JP2011215386A - 駆動装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転伝達機構の軸間距離の精度を維持しつつ、組み立てが容易な駆動装置及びこれを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】駆動機構100aは、回転軸Cに対応して形成される第1挿通孔112aを有する回転伝達車110と、回転軸Cと直交する方向に移動可能に回転伝達車である従動歯車110を保持する保持部122を有するカバー部材120と、ドラム本体部201を有する感光体ドラム2aと、ドラム本体部201に挿通して配置される共に、回転軸方向CXにおける一端部130aが従動歯車110の第1挿通孔112aに挿通して従動歯車110を回転軸Cと直交する方向において位置決めするシャフト130と、シャフト130における一端部130aを支持する板金部140と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
コピー機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、一般的に、複数の像担持体(感光体ドラム)と、像担持体に形成された静電潜像をトナー画像に変換する現像器と、像担持体に形成されたトナー画像を用紙等の被転写材に転写する転写部と、被転写材に転写されたトナー画像を被転写材に定着させる定着部と、を備える。
画像形成装置においては、高画質化や低価格化が要求されており、これらの要求に伴って、駆動機構にも、高い寸法精度を維持しつつ簡単に組み立てられる構造が求められる。
高い寸法精度を有する駆動機構は、例えば、板金部と、板金部に支軸されたシャフトと、シャフトに支軸されたドラム部と、板金に堅固に組み付けられた駆動部とを備え、駆動部の出力軸に組み付けられた駆動歯車はドラム部に組み付けられる従動歯車に噛合している駆動機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載によれば、駆動機構は、駆動部とシャフトとが板金部に組み付けられているから、駆動歯車と従動歯車との軸間の精度を高くすることができる。
特開平5−127442号公報
特許文献1に記載の駆動機構は、シャフトと駆動部(出力軸)とが板金部に堅固に組み付けられてから、従動歯車を有するドラム部をシャフトの延びる方向に移動させながら該シャフトに組み付けることで組み立てられる。したがって、ドラム部をシャフトに組み付ける作業を行うときは、シャフトと出力軸との軸間が高い精度で維持されているので、シャフトと出力軸との軸間が離れる方向に余裕がない(換言すると、駆動歯車及び従動歯車の回転方向に余裕がない)状態で、従動歯車を駆動歯車に噛合させなければならず、組み立ての作業性が悪いという問題がある。そのような問題は、歯車や車輪のような他の一般的な回転伝達機構にも存在する。
本発明は、回転伝達機構の軸間距離の精度を維持しつつ、組み立てが容易な駆動装置及びこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、回転軸に対応して形成される第1挿通孔を有する回転伝達車と、前記回転軸と直交する方向に移動可能に前記回転伝達車を保持する保持部を有するカバー部材と、ドラム本体部を有するドラム部と、前記ドラム部に挿通して配置される共に、前記回転軸方向における一端部が前記回転伝達車の前記第1挿通孔に挿通して前記回転伝達車を回転軸と直交する方向において位置決めするシャフトと、前記シャフトにおける前記一端部を支持する板金部と、を備える駆動機構に関する。
さらに前記ドラム本体部に形成された位置決め部であって前記回転伝達車に挿通され、前記回転伝達車を前記回転伝達車の回転軸と直交する方向の位置決めをする位置決め部を備えることが好ましい。
前記回転伝達車は、前記回転軸方向において前記第1挿通孔の前記ドラム部側に形成される第1円筒内側面部を有し、前記位置決め部は、前記シャフトに相対的に回転可能に挿通される第2挿通孔と、前記第1円筒内側面部に相対的に回転可能に挿通する第2円筒外側面部とを有することが好ましい。
前記第1円筒内側面部は、前記第1挿通孔の内径よりも大きい内径の挿通孔の側面であり、前記第2円筒外側面部は、前記第1円筒内側面部の内径と略等しい外径の円筒側面であることが好ましい。
前記回転伝達車は、回転伝達車本体と、前記回転伝達車本体の前記ドラム部側に伸びるフランジ部と、を有し、前記第1円筒内側面部は、前記フランジ部に形成されることが好ましい。
さらに前記回転伝達車と前記ドラム部とを相対的に回転不能に係合するカップリング部を備えることが好ましい。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、前記1又は複数の像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的に被転写材に転写する転写部と、前記被転写材に転写されたトナー画像を前記被転写材に定着させる定着部と、上述のいずれかに記載の駆動機構と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、回転伝達機構の軸間距離の精度を維持しつつ、組み立てが容易な駆動装置及びこれを備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態としてのプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。 画像形成部GKを説明するための斜視図である。 画像形成部GKに用いられている駆動機構100aの正面から見た一部断面図である。 図3の一部拡大断面図である。 駆動機構100aの一部分解した拡大断面図である。 図5に続く駆動機構100aの組み立て手順を説明する拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図1により、第1実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の第1実施形態としてのプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。
