JP2012005522A - 足スライド運動用機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトで脳の可塑性にも効果的な足スライド運動用機器を実現する。
【解決手段】平行に設置した右スライダー20と左スライダー30とに、それぞれ右足ホルダー25と左足ホルダー35を設け、右スライダー20と左スライダー30とを前端同士および後端同士をそれぞれワイヤー7およびワイヤー8で連結して、健常側の足で片麻痺側の足を自発的に運動可能にした。更に手で揺動可能なレバー53の先端を2つの足用スライダーである左右のスライダー20、30の少なくとも一方と連結させ、前記レバー53の他端に設けたハンドルで自発的な手動運動ができ脳の可塑化に寄与でき、更に複合リハビリ機器と併用可能にしたので、片麻痺である手(腕)或いは足(脚)の多種運動ができ、手足を動かすための脳の可塑性を更に促進できる。
【選択図】図1
【解決手段】平行に設置した右スライダー20と左スライダー30とに、それぞれ右足ホルダー25と左足ホルダー35を設け、右スライダー20と左スライダー30とを前端同士および後端同士をそれぞれワイヤー7およびワイヤー8で連結して、健常側の足で片麻痺側の足を自発的に運動可能にした。更に手で揺動可能なレバー53の先端を2つの足用スライダーである左右のスライダー20、30の少なくとも一方と連結させ、前記レバー53の他端に設けたハンドルで自発的な手動運動ができ脳の可塑化に寄与でき、更に複合リハビリ機器と併用可能にしたので、片麻痺である手(腕)或いは足(脚)の多種運動ができ、手足を動かすための脳の可塑性を更に促進できる。
【選択図】図1
Description
本発明は足スライド運動用機器に関するものであって、特に老人等の筋肉力の維持・向上を目指す運動用の他、脳梗塞、脳血栓、くも膜下出血等の脳血管障害で倒れた後に、片麻痺の後遺症が残った片麻痺症状者にも、効果的なリハビリテーション(機能回復訓練)を行うことができるように、種々の工夫をしたものである。
以下特に片麻痺症状者について説明する。
脳血管障害を発症した場合には、病院に入院して、医師により外科的治療(手術)や薬物を用いた内科的治療が行われる。このような外科的治療・内科的治療が行われて、筋肉や靭帯等の軟組織を傷めたような急性症状の状態から脱却したとしても、身体運動に携わっている脳内の機能組織が損傷してしまうことが多くみられる。このような脳内機能組織の損傷が発生すると、体の左右のうちどちらか一方(片側)に麻痺が起こり、身体の半分を動かすことができなくなる状態、即ち片麻痺(半身不随)となる。
この場合、脳内に発生した損傷の位置や程度等に応じて、片麻痺の出る部分や、片麻痺の程度等が変わり、片麻痺の程度や障害の種類は個人差が大きい。
脳血管障害を発症した場合には、病院に入院して、医師により外科的治療(手術)や薬物を用いた内科的治療が行われる。このような外科的治療・内科的治療が行われて、筋肉や靭帯等の軟組織を傷めたような急性症状の状態から脱却したとしても、身体運動に携わっている脳内の機能組織が損傷してしまうことが多くみられる。このような脳内機能組織の損傷が発生すると、体の左右のうちどちらか一方(片側)に麻痺が起こり、身体の半分を動かすことができなくなる状態、即ち片麻痺(半身不随)となる。
この場合、脳内に発生した損傷の位置や程度等に応じて、片麻痺の出る部分や、片麻痺の程度等が変わり、片麻痺の程度や障害の種類は個人差が大きい。
脳血管障害の後遺症として片麻痺が発生した場合には、片麻痺を軽減し更には身体機能
を回復して家庭や職場に社会復帰するために、リハビリテーションが行われる。
脳血管障害の場合、急性期(発症から約1カ月以内)と回復期(発症後の約1カ月〜1年間)において、各時期に応じた最適な種類のリハビリテーションを如何に効果的に行うかが、機能回復において重要であると言われている。
を回復して家庭や職場に社会復帰するために、リハビリテーションが行われる。
脳血管障害の場合、急性期(発症から約1カ月以内)と回復期(発症後の約1カ月〜1年間)において、各時期に応じた最適な種類のリハビリテーションを如何に効果的に行うかが、機能回復において重要であると言われている。
従前では、片麻痺になると、破壊された脳神経細胞は再生しないから、片麻痺は治療しても回復しないと考えられていた。このため、片麻痺症状者のリハビリテーションは、麻痺の無い側の下肢や上肢を鍛えて、歩行や日常生活ができるようにすることが目標とされてきた。
しかし近年の脳科学の進歩によって、脳の一部が損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷された部位の役割を代行する能力、即ち可塑性があることが明らかになり、麻痺を克服することを目的としたリハビリテーション治療も行われてきている。
しかし近年の脳科学の進歩によって、脳の一部が損傷されても、損傷を免れた他の部位が損傷された部位の役割を代行する能力、即ち可塑性があることが明らかになり、麻痺を克服することを目的としたリハビリテーション治療も行われてきている。
このためリハビリテーションにおいては、麻痺の無い側を鍛えて歩行や日常生活ができるようにするのみならず、麻痺の有る側を他人の介助等を受けながら動かして、麻痺側の腕や脚から脳に対して刺激を送ることにより神経系の可塑化(脳神経の代行能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を促す必要がある。
神経系の可塑化を行う際には、麻痺側の腕や脚を介助者等により動かすのに併せて、麻痺症状者は麻痺側の腕や脚を動かすようにイメージして、脳側から身体側に運動情報指令が伝わるようにイメージすることが効果的であると言われている。
つまり、麻痺側の腕や脚を強制的に動かして麻痺側の身体から脳に対して刺激(運動情報指令)を送るのに同期して、脳側から麻痺側の身体に向かって身体を動かすように指令する運動情報指令を送るようにイメージするという、双方向からの運動情報指令の連動により、可塑化を促進して機能回復を効果的に行うことができると言われている。
つまり、麻痺側の腕や脚を強制的に動かして麻痺側の身体から脳に対して刺激(運動情報指令)を送るのに同期して、脳側から麻痺側の身体に向かって身体を動かすように指令する運動情報指令を送るようにイメージするという、双方向からの運動情報指令の連動により、可塑化を促進して機能回復を効果的に行うことができると言われている。
このため急性症状の状態から脱した後は、積極的にリハビリテーションが行われている。 急性期(発症から訳ヵ月以内)でのリハビリテーションは「理学療法」が中心となり、回復期(発症後の約1ヵ月〜1年間)でのリハビリテーションは、更に「作業療法」が追加される。
