JP2011216055A - 文書管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】イベント会場において、来場者に対し、必要時に必要な資料を過不足無く配布することが可能な文書管理システムを提供する。
【解決手段】会場来場者に配布する、配布元が異なる複数の配布文書データを管理する文書管理システムであって、前記複数の配布文書データを記憶し、来場者から配布文書データに係る配布文書の取得希望の登録を配布元毎に受付け、来場者からの出力要求に基づいて(S1001)、当該来場者の前記登録に係る配布文書データを読出し、当該配布文書データに基づく画像を形成し、配布文書として出力し、各来場者についての前記登録の履歴の有無及び当該登録に係る配布文書の出力履歴の有無を配布元毎に管理し、出力要求した来場者について、登録履歴がある配布文書の内(S1003:YES)、前記出力履歴がない(S1007:YES又はS1009:YES)配布文書を出力し、前記出力履歴がない配布文書の出力を抑止する(S1008又はS1010)。
【選択図】図10
【解決手段】会場来場者に配布する、配布元が異なる複数の配布文書データを管理する文書管理システムであって、前記複数の配布文書データを記憶し、来場者から配布文書データに係る配布文書の取得希望の登録を配布元毎に受付け、来場者からの出力要求に基づいて(S1001)、当該来場者の前記登録に係る配布文書データを読出し、当該配布文書データに基づく画像を形成し、配布文書として出力し、各来場者についての前記登録の履歴の有無及び当該登録に係る配布文書の出力履歴の有無を配布元毎に管理し、出力要求した来場者について、登録履歴がある配布文書の内(S1003:YES)、前記出力履歴がない(S1007:YES又はS1009:YES)配布文書を出力し、前記出力履歴がない配布文書の出力を抑止する(S1008又はS1010)。
【選択図】図10
Description
本発明は、複数の企業や学校等が出展する展示会や合同説明会等のイベント会場において、来場者に配布する配布文書の出力を管理する文書管理システムに関する。
複数の企業や学校等が出展する展示会や合同説明会等のイベント会場では、イベントに関する種々の配布文書が、出展者から来場者に対して配布されるのが一般的である。このような配布文書の配布を行う場合には、各出展者は、予めイベントへの来場者数を予想し、予想人数分を充分カバーできる数の配布文書を準備した上で、イベント会場において来場者に対し、準備した配布文書を無差別に配布することが多い。
このような配布文書の配布方法では、来場者は、必要以上にたくさんの配布文書を各出展者から受取ることになる。その結果、来場者は、大量の配布文書を抱えながら、会場を見学して回らなければならなくなり、来場者にとってかえって不便が生じてしまうことになる。
上記のような来場者の不便を解消する技術として、特許文献1には、展示会場における各ブースの展示品等に関する資料の配信を希望する各ユーザの配信希望を記録している資料ファイルと、出展者毎に展示品等に関する情報を示すデータを記録したHTMLファイルとを一括管理し、これら一括管理された各ファイルをデータセンターのデータベースに格納し、ユーザが後日、自宅や職場のコンピュータを用いてデータセンターにアクセスすることにより、希望するブース毎の展示品等に関する資料を示す画像をネットワーク上で閲覧できるようにした資料配信システムが開示されている。
上記のような来場者の不便を解消する技術として、特許文献1には、展示会場における各ブースの展示品等に関する資料の配信を希望する各ユーザの配信希望を記録している資料ファイルと、出展者毎に展示品等に関する情報を示すデータを記録したHTMLファイルとを一括管理し、これら一括管理された各ファイルをデータセンターのデータベースに格納し、ユーザが後日、自宅や職場のコンピュータを用いてデータセンターにアクセスすることにより、希望するブース毎の展示品等に関する資料を示す画像をネットワーク上で閲覧できるようにした資料配信システムが開示されている。
これにより、ユーザーは、展示会場の資料を一切持ち帰る必要が無く、後日希望する出展者の出展品等に関する配信情報をネットワーク上で閲覧することが出来る。
しかしながら、上記の資料配信システムでは、ユーザがイベント会場に滞在しているときに展示品等に関する資料を見たい場合に当該資料を即座にみることができず、かえって不便に感じる場合が生じ得る。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、イベント会場において来場者に対し、必要時に必要な資料を過不足無く配布することが可能な文書管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、イベント会場において来場者に対し、必要時に必要な資料を過不足無く配布することが可能な文書管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る文書管理システムは、会場来場者に配布する、配布元が異なる複数の配布文書データを管理する文書管理システムであって、前記複数の配布文書データを記憶している記憶手段と、各来場者から配布文書データに係る配布文書の取得希望の登録を配布元毎に受付ける受付手段と、来場者からの出力要求に基づいて当該来場者の前記登録に係る配布文書データを前記記憶手段から読出し、当該配布文書データに基づく画像を形成し、配布文書として出力する文書出力手段と、各来場者についての前記登録の履歴の有無及び当該登録に係る配布文書の出力履歴の有無を配布元毎に管理する管理手段と、を備え、前記文書出力手段は、出力要求した来場者について、前記登録履歴が有る配布文書の内、前記出力履歴が無い配布文書を出力し、前記出力履歴がある配布文書の出力を抑止することとすることができる。
上記構成を備えることにより、来場者が取得希望の登録をした配布元の配布文書データに係る配布文書を出力したい場合に、文書出力手段に対し、出力要求することにより、当該情報を即座に出力させることができる。さらに、既に出力済みの配布文書データについては、繰り返し出力されないようにすることができるので、必要以上に配布文書が出力されるのを有効に防止することができる。
ここで、前記文書出力手段は、前記登録履歴がある配布元が複数ある場合に、複数の前記配布元に対する選択肢を提示する提示手段と、前記出力履歴の無い配布文書の内、提示した選択肢から選択された配布元に係る配布文書を出力し、非選択の配布元に係る配布文書の出力を抑止する出力制御手段と、を有することとしてもよい。
これにより、取得希望の登録をした配布元が複数有る場合に、配布文書の出力を希望する配布元を来場者が自由に選択することができるので、来場者は、その時点において必要な配布元に係る配布文書のみを効率よく出力させることができる。
これにより、取得希望の登録をした配布元が複数有る場合に、配布文書の出力を希望する配布元を来場者が自由に選択することができるので、来場者は、その時点において必要な配布元に係る配布文書のみを効率よく出力させることができる。
ここで、前記提示手段は、選択された配布元に係る配布文書が複数有る場合には、さらに複数の前記配布文書に対する選択肢を提示し、前記出力制御手段は、前記出力履歴の無い配布文書の内、前記複数の配布文書から選択された配布文書を出力し、非選択の配布文書の出力を抑止することとしてもよい。
これにより、選択した配布元に係る配布文書が複数有る場合には、その時点において必要な配布文書のみを効率よく出力させることができる。
これにより、選択した配布元に係る配布文書が複数有る場合には、その時点において必要な配布文書のみを効率よく出力させることができる。
ここで、配布元の配布文書データには、さらに配布可能時期が定められた時期制限付配布文書データが含まれ、前記文書出力手段は、前記登録履歴が有り、かつ、前記出力履歴が無い配布文書の内、時期制限付配布文書データに係る配布文書については、来場者から出力要求があった時が、当該時期制限付配布文書データについて定められている配布可能時期に該当する場合に限り、当該時期制限付配布文書データに係る配布文書を出力することとしてもよい。
