構成されている。
なお、クランク223a,223bの先端部に固着・設置した足用軸224a,224bに、それぞれ、ペダル225a,225bの両方を組み付けてもよいが、後述するように、片麻痺症状者の状態やリハビリテーションに応じて、ペダル225a,225bの一方のみを組み付けるようにすることもできる。
図5は片麻痺症状者用のペダルとして機能する足ホルダー400である。この足ホルダー400は、足用軸224bに嵌合する支持パイプ403と、支持パイプ403に固定された基台402と、基台402上に旋回点404を中心に回動可能に設けられた足固定部401とからなり、麻痺側の足を踵固定部401cと鼻緒401bとで足固定部401に固定して、ペダル用に用いる。前記回動は麻痺者の足に合わせるためのニゲである。
歯付きベルト230は、上側の腕回転運動用のリハビリ機器αの歯付きプーリー212と、下側の脚回転運動用のリハビリ機器βの歯付きプーリー222との間に掛け渡されている。
このため、上側の歯付きプーリー212が回転駆動されると、この回転力が歯付きベルト230を介して下側の歯付きプーリー222に伝達し、逆に、下側の歯付きプーリー222が回転駆動されると、この回転力が歯付きベルト230を介して上側の歯付きプーリー212に伝達する。
ここで、腕回転運動用のリハビリ機器αにおける、回転軸211とクランク213a,213bとの組み付け状態について、図3(a)を参照して説明する。
図3(a)に示すように、回転軸211の両端部分は、主形状が正多角柱の形状(本例では4角柱の形状)になっている。一方、クランク213a,213bの基端部には、回転軸211の両端部分の形状(本例では4角柱の形状)に対応する主形状が正多角形(本例では4角形)の嵌合孔hが形成されている。つまり、クランク213a,213bに形成した嵌合孔hが、回転軸211の両端部に、緊密に嵌合することができるようになっている。
なお、「主形状」とは、図3(b),(c)に示すように、回転軸211の多角形の一部が切り欠かれていても、正多角形と同様にクランク213a,213b同士に位相角度差を与えることができる形状のことをいう。なお嵌合孔hの形状は、正多角形であることが必要である。
このため、クランク213aの基端部の嵌合孔hを回転軸211の右端部分に嵌入し、ボルト等で固定することにより、クランク213aと回転軸211との組み付けができる。また、クランク213bの基端部の嵌合孔hを回転軸211の左端部分に嵌入し、ボルト等で固定することにより、クランク213bと回転軸211との組み付けができる。
この場合、回転軸211に対して、クランク213a,213bの回転位相位置は、90度づつずらした任意の位置とすることができ症状に応じて組合わせを変えることができる。
更に、回転軸211の両端部分の多角柱の形状及びクランク213a,213bの嵌合孔hの形状を、4角形よりも多い多角形(嵌合の主形状が正多角形)とすることにより、左右のクランク213a,213bの相対的な回転位相角度差の種類を増加することもできる。
脚回転運動用のリハビリ機器βにおける、回転軸221とクランク223a,223bとの組み付け状態は、前述した、腕回転運動用のリハビリ機器αにおける、回転軸211とクランク213a,213bとの組み付け状態と同様になっている。
つまり、回転軸221の両端部分は、主形状が多角柱の形状(本例では4角柱の形状)になっており、クランク223a,223bの基端部には、回転軸221の両端部分の形状(本例では4角柱の形状)に対応する主形状が多角形(本例では4角形)の嵌合孔hが形成されている。つまり、クランク223a,223bに形成した嵌合孔hが、回転軸221の両端部に、緊密に嵌合することができるようになっている(なお、クランク223a,223bに形成した嵌合孔の符号hは、図示していない)。これによりクランク223a,223b同士の位相角度差も同様に変えることができる。
以上述べた可塑化を目的とした複合リハビリ機器の主構成は、ループ状の手すり棒106からなる連続歩行用のリハビリ機器100のループ内に、回転運動用のリハビリ機器200として本体支柱201に腕回転運動用のリハビリ機器α及び脚回転運動用のリハビリ機器βを設け、脳の可塑化を図ることにあるが、効果的な可塑化の推進には短時間で異種作業に移行できることにもある。
そこで、腕回転運動用のリハビリ機器αによる作業の前後に、本体支柱201を利用して腕(上腕)の上肢上下運動用のリハビリ機器を更に設けることを本発明の特徴として以下説明する。
<上肢上下運動用のリハビリ機器の構成>
上肢上下運動用のリハビリ機器600は、図1及び図2(a)に示すように、連続歩行用のリハビリ機器100のループ状の手すり棒106の内側に位置するように配置されている。
