JP2011213310A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン始動の応答遅れを抑制できる車両制御システムを提供すること。
【解決手段】エンジンと駆動輪との動力の伝達経路に配置され、作動流体の圧力で係合可能であり、かつ係合することでエンジンと駆動輪との動力の伝達を可能とするクラッチと、伝達経路におけるクラッチよりも駆動輪側に連結された電動機とを備え、クラッチを解放し、かつエンジンを停止して電動機の動力で走行する電動機走行、及びエンジンの動力を利用して走行するエンジン走行を実行可能である。電動機走行からエンジン走行に移行する場合、クラッチを係合させて電動機の動力によりエンジンを始動させる。移行するときのエンジンの始動の応答性を高める必要がある(S30肯定)場合、移行のためのエンジンの始動要求がなされる前に予めクラッチに作動流体の圧力を供給する(S40,S50)。予め供給される圧力は、エンジン始動の開始時にクラッチに供給される圧力よりも低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システムに関する。
従来、エンジンと電動機とを備え、エンジンと電動機とがクラッチを介して接続された車両が知られている。例えば、特許文献1には、内燃エンジンと電動モータとを第1のクラッチを介して接続し、電動モータと駆動輪とを第2のクラッチを介して接続したハイブリッド駆動電気車両において、第2のクラッチを半クラッチ状態とし、第1のクラッチを所定の伝達トルクに応じた締結圧で締結し、電動モータの回転トルクで内燃エンジンを始動するハイブリッド駆動電気車両のエンジン始動制御方法の技術が開示されている。
特開2009−208686号公報
エンジンと電動機とがクラッチを介して接続された車両において、クラッチを解放し、かつエンジンを停止して電動機の出力する動力で走行する場合がある。この電動機走行時において、エンジンの出力する動力を利用する走行に移行する場合、エンジン始動の応答性がドライバビリティに影響することがある。例えば、エンジン始動の応答が遅れると、ドライバビリティの低下を招く。
本発明の目的は、エンジン始動の応答遅れを抑制することができる車両制御システムを提供することである。
本発明の車両制御システムは、車両におけるエンジンと駆動輪との動力の伝達経路に配置され、作動流体の圧力が供給されることで係合可能であり、かつ係合することで前記エンジンと前記駆動輪との動力の伝達を可能とするクラッチと、前記伝達経路における前記クラッチよりも前記駆動輪側に連結され、前記伝達経路を介して前記クラッチおよび前記駆動輪に動力を伝達可能な電動機とを備え、前記クラッチを解放し、かつ前記エンジンを停止して前記電動機の出力する動力で走行する電動機走行、および少なくとも前記エンジンの出力する動力を利用して走行するエンジン走行を実行可能であり、前記電動機走行から前記エンジン走行に移行する場合、前記クラッチを係合させて前記電動機が出力する動力により前記エンジンを回転させて前記エンジンを始動させるものであって、前記移行するときの前記エンジンの始動の応答性を高める必要がある場合、前記移行するための前記エンジンの始動要求がなされる前に予め前記クラッチに前記作動流体の圧力を供給し、前記予め供給される圧力は、前記移行するための前記エンジンの始動の開始時に前記クラッチに供給される圧力よりも低いことを特徴とする。
上記車両制御システムにおいて、前記始動の応答性を高める必要がある場合とは、前記エンジンの始動が完了して前記車両に要求される駆動力が実現されるタイミングに遅れが生じると予測される場合、あるいは、前記車両に要求される駆動力と実際の駆動力との乖離が大きくなると予測される場合の少なくともいずれか一方であることが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記始動の応答性を高める必要が、前記作動流体の温度、前記作動流体の粘性、前記電動機と電力を授受する蓄電装置の充電状態、前記車両に要求される駆動力の大きさ、あるいはアクセル操作量の変化速度の少なくとも一つに基づいて決定されることが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記予め供給される圧力により、前記クラッチを係合させるピストンの圧力室に前記作動流体が充填されることが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記予め供給される圧力は、前記エンジンのクランキングが開始する圧力よりも低いことが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記予め供給される圧力は、前記クラッチが係合する圧力よりも低いことが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記予め供給される圧力により、前記クラッチの係合部材が互いに接触することが好ましい。