以下の説明において、プリンタ1の前側に立ったユーザから見て、左右方向を矢印Xの方向とし、前後(奥行き)方向を矢印Yの方向とし、上下方向を矢印Zの方向とする。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tにトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成されている。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラ8と、対向ローラ18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、複数のローラ又はローラ対と、排紙部50と、を備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、画像形成時に感光体ドラム2a、2b、2c、2dが回転すると順に、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対して、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向(図2においては回転軸方向CX)に延びる回転軸を中心に、図1に示した矢印の方向に回転可能に配置されている。図2に示すように、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、互いに平行になるようにかつ回転軸方向CXに延びるように一列に整列している状態で、駆動機構100a、100b、100c、100dそれぞれに組み付けられている。感光体ドラム2a、2b、2c、2d、及び、駆動機構100a、100b、100c、100dは駆動ユニット100を形成している。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
図1に示すように、帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に正(プラス極性)に帯電させる。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置されている。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成されている。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置されている。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像の帯電電荷が除去された箇所に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラ、トナー攪拌用の攪拌ローラ等を有して構成されている。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、トナー搬送装置500a、500b、500c、500dによって結ばれている。
中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラ35、駆動ローラとして機能する対向ローラ18、テンションローラ36等に掛け渡されている。テンションローラ36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置されている。
中間転写ベルト7は、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成されている。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置されている。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に1次転写後に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラ8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成されている。詳細には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラ8とは反対側には、対向ローラ18が配置されている。中間転写ベルト7は、2次転写ローラ8と対向ローラ18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間に2次転写ニップN2が形成されている。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写されている。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧をされることで用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する給紙カセット52が配置されている。給紙カセット52は、装置本体Mのケース体BDから水平方向に引き出し可能に構成されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置されている。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容されている。