この上肢上下運動用のリハビリ機器600の支柱601は、回転運動用のリハビリ機器200の本体支柱201の頂部に、伸縮可能に連結され、所定位置では固定手段により固定されて立設されている。
支柱601の上部には、滑車ホルダー602が取り付けられている。この滑車ホルダー602は、支柱601に対して垂直面内で回転できるようになっている。
滑車603は、滑車ホルダー602により回転自在に支持されている。つまり滑車603は、滑車ホルダー602を介して、支柱601の上部に回転自在に備えられている。
ロープ604は滑車603に巻き掛けられている。このためロープ604の一方の端部を下方に引っ張ると滑車603が一方向に回転してロープ604の他方の端部が上方に移動し、ロープ604の他方の端部を下方に引っ張ると滑車603が他方向に回転してロープ604の一方の端部が上方に移動する。
ロープ604の一方の端部には把持部610aが備えられ、ロープ604の他方の端部には把持部610bが備えられている。
一対の把持部610a,610bは、三角形のリング体の一部を切り欠いたような形状となっており、人間の手で把持することができる。
この例では、三角形状をなす把持部610a,610bの底辺の部分が、フック611a,611bとしても機能する。つまり、三角形状をなす把持部610a,610bの底辺の部分は、把持部分としての機能と、フック611a,611bとしての機能を兼用している。
なお把持部610a,610bの一方を、図2(b)に示すような、把持部を持たないU字状のフック620とする事も可能である。
この上肢上下運動用のリハビリ機器600の構成要素であるアームホルダー650について、図4を参照して説明する。なお図4(a)は側面図、図4(b)は正面図である。
アームホルダー650は、固定支持板651と、バインダー部652a、652bと、支持孔653aを有する円筒材653と、それぞれフック用孔656a、656b、656cを有する支持材655a,655b,655cにより構成されている。支持孔653a、フック用孔656a、656b、656cがフック用の孔として機能する。
固定支持板651は、人間の手から腕(前腕)に沿い宛がうことができる程度の広さを有する板材である。
バインダー部652a,652bは、前腕のうち手首近くの位置、及び、前腕のうち肘近くの位置において、固定支持板651に固定されており、前腕とこの前腕に宛がわれた固定支持板651を、その外周側から囲って縛ることにより、固定支持板651を前腕に取り付ける。
バインダー部652a,652bとしては、マジックテープ(登録商標)により形成することができる。
円筒材653は、手の位置において、アームホルダー650の支持材655aに、少なくとも一端が固定された把持用の円筒材である。
各支持材655a,655b,655cは、固定ネジ657a,657b,657cにより固定支持板651に取り付けられており、各支持材655a,655b,655cの、それぞれのフック用孔656a,656b,656c及び円筒材653の支持孔653aには、把持部610a,610bのフック611a,611bが回転自在かつ緊密に挿入することができるようになっている。
なお図示はしないが、2つの孔で一対となっている各フック用孔656a,656b,656cに、図2(b)に示すU字状のフック620を掛けるようにしてもよい。
なお、図4に示すアームホルダー650では、円筒材653を備えているが、これはアームホルダー650に腕を取り付けるとき、腕が回転するのを防止すると共に、把持部を水平にして上下動をさせ易くするものである。
更に、図4に示す具体的構成に限らず、把持部のフックが回転自在かつ緊密に挿入することができるようになっているフック或いはフック用孔を有し、人間の腕に取り付けられる構成となっていれば、他の構成のアームホルダーとすることも可能である。
<使用動作状態の説明>
次に、上述した複合リハビリ機器10を用いてリハビリテーションを行う際の、使用動作状態を説明する。
<回転運動用のリハビリ機器の使用動作状態>
片麻痺症状者の麻痺部が、例えば左腕であるときに、回転運動用のリハビリ機器200を用いてリハビリテーションを行う際の使用動作状態を、図6を参照して説明する。
図6に示すように、底板104の上に昇降台500を置く。この昇降台500は、縦,横,高さの寸法が、例えば、300mm、250mm,200mmとなっている台であり、台の向きを変えることにより高さを変えて椅子としても使用することができるものである。
