JP2011212555A - 選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の排出時間を短縮することにより物品の間隔を短縮可能とし、選別能力が向上する選別装置を提供すること。
【解決手段】物品Wを検査する検査装置7の後段に設けられ、物品Wを搬送方向Yに搬送する搬送路3を形成する搬送コンベア2と、基端部4aに設けられた回動軸5を中心に先端部4bが搬送路3を横切るように動作し、物品Wを選別面6に沿わせて移動させながら搬送方向Yと異なる方向に排出する選別アーム4とを備え、物品Wを、良品として搬送方向Yに搬送するか又は不良品として搬送方向Yと異なる方向に排出することにより選別する選別装置1において、搬送路3のうち、選別アーム4の可動範囲の前段を第一領域搬送路3aとするとともに選別アーム4の可動範囲を第二領域搬送路3bとし、物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに良品WOKの搬送速度を第二領域搬送路3bにて加速する制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を検査する検査装置の後段に設けられ、検査装置から送られてきた物品を良品又は不良品として選別する選別装置に係り、物品を所定の搬送方向に搬送する搬送コンベアと、物品を搬送方向と異なる方向に排出する選別アームとを備え、物品が良品の場合にはこの物品(良品)を搬送方向に搬送し、不良品の場合にはこの物品(不良品)を選別アームによって搬送方向と異なる方向に排出することにより、物品を選別する選別装置に関する。
包装装置などで袋詰め又は箱詰めなどされた物品を検査装置にて検査し、検査装置から送られてきた物品を選別する選別装置がある。選別装置の前段に設置された検査装置は、検査結果に基づいて物品を良品又は不良品に判別し、判別信号を選別装置に出力する。選別装置は、検査装置から出力された判別信号を受けて物品を良品又は不良品として選別する。
選別装置の中には、例えば下記特許文献1に開示されるようなフリッパ式の選別装置がある。図8には一般的なフリッパ式選別装置を示している。図8に示すように、フリッパ式選別装置100は、物品Wを所定の搬送方向Yに搬送するための搬送路102を形成するベルトコンベアなどの搬送コンベア101と、搬送コンベア101における物品Wの搬送路102の両側に、基端部103aに設けられた回動軸を中心に先端部103bが搬送路102を横切るように動作し、搬送コンベア101に搬送されている物品Wをこの物品Wと対向する選別面104に沿わせて移動させながら搬送方向Yと異なる方向に排出する選別アーム103とを備えている。
特開2000−238913号公報
ところで、選別装置の選別能力は、連続的に搬送されている物品Wの間隔dが短いほど高性能となる(図8参照)。これは一定時間内により多くの物品が搬送されるためである。通常、選別能力は、選別装置の前段に設置されている検査装置にて設定された物品の間隔(これを検査能力という)にあわせることが望ましいが、実際には選別アームによる物品の排出時間が関係し、不良品の選別のときに、不良品を選別アームの選別面に沿わせて移動させるのに所定時間を要することから、検査能力が高くても物品の間隔を物品の排出時間をもとに設定する必要がある。
したがって、上記特許文献1などに開示されるような従来の選別装置においても、物品が良品、不良品の順に搬送されているときなどに、良品の後の不良品を搬送方向と異なる方向に排出するためにその排出時間を確保する必要があった。そのため、従来の選別装置では、検査装置の検査能力にあわせて選別装置に搬送される物品の間隔を短縮することができず、選別能力を上げることが困難であった。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、選別アームによる物品の排出時間を短縮することにより物品の間隔を短縮可能とし、これにより、選別能力が向上する選別装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明による請求項1記載の選別装置は、物品Wを検査する検査装置7の後段に設けられ、前記検査装置7から送られてきた前記物品Wを所定の搬送方向Yに搬送するための搬送路3(13,23)を形成する搬送コンベア2(12,22)と、基端部4aに設けられた回動軸5を中心に先端部4bが前記搬送路3を横切るように動作し、前記物品Wを該物品Wと対向する選別面6に沿わせて移動させながら前記搬送方向Yと異なる方向に排出する選別アーム4とを備え、前記検査装置7による検査結果に基づいて、前記物品Wを、良品として前記搬送方向Yに搬送するか又は不良品として前記搬送方向Yと異なる方向に排出することにより選別する選別装置1(11,21)において、
前記搬送路3のうち、前記選別アーム4の可動範囲の前段を第一領域搬送路3a(13a,23a)とするとともに該選別アーム4の可動範囲を第二領域搬送路3b(13b,23b)とし、前記搬送コンベア2において、前記物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに該良品WOKの搬送速度を前記第二領域搬送路3b(13b,23b)にて加速する制御を行うことを特徴としている。