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52の用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されているカセット給紙部51により搬送路Lに送り出されている。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対81とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされている用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの右側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置されている。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、を備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ニップN2との間)には、用紙Tを検出するための用紙検出センサ(図示せず)と、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラ対80とが配置されている。前記用紙検出センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置されている。レジストローラ対80は、前記用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
第1搬送路L1における第1合流部P1と第2合流部P2との間には、中間ローラ対82が配置されている。中間ローラ対82は、給紙ローラ対81に関して用紙搬送方向の下流側に配置され、給紙ローラ対81より搬送されている用紙Tを挟持して、レジストローラ対80へ搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられた搬送路である。戻し搬送路Lbによって、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において未印刷面に対してトナー画像が転写されている。
第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出され第3搬送路L3を上流側から下流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、排紙部50に向かう方向に整流すると共に、排紙部50から第3搬送路L3を下流側から上流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、戻し搬送路Lbに向かう方向に整流する。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成されている。排紙部50は、装置本体Mの上部に配置されている。排紙部50は、装置本体Mの左側面側(図1において左側)に向けて開口している。排紙部50は、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50は、排出ローラ対53を有している。排出ローラ対53によって、第3搬送路L3を上流側から下流側に搬送されている用紙Tを装置本体Mの外部に排紙すると共に、排紙部50において用紙Tの搬送方向を反転させて用紙Tを第3搬送路L3の上流側に向けて搬送することができる。
排紙部50の開口側には、排紙集積部M1が形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mの上面(外面)に形成されている。排紙集積部M1は、装置本体Mの上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mの上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサ(不図示)が配置されている。
次に、図1を参照して、第1実施形態のプリンタ1の動作について、簡単に説明する。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、中間ローラ対82により、レジストローラ対80に搬送される。
レジストローラ対80においては、用紙Tのスキュー補正や、画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とのタイミング調整が行われる。
レジストローラ対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間(2次転写ニップN2)に導入される。そして、用紙Tには、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間において、トナー画像が転写される。
その後、用紙Tは、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。
次いで、用紙Tは、第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、排出ローラ対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
手差しトレイ65に載置された用紙Tに片面印刷を行う場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラ対80に搬送される。それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。
次に、両面印刷を行う場合のプリンタ1の動作について説明する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラ対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。