また腕回転運動用のリハビリ機器αの右側クランク213aにはハンドル215aを取り付けておくが、左側クランク213bからはハンドル215bを取り外しておく。
片麻痺症状者Pの左腕の前腕に、アームホルダー650を取り付ける。次に、片麻痺症状者Pは、手すり棒106の内部に入り、昇降台500の上に座る。手すり棒106の内部に入る時には、図1に示すようにスライド部材108aを一方(ここでは右側)にずらし、手すり開閉部材106cを蝶番部材108bにより折曲して、手すり開閉部材106cを下に垂らせて開けるか、または図2に示すように手すり棒材106bを回動して開ける。
そして、アームホルダー650の支持孔653aに、左側のクランク213bの先端部の手用軸214bを緊密に嵌入する。このようにすることにより、左側の前腕に取り付けられたアームホルダー650を、左側のクランク213bにより支持することができる。
片麻痺症状者Pは、右手で右側のハンドル215aを握り、右足を右側のペダル225aの上に載せ、左足を左側のペダル225bの上に載せる。
右手でハンドル215aを握りクランク213aを回転させると、この回転力が左側のクランク213bに伝達されて、左側のクランク213bが回転する。また、ペダル225a、225bを漕いでクランク223a,223bを回転させると、この回転力が歯付きベルト230を介して左側のクランク213bに伝達されて、左側のクランク213bが回転する。
このため、左側のクランク213bに支持された、アームホルダー650と、このアームホルダー650が取り付けられた左側の前腕が回転して、麻痺している左側の前腕・上腕・肩が連動した運動をする。
この場合、健常側の右腕及び両脚の力、つまり、片麻痺症状者P自身が自己の意志で動かした身体(手足)の力が、麻痺している左側の腕に伝達されて、麻痺している左側の腕の回転運動ができるため、左側の腕の回転運動はいわば自発的な運動になる。
このような自発的な運動は、機能回復訓練として効果的であり、前述した神経系の可塑化(脳神経の代替能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的に促すことができる。
なお、図6に示す状態から、両足をペダル225a,225bから外し、右腕だけで回転力を発生させたり、右腕をハンドル215aから離し、足だけで回転力を発生させたりすることもできる。
このように、健常側の身体の動きを変化させることによっても、身体や神経や脳に対する刺激が変化し、効果的な機能回復訓練ができる。
更に、図3(a)に示すように、回転軸211の端部とクランク213a,213bの孔hを正四角形にしておくと、クランク213aとクランク213bの回転位相角度差を、180度のみならず、+90度、−90度、0度と変化させることによっても、回転運動をする際に左右の腕の回転位相位置の関係が変化するため、身体や神経や脳に対する刺激が変化し、効果的な機能回復訓練ができる。
上述したのは、左腕が麻痺している場合であるが、右腕が麻痺している場合には、腕回転運動用のリハビリ機器αの右側クランク213aからはハンドル215aを取り外しておくが、左側クランク213bにはハンドル215bを取り付けておくとともに、右側の前腕にアームホルダー650を取り付ける。
そして、上述した左腕の回復訓練と同様にして、右腕の回復訓練を行うことができる。
片麻痺症状者の麻痺部が、例えば左脚であるときに、リハビリテーションを行う際の使用動作状態を、図7を参照して説明する。
図7に示すように、底板104の上に昇降台500を置く。また脚回転運動用のリハビリ機器βの右側クランク223aにはペダル225aを取り付けておくが、左側クランク223bからはペダル225bを取り外し、足用軸224bにしておく。
片麻痺症状者Pは、手すり棒106の内部に入り、昇降台500の上に座る。次に、片麻痺症状者Pの左脚の足に、足ホルダー400を取り付ける。
そして、足ホルダー400の支持パイプ403に、クランク223bの先端部の足用軸224bを緊密に嵌入して図示しないネジ等でロックして抜けなくする。このようにすることにより、左側の足に取り付けられた足ホルダー400を、左側のクランク223bにより支持することができる。
片麻痺症状者Pは、右手で右側のハンドル215aを握り、右足を右側のペダル225aの上に載せる。
右側のペダル225aを漕いでクランク223aを回転させると、この回転力が左側のクランク223bに伝達されて、左側のクランク223bが回転する。また、右及び可能な範囲で左の手でハンドル215a,215bを握りクランク213a,213bを回転させると、この回転力が歯付きベルト230を介して左側のクランク223bに伝達されて、左側のクランク223bが回転する。