請求項2記載の選別装置は、前記搬送コンベア2(12,22)において、前記物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに該良品WOKの搬送速度を前記第一領域搬送路3a(13a,23a)にて加速する制御を行うことを特徴としている。
請求項3記載の選別装置は、前記搬送コンベア2(12,22)において、前記物品Wが不良品、良品の順に送られてきたときに該良品WOKの搬送速度を前記第一領域搬送路3a(13a,23a)にて減速する制御を行うことを特徴としている。
請求項4記載の選別装置は、前記搬送コンベア2は、前記第一領域搬送路3aを形成する第一の搬送コンベア2aと、前記第二領域搬送路3bを形成する第二の搬送コンベア2bとからなることを特徴としている。
請求項5記載の選別装置は、前記搬送コンベア12(22)は、前記第二領域搬送路13b(23b)にて良品の前記物品WOKの搬送速度が加速するように該良品WOKにエアーを吹き付けるエアー吹出口14(24)を備えることを特徴としている。
請求項6記載の選別装置は、前記エアー吹出口14を前記第二領域搬送路13bに設けることを特徴としている。
請求項7記載の選別装置は、前記エアー吹出口24を前記選別アーム4の前記選別面6と反対の面に設けることを特徴としている。
本発明によれば、物品の搬送路のうち、選別アームの可動範囲の前段を第一領域搬送路とするとともに選別アームの可動範囲を第二領域搬送路とし、選別装置の前段に設置されている検査装置から物品が良品、不良品の順に送られてきたときに、良品の搬送速度を第二領域搬送路にて加速することにより、これに後続する不良品との間隔が広がるようになる。この結果、良品が、不良品を排出するために選別アームが動作してもこれと干渉することがなくなり、選別アームは良品が離れるのを待たずにすぐに動作を開始することができる。これにより、選別アームの動作時間を短縮しなくても、選別装置における物品の間隔を検査能力に近づけることができるようになり、選別能力が向上する。
検査装置から物品が良品、不良品の順に送られてきたときに、良品の搬送速度を第一領域搬送路にて加速することにより、上記同様に、後続する不良品との間隔が広がるようになる。これにより、選別アームの動作を速やかに開始することができ、選別能力が向上する。
検査装置から物品が不良品、良品の順に送られてきたときに、良品の搬送速度を第一領域搬送路にて減速することにより、選別アームが動作を開始して選別姿勢になるまでの時間を確保することができる。
また、搬送コンベアが、第一領域搬送路を形成する第一の搬送コンベアと、第二領域搬送路を形成する第二の搬送コンベアとからなることにより、各領域搬送路ごとの加減速が容易となる。つまり、物品の搬送速度制御が容易となる。
さらに、搬送コンベアが、第二領域搬送路にて良品の搬送速度を加速するエアー吹出口を備えることにより、搬送コンベアの駆動源によらない良品の搬送速度制御が可能となる。
第一の実施の形態を示す模式的な平面図である。 (a)〜(e)同実施の形態の選別動作を示す模式的な平面図である。 同実施の形態の選別動作時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第二の実施の形態を示す模式的な平面図である。 同実施の形態の選別動作時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第三の実施の形態を示す模式的な平面図である。 同実施の形態の選別動作時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 従来の選別装置を示す模式的な平面図である。
以下、本発明の各実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
本発明による選別装置は、商品の製造ラインの一部を構成している。製造ラインでは、例えば包装装置で袋詰め又は箱詰めされた物品を所定の間隔をあけて搬送しながら検査装置にて物品の重量や異物混入の有無などを検査し、この検査結果に基づいて物品を良品又は不良品に判別した判別信号を出力する。選別装置は、この判別信号を受けて物品を選別する装置である。
「第一の実施の形態」
まず、図1〜3を参照して本発明の第一の実施の形態を説明する。
図1に示すように、選別装置1は、搬送コンベア2(2a,2b)と、選別アーム4,4とを備えている。
搬送コンベア2は、第一の搬送コンベア2aと、第二の搬送コンベア2bとからなる。第一及び第二の搬送コンベア2a,2bには共にベルトコンベアを採用している。第一の搬送コンベア2aは、物品Wの搬送方向Yに並んだ図示しない一対のローラの間に搬送ベルト3(3a)が掛け回されてなる。一対のローラのうち、一方は駆動ローラに設定され、他方は従動ローラに設定されている。なお、駆動ローラは、図示しないモータなどの駆動源に接続されており、駆動源から駆動力を受けると所定方向に回転する。搬送ベルト3aは、駆動ローラの回転によって所定方向に循環する。搬送ベルト3aの循環方向が物品Wの搬送方向Yとなる。また、搬送ベルト3aは、第一の搬送コンベア2aにおける物品Wの搬送路を形成する。
