JP2011214659A - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 チェーンによるオイル掻き上げによるオイルへの気泡混入の問題を改善する。
【解決手段】 チェーンカバー50は、駆動軸1と油圧ポンプ40との間に延在するチェーン32の背面及び側面を覆うチェーンカバー部51と、該チェーンカバー部51に連結し、該チェーンカバー部51の下端から横方向に延びてオイルストレーナ20の上方を覆う水平カバー部52とで構成される。チェーンカバー部51には、チェーン32の背面に対向する箇所に切り欠き60a,60bを設け、水平カバー部52には、チェーンカバー部51の切り欠き60a,60bから離れた一辺寄りであって、かつ、オイルストレーナ20の吸引口から離れた一辺寄りに位置するようにオイル排出用開口61a,61bを設ける。水平カバー部52の上面において、チェーンカバー部51の切り欠きの下端に対応する位置からオイル排出用開口に至るまで樋溝を設けてる。
【選択図】 図3
【解決手段】 チェーンカバー50は、駆動軸1と油圧ポンプ40との間に延在するチェーン32の背面及び側面を覆うチェーンカバー部51と、該チェーンカバー部51に連結し、該チェーンカバー部51の下端から横方向に延びてオイルストレーナ20の上方を覆う水平カバー部52とで構成される。チェーンカバー部51には、チェーン32の背面に対向する箇所に切り欠き60a,60bを設け、水平カバー部52には、チェーンカバー部51の切り欠き60a,60bから離れた一辺寄りであって、かつ、オイルストレーナ20の吸引口から離れた一辺寄りに位置するようにオイル排出用開口61a,61bを設ける。水平カバー部52の上面において、チェーンカバー部51の切り欠きの下端に対応する位置からオイル排出用開口に至るまで樋溝を設けてる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動変速機その他の動力伝達装置内における潤滑構造に関し、特に、潤滑油供給用の油圧ポンプに駆動力を伝達するためのチェーンをカバーする構造を有するものに関する。
自動変速機内に潤滑油を供給するための油圧ポンプを入力軸から離隔させて配置し、入力軸からの回転動力をチェーンを介して油圧ポンプのドリブンスプロケットに伝達して油圧ポンプを駆動するようにした潤滑構造が知られている(例えば下記特許文献1)。このタイプの潤滑構造において、チェーンの下端部に溜まったオイルがチェーンや油圧ポンプのドリブンスプロケットによって攪拌されることで油中に気泡が生じ、気泡を含むオイルがオイルストレーナに還流し油圧ポンプで吸引されてしまうことにより油圧オイル状態の悪化あるいは潤滑性能の悪化を招く、という問題を解決するために、チェーンの下端部をカバーするチェーンカバー部と、ファイナルギヤ側の空間とオイルストレーナ側の空間とを分離するファイナルギヤカバー部とを有するバッフルプレートを設けることが下記特許文献2に示されている。
このタイプの潤滑構造においては、入力軸及び自動変速機ケース内の各回転部材の側から流れ落ちてくるオイルがチェーン内に入り、チェーンが該オイルを掻き上げてしまうことにより気泡がオイル内に含まれてしまう、という問題があった。また、チェーン内に入り込んで掻き上げられたオイルがチェーンと共に移動してチェーン下端にオイル溜まりが出来、気泡混入(エアレーション)が促進される、という問題もあった。これに対して、上記特許文献2に示された構造にあっては、チェーンカバー部はチェーンの下端部の油圧ポンプのドリブンスプロケットの周辺しかカバーしない構成であるため、入力軸から油圧ポンプまでの間に延在するチェーン部分へのオイルの落ち込みを防ぐことができず、該チェーン部分によるオイルの掻き上げの問題を改善することができない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、チェーンによるオイル掻き上げができるだけ起こらないようにし、オイル掻き上げによるオイルへの気泡混入(エアレーション)の問題を改善し、かつ、油圧ポンプに吸入されるオイルにおける気泡混入(エアレーション)の問題を改善できるようにした動力伝達装置の潤滑構造を提供しようとするものである。