本発明にかかる車両制御システムは、電動機走行からエンジン走行に移行するときのエンジンの始動の応答性を高める必要がある場合、エンジン走行に移行するためのエンジンの始動要求がなされる前に予めクラッチに作動流体の圧力を供給する。予め供給される圧力は、エンジン走行に移行するためのエンジンの始動の開始時にクラッチに供給される圧力よりも低い。本発明にかかる車両制御システムによれば、予めクラッチに圧力が供給されることで、エンジン始動の応答遅れを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる車両制御システムの動作を示すフローチャートである。 図2は、実施形態にかかる車両の要部を示す概略構成図である。 図3は、作動油の油温とエンジン始動の応答性との関係を示す図である。 図4は、充電状態SOCと走行モードとの関係を示す図である。 図5は、走行パワーと高応答性始動の優先度との関係を示す図である。 図6は、アクセル開度変化量と高応答性始動の優先度との関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる車両制御システムの一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(実施形態)
図1から図6を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、作動流体の圧力が供給されることで係合可能であり、かつ係合することでエンジンと駆動輪との動力の伝達を可能とするクラッチと、伝達経路におけるクラッチよりも駆動輪側に連結された電動機とを備える車両制御システムに関する。図1は、本発明の実施形態にかかる車両制御システムの動作を示すフローチャート、図2は、本実施形態にかかる車両の要部を示す概略構成図である。
エンジンと、モータジェネレータ(電動機、以下「MG」とも記載する。)と、エンジンとMGとの間のクラッチとを備え、MGのみを動力源とする電気自動車モード(EVモード)からエンジンを動力源に含むEHVモードへと遷移する場合に、MGをエンジンのスタータモータとし、クラッチを締結してエンジン始動を行うHVシステムにおいて、エンジン始動の応答性は、ドライバビリティに大きく影響を与える。油圧制御装置からクラッチまでの距離があるため、油路の充填状態によってエンジン始動の応答性が著しく異なる。エンジン始動の応答性の低下によるドライバビリティの低下を抑制するためには、常時油圧を充填することが有効であるが、クラッチに油圧が充填されたまま(例えば、スリップ状態)であると、引き摺り等の影響で動力の伝達効率が低下してしまう。
本実施形態の車両制御システムは、車速、SOC、ドライバーの要求トルク、AT油温などの状態から、燃費よりもエンジン始動の応答性が高優先と判断されたとき、エンジン始動に先立ち、クランキングが開始しない油圧をクラッチに充填することで、エンジン始動の応答性を向上させる。優先度に基づいてクラッチに事前に油圧を充填する条件を絞ることで、伝達効率の低下が生じる頻度が可能な限り抑えられる。
本実施形態は、以下のハード要件を備えることを前提としている。
(1)エンジンとMG(電動機)を切り離すクラッチが存在すること。
(2)MGの後、かつトランスミッションの前にトルクコンバータが存在すること。
また、本実施形態は、以下のソフト要件を備えることを前提としている。
(1)EV走行中か否かを判断できること。
(2)EV走行→EHV走行に切替わる明確な条件が存在し、ユーザー操作、車両状態により、リアルタイムに判断ができること。
(3)EV走行→EHV走行に切替わる条件から、切替えを事前に予測できること。
(4)EV走行→EHV走行に切替わる条件から、ドライバビリティと燃費の優先度を判断できること。