理学療法とは、身体機能に障害が生じた際に、その基本的な動作能力の改善を目的として運動療法や徒手的治療を行い、基本的身体能力の改善を図る療法である。この理学療法では、医師の指示に従い、理学療法士の補助によって、ゆっくりと寝返りをうったり、身体を動かしたりしてみることから始まる。
作業療法とは、いわば応用動作能力の改善を図る療法であり、ベッドに腰かけたり、物を握ったりする訓練から開始する。これにより、手足関節が拘縮することを防止している。 更に回復が進んでくると、更衣(着替え)・整容(姿・形を整える)といった身の周り動作や、歩行訓練や、食事・トイレ・入浴・洗面などの日常生活動作の獲得・改善を目的とした動作訓練を行う。このような作業療法は、当初はベッドサイドで開始し、その後は実際の場所での動作訓練を行う。
回復期のリハビリテーションが完了し、ある程度まで機能回復が得られたら、病院から退院をする。
退院後も、病院やリハビリ施設に定期的に通院してリハビリテーションを行うことが必要であり、医師や理学療法士が指示したメニューに沿った機能回復訓練を継続的に実行する。更に、片麻痺症状者自身も自発的・意欲的に身体を動かすように、との指導がされる。 このため自宅でのリハビリテーションの実行が重要であり、片麻痺の克服に向けての強い意欲と自主訓練の実行が必要である。
退院後も、病院やリハビリ施設に定期的に通院してリハビリテーションを行うことが必要であり、医師や理学療法士が指示したメニューに沿った機能回復訓練を継続的に実行する。更に、片麻痺症状者自身も自発的・意欲的に身体を動かすように、との指導がされる。 このため自宅でのリハビリテーションの実行が重要であり、片麻痺の克服に向けての強い意欲と自主訓練の実行が必要である。
病院やリハビリ施設においては各種のリハビリ用機器を備え、このリハビリ用機器を用いたリハビリテーションが行われており、また自宅用のリハビリ用機器も開発されている。 リハビリ用機器としては、例えば、一対の直線状の並行棒を支柱により手すり状に水平に支持した歩行訓練用平行棒や、滑車に紐を掛けて紐の両端を左右の手で握り左右交互に紐を下方に引っ張る上肢上下運動訓練器や、自転車のペダル状の物を左右の手で握り回転させる上肢回転運動訓練器や、昇降階段や、足踏み運動装置など、各種のものが開発されている。
しかし、いずれもリハビリ機器には筋肉トレーニング、特には電動式の機器を付加したものが多く、更には片麻痺症状者のように一方の側は健常であるのに片側を健常者用として構成された機器となっているものが少なく、両麻痺症状者用あるいは高齢者用として左右の両方共が電動式となっていたり、左右の両方共を訓練可能としたものが殆どで、従って高価な上使用上の効果が少なく一般家庭でリハビリ用機器を用いてリハビリや筋肉力の維持・向上を継続することは困難であった。
上述したように、病院やリハビリ施設や自宅において、リハビリテーションが行われているが、実際に脳梗塞となり、後遺症として片麻痺となり、闘病やリハビリテーションを行ってきた体験者の話によると、現状のリハビリテーションでは、種々の不具合があることが判明した。
例えば入院時においては、片麻痺症状者は、リハビリテーションを行う熱意や意思があるにもかかわらず、殆どの時間をベッドの上で静養しつつ待機しており、リハビリテーションを行う時間が短く、また、その頻度も少ないものである。
これは、リハビリテーションを身体の片側の手足が不自由な片麻痺症状者に、一人で訓練を行わせるには危険を伴うため無理が有り、安全を確保すると共に効果的な訓練指導や介助を行うために、理学療法士や介助者が付き添って訓練をしなければならないからである。また、リハビリ設備の広さやリハビリ用機器の設置台数に制限があると共に、理学療法士や介助者の員数にも制限があるため、多数の片麻痺症状者が充分にリハビリテーションを行うことができないという事情もある。
これは、リハビリテーションを身体の片側の手足が不自由な片麻痺症状者に、一人で訓練を行わせるには危険を伴うため無理が有り、安全を確保すると共に効果的な訓練指導や介助を行うために、理学療法士や介助者が付き添って訓練をしなければならないからである。また、リハビリ設備の広さやリハビリ用機器の設置台数に制限があると共に、理学療法士や介助者の員数にも制限があるため、多数の片麻痺症状者が充分にリハビリテーションを行うことができないという事情もある。
一方、退院後においては、自宅でリハビリテーションを行う必要がある。このため各種の自宅用のリハビリ用機器は存在するが、それらは構造が複雑で大掛かりな上、回復対象機能が少なく高価なため、自宅で使用するには不便であり、しかも効果的な機能回復訓練をするには不足なものであった。
更に、片麻痺症状者となった者の実体験から言うと、現在のリハビリ用機器は、片麻痺症状者の身体的・精神的状態や要望を充分には考慮したものとはなっていない。
例えば特許文献1(特開2002−200130)に示す「足踏み運動装置」では、スライド移動する左右のスライダーを無端ベルトにより連結し、左右のスライダーにペダルを連結して構成されている。
このような足踏み運動装置をベッド上に設置し、被介護者が仰臥して両足の間に足踏み運動装置を挟んだ状態で、右足で右ペダルを踏み込む(上体側から足先側に向けて踏み込む)と左ペダルが上体方向に移動し、左足で左ペダルを踏み込む(上体側から足先側に向けて踏み込む)と右ペダルが上体方向に移動してきて、左右の足を交互に踏み込む運動である踏み込み運動ができる。
このような足踏み運動装置をベッド上に設置し、被介護者が仰臥して両足の間に足踏み運動装置を挟んだ状態で、右足で右ペダルを踏み込む(上体側から足先側に向けて踏み込む)と左ペダルが上体方向に移動し、左足で左ペダルを踏み込む(上体側から足先側に向けて踏み込む)と右ペダルが上体方向に移動してきて、左右の足を交互に踏み込む運動である踏み込み運動ができる。
このような足踏み運動装置では、筋肉は弱っているが両足を動かすことができる高齢者等が、筋肉機能の維持・向上を目的としてリハビリをするには適している。
しかし片麻痺症状者は、上記の足踏み運動装置を使用することはできなかった。例えば左脚が麻痺している場合、右足で踏み込むことはできるが、左足で踏み込むことはできず、そのため左右の足を交互に踏み込むという踏み込み運動を行うことができない。この結果、片脚が麻痺している片麻痺症状者は、上記特許文献1の装置を用いてリハビリテーションをすることはできなかった。
しかし片麻痺症状者は、上記の足踏み運動装置を使用することはできなかった。例えば左脚が麻痺している場合、右足で踏み込むことはできるが、左足で踏み込むことはできず、そのため左右の足を交互に踏み込むという踏み込み運動を行うことができない。この結果、片脚が麻痺している片麻痺症状者は、上記特許文献1の装置を用いてリハビリテーションをすることはできなかった。