第二の搬送コンベア2bは、第一の搬送コンベア2aと同様に、物品Wの搬送方向Yに並んだ図示しない一対のローラの間に搬送ベルト3(3b)が掛け回されてなる。一対のローラのうち、一方は駆動ローラに設定され、他方は従動ローラに設定されている。なお、駆動ローラは、図示しないモータなどの駆動源に接続されており、駆動源から駆動力を受けると所定方向に回転する。搬送ベルト3bは、駆動ローラの回転によって所定方向に循環する。搬送ベルト3bの循環方向が物品Wの搬送方向Yとなる。また、搬送ベルト3bは、第二の搬送コンベア2bにおける物品Wの搬送路を形成する。
選別アーム4,4は、搬送路3a,3bの両側部に設けられている。選別アーム4は、基端部4aが物品Wの搬出側に位置するとともに先端部4bが物品Wの搬入側に位置し、その長手方向が搬送方向Yに沿って配設されている。選別アーム4は、基端部4aに設けられた回動軸5に回動可能に軸支されている。また、選別アーム4は、回動軸5を中心に先端部4bが第一の搬送コンベア2aの搬送路3aを横切るように動作する。さらに、選別アーム4は、搬送されてきた物品Wと対向する面を選別面6とし、選別面6に物品Wを沿わせて移動させながら搬送方向Yと異なる方向に物品Wを排出する。
また、上述した搬送路3(3a,3b)のうち、第一の搬送コンベア2aの搬送路3aは、選別アーム4の可動範囲の前段の領域となり、第一領域搬送路として設定されている。第二の搬送コンベア2bの搬送路3bは、選別アーム4の可動範囲の領域となり、第二領域搬送路として設定されている。なお、第一、第二の搬送コンベア2a,2bの速度制御は、これらに付与する駆動力、つまり、各駆動ローラに接続された駆動源からの駆動力を制御して行う。駆動源の駆動力の制御は図示しない制御部が行う。また、第一領域は加減速領域である。したがって、第一領域搬送路3aにおいては物品Wの搬送速度を加減速する。さらに、第二領域は加速領域である。したがって、第二領域搬送路3bにおいては物品Wの搬送速度を加速する。なお、選別装置1の物品搬送速度は、選別装置1の前段に設置されている検査装置7の物品搬送速度よりも低速にならないように設定されている。ここで、選別装置1の物品Wの標準搬送速度をV0 、第一領域搬送路3aにおける加速した物品搬送速度をV1 、第一領域搬送路3aにおける減速した物品搬送速度をV-1、第二領域搬送路3bにおける加速した物品搬送速度をV2 とすると、これらの関係は、V-1<V0 <V1 ≦V2 となる。ただし、上述したように、選別装置1の物品搬送速度は前段の検査装置7よりも低速にならないことから、検査装置7の物品搬送速度をVCWとすると、第一領域搬送路3aにおける減速した物品搬送速度V-1は、検査装置7の物品搬送速度VCWと同一速度に設定されている(V-1=VCW)。したがって、物品搬送速度の関係は、VCW<V0 <V1 ≦V2 となる。
図1に示すように、選別装置1の前段には、この例では検査装置として重量測定装置(秤量コンベア)7が設置されている。秤量コンベア7は、前段の助走コンベア8から搬送されてきた物品Wの重量を測定し、その測定結果(重量)が所定範囲内にあるときは図示しない判別部から良品としての判別信号を出力し、重量が所定範囲よりも軽量であるときは軽量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力し、重量が所定範囲よりも過量であるときは過量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力する。
秤量コンベア7の判別部から各判別信号が出力されると、選別装置1はこの判別信号を受けて、物品Wが良品の場合には選別アーム4,4が搬送方向Yに沿った基本姿勢から動作せず、第一及び第二の搬送コンベア2a,2bは良品WOKを搬送方向Yに搬送し、物品Wが軽量の不良品の場合には一方の選別アーム4が軽量不良品WNGの搬送を遮る姿勢(選別姿勢)となるように動作してこの不良品WNGを搬送方向Yと異なる方向に排出し、物品Wが過量の不良品の場合には他方の選別アーム4が過量不良品WNGの搬送を遮る姿勢(選別姿勢)となるように動作してこの不良品WNGを搬送方向Yと異なる方向であり、且つ軽量不良品WNGの排出方向とは反対の方向に排出する。なお、秤量コンベア7の搬入側には、物品Wの搬入を検知する検知手段として投受光センサ9,9が設けられている。
図1に示すように、選別装置1では、秤量コンベア7から良品、不良品の順に物品Wが送られてきたときに、それまでは所定の間隔d0 をあけて、例えば20m/min程度の物品搬送速度V0 だったものが、良品WOKが第一領域搬送路に搬入されると、良品WOKの搬送速度V1 は30m/min程度に加速する。次いで、良品WOKが第二領域搬送路に搬入されると、良品WOKの搬送速度V2 は40m/min程度に更に加速する。この結果、後続する不良品WNGとの間隔d1 が広がることになる(d0 <d1 )。
また、選別装置1では、秤量コンベア7から不良品、良品の順に物品Wが送られてきたときに、それまでは所定の間隔d0 をあけて、例えば20m/min程度の物品搬送速度V0 だったものが、良品WOKが第一領域搬送路に搬入されると、良品WOKの搬送速度VCWは10m/min程度に減速する。また、良品WOKに先行している不良品WNGが第二領域搬送路3bに搬入されると、不良品WNGの搬送速度V2 は40m/min程度に加速する。これにより、不良品WNGを速やかに排出するとともに、選別アーム4は、選別姿勢から基本姿勢に復帰する動作を余裕をもって行うようになる。