図2において、符号1は、ハイブリッド車両を示す。ハイブリッド車両1は、原動機としてのエンジン(内燃機関)20と、MG30と、自動変速機40とを有する。エンジン20は、出力軸(クランクシャフト)21から機械的な動力を出力する公知の内燃機関である。エンジン20の出力軸21とMG30の回転軸31との間には、クラッチ22が設けられている。クラッチ22は、エンジン20と図示しない駆動輪との動力の伝達経路に配置され、伝達経路を接続または切断するものであり、例えば摩擦係合式のクラッチである。本実施形態では、クラッチ22が摩擦係合式のクラッチ装置である場合を例に説明する。クラッチ22は、出力軸21と連結されたエンジン側係合部材22aおよび回転軸31と連結されたMG側係合部材22bを有する。一対の係合部材であるエンジン側係合部材22aと、MG側係合部材22bとは、後述する油圧制御装置80からATF等の作動流体の圧力(油圧)が供給されることで係合可能であり、かつ、係合することでエンジン20と図示しない駆動輪との動力の伝達を可能とする。なお、作動流体によって互いに係合する係合部材の数は、2には限定されない。
クラッチ22には、クラッチ22の係合または解放状態を切り替える図示しないアクチュエータが設けられている。本実施形態のアクチュエータは、公知の油圧ピストン式のアクチュエータであり、油圧制御装置80からピストンの圧力室に供給される油圧によりエンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとを互いに近づける方向に駆動する。アクチュエータは、例えばエンジン側係合部材22aにおけるMG側係合部材22b側と反対側に設けられ、圧力室に油圧が供給されるとピストンがエンジン側係合部材22aをMG側係合部材22bに向けて押圧する。エンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとの間には、リターンスプリング22cが配置されている。アクチュエータは、油圧によりエンジン側係合部材22aを押圧し、リターンスプリング22cの付勢力に抗してクラッチ22を係合させることができる。
MG30は、回転軸31と連結され、回転軸31と一体に回転するロータ32と、ロータ32の径方向外側に配置され、車体側に固定されたステータ33とを有する。つまり、MG30は、エンジン20と駆動輪との動力の伝達経路におけるクラッチ22よりも駆動輪側に連結されており、伝達経路としての回転軸31を介してクラッチ22および駆動輪に動力を伝達する(クラッチ22および駆動輪と相互に動力を伝達する)ことが可能である。
MG30は、供給された電力を機械的な動力(モータ出力トルク)に変換して回転軸31から出力するモータとしての機能と、回転軸31に入力された機械的な動力を電力に変換して回収するジェネレータ(発電機)としての機能とを有する。MG30は、図示しないバッテリ(蓄電装置)と接続されており、バッテリとの間で電力を授受することができる。MG30がモータとして機能する場合、ステータ33は、電力の供給を受けて回転磁界を発生させ、その回転磁界に引き付けられてロータ32が回転して回転軸31からモータ出力トルクを出力する。一方、MG30がジェネレータとして機能する場合、回転軸31に入力されるトルクによりロータ32が回転し、その回転がステータ33で交流電力に変換される。MG30には、回転軸31の回転数を検出する図示しないレゾルバが設けられており、レゾルバの検出結果を示す信号がECU100に出力される。
自動変速機40は、トルクコンバータ50と、ギヤトレーン(変速機構)60と、電動式のオイルポンプ70と、油圧制御装置80とを有する。トルクコンバータ50は、入力軸51、出力軸54、流体伝達機構52およびロックアップクラッチ53を有する。入力軸51は、MG30の回転軸31と接続されており、回転軸31と一体に回転する。流体伝達機構52は、入力軸51と出力軸54との間で作動流体によりトルクを伝達できる流体継手である。ロックアップクラッチ53は、入力軸51と出力軸54とを接続または切断するクラッチである。ロックアップクラッチ53が係合すると、トルクコンバータ50は、流体伝達機構52を介さずに入力軸51から出力軸54に直接トルクを伝達することができる。
トルクコンバータ50の出力軸54は、ギヤトレーン60の入力軸61に接続されており、トルクコンバータ50を介して伝達されるエンジン20やMG30の出力トルクは、入力軸61に入力される。ギヤトレーン60は、トルクコンバータ50から入力される回転を変速して、出力軸62から図示しない駆動輪に出力する変速機構である。ギヤトレーン60は有段式であっても無段式であってもよい。
オイルポンプ70は、ギヤトレーン60等を動作させるための油圧を発生させる。油圧制御装置80は、オイルポンプ70が発生させる油圧をギヤトレーン60に配分してギヤトレーン60の変速比(変速段)を目標の変速比(変速段)とすることができる。また、油圧制御装置80は、クラッチ22のアクチュエータに油圧を供給することができる。油圧制御装置80は、クラッチ22に供給する油圧を制御するソレノイドバルブを有する。クラッチ22に油圧を供給する場合、油圧制御装置80は、ソレノイドバルブを作動させ、オイルポンプ70からの作動油(作動流体)の油圧をクラッチ22に供給する。
