JP2011216243A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部端子に対して大きな外力が作用しても絶縁パッキンがリベットを中心にして回転しまうことを確実に防止することのできる電池を提供する。
【解決手段】 接続対象物を電池外装体内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体は、電極に電気的に接続されて電池外装体内に配置された集電体と、外部端子が取り付けられて電池外装体の外部に配置された接続杆と、接続杆と電池外装体との間に介装された絶縁パッキンとを備え、接続杆における外部端子の取付位置と異なる位置が電池外装体に挿通したリベットを介して電池外装体に固定されて集電体に電気的に接続され、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか一方には凹部が形成され、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか他方には凹部に嵌合する凸部が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ケーブル等の接続対象物を電池外装体内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体を備えた電池に関し、より詳しくは、電極を収容した電池外装体の内外に、電極に接続された集電体と外部端子の取り付けられた接続杆とが配置され、接続杆及び集電体が電池外装体に挿通したリベットを介して連結された端子構造体を備えた電池に関する。
一般的に、大型の電池は、図7(a)に示す如く、電極(図示しない)を収容した電池外装体2’と、ケーブル等の接続対象物を電池外装体2’内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体3’とを備えている。そして、前記端子構造体3’には、種々タイプのものがあり、その一つとして、電極に対して電気的に接続され、電池外装体2’の内部に配置された集電体30’と、ケーブル等の接続対象物が接続される外部端子31a’が取り付けられ、電池外装体2’の外部に配置された接続杆32’とを備え、電池外装体2’の内外にある接続杆32’及び集電体30’が電気的に接続されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
かかる端子構造体3’は、集電体30’の一部(連結部301’)と接続杆32’とが電池外装体2’を介して対向するように配置されており、接続杆32’、電池外装体2’、集電体30’(連結部301’)に挿通された軸状のリベット33’がかしめられることで、接続杆32’が電池外装体2’に固定されるとともに集電体30’に対して電気的に接続されている。そして、この種の電池1’は、電池外装体2’と端子構造体3’との間の電気絶縁を図るべく、接続杆32’と電池外装体2’との間、及び集電体30’と電池外装体2’との間、リベット33’と電池外装体2’との間に絶縁パッキン34’,35’,36’が介装されている。
上記構成の電池1’(端子構造体3’)は、接続杆32’に対するリベット33’の挿通位置(電池外装体2’に対する固定位置)と外部端子31a’の取付位置とが異なっている。これにより、上記構成の電池1’は、接続対象物を接続する外部端子31a’の配置が集電体30’の配置に拘束されないため、外部端子31a’が電池外装体2’の形態やサイズに見合った適正な位置に配置されており、外部端子31a’に対してケーブル等の接続対象物を接続し易いものとなっている。
ところで、この種の電池1’は、接続杆32’に対するリベット33’の挿通位置(電池外装体2’に対する固定位置)と外部端子31a’の取付位置とが異なっているため、接続対象物を外部端子31a’に接続するときに作用する外力が接続杆32’に対してリベット33’回りの回転力(回転トルク)として作用することがある。特に、外部端子31a’をネジ部材(ボルト)で構成し、該ネジ部材に螺合させたナットと接続杆32’とで接続対象物を挟み込むようにした場合、ナットに対する締め付け力が接続杆32’に対するリベット33’回りの大きな回転力として作用することがある。
そのため、この種の電池1’は、接続杆32’と電池外装体2’との間に介装された絶縁パッキン34’が接続杆32’に引き摺られてリベット33’回りで回転する虞があり、該絶縁パッキン34’が回転してしまうと接続杆32’と電池外装体2’との間の電気絶縁を確実に図ることができない状態になるとして、例えば、接続杆32’上に配置した押さえ板で接続杆32’及び絶縁パッキン34’を押さえ込んで該絶縁パッキン34’の回転を防止したものや、電池外装体2’の外面に対して絶縁パッキン34’を接着剤で接着して絶縁パッキン34’の回転を防止したものが提供されている。
しかしながら、押さえ板で接続杆32’及び絶縁パッキン34’を押さえ込むようにしたものは、押さえ板、接続杆32’、絶縁パッキン34’、及び電池外装体2’の間に生じる摩擦に勝る外力が作用したときに絶縁パッキン34’が回転し、電池外装体2’の外面に対して絶縁パッキン34’を接着剤で接着したものは、接着剤の接着力に勝る外力が作用したときに絶縁パッキン34’が回転してしまう。
そのため、現状において、この種の電池1’(端子構造体3’)は、図7(b)及び図7(c)に示す如く、金属製の小径ボールB’が電池外装体2’に溶着されており、絶縁パッキン34の浮き上がりと回転の防止が図られている。具体的には、該端子構造体3’は、絶縁パッキン34’の端部(四隅)に対し、電池外装体2’側に向けて縮径したテーパー状の貫通穴H’が穿設されており、該貫通穴H’内に配置した小径ボールB’の一部(貫通穴H’の小径な開口から露出する小径ボールB’の一部)が電池外装体2’に対して溶接されている。これにより、上記構成の電池1’(端子構造体3’)は、小径ボールB’が絶縁パッキン34’(テーパー状の貫通穴H’の内周面)を押さえ込んだ状態になっており、絶縁パッキン34’に対してリベット33’回りの回転力が作用しても該絶縁パッキン34’が適正な位置で維持するようになっている。
特開2003−92103号公報
しかしながら、上記構成の電池1’は、製造過程において小径ボールB’を電池外装体2’に溶接するといった煩雑な作業を経て絶縁パッキン34’に対する回り止めが施されているが、電池外装体2’に対する小径ボールB’の溶接が確実に行われずに絶縁パッキン34’が回転してしまう可能性がある。
すなわち、上記構成に電池1’は、絶縁パッキン34’の貫通穴H’内に配置した小径ボールB’を電池外装体2’に溶着することで絶縁パッキン34’の回り止めが施されているが、製造過程において、小径ボールB’を絶縁パッキン34’の貫通穴H’の大径側から収容するため、小径ボールB’によって貫通穴H’の小径開口が覆われてしまう結果、貫通穴H’の小径側の状態(電池外装体2’と小径ボールB’との接触状態や溶着状態)を確認することができない。