ここから、図2,3を参照して、物品Wが良品、不良品、良品の順に送られてきたときのいくつかの状態における各部の動作及びそのタイミングを説明する。
物品Wが所定の間隔d0 (図1参照)をあけて搬送されていると、図3に示すように、第一、第二の搬送コンベア2a,2bは共に物品搬送速度V0 となる速度を継続しており、秤量コンベア7の判別部から良品としての判別信号が出力され、良品としての判別信号を受けて、第一の搬送コンベア2aは物品搬送速度V1 となるように速度上昇を開始する。このとき、図2(a)に示すように、良品WOKは第一領域搬送路3aに搬入されて加速する。なお、図3中のT1 ,T2 ,T3 は、秤量コンベア7の判別部における各物品Wを良品、不良品に判定するまでにかかる判定時間を示している。また、上述したように、V0 は選別装置1における物品Wの標準搬送速度、V1 ,VCWは第一領域搬送路3aにおける物品Wの搬送速度、V2 は第二領域搬送路3bにおける物品Wの搬送速度である。
次に、図3に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で不良品と判定されて不良品としての判別信号と選別指示信号が出力され、不良品としての判別信号を受けて、選別アーム4は動作を開始し、第二の搬送コンベア2bは物品搬送速度V2 となるように速度上昇を開始する。このとき、図2(b)に示すように、最初の良品WOKは第二領域搬送路3bに搬入されて加速し、次の不良品WNGは第一領域搬送路3aに搬入される。
次に、図3に示すように、選別アーム4は動作を終了し、第一の搬送コンベア2aは物品搬送速度V1 に速度上昇する。また、第二の搬送コンベア2bは物品搬送速度V2 の速度を継続する。このとき、図2(c)に示すように、最初の良品WOKは第二領域搬送路3bにて加速した速度で搬送されており、また、次の不良品WNGは第一領域搬送路3aにて加速した速度で搬送されている。選別アーム4は、不良品WNGが第二領域搬送路3bに搬入されてきたときにこれを排出するために選別姿勢をとっている。なお、図3中のt1は、選別アーム4が選別姿勢をとるまでの動作時間であり、t2は選別アーム4が基本姿勢に復帰するまでの動作時間である。
次に、図3に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で良品と判定されて良品としての判別信号が出力されると、良品としての判別信号を受けて、第一の搬送コンベア2aは物品搬送速度VCWとなるように速度下降を開始する。また、第二の搬送コンベア2bは物品搬送速度V2 の速度を継続する。また同時に、選別指示信号出力が終了し、これを受けて、選別アーム4は復帰動作を開始する。このとき、図2(d)に示すように、不良品WNGは第二領域搬送路3bにて排出され、次の良品WOKは第一領域搬送路3aに搬入されて減速する。
最後に、図3に示すように、選別アーム4の復帰動作が終了し、第一、第二の搬送コンベア2a,2bは共に標準搬送速度V0 となるようにそれぞれ速度上昇又は速度下降を開始する。このとき、図2(e)に示すように、第一領域搬送路3aに搬送されていた次の良品WOKは第二領域搬送路3bに搬入される。なお、選別アーム4は基本姿勢に復帰している。
上述した第一の実施の形態によれば、搬送路3のうち、選別アーム4の可動範囲の前段を第一領域搬送路3aとするとともに選別アーム4の可動範囲を第二領域搬送路3bとし、秤量コンベア7から物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第二領域搬送路3bにてV2 に加速することにより、これに後続する不良品WNGとの間隔d1 が広がるようになる。この結果、良品WOKが、不良品WNGを排出するために選別アーム4が動作してもこれと干渉することがなくなり、選別アーム4は良品WOKが離れるのを待たずにすぐに動作を開始することができる。これにより、選別アーム4の動作時間を短縮しなくても、選別装置1における物品Wの間隔d0 を秤量コンベア7の検査能力に近づけることができるようになり、選別能力が向上する。
また、秤量コンベア7から物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路3aにてV1 に加速することにより、後続する不良品WNGとの間隔d1 が更に広がるようになる。これにより、選別アーム4の動作を速やかに開始することができ、選別能力が向上する。
さらに、秤量コンベア7から物品Wが不良品、良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路3aにてVCWに減速することにより、選別アーム4が動作を開始して選別姿勢になるまでの時間を確保することができる。
また、搬送コンベア2が、第一領域搬送路3aを形成する第一の搬送コンベア2aと、第二領域搬送路3bを形成する第二の搬送コンベア3bとからなることにより、各領域搬送路3a,3bごとの物品Wの搬送速度の加減速が容易となる。
「第二の実施の形態」
次に、図4,5を参照して本発明の第二の実施の形態を説明する。
なお、第二の実施の形態において、上述した第一の実施の形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、選別装置11は、搬送コンベア12と、選別アーム4,4とを備えている。