ハイブリッド車両1には、車両の各部を制御するECU(車両制御装置)100が設けられている。ECU100は、エンジン20、MG30、油圧制御装置80をそれぞれ制御する。ECU100は、エンジン20の燃料噴射量や燃料噴射時期、点火時期等を制御することで、エンジン20から出力される動力(エンジン出力トルク)の大きさを調整する。また、ECU100は、MG30とバッテリとの間に設けられた図示しないインバータの動作を制御することで、MG30とバッテリとの間の電力の授受を制御する。また、ECU100は、MG30の出力トルクあるいはMG30の発電量を制御する。また、ECU100は、油圧制御装置80を制御して自動変速機40の変速制御やクラッチ22の係合状態(係合/非係合)の制御を行う。本実施形態の車両制御システム1−1は、クラッチ22、MG30、油圧制御装置80およびECU100を備える。
ハイブリッド車両1は、クラッチ22を解放し、かつエンジン20を停止してMG30の出力するモータ出力トルク(動力)で走行するEV(電気自動車)走行、および、クラッチ22を係合状態とし、かつエンジン20を運転させてエンジン20の出力するエンジン出力トルク(動力)を利用して走行するEHV(ハイブリッド電気自動車)走行が可能である。本実施形態のEV走行は、電動機走行に対応する。また、EHV走行において、少なくともエンジン20の出力するエンジン出力トルク(動力)を利用して走行する走行状態がエンジン走行に対応している。ECU100は、例えば、低車速かつ低負荷の走行状態においてハイブリッド車両1をEV走行モードで走行させ、中高車速や中高負荷の走行状態ではEHV走行モードでハイブリッド車両1を走行させる。なお、EHV走行モードが選択されている時に常にエンジン20の出力する動力を利用して走行するハイブリッド車両1においては、EHV走行がエンジン走行に対応する。
EHV走行では、走行状態や、図示しないバッテリの充電状態SOC(State of Charge)等に基づいて、MG30をモータとして機能させるか、発電機として機能させるかが決定される。
EV走行中に、エンジン20の始動が必要となると、ECU100は、ハイブリッド車両1においてEV走行からエンジン走行に移行させる。EV走行からエンジン走行に移行する場合、ECU100は、クラッチ22を係合させてMG30の出力するトルクによりエンジン20を始動させる。より具体的には、ECU100は、油圧制御装置80によりクラッチ22のアクチュエータに油圧を供給させてクラッチ22を係合し、モータ出力トルクによりエンジン20を回転させてクランキングを行い、エンジン20を始動させる。エンジン20の始動時には、ロックアップクラッチ53は解放状態とされる。
このときに、ECU100は、駆動輪に伝達されるトルクの変動(トルクの低下)が生じないように、クランキング中にMG30の出力するトルクを増加させる。エンジン20の始動が完了すると、ECU100は、ハイブリッド車両1の走行モードをEHV走行モードに切替えて走行制御を行う。
ここで、EV走行からエンジン走行へ移行するときに、エンジン始動の要求がなされてからエンジン20の始動が開始されるまでやエンジン20の始動が完了するまでの応答性であるエンジン始動の応答性を高めること、すなわち高応答でエンジン20を始動できることが必要とされる場合がある。高応答のエンジン始動が必要とされるのは、エンジン始動の応答遅れによるドライバビリティの低下を招く場合などである。例えば、大きな走行パワーが要求されている状態でEV走行からEHV走行に移行する場合や、運転者が素早い加速を要求している状態でEV走行からEHV走行に移行する場合などでは高応答のエンジン始動が必要とされる。
このようなシーンにおいて、高応答のエンジン始動がなされなければ、エンジン20の始動が完了してハイブリッド車両1に要求される駆動力が実現されるタイミングに遅れが生じたり、要求される駆動力と実際の駆動力との乖離が大きくなったりするエンジン始動の応答遅れが生じると予測できる。こうした応答遅れは、ドライバビリティの低下を招くため、応答遅れの抑制が望まれている。
油圧制御装置80とクラッチ22とを接続する油路に油が充満していないときには、クラッチ22の応答性が低い。一方、油路やクラッチ22の圧力室に油が充満しているときには、クラッチ22の応答性は高く、エンジン始動の応答性を高めることが可能である。このため、エンジン20の始動の応答遅れが生じることを抑制するために、クラッチ22に常時油圧を供給しておくことが考えられる。しかしながら、常時クラッチ22に油を充填させると、引き摺りによる伝達効率の低下や、ソレノイドの電流消費量増大など、燃費低下につながることとなる。