本発明は、油圧ポンプ(40)と、駆動軸(2)の回転を前記油圧ポンプに伝達するチェーン(32)と、前記油圧ポンプ(40)の吸入口に連通し、オイル溜の中に設けられたオイルストレーナ(20)とを具備し、前記油圧ポンプ(40)から排出されるオイルが動力伝達装置(1)内を巡り前記オイル溜に戻るように構成された動力伝達装置(1)の潤滑構造において、前記駆動軸(1)と前記油圧ポンプ(40)との間に延在する前記チェーン(32)の背面及び側面を覆うチェーンカバー部(51)と、前記チェーンカバー部(51)に連結し、該チェーンカバー部(51)の下端から横方向に延びて前記オイルストレーナ(20)の上方を覆う水平カバー部(52)とで構成されるチェーンカバー(50)を具備し、前記チェーンカバー部(51)には、前記チェーン(32)の背面に対向する箇所に切り欠き(60a,60b)を設け、前記水平カバー部(52)には、前記チェーンカバー部(51)の前記切り欠き(60a,60b)から離れた一辺寄りであって、かつ、前記オイルストレーナ(20)の吸引口から離れた一辺寄りに位置するようにオイル排出用開口(61a,61b)を設け、かつ、前記水平カバー部(52)の上面において、前記チェーンカバー部(51)の前記切り欠き(60a,60b)の下端に対応する位置から前記オイル排出用開口(61a,61b)に至るまで樋溝を設けてなることを特徴とする。なお、上記で括弧内に示し数字は、以下説明する実施例における対応する要素の図面参照番号であり、参考として示すものである。
本発明によれば、チェーンカバーがチェーンカバー部と水平カバー部とで構成され、チェーンカバー部が駆動軸と油圧ポンプとの間に延在するチェーンの背面及び側面を覆うように構成されているので、動力伝達装置内の各回転部材の側から流れ落ちてくるオイルがチェーン内に入り込まないようにすることができる。これにより、チェーン内に入り込むオイル量を減らし、チェーンによるオイル掻き上げができるだけ起こらないようにすることができる。また、チェーンカバー部には、チェーンの背面に対向する箇所に切り欠きを設けているので、チェーンカバーの内側に溜まってチェーンで掻き上げられたオイルを該切り欠きから該チェーンカバーの外側に(水平カバー部の上面に)排出することができる。従って、これによっても、チェーンの下端に滞留するオイル量を減らし、チェーンによるオイル掻き上げによるエアレーション量を減らすことができる。そして、水平カバー部には、チェーンカバー部の前記切り欠きから離れた一辺寄りであって、かつ、前記オイルストレーナの吸引口から離れた一辺寄りに位置するようにオイル排出用開口を設けているので、水平カバー部のオイル排出用開口は、チェーンカバー部の切り欠き及びオイルストレーナの吸引口の双方からできるだけ離れた位置に配置されるような構成となっている。これは、チェーンカバー部の切り欠きから水平カバー部の上面に落下したオイルが水平カバー部の上面をたどってオイル排出用開口に至るまでの経路を可及的に長くとることができ、また、オイル排出用開口から底部のオイル溜に落下したオイルがオイルストレーナの吸引口に至るまでの経路を可及的に長くとることができることを意味する。このように、還流するオイルがオイルストレーナの吸引口に至るまでの経路をできるだけ長くとることにより、還流するオイル内に生じた気泡を解消させるための時間をかせぐことができ、油圧ポンプに吸入されるオイルにおける気泡混入(エアレーション)の問題を改善することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る潤滑構造を備えた動力伝達装置の全体構成例を示す側断面図である。また、図2は、図1の矢印A方向から本発明の一実施例に係るチェーンカバー50とトルクコンバータケース11の外側面を見た概略背面図である。尚、図1は、図2のB−B線矢視断面及び側面図であり、チェーンカバー50に関連する部分を側面図で示し、他の部分を断面図で示している。