詳述すると、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラ対53により排紙部50から排出されるまでは、前述した片面印刷の動作と同様である。而して、両面印刷の場合には、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラ対53により保持されている状態において、排出ローラ対53の回転を停止させ、逆方向に回転させる。このように排出ローラ対53を逆方向に回転させると、排出ローラ対53に保持されている用紙Tは、第3搬送路L3を逆方向(排紙部50から第1分岐部Q1に向かう方向)に搬送される。
前述したように、用紙Tが、第3搬送路L3を逆方向に搬送されると、整流部材58により、用紙Tは、戻し搬送路Lbへ整流され、その後、第2合流部P2を介して、第1搬送路L1に合流する。ここで、用紙Tは、片面印刷時とは表裏反転している。
さらに、用紙Tは、レジストローラ対80により前記補正又は前記調整が行われ、第1搬送路L1を介して、2次転写ニップN2に導入される。用紙Tは、戻し搬送路Lbを経由することにより、未印刷面が中間転写ベルト7に対向するので、未印刷面にトナー画像が転写され、その結果、両面印刷が施される。
<駆動ユニット>
次に、図2から図5により、第1実施形態のプリンタ1における駆動ユニット100及び駆動機構100a、100b、100c、100dの詳細について、説明する。
図2に示すように、画像形成部GKは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに、それぞれ、対応する駆動機構100a、100b、100c、100dを有する駆動ユニット100を備える。
駆動ユニット100は、一つの筺体に駆動機構100a、100b、100c、100dを収容してユニット化したものである。
<駆動機構>
以下、感光体ドラム2aに対応する駆動機構100aを中心に説明し、同様の構成である感光体ドラム2b、2c、2dに対応する駆動機構100b、100c、100dの説明は省略する。ここで、駆動機構100b、100c、100dの構成は、駆動機構100aの構成と同様であり、駆動機構100aについての説明を援用することができる。
図3及び図4に示すように、駆動機構100aは、回転伝達車としての従動歯車110と、従動歯車110を保持する保持部122を有するカバー部材120と、ドラム部としての感光体ドラム2aと、シャフト130と、板金部140と、を備える。
<従動歯車>
図4に示すように、従動歯車110は、カバー部材120に形成される保持部122の内部空間122a及びフランジ保持空間122bに収容配置される。従動歯車110は、第1挿通孔112aにシャフト130が挿通される前の状態において、保持部122に回転軸Cと直交する方向に移動可能に保持される。また、従動歯車110は、第1挿通孔112aにシャフト130が挿通された後の状態において、保持部122に回転軸Cと直交する方向に位置決めされる。保持部122は、回転軸方向CXに延びる円柱側面形状の内周面を有するボス形状とされる。
従動歯車110は、歯車本体部114aと、回転軸方向CXにおいて歯車本体部114aの感光体ドラム2a側に突出しているフランジ部114bと、を有する。
歯車本体部114aは、駆動体(モータ)に連結される駆動歯車115の複数の歯と噛合可能な複数の歯を有する。複数の歯は円筒部の外側周面に一体的に形成されている。歯車本体部114aは、カバー部材120の保持部122が形成する内部空間122aの内部に、回転軸Cと直交する方向に移動可能に配置されている。
フランジ部114bは、歯車本体部114aと一体に形成されている。フランジ部114bは、カバー部材120の保持部122が形成する円柱形状のフランジ保持空間122bの内部に、回転軸Cと直交する方向に移動可能に配置されている。
従動歯車110は、回転軸Cを中心に回転軸方向CXに延びるように形成される挿通孔部112を有する。
挿通孔部112は、回転軸方向CXにおいて、第1挿通孔112aと、第3挿通孔112cとを有する。
第1挿通孔112aは、回転軸方向CXにおける歯車本体部114a側に形成される。回転軸方向CXにおいて、第1挿通孔112aは、感光体ドラム2aと反対側の歯車本体部114aの側面に開口している。
第1挿通孔112aには、シャフト130が挿通される。第1挿通孔121aにシャフト130が挿通されることで、従動歯車110は、回転軸Cと直交する方向において位置決めされる。
第3挿通孔112cは、回転軸Cを中心に回転軸方向CXに延びるように、第1挿通孔112aの感光体ドラム2a側であるフランジ部114bに形成される。第3挿通孔112cは、組み立て時においてシャフト130が通過すると共に、組み立て後において位置決め部202が挿入される部分である。
ここで、第3挿通孔112cの外郭は、第1円筒内側面部112bにより形成される。
従動歯車110は、回転軸方向CXに延びるように、第3挿通孔112cの周囲を囲むように配置される円筒状の第1円筒内側面部112bを備える。
第1円筒内側面部112bの中心は、第1挿通孔112aの中心と同一である。第1円筒内側面部112bの内径は、第1挿通孔112aの内径よりも大きい。
回転軸方向CXにおいて、第1円筒内側面部112bで構成される第3挿通孔112cの歯車本体部114a側は、第1挿通孔112aのフランジ部114b側とつながっている。回転軸方向CXにおいて、第3挿通孔112cの感光体ドラム2a側は、フランジ部114bの側面に開口している。したがって、第3挿通孔112cと第1挿通孔112aとは、従動歯車110の中心を回転軸方向CXに貫く挿通孔部112を形成している。挿通孔部112は、フランジ部114b側から歯車本体部114a側に向けて徐々に内径が小さくなる構造を有する。したがって、第3挿通孔112cは、第1挿通孔112aの内径よりも大きい内径の挿通孔である。