このため、左側のクランク223bに支持された、足ホルダー400と、この足ホルダー400が取り付けられた左側の足が回転して、麻痺している左側の足・脚が回転運動する。
この場合、健常側の右腕及び右脚の力、つまり、片麻痺症状者P自身が自己の意志で動かした身体(手足)の力が、麻痺している左側の足・脚に伝達されて、麻痺している左側の足・脚の回転運動ができるため、左側の足・脚の回転運動はいわば自発的な運動になる。
このような自発的な運動は、機能回復訓練として効果的であり、前述した神経系の可塑化(脳神経の代替能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的に促すことができる。
なお、図7に示す状態から、両手をハンドル215a,215bから外し、右脚だけで回転力を発生させたり、右脚をペダル225aから離し、右手だけで回転力を発生させたりすることもできる。
このように、健常側の身体の動きを変化させることによっても、身体や神経や脳に対する刺激が変化し、効果的な機能回復訓練ができる。
更に、回転軸221の端部とクランク223a,223bの孔hを正四角形にしておくと、クランク223aとクランク223bの回転位相角度差を、180度のみならず、+90度、−90度、0度と変化させることによっても、回転運動をする際に左右の足・脚の回転位相位置の関係が変化するため、身体や神経や脳に対する刺激が変化し、効果的な機能回復訓練ができる。
上述したのは、左脚が麻痺している場合であるが、右脚が麻痺している場合には、脚回転運動用のリハビリ機器βの右側クランク223aからはペダル225aを取り外しておくが、左側クランク223bにはペダル225bを取り付けておくとともに、右側の足に足ホルダー400を取り付ける。
そして、上述した左脚の回復訓練と同様にして、右脚の回復訓練を行うことができる。
片麻痺症状者のリハビリテーションが進み麻痺が軽減した場合や、運動機能低下を呈する症状者が運動機能を維持するために利用したり、高齢者など身体機能能力が衰えた人が健康度を向上するために利用したりする場合には、図8に示すように、左右の手でハンドル215a,215bを握ると共に、左右の足をペダル225a,225bに載せて、回転運動をすることもできる。
なお、昇降運動をするときには、図6〜図8に二点鎖線で示すように、昇降台500の向きを変更してその高さを最適な高さとし、片麻痺症状者Pは手すり棒106に掴まりつつ、底板104と昇降台500との間で、昇降移動運動をすることができる。
また、立ち・座り運動をするときには、図6〜図8に実線で示すように、昇降台500の向きを変更してその高さを椅子として最適な高さとし、片麻痺症状者Pは手すり棒106に掴まりつつ、椅子としての昇降台500に腰掛けたり、立ち上がったりする立ち・座り運動をすることができる。
<連続歩行用のリハビリ機器の使用動作状態>
歩行運動をするときには、片麻痺症状者は手すり棒106の外側(外周側)に出て、手すり棒106に掴まりつつ、手すり棒106に沿い周回して歩行運動をすることができる。この場合、手すり棒106がループ状になっているため、身体の方向転換をすることなく連続的に歩行運動(歩行訓練)をすることができる。
<上肢上下運動用のリハビリ機器の使用動作状態>
上肢上下運動用のリハビリ機器600を用いてリハビリテーションを行う際の使用動作状態を、図9を参照して説明する。なお図9では、連続歩行用のリハビリ機器100と回転運動用のリハビリ機器200は図示省略している。
片麻痺症状者の麻痺部が、例えば左腕であるときには、片麻痺症状者Pの左腕の前腕に、アームホルダー650を取り付ける。次に、片麻痺症状者Pは、手すり棒106の内部に入り、図6〜図8に示す位置よりも後方に移した昇降台500の上に座る。
そして、アームホルダー650の支持孔653aまたはフック用孔656a,656b,656cの何れか一つ、例えば支持孔653aに、左側の把持部610bのフック611bを緊密に嵌入する。このようにすることにより、左側の前腕に取り付けられたアームホルダー650を、左側の把持部610bにより支持することができる。
片麻痺症状者Pは、右手で把持部610aを握りロープ604の右側の端部を下方に引っ張ると、滑車603が右方向に回転してロープ604の左側の端部が上方に移動し、アームホルダー650が取り付けられた左腕が上方に移動する。
片麻痺症状者Pが、ロープ604の右側の端部を下方に引っ張る力を緩めると、アームホルダー650が取り付けられた左腕の重さにより、ロープ604の左側の端部が下方に引っ張られ、滑車603が左方向に回転してロープ604の右側の端部が上方に移動し、右腕が上方に移動する。