搬送コンベア12にはベルトコンベアを採用しており、物品Wの搬送方向Yに並んだ図示しない一対のローラの間に二つの搬送ベルト13,13がローラの軸方向に所定間隔をあけて掛け回されてなる。一対のローラのうち、一方は駆動ローラに設定され、他方は従動ローラに設定されている。なお、駆動ローラは、図示しないモータなどの駆動源に接続されており、駆動源から駆動力を受けると所定方向に回転する。二つの搬送ベルト13,13は、駆動ローラの回転によって所定方向に循環する。二つの搬送ベルト13,13の循環方向が物品Wの搬送方向Yとなる。
二つの搬送ベルト13,13の間には、物品Wの搬送方向Yに並んで複数(四つ)のエアー吹出口14(14a〜14d)が設けられている。各エアー吹出口14a〜14dは搬送方向Yの下流側を向いており、搬送方向Yに高圧エアーを吹き出すものである。
また、二つの搬送ベルト13,13は、物品Wの搬送路を形成する。搬送路13のうち、選別アーム4の可動範囲の前段の領域は第一領域搬送路13aとして設定され、選別アーム4の可動範囲の領域は第二領域搬送路13bとして設定されている。また、第一領域搬送路13aは加減速領域であり、物品Wが第一領域搬送路13aにあるときには、物品Wの搬送速度を搬送コンベア12の速度制御により加減速する。なお、搬送コンベア12の速度制御は、駆動源の駆動制御を介して制御部が行う。第二領域搬送路13bは加速領域であり、第二領域搬送路13bにおいては、物品Wの搬送速度をエアー吹出口14a〜14dから高圧エアーを吹き付けることにより加速する。なお、各エアー吹出口14a〜14dから高圧エアーを吹き出すタイミングやエアー圧などの制御は制御部が行う。第二の実施の形態においても、上述した第一の実施の形態と同様に、選別装置11の物品Wの標準搬送速度をV0 、第一領域搬送路13aにおける加速した物品搬送速度をV1 、第一領域搬送路13aにおける減速した物品搬送速度をV-1、第二領域搬送路13bにおける加速した物品搬送速度をV2 とすると、これらの関係は、V-1<V0 <V1 ≦V2 となる。ただし、選別装置11の物品搬送速度は前段の検査装置(秤量コンベア)7よりも低速にならないことから、秤量コンベア7の物品搬送速度をVCWとすると、第一領域搬送路13aにおける減速した物品搬送速度V-1は、秤量コンベア7の物品搬送速度VCWと同一速度に設定されている(V-1=VCW)。したがって、物品搬送速度の関係は、VCW<V0 <V1 ≦V2 となる。
ここから、図4,5を参照して、物品Wが良品、不良品、良品の順に送られてきたときの各部の動作及びそのタイミングを説明する。なお、図5において、T1 ,T2 ,T3 は、図示しない判別部における各物品Wを良品、不良品に判定するまでにかかる判別時間を示している。また、上述したように、V0 は選別装置11における物品Wの標準搬送速度、VCWは第一領域搬送路13aにおける物品Wの搬送速度である。さらに、t1は選別アーム4が選別姿勢をとるまでの動作時間であり、t2は選別アーム4が基本姿勢に復帰するまでの動作時間である。なお、判別部は、上述した第一の実施の形態同様に、秤量コンベア7による測定結果(物品Wの重量)が所定範囲内にあるときは良品としての判別信号を出力し、重量が所定範囲よりも軽量であるときは軽量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力し、重量が所定範囲よりも過量であるときは過量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力する。
図4に示すように、物品Wが搬送方向Yに所定の間隔d0 をあけて搬送されていると、図5に示すように、秤量コンベア7の判別部から良品としての判別信号が出力され、良品としての判別信号を受けて、搬送コンベア12は物品搬送速度V1 となるように速度上昇を開始する。このとき、良品WOKは第一領域搬送路13aに搬入されて加速する。
次に、図5に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で不良品と判定されて不良品としての判別信号と選別指示信号が出力され、不良品としての判別信号を受けて、選別アーム4は動作を開始する。また、エアー吹出口14aのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力終了と同時にエアー吹出口14bのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出口14dまで同一タイミングで順次信号出力しては終了する。このとき、第二領域搬送路13bに搬入された最初の良品WOKに向けて物品搬送速度V2 となるように、エアー吹出口14aから高圧エアーが吹き出し、その吹出しが終了すると同時に、エアー吹出口14bから高圧エアーが吹き出し、エアー吹出口14dまで順次高圧エアーが吹き出しては吹出しが終了する。すなわち、エアー吹出口14a〜14dからは連続的に高圧エアーが吹き出し、これにより、最初の良品WOKは第二領域搬送路13bにて加速する。