動力伝達装置1の構造それ自体は公知の如何なる構造からなるものであってもよい。図1に示す例においては、動力伝達装置1は、エンジン(図示せず)の駆動力を入力軸2に伝達するトルクコンバータ1Aと、入力軸2の回転を変速して出力するための変速機1Bとで構成されている。変速機1Bは、入力軸2の回転を増速して出力する増速用プラネタリ機構G1と、増速用プラネタリ機構G1からの増速回転を入力として変速回転を出力する変速用プラネタリ機構G2と、変速段設定用の摩擦係合要素であるクラッチC1,C2及びブレーキB1,B2などで構成された変速機構3を備える自動変速機である。ここでは、変速機構3の詳細な構成及び動作の説明は省略する。なお、以下の説明で軸方向というときは、入力軸2の軸方向を示すものとする。また、トルクコンバータ1Aの側から見た面を正面といい、変速機1Bの側から(つまり矢印Aの方向から)見た面を背面ということにする。
トルクコンバータ1Aは、トルクコンバータケース(以下、「TCケース」と記す。)11に収容されており、変速機構3は、トランスミッションケース(以下、「Mケース」と記す。)12に収容されている。Mケース12は、TCケース11の軸方向を向く外側面11aに対して軸方向に隣接して設置されている。Mケース12は、有底容器状に形成されており、開口端12aをTCケース11側に向けた状態で、該開口端12aがTCケース11の外側面11aに接合されることで、密閉されたケース空間を構成する。すなわち、動力伝達装置1のケーシングは、トルクコンバータ1Aを収容したTCケース11と、変速機構3を収容したMケース12とからなり、これらTCケース11とMケース12を軸方向に突き合わせて接合した構成である。
入力軸2に対して径方向の外側に離間した位置には、ギヤ式の油圧ポンプ40が設置されている。入力軸(駆動軸)2に設けられた駆動スプロケット30と油圧ポンプ40のポンプ駆動軸(回転軸)に設けられた従動スプロケット31との間にはチェーン32が掛け渡されており、入力軸(駆動軸)2の回転を油圧ポンプ40に伝達し、該油圧ポンプ40を駆動する。なお、図1では駆動スプロケット30と従動スプロケット31は他の部品によって隠れて図に現れていないが、存在場所を示すために点線引用線によって符号を記載する。また、図2では従動スプロケット31は油圧ポンプ40の裏に隠れて図に現れていないが、存在場所を示すために点線引用線によって符号を記載する。
動力伝達装置1のケーシングの底部は、動力伝達装置1内の各部位を循環してきた潤滑油のオイル溜となっており、その中にオイルストレーナ20が設けられている。公知のように、オイルストレーナ20は所定位置にオイル吸引口20aを有し、オイル吸引口20aがオイルフィルタ(図示せず)を経由して油圧ポンプ40の吸入口(図示せず)に連通している。油圧ポンプ40は、オイル溜からオイルストレーナ20を経由してオイルを吸引し、動力伝達装置1の各部に潤滑油を供給し、また、油圧回路に圧油を供給する。油圧ポンプから排出されたオイル(潤滑油)は動力伝達装置1内を巡りオイル溜に戻るように構成されている。
油圧ポンプ40及びオイルストレーナ20の直上にチェーンカバー50が設けられている。チェーンカバー50は、図1では背面図として表されており、図2では側面図として表されている。更に、チェーンカバー50を単独で背面側からみた斜視図を図3に示す。チェーンカバー50は、入力軸(駆動軸)2と油圧ポンプ40との間に延在するチェーン32の背面及び側面を覆うチェーンカバー部51と、該チェーンカバー部51に連結し、該チェーンカバー部51の下端から横方向に延びてオイルストレーナ20の上方を覆う水平カバー部52とを含んで構成されており、例えば合成樹脂の一体成型によって形成されている。この構成によって、入力軸(駆動軸)2と油圧ポンプ40との間に長く延びたチェーン32の背面及び側面がチェーンカバー部51で覆われ、油圧ポンプ40及びオイルストレーナ20の直上が水平カバー部52で覆われる。なお、チェーン32の正面は、TCケース11の外側面11aに面しているので、格別のカバーで覆う必要がない。
動力伝達装置1内の各回転部材から排出された潤滑油としてのオイルが、チェーン32の方に落下した場合、チェーンカバー部51に当って該チェーンカバー部51の表面を伝わり、水平カバー部52の上面に滴り落ちる。これによって、動力伝達装置1内の各回転部材の側から流れ落ちてくるオイルがチェーン32内にできるだけ入り込まないようにすることができる。従って、チェーン32内に入り込むオイル量を減らし、チェーン32によるオイル掻き上げができるだけ起こらないようにすることができる。