そのため、小径ボールB’が電池外装体2’に対して十分に溶着していないことがあり、小径ボールB’が電池外装体2’から脱落して絶縁パッキン34’が回転してしまう虞がある。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、外部端子に対して大きな外力が作用しても絶縁パッキンがリベットを中心にして回転しまうことを確実に防止することのできる電池を提供することを課題とする。
本発明に係る電池は、電極を収容した電池外装体と、接続対象物を電池外装体内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体とを備え、前記端子構造体は、電極に電気的に接続されて電池外装体の内部に配置された集電体と、外部端子が取り付けられて電池外装体の外部に配置された接続杆と、接続杆と電池外装体との間に介装された絶縁パッキンとを備え、接続杆における外部端子の取付位置と異なる位置が電池外装体に挿通したリベットを介して電池外装体に固定されるとともに集電体に電気的に接続された電池において、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか一方には、凹部が形成され、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか他方には、前記凹部に嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする。
上記構成の電池によれば、接続杆における外部端子の取付位置と異なる位置がリベットを介して電池外装体に固定されているため、外部端子が電池外装体の形態やサイズに見合った適正な位置に配置されることになり、該外部端子に対するバスバーやケーブル等の接続対象物の接続を容易に行うことができる。
そして、上記構成の電池は、外部端子に接続対象物を接続するときに作用する外力が接続杆を介して絶縁パッキンに対してリベット回りの回転力として作用するが、上述の如く、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか一方には、凹部が形成され、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか他方には、前記凹部に嵌合した凸部が形成されているため、絶縁パッキンに対してリベット回りの回転力が作用したときに、凹部の内周面と凸部の外周面とが接触し、絶縁パッキンの回転が阻止されることになる。
本発明の一態様として、前記絶縁パッキンは、リベットによる電池外装体に対する固定位置から離れた位置に、リベットの軸線と交差する方向で接続杆が接触可能な回転規制部を備えていることが好ましい。このようにすれば、外部端子に接続した接続対象物と接続杆との電気的な接続を良好な状態で維持させることができる。
具体的に説明すると、この種の電池は、通常、電池同士を電気的に接続するバスバーや外部に電力を供給するケーブルの端部に取り付けられた接続端子等の接続対象物を外部端子に接続した状態で、接続対象物が接続杆と面接触した状態になって必要な導通面積(接続杆と接続対象物との接触面積)が確保されるようになっているが、外力の作用で接続杆がリベットを中心にして回転すると、接続対象物も接続杆の回転に追従するように外部端子を中心にして回転し、接続杆と接続対象物との相対的な位置変更で互いに接触する接触面積が減少して導通状態が悪くなることがある。これに対し、上記構成の電池は、上述の如く、凹凸嵌合によってリベット回りでの回転が阻止された絶縁パッキンが回転規制部を備えているため、接続杆がリベットを中心に回転しようとすると、該接続杆が回転規制部に接触して該接続杆の回転が規制される。これにより、上記構成の電池は、接続杆におけるリベット回りの回転を規制して接続杆と接続対象物との接触状態を適正な状態で維持させることができ、接続杆と接続対象物との電気的な接続を良好な状態で維持させることができる。
この接続杆と接続対象物との接触面積は、電池を組電池に適用する場合に重要となる。そして、複数の単電池で組電池を構築すべく、隣り合う単電池の外部端子同士をバスバー(接続対象物)で接続する場合であって、接続杆及びバスバーが電池外装体の外面(例えば、電極を収容すべく一面を開放させたケースの開放部分を閉塞する蓋体の外面)と直交する方向から見て(平面視で)長方形に形成され、接続杆の外郭を構成する直角又は略直角をなした連続する二辺(以下、単に二辺という)とバスバーの外郭を構成する直角又は略直角をなした連続する二辺(以下、単に二辺という)とが重なる態様にする場合に、本発明の一態様における効果が顕著となる。
具体的には、接続杆の二辺とバスバーの二辺とが重なる態様にすると、接続杆又はバスバーの何れか一方のサイズを他方に比して大きく設定した場合に比べて接続杆やバスバーに使用する材料を少なくすることができる。そして、上述の如く、接続杆の二辺とバスバーの二辺とが重なる態様となるように接続杆及びバスバーのサイズが設定された場合、接続杆とバスバーとの相対的な位置ズレが生じる(接続杆の二辺とバスバーの二辺とが重ならない状態になる)と、接続杆とバスバーとの接触面積が小さくなって接触抵抗が増大することになり、接続杆又はバスバーの何れか一方のサイズを他方に比して大きく設定した場合に比べて接触抵抗の増大による出力低下が著しく、設計した性能を得られないことがあるが、上述の如く、リベットによる電池外装体に対する固定位置から離れた位置に、前記絶縁パッキンがリベットの軸線と交差する方向で接続杆と接触可能な回転規制部を備えることで、接続杆の回転を規制して接続杆の二辺とバスバーの二辺とが重なった状態で接続杆及びバスバーを維持させることができる。
従って、高レベルでの軽量化及び低抵抗化が要求されるEV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド電気自動車)の電源とされる組電池に有用なものとなる。なお、「接続杆の二辺とバスバーの二辺とが重なる態様」とは、接続杆の二辺とバスバーの二辺とが完全に一致した態様だけでなく、接続杆やバスバー等の各部品の製造時の誤差や組み立てで生じる誤差によって接続杆の二辺とバスバーの二辺とが僅かにずれている状態を含むものであり、例えば、バスバーの長辺が50mm以上80mm以下で短辺が10mm以上30mm以下のときは、±0.2mm程度の誤差(ズレ)が許容される。
また、本発明の他態様として、前記外部端子は、接続杆に対して電池外装体の外面と対向する面側から挿通されたボルトの雄ネジ部で構成され、前記絶縁パッキンは、前記ボルトの頭を収容するボルト収容凹部が形成されるとともに該ボルト収容凹部の反対側が膨出して前記凸部が形成され、前記電池外装体の外面に前記凸部が嵌合する凹部が形成されていてもよい。このようにすれば、凹部に対する凸部の嵌合により、外部端子に対してバスバーやケーブル等の接続対象物を接続する際に絶縁パッキンがリベット回りで回転するのを防止することができる。
