JP2011212177A - キット、キット用コネクター、流体流通ラインの滅菌方法、キットの滅菌方法 - Google Patents

キット、キット用コネクター、流体流通ラインの滅菌方法、キットの滅菌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーサイドにおける液体分離器の滅菌作業を不要として利便性を向上させ、さらに、耐蒸気滅菌性を有しない中空糸膜の使用を可能にする。
【解決手段】コネクター70は、中空糸モジュール1と接続される第1の開口部71、液体流通ライン200と接続される第2の開口部72、該第2の開口部72と連通した第3の開口部73、第1の遮断手段81、第2の遮断手段82、第1の遮断手段81による遮断状態と第2の遮断手段82による遮断状態のいずれかを選択する切替手段を有する。コネクター70に液体流通ライン200が接続され、第2の開口部72と第3の開口部73とを連通する空間が滅菌された後に切替手段で第2の遮断手段82を選択することにより、中空糸モジュール1の内部空間およびコネクター70内の一部空間の滅菌状態を維持しながら流体流通ライン200との接続状態を確立する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、キット、キット用コネクター、流体流通ラインの滅菌方法、キットの滅菌方法に関する。
例えば血液製剤からウイルスを除去するウイルス除去器や、透析時等に血液から不要物を除去する血液浄化器等には、従来、血液製剤等の液体を通過させて当該液体から所定の物を分離する液体分離器が用いられている。液体分離器は、例えばハウジングの内部に中空糸が設けられ、ハウジングに形成された一次側のポート(通液口)から液体を流入させ、当該中空糸によって特定物を分離し、当該液体を二次側のポートから流出させている。
一般に、上述のような液体分離器(中空糸モジュール)は、各ポートに例えばコネクターやバルーン等が取り付けられた状態で滅菌処理された後、キットとして出荷、搬送等されている。滅菌処理は、例えばハウジング内に水を充填し、各ポートを閉鎖した状態で液体分離器を滅菌袋に入れて高温、高圧下に所定時間さらす高圧蒸気滅菌により行われる(例えば特許文献1参照)。水を充填し、各ポートを閉鎖した状態(ただし、バルーン等により、圧力変化を吸収したりガス透過を許容したりできる状態)で湿熱滅菌を行うのは、滅菌処理によるハウジング内の乾燥を防止し無菌状態を維持するためであり、また液体分離器の使用時まで中空糸の濡れ性を維持して、使用開始時から中空糸の分離性能を十分に発揮させるためである。
また、製薬メーカーなどのユーザーが上述のごとく滅菌処理されたキットを使用するに際しては、当該液体分離器キットをクリーンルーム内に搬入し、コネクターを介して成分分離用システム(例えば、抗体製造装置や、体外循環血液浄化療法の一つである血漿交換療法において使用される血漿成分分離器などを備えたシステム)に組み込むという作業が行われている。
特開2003−245329号公報
しかしながら、従来、上述のように液体分離器(中空糸モジュール)をシステムに組み込んだ後、抗体製造装置などへ菌やウイルスが混入するのを防ぐために、接続された流体流通ラインと液体分離器ごと、蒸気滅菌(本明細書ではインライン蒸気滅菌(SIP)ともいう)が改めて行われているのが実情である。滅菌処理された液体分離器キットが利用されていながら、ユーザーサイドでも滅菌処理を行うというのは利便性の観点からすれば改善すべき点である。
また、上述のようにユーザーサイドでも滅菌処理(インライン蒸気滅菌)が行われるという実情を踏まえ、液体分離器においては、当該ユーザーサイドで想定されるインライン蒸気滅菌にも耐えうる耐蒸気滅菌性を有する中空糸が用いられている。ところが、このように耐蒸気滅菌性を有するという条件が、使用可能な中空糸の範囲を狭めているという実情もある。