<感光体ドラムと位置決め部>
図4に示すように、感光体ドラム2aは、円柱形状のドラム本体部201と、ドラム本体部201において従動歯車110側の一端に形成された位置決め部202とを有する。
位置決め部202は、従動歯車110の第1円筒内側面部112bと相対的回転可能かつ相対的摺動可能な大きさの第2円筒外側面部202aと、シャフト130の本体部130bと相対的回転可能かつ相対的摺動可能な大きさの第2挿通孔202bとを有する略円筒形状である。
位置決め部202の第2円筒外側面部202aは、第1円筒内側面部112bに相対的に回転可能に挿通し合う大きさである。第2円筒外側面部202aは、外径が第1円筒内側面部112bの内径と略等しくなるように形成されている。位置決め部202の第2挿通孔202bは、後述するシャフト130の本体部130bに相対的に回転可能に挿通される。
位置決め部202は、第2円筒外側面部202aに従動歯車110の第1円筒内側面部112bに挿通された状態で、従動歯車110を回転軸Cと直角の方向の位置決めをする。
<カバー部材>
カバー部材120は、後述する板金部140における感光体ドラム2a側に配置される。
カバー部材120は、従動歯車110を保持する保持部122を有する。保持部122は、回転軸Cと直交する方向に移動可能に従動歯車110を保持する。
カバー部材120は、歯車本体部114aを保持する内部空間122aと、フランジ部114bを保持するフランジ保持空間122bとを有する。
具体的には、保持部122において、内部空間122aは、回転軸Cと直交する方向に移動可能に歯車本体部114aを保持し、また、フランジ部114bは、回転軸Cと直交する方向に移動可能にフランジ保持空間122bに保持する。
つまり、保持部122は、従動歯車110にシャフト130の本体部130bが挿通される前の状態(挿通されていない状態)において、従動歯車110を回転軸Cと直交する方向に移動可能に保持する。また、保持部122は、従動歯車110に後述するシャフト130が挿通された後の状態(挿通されてた状態)において、従動歯車110を回転軸Cの周りを回転可能に保持する。
<シャフト>
図3に示すように、シャフト130は、回転軸方向CXにおいて感光体ドラム2aよりも長い円柱形状(棒状)の部材である。シャフト130は、本体部130bと、裁頭円錐部130cを有する一端部130aとを有する。
図4に示すように、シャフト130は、一端部130aが感光体ドラム2aの位置決め部202に形成された第2挿通孔202bに、相対的摺動可能かつ相対的回転可能に挿通して配置される共に、従動歯車110の第1挿通孔112aに挿通して、従動歯車110を回転軸Cと直交する方向において位置決めする。
シャフト130は、一端部130aの裁頭円錐部130cが板金部140に形成された位置決め穴144を挿通して、一端部130aが位置決め穴144に嵌合するよう配置される。したがって、シャフト130は、板金部140に形成された位置決め穴144によって回転軸Cと直交する方向の位置決めが正確になされている。
シャフト130は、板金部140の位置決め穴144に相対的回転不能に組み付けられると共に、従動歯車110を相対的回転可能に保持する。これにより、従動歯車110は、板金部140に対して位置決めされた状態でかつシャフト30に回転可能に保持される。
<板金部>
板金部140には、従動歯車110に噛合可能な駆動歯車115を軸支する歯車支持軸116が嵌合する挿通孔142が形成されている。駆動歯車115は、歯車支持軸116を介して板金部140に回転可能に堅固に支持されている。
板金部140は、駆動歯車115が位置決めした状態で保持している。ここで、板金部140は、シャフト130を介して従動歯車110を位置決めした状態で保持している。
したがって、板金部140は、精度の高い軸芯間距離で、駆動歯車115と従動歯車110とを保持する。
詳細には、板金部140は、シャフト130が板金部140の位置決め穴144に挿通されることで、従動歯車110を移動させると共に、駆動歯車115と精度の高い軸芯間距離の所定位置で保持する。
<カップリング部>
駆動機構100aは、従動歯車110と感光体ドラム2aとを相対的回転不能に連結可能なカップリング部210を備えている。カップリング部210は、フランジ部114bに形成されたハブ部210aと、ハブ部210aに噛み合う、感光体ドラム2aに形成されたハブ部210bとを有する。ハブ部210aは、フランジ部114bの感光体ドラム2a側の端面に形成された、第1円筒内側面部112bの周囲に底面が扇状の複数の柱部材である。ハブ部210bは、ドラム本体部201の従動歯車110の端面に形成された位置決め部202の第2円筒外側面部202aの周囲に設けられた、底面が扇状の複数の柱部材である。ハブ部210aとハブ部210bとは、回転軸Cの周り方向において、相対的回転不能に互いに噛み合う構造を有する。
図5及び図6に示すように、駆動機構100aは、以下のようにして組み立てられる。
まず、作業者は、シャフト130を感光体ドラム2aの位置決め部202の第2挿通孔202bに挿通させる。シャフト130は、第2挿通孔202bの内径とシャフト130の外径とは略同一とされているので、回転軸Cの延びる方向及び回転軸Cの回る方向に摺動可能に位置決め部202に挿通される。
次に、作業者は、シャフト130の一端部130aを従動歯車110の第3挿通孔112cに差し込む。このとき、作業者は、従動歯車110を、保持部122によって回転軸Cと直交する方向には移動させることができるので、シャフト130を第3挿通孔112cに容易に挿通させることができる。
図6に示すように、さらに、作業者は、シャフト130の一端部130aを従動歯車110の第3挿通孔112cに挿入させる。このとき、シャフト130の一端部130aは、先細り形状である裁頭円錐部130cとなっているので、作業者は、シャフト130を、第3挿通孔112cより小さい内径を有する第1挿通孔112aに、容易に挿通させることができる。