これにより、来場者に特定の時期に集中的に出力させた方が、無駄なく、効率的に出力させることができる配布文書(例えば、特定の時間帯に開催される製品説明会の資料)については、配布可能時期に限定して集中的に出力させることができる。このため、来場者は、適切なタイミングで当該配布文書を出力させることができ、配布元は、不必要なタイミングで当該配布文書が出力されて、出力された配布文書が無駄に浪費されるのを有効に防止することができる。
ここで、前記時期制限付配布文書データには、さらに当該時期制限付配布文書データに係る配布文書について配布が可能な総数の上限が定められ、
前記文書出力手段は、前記時期制限付配布文書データについては、さらに、現時点までに出力により配布された当該時期制限付配布文書データに係る配布文書の総数が前記上限に達していない場合に限り、当該時期制限付配布文書データに係る配布文書を出力することとしてもよい。
前記文書出力手段は、前記時期制限付配布文書データについては、さらに、現時点までに出力により配布された当該時期制限付配布文書データに係る配布文書の総数が前記上限に達していない場合に限り、当該時期制限付配布文書データに係る配布文書を出力することとしてもよい。
これにより、配布文書の配布総数が上限を超えないように制限することができる。その結果、例えば、配布文書が製品説明会の資料であるような場合に、当該説明会の会場において収容可能な人数分に相当する分だけ、配布文書が出力されるように制御することができるので、製品説明会の開催中に収容人数を超える来場者が会場に来場し、会場が混雑しないように製品説明会への参加者の人数を適切に調製することができる。又、当該配布文書が、あまり広範囲に流通させたくない情報を含んでいる場合には、流通範囲を適宜制限することができる。
ここで、前記文書出力手段は、前記登録履歴のある配布文書の出力要求した来場者について、当該配布文書の出力履歴がある場合に、当該配布文書について、出力するか否かの選択を受付ける選択受付手段と、出力する旨の選択を受付けた場合に限り、当該配布文書についての出力抑止を解除し、当該配布文書を出力する出力制御手段と、を有することとしてもよい。
これにより、来場者が出力履歴のある配布文書の再出力を選択した場合には、当該配布文書が再出力されるので、来場者が出力された配布文書をなくした場合や出力された配布文書に不備があった場合等に、当該来場者に不便が生じないようにすることができ、来場者の利便性を向上させることができる。
ここで、前記出力履歴がある配布文書を出力した回数を記憶している回数記憶手段を備え、前記選択受付手段は、現時点までに前記出力履歴がある配布文書を出力した回数が閾値に達している場合には、前記選択の受付を抑止することとしてもよい。
ここで、前記出力履歴がある配布文書を出力した回数を記憶している回数記憶手段を備え、前記選択受付手段は、現時点までに前記出力履歴がある配布文書を出力した回数が閾値に達している場合には、前記選択の受付を抑止することとしてもよい。
これにより、来場者が出力履歴のある配布文書を出力できる回数が制限されるので、来場者が不必要に出力履歴のある配布文書を無制限に何回も繰り返し出力する行為を有効に防止することができる。
ここで、配布元の配布文書データには、さらに特定の来場者を配布対象者とする対象者限定配布文書データが含まれ、特定の前記来場者を記憶する特定来場者記憶手段を備え、前記文書出力手段は、来場者から出力要求があった場合に、当該来場者が前記特定来場者記憶手段に記憶されている特定の来場者に該当するか否かを判定する来場者判定手段と、前記登録履歴が有り、かつ、前記出力履歴の無い配布文書の内、対象者限定配布文書データに係る配布文書については、前記出力要求をした来場者が特定の前記来場者に該当する場合に限り、当該対象者限定配布文書データに係る配布文書を出力する出力制御手段と、を有することとしてもよい。
ここで、配布元の配布文書データには、さらに特定の来場者を配布対象者とする対象者限定配布文書データが含まれ、特定の前記来場者を記憶する特定来場者記憶手段を備え、前記文書出力手段は、来場者から出力要求があった場合に、当該来場者が前記特定来場者記憶手段に記憶されている特定の来場者に該当するか否かを判定する来場者判定手段と、前記登録履歴が有り、かつ、前記出力履歴の無い配布文書の内、対象者限定配布文書データに係る配布文書については、前記出力要求をした来場者が特定の前記来場者に該当する場合に限り、当該対象者限定配布文書データに係る配布文書を出力する出力制御手段と、を有することとしてもよい。
これにより、特定の来場者を対象とする配布文書については、当該特定の来場者だけが、当該配布文書を出力できるように制御されるので、配布元は、特定の来場者(例えば、お得意様)が会場に来場したときに、当該特定の来場者向けの配布文書を、当該特定の来場者に限定して提供することができる。
ここで、前記記憶手段は、さらに、配布対象者に制限が無く、前記登録履歴の有無に関らず出力可能な無制限配布文書データを記憶し、前記文書出力装置は、来場者から出力要求があり、当該来場者について前記登録履歴がない場合に、前記無制限配布文書データに係る配布文書を出力することとしてもよい。
ここで、前記記憶手段は、さらに、配布対象者に制限が無く、前記登録履歴の有無に関らず出力可能な無制限配布文書データを記憶し、前記文書出力装置は、来場者から出力要求があり、当該来場者について前記登録履歴がない場合に、前記無制限配布文書データに係る配布文書を出力することとしてもよい。
これにより、会場に来場したばかりで、まだ取得希望の登録をしていない来場者に対し、展示ブースの出展者リストや、イベント会場の総合案内図等、配布対象者に制限がなく、来場直後の来場者にとって必要性が高い、会場に関する一般情報を、必要時に適切に提供することができる。
(実施の形態)
・ 文書管理システムの構成
図1は、本実施の形態に係る文書管理システム100の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本文書管理システム100は、各出展者の展示ブースに配置されるパーソナルコンピュータ(以下、「展示ブースPC」という。)1a〜1hと、各展示ブースPCに接続されているカードリーダ2a〜2hと、イベント会場の受付に配置されているパーソナルコンピュータ(以下、「受付PC」という。)3と、コピー機能やプリンタ機能、スキャン機能などの複数の機能を備えた複合機(Multi Function Peripherals)(以下、「MFP」という。)4と、文書管理サーバ5とから構成される。
・ 文書管理システムの構成
図1は、本実施の形態に係る文書管理システム100の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本文書管理システム100は、各出展者の展示ブースに配置されるパーソナルコンピュータ(以下、「展示ブースPC」という。)1a〜1hと、各展示ブースPCに接続されているカードリーダ2a〜2hと、イベント会場の受付に配置されているパーソナルコンピュータ(以下、「受付PC」という。)3と、コピー機能やプリンタ機能、スキャン機能などの複数の機能を備えた複合機(Multi Function Peripherals)(以下、「MFP」という。)4と、文書管理サーバ5とから構成される。
展示ブースPC1a〜1hと受付PC3とMFP4と文書管理サーバ5は、LAN(Local Area Network)6で接続されており、ネットワーク通信プログラムにより相互にデータの送受信を行うことができるように構成されている。
図2は、イベント会場の一例を示す図である。同図に示すように、イベント会場の入口200の近くには、受付30が設けられ、来場者は、受付30で、氏名、所属、電話番号、電子メールアドレス、住所等のエントリー情報を、所定の用紙に記入し、IDカードを受取る。
図2は、イベント会場の一例を示す図である。同図に示すように、イベント会場の入口200の近くには、受付30が設けられ、来場者は、受付30で、氏名、所属、電話番号、電子メールアドレス、住所等のエントリー情報を、所定の用紙に記入し、IDカードを受取る。