そして、外部端子をボルトの雄ネジ部で構成すると、該ボルトの頭が絶縁パッキンと接続杆との間に介在し、絶縁パッキンと接続杆との間隔が広くなる結果、ケーブル等を外部端子に接続するときの力の作用でリベットに対して曲げ作用(モーメント)生じ、該リベット或いは該リベットと接続杆との連結部分等を破損させる可能性が高くなるが、上記構成の電池は、ボルトの頭がボルト収容凹部に収容され、該ボルト収容凹部の反対側で膨出した凸部が電池外装体の凹部に嵌合された状態になっているため、接続杆と絶縁パッキンとの間隔を最小限の間隔にすることができ、ケーブル等を外部端子に接続するときの力の作用で生じるリベットに対する曲げ作用を小さくすることができる。従って、絶縁パッキンの回転を防止できる上に、リベット及びその近傍での破損を防止することができる。
また、本発明の別の態様として、前記凹部及び凸部は、前記対向面と直交する方向から見て外形が多角形状に形成され、凹部の内周面上にある平面部と凸部の外周面上にある平面部とが接触又は略接触するように前記凹部に凸部が嵌合されていることが好ましい。このようにすれば、外部端子に対して接続対象物を接続するときや、外部端子に対して接続対象物を接続した状態で、絶縁パッキンに対して何らかの外力の作用で外部端子を中心とする回転力が作用すると、該回転力が凹部の内周面上にある平面部との凸部の外周面上にある平面部との間で伝達されることになり、電池外装体に設けられた凹部又は凸部の平面部が回転力に対して対抗することになる。これにより、絶縁パッキンに作用する回転力がリベット側に伝わることを抑制することができ、例えば、リベットの挿通された部分近傍で絶縁パッキンが破損することを防止することができる。
そして、本発明のさらに別の態様として、前記電池外装体は、前記凹部又は凸部が一体的に成形されていることが好ましい。このようにすれば、製作時の部品点数を削減できる上に、別体のものを電池外装体に取り付けて凹部又は凸部を形成した場合に比して強度的に優れたものになる。
以上のように、本発明に係る電池によれば、外部端子に対して大きな外力が作用しても絶縁パッキンがリベットを中心にして回転しまうことを確実に防止することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施形態に係る電池の全体斜視図を示す。 同実施形態に係る電池の部分平面図であって、端子構造体を含む部分平面部を示す。 同実施形態に係る電池の部分縦断面図であって、(a)は、図2のI−I断面図を示し、(b)は、図2のII−II断面図を示す。 同実施形態に係る電池を複数並設し、それぞれを電気的に接続した状態の斜視図を示す。 本発明の他実施形態に係る電池の端子構造体を含む部分縦断面図であって、(a)は、絶縁パッキンに凸部が形成されるとともに、蓋体に膨出部が形成され、該膨出部に凸部を嵌合させる凹部が形成された電池の部分縦断面図を示し、(b)は、蓋体の一部を外面側に膨出させて凸部が形成され、絶縁パッキンに凸部を嵌合させる凹部が形成された電池の部分縦断面図を示す。 本発明の別の実施形態に係る電池の端子構造体を含む部分縦断面図であって、(a)は、蓋体に突起状の凸部が形成され、絶縁パッキンに凸部を嵌合させる凹部が形成された電池の部分縦断面図を示し、(b)は、絶縁パッキンに突起状の凸部が形成され、蓋体に凸部を嵌合させる凹部が形成された電池の部分縦断面図を示す。 従来の電池を説明するための説明図であって、(a)従来の電池の端子構造体を含む部分縦断面図を示し、(b)は、従来の電池の端子構造体を含む部分平面図を示し、(c)は、(b)のIII−III断面図を示す。
以下、本発明の一実施形態に係る電池について、添付図面を参照しつつ説明する。
かかる電池は、充放電可能な二次電池であり、本実施形態においてはリチウムイオン二次電池を対象としている。本実施形態に係る電池は、図1及び図2に示す如く、電極(図示しない)を収容した電池外装体2と、バスバーやケーブル等の接続対象物を電池外装体2内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体3a,3bとを備えている。
前記電池外装体2は、電極を収容すべく、一面を開放させた箱状のケース20と、該ケース20の開放部分を閉塞する蓋体21とを備えている。前記ケース20は、金属材料(例えば、アルミ合金やステンレス合金)で形成される。
そして、蓋体21は、平面視方形状をなす板状に形成されている。該蓋体21は、図3(a)に示す如く、所定位置に貫通した穴(以下、貫通穴という)210が穿設されている。本実施形態に係る蓋体21は、平面視長方形状に形成されており、長手方向の一端側及び他端側のそれぞれに貫通穴210が一つずつ形成されている。各貫通穴210は、後述するリベット33の外径よりも大きな穴径に設定されており、該貫通穴210の内周とリベット33の外周との間に後述する環状絶縁パッキン36を介装できるようになっている。
また、蓋体21は、外面に凹部211が形成されている。該凹部211は、後述する外側絶縁パッキン(絶縁パッキン)34の凸部343を嵌合させるもので、蓋体21の長手方向の一端側及び他端側のそれぞれに形成されている。該凹部211は、貫通穴210に対してずれた位置(異なる位置)に形成されている。すなわち、蓋体21の長手方向の一端側にある凹部211は、蓋体21の長手方向の一端側に形成された貫通穴210に対してずれた位置に形成され、蓋体21の長手方向の他端側にある凹部211は、蓋体21の長手方向の他端側に形成された貫通穴210に対してずれた位置に形成されている。各凹部211は、基準となる貫通穴210に対して蓋体21の長手方向でずれた位置に形成されており、本実施形態においては、基準となる貫通穴210よりも外側(長手方向の端縁側)に配置されている。
かかる凹部211は、蓋体21の外面に対して直交する方向から見て外形が多角形状に形成されている。本実施形態に係る凹部211は、蓋体21の外面に対して直交する方向から見て外形が六角形状に形成されており、内周面が連続する六つの平面部で構成されている。
本実施形態に係る電池1は、金属板をプレス成形することで蓋体21と凹部211とが一体成形されている。そして、プレス成形のし易さを考慮し、本実施形態に係る蓋体21は、アルミ合金で構成されており、ケース20においては、蓋体21の溶着(溶接)の観点から蓋体21と同種の金属で構成されている。このように、本実施形態において、蓋体21をプレス成形することで凹部211が形成されているため、蓋体21の内面側は凹部211に対応した位置が該凹部211の形状に対応して膨出している。
図1に戻り、前記端子構造体3a,3bは、正極用及び負極用があり、正極用の端子構造体3aは、蓋体21の長手方向の一端側に固定され、負極用の端子構造体3bは、蓋体21の長手方向の他端側に固定されている。