このような動作を繰り返すことにより、左側の把持部610bに支持されたアームホルダー650と、このアームホルダー650が取り付けられた左側の前腕が上下運動して、麻痺している左側の前腕・上腕・肩が上下運動する。
この場合、健常側の右腕の力、つまり、片麻痺症状者P自身が自己の意志で動かした身体(手足)の力が、麻痺している左側の腕に伝達されて、麻痺している左側の腕や肩の上下運動ができるため、左側の腕・肩の上下運動はいわば自発的な運動になる。
このような自発的な運動は、機能回復訓練として効果的であり、前述した神経系の可塑化(脳神経の代替能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的に促すことができる。
更に、左側の把持部610bのフック611bを嵌入する位置を、支持孔653aからフック用孔656aやフック用孔656bやフック用孔656cに変更すると、上下運動をする際に腕の上下移動軌跡が変化するため、身体や神経や脳に対する刺激が変化し、効果的な機能回復訓練ができる。
また、左側の把持部610bのフック611bを支持孔653aからフック用孔656a,656b、656cの何れかに嵌入して上下運動をする場合、麻痺症状によっては、支持孔653a,フック用孔656a,656b、656cの何れか一つの位置では上下運動をすることが可能であるが、他の位置では上下運動をすることが不可能ないし苦痛である場合がある。この場合には、把持部610bのフック611bを嵌入する支持孔653a,フック用孔656a,656b、656cのうち、麻痺症状に応じて最適な位置にあるものを選択することにより、片麻痺症状者が苦痛を感じることなく麻痺症状に応じた回復訓練を行うことができる。
上述したのは、左腕が麻痺している場合であるが、右腕が麻痺している場合には、右側の前腕にアームホルダー650を取り付ける。
そして、上述した左腕の回復訓練と同様にして、右腕及び右肩の回復訓練を行うことができる。
<安全対策>
図1,図2,図9で示されるように、上肢上下運動用のリハビリ機器600は、上肢である腕を吊るための滑車603及び周辺機器が片麻痺症状者(患者)の背丈と同等か或いは高くなる場合も考えられる。
この場合、本発明の装置内で、患者のよろめき或いは転倒があった場合、ロープ604が患者の身体に巻き付いたり或いは引掛かったりする等の不慮の事故も想定でき、その安全対策も必要である
そこで、患者の転倒等により、患者の身体に巻き付き等したロープ604が下方に強く引っ張られて、予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって滑車603に付加されたときに、滑603が下方に移動、または滑車603aが傾動して、ロープ604が下方に移動することにより不慮の事故を防止する安全手段(安全装置)を設けた。以下にその具体例を示す。
図10(a)は、支柱601の引き込み方式の安全装置を示す構成図である。通常は摩擦手段60により支柱601は本体支柱201の中で係止している。
ロープ604を介して、予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって滑車603に付加されると、本体支柱201内に配置したバネ61に抗して支柱601が下方に移動し(沈み)、余分な荷重を回避して安全を確保するようにしている。
図10(b)は、ロープ外れ方浮きの安全装置を示す構成図である。滑車603は板バネで構成した滑車ホルダー602aにより回転自在に支持されている。通常では、ロープ604は滑車603の溝に収まってロープ604の張力により回転する。一方、ロープ604を介して、予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって滑車603に付加されると、滑車603を支持する板バネ602aが図中において左に撓んで傾動し、ロープ604が滑車603からはずれて、安全を確保するようにしている。
なお必要があれば、滑車603の溝を形成している2つのフランジのうち外れる側の径を他方より小さくすると更に効果的である。
ここで、符号606は初期の外れ防止具である。
図10(c)は、荷重リミット方式の安全装置を示す構成図である。支柱601の上端に設けたアーム605が支点606上を揺動するようになっている。
アーム605の、支点606に対し滑車603の反対側には、押え板605aが設けられており、押え板605aの端部には断端よりスリット(図示せず)が設けられ、該スリットにはバネ607bを介して付勢された押力調整機構607のボルト607aが嵌合されている。