さらに、シャフト130を従動歯車110に挿通させると、シャフト130の一端部130aの裁頭円錐部130cが位置決め穴144に挿通される。このとき、シャフト130が位置決め穴144に挿通されるにしたがって、従動歯車110は、回転軸Cと直交する方向に移動しながら、位置決めされる。位置決めされた従動歯車110は駆動歯車115と噛合し、回転伝達機構101を構成する。駆動歯車115と従動歯車110とは、いずれも板金部140に組み付けられているので、回転伝達機構101の軸間距離の精度を維持することができる。
さらに、シャフト130を従動歯車110に挿通させると、位置決め部202の第2円筒外側面部202aが第1円筒内側面部112bに嵌合する。これにより、従動歯車110は、第1挿通孔112aとシャフト130とが嵌合することと、第1円筒内側面部112bと第2円筒外側面部202aとが嵌合することと、第2挿通孔202bとシャフト130の本体部130bとが嵌合することとによってシャフト130に支持される。
さらに、シャフト130を従動歯車110側に挿通させると、図4に示すようにカップリング部210のハブ部210aとハブ部210bとが係合し、従動歯車110の回転は、カップリング部210を介して、感光体ドラム2aに伝えられる。
このように、本実施形態によれば、回転伝達機構の軸間距離の精度を維持しつつ、組み立てが容易な駆動装置及びこれを備える画像形成装置を提供することができる。つまり、従動歯車110はカバー部材120によって従動歯車110の回転軸と直角の方向に移動可能に支持された状態で、シャフト130が従動歯車110に挿通されるので、従動歯車110は、従動歯車110の回転軸と直角の方向の位置決めがされる。このため、従動歯車110を駆動歯車115に精度よく係合させた状態でシャフト130を従動歯車110に挿通させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されていることなく、種々の形態を採用することができる。
本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
シャフト130は位置決め穴144に相対的回転不能に組み付けられたとして説明したが、これに限定されず、シャフト130は位置決め穴144に相対的回転可能に組み付けられていてもよい。
C……回転軸、100……駆動ユニット、100a、100b、100c、100d……駆動機構、110……従動歯車(回転伝達車)、112……挿通孔部、112a……第1挿通孔、112b……第1円筒内側面部、112c……第3挿通孔、114a……歯車本体部、114b……フランジ部、115……駆動歯車、116……歯車支持軸、120……カバー部材、122……保持部、122a……内部空間、122b……フランジ保持空間、130……シャフト、130a……一端部、130b……本体部、130c……裁頭円錐部、140……板金部、142……挿通孔、144……位置決め穴、201……ドラム本体部、202……位置決め部、202a……第2円筒外側面部、202b……第2挿通孔、210……カップリング部、210a、210b……ハブ部

Claims (7)

  1. 回転軸に対応して形成される第1挿通孔を有する回転伝達車と、
    前記回転軸と直交する方向に移動可能に前記回転伝達車を保持する保持部を有するカバー部材と、
    ドラム本体部を有するドラム部と、
    前記ドラム部に挿通して配置される共に、前記回転軸方向における一端部が前記回転伝達車の前記第1挿通孔に挿通して前記回転伝達車を回転軸と直交する方向において位置決めするシャフトと、
    前記シャフトにおける前記一端部を支持する板金部と、を備える
    駆動機構。
  2. さらに前記ドラム本体部に形成された位置決め部であって前記回転伝達車に挿通され、前記回転伝達車を前記回転伝達車の回転軸と直交する方向の位置決めをする位置決め部を備える
    請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記回転伝達車は、
    前記回転軸方向において前記第1挿通孔の前記ドラム部側に形成される第1円筒内側面部を有し、
    前記位置決め部は、
    前記シャフトに相対的に回転可能に挿通される第2挿通孔と、
    前記第1円筒内側面部に相対的に回転可能に挿通する第2円筒外側面部とを有する
    請求項2に記載の駆動機構。
  4. 前記第1円筒内側面部は、前記第1挿通孔の内径よりも大きい内径の挿通孔の側面であり、
    前記第2円筒外側面部は、前記第1円筒内側面部の内径と略等しい外径の円筒側面である
    請求項3に記載の駆動機構。
  5. 前記回転伝達車は、回転伝達車本体と、前記回転伝達車本体の前記ドラム部側に伸びるフランジ部と、を有し、
    前記第1円筒内側面部は、前記フランジ部に形成される
    請求項3又は4に記載の駆動機構。
  6. さらに前記回転伝達車と前記ドラム部とを相対的に回転不能に係合するカップリング部を備える
    請求項1から5のいずれかに記載の駆動機構。
  7. 表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、
    前記1又は複数の像担持体に形成された静電潜像にトナー画像を現像する現像器と、
    前記像担持体に形成されたトナー画像を直接的又は間接的に被転写材に転写する転写部と、
    前記被転写材に転写されたトナー画像を前記被転写材に定着させる定着部と、
    請求項1から6のいずれかに記載の駆動機構と、を備える
    画像形成装置。
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