該正極用及び負極用の端子構造体3a,3bは、接続される電極の極性と電池外装体2に対する配置とが異なるだけで、同一構成になっている。各端子構造体3a,3bは、図3(a)に示す如く、電極(正極用は正極の電極、負極用は負極の電極)に電気的に接続されて電池外装体2の内部に配置された集電体30と、外部端子31aが取り付けられて電池外装体2の外部に配置された接続杆32と、接続杆32と電池外装体2との間に介装された絶縁パッキン34とを備えている。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る端子構造体3a,3bは、ケース20内の電極に電気的に接続されるとともに、蓋体21の内面側に配置された集電体30と、外部端子31aが取り付けられ、蓋体21の外側に配置された接続杆32と、集電体30と接続杆32とを電気的に接続しつつ前記蓋体21に固定するリベット33と、接続杆32と蓋体21との間に介装される絶縁パッキン(以下、外側絶縁パッキンという)34と、集電体30と蓋体21との間に介装される絶縁パッキン(以下、内側絶縁パッキンという)35と、リベット33と蓋体21との間に介装される絶縁パッキン(以下、環状絶縁パッキンという)36とを備えている。
前記集電体30は、ケース20の内壁面に沿って配置され、ケース20内の電極に対して電気的に接続される電極接続部300と、該電極接続部300の上端部に電気的に接続され、蓋体21の内面に沿うように(平行又は略平行をなすように)配置された連結部301とを備えている。該集電体30は、導電性を有する金属材料で構成されており、本実施形態においては、電極接続部300及び連結部301が一体的に形成されている。本実施形態に係る連結部301は、帯板状に形成されており、長手方向の一端が電極接続部300に接続され、長手方向の他端部にリベット33を挿通させるための穴(以下、集電体リベット挿通穴という)302が貫設されている。該集電体リベット挿通穴302は、蓋体21の貫通穴210の配置に対応して形成されているが、該貫通穴210とは異なり、リベット33の外径と略同等の穴径(リベット33を挿通し得る最小限の穴径)に設定されている。
前記接続杆32は、平面視方形状の金属プレートで構成されている。本実施形態に係る接続杆32は、平面視長方形状をなしており、長手方向の一端部にリベット33を挿通させるための穴(以下、接続杆リベット挿通穴という)320が貫設されている。そして、該接続杆32は、長手方向の他端側に外部端子31aが取り付けられている。本実施形態に係る電池1は、軸状の雄ネジ部31aと、雄ネジ部31aの一端に連設されて該雄ネジ部31aよりも大径に設定された頭部31bとを有するボルト31を備えており、該ボルト31の雄ネジ部31aで外部端子が構成されている。
そのため、本実施形態に係る接続杆32は、リベット33の挿通位置(電池外装体2との連結位置)と異なる位置に外部端子31aを取り付けるべく、接続杆リベット挿通穴320の他、長手方向の他端部に別の穴(以下、ボルト挿通穴という)321が貫設されている。そして、該接続杆32は、ボルト31の雄ネジ部31aが蓋体21側からボルト挿通穴321に挿通されている。これにより、本実施形態に係る電池1は、ボルト31の雄ネジ部31aが接続杆32から外方に突出した外部端子として機能するようになっている。本実施形態に係るボルト31には、六角ボルトが作用されており、前記頭部31bが軸線方向から見て外形が六角形状をなしている。
前記外側絶縁パッキン34、環状絶縁パッキン36、及び内側絶縁パッキン35は、何れも電気絶縁性を有する樹脂で構成されている。そして、本実施形態に係る電池1(端子構造体3)は、外側絶縁パッキン34及び環状絶縁パッキン36が一体的に成型され、内側絶縁パッキン35が独立して成型されている。
前記外側絶縁パッキン34は、リベット33による電池外装体2に対する固定位置から離れた位置に、接続杆32がリベット33の軸線と交差する方向で接触可能な回転規制部(以下、この回転規制部を外側回転規制部という)340を備えている。具体的には、本実施形態に係る外側絶縁パッキン34は、蓋体21と接続杆32との間に配置される外側介装部341と、該外側介装部341の外周縁部に沿って突出した外側回転規制部340とで構成されている。前記外側介装部341は、接続杆32の平面形状及びサイズに対応して形成されている。そして、本実施形態に係る電池1は、接続杆32が平面視方形状(長方形状)に形成されているため、外側介装部341も平面視方形状(長方形状)に形成されている。そのため、外側回転規制部340は、接続杆32(外側介装部341)の外周形状に即して方形状の枠を形成している。
そして、外側絶縁パッキン34(外側介装部341)は、接続杆リベット挿通穴320と対応した位置に、リベット33を挿通させるための穴(以下、第一リベット挿通穴という)342が貫設されている。また、該外側絶縁パッキン34は、蓋体21の外面と対向する面に、蓋体21の凹部211に嵌合する凸部343が形成されている。
本実施形態に係る端子構造体3a,3bは、接続杆32のボルト挿通穴321に挿通させたボルト31の雄ネジ部31aで外部端子31aを構成しているため、ボルト31の頭部31bが接続杆32の蓋体21側に存在する。そのため、前記外側絶縁パッキン34(外側介装部341)は、接続杆32と対向する面上にボルト31の頭部31bを収容するための窪み(以下、ボルト収容凹部という)344が形成されている。該ボルト収容凹部344は、ボルト挿通穴321と同心になるように形成されている。
かかるボルト収容凹部344は、蓋体21の外面と対向する対向面と直交する方向(頭部31bの収容されたボルト31の軸線方向)から見て外形が多角形状に形成されている。本実施形態に係るボルト収容凹部344は、ボルト31の頭部31bの外形に対応するように、蓋体21の外面と対向する対向面と直交する方向から見て外形が六角形状に形成されている。これにより、ボルト収容凹部344は、内周面が連続する六つの平面部で構成されている。そして、本実施形態に係るボルト収容凹部344は、内周面を構成する各平面部に対してボルト31の頭部31bの外周面を構成する各平面部が接触又は略接触した状態で該頭部31bを収容できるように形成されている。これにより、該ボルト収容凹部344は、ボルト31が軸線周りで回転することを規制できるようになっている。
本実施形態に係る外側絶縁パッキン34(外側介装部341)は、上述の如く、蓋体21の外面に凸部343が形成されている。すなわち、本実施形態に係る外側絶縁パッキン34は、ボルト収容凹部344の形成された面の反対側の面に対して前記凹部211に嵌合する凸部343が形成されている。かかる凸部343は、該外側絶縁パッキン34の蓋体21と対向する面(平面)と直交する方向から見て外形が多角形状に形成される。本実施形態に係る凸部343は、凹部211の形状に対応するように、蓋体21と対向する面(平面)と直交する方向から見て外形が六角形状に形成されている。これにより、凸部343は、外周面が連続する六つの平面部で構成されている。