また特許文献2(特開平11−70148)に示す「麻痺した下肢のリハビリテーション装置」では、機器構成が複雑であり、自宅用機器としては使用することは不適当であると共に、麻痺している片方の脚を効果的にリハビリテーションすることはできなかった。
更に、上肢上下運動訓練機や、上肢回転運動訓練機や、足踏み運動装置等、種々のリハビリ用機器では、片麻痺症状者の腕や足を電動式機構により運動させるようになっているものもあり、確かに電動式の機器では腕や足が強制的に動かされて血行が良くなるというような一定の効果はある。
しかしながら、それはあくまでも受動的な運動であり、片麻痺症状者が意図して自発的に行う運動ではなく、機能回復というより積極的な観点から見ると、リハビリテーション効果の薄いものであった。
しかしながら、それはあくまでも受動的な運動であり、片麻痺症状者が意図して自発的に行う運動ではなく、機能回復というより積極的な観点から見ると、リハビリテーション効果の薄いものであった。
即ち、麻痺の無い側(健常側)の身体と、麻痺側の身体とを連動させて自発的に訓練するという発想は、従来のリハビリ用機器には存在していなかった。つまり、健常側の身体の力や動作を、麻痺側の身体に伝達して、麻痺側の身体を自発的、積極的に回復させ、これにより神経系の可塑化(脳神経の代行能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的に促すリハビリ用機器は存在していなかった。
本発明は、上記従来のリハビリ用機器の不具合を解消するように、健常側の身体を使ってリハビリ用機器を動作させ、動力伝達機構を介して動力伝達をして、意識的に麻痺側の身体を動かすことにより効果的なリハビリテーションを行い、麻痺側の身体を積極的に機能回復させることができると共に、老人等の筋肉力の維持・向上を図ることができる、コンパクトな足スライド運動用機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の足スライド運動用機器の構成は
床面上に載置されるベース板と、
前記ベース板上に、略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段を有する2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーと、前記右スライダーおよび左スライダーの先端同士および後端同士をそれぞれ連結する2つの連結手段と、から成り、前記右スライダーおよび左スライダーはそれぞれ、前記ベース板と前記基板との間に低摩擦手段を有し、前記低摩擦手段の反対側のそれぞれの基板上に足ホルダーを設けたことを特徴とする。
床面上に載置されるベース板と、
前記ベース板上に、略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段を有する2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーと、前記右スライダーおよび左スライダーの先端同士および後端同士をそれぞれ連結する2つの連結手段と、から成り、前記右スライダーおよび左スライダーはそれぞれ、前記ベース板と前記基板との間に低摩擦手段を有し、前記低摩擦手段の反対側のそれぞれの基板上に足ホルダーを設けたことを特徴とする。
更に、本発明の左右のスライダーの連結構成は、
前記略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段は、前記ベース板に設けた該ベース板の下面まで貫通し、2つの略平行に設置されたスライド方向の直線状溝と、前記2つのスライダーの前記基板の低摩擦手段を有する面と直行させると共に前記スライド方向に向けてスライダーに設けたガイド板をそれぞれ、前記直線状溝に貫通、突出させ、前記ベース板の下面で、前記ガイド板の前後に設けた開孔を用い前記連結手段により連結させて移動可能としたことを特徴とする。
前記略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段は、前記ベース板に設けた該ベース板の下面まで貫通し、2つの略平行に設置されたスライド方向の直線状溝と、前記2つのスライダーの前記基板の低摩擦手段を有する面と直行させると共に前記スライド方向に向けてスライダーに設けたガイド板をそれぞれ、前記直線状溝に貫通、突出させ、前記ベース板の下面で、前記ガイド板の前後に設けた開孔を用い前記連結手段により連結させて移動可能としたことを特徴とする。
そして、本発明の2つのスライダーの連結手段は、
前記連結手段は、ワイヤーと滑車とから成ることを特徴とする。
前記連結手段は、ワイヤーと滑車とから成ることを特徴とする。
また本発明のスライダーと基板との低摩擦手段は、
前記低摩擦手段は前期基板に設けた複数の小車輪とその転動によることを特徴とする。
前記低摩擦手段は前期基板に設けた複数の小車輪とその転動によることを特徴とする。
また本発明のスライダーの足ホルダーの構成は、
前記左右のスライダーのそれぞれの基板に設けた足ホルダーは、それぞれホルダー板と足置きとから成り、少なくとも一方の足ホルダーにおいて、ホルダー板に対し足置きが回動可能となっていることを特徴とする。
前記左右のスライダーのそれぞれの基板に設けた足ホルダーは、それぞれホルダー板と足置きとから成り、少なくとも一方の足ホルダーにおいて、ホルダー板に対し足置きが回動可能となっていることを特徴とする。
また本発明のスライダーとレバーとの関係は、
前記スライダーのスライド方向に揺動可能なレバーと、前記2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーの略中間かつスライダーの移動エリアの略中間のベース板に設けた前記レバーの支持手段と、前記レバーの一端に設けた把持用のハンドルと、前記レバーの他端に設けた前記2つのスライダーの少なくともどちらか一方との連結手段と、を更に設けたことを特徴とする。
前記スライダーのスライド方向に揺動可能なレバーと、前記2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーの略中間かつスライダーの移動エリアの略中間のベース板に設けた前記レバーの支持手段と、前記レバーの一端に設けた把持用のハンドルと、前記レバーの他端に設けた前記2つのスライダーの少なくともどちらか一方との連結手段と、を更に設けたことを特徴とする。
更に本発明のレバーの支持手段は、
前記レバーの支持手段は、前記ベース板に垂直に設けた固定支柱と、前記固定支柱に上下動のみ可能に嵌合された可動支柱とから成る支柱の、前記可動支柱の上部近傍と前記レバーの略中間位置にそれぞれ直交して貫通した支持ピンによりレバーが揺動可能に支持され、また可動支柱の前記支持ピンの最適位置で固定支柱と可動支柱とを高さ方向に位置決めする位置決め手段とにより前記レバーの支持手段としたことを特徴とする。