IDカードには、識別番号が記録されており、受付の担当者は、エントリー情報が記入された所定の用紙を来場者から受取ると、記入されたエントリー情報と、来場者に配布したIDカードの識別番号とを、受付PC3を用いて入力し、入力した情報を文書管理サーバ5に送信する。IDカードとしては、カードリーダ2a〜2h及びMFP4が備える後述するカードリーダに対応するICチップや磁気カードを用いることができる。
受付30の向かい側には、図示しないカードリーダ(後述する図3の符号46参照)を備えるMFP4が、配置されている。来場者は、受付30で配布されたIDカードをMFP4が備えるカードリーダに読取らせた後、MFP4の操作パネルから配布文書の出力指示を入力することにより、後述する文書出力処理が実行され、展示ブースに関する配布文書が出力される。
イベント会場内には、出展物を展示する展示ブースA〜Hが配置され、各展示ブース内には、展示ブースに関する配布文書の取得希望の登録を、来場者から受付けるためのカードリーダ(カードリーダ2a〜2h)と展示ブースPC(展示ブースPC1a〜1h)が設けられている。
IDカードに記録された識別番号を読取るカードリーダ(カードリーダ2a〜2h、MFP4が備えるカードリーダ)としては、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)リーダや磁気カードリーダを用いることができる。
IDカードに記録された識別番号を読取るカードリーダ(カードリーダ2a〜2h、MFP4が備えるカードリーダ)としては、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)リーダや磁気カードリーダを用いることができる。
展示ブースに来場した来場者が、当該展示ブースのカードリーダに、IDカードに記録された識別番号を読取らせることにより、当該展示ブースに関する配布文書の取得希望の登録が受付けられる。そして、カードリーダに接続されている展示ブースPCを介して、読取ったIDカードの識別番号と展示ブースの識別子とが文書管理サーバ5に送信され、文書管理サーバ5において、IDカードの識別番号と展示ブースの識別子とが対応付けられて記録され、取得希望が文書管理サーバ5に登録される。なお、展示ブースの識別子は、予め展示ブースPCに記憶されているものとする。
(2)MFPの構成
図3は、MFP4の構成を示すブロック図である。同図に示すように、MFP4は、画像プロセス部41、給紙部42、操作パネル43、制御部44、画像読取部45、カードリーダ46等を備える。画像プロセス部41は、制御部44から入力された画像データに基づき、給紙部42から供給される記録シートとしての用紙に画像を形成することにより、印刷処理を行う。
(2)MFPの構成
図3は、MFP4の構成を示すブロック図である。同図に示すように、MFP4は、画像プロセス部41、給紙部42、操作パネル43、制御部44、画像読取部45、カードリーダ46等を備える。画像プロセス部41は、制御部44から入力された画像データに基づき、給紙部42から供給される記録シートとしての用紙に画像を形成することにより、印刷処理を行う。
操作パネル43は、複数の入力キーと液晶表示部を備え、液晶表示部の表面にはタッチパネルが積層されている。タッチパネルからのタッチ入力又は入力キーからのキー入力により、ユーザからの指示を受取り、制御部44に通知する。画像読取部45は、スキャナーなどの画像入力装置から構成され、用紙等の記録シートに記載されている文字や図形などの情報を読取り、画像データを形成する。
カードリーダ46は、IDカードに記録された識別番号を読み取り、制御部44に出力する。制御部44は、主な構成要素として、CPU441、通信インターフェース(I/F)部442、ROM443、RAM444、印刷データ記憶部445などを備える。
通信I/F部442は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM443には、印刷処理を実行するために必要なプログラムのほか、後述する文書出力処理、出力履歴更新処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAM444は、CPU441のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。印刷データ記憶部445は、通信I/F部442や画像読取部45を介して入力され、CPU441によりビットマップデータに展開された印刷用の画像データを記憶している。
通信I/F部442は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM443には、印刷処理を実行するために必要なプログラムのほか、後述する文書出力処理、出力履歴更新処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAM444は、CPU441のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。印刷データ記憶部445は、通信I/F部442や画像読取部45を介して入力され、CPU441によりビットマップデータに展開された印刷用の画像データを記憶している。
CPU441は、ROM443から必要な制御プログラムを読出し、画像プロセス部41、給紙部42、画像読取部45などを制御し、印刷処理の動作を円滑に実行させるとともに、後述する文書出力処理、出力履歴更新処理の動作の実行を制御する。
(3)文書管理サーバ5の構成
図4は、文書管理サーバ5の構成を示すブロック図である。同図に示すように、文書管理サーバ5は、主な構成要素としてCPU51、通信インターフェース(I/F)部52、ROM53、RAM54、文書管理情報記憶部55、文書出力履歴情報記憶部56、配布時間帯記憶部57、配布文書記憶部58などを備える。
(3)文書管理サーバ5の構成
図4は、文書管理サーバ5の構成を示すブロック図である。同図に示すように、文書管理サーバ5は、主な構成要素としてCPU51、通信インターフェース(I/F)部52、ROM53、RAM54、文書管理情報記憶部55、文書出力履歴情報記憶部56、配布時間帯記憶部57、配布文書記憶部58などを備える。
通信I/F部52は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM53には、各出展ブースに関する配布文書を示す画像データ(以下、「配布文書データ」という。)を管理するためのプログラム、後述する取得希望登録処理を実行するために必要なプログラムなどが格納されている。RAM54は、CPU51のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
文書管理情報記憶部55は、文書管理情報を記憶している。ここで、「文書管理情報」とは、展示ブースの識別子と、展示ブース名と、当該展示ブースに関する配布文書の識別番号と、配布文書名と、各配布文書を管理する管理者の識別子と、配布文書データの出力レベルと、配布文書記憶部58における配布文書データの格納先アドレスとの対応関係を示す情報のことをいう。
又、「出力レベル」とは、配布文書データに対する来場者のアクセス制限の程度を示すために、予め設定されているレベル値のことをいい、レベル値の値が大きくなるほど対応する配布文書データに対する来場者のアクセスがより制限される。後述する文書出力処理において、展示ブースにおける来場者の配布文書の取得希望の登録履歴、配布文書の出力履歴及び現在時刻とに基づいて、来場者がアクセス可能な出力レベルが決定される。
ここでは、出力レベル1は、対応付けられている配布文書の出力履歴がない場合に、来場者が当該配布文書に係る配布文書データにアクセスできることを示す。出力レベル2は、対応付けられている配布文書の出力履歴がなく、かつ、当該配布文書に対する取得希望の登録履歴が有る場合に、来場者が当該配布文書に係る配布文書データにアクセスできることを示す。出力レベル3は、対応付けられている配布文書の出力履歴がなく、当該配布文書に対する取得希望の登録履歴が有り、かつ、現在時刻が、所定の時間帯に該当する場合に、来場者が当該配布文書に係る配布文書データにアクセスできることを示す。