そして、該凸部343は、外周面を構成する各平面部が凹部211の内周面を構成する各平面部に接触又は略接触した状態で該凹部211に嵌合するようになっている。本実施形態に係る外側絶縁パッキン34(外側介装部341)は、ボルト収容凹部344の裏側が膨出しており、該膨出した部分が蓋体21の凹部211に嵌合する凸部343として機能するようになっている。なお、外側絶縁パッキン34は、図3(b)に示す如く、第一リベット挿通穴342及びボルト収容凹部344が形成されている領域以外は、両面が蓋体21と接続杆32とに密接した状態になっている。
前記環状絶縁パッキン36は、図3(a)に示す如く、円環状(筒状)をなしており、リベット33を挿通させるための穴(以下、第二リベット挿通穴という)360が貫設されている。そして、環状絶縁パッキン36は、第二リベット挿通穴360の穴径(内径)がリベット33の外径と略同一に設定され、外径が蓋体21の貫通穴210の穴径(内径)と略同一に設定されている。該環状絶縁パッキン36は、第二リベット挿通穴360が第一リベット挿通穴342と同心をなすように配置され、軸線方向の一端が外側絶縁パッキン34に接続されている。
前記内側絶縁パッキン35は、外周縁部に集電体30の連結部301の外周を取り囲む内側回転規制部350が形成されている。すなわち、内側絶縁パッキン35は、蓋体21と集電体30の連結部301との間に配置される内側介装部351と、該内側介装部351の外周縁部に沿って突出した内側回転規制部350とで構成されている。前記内側介装部351は、集電体30の連結部301の平面形状及びサイズに対応して形成されている。本実施形態に係る電池1は、集電体30の連結部301が平面視方形状(長方形状)に形成されているため、内側介装部351も平面視方形状(長方形状)に形成されている。そのため、内側回転規制部350は、内側介装部351の外周形状に即して方形状の枠を形成している。
そして、内側絶縁パッキン35(内側介装部351)には、集電体30の連結部301の集電体リベット挿通穴302に対応した位置に、リベット33を挿通させるための穴(以下、第三リベット挿通穴という)352が貫設されている。
本実施形態に係る電池1は、蓋体21の外面に凹部211を形成するに当り、蓋体21の内面の一部が膨出しているため、内側絶縁パッキン35(内側介装部351)は、蓋体21と対向する面側において、蓋体21の内面形状に沿った形状に形成されている。なお、内側絶縁パッキン35は、図3(b)に示す如く、第三リベット挿通穴352が形成されている領域以外は、両面が蓋体21と集電体30(連結部301)とに密接した状態になっている。
そして、本実施形態に係る電池1は、図3(a)に示す如く、環状絶縁パッキン36が蓋体21の貫通穴210に嵌入された状態で蓋体21の外面上に外側絶縁パッキン34が重ねられた上で該外側絶縁パッキン34に接続杆32が重ねられる一方、蓋体21の内面上に内側絶縁パッキン35が重ねられた上で該内側絶縁パッキン35に集電体30(連結部301)が重ねられている。
これにより、外側から内側に向けて接続杆リベット挿通穴320、第一リベット挿通穴342、第二リベット挿通穴360、第三リベット挿通穴352、集電体リベット挿通穴302が連なって連続した穴(以下、リベット挿通穴という)5が形成され、該リベット挿通穴5に軸状のリベット33が挿通されている。かかるリベット33は、リベット挿通穴5に挿通した状態で、一端部が接続杆32から外方に向けて延出するとともに、他端部が集電体30(連結部301)から電池外装体2の内部に向けて延出しており、両端部がかしめられている。
これにより、外側絶縁パッキン34、環状絶縁パッキン36、及び内側絶縁パッキン35に対してリベット33の軸線方向の圧縮力を作用させつつ、接続杆32及び集電体30(連結部301)が蓋体21の所定位置に固定されている。このように、本実施形態に係る電池1は、接続杆32を介して外部端子31aが集電体30に対して電気的に接続されているため、集電体30及び接続杆32との接続位置(リベット33による連結位置)に対し、接続杆32に対する外部端子31aの取付位置(ボルト31の挿通位置)が異なった位置(ずれた位置)になっており、外部端子31aが電池外装体2の形状、サイズに見合った適正な配置になっている。
本実施形態に係る電池1は、以上の構成からなり、例えば、図4に示す如く、複数並列に配置され、隣り合う電池1の端子構造体3a,3b(外部端子31a)同士が接続対象物としてのバスバーBを介して直列に接続される。なお、図示しないが、電流の流れ方向の最上流及び最下流の電池1の外部端子31aの一方は、負荷に対して電気的に接続されたケーブル(接続対象物)が接続される。
このように、外部端子31aに対してバスバーBを接続する際、外部端子31aに何らかの外力が作用し、該外力が接続杆32及び外側絶縁パッキン34に対するリベット33回りの回転力として作用する。本実施形態に係る電池1は、外部端子31aをボルト31の雄ネジ部31aで構成し、該雄ネジ部31aに螺合させたナットNと接続杆32との間にバスバーBを配置した上でナットNを締め付けることで、外部端子31aにバスバーBを接続するようにしているため、ナットNに対する締め付け力が接続杆32を介して外側絶縁パッキン34に対するリベット33回りの大きな回転力として作用することになる。
しかしながら、本実施形態に係る電池1は、図3(a)に示す如く、蓋体21の外面に形成された凹部211に外側絶縁パッキン34の凸部343が嵌合しているため、外側絶縁パッキン34に対してリベット33回りの回転力が作用したときに、凹部211の内周面と凸部343の外周面とが接触し、該外側絶縁パッキン34の回転が阻止されることになる。特に、本実施形態に係る電池1は、凹部211が蓋体21に対して一体的に形成され、凸部343が外側絶縁パッキン34に対して一体的に形成されているため、従来のように別部材が脱落するといった事態が発生せず、外側絶縁パッキン34の回転が確実に阻止されることになる。
また、上述の如く、ナットNを締め付ける際に、ナットNに対する締め付け力が接続杆32に対するリベット33回りの大きな回転力として作用することになるが、本実施形態に係る電池1は、外側絶縁パッキン34が接続杆32を包囲する外側回転規制部340を備えているため、接続杆32がリベット33回りで回転しようとしたときに、外側回転規制部340が接続杆32と干渉して該接続杆32の回転が規制される。これにより、本実施形態に係る電池1は、接続杆32を適正な位置で維持させることができ、これによって接続杆32と電池1,1同士を電気的に接続するバスバーBとの接触状態を適正な状態で維持させることができる。