次に、図5に示すように、選別アーム4の動作が終了し、搬送コンベア12は物品搬送速度V1 に速度上昇する。また、エアー吹出口14aのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力終了と同時にエアー吹出口14bのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力が終了する。このとき、第一領域搬送路13aに搬送されていた次の不良品WNGは、第二領域搬送路13bに搬入され、第二領域搬送路13bにてエアー吹出口14a,14bからの連続的な高圧エアーの吹き出しにより更に加速する。なお、選別アーム4は選別姿勢をとっており、不良品WNGは、選別アーム4の選別面6に沿って移動する。
次に、図5に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で良品と判定されて良品としての判別信号が出力されると、良品としての判別信号を受けて、搬送コンベア12は物品搬送速度VCWとなるように速度下降を開始する。また同時に、選別指示信号出力が終了し、これを受けて、選別アーム4は復帰動作を開始する。このとき、不良品WNGは第二領域搬送路13bにて排出され、次の良品WOKは第一領域搬送路13aに搬入されて減速する。
最後に、図5に示すように、選別アーム4の復帰動作が終了し、搬送コンベア12は標準搬送速度V0 となるように速度上昇を開始する。このとき、第一領域搬送路13aに搬送されていた次の良品WOKは第二領域搬送路13bに搬入される。なお、選別アーム4は基本姿勢に復帰している。
上述した第二の実施の形態によれば、以下のような第一の実施の形態と同様の効果が得られる。すなわち、搬送路13のうち、選別アーム4の可動範囲の前段を第一領域搬送路13aとするとともに選別アーム4の可動範囲を第二領域搬送路13bとし、秤量コンベア7から物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第二領域搬送路3bにて、エアー吹出口14a〜14dから順次高圧エアーを吹き付けて、V2 に加速することができる。これにより、後続する不良品WNGとの間隔d1 が広がるようになる。この結果、良品WOKが、不良品WNGを排出するために選別アーム4が動作してもこれと干渉することがなくなり、選別アーム4は良品WOKが離れるのを待たずにすぐに動作を開始することができる。これにより、選別アーム4の動作時間を短縮しなくても、選別装置11における物品Wの間隔d0 を秤量コンベア7の検査能力に近づけることができるようになり、選別能力が向上する。
また、秤量コンベア7から物品Wが良品WOK、不良品WNGの順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路3aにてV1 に加速することにより、後続する不良品WNGとの間隔d1 が更に広がるようになる。これにより、選別アーム4の動作を速やかに開始することができ、選別能力が向上する。
さらに、秤量コンベア7から物品Wが不良品、良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路13aにてVCWに減速することにより、選別アーム4が動作を開始して選別姿勢になるまでの時間を確保することができる。
このような効果に加えて、上述した第二の実施の形態によれば、搬送コンベア12が、第二領域搬送路13bにて良品WOK又は不良品WNGの搬送速度を加速するエアー吹出口14a〜14dを備えることにより、搬送コンベア12の駆動源によらずに、物品Wの搬送速度を制御することが可能となる。
「第三の実施の形態」
次に、図6,7を参照して本発明の第三の実施の形態を説明する。
なお、第三の実施の形態において、上述した第一及び第二の実施の形態と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、選別装置21は、搬送コンベア22と、選別アーム4,4とを備えている。
搬送コンベア22にはベルトコンベアを採用しており、物品Wの搬送方向Yに並んだ図示しない一対のローラの間に搬送ベルト23が掛け回されてなる。一対のローラのうち、一方は駆動ローラに設定され、他方は従動ローラに設定されている。なお、駆動ローラは、図示しないモータなどの駆動源に接続されており、駆動源から駆動力を受けると所定方向に回転する。搬送ベルト23は、駆動ローラの回転によって所定方向に循環する。搬送ベルト23の循環方向が物品Wの搬送方向Yとなる。
選別アーム4,4には、その選別面6と反対の面に複数(三つ)のエアー吹出口24(24a〜24c)が選別アーム4の長手方向に並んで設けられている。エアー吹出口24a〜24cは、選別アーム4が選別姿勢のときに搬送方向Yの下流側を向くように設けられており、搬送方向Yに高圧エアーを吹き出すものである。