本発明の可動支柱の位置決め手段は、
前記位置決め手段は、前記支持ピンが最適高さの時、前記固定支柱の前記ベース板への取り付け用固定板に前記可動支柱の最下面を接触させることとしたことを特徴とする。
前記レバーの支持手段は、前記ベース板に垂直に設けた固定支柱と、前記固定支柱に上下動のみ可能に嵌合された可動支柱とから成る支柱の、前記可動支柱の上部近傍と前記レバーの略中間位置にそれぞれ直交して貫通した支持ピンによりレバーが揺動可能に支持され、また可動支柱の前記支持ピンの最適位置で固定支柱と可動支柱とを高さ方向に位置決めする位置決め手段とにより前記レバーの支持手段としたことを特徴とする。
本発明の可動支柱の位置決め手段は、
前記位置決め手段は、前記支持ピンが最適高さの時、前記固定支柱の前記ベース板への取り付け用固定板に前記可動支柱の最下面を接触させることとしたことを特徴とする。
本発明の支柱形状については、
前記固定支柱、前記可動支柱は角管であることを特徴とする。
本発明のレバーとスライダーとの連結構成は、
前記レバーと前記スライダーとの連結手段は、管材でなる先端から軸方向にスリットを設けたレバーと、前記スライダーの前記基板上に直交して設けたローラ支持板に更に直交して固定ピンを設け、前記スリットより小径の該固定ピンを支持軸とし回動可能に設けたレバー内径より小径のローラと、から成り、前記管材でなるレバーの穴に前記固定ピンを前記スリットに嵌入させながら前記ローラを嵌入させたことを特徴とする。
前記固定支柱、前記可動支柱は角管であることを特徴とする。
本発明のレバーとスライダーとの連結構成は、
前記レバーと前記スライダーとの連結手段は、管材でなる先端から軸方向にスリットを設けたレバーと、前記スライダーの前記基板上に直交して設けたローラ支持板に更に直交して固定ピンを設け、前記スリットより小径の該固定ピンを支持軸とし回動可能に設けたレバー内径より小径のローラと、から成り、前記管材でなるレバーの穴に前記固定ピンを前記スリットに嵌入させながら前記ローラを嵌入させたことを特徴とする。
本発明は、従来の連続歩行用のリハビリ機器他と複合させ、
複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とからなる連続歩行用のリハビリ機器と、前記ループ状の前記手すり棒の内側に回転運動用のリハビリ機器と、を有する複合リハビリ機器において、足スライド運動用機器と、前記足スライド運動用機器と共用する椅子と、のうち、少なくとも一方を前記ループ状の手すり棒の内側に配置されて用いることを特徴とする。
複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒とからなる連続歩行用のリハビリ機器と、前記ループ状の前記手すり棒の内側に回転運動用のリハビリ機器と、を有する複合リハビリ機器において、足スライド運動用機器と、前記足スライド運動用機器と共用する椅子と、のうち、少なくとも一方を前記ループ状の手すり棒の内側に配置されて用いることを特徴とする。
本発明の足スライド運動用機器によれば、健常側の脚により発した力を、滑車と連結手段(例えば紐、ワイヤー、チェーンなど)により伝達して、麻痺側の脚を動かしてリハビリテーションができるため、通常の筋肉力の維持・向上の運動と共に、片麻痺症状者の自発的な意思により健常側と麻痺側の身体がペアとなって効果的なリハビリテーションができる。
即ち本発明の足スライド運動用機器を使用する際には、片麻痺症状者が椅子やベッド等に腰掛け、脚を下方に垂らした状態で、足スライド運動用機器の右足保持部及び左足保持部に足を載せるだけで、両足が両保持部で自然に保持される。
この状態で健常側の足を足スライド運動させて一方の足保持部をスライド移動させると、この時のスライド力が、他方の足保持部に伝達されてスライド移動し、麻痺側の足の足スライド運動を自発的に行うことができる。この結果、片足が麻痺している場合であっても効果的なリハビリテーション(足スライド運動)が可能となる。
この状態で健常側の足を足スライド運動させて一方の足保持部をスライド移動させると、この時のスライド力が、他方の足保持部に伝達されてスライド移動し、麻痺側の足の足スライド運動を自発的に行うことができる。この結果、片足が麻痺している場合であっても効果的なリハビリテーション(足スライド運動)が可能となる。
更に本発明の足スライド運動用機器には、足のスライド運動を手動で行えるようにレバーが設けてある。すなわちレバーを前後させると一方の足保持部に前後方向の力が働き、この力が前記連結手段を介して他方の足保持部に伝わり、他方も前後に動かすことができる。これにより片麻痺者は、健常な足の他健常な手も協動して自発的にリハビリを行うことができる上、構成を小さくできるので、ループ状の連続歩行用のリハビリ機器内の一部を用いて使用でき、従って複数種のリハビリが可能となり、結果として前述の可塑化が大きく期待できる。
以下、本発明を実施するための形態について、身体の左側が麻痺した患者用の実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例に係る、足スライド運動用機器1を示す平面図であり、図2はその側面図である。
この足スライド運動用機器1のベース板10は、床面あるいは図5で示される複合リハビリ機器80の底板104の上に載置されるものであり、足スライド運動用機器1を使用する時には、ベース板10はほぼ水平状態に保たれる。
図1、図2に示されるように、ベース板10には、上下を貫通した2本の右側スライド溝11、左側スライド溝12が互いに平行に設けられていて、それぞれのスライド溝のベース板10上面には、右スライダー20、左スライダー30が設けられ、各スライダーの構成はベース板10側から上に、滑動手段を有する右側基板21、左側基板31、およびそれぞれの基板の後方の蝶番22、32および圧縮コイルバネ23,33(緩衝手段)を介して右足ホルダー25、左足ホルダー35が水平に対しやや斜めの状態で設けられている。
右足ホルダー25はホルダー板26上に足置き27を固定したものであるが、左足ホルダー35はホルダー板36上に足置き37を、ネジ等の回動手段40により回動可能に設けたもので、足置き37の回動範囲は、足置き37の先端を挟んで設けられた2本のピン41,42により制限されている。
更に、足置き27には右足の固定用として鼻緒28と踵ホルダー29が、また足置き37には左足の固定用として鼻緒38と踵ホルダー39が設けられている。
尚、前記低摩擦手段としては、図1、図2に示すように右スライダー20、左スライダー30共それぞれ4個の小車輪15,16の転動となっているが、許容できるならコロでも良い。