具体的に説明すると、この種の電池1は、通常、電池1,1同士を電気的に接続するバスバーBを外部端子31aに接続した状態で、バスバーBが接続杆32と面接触した状態になって必要な導通面積(接続杆32とバスバーBとの接触面積)が確保されるようになっているが、外力の作用で接続杆32がリベット33を中心にして回転すると、バスバーBも接続杆32の回転に追従するように外部端子31aを中心にして回転し、接続杆32とバスバーBとの相対的な位置変更で互いに接触する接触面積が減少して導通状態が悪くなることがある。これに対し、本実施形態に係る電池1は、上述の如く、凹部211に対する凸部343の嵌合によってリベット33回りでの回転が阻止された外側絶縁パッキン34が外側回転規制部340を備えているため、接続杆32がリベット33を中心に回転しようとすると、該接続杆32が外側回転規制部340に接触して該接続杆32の回転が規制される。これにより、上記構成の電池1は、接続杆32におけるリベット33回りの回転を規制して接続杆32とバスバーBとの接触状態を適正な状態で維持させることができ、接続杆32とバスバーBとの電気的な接続が良好な状態で維持されることになる。
また、上述の如く、ナットNを締め付ける際、ボルト31(外部端子31a)を中心とする回転力が作用することがあるが、本実施形態に係る電池1は、前記凹部211及び凸部343が外側絶縁パッキン34の蓋体21と対向する対向面と直交する方向から見て多角形状に形成され、凹部211の内周面上にある平面部と凸部343の外周面上にある平面部とが接触又は略接触するように前記凹部211に凸部343が嵌合されているため、外側絶縁パッキン34に対して外部端子31aを中心とする回転力が作用すると、該回転力が凹部211の内周面上にある平面部との凸部343の外周面上にある平面部との間で伝達され、蓋体21に設けられた凹部211の平面部が回転力に対して対抗することになる。これにより、本実施形態に係る電池1は、外側絶縁パッキン34に作用する回転力がリベット33側に伝わることを抑制することができ、外側絶縁パッキン34がリベット33の挿通された部分近傍で破損することが防止される。
そして、本実施形態に係る電池1は、外部端子31aが接続杆32に挿通されたボルト31の雄ネジ部31aで構成され、外側絶縁パッキン34のボルト収容凹部344に前記ボルト31の頭部31bが収容されているため、絶縁パッキン34の回転を防止できる上に、リベット33及びその近傍での破損について防止することができる。
すなわち、通常の場合、外部端子31aをボルト31の雄ネジ部31aで構成すると、該ボルト31の頭部31bが外側絶縁パッキン34と接続杆32との間に介在し、外側絶縁パッキン34と接続杆32との間隔が広くなる結果、バスバーBを外部端子31aに接続するときの外力の作用でリベット33に対して曲げ作用(モーメント)生じ、該リベット33又は該リベット33と接続杆32との連結部301分、或いは、リベット33と集電体30との連結部301分を破損させる可能性が高くなる。
しかしながら、本実施形態に係る電池1は、ボルト31の頭部31bがボルト収容凹部344に収容され、該ボルト収容凹部344の反対側で膨出した凸部343が蓋体21の凹部211に嵌合されているため、接続杆32と絶縁パッキン34との間隔を最小限の間隔にすることができ、バスバーを外部端子31aに接続するときの外力の作用で生じるリベット33に対する曲げ作用を小さくすることができる。従って、本実施形態に係る電池1は、絶縁パッキン34の回転を防止できる上に、リベット33及びその近傍での破損について防止することができる。
以上のように、本実施形態に係る電池1は、電極を収容した電池外装体2と、電極に対して電気的に接続され、接続対象物を電池外装体2内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体3a,3bとを備え、前記端子構造体3a,3bは、電極に電気的に接続されて電池外装体2の内部に配置された集電体30と、外部端子31aが取り付けられて電池外装体2の外部に配置された接続杆32と、接続杆32と電池外装体2との間に介装された外側絶縁パッキン34とを備え、接続杆32における外部端子31aの取付位置と異なる位置が電池外装体2の所定位置に挿通したリベット33を介して電池外装体2に固定されるとともに集電体30に電気的に接続されているため、外部端子31aが電池外装体2の形態やサイズに見合った適正な位置に配置されることになり、該外部端子31aに対するバスバーBの接続を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る電池1は、電池外装体2の外面上に凹部211が形成され、外側絶縁パッキン34の電池外装体2の外面と対向する対向面上に、前記凹部211に嵌合する凸部343が形成されているため、外側絶縁パッキン34に対してリベット33回りの回転力が作用したときに、外側絶縁パッキン34の回転を阻止することができる。これにより、外側絶縁パッキン34に連設した環状絶縁パッキン36や、該環状絶縁パッキン36に圧接することになる内側絶縁パッキン35がリベット33回りで回転することも阻止することができる。
また、本実施形態に係る電池1は、外側絶縁パッキン34がリベット33による電池外装体2に対する固定位置から離れた位置に、リベット33の軸線と交差する方向で接続杆32が接触可能な外側回転規制部(回転規制部)340を備えているため、接続杆32におけるリベット33回りの回転を規制して接続杆32とバスバーBとの接触状態を適正な状態で維持させることができ、接続杆32とバスバーBとの電気的な接続を良好な状態で維持させることができる。
そして、本実施形態に係る電池1は、接続杆32に対して電池外装体2(蓋体21)の外面と対向する面側から挿通したボルト31の雄ネジ部31aで外部端子31aを構成し、外側絶縁パッキン34に形成したボルト収容凹部344にボルト31の頭部31bを収容するようにしているため、接続対象物を外部端子31aに接続するときの外力でリベット33に生じる曲げ作用(モーメント)を小さくすることができ、リベット33及びその近傍での破損を防止することができる。
そして、本実施形態に係る電池1は、前記凹部211及び凸部343の外形が多角形状(六角形状)に形成され、凹部211の内周面上にある平面部と凸部343の外周面上にある平面部とが接触又は略接触するように前記凹部211に凸部343が嵌合されているため、外側絶縁パッキン34に作用する回転力がリベット33側に伝わることを抑制することができ、リベット33の挿通された部分近傍で外側絶縁パッキン34が破損することを防止することができる。
また、本実施形態に係る電池1は、蓋体21と凹部211とが一体的に成形されているため、製作時の部品点数を削減できる上に、別体のものを蓋体21に取り付けて凹部211を形成した場合に比して強度的に優れたものになる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加え得ることは勿論のことである。