本実施形態の車両制御システム1−1は、エンジン走行に移行するときのエンジン20の始動の応答性を高める必要がある場合、エンジン走行に移行するためのエンジン20の始動要求がなされる前に予めクラッチ22に油圧を供給する。事前に油圧を供給してクラッチ22に油を充填しておき、エンジン始動に備える。ECU100は、クラッチ22に常時油圧を供給するのではなく、燃費の向上よりも高応答のエンジン始動が優先されると判断した場合に限り、クラッチ22の事前充填を実行する。例えば、高応答のエンジン始動がなされないとエンジン始動の応答遅れによるドライバビリティの低下を招くと予測される運転状態である場合に、高応答のエンジン始動を燃費の向上よりも優先させ、EV走行中であってもクラッチ22に事前に油圧を供給しておく。これにより、伝達効率の低下や燃費の低下が生じる頻度をできる限り低減しつつ、エンジン始動の応答遅れが生じることを抑制可能となる。
エンジン20の始動要求よりも前に予めクラッチ22に供給する圧力(以下、「事前供給圧力」と記載する。)は、EV走行からエンジン走行に移行するためのエンジン20の始動の開始時にクラッチ22に供給される圧力(以下、「始動開始時圧力」)よりも低い。エンジン始動の開始時には、停止した状態のエンジン20を回転させ、クランキングを開始するために、クラッチ22に高い油圧が供給される。事前供給圧力は、この始動開始時圧力よりも低い圧力である。本実施形態では、事前供給圧力により、クラッチ22のアクチュエータの圧力室に作動油が充填される。
この事前供給圧力は、例えば、エンジン20のクランキングが開始する圧力よりも低い圧力であることが好ましい。クランキングが開始する圧力よりも低い圧力では、例えば、エンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとが係合し、かつエンジン20のクランキングが開始しない状態や、エンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとが係合しない状態となる。よって、引き摺りによる動力の伝達効率の低下を抑制しつつクラッチ22の圧力室に作動油を充填することが可能となる。特に、事前供給圧力をエンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとが係合しない圧力とすれば、動力の伝達効率の低下が生じにくい。
また、事前供給圧力が、クラッチ22のエンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとが互いに接触する圧力とされた場合には、エンジン20の始動要求がなされるときに既にクラッチ22が係合した状態とすることができるため、エンジン始動の応答遅れが効果的に抑制される。なお、事前供給圧力は、エンジン20の多少の回転を許容するものであってもよい。すなわち、事前供給圧力がクラッチ22に供給されたときに、クランキングが開始しない範囲でエンジン20が多少回転することが許容されてもよい。
図1を参照して、本実施形態の動作について説明する。図1に示す制御フローは、例えば、EV走行時に所定の間隔で繰り返し実行される。
まず、ステップS10では、ECU100によりクラッチ22の事前充填なしの状態とされる。ECU100は、油圧制御装置80に対してクラッチ22への油圧の供給を行わない状態とする信号を出力する。これにより、油圧制御装置80からクラッチ22に油圧が供給されない状態となり、アクチュエータの圧力室内の作動油は排出されてクラッチ22のアクチュエータに作動油が充填されていない状態となる。
次に、ステップS20では、ECU100により、優先度が判定される。ECU100は、高応答でエンジン始動を実施することの優先度を判定する。ECU100は、例えば、以下に説明するように高応答性始動の優先度を判定する。
図3は、油圧制御装置80からクラッチ22に送られる作動油の油温と、エンジン始動の応答性との関係を示す図である。油温が高い領域T1と油温が低い領域T3では、エンジン始動の応答性が悪い(低い)。油温が低い場合、作動油の粘性が大きく、油圧制御の応答性が低くなる。一方、油温が高い場合、アクチュエータ等における作動油の漏れが生じやすいため、油圧制御の応答性が低くなる。このため、油温が高い領域T1や油温が低い領域T3では、適温の領域T2よりも高応答性始動が必要となりそうである(高応答性始動の優先度が高い)とされる。なお、高応答性始動の優先度は、油温に限らず作動油の粘性を検出または推定可能な他のパラメータや検出または推定された粘性に基づいて推定されてもよい。