図5は、文書管理情報の具体例を示す。同図に示す文書管理情報では、展示ブース識別子がA、B、D、E、G、Hの各展示ブースには、出力レベル1〜3の各配布文書データがあるが、展示ブース識別子が、C、Fの各展示ブースには、出力レベル3の配布文書データが存在しないことを示している。
そして、出力レベル1に係る配布文書の具体例として、「会社案内」が、出力レベル2に係る配布文書の具体例として「製品情報」が、出力レベル3に係る配布文書の具体例として各展示ブースで開催される製品説明会の資料が示されている。
そして、出力レベル1に係る配布文書の具体例として、「会社案内」が、出力レベル2に係る配布文書の具体例として「製品情報」が、出力レベル3に係る配布文書の具体例として各展示ブースで開催される製品説明会の資料が示されている。
文書出力履歴情報記憶部56は、IDカード配布者リストと登録者文書出力履歴情報と無登録者文書出力履歴情報とを記憶している。ここで、「IDカード配布者リスト」とは、受付30でIDカードを受取った来場者のリストを示す情報のことをいい、具体的には、IDカードの識別番号と、当該IDカードを受取った来場者名と、当該来場者の所属と、電話番号と、電子メールアドレスと、住所との対応関係を示す情報のことをいう。
IDカード配布者リストは、受付PC3から送信される、来場者に配布したIDカードの識別番号と、来場者のエントリー情報とに基づいて作成され、文書出力履歴情報記憶部56に記憶される。図6は、IDカード配布者リストの具体例を示す。同図に示すIDカード配布者リストは、8名の来場者に対し、IDカードが配布されたことを示している。
「登録者文書出力履歴情報」とは、展示ブースの識別子と、展示ブース名と、当該展示ブースに関する配布文書に対して取得希望の登録をした来場者のIDカードの識別番号と、当該来場者名と、その所属と、出力履歴レベルとの対応関係を示す情報のことをいう。
「登録者文書出力履歴情報」とは、展示ブースの識別子と、展示ブース名と、当該展示ブースに関する配布文書に対して取得希望の登録をした来場者のIDカードの識別番号と、当該来場者名と、その所属と、出力履歴レベルとの対応関係を示す情報のことをいう。
「出力履歴レベル」とは、来場者が、対応する展示ブースに関する配布文書の内、どの出力レベルに係る配布文書を出力しているかを示す情報のことをいう。具体的には、出力履歴レベル0は、配布文書を全く出力していないことを示し、出力履歴レベル1は、出力レベル1に係る配布文書のみを出力していることを示し、出力履歴レベル2は、出力レベル1と2に係る配布文書を出力していることを示し、出力履歴レベル3は、出力レベル1〜3に係る全ての配布文書を出力していることを示す。
展示ブースにおいて、来場者からの配布文書の取得希望の登録が受付けられ、IDカードの識別番号と展示ブースの識別子とが展示ブースPCから送信されると、文書管理サーバ5は、後述する取得希望登録処理を実行することにより、登録者文書出力履歴情報において、送信された展示ブースの識別子と一致する展示ブース識別子に対応付けて、送信されたIDカードの識別番号を新たに登録する。
図7は、登録者文書出力履歴情報の具体例を示す。同図に示す登録者文書出力履歴情報では、A社、B社、E社、H社の各展示ブースに関する配布文書に対して取得希望の登録がされており、A社には出力履歴レベルが0と2の来場者が、B社には出力履歴レベルが1の来場者が、E社には出力履歴レベルが1〜3の来場者が、H社には出力履歴レベルが1の来場者がそれぞれ登録されていることを示している。
又、「無登録者文書出力履歴情報」とは、何れの展示ブースに関する配布文書に対しても取得希望の登録をしていない各来場者の出力履歴レベルを示す情報のことをいう。具体的には、取得希望の登録をしていない来場者のIDカードの識別番号と、当該来場者名と、その所属と、出力履歴レベルとの対応関係を示す情報のことをいう。
受付PC3から来場者に配布したIDカードの識別番号と、来場者のエントリー情報とが送信されると、当該識別番号とエントリー情報がIDカード配布者リストに追加されるとともに、無登録者文書出力履歴情報に追加される。このとき当該識別番号に対応付けられる出力履歴レベルは、0に設定され、その後、当該識別番号のIDカードを配布された来場者が、後述する文書出力処理において出力レベル1に係る配布文書を出力させると、当該出力履歴が1に更新される。
受付PC3から来場者に配布したIDカードの識別番号と、来場者のエントリー情報とが送信されると、当該識別番号とエントリー情報がIDカード配布者リストに追加されるとともに、無登録者文書出力履歴情報に追加される。このとき当該識別番号に対応付けられる出力履歴レベルは、0に設定され、その後、当該識別番号のIDカードを配布された来場者が、後述する文書出力処理において出力レベル1に係る配布文書を出力させると、当該出力履歴が1に更新される。
そして、後述する取得希望登録処理において、当該識別番号のIDカードを配布された来場者による取得希望の登録がされると、無登録者文書出力履歴情報において、当該識別番号とそれに対応する来場者名、所属、出力履歴レベルの記録が削除される。
図8は、無登録者文書出力履歴情報の具体例を示す。同図に示す無登録者文書出力履歴情報では、出力履歴レベルが0の来場者が2名、出力履歴レベルが1の来場者が3名いることを示している。無登録者文書出力履歴情報には、配布文書の取得希望の登録がされている来場者は含まれないので、出力履歴レベルが2以上の来場者は存在しない。
図8は、無登録者文書出力履歴情報の具体例を示す。同図に示す無登録者文書出力履歴情報では、出力履歴レベルが0の来場者が2名、出力履歴レベルが1の来場者が3名いることを示している。無登録者文書出力履歴情報には、配布文書の取得希望の登録がされている来場者は含まれないので、出力履歴レベルが2以上の来場者は存在しない。
配布時間帯記憶部57は、製品説明会が開催される各展示ブースに関する製品説明会資料の配布可能な時間帯を示す配布可能時間帯情報を記憶している。配布可能時間帯情報は、具体的には、製品説明会資料を識別するための文書の識別子(文書ID)と、当該説明会資料の文書名と、当該説明会資料の配布可能時間帯との対応関係を示す情報である。
ここでは、配布可能時間帯は、各展示ブースにおける製品説明会の開始時刻の直前の1時間に設定されている。例えば、製品説明会の開始時刻が16時の場合には、当該製品説明会資料の配布可能時間帯は、15時から16時までの時間帯に設定される。
図9は、配布時間帯情報の具体例を示す。同図に示す配布時間帯情報には、A、B、D、E、G、Hの各社の製品説明会資料の配布可能時間帯が示されている。
ここでは、配布可能時間帯は、各展示ブースにおける製品説明会の開始時刻の直前の1時間に設定されている。例えば、製品説明会の開始時刻が16時の場合には、当該製品説明会資料の配布可能時間帯は、15時から16時までの時間帯に設定される。
図9は、配布時間帯情報の具体例を示す。同図に示す配布時間帯情報には、A、B、D、E、G、Hの各社の製品説明会資料の配布可能時間帯が示されている。
CPU51は、ROM53から必要なプログラムを読出し、各出展ブースに関する配布文書の管理処理を実行するとともに、後述する取得希望登録処理を実行する。
配布文書記憶部58は、各展示ブースの出展者により予め登録された各出力レベルの配布文書データを記憶している。
<動作>
(4)文書出力処理
図10は、MFP4が行う文書出力処理の動作を示すフローチャートである。来場者がIDカードの識別番号をカードリーダ5に読取らせて、MFP4の操作パネルから配布文書の出力指示を入力すると(ステップS1001)、制御部44は、文書管理サーバ5にIDカード配布者リスト、登録者文書出力履歴情報、無登録者文書出力履歴情報の送信を依頼する。
配布文書記憶部58は、各展示ブースの出展者により予め登録された各出力レベルの配布文書データを記憶している。
<動作>
(4)文書出力処理
図10は、MFP4が行う文書出力処理の動作を示すフローチャートである。来場者がIDカードの識別番号をカードリーダ5に読取らせて、MFP4の操作パネルから配布文書の出力指示を入力すると(ステップS1001)、制御部44は、文書管理サーバ5にIDカード配布者リスト、登録者文書出力履歴情報、無登録者文書出力履歴情報の送信を依頼する。
