JP2011215386A - 駆動装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動機構100aは、回転軸Cに対応して形成される第1挿通孔112aを有する回転伝達車110と、回転軸Cと直交する方向に移動可能に回転伝達車である従動歯車110を保持する保持部122を有するカバー部材120と、ドラム本体部201を有する感光体ドラム2aと、ドラム本体部201に挿通して配置される共に、回転軸方向CXにおける一端部130aが従動歯車110の第1挿通孔112aに挿通して従動歯車110を回転軸Cと直交する方向において位置決めするシャフト130と、シャフト130における一端部130aを支持する板金部140と、を備える。
【選択図】図4
Description
図1により、第1実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の第1実施形態としてのプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、画像形成時に感光体ドラム2a、2b、2c、2dが回転すると順に、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対して、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する給紙カセット52が配置されている。給紙カセット52は、装置本体Mのケース体BDから水平方向に引き出し可能に構成されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容されている。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52の用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されているカセット給紙部51により搬送路Lに送り出されている。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対81とからなる重送防止機構を備える。
第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ニップN2との間)には、用紙Tを検出するための用紙検出センサ(図示せず)と、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラ対80とが配置されている。前記用紙検出センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置されている。レジストローラ対80は、前記用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、中間ローラ対82により、レジストローラ対80に搬送される。
手差しトレイ65に載置された用紙Tに片面印刷を行う場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラ対80に搬送される。それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
次に、図2から図5により、第1実施形態のプリンタ1における駆動ユニット100及び駆動機構100a、100b、100c、100dの詳細について、説明する。
図2に示すように、画像形成部GKは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに、それぞれ、対応する駆動機構100a、100b、100c、100dを有する駆動ユニット100を備える。
駆動ユニット100は、一つの筺体に駆動機構100a、100b、100c、100dを収容してユニット化したものである。
以下、感光体ドラム2aに対応する駆動機構100aを中心に説明し、同様の構成である感光体ドラム2b、2c、2dに対応する駆動機構100b、100c、100dの説明は省略する。ここで、駆動機構100b、100c、100dの構成は、駆動機構100aの構成と同様であり、駆動機構100aについての説明を援用することができる。
図4に示すように、従動歯車110は、カバー部材120に形成される保持部122の内部空間122a及びフランジ保持空間122bに収容配置される。従動歯車110は、第1挿通孔112aにシャフト130が挿通される前の状態において、保持部122に回転軸Cと直交する方向に移動可能に保持される。また、従動歯車110は、第1挿通孔112aにシャフト130が挿通された後の状態において、保持部122に回転軸Cと直交する方向に位置決めされる。保持部122は、回転軸方向CXに延びる円柱側面形状の内周面を有するボス形状とされる。
フランジ部114bは、歯車本体部114aと一体に形成されている。フランジ部114bは、カバー部材120の保持部122が形成する円柱形状のフランジ保持空間122bの内部に、回転軸Cと直交する方向に移動可能に配置されている。
挿通孔部112は、回転軸方向CXにおいて、第1挿通孔112aと、第3挿通孔112cとを有する。
第1挿通孔112aは、回転軸方向CXにおける歯車本体部114a側に形成される。回転軸方向CXにおいて、第1挿通孔112aは、感光体ドラム2aと反対側の歯車本体部114aの側面に開口している。
第1挿通孔112aには、シャフト130が挿通される。第1挿通孔121aにシャフト130が挿通されることで、従動歯車110は、回転軸Cと直交する方向において位置決めされる。
ここで、第3挿通孔112cの外郭は、第1円筒内側面部112bにより形成される。
従動歯車110は、回転軸方向CXに延びるように、第3挿通孔112cの周囲を囲むように配置される円筒状の第1円筒内側面部112bを備える。
第1円筒内側面部112bの中心は、第1挿通孔112aの中心と同一である。第1円筒内側面部112bの内径は、第1挿通孔112aの内径よりも大きい。
図4に示すように、感光体ドラム2aは、円柱形状のドラム本体部201と、ドラム本体部201において従動歯車110側の一端に形成された位置決め部202とを有する。
カバー部材120は、後述する板金部140における感光体ドラム2a側に配置される。
カバー部材120は、従動歯車110を保持する保持部122を有する。保持部122は、回転軸Cと直交する方向に移動可能に従動歯車110を保持する。