この場合、前記小車輪15,16が転動するベース板10側の転動面を塩化ビニールや合成ゴム等の軟質樹脂シートにすれば、転動による騒音を極めて低下させることができる。
また、前記ベース板10と前記基板21,31の双方を硬材で摺動使用する場合、少なくとも一方に、例えばシリコン、テフロン(登録商標)等の摩擦係数の小さい樹脂部材或いは合金等の固体潤滑剤を用い(または、貼付し)、右側基板21および左側基板31とベース板10の合わせ面で摺動させても良く、この場合スライド移動に伴う騒音を、一層低減できる。
尚、前記低摩擦手段としては、図1、図2に示すように右スライダー20、左スライダー30共それぞれ4個の小車輪15,16の転動となっているが、許容できるならコロでも良い。
この場合、前記小車輪15,16が転動するベース板10側の転動面を塩化ビニールや合成ゴム等の軟質樹脂シートにすれば、転動による騒音を極めて低下させることができる。
また、前記ベース板10と前記基板21,31の双方を硬材で摺動使用する場合、少なくとも一方に、例えばシリコン、テフロン(登録商標)等の摩擦係数の小さい樹脂部材或いは合金等の固体潤滑剤を用い(または、貼付し)、右側基板21および左側基板31とベース板10の合わせ面で摺動させても良く、この場合スライド移動に伴う騒音を、一層低減できる。
そして、固体潤滑剤との摺動相手は、ステンレス鋼板等の金属板が好ましい。
次に右スライダー20、左スライダー30の下面側の構成を説明する。
右スライダー20、左スライダー30の下面には、それぞれ前記右側基板21、左側基板31の板面に略直交すると共にスライド方向(図では左右方向)に薄板から成るガイド板5,6が固定され、更にガイド板5,6はベース板10のそれぞれ右側スライド溝11、左側スライド溝12を貫通し、ベース板10の下面より突出されている。
次に右スライダー20、左スライダー30の下面側の構成を説明する。
右スライダー20、左スライダー30の下面には、それぞれ前記右側基板21、左側基板31の板面に略直交すると共にスライド方向(図では左右方向)に薄板から成るガイド板5,6が固定され、更にガイド板5,6はベース板10のそれぞれ右側スライド溝11、左側スライド溝12を貫通し、ベース板10の下面より突出されている。
そして、ベース板10の下面より突出されたガイド板5およびガイド板6のそれぞれには、前後に開孔5a、5bおよび6a、6bが設けてあり、ガイド板5の前の開孔5aとガイド板6の前の開孔6aは2個の滑車17を介してワイヤー7で、またガイド板5の後の開孔5bとガイド板6の後の開孔6bは2個の滑車18を介してワイヤー8で、共に緩み無く連結され(連結手段)、従って右スライダー20と左スライダー30とは連結され、共に連動するので、右スライダー20が前進すると左スライダー30は後退し、右スライダー20が後退すると左スライダー30は前進する。
なお、開孔5a、5b、6a、6b、ワイヤー7,8および滑車17、18のワイヤーが掛る溝は、ベース板10の裏面から略同じ距離かまたは略同一平面内に有ることが、連結動作(スライド運動)をスムースに行う上で好ましい。
以上のようにベース板10の下面には右スライダー20と左スライダー30との連結手段を有しており、これが図示しない更に下面の床と接触しないようにベース板10の外周の全周あるいは一部に枠13を設けている。
以上のようにベース板10の下面には右スライダー20と左スライダー30との連結手段を有しており、これが図示しない更に下面の床と接触しないようにベース板10の外周の全周あるいは一部に枠13を設けている。
ところで、薄板から成るガイド板5,6と、そのガイド板5,6が貫通しているスライド溝11、12とは、摺動可能に若干の隙間を有すると共に、例えばシリコン、テフロン(登録商標)等の摩擦係数の小さい樹脂部材或いは合金等の固体潤滑剤を用いることにより、耐摩耗性の向上と、スライド移動に伴う騒音の低減を期待できる。
更に右側基板21および左側基板31へのガイド板5,6の取り付け方法は、図示しないが、図1、図2のように前記基板21、31とベース板10との間に隙間を有する場合には、ガイド板5,6の断面をL型、あるいはT型として、基板下面にネジ等で固定しても良く、逆に隙間のない場合は必要に応じて前記基板21、31の下面を最小限に窪ませ、その窪みにガイド板5,6を合わせ、ネジ等で固定しても良い。
なお前記基板21、31の下面の窪みの周辺は、ベース板10との摺動に必要な面積を
有している。
なお前記基板21、31の下面の窪みの周辺は、ベース板10との摺動に必要な面積を
有している。
次にレバー部50の構成について説明する。
ベース板10のほぼ中心に、ベース板10に垂直に固定支柱51が設けられている。
そして、この固定支柱51には上下動のみ可能に可動支柱52が嵌合され(例えば四角管同士の嵌合のため否回転)、可動支柱52の最上部近傍には支持ピン55がベース板10に平行でスライド溝11(または12)に直交して設けられている。
ベース板10のほぼ中心に、ベース板10に垂直に固定支柱51が設けられている。
そして、この固定支柱51には上下動のみ可能に可動支柱52が嵌合され(例えば四角管同士の嵌合のため否回転)、可動支柱52の最上部近傍には支持ピン55がベース板10に平行でスライド溝11(または12)に直交して設けられている。
更に支持ピン55は、上端にハンドル54を有するレバー53の中央部辺りを貫通して、前記可動支柱52に対し筒状のレバー53を回動可能に連結支持している。
レバー53の、ハンドル54に対し支持ピン55を介して反対側端には、図3に示されるようにレバー53に沿って端部が開放された長手のスリット56が設けられており、また左スライダー30に設けられたローラ支持板57には、中心を固定ピン59により回動可能に支持されたローラ58が設けられている。
レバー53の、ハンドル54に対し支持ピン55を介して反対側端には、図3に示されるようにレバー53に沿って端部が開放された長手のスリット56が設けられており、また左スライダー30に設けられたローラ支持板57には、中心を固定ピン59により回動可能に支持されたローラ58が設けられている。
ここにレバー53とローラ58とを組み合わせて使用するが、組み合わせ方法は次の通りである。
可動支柱52と、支持ピン55で連結されたレバー53とを一緒に固定支柱51に沿って持ち上げておき、徐々に降下させていく。この時筒状のレバー53の解放端と前記ローラ58とが対峙するように調整した後、レバー53の解放端内にローラ58が包含されるように可動支柱52を下降させると、スリット56内にローラ58を支持している固定ピン59が嵌合しながらレバー53の筒内にローラ58が侵入する。
可動支柱52と、支持ピン55で連結されたレバー53とを一緒に固定支柱51に沿って持ち上げておき、徐々に降下させていく。この時筒状のレバー53の解放端と前記ローラ58とが対峙するように調整した後、レバー53の解放端内にローラ58が包含されるように可動支柱52を下降させると、スリット56内にローラ58を支持している固定ピン59が嵌合しながらレバー53の筒内にローラ58が侵入する。