制御部44は、文書管理サーバ5より、IDカード配布者リスト、登録者文書出力履歴情報、無登録者文書出力履歴情報を受信すると、読取られたIDカードの識別番号が、IDカード配布者リストに含まれているか否かにより、当該識別番号がエントリー登録されているか否かを判定する(ステップS1002)。
エントリー登録されている場合(ステップS1002:YES)、制御部44は、読取られたIDカードの識別番号が、登録者文書出力履歴情報に登録されているか否かにより、出力指示の入力者が取得希望の登録者か否かを判定する(ステップS1003)。出力指示入力者が所得希望の登録者である場合(ステップS1003:YES)、制御部44は、登録者文書出力履歴情報を参照して、読取られたIDカードの識別番号に対応付けられている出力履歴レベルと展示ブース識別子(取得希望の登録がされている展示ブース)を特定し(ステップS1004)、出力履歴レベルが1以下に該当する(出力レベル2に係る配布文書の出力履歴のない)取得希望が、複数の展示ブースに対して登録されているか否かを判定する(ステップS1005)。
エントリー登録されている場合(ステップS1002:YES)、制御部44は、読取られたIDカードの識別番号が、登録者文書出力履歴情報に登録されているか否かにより、出力指示の入力者が取得希望の登録者か否かを判定する(ステップS1003)。出力指示入力者が所得希望の登録者である場合(ステップS1003:YES)、制御部44は、登録者文書出力履歴情報を参照して、読取られたIDカードの識別番号に対応付けられている出力履歴レベルと展示ブース識別子(取得希望の登録がされている展示ブース)を特定し(ステップS1004)、出力履歴レベルが1以下に該当する(出力レベル2に係る配布文書の出力履歴のない)取得希望が、複数の展示ブースに対して登録されているか否かを判定する(ステップS1005)。
取得希望が、複数の展示ブースに対して登録されている場合(ステップS1005:YES)、制御部44は、配布文書の出力を希望する展示ブースの選択画面をMFP4の操作パネル43にGUI(Graphic User Interface)で表示させ、来場者からの選択を受付け(ステップS1006)、選択された各展示ブースについて、制御部44は、ステップS1007以降の処理を行う。一方、ステップS1005の判定結果が、否定的である場合(ステップS1005:NO)、制御部44は、ステップS1007の処理に移行する。
出力履歴レベルが0の場合(ステップS1007:YES)、制御部44は、文書管理情報を参照して、全ての展示ブースについて、出力レベル1の配布文書データの格納先アドレスを特定し、配布文書記憶部58から出力レベル1の各配布文書データ(各社の会社案内を示す画像データ)を読み出して当該配布文書データに基づく画像を形成させ、用紙に印刷して配布文書として出力させる。さらに、特定した展示ブース識別子に対応付けられている出力レベル2の配布文書データ(特定された展示ブースに係る製品情報を示す画像データ)の格納先アドレスを特定し、配布文書記憶部58から当該出力レベル2の配布文書データを読み出して当該配布文書データに基づく画像を形成させ、用紙に印刷して配布文書として出力させ(ステップS1008)、ステップS1012の処理に移行する。
出力履歴レベルが1の場合(ステップS1007:NO、ステップS1009:YES)、制御部44は、文書管理情報を参照して、特定した展示ブース識別子に対応付けられている出力レベル2の配布文書データの格納先アドレスを特定し、配布文書記憶部58から当該出力レベル2の配布文書データを読み出して当該配布文書データに基づく画像を形成させ、用紙に印刷して配布文書として出力し(ステップS1010)、ステップS1012の処理に移行する。
出力履歴レベルが2の場合(ステップS1007:NO、ステップS1009:NO、ステップS1011:YES)、制御部44は、文書管理情報を参照して、特定した展示ブース識別子に対応付けられている出力レベル3の配布文書データ(特定された展示ブースに係る製品説明会資料を示す画像データ)が有るか否かを判定する(ステップS1012)。
出力レベル3の配布文書データがある場合(ステップS1012:YES)、制御部44は、現在時刻を取得した後、配布可能時間帯情報を参照して、現在時刻が当該配布文書データの配布可能時間帯に該当するか否かを判定する(ステップS1013)。現在時刻が当該配布文書データの配布可能時間帯に該当する場合(ステップS1013:YES)、制御部44は、文書管理情報を参照して、特定した展示ブース識別子に対応付けられている出力レベル3の配布文書データの格納先アドレスを特定し、配布文書記憶部58から当該出力レベル3の配布文書データを読み出して当該配布文書データに基づく画像を形成させ、用紙に印刷して配布文書として出力する(ステップS1014)。
ステップS1003の判定結果が、否定的である場合(ステップS1003:NO)、制御部44は、無登録者文書出力履歴情報を参照して、読み取られたIDカードの識別番号に対応付けられている出力履歴レベルを特定し、特定した出力履歴レベルが1でない場合に(ステップS1015:N)、文書管理情報を参照して、全ての展示ブースについて、出力レベル1の配布文書データの格納先アドレスを特定し、配布文書記憶部58から出力レベル1の各配布文書データを読み出して当該配布文書データに基づく画像を形成させ、用紙に印刷して配布文書として出力させる(ステップS1016)。
なお、読取られたIDカードの識別番号が、登録者文書出力履歴情報に複数登録されている場合であって、当該識別番号に対応付けられている各出力履歴レベルが0の場合が複数有る場合には、出力レベル1の配布文書データに係る配布文書の印刷出力は、1回のみ行うこととする。
(5)出力履歴更新処理
図11は、MFP3が文書出力処理により、配布文書を印刷出力した場合に行う出力履歴更新処理の動作を示すフローチャートである。
(5)出力履歴更新処理
図11は、MFP3が文書出力処理により、配布文書を印刷出力した場合に行う出力履歴更新処理の動作を示すフローチャートである。
制御部44は、ステップS1003の判定結果が取得希望の登録者である場合(ステップS1101:YES)、文書出力処理において出力レベル3の配布文書を印刷出力したか否かを判定する(ステップS1102)。
出力レベル3の配布文書を印刷出力した場合には(ステップS1102:YES)、制御部44は、受信した登録者文書出力履歴情報において、当該取得希望の登録者に係るIDカードの識別番号に対応付けられており、かつ、印刷出力された配布文書に係る展示ブースにおける出力履歴レベルを3に更新する(ステップS1103)。さらに、制御部44は、当該登録者文書出力履歴情報において、当該識別番号と一致する識別番号が他の展示ブースに対応付けられて登録されており、その出力履歴レベルが0のものが有るか否かを判定する(ステップS1105)。
出力レベル3の配布文書を印刷出力した場合には(ステップS1102:YES)、制御部44は、受信した登録者文書出力履歴情報において、当該取得希望の登録者に係るIDカードの識別番号に対応付けられており、かつ、印刷出力された配布文書に係る展示ブースにおける出力履歴レベルを3に更新する(ステップS1103)。さらに、制御部44は、当該登録者文書出力履歴情報において、当該識別番号と一致する識別番号が他の展示ブースに対応付けられて登録されており、その出力履歴レベルが0のものが有るか否かを判定する(ステップS1105)。
出力履歴レベルが0のものが有る場合には(ステップS1105:YES)、制御部44は、受信した登録者文書出力履歴情報において、当該他の展示ブースにおける出力履歴レベルを1に更新する(ステップS1106)。
ステップS1002において、出力レベル3に係る配布文書を印刷出力しなかった場合には(ステップS1102:NO)、受信した登録者文書出力履歴情報において、当該取得希望の登録者に係るIDカードの識別番号に対応付けられており、かつ、印刷出力された配布文書に係る展示ブースにおける出力履歴レベルを2に更新した後(ステップS1104)、ステップS1105の処理に移行する。