図4は、充電状態SOCと走行モードとの関係を示す図である。充電状態SOCが高い領域S1は、EV走行モードが選択可能な領域である。充電状態SOCが低い領域S3は、EHV走行モードが選択される領域である。充電状態SOCが低い領域S3では、ECU100は、EHV走行を行って、エンジン20の出力トルクによりMG30に発電を行わせてバッテリを充電する。また、領域S1と領域S3の間の充電状態SOCの領域S2は、ヒス領域である。EV走行中に充電状態SOCが低下してヒス領域S2に入った場合、ヒス領域S2では、EV走行を継続して行うことができる。充電状態SOCが低い領域S3まで低下すると、EV走行が終了され、EHV走行モードに移行する。一方、EHV走行モードでバッテリを充電中に充電状態SOCが上昇してヒス領域S2に入ると、ヒス領域S2ではMG30による発電によるバッテリの充電が継続して行われる。さらに充電状態SOCが上昇して充電状態SOCが高い領域S1に入ると、バッテリの充電が終了される。
ECU100は、EV走行中に充電状態SOCが低下している場合に、充電状態SOCが十分に高い場合よりも高応答性始動の優先度が高いと判定することができる。例えば、充電状態SOCがヒス領域S2にある場合に、充電状態SOCが高い領域S1にある場合よりも高応答性始動の優先度が高いと判定することができる。また、ECU100は、充電状態SOCと他のパラメータの組み合わせに基づいて高応答性始動の優先度を判定する場合に、EV走行モードからEHV走行モードへの切替えタイミングを予測し、この切替えタイミングに基づいて高応答性始動(事前の油圧供給)の開始時期を決定するようにしてもよい。例えば、予測される走行モードの切替えタイミングまでの時間が閾値以下でないかぎり、高応答性始動(クラッチ22の圧力室への油圧の供給開始)が許可されないようにしてもよい。
図5は、走行パワーと高応答性始動の優先度との関係を示す図である。ハイブリッド車両1では、車速および走行パワーに基づいて、EV走行モードあるいはEHV走行モードのいずれの走行モードを選択するかが決定される。図5において、横軸は車速、縦軸は走行パワーをそれぞれ示す。走行パワーは、例えば、アクセル開度および車速に基づいて決定されるものであり、パワートレーンが出力すべきパワーの目標値である。走行パワーが小さく、かつ低車速の領域(符号P1参照)は、EV走行モードが選択されるEVモード領域である。EVモード領域P1よりも高車速・高走行パワー側には、ヒス領域P2を挟んでEHVモード領域P3が設定されている。EHVモード領域P3では、EHV走行モードが選択される。EV走行中にEVモード領域P1からヒス領域P2に入った場合には、EV走行モードが継続して選択されることができ、EHV走行中にEHVモード領域P3からヒス領域P2に入った場合には、EHV走行モードが継続して選択される。
EVモード領域P1およびヒス領域P2における高走行パワー側には、高応答性始動の優先度が高いと判定される領域(以下、「高パワーEV走行領域」と記載する。)P4が設けられている。高パワーEV走行領域P4にてEV走行中に、EHV走行への切替え判定がなされた場合に、エンジン始動の応答性が低いままであると、エンジン始動の応答遅れにより、要求される走行パワーに対して、実際の走行パワーが不足したり、要求される走行パワーを実現できるタイミングに遅れが生じたりする虞がある。すなわち、要求走行パワーに対する実走行パワーの応答性が低下し、ドライバビリティの低下を招く可能性がある。ECU100は、高パワーEV走行領域P4にてEV走行している場合、高応答性始動の優先度が高いと判定する。なお、走行パワーに代えて、要求トルクや要求駆動力等の加速度に関する運転者の要求値に基づいて高応答性始動の優先度が判定されてもよい。
図6は、アクセル開度変化量と高応答性始動の優先度との関係を示す図である。アクセル開度変化量は例えば単位時間あたりのアクセル開度(アクセル操作量)の変化量とすることができる。アクセル開度変化量が大きい場合、運転者は素早い加速を望んでいると考えられる。この場合に、エンジン始動の応答性が低いと、走行パワーの応答性が低下し、ドライバビリティの低下を招く可能性がある。図6に示すように、低車速かつアクセル開度変化量が小さい領域は、EV走行モードが選択されるEVモード領域A1とされている。また、EVモード領域A1よりも高車速およびアクセル開度変化量が大きい領域は、EHV走行モードが選択されるEHVモード領域A2とされている。EVモード領域A1において、アクセル開度変化量が大きい領域は、高応答性始動の優先度が高い領域(以下、「高変化量EV走行領域」と記載する。)A3として設定されている。