この時、図2の矢印のようにレバー53を揺動させて十分使用範囲にあることを確認した後、可動支柱52の下降限界点として図2のように止めピン60を可動支柱52に貫通して設けた後、可動支柱52を降下してゆくと固定支柱51の最上部に止めピン60が接触した時点で可動支柱52の降下が停止し、この位置がレバー53の使用位置となる。
なお、この使用位置は止めピン60を用いない場合には、図示しないが、可動支柱52を下降させた時、可動支柱52の最下部が固定支柱51の固定板61の上面に接触した時としても良い。
なお、この使用位置は止めピン60を用いない場合には、図示しないが、可動支柱52を下降させた時、可動支柱52の最下部が固定支柱51の固定板61の上面に接触した時としても良い。
ところで、固定支柱51、可動支柱52、レバー53は軸方向に回転することが無いので、円管より角管が好ましく、特にレバー53は四角管が好ましく、図3からわかるようにローラ58がレバー53の四角管内に入った時、ローラ支持用の軸を除けるためのスリット56の加工も四角管の一面である平面に設ければ良いので易しく、また円柱状のローラ58の外周が四角管内に入った時、内面と線接触できるので更に好ましい。
なお、レバー53は前述には四角管が好ましいとしたが、円管でも使用は可能である。
なお、レバー53は前述には四角管が好ましいとしたが、円管でも使用は可能である。
以上から成るレバー部50は、レバー53のハンドル54を図2の矢印のように揺動させると、レバー53の他端に連結されたローラ58がレバー53内で移動を繰り返しながら左足基盤31を介して左足ホルダー35に前進、後進の力を与え、更に左足ホルダー35とワイヤー7および8に連結された右足ホルダー25後進、前進させられるようになっている。
以上が実施例の構成であるが、上記の説明は片麻痺者でも右脚が健常用、左脚が麻痺用として、例えば右足ホルダー25はホルダー板26上に足置き27を固定したものであり、左足ホルダー35はホルダー板36上に足置き37を、ネジ等の回動手段40により回動可能に設けている。
これは限定したものでなく、症状により左右の足への対応を、都度適正なものを適用することが好ましい。
これは限定したものでなく、症状により左右の足への対応を、都度適正なものを適用することが好ましい。
次に、上述した足スライド運動用機器1を用いて筋肉力の維持・向上運動あるいはリハビリテーションを行う際の、使用動作状態を図1、図2、および図4を参照して説明する。
ここでは片麻痺者Pの麻痺部が、例えば左脚であるときの使用動作状態を説明する。
図4に示すように、本発明の足スライド運動用機器1を椅子70の前面の床面上に載置する。片麻痺症状者Pは椅子70の端に腰掛け両足を垂らして座る。
このとき、座っている片麻痺症状者Pの前後方向(図4では左右方向)に沿い、右足ホルダー25、左足ホルダー35がスライド移動することができるように、足スライド運動用機器1の載置方向を設定しておく。
ここでは片麻痺者Pの麻痺部が、例えば左脚であるときの使用動作状態を説明する。
図4に示すように、本発明の足スライド運動用機器1を椅子70の前面の床面上に載置する。片麻痺症状者Pは椅子70の端に腰掛け両足を垂らして座る。
このとき、座っている片麻痺症状者Pの前後方向(図4では左右方向)に沿い、右足ホルダー25、左足ホルダー35がスライド移動することができるように、足スライド運動用機器1の載置方向を設定しておく。
そして、片麻痺症状者Pの右脚の足を、右足ホルダー25の上方から足置き27の上に踵ホルダー29に合わせて載せ、その後マジックテープ(登録商標)などから成る鼻緒28で縛る。これにより水平面に対してやや斜めになった状態で配置された右足ホルダー25により、右足が保持される。
また、片麻痺症状者Pは自分の腕の力を用いて、麻痺している左脚を持ち上げて移動させ、左足を左足ホルダー35の上方から足置き37の上に踵ホルダー39を合わせて載せ、その後マジックテープ(登録商標)などから成る鼻緒28で縛る。
これにより水平面に対してやや斜めになった状態で配置された左足ホルダー35により、左足が保持される。
しかし通常麻痺した脚は、脚あるいは足首に若干のねじれが有り、更に関節や筋肉が硬くなってそのままでは足置き37に載置し難い。
そこで、ホルダー板36上の足置き37を、ネジ等の回動手段40により回動可能に設
けられているので、脚(足)のねじれに合わせて足置き37が回動でき、ホルダー板36上の足置き37に左足を、自然に無理無く保持されることになる。
これにより水平面に対してやや斜めになった状態で配置された左足ホルダー35により、左足が保持される。
しかし通常麻痺した脚は、脚あるいは足首に若干のねじれが有り、更に関節や筋肉が硬くなってそのままでは足置き37に載置し難い。
そこで、ホルダー板36上の足置き37を、ネジ等の回動手段40により回動可能に設
けられているので、脚(足)のねじれに合わせて足置き37が回動でき、ホルダー板36上の足置き37に左足を、自然に無理無く保持されることになる。
さて動作としては、右脚に力を入れて、右足ホルダー25で保持された右足を前進移動させていくと、この移動力が、右スライダー20、右スライダー20の下のガイド板5、ガイド板5の開孔5bに連結されたワイヤー8、ワイヤー8と連結されたガイド板6の開孔6b、ガイド板6と結合された左スライダー30、そして左スライダー30に設けられた左足ホルダー35と順次伝達して左足が後進移動する。
また右脚に力を入れて、右足ホルダー25で保持された右足を後進移動させていくと、この移動力が、前記のように右スライダー20、ガイド板5、ガイド板5の開孔5a、ワイヤー7、ガイド板6の開孔6a、ガイド板6、左スライダー30、そして左スライダー30に設けられた左足ホルダー35と順次伝達して左足が前進移動する。
このようにして、右足を自力により前進・後進移動させて右脚の足をスライド運動させると、麻痺している左足が後進・前進移動して左脚の足スライド運動も同時に行うことができる。
このようにして、右足を自力により前進・後進移動させて右脚の足をスライド運動させると、麻痺している左足が後進・前進移動して左脚の足スライド運動も同時に行うことができる。
この場合、健常側の右足の力、つまり片麻痺症状者P自身が自己の意志で動かした身体
(右脚)の力が麻痺している左脚に伝達されて、麻痺している左脚の足スライド運動ができるため、左脚の足スライド運動はいわば自発的な運動になる。
(右脚)の力が麻痺している左脚に伝達されて、麻痺している左脚の足スライド運動ができるため、左脚の足スライド運動はいわば自発的な運動になる。