ステップS1002において、出力レベル3に係る配布文書を印刷出力しなかった場合には(ステップS1102:NO)、受信した登録者文書出力履歴情報において、当該取得希望の登録者に係るIDカードの識別番号に対応付けられており、かつ、印刷出力された配布文書に係る展示ブースにおける出力履歴レベルを2に更新した後(ステップS1104)、ステップS1105の処理に移行する。
ステップS1101において、ステップS1003の判定結果が取得希望の登録者でない場合(ステップS1101:NO)、受信した無登録者文書出力履歴情報において、当該来場者に係るIDカードの識別番号に対応付けられている出力履歴レベルを1に更新する(ステップS1107)。
ステップS1105の判定結果が否定的である場合(ステップS1105:NO)、又はステップS1106の処理後、又はステップS1107の処理後に、制御部44は、更新した登録者文書出力履歴情報又は無登録者文書出力履歴情報を文書管理サーバ5に送信し、その更新を依頼する(ステップS1108)。
ステップS1105の判定結果が否定的である場合(ステップS1105:NO)、又はステップS1106の処理後、又はステップS1107の処理後に、制御部44は、更新した登録者文書出力履歴情報又は無登録者文書出力履歴情報を文書管理サーバ5に送信し、その更新を依頼する(ステップS1108)。
なお、図11の文書出力処理において、取得希望の登録がされた複数の展示ブースについて、配布文書の印刷出力が行われた場合には、当該登録がされた各展示ブースに係る出力履歴レベルについて、上記の出力履歴更新処理におけるステップS1101〜ステップS1106の処理が順次行われた後、ステップS1108の処理が行われるものとする。
更新後の登録者文書出力履歴情報又は無登録者文書出力履歴情報が、MFP4から送信されると、文書管理サーバ5によって、文書出力履歴情報記憶部56に記憶されている登録者文書出力履歴情報及び無登録者文書出力履歴情報の内、対応する文書出力履歴情報が、MFP4から送信された更新後の文書出力履歴情報に更新される。
(6)取得希望登録処理
図12は、文書管理サーバ5が行う取得希望登録処理の動作を示すフローチャートである。文書管理サーバ5は、展示ブースに関する配布文書の取得希望者のIDカードの識別番号と、当該展示ブースの識別子とを展示ブースPCより受信すると(ステップS1201)、文書管理サーバ5は、登録者文書出力履歴情報において、受信した展示ブースの識別子と一致する展示ブース識別子に対応付けて受信した識別番号を新たに登録する(ステップS1202)。
更新後の登録者文書出力履歴情報又は無登録者文書出力履歴情報が、MFP4から送信されると、文書管理サーバ5によって、文書出力履歴情報記憶部56に記憶されている登録者文書出力履歴情報及び無登録者文書出力履歴情報の内、対応する文書出力履歴情報が、MFP4から送信された更新後の文書出力履歴情報に更新される。
(6)取得希望登録処理
図12は、文書管理サーバ5が行う取得希望登録処理の動作を示すフローチャートである。文書管理サーバ5は、展示ブースに関する配布文書の取得希望者のIDカードの識別番号と、当該展示ブースの識別子とを展示ブースPCより受信すると(ステップS1201)、文書管理サーバ5は、登録者文書出力履歴情報において、受信した展示ブースの識別子と一致する展示ブース識別子に対応付けて受信した識別番号を新たに登録する(ステップS1202)。
次に、文書管理サーバ5は、無登録者文書出力履歴情報を参照して、受信した識別番号が無登録者文書出力履歴情報に登録されているか否かを判定し(ステップS1203)、登録されている場合(ステップS1203:YES)、登録者文書出力履歴情報において、新たに登録した識別番号に対応付けられる出力履歴レベルを、無登録者文書出力履歴情報において当該識別番号に対応付けられている出力履歴レベルと一致するように設定する(ステップS1204)。
そしてさらに、文書管理サーバ5は、無登録者文書出力履歴情報において、受信した識別番号とそれに対応する来場者名、所属、出力履歴レベルの記録を削除する(ステップS1205)。
ステップS1203において、受信した識別番号が無登録者文書出力履歴情報に登録されていない場合(ステップS1203:NO)、文書管理サーバ5は、登録者文書出力履歴情報において、受信した識別番号と一致する識別番号に既に対応付けられている出力履歴レベルが全て0か否かを判定する(ステップS1206)。
ステップS1203において、受信した識別番号が無登録者文書出力履歴情報に登録されていない場合(ステップS1203:NO)、文書管理サーバ5は、登録者文書出力履歴情報において、受信した識別番号と一致する識別番号に既に対応付けられている出力履歴レベルが全て0か否かを判定する(ステップS1206)。
出力履歴レベルが全て0である場合には(ステップS1206:YES)、文書管理サーバ5は、出力レベル1の配布文書の印刷出力がまだ行われていないとみなして登録者文書出力履歴情報において、新たに登録した識別番号に対応付けられる出力履歴レベルを0に設定する(ステップS1207)。
出力履歴レベルが全て0でない場合には(ステップS1206:NO)、文書管理サーバ5は、出力レベル1に係る配布文書の印刷出力が既に行われているとみなして登録者文書出力履歴情報において、新たに登録した識別番号に対応付けられる出力履歴レベルを1に設定する(ステップS1208)。
出力履歴レベルが全て0でない場合には(ステップS1206:NO)、文書管理サーバ5は、出力レベル1に係る配布文書の印刷出力が既に行われているとみなして登録者文書出力履歴情報において、新たに登録した識別番号に対応付けられる出力履歴レベルを1に設定する(ステップS1208)。
[4]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力レベル1に係る配布文書については、全ての展示ブースに係る配布文書(会社案内)を印刷出力させることとしたが、MFP4の操作パネル43の液晶表示部に出力レベル1の配布文書データに係る配布文書のリストをGUIで表示させるようにして、来場者に当該リストから、出力を希望する配布文書を選択させ、選択された配布文書のみ、出力レベル1に係る配布文書として印刷出力させることとしてもよい。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力レベル1に係る配布文書については、全ての展示ブースに係る配布文書(会社案内)を印刷出力させることとしたが、MFP4の操作パネル43の液晶表示部に出力レベル1の配布文書データに係る配布文書のリストをGUIで表示させるようにして、来場者に当該リストから、出力を希望する配布文書を選択させ、選択された配布文書のみ、出力レベル1に係る配布文書として印刷出力させることとしてもよい。
又、出力レベル1に係る配布文書を展示ブース毎に異なる配布文書ではなく、各展示ブースに共通の1つの配布文書とすることとしてもよい。例えば、出力レベル1に係る配布文書を、展示ブースの出展者リストや、イベント会場の総合案内図等からなる、共通の配布文書とすることとしてもよい。
又、本実施の形態においては、取得希望の登録がされている展示ブースについては、文書出力処理において出力対象となる配布文書が複数ある場合(例えば、出力レベル2と3の配布文書データに係る配布文書が出力対象となる場合)でも、複数の配布文書をそのまま出力させることとしたが、MFP4の操作パネル43の液晶表示部に該当する複数の配布文書のリストを表示させて、配布文書の出力を指示した来場者に当該リストから、出力を希望する配布文書を選択させ、選択された配布文書のみ印刷出力させることとしてもよい。
(2)本実施の形態に係る文書管理システムでは、製品説明会資料の配布可能時間帯を、製品説明会の直前の時間帯としたが、配布可能時間帯は、直前の時間帯に限定されず、例えば、製品説明会が開催されている時間帯に設定することとしてもよい。
(3)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力レベル3の配布文書データについては、配布可能時間帯であれば、当該配布文書データに係る配布文書を出力させることとしたが、配布可能時間帯であり、かつ、当該配布文書についての現時点までの出力による配布回数が、所定の上限値に達していない場合に限り、当該配布文書を出力させることとしてもよい。