ECU100は、これらの判定要素(油温、充電状態SOC、走行パワー、アクセル開度変化量および車速)に基づいて、高応答性始動の優先度を判定する。なお、ステップS20の判定では、一つの判定要素のみに基づいて優先度が判定されても、複数の判定要素の組み合わせに基づいて優先度が判定されてもよい。例えば、油温と充電状態SOCの組み合わせに基づいて優先度が判定されてもよい。この優先度の判定では、例えば、判定要素の状態に基づき、エンジン20の始動が完了して要求される駆動力が実現されると予測されるタイミングが遅いほど高い優先度が付けられるようにすることが好ましい。また、判定要素の状態に基づき、要求される駆動力と実際の駆動力との乖離が大きくなると予測されるほど高い優先度が付けられるようにすることが好ましい。
次に、ステップS30では、ECU100により、高応答エンジン始動判定がなされる。ECU100は、ステップS20で判定された高応答性始動の優先度が、高応答性始動の実行基準を満たしているか否かを判定する。例えば、高パワーEV走行領域P4にて走行している場合、あるいは高変化量EV走行領域A3にて走行している場合、他の判定要素にかかわらず高応答性始動の実行基準を満たす優先度が付けられるようにすることができる。また、油温が低温であることが高応答性始動の実行基準における必須の要件とされてもよい。それぞれの判定要素の状態と、その状態における高応答性始動の優先度との対応関係は、例えば、実験等の結果として得られるエンジン始動の応答性や走行パワー(駆動力)の応答性に基づいて決定される。
ステップS30における高応答エンジン始動判定の例を挙げる。例えば、AT油温(作動油温)が20℃でかつ充電状態SOCが低下しており、アクセル開度が一定(アクセル開度変化量がゼロ)である場合、高応答のエンジン始動が必要と判断(S30−Y)されてもよい。これは、油温が低いために応答性が低く、エンジン始動中にアクセル踏み増しがなされた場合などに、エンジン始動の応答性が確保できないことが考えられるためである。一方、AT油温が80℃で充電状態SOCが低下しており、アクセル開度が一定である場合、高応答のエンジン始動は不必要と判断(S30−N)されてもよい。油温が高く応答性が確保できるためである。
なお、高応答エンジン始動判定の内容は、これには限定されない。例えば、充電状態SOCが低下している場合に、油温が低油温領域T3にあるだけでは、高応答性始動の優先度は高くないと判定するようにしてもよい。充電状態SOCの低下に伴う走行モードの切替えでは、多少のエンジン始動の応答性の低下は許容される場合もあるためである。充電状態SOCの低下および低油温状態に加えて、走行パワーが高い、あるいはアクセル開度変化量が大きい場合には、高応答性始動の優先度が高いと判定することができる。運転者が高パワーや速やかな加速を望んでいる場合には、エンジン始動の応答遅れはドライバビリティの低下につながるため許容されにくいからである。
ステップS30の判定の結果、高応答性始動を実行すると判定された場合(ステップS30−Y)にはステップS40に進み、そうでない場合(ステップS30−N)にはステップS60に進む。
ステップS40では、ECU100により、クラッチ22の事前充填がなされる。ECU100は、クラッチ22のアクチュエータに作動油が充填された状態となるように、油圧制御装置80に対してクラッチ22への油圧の供給を指示する。このときの供給油圧の指令値(事前供給圧力)は、例えば、クラッチ22のアクチュエータ(圧力室)に作動油を充填させることができ、かつエンジン20のクランキングが開始しない油圧とされる。すなわち、エンジン側係合部材22aとMG側係合部材22bとが係合したとしても、エンジン側係合部材22aが回転しない油圧がクラッチ22に供給される。これにより、油圧制御装置80とクラッチ22のアクチュエータとを接続する油路およびアクチュエータの油圧室に油圧が充填された状態となる。よって、エンジン始動指令がなされた場合には即座にクラッチ22の係合圧を高めてエンジン20のクランキングを開始させることができ、エンジン始動の応答性を向上させることができる。
ステップS50では、クラッチ22に油圧が供給されてクラッチ22の事前充填が完了し、ステップS60に進む。ステップS60では、ECU100により、エンジン始動判定がなされたか否かが判定される。その判定の結果、エンジン始動判定がなされている場合(ステップS60−Y)にはステップS70に進み、そうでない場合(ステップS60−N)にはステップS80に進む。