また、搬送ベルト23は、搬送コンベア22における物品Wの搬送路を形成する。搬送路23のうち、選別アーム4の可動範囲の前段の領域は第一領域搬送路23aとして設定され、選別アーム4の可動範囲の領域は第二領域搬送路23bとして設定されている。また、第一領域搬送路23aは加減速領域であり、物品Wが第一領域搬送路3aにあるときには、搬送コンベア22の速度制御により、物品Wの搬送速度を加減速する。なお、搬送コンベア22の速度制御は、駆動源の駆動制御を介して制御部が行う。さらに、第二領域搬送路3bは加速領域であり、第二領域搬送路3bにおいては、選別アーム4が選別姿勢のときに、物品Wの搬送速度をエアー吹出口24a〜24cから高圧エアーを吹き付けることにより加速する。なお、各エアー吹出口24a〜24cから高圧エアーを吹き出すタイミングなどの制御は制御部が行う。上述した第一及び第二の実施の形態と同様に、第三の実施の形態においても、選別装置21の物品Wの標準搬送速度をV0 、第一領域搬送路23aにおける加速した物品搬送速度をV1 、第一領域搬送路23aにおける減速した物品搬送速度をV-1、第二領域搬送路23bにおける加速した物品搬送速度をV2 とすると、これらの関係は、V-1<V0 <V1 ≦V2 となる。ただし、選別装置21の物品搬送速度は前段の検査装置(秤量コンベア)7よりも低速にならないことから、秤量コンベア7の物品搬送速度をVCWとすると、第一領域搬送路3aにおける減速した物品搬送速度V-1は、秤量コンベア7の物品搬送速度VCWと同一速度に設定されている(V-1=VCW)。したがって、物品搬送速度の関係は、VCW<V0 <V1 ≦V2 となる。なお、第三の実施の形態では、第二領域搬送路23bにおいて、エアー吹出口24a〜24cによる物品Wの搬送速度の加速は、選別アーム4の選別姿勢が条件となるため、不良品WNGが後続するときの良品WOKの場合に限られるが、例えば、搬送コンベア22を速度制御することにより、第二領域搬送路23bにて不良品WNGが後続しないときの良品WOKの搬送速度をV2 とすることも可能である。
ここから、図6,7を参照して、物品Wが良品、不良品、良品の順に送られてきたときの各部の動作及びそのタイミングを説明する。なお、図7において、T1 ,T2 ,T3 は、図示しない判別部における各物品Wを良品、不良品に判別するまでにかかる判別時間を示している。また、上述したように、V0 は選別装置11における物品Wの標準搬送速度、VCWは第一領域搬送路23aにおける物品Wの搬送速度である。さらに、t1は、選別アーム4が選別姿勢をとるまでの動作時間であり、t2は選別アーム4が基本姿勢に復帰するまでの動作時間である。なお、判別部は、上述した第一及び第二の実施の形態同様に、秤量コンベア7による測定結果(物品Wの重量)が所定範囲内にあるときは良品としての判別信号を出力し、重量が所定範囲よりも軽量であるときは軽量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力し、重量が所定範囲よりも過量であるときは過量の不良品としての判別信号を出力するとともに選別指示信号を出力する。
図6に示すように、物品Wが搬送方向Yに所定の間隔d0 をあけて搬送されていると、図7に示すように、秤量コンベア7の判別部から良品としての判別信号が出力され、良品としての判別信号を受けて、搬送コンベア22は物品搬送速度V1 となるように速度上昇を開始する。このとき、良品WOKは第一領域搬送路23aに搬入されて加速する。
次に、図7に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で不良品と判定されて不良品としての判別信号と選別指示信号が出力され、不良品としての判別信号を受けて、選別アーム4は動作を開始する。
次に、図7に示すように、選別アーム4の動作が終了し、搬送コンベア22は物品搬送速度V1 に速度上昇する。また、エアー吹出口24aのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力終了と同時にエアー吹出口24bのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力終了と同時にエアー吹出口24cのエアー吹出し信号が出力され、エアー吹出し信号出力が終了する。このとき、次の不良品WNGは第一領域搬送路23aにて加速して搬送され、また、選別アーム4は、不良品WNGが第二領域搬送路23bに搬入されてきたときにこれを排出するために選別姿勢をとっている。この間、第二領域搬送路23bにて最初の良品WOKに向けて物品搬送速度V2 となるように、選別面6と反対の面に設けられているエアー吹出口24a〜24cのうち、良品WOKから最も離れたエアー吹出口24aから高圧エアーが吹き出し、エアー吹出口24aからの高圧エアーの吹き出しが終了すると同時に、エアー吹出口24bから高圧エアーが吹き出し、エアー吹出口24bからの高圧エアーの吹き出しが終了すると同時に、エアー吹出口24cから高圧エアーが吹き出し、各エアー吹出口24a〜24cから吹き出した高圧エアーは、時間差を設けたことにより略同時に良品WOKを吹き付けるようになる。これにより、最初の良品WOKは第二領域搬送路13bにて加速する。第一領域搬送路23aに搬送されていた次の不良品WNGは第二領域搬送路13bに搬入される。
次に、図7に示すように、次の物品Wが秤量コンベア7の判別部で良品と判定されて良品としての判別信号が出力されると、良品としての判別信号を受けて、搬送コンベア22は物品搬送速度VCWとなるように速度下降を開始する。また同時に、選別指示信号出力が終了し、これを受けて、選別アーム4は復帰動作を開始する。このとき、不良品WNGは第二領域搬送路23bにて排出され、次の良品WOKは第一領域搬送路23aに搬入されて減速する。
最後に、図7に示すように、選別アーム4の復帰動作が終了し、搬送コンベア22は標準搬送速度V0 となるように速度上昇を開始する。このとき、第一領域搬送路23aに搬送されていた次の良品WOKは第二領域搬送路23bに搬入される。なお、選別アーム4は基本姿勢に復帰している。