又、本実施の形態においては、取得希望の登録がされている展示ブースについては、文書出力処理において出力対象となる配布文書が複数ある場合(例えば、出力レベル2と3の配布文書データに係る配布文書が出力対象となる場合)でも、複数の配布文書をそのまま出力させることとしたが、MFP4の操作パネル43の液晶表示部に該当する複数の配布文書のリストを表示させて、配布文書の出力を指示した来場者に当該リストから、出力を希望する配布文書を選択させ、選択された配布文書のみ印刷出力させることとしてもよい。
(2)本実施の形態に係る文書管理システムでは、製品説明会資料の配布可能時間帯を、製品説明会の直前の時間帯としたが、配布可能時間帯は、直前の時間帯に限定されず、例えば、製品説明会が開催されている時間帯に設定することとしてもよい。
(3)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力レベル3の配布文書データについては、配布可能時間帯であれば、当該配布文書データに係る配布文書を出力させることとしたが、配布可能時間帯であり、かつ、当該配布文書についての現時点までの出力による配布回数が、所定の上限値に達していない場合に限り、当該配布文書を出力させることとしてもよい。
これにより、製品説明会用の資料の出力回数が上限を超えないように制限することができるので、例えば、製品説明会の開催中に展示ブースにおける収容人数を超える来場者が展示ブースに来場するのを間接的に制限することができ、製品説明会への参加者の人数を適切に調製することができる。
(4)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力履歴のある配布文書については、出力が抑止されることとしたが、出力履歴のある配布文書について、再出力するか否かを来場者に選択させることとし、選択された配布文書については、出力の抑止を解除して、再出力させることとしてもよい。
(4)本実施の形態に係る文書管理システムでは、文書出力処理において、出力履歴のある配布文書については、出力が抑止されることとしたが、出力履歴のある配布文書について、再出力するか否かを来場者に選択させることとし、選択された配布文書については、出力の抑止を解除して、再出力させることとしてもよい。
具体的には、出力履歴のある配布文書のリストをMFP4の操作パネル43の液晶表示部にGUI表示させ、来場者から再出力を希望する配布文書の選択を受付け、選択された配布文書を再出力させることとしてもよい。
又、出力履歴のある配布文書について当該来場者の出力回数を記録することとし、現時点(出力履歴のある配布文書の直前の出力時点)までの出力回数が所定の上限値(閾値)に達した場合には、当該来場者からの再出力指示の受付を抑止し、当該配布文書の出力を抑止することとしてもよい。
又、出力履歴のある配布文書について当該来場者の出力回数を記録することとし、現時点(出力履歴のある配布文書の直前の出力時点)までの出力回数が所定の上限値(閾値)に達した場合には、当該来場者からの再出力指示の受付を抑止し、当該配布文書の出力を抑止することとしてもよい。
これにより、ユーザが不必要に出力履歴のある配布文書を何回も繰り返し出力させる行為を有効に防止することができる。
(5)本実施の形態に係る文書管理システムでは、出力レベル1、2、3の各出力レベルの配布文書データを1種類としたが、各出力レベルの配布文書データは、1種類に限定されず、複数種類であってもよい。(1)〜(4)の上記変形例においても、同様に出力レベル1、2、3の各出力レベルの配布文書データを複数種類とすることとしてもよい。
(6)本実施の形態に係る文書管理システムでは、配布文書データに対する来場者のアクセスの制限を出力レベル1〜3を用いて行うこととしたが、出力レベルは、1〜3に限定されない。例えば、特定の来場者だけが、アクセス可能となるように出力レベル4を設けることとしてもよい。
(5)本実施の形態に係る文書管理システムでは、出力レベル1、2、3の各出力レベルの配布文書データを1種類としたが、各出力レベルの配布文書データは、1種類に限定されず、複数種類であってもよい。(1)〜(4)の上記変形例においても、同様に出力レベル1、2、3の各出力レベルの配布文書データを複数種類とすることとしてもよい。
(6)本実施の形態に係る文書管理システムでは、配布文書データに対する来場者のアクセスの制限を出力レベル1〜3を用いて行うこととしたが、出力レベルは、1〜3に限定されない。例えば、特定の来場者だけが、アクセス可能となるように出力レベル4を設けることとしてもよい。
具体的には、予め当該配布文書データにアクセスできるユーザ名のリストを、お得意様リストとして文書管理サーバ5に記録しておき、文書出力処理において配布文書の出力指示者のIDカードの識別番号が入力されたとき、制御部44が、IDカード配布者リストを参照して、当該識別番号に対応付けられている来場者名を特定し、特定した来場者名と一致するユーザ名がお得意様リストに記録されているか否かを判定し、記録されている場合に限り、出力レベル4の配布文書データに係る配布文書を出力させることとしてもよい。
これにより、出展者は、自社のお得意様がイベント会場に来場したときに、お得意様向けの特別な配布文書を当事者に限定して出力させることができる。
又、出力レベルを1,2のみとすることとしてもよい。
(7)本実施の形態に係る文書管理システムでは、出力レベル3の配布文書データの配布可能時間帯として、1つの時間帯のみ設定することとしたが、配布可能時間帯の設定は、1つの時間帯に限定されず、複数の時間帯について設定することとしてもよい。
(8)本実施の形態に係る文書管理システムでは、配布文書を印刷出力することとしたが、配布文書の出力形態は、印刷出力に限定されず、例えば、イベント会場内に、配布文書を閲覧するためのPCを配置し、当該PCに出力して、配布文書を表示させることとしてもよい。或いは、通信機能を持つ電子ペーパ等の電子媒体に、配布文書データを送信して当該配布文書データに係る配布文書を表示させることとしてもよい。
(9)本実施の形態に係る文書管理システムでは、来場者を識別するためにIDカードを用い、カードリーダでIDカードを読取ることにより、来場者を特定することとしたが、来場者を識別するための識別子を例えば、バーコードやQR(Quick Response)コードで記述し、バーコードリーダやQRコードリーダで記述された識別子を読取ることとしてもよい。或いは、展示ブースPCやMFP4の操作パネル43から来場者が直接、識別番号を入力することとしてもよい。
又、出力レベルを1,2のみとすることとしてもよい。
(7)本実施の形態に係る文書管理システムでは、出力レベル3の配布文書データの配布可能時間帯として、1つの時間帯のみ設定することとしたが、配布可能時間帯の設定は、1つの時間帯に限定されず、複数の時間帯について設定することとしてもよい。
(8)本実施の形態に係る文書管理システムでは、配布文書を印刷出力することとしたが、配布文書の出力形態は、印刷出力に限定されず、例えば、イベント会場内に、配布文書を閲覧するためのPCを配置し、当該PCに出力して、配布文書を表示させることとしてもよい。或いは、通信機能を持つ電子ペーパ等の電子媒体に、配布文書データを送信して当該配布文書データに係る配布文書を表示させることとしてもよい。
(9)本実施の形態に係る文書管理システムでは、来場者を識別するためにIDカードを用い、カードリーダでIDカードを読取ることにより、来場者を特定することとしたが、来場者を識別するための識別子を例えば、バーコードやQR(Quick Response)コードで記述し、バーコードリーダやQRコードリーダで記述された識別子を読取ることとしてもよい。或いは、展示ブースPCやMFP4の操作パネル43から来場者が直接、識別番号を入力することとしてもよい。
本発明は、複数の企業や学校等が出展する展示会や合同説明会等のイベント会場において、来場者に配布する文書の出力を管理する技術として利用できる。
1a〜1h 展示ブースPC
2a〜2h カードリーダ
3 受付PC
4 MFP
41 画像プロセス部
42 給紙部