ステップS70では、ECU100により、エンジン始動が開始される。ECU100は、油圧制御装置80からクラッチ22に供給される油圧の指令値を事前供給圧力よりも高い始動開始時圧力としてクラッチ22の係合圧を上昇させ、エンジン20のクランキングを開始させる。エンジン20の始動が開始されると、本制御フローは終了する。
ステップS80では、ECU100により、高応答時であるか否かが判定される。ECU100は、ステップS30において高応答のエンジン始動が必要と判定されている高応答時であるか否かを判定する。その判定の結果、高応答時であると判定された場合(ステップS80−Y)にはステップS50に進み、そうでない場合(ステップS80−N)にはステップS10に進む。
このように、本実施形態によれば、高応答のエンジン始動の優先度が高い場合にクラッチ22への油圧の事前充填がなされることで、エンジン始動の応答遅れによるドライバビリティの低下が抑制される。また、高応答のエンジン始動の優先度が高くない場合には、クラッチ22への油圧の事前充填が行われないことで、燃費の低下が抑制される。
なお、本実施形態では、クラッチ22は摩擦係合式のクラッチ装置であったが、これには限定されない。クラッチ22は、作動流体の圧力が供給されることで係合可能であり、かつ係合することで、エンジン20側と駆動輪側との動力の伝達を可能とするものであればよい。
以上のように、本発明にかかる車両制御システムは、エンジンと電動機とがクラッチを介して接続された車両のエンジン始動に有用であり、特に、エンジン始動の応答遅れを抑制するのに適している。
1−1 車両制御システム
1 ハイブリッド車両
20 エンジン
22 クラッチ
30 MG(電動機)
40 自動変速機
50 トルクコンバータ
60 ギヤトレーン
80 油圧制御装置
100 ECU(制御装置)
T1 高油温領域
T3 低油温領域
A3 高変化量EV走行領域
P4 高パワーEV走行領域

Claims (7)

  1. 車両におけるエンジンと駆動輪との動力の伝達経路に配置され、作動流体の圧力が供給されることで係合可能であり、かつ係合することで前記エンジンと前記駆動輪との動力の伝達を可能とするクラッチと、
    前記伝達経路における前記クラッチよりも前記駆動輪側に連結され、前記伝達経路を介して前記クラッチおよび前記駆動輪に動力を伝達可能な電動機とを備え、
    前記クラッチを解放し、かつ前記エンジンを停止して前記電動機の出力する動力で走行する電動機走行、および少なくとも前記エンジンの出力する動力を利用して走行するエンジン走行を実行可能であり、前記電動機走行から前記エンジン走行に移行する場合、前記クラッチを係合させて前記電動機が出力する動力により前記エンジンを回転させて前記エンジンを始動させるものであって、
    前記移行するときの前記エンジンの始動の応答性を高める必要がある場合、前記移行するための前記エンジンの始動要求がなされる前に予め前記クラッチに前記作動流体の圧力を供給し、
    前記予め供給される圧力は、前記移行するための前記エンジンの始動の開始時に前記クラッチに供給される圧力よりも低い
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記始動の応答性を高める必要がある場合とは、前記エンジンの始動が完了して前記車両に要求される駆動力が実現されるタイミングに遅れが生じると予測される場合、あるいは、前記車両に要求される駆動力と実際の駆動力との乖離が大きくなると予測される場合の少なくともいずれか一方である
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記始動の応答性を高める必要が、前記作動流体の温度、前記作動流体の粘性、前記電動機と電力を授受する蓄電装置の充電状態、前記車両に要求される駆動力の大きさ、あるいはアクセル操作量の変化速度の少なくとも一つに基づいて決定される
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記予め供給される圧力により、前記クラッチを係合させるピストンの圧力室に前記作動流体が充填される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記予め供給される圧力は、前記エンジンのクランキングが開始する圧力よりも低い
    請求項4に記載の車両制御システム。
  6. 前記予め供給される圧力は、前記クラッチが係合する圧力よりも低い
    請求項4に記載の車両制御システム。
  7. 前記予め供給される圧力により、前記クラッチの係合部材が互いに接触する
    請求項4に記載の車両制御システム。
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