また、チェーンカバー部51には、チェーン32の背面に対向する箇所に適宜の範囲で切り欠き60a,60bを設けてある。チェーンカバー部51によってチェーン32内へのオイルの入り込みを改善することができても、チェーン32の下端にはチェーン潤滑のためのオイルが溜まるので、溜まったオイルはチェーン32で掻き上げられて、エアレーションが起こされる。切り欠き60a,60bを設けたことにより、チェーン32で掻き上げられたオイルを該切り欠き60a,60bから該チェーンカバー50の外側に(水平カバー部52の上面に)排出することができる。従って、これによっても、チェーン32の下端に滞留するオイル量を減らし、チェーン32によるオイル掻き上げによるエアレーション量を減らすことができる。
図3において、矢印Rはチェーンカバー部51の内側に位置するチェーン32の回転方向を示している。チェーンカバー部51は、上向きに動くチェーン部分に対応する第1のチェーンカバー部51aと、下向きに動くチェーン部分に対応する第2のチェーンカバー部52bとを含んでいる。チェーン32によるオイル掻き上げは、上向きに動くチェーン部分で主に発生するので、第1のチェーンカバー部51aに設けられた切り欠き60aから排出されるオイル量の方が第2のチェーンカバー部51bに設けられた切り欠き60bから排出されるオイル量よりも多く、第1のチェーンカバー部51aに設けられた切り欠き60aの方が重要である。従って、本発明においては、少なくとも、上向きに動くチェーン部分に対応する第1のチェーンカバー部51aにおいて切り欠き60aを設けるようにすることで、所期の効果を得ることができる。また、図示のように、上向きに動くチェーン部分に対応する第1のチェーンカバー部51aの上端がチェーン32の上端に対応する位置まで延在しているが、第2のチェーンカバー部51bの上端はそこまで延びていない。これは、上向きに動くチェーン部分によってチェーン32の上端に対応する位置まで勢いよく掻き上げられたオイルを第1のチェーンカバー部51aの上部で止め、該チェーンカバー部51aの傾斜を伝って切り欠き60aから速やかにカバー外に排出させるようにするために有利である。
一方、水平カバー部52には、チェーンカバー部51の切り欠き60a,60bから離れた一辺(52a)寄りであって、かつ、オイルストレーナ20の吸引口20aから離れた一辺(52b)寄りに位置するようにオイル排出用開口61a,61bを設けてある。図示の実施例では、チェーンカバー50を配置したときオイルストレーナ20の吸引口20aは、水平カバー部52の一辺52c(図3で右側の辺)寄りに位置するようになる。そこで、オイルストレーナ20の吸引口20aから離れた水平カバー部52の一辺として図3で左側の辺52bが選択される。また、チェーンカバー部51の切り欠き60a,60bから離れた一辺とは、図3で手前側の辺52aである。よって、水平カバー部52において、一辺52a及び一辺52b寄りの適宜の箇所、つまり、辺52aと52bの角寄りの適宜の箇所にオイル排出用開口61a,61bを設ける。なお、図示例では、2箇所でオイル排出用開口61a,61bを設けているが、1箇所だけでもよい。
更に、水平カバー部52の上面において、チェーンカバー部51の切り欠き60aの下端に対応する位置から前記オイル排出用開口(61a,61bのいずれか一方であってよい)に至るまで樋溝(凹み)を設けてある。この樋溝の経路は、図3中において矢印62で大略示してあるように、水平カバー部52の周縁部(辺52c及び52a)寄りに沿って設けられている。水平カバー部52の表面は、製品設計上、下側の部品の形状等に左右されて、図示のように、不規則的な凹凸を有するものとなるが、オイル排出用開口61a,61bが最も低くなるように、水平カバー部52の上面の随所で緩い傾斜をつけることで樋溝を形成し、もって、水平カバー部52の上面に落下したオイルがオイル排出用開口61a,61bに集まって該開口から下方のオイル溜に落ち込むようにしている。従って、樋溝は、矢印62で大略示したチェーンカバー部51の切り欠き60aの下端に対応する位置からオイル排出用開口61a又は61bに至るまでの(水平カバー部52の周縁部寄りに沿う)一つの経路に限らず、その他、様々な支流があってよい。例えば、図示の実施例において、水平カバー部52の一辺52cから矢印62で示した樋溝に向けて緩い傾斜が形成されていて、一辺52c寄りの側に落下したオイルが矢印62で示した樋溝に合流してオイル排出用開口61a,61bに向かうようになっている。その他、各所に傾斜が設けられ、水平カバー部52の上面に落下したオイルがオイル排出用開口61a,61bに向かうようになっている。