したがって、ロープ604を介して、予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって滑車603に付加されると、アーム605は支点606に対して右回転のモーメント(図中に矢印で示す)が働き、これにより押え板605aもバネ607bが圧縮方向に移動し、またボルト607aに沿って押え板605aのスリットも移動し、遂には押え板605aの端がバネ607bの押付力点を越えると押え板605aが押力調整機構607から外れて、安全を確保するようにしている。
図10(d)は、磁石による吸着方式による安全装置を示す構成図である。アーム605から、滑車603は、磁石吸着装置609を介して懸架されている。
磁石吸着装置609は、磁石装置609aと吸着板609bとからなっている。磁石装置609aは、永久磁石を用いたものでも良く、電磁石でも良い。
ロープ604を介して、予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって滑車603に付加されると、吸着板609aが磁石装置609aから離れ、滑車603と共に下方に落下して、安全を確保するようにしている。
<実施例の効果>
上述した複合リハビリ機器10は、連続歩行用のリハビリ機器100と回転運動用のリハビリ機器200と上肢上下運動用のリハビリ機器600を合体させているため、コンパクトな構成機器となっている。
このため、病院やリハビリ施設で使用する場合のみならず、設置スペースが制限される自宅においても使用することができる。
また、アームホルダー650を用いることにより腕回転運動用のリハビリ機器αによる腕回転運動が容易にでき、足ホルダー400を用いることにより脚回転運動用のリハビリ機器βによる脚回転運動が容易にでき、アームホルダー650を用いることにより上肢上下運動用のリハビリ機器600による上肢(腕や肩)の上下運動が容易にでき、ループ状の手すり棒106に沿い連続的な歩行訓練ができるため、介助者等による介助を受けることなく、片麻痺症状者が自分自身の健常側の身体能力を用いることによって、自発的に複数のリハビリテーションを一人で(単独で)行うことができる。
<変形構成例>
なお上記実施例では、複合リハビリ機器10として、連続歩行用のリハビリ機器100と回転運動用のリハビリ機器200と上肢上下運動用のリハビリ機器600を合体させた複合機器となっているが、連続歩行用のリハビリ機器100や回転運動用のリハビリ機器200や上肢上下運動用のリハビリ機器600をそれぞれ単独の機器として構成することも可能である。
また回転運動用のリハビリ機器200としては、腕回転運動用のリハビリ機器αと脚回転運動用のリハビリ機器βの両方を備えたものとしたが、腕回転運動用のリハビリ機器αと脚回転運動用のリハビリ機器βの一方のみを備えたものとすることも可能である。
<装置全体の構成効果>
手すり棒からなるループ内に複数のリハビリ機器を包含し、手及び足のリハビリ機器も可能な限り関連づけて操作できるようにしたので、
(1)手足のリハビリ運動を同時或いは共働しながら自発的に行うことができ、
(2)異種のリハビリ機器に、短時間で移動できる。
上記の(1)、(2)が実現できるので、脳の可塑化が期待できると共に、少スペースで安価な複合リハビリ機器が実現できる。
10 複合リハビリ機器
100 連続歩行用のリハビリ機器
106 手すり棒
200 回転運動用のリハビリ機器
201 本体支柱(本体支持部)
400 足ホルダー
500 昇降台
600 上肢上下運動用のリハビリ機器
601 支柱
603 滑車
604 ロープ
610a,610b 把持部
611a,611b フック
650 アームホルダー
656a,656b,656c フック用孔

Claims (5)

  1. 立設された支柱と、
    前記支柱の上部に回転自在に備えられた滑車と、
    前記滑車に巻き掛けられたロープと、
    前記ロープの両端に取り付けられており、人間の手で把持できると共に、少なくとも一方にはフックが備えられている一対の把持部と、
    人間の腕に取り付けられると共に、前記フックが回転自在かつ緊密に挿入することができるフック用の孔が形成されているアームホルダーと、
    を有することを特徴とするリハビリ機器。
  2. 前記アームホルダーには、腕の長手方向に沿う複数箇所に、前記フック用の孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリハビリ機器。