次にレバー部50を揺動させた場合の動きについて説明する。
図1、図2のように組み立てた状態で説明すると、レバー53のハンドル54を健常の右手で握り、図2の矢印の方向に前・後に揺動させると、レバー53の一端であるハンドル54に対する他端では、左スライダーの左側基板31にローラ支持板57および固定ピン59を介して設けられたローラ58が、レバー53内で移動を繰り返しながら左側基板31を介して左足ホルダー35即ち左足脚に前・後進の力を与え、更に左足ホルダー35とワイヤー7および8により連結された右足ホルダー25を後・前進させられるようになっている。
図1、図2のように組み立てた状態で説明すると、レバー53のハンドル54を健常の右手で握り、図2の矢印の方向に前・後に揺動させると、レバー53の一端であるハンドル54に対する他端では、左スライダーの左側基板31にローラ支持板57および固定ピン59を介して設けられたローラ58が、レバー53内で移動を繰り返しながら左側基板31を介して左足ホルダー35即ち左足脚に前・後進の力を与え、更に左足ホルダー35とワイヤー7および8により連結された右足ホルダー25を後・前進させられるようになっている。
換言すれば前述のように、ハンドル54を健常の手で前・後に揺動させると、レバー53、ガイド板5、6、ワイヤー7、8、左・右のスライダー等の構成要素を介して左・右の足ホルダー25、35(順不動)、即ち足ホルダー25、35に載置した左・右の足をスライド運動させることができる。
以上のように、手による移動により左・右の足をスライド運動させることができることは、いわば自発的な運動になる。
以上のように、手による移動により左・右の足をスライド運動させることができることは、いわば自発的な運動になる。
なお詳述していないが本発明の関連動作をまとめると、本発明の構成では前記説明により、片麻痺症状者では最大、健常な片手で麻痺した他の手の前後(揺動)運動と双足のスライド運動ができ、また健常な片足のスライド運動で麻痺した足のスライド運動と双手の前後(揺動)運動ができ、結果として健常な手・足で麻痺肢の運動ができ、これはいわば自発的な運動である。
以上のような健常の手足による麻痺肢の運動は自発的な運動であり、機能回復訓練として効果的であって、前述した神経系の可塑化(脳神経の代替能力の獲得、神経の再生化、再組織化)を積極的にうながすことができる。
図5は本発明者が提案している複合リハビリ機器80(特願2010−091194)で、連続歩行用のリハビリ機器100として適度の高さの支柱105にループ状の手すり106と、その手すり106内に本体支柱201に設けた手回転運動用のリハビリ機器αと足回転運動用のリハビリ機器βから成る回転運動用のリハビリ機器200とを有し、更に前記手回転運動用のリハビリ機器αと足回転運動用のリハビリ機器βとは、歯付プーリー212と222とが歯付ベルト230を介して連動し、それぞれクランク213と223とが回転して駆動可能となっている。
なお、ループ状の手すり106内に入るには、手すりの一部である106cの左端に設けたスリーブ108aを右にスライドさせ、蝶番108bで矢印のように手すり106cを下に曲げるか、又は手すり106bの継ぎ目107a、107bの一方を抜いて他方を中心に回転させれば入口ができるので、その入口を利用する。
これまで健常な手または足で麻痺部のリハビリを行うと神経系の可塑化をうながせると述べてきたが、自発的な運動であれば同種の運動(手関連、脚関連…など)を継続して行うと、やはり可塑性に効果が有る。
そこで、図5の複合リハビリ機器80における連続歩行用のリハビリ機器100のループ状のエリア(手すり106)内の底板104上に、本発明の足スライド運動用機器1と、本発明の足スライド運動用機器1と共用する図4で示す椅子70との少なくとも一方を配置し、前記エリアを含む場所で足スライド運動用機器1の筋肉力の維持・向上運動あるいはリハビリ運動を行うようにすれば、占有面積を少なくできると共に、足スライド運動用機器1の使用の前後の短時間内に複合リハビリ機器80内の足関連機器、例えば連続歩行(100)や足回転運動(β)などの同種の運動を連続して行うことができるので、各種運動の複合化による自発的運動の意識も高まり、可塑性に一層効果が有る。
ところで前記実施例のスライドは、右側スライド溝11、左側スライド溝12を用いたので、スライド面がベース板10の上面となり、右スライダー20、左スライダー30の連結機構がベース板10の下面となった。
しかし、図示しないがLMガイド(商標登録)等の直線移動機構(複数のボールで支持)のベース部を右側スライド溝11、左側スライド溝12のように平行にベース板10の上面に設置すれば、更にそのLMガイドのスライド部の上面に、前記スライダーの基盤21、31に相当する2個の基板を設置することができる。
そして前記スライダーの基盤21、31に相当する2個の基板の先端同士および後端同士を、本発明のベース板10の下面に設けたそれぞれワイヤー17、18に相当する2本のワイヤーおよび各2個の滑車17、18を介して接続すれば、本発明として詳述したベース板10の下面に設けたワイヤーや滑車が、そのままベース板10の上面に設置でき、取扱いは易しくなる。
そして前記スライダーの基盤21、31に相当する2個の基板の先端同士および後端同士を、本発明のベース板10の下面に設けたそれぞれワイヤー17、18に相当する2本のワイヤーおよび各2個の滑車17、18を介して接続すれば、本発明として詳述したベース板10の下面に設けたワイヤーや滑車が、そのままベース板10の上面に設置でき、取扱いは易しくなる。
以上の構成以外、即ち基盤から上のスライダーやレバー等は詳述したものと同じである。
ただし、本発明の説明をベース板10の下面に滑車やワイヤー等の連結手段を設置する複雑な方式で行ってきたのは防塵に強く実施されやすいためで、塵の少ない環境であればベース板10の上面に滑車やワイヤー等の連結手段を設置することが好ましいことは言うまでもない。
なお、連結手段は滑車とワイヤーで説明したが、チェーンとスプロケット等でも良い。
ただし、本発明の説明をベース板10の下面に滑車やワイヤー等の連結手段を設置する複雑な方式で行ってきたのは防塵に強く実施されやすいためで、塵の少ない環境であればベース板10の上面に滑車やワイヤー等の連結手段を設置することが好ましいことは言うまでもない。
なお、連結手段は滑車とワイヤーで説明したが、チェーンとスプロケット等でも良い。
また前記実施例では図示していないが、足置き27および足置き37に足裏のツボを刺激する突起を設けることで、その刺激により更に片麻痺の足の回復の効果が期待できると共に、この突起により健常および片麻痺の各足裏と、それぞれの足置き27および足置き37との摩擦(係止)力が強くなり、健常側の足の前後動で負荷の大きい片麻痺脚(足)を滑ることなく動かすことができる。