43 操作パネル
44 制御部
45 画像読取部
46 カードリーダ
51、441 CPU
52、442 通信I/F部
53、443 ROM
54、444 RAM
55 文書管理情報記憶部
56 文書出力履歴情報記憶部
57 配布時間帯記憶部
58 配布文書記憶部
445 印刷データ記憶部
2a〜2h カードリーダ
3 受付PC
4 MFP
41 画像プロセス部
42 給紙部
43 操作パネル
44 制御部
45 画像読取部
46 カードリーダ
51、441 CPU
52、442 通信I/F部
53、443 ROM
54、444 RAM
55 文書管理情報記憶部
56 文書出力履歴情報記憶部
57 配布時間帯記憶部
58 配布文書記憶部
445 印刷データ記憶部
Claims (9)
- 会場来場者に配布する、配布元が異なる複数の配布文書データを管理する文書管理システムであって、
前記複数の配布文書データを記憶している記憶手段と、
各来場者から配布文書データに係る配布文書の取得希望の登録を配布元毎に受付ける受付手段と、
来場者からの出力要求に基づいて当該来場者の前記登録に係る配布文書データを前記記憶手段から読出し、当該配布文書データに基づく画像を形成し、配布文書として出力する文書出力手段と、
各来場者についての前記登録の履歴の有無及び当該登録に係る配布文書の出力履歴の有無を配布元毎に管理する管理手段と、
を備え、
前記文書出力手段は、出力要求した来場者について、前記登録履歴が有る配布文書の内、前記出力履歴が無い配布文書を出力し、前記出力履歴がある配布文書の出力を抑止する
ことを特徴とする文書管理システム。 - 前記文書出力手段は、
前記登録履歴がある配布元が複数ある場合に、複数の前記配布元に対する選択肢を提示する提示手段と、
前記出力履歴の無い配布文書の内、提示した選択肢から選択された配布元に係る配布文書を出力し、非選択の配布元に係る配布文書の出力を抑止する出力制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。 - 前記提示手段は、選択された配布元に係る配布文書が複数有る場合には、さらに複数の前記配布文書に対する選択肢を提示し、
前記出力制御手段は、前記出力履歴の無い配布文書の内、前記複数の配布文書から選択された配布文書を出力し、非選択の配布文書の出力を抑止する
ことを特徴とする請求項2記載の文書管理システム。 - 配布元の配布文書データには、さらに配布可能時期が定められた時期制限付配布文書データが含まれ、
前記文書出力手段は、前記登録履歴が有り、かつ、前記出力履歴が無い配布文書の内、時期制限付配布文書データに係る配布文書については、来場者から出力要求があった時が、当該時期制限付配布文書データについて定められている配布可能時期に該当する場合に限り、当該時期制限付配布文書データに係る配布文書を出力する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の文書管理システム。 - 前記時期制限付配布文書データには、さらに当該時期制限付配布文書データに係る配布文書について配布が可能な総数の上限が定められ、
前記文書出力手段は、前記時期制限付配布文書データについては、さらに、現時点までに出力により配布された当該時期制限付配布文書データに係る配布文書の総数が前記上限に達していない場合に限り、当該時期制限付配布文書データに係る配布文書を出力する
ことを特徴とする請求項4記載の文書管理システム。 - 前記文書出力手段は、
前記登録履歴のある配布文書の出力要求した来場者について、当該配布文書の出力履歴がある場合に、当該配布文書について、出力するか否かの選択を受付ける選択受付手段と、
出力する旨の選択を受付けた場合に限り、当該配布文書についての出力抑止を解除し、当該配布文書を出力する出力制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の文書管理システム。 - 前記出力履歴がある配布文書を出力した回数を記憶している回数記憶手段を備え、
前記選択受付手段は、現時点までに前記出力履歴がある配布文書を出力した回数が閾値に達している場合には、前記選択の受付を抑止する
ことを特徴とする請求項6記載の文書管理システム。 - 配布元の配布文書データには、さらに特定の来場者を配布対象者とする対象者限定配布文書データが含まれ、
特定の前記来場者を記憶する特定来場者記憶手段を備え、
前記文書出力手段は、
来場者から出力要求があった場合に、当該来場者が前記特定来場者記憶手段に記憶されている特定の来場者に該当するか否かを判定する来場者判定手段と、
前記登録履歴が有り、かつ、前記出力履歴の無い配布文書の内、対象者限定配布文書データに係る配布文書については、前記出力要求をした来場者が特定の前記来場者に該当する場合に限り、当該対象者限定配布文書データに係る配布文書を出力する出力制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の文書管理システム。 - 前記記憶手段は、さらに、配布対象者に制限が無く、前記登録履歴の有無に関らず出力可能な無制限配布文書データを記憶し、
前記文書出力装置は、来場者から出力要求があり、当該来場者について前記登録履歴がない場合に、前記無制限配布文書データに係る配布文書を出力する
ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の文書管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010086001A JP2011216055A (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 文書管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010086001A JP2011216055A (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 文書管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011216055A true JP2011216055A (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=44945678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010086001A Withdrawn JP2011216055A (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 文書管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011216055A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017156812A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020161036A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 株式会社ディーブロー | 展示会管理システム |
-
2010
- 2010-04-02 JP JP2010086001A patent/JP2011216055A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017156812A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020161036A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 株式会社ディーブロー | 展示会管理システム |
JP7096567B2 (ja) | 2019-03-28 | 2022-07-06 | 株式会社ディーブロー | 展示会管理システム |
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