上述した第三の実施の形態によれば、以下のような第一及び第二の実施の形態と同様の効果が得られる。すなわち、搬送路23のうち、選別アーム4の可動範囲の前段を第一領域搬送路23aとするとともに選別アーム4の可動範囲を第二領域搬送路23bとし、秤量コンベア7から物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第二領域搬送路3bにて、エアー吹出口24a〜24cから略同時に高圧エアーを吹き付けて、V2 に加速することができる。これにより、後続する不良品WNGとの間隔d1 が広がるようになる。この結果、良品WOKが、不良品WNGを排出するために選別アーム4が動作してもこれと干渉することがなくなり、選別アーム4はその動作中に良品WOKを強制的に離すことによりすぐに動作を開始することができる。これにより、選別アーム4の動作時間を短縮しなくても、選別装置21における物品Wの間隔d0 を秤量コンベア7の検査能力に近づけることができるようになり、選別能力が向上する。
また、秤量コンベア7から物品Wが良品、不良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路23aにてV1 に加速することにより、後続する不良品WNGとの間隔d1 が更に広がるようになる。これにより、選別アーム4の動作を速やかに開始することができ、選別能力が向上する。
さらに、秤量コンベア7から物品Wが不良品、良品の順に送られてきたときに、良品WOKの搬送速度を第一領域搬送路23aにてVCWに減速することにより、選別アーム4が動作を開始して選別姿勢になるまでの時間を確保することができる。
また、第二領域搬送路23bにて良品WOKの搬送速度を加速するエアー吹出口24a〜24cを備えることにより、搬送コンベア22の駆動源によらずに、物品Wの搬送速度を制御することが可能となる。
1,11,21…選別装置
2,12,22…搬送コンベア
2a…第一の搬送コンベア
2b…第二の搬送コンベア
3,13,23…搬送ベルトからなる搬送路
3a,13a,23a…第一領域搬送路
3b,13b,23b…第二領域搬送路
4…選別アーム
4a…基端部
4b…先端部
5…回動軸
6…選別面
7…検査装置としての秤量コンベア
14,24…エアー吹出口
W…物品
Y…搬送方向

Claims (7)

  1. 物品(W)を検査する検査装置(7)の後段に設けられ、前記検査装置から送られてきた前記物品を所定の搬送方向(Y)に搬送するための搬送路(3,13,23)を形成する搬送コンベア(2,12,22)と、基端部(4a)に設けられた回動軸(5)を中心に先端部(4b)が前記搬送路を横切るように動作し、前記物品を該物品と対向する選別面(6)に沿わせて移動させながら前記搬送方向と異なる方向に排出する選別アーム(4)とを備え、前記検査装置による検査結果に基づいて、前記物品を、良品として前記搬送方向に搬送するか又は不良品として前記搬送方向と異なる方向に排出することにより選別する選別装置(1,11,21)において、
    前記搬送路のうち、前記選別アームの可動範囲の前段を第一領域搬送路(3a,13a,23a)とするとともに該選別アームの可動範囲を第二領域搬送路(3b,13b,23b)とし、前記搬送コンベアにおいて、前記物品が良品、不良品の順に送られてきたときに該良品の搬送速度を前記第二領域搬送路にて加速する制御を行うことを特徴とする選別装置。
  2. 前記搬送コンベア(2,12,22)において、前記物品(W)が良品、不良品の順に送られてきたときに該良品の搬送速度を前記第一領域搬送路(3a,13a,23a)にて加速する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の選別装置。
  3. 前記搬送コンベア(2,12,22)において、前記物品(W)が不良品、良品の順に送られてきたときに該良品の搬送速度を前記第一領域搬送路(3a,13a,23a)にて減速する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の選別装置。
  4. 前記搬送コンベア(2)は、前記第一領域搬送路(3a)を形成する第一の搬送コンベア(2a)と、前記第二領域搬送路(3b)を形成する第二の搬送コンベア(2b)とからなることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の選別装置。
  5. 前記搬送コンベア(12,22)は、前記第二領域搬送路(13b,23b)にて良品の前記物品(W)の搬送速度が加速するように該良品にエアーを吹き付けるエアー吹出口(14,24)を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の選別装置。
  6. 前記エアー吹出口(14)を前記第二領域搬送路(13b)に設けることを特徴とする請求項5記載の選別装置。
  7. 前記エアー吹出口(24)を前記選別アーム(4)の前記選別面(6)と反対の面に設けることを特徴とする請求項5記載の選別装置。
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