例えば、上記実施形態において、電池1としてリチウムイオン二次電池を一例に説明したが、これに限定されるものではなく、その他の二次電池等の電池であっても勿論よい。また、上記実施形態において、外部端子31aに対して接続する接続対象物としてバスバーBを一例に挙げたが、接続対象物は、これに限定されるものではなく、例えば、負荷に接続されるケーブルの端部に取り付けられた接続端子であっても勿論よい。
上記実施形態において、接続杆32に挿通したボルト31の雄ネジ部31aで外部端子31aを構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、接続杆32にネジ棒(雄ネジ部31a材)を溶接し、該ネジ棒で外部端子31aを構成してもよい。この場合、連結杆の蓋体21側にボルト31の頭部31bが存在しないため、外側絶縁パッキン34にボルト収容凹部344を設ける必要はない。また、外部端子31aは、雄ネジ(ナットNを螺合させるもの)に限定されるものではなく、例えば、接続対象物が接続用のクランプ手段等を備えている場合には、外部端子31aを軸状に形成してもよい。
また、上記実施形態において、ボルト31の雄ネジ部31aで外部端子31aを構成し、外側絶縁パッキン34にボルト収容凹部344を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、外側絶縁パッキン34にボルト収容凹部344を形成せずに、ボルト31の頭部31bを接続杆32と外側絶縁パッキン34との間に介設するようにしてもよい。
この場合、リベット33側においても接続杆32と外側絶縁パッキン34との間に間隙が形成されることになるため、接続杆32と外側絶縁パッキン34との間隔を維持させるべく、接続杆32と外側絶縁パッキン34との間に、スペーサー(リベット33に外嵌可能なスペーサー)を介設したり、リベット33の一部を大径に形成したりしてもよい。従って、リベット33は、全長に亘って外径が一定のものに限定されるものではなく、段付き軸状のものであってもよい。
上記実施形態において、リベット挿通穴5に挿通した軸状のリベット33の両端部をかしめることで、接続杆32、蓋体21(電池外装体2)、絶縁パッキン34,35,36、及び集電体30を一体的に連結(締結)したが、これに限定されるものではなく、例えば、リベット33の一端を接続杆32又は集電体30に溶接等で連結し、該リベット33の他端部のみをかしめ、接続杆32、蓋体21(電池外装体2)、絶縁パッキン34、35,36、及び集電体30を一体的に連結するようにしてもよい。この場合、リベット33の連結される接続杆32又は集電体30(連結部301)にリベット33を挿通させるための穴を設ける必要はないことは言うまでもない。
上記実施形態において、電池外装体2を構成する蓋体21に対して端子構造体3a,3bを取り付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ケース20に端子構造体3a,3bを取り付けるようにしてもよい。また、電池外装体2は、ケース20と蓋体21とで構成されたものではなく、例えば、二つ以上の部材(例えば、電池外装体2を二分割以上に分割した態様の部材)を連結し、これらを連結することで電極を密閉状態で収容できるものであってもよい。従って、端子構造体3a,3bは、電池外装体2の何れかの壁部(外壁)に取り付けられるものであればよい。
上記実施形態において、蓋体21の真っ直ぐな外面上に凹部211を形成したが、これに限定されるものでなく、例えば、図5(a)に示す如く、蓋体21の外面に膨出部215を形成し、該膨出部215の一部を内部側に窪ませて凹部211を形成してもよい。この場合においても、凹部211は凸部343が嵌入できるように形成されることは言うまでもない。
また、図5(b)に示す如く、蓋体21の一部を外側に膨出させて凸部343とし、外側絶縁パッキン34の蓋体21(電池外装体2)を向く面に凸部343が嵌合する凹部211を形成してもよい。すなわち、上記実施形態において、電池外装体2(蓋体21)に凹部211を形成し、外側絶縁パッキン34に凸部343を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、電池外装体2(蓋体21)に凸部343を形成し、外側絶縁パッキン34に凹部211を形成してもよい。なお、凹部211及び凸部343は、外側絶縁パッキン34の回転中心となり得るリベット33から離れた位置に形成されることは言うまでもない。
上記実施形態において、ボルト収容凹部344を形成することで外側絶縁パッキン34に形成される膨出した部分を凸部343とし、蓋体21をプレスして凹部211を形成(反対側が膨出するように凹部211を形成)したが、これに限定されるものではなく、例えば、図6(a)及び図6(b)に示す如く、凸部343を突起状に形成し、凹部211を窪みで構成するようにしてもよい。この場合においても、電池外装体2の外面上又は外側絶縁パッキン34の前記電池外装体2の外面と対向する対向面上の何れか一方に凹部211を形成し、電池外装体2の外面上又は外側絶縁パッキン34の前記電池外装体2の外面と対向する対向面上の何れか他方に凸部343を形成すればよい。
上記実施形態において、接続杆32に一つの凸部343を設け、これに対応する凹部211を一つ設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、凸部343を二つ以上設け、凹部211を凸部343に対応させて設けるようにしてもよい。
上記実施形態において、環状絶縁パッキン36を外側絶縁パッキン34と一体的に形成するのに対し、内側絶縁パッキン35を独立した構成として形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、環状絶縁パッキン36を内側絶縁パッキン35と一体的に形成し、外側絶縁パッキン34を独立した構成として形成してもよい。また、環状絶縁パッキン36を軸線方向で二分割に形成し、その一方を外側絶縁パッキン34と一体的に形成し、他方を内側絶縁パッキン35と一体的に形成するようにしてもよい。
上記実施形態において、凹部211を蓋体21に対して一体的に成型し、凸部343を外側絶縁パッキン34に対して一体的に成型したが、これに限定されるものではなく、例えば、凹部211又は凸部343は、蓋体21又は外側絶縁パッキン34に対して別部材として形成し、それを製造過程において蓋体21又は外側絶縁パッキン34に対して取り付けたものであってもよい。但し、製造過程における部品点数や完成後の強度を考慮すれば、上記実施形態と同様に、一体成型することが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、接続杆32のリベット33回りの回転を規制すべく、外側絶縁パッキン34に対して接続杆32の外周を包囲する枠状の外側回転規制部340を設けたが、これに限定されるものではなく、接続杆32のリベット33回りの回転を規制する回転規制部340は、接続杆32がリベット33回りで回転しようとしたときに該接続杆32が接触するように設ければよい。すなわち、回転規制部340は、接続杆32に対して部分的に接触するように、接続杆32の外周の一部と対向するように設けてもよい。