  3. 予め決めた荷重以上の荷重が上方から下方に向かって前記滑車に付加されたときに、前記滑車が下方に移動すること、または前記滑車が傾動することを許容する安全手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリハビリ機器。
  4. 複数本の支持棒と、この複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とでなる連続歩行用のリハビリ機器と、
    本体支持部に対して回転自在に支持されており、しかも、両端部が多角柱の形状になっている回転軸と、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の一方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の一方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第1の手用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第1の手用のクランクの先端部に設けた第1の手用軸と、前記第1の手用軸に回転自在に組み付けられた第1のハンドルと、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の他方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の他方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第2の手用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第2の手用のクランクの先端部に設けた第2の手用軸と、前記第2の手用軸に回転自在に組み付けられた第2のハンドルとを有する腕回転運動用のリハビリ機器と、
    請求項1のリハビリ機器とを備え、
    前記手すり棒の内側に、請求項1のリハビリ機器と前記腕回転運動用のリハビリ機器が配置されていることを特徴とする複合リハビリ機器。
  5. 複数本の支持棒と、この複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とでなる連続歩行用のリハビリ機器と、
    本体支持部に対して回転自在に支持されており、しかも、両端部が多角柱の形状になっている回転軸と、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の一方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の一方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第1の足用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第1の足用のクランクの先端部に設けた第1の足用軸と、前記第1の足用軸に回転自在に組み付けられた第1のペダルと、基端部には、前記回転軸の端部に緊密に嵌合する多角形の嵌合孔が形成されており、当該嵌合孔に前記回転軸の他方の端部を嵌合することにより前記回転軸に組み付けられ、しかも、前記回転軸の他方の端部に対する前記嵌合孔の回転位相位置をずらすことにより、前記回転軸に対する回転位相位置を変化させることができる第2の足用のクランクと、前記回転軸に対して略平行となる状態で、第2の足用のクランクの先端部に設けた第2の足用軸と、第2の足用軸に回転自在に組み付けられた第2のペダルとを有する脚回転運動用のリハビリ機器と、
    請求項1のリハビリ機器とを備え、
    前記手すり棒の内側に、請求項1のリハビリ機器と前記脚回転用のリハビリ機器が配置されていることを特徴とする複合リハビリ機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI565459B (zh) * 2015-05-29 2017-01-11 遠東科技大學 可拆式之輪椅復健裝置
KR102178572B1 (ko) * 2019-08-21 2020-11-13 정부환 재활 운동 장치의 슬링 바
JP2020192161A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 オージー技研株式会社 平行棒及びこれを備えた平行棒型運動装置
CN114768196A (zh) * 2022-05-05 2022-07-22 济南市章丘区人民医院 一种老年病患者的康复护理训练装置

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