カバー部材120は、歯車本体部114aを保持する内部空間122aと、フランジ部114bを保持するフランジ保持空間122bとを有する。
具体的には、保持部122において、内部空間122aは、回転軸Cと直交する方向に移動可能に歯車本体部114aを保持し、また、フランジ部114bは、回転軸Cと直交する方向に移動可能にフランジ保持空間122bに保持する。
つまり、保持部122は、従動歯車110にシャフト130の本体部130bが挿通される前の状態(挿通されていない状態)において、従動歯車110を回転軸Cと直交する方向に移動可能に保持する。また、保持部122は、従動歯車110に後述するシャフト130が挿通された後の状態(挿通されてた状態)において、従動歯車110を回転軸Cの周りを回転可能に保持する。
図3に示すように、シャフト130は、回転軸方向CXにおいて感光体ドラム2aよりも長い円柱形状(棒状)の部材である。シャフト130は、本体部130bと、裁頭円錐部130cを有する一端部130aとを有する。
板金部140には、従動歯車110に噛合可能な駆動歯車115を軸支する歯車支持軸116が嵌合する挿通孔142が形成されている。駆動歯車115は、歯車支持軸116を介して板金部140に回転可能に堅固に支持されている。
したがって、板金部140は、精度の高い軸芯間距離で、駆動歯車115と従動歯車110とを保持する。
詳細には、板金部140は、シャフト130が板金部140の位置決め穴144に挿通されることで、従動歯車110を移動させると共に、駆動歯車115と精度の高い軸芯間距離の所定位置で保持する。
駆動機構100aは、従動歯車110と感光体ドラム2aとを相対的回転不能に連結可能なカップリング部210を備えている。カップリング部210は、フランジ部114bに形成されたハブ部210aと、ハブ部210aに噛み合う、感光体ドラム2aに形成されたハブ部210bとを有する。ハブ部210aは、フランジ部114bの感光体ドラム2a側の端面に形成された、第1円筒内側面部112bの周囲に底面が扇状の複数の柱部材である。ハブ部210bは、ドラム本体部201の従動歯車110の端面に形成された位置決め部202の第2円筒外側面部202aの周囲に設けられた、底面が扇状の複数の柱部材である。ハブ部210aとハブ部210bとは、回転軸Cの周り方向において、相対的回転不能に互いに噛み合う構造を有する。
まず、作業者は、シャフト130を感光体ドラム2aの位置決め部202の第2挿通孔202bに挿通させる。シャフト130は、第2挿通孔202bの内径とシャフト130の外径とは略同一とされているので、回転軸Cの延びる方向及び回転軸Cの回る方向に摺動可能に位置決め部202に挿通される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されていることなく、種々の形態を採用することができる。
本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
シャフト130は位置決め穴144に相対的回転不能に組み付けられたとして説明したが、これに限定されず、シャフト130は位置決め穴144に相対的回転可能に組み付けられていてもよい。
Claims (7)
- 回転軸に対応して形成される第1挿通孔を有する回転伝達車と、
前記回転軸と直交する方向に移動可能に前記回転伝達車を保持する保持部を有するカバー部材と、
ドラム本体部を有するドラム部と、
前記ドラム部に挿通して配置される共に、前記回転軸方向における一端部が前記回転伝達車の前記第1挿通孔に挿通して前記回転伝達車を回転軸と直交する方向において位置決めするシャフトと、
前記シャフトにおける前記一端部を支持する板金部と、を備える
駆動機構。 - さらに前記ドラム本体部に形成された位置決め部であって前記回転伝達車に挿通され、前記回転伝達車を前記回転伝達車の回転軸と直交する方向の位置決めをする位置決め部を備える
請求項1に記載の駆動機構。 - 前記回転伝達車は、
前記回転軸方向において前記第1挿通孔の前記ドラム部側に形成される第1円筒内側面部を有し、
前記位置決め部は、
前記シャフトに相対的に回転可能に挿通される第2挿通孔と、
前記第1円筒内側面部に相対的に回転可能に挿通する第2円筒外側面部とを有する
請求項2に記載の駆動機構。 - 前記第1円筒内側面部は、前記第1挿通孔の内径よりも大きい内径の挿通孔の側面であり、
前記第2円筒外側面部は、前記第1円筒内側面部の内径と略等しい外径の円筒側面である
請求項3に記載の駆動機構。 - 前記回転伝達車は、回転伝達車本体と、前記回転伝達車本体の前記ドラム部側に伸びるフランジ部と、を有し、
前記第1円筒内側面部は、前記フランジ部に形成される
請求項3又は4に記載の駆動機構。 - さらに前記回転伝達車と前記ドラム部とを相対的に回転不能に係合するカップリング部を備える
請求項1から5のいずれかに記載の駆動機構。 - 表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、
前記1又は複数の像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、
前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的に被転写材に転写する転写部と、
前記被転写材に転写されたトナー画像を前記被転写材に定着させる定着部と、
請求項1から6のいずれかに記載の駆動機構と、を備える
画像形成装置。
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---|---|---|---|---|
JPH11223993A (ja) * | 1998-02-09 | 1999-08-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真式画像形成装置 |
JP2006343358A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-12-21 | Ricoh Co Ltd | プロセスユニット及び画像形成装置 |
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