上記実施形態において、外側絶縁パッキン34を外側介装部341と外側回転規制部340とで構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、外側絶縁パッキン34を外側介装部341のみで構成してもよい。また、内側絶縁パッキン35についても内側介装部351のみで構成してもよい。但し、接続杆32と接続対象物Bとの電気的な接続を良好な状態で維持させ、また、確実な電気絶縁を図るには、上記実施形態と同様に外側回転規制部340や内側回転規制部350を設けることが好ましいことは言うまでもない。
上記実施形態において、外部端子31aとなるボルト31に六角ボルトを採用するのに合わせて、ボルト収容凹部344の外形をボルト31の頭部31bに対応させて六角形状に形成することで、該ボルト収容凹部344の内周面上の平面部でボルト31の回り止めを達成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ボルト31の頭部31bを三角形状や四角形状の多角形状に形成し、これに合わせてボルト収容凹部344の外形をボルト31の頭部31bの外形を三角形状や四角形状等の高く形状に形成し、頭部31bの外周面上の平面部とボルト収容凹部344の内周面上の平面部とが接触又は略接触するようにボルト31の頭部31bをボルト収容凹部344内に収容するようにしてもよい。このようにすることで、上記実施形態と同様にボルト31の回り止めを達成することができる。
上記実施形態において、外部端子31aとなるボルト31に六角ボルトを採用し、ボルト収容凹部344の外形をボルト31の頭部31bに対応させて六角形状に形成し、該ボルト収容凹部344の内周面上の平面部でボルト31の回り止めを達成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ボルト収容凹部344は、ボルト31の頭部31bが内部で回転できる形状やサイズに設定したものであってもよい。この場合、例えば、ボルト31の頭部31bの接続杆32と対向する面に滑り止めを施したり、頭部31bと接続杆32との間に座金を介装したりすることでボルト31の回り止めを施すことができる。
上記実施形態において、凹部211及び凸部343の外形を六角形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、凹部211及び凸部343の外形を円形状に形成したり、六角形状以外の多角形状に形成したりしてもよい。なお、外側絶縁パッキン34のリベット33の挿通された部分近傍での破損を防止するには、外部端子31a(ボルト31)を中止として作用する回転力をリベット33側で作用させないことが好ましい。すなわち、凹部211及び凸部343を多角形状に形成し、凹部211の内周面上の平面部と凸部343の外周面上の平面部とを接触又は略接触させた状態で、凹部211に凸部343を嵌合させることが好ましい。このようにすることで、外部端子31aを中心として作用する回転力に対して蓋体21に形成された凹部211又は凸部343を画定する平面部が対抗することになるため、リベット33が外側絶縁パッキン34に作用する回転力に対抗することを抑制することができる。これにより、外側絶縁パッキン34のリベット33近傍の部分に対してリベット33からの反力(回転力に対抗する力)が作用するのを抑制又はなくすことができ、当該部分で外側絶縁パッキン34が破損することを抑制することができる。
1…電池、2…電池外装体、3a,3b…端子構造体、5…リベット挿通穴(貫通した穴)、20…ケース、21…蓋体、30…集電体、31…ボルト、31a…外部端子(雄ネジ部)、31b…頭部、32…接続杆、33…リベット、34…外側絶縁パッキン(絶縁パッキン)、35…内側絶縁パッキン(絶縁パッキン)、36…環状絶縁パッキン(絶縁パッキン)、210…貫通穴、211…凹部、215…膨出部、300…電極接続部、301…連結部、302…集電体リベット挿通穴(貫通した穴)、320…接続杆リベット挿通穴(貫通した穴)、321…ボルト挿通穴(貫通した穴)、340…外側回転規制部、341…外側介装部、342…第一リベット挿通穴(貫通した穴)、343…凸部、344…ボルト収容凹部、350…内側回転規制部、351…内側介装部、352…第三リベット挿通穴(貫通した穴)、360…第二リベット挿通穴(貫通した穴)、B…バスバー(接続対象物)

Claims (5)

  1. 電極を収容した電池外装体と、接続対象物を電池外装体内の電極に対して電気的に接続するための端子構造体とを備え、前記端子構造体は、電極に電気的に接続されて電池外装体の内部に配置された集電体と、外部端子が取り付けられて電池外装体の外部に配置された接続杆と、接続杆と電池外装体との間に介装された絶縁パッキンとを備え、接続杆における外部端子の取付位置と異なる位置が電池外装体に挿通したリベットを介して電池外装体に固定されるとともに集電体に電気的に接続された電池において、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか一方には、凹部が形成され、電池外装体の外面上又は絶縁パッキンの前記電池外装体の外面と対向する対向面上の何れか他方には、前記凹部に嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする電池。
  2. 前記絶縁パッキンは、リベットによる電池外装体に対する固定位置から離れた位置に、リベットの軸線と交差する方向で接続杆が接触可能な回転規制部を備えている請求項1に記載の電池。
  3. 前記外部端子は、接続杆に対して電池外装体の外面と対向する面側から挿通されたボルトの雄ネジ部で構成され、前記絶縁パッキンは、前記ボルトの頭を収容するボルト収容凹部が形成されるとともに該ボルト収容凹部の反対側が膨出して前記凸部が形成され、前記電池外装体の外面に前記凸部が嵌合する凹部が形成されている請求項1又は2に記載の電池。
  4. 前記凹部及び凸部は、前記対向面と直交する方向から見て外形が多角形状に形成され、凹部の内周面上にある平面部と凸部の外周面上にある平面部とが接触又は略接触するように前記凹部に凸部が嵌合されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の電池。
  5. 前記電池外装体は、前記凹部又は凸部が一体的に成形されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の電池。
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