これにより、チェーンカバー部51の切り欠き60a,60bから(及びチェーンカバー部51の側壁から)水平カバー部52の上面に落下したオイルが水平カバー部の上面をたどってオイル排出用開口61a,61bに至るまでの経路を可及的に長くとることができ、また、オイル排出用開口61a,61bから底部のオイル溜に落下したオイルがオイルストレーナ20の吸引口20aに至るまでの経路を可及的に長くとることができる。このように、還流するオイルがオイルストレーナ20の吸引口20aに至るまでの経路をできるだけ長くとることにより、還流するオイル内に生じた気泡を解消させるための時間をかせぐことができ、油圧ポンプ40に吸入されるオイルにおける気泡混入(エアレーション)の問題を改善することができる。
なお、本発明は、上記実施例に示したような車両の自動変速機に限らず、その他の動力伝達装置における潤滑構造において適用可能である。
1 動力伝達装置
1A トルクコンバータ
1B 変速機
2 入力軸(駆動軸)
3 変速機構
11 トルクコンバータケース
12 トランスミッションケース
20 オイルストレーナ
32 チェーン
40 油圧ポンプ
50 チェーンカバー
51 チェーンカバー部
51a 第1のチェーンカバー部
51b 第2のチェーンカバー部
52 水平カバー部
60a,60b 切り欠き
61a,61b オイル排出用開口
1A トルクコンバータ
1B 変速機
2 入力軸(駆動軸)
3 変速機構
11 トルクコンバータケース
12 トランスミッションケース
20 オイルストレーナ
32 チェーン
40 油圧ポンプ
50 チェーンカバー
51 チェーンカバー部
51a 第1のチェーンカバー部
51b 第2のチェーンカバー部
52 水平カバー部
60a,60b 切り欠き
61a,61b オイル排出用開口
Claims (3)
- 油圧ポンプと、
駆動軸の回転を前記油圧ポンプに伝達するチェーンと、
前記油圧ポンプの吸入口に連通し、オイル溜の中に設けられたオイルストレーナと
を具備し、前記油圧ポンプから排出されるオイルが動力伝達装置内を巡り前記オイル溜に戻るように構成された動力伝達装置の潤滑構造において、
前記駆動軸と前記油圧ポンプとの間に延在する前記チェーンの背面及び側面を覆うチェーンカバー部と、
前記チェーンカバー部に連結し、該チェーンカバー部の下端から横方向に延びて前記オイルストレーナの上方を覆う水平カバー部と
で構成されるチェーンカバーを具備し、
前記チェーンカバー部には、前記チェーンの背面に対向する箇所に切り欠きを設け、
前記水平カバー部には、前記チェーンカバー部の前記切り欠きから離れた一辺寄りであって、かつ、前記オイルストレーナの吸引口から離れた一辺寄りに位置するようにオイル排出用開口を設け、かつ、
前記水平カバー部の上面において、前記チェーンカバー部の前記切り欠きの下端に対応する位置から前記オイル排出用開口に至るまで樋溝を設けてなる
ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。 - 前記チェーンカバー部は、上向きに動くチェーン部分に対応する第1のチェーンカバー部と、下向きに動くチェーン部分に対応する第2のチェーンカバー部とを含み、前記第1のチェーンカバー部の上端が前記チェーンの上端に対応する位置まで延在していることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
- 前記樋溝は、前記水平カバー部の周縁部寄りに沿って設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
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2010
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