上述したのは左足が麻痺している場合であるが、右足が麻痺している場合にも、同様にして左脚の自己の力により、麻痺している右脚の足スライド運動をすることができる。
この足スライド運動用機器1は、コンパクトな構成の機器となっている。
このため、病院やリハビリ施設で使用するだけでなく、設置スペースが制限される自宅においても使用することができる。
また、介助者等による介助を受けることなく、片麻痺症状者が自分自身の健常側の身体能力を用いることによって、自発的にリハビリテーションや筋肉増強運動を一人で(単独で)行うことができる。
このため、病院やリハビリ施設で使用するだけでなく、設置スペースが制限される自宅においても使用することができる。
また、介助者等による介助を受けることなく、片麻痺症状者が自分自身の健常側の身体能力を用いることによって、自発的にリハビリテーションや筋肉増強運動を一人で(単独で)行うことができる。
なお、図1〜図2には踵ホルダー29、39と、左右のスライダーに設けたが、麻痺した側だけに設けても良い。
1 足スライド運動用機器
5 ガイド板
6 ガイド板
7 ワイヤー
8 ワイヤー
10 ベース板
17 滑車
18 滑車
20 右スライダー
25 右足ホルダー
30 左スライダー
35 左足ホルダー
50 レバー部
53 レバー
58 ローラ
70 椅子
80 複合リハビリ機器
100 連続歩行用のリハビリ機器
α 手回転運動用のリハビリ機器
β 足回転運動用のリハビリ機器
5 ガイド板
6 ガイド板
7 ワイヤー
8 ワイヤー
10 ベース板
17 滑車
18 滑車
20 右スライダー
25 右足ホルダー
30 左スライダー
35 左足ホルダー
50 レバー部
53 レバー
58 ローラ
70 椅子
80 複合リハビリ機器
100 連続歩行用のリハビリ機器
α 手回転運動用のリハビリ機器
β 足回転運動用のリハビリ機器
Claims (11)
- 床面上に載置されるベース板と、
前記ベース板上に、略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段を有する2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーと、前記右スライダーおよび左スライダーの先端同士および後端同士をそれぞれ連結する2つの連結手段と、から成り、前記右スライダーおよび左スライダーはそれぞれ、前記ベース板と前記基板との間に低摩擦手段を有し、前記低摩擦手段の反対側のそれぞれの基板上に足ホルダーを設けたことを特徴とする足スライド運動用機器。 - 前記略平行状態に設置された直線状に移動可能な手段は、前記ベース板に設けた該ベース板の下面まで貫通し、2つの略平行に設置されたスライド方向の直線状溝と、前記2つのスライダーの前記基板の低摩擦手段を有する面と直行させると共に前記スライド方向に向けてスライダーに設けたガイド板をそれぞれ、前記直線状溝に貫通、突出させ、前記ベース板の下面で、前記ガイド板の前後に設けた開孔を用い前記連結手段により連結させて移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の足スライド運動用機器。
- 前記連結手段は、ワイヤーと滑車とから成ることを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載の足スライド運動用機器。
- 前記低摩擦手段は前期基板に設けた複数の小車輪であることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の足スライド運動用機器。
- 前記左右のスライダーのそれぞれの基板に設けた足ホルダーは、それぞれホルダー板と足置きとから成り、少なくとも一方の足ホルダーにおいて、ホルダー板に対し足置きが回動可能となっていることを特徴とする請求項1記載の足スライド運動用機器。
- 前記スライダーのスライド方向に揺動可能なレバーと、前記2つのスライダーである右スライダーおよび左スライダーの略中間かつスライダーの移動エリアの略中間のベース板に設けた前記レバーの支持手段と、前記レバーの一端に設けた把持用のハンドルと、前記レバーの他端に設けた前記2つのスライダーの少なくともどちらか一方との連結手段と、を更に設けたことを特徴とする請求項1記載の足スライド運動用機器。
- 前記レバーの支持手段は、前記ベース板に垂直に設けた固定支柱と、前記固定支柱に上下動のみ可能に嵌合された可動支柱とから成る支柱の、前記可動支柱の上部近傍と前記レバーの略中間位置にそれぞれ直交して貫通した支持ピンによりレバーが揺動可能に支持され、また可動支柱の前記支持ピンの最適位置で固定支柱と可動支柱とを高さ方向に位置決めする位置決め手段とにより前記レバーの支持手段としたことを特徴とする請求項6記載の足スライド運動用機器。
- 前記位置決め手段は、前記支持ピンが最適高さの時、前記固定支柱の前記ベース板への取り付け用固定板に前記可動支柱の最下面を接触させることとしたことを特徴とする請求項7記載の足スライド運動用機器。
- 前記固定支柱、前記可動支柱は角管であることを特徴とする請求項7または8いずれか記載の足スライド運動用機器。
- 前記レバーと前記スライダーとの連結手段は、管材でなる先端から軸方向にスリットを設けたレバーと、前記スライダーの前記基板上に直交して設けたローラ支持板に更に直交して固定ピンを設け、前記スリットより小径の該固定ピンを支持軸とし回動可能に設けたレバー内径より小径のローラと、から成り、前記管材でなるレバーの穴に前記固定ピンを前記スリットに嵌入させながら前記ローラを嵌入させたことを特徴とする請求項6または7いずれか記載の足スライド運動用機器。
- 複数本の支持棒の頂部に連結されて水平に支持されたループ状の手すり棒からなる連続歩行用のリハビリ機器と、前記ループ状の手すり棒の内側に回転運動用のリハビリ機器と、を有する複合リハビリ機器において、請求項1乃至10いずれか記載の足スライド運動用機器と、該足スライド運動用機器と共用する椅子とのうち、少なくとも一方を前記ループ状の手すり棒の内側に配置されて用いることを特徴とする複合リハビリ用機器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111714329A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-09-29 | 丁永亮 | 一种下肢运动康复用仿人体运动康复装置 |
-
2010
- 2010-06-22 JP JP2010141603A patent/JP2012005522A/ja active Pending
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