そこで、本発明は、ユーザーサイドにおける液体分離器の蒸気滅菌作業を不要として利便性を向上させ、さらに、耐蒸気滅菌性を有しない中空糸膜の使用を可能にするキット、キット用コネクター、流体流通ラインの滅菌方法、キットの滅菌方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべく本発明者は種々の検討を行った。従来の液体分離器ないしはこれを含むキットは、上述のごとく滅菌された状態でクリーンルームに搬入されてシステムに組み込まれればユーザーサイドで改めてインライン蒸気滅菌処理を行う必要はないようにも考えられる。ところが、現実にはクリーンルーム内といえども完全な無菌状態が常に保たれているわけではないため、接続する際に液体分離器のポート(通液口)を開口して僅かな時間でも外部に晒した状態とすれば、当該液体分離器の内部の無菌状態が引き続き保たれていることの保証が難しくなる。このような状況を鑑み、キットのポート(通液口)および当該ポートに取り付けられるコネクターに着目してさらに検討を重ねた本発明者は、これら課題を解決しうる技術を知見するに至った。
本発明はかかる知見に基づくもので、少なくとも2つのポートを有するハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールと、ポートに取り付けられ、中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続する少なくとも2つ以上のコネクターと、からなるキットであって、コネクターは、中空糸モジュールと接続される第1の開口部、液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部と、当該コネクター内の一部を遮断して第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする第1の遮断手段、および第3の開口部を遮断して第1の開口部と第2の開口部との連通状態を形成する第2の遮断手段と、第1の遮断手段による遮断状態と第2の遮断手段による遮断状態のいずれかを選択する切替手段と、を有し、中空糸モジュールのポートの全てにコネクターが接続され、全てのコネクターが第1の遮断手段を選択することで、該第1の遮断手段によって遮断された当該コネクター内の中空糸モジュール寄りの一部空間および中空糸モジュールの内部空間からなる閉空間を滅菌された状態に維持し、コネクターに液体流通ラインが接続され、第2の開口部と第3の開口部とを連通する空間が滅菌された後に切替手段で第2の遮断手段を選択することにより、中空糸モジュールの内部空間およびコネクター内の一部空間の滅菌状態を維持しながら流体流通ラインとの接続状態を確立することを特徴とする。
かかるキットにおいては以下のような取扱いが可能となる。すなわち、出荷(搬送)前の滅菌処理時においては、コネクター(の第1の開口部)を各ポートに取り付けた状態で例えば滅菌袋に入れて高温、高圧下に所定時間さらした後、第1の遮断手段を選択することで、該第1の遮断手段によって遮断された当該コネクター内の中空糸モジュール寄りの一部空間および中空糸モジュールの内部空間からなる閉空間を滅菌された状態に維持することができる。また、当該キットをシステムに組み込む際には、まず液体流通ラインとコネクター(の第2の開口部)とを接続し、第1の遮断手段を選択した状態のまま、当該流体流通ラインからコネクターへ向け蒸気を流す等によるインライン蒸気滅菌処理を行う。流体流通ラインとコネクターとを接続する際、第2の開口部を開口することにより当該コネクターの内部空間を外部に晒した状態となるが、その後、流体流通ラインとの接続後、上述のごとくインライン蒸気滅菌処理を行うことで当該晒された空間を滅菌状態とすることができる。しかも、第2の開口部を開口し、流通ラインとの接続を行い、上述のごときインライン蒸気滅菌を行うまでの間は、第1の遮断手段を選択した状態のままとすることにより、当該中空糸モジュールの内部空間と、コネクター内の一部空間(より詳しくは、第1の遮断手段によって区切られた、中空糸モジュール寄りの空間)とを滅菌されたままの閉空間に保つことができるから、当該閉空間、つまりは中空糸モジュールの内部空間等を改めて滅菌する必要がない。したがって、インライン蒸気滅菌後、第1の遮断手段を解放することにより、中空糸モジュールの内部空間等の滅菌状態を維持したまま、当該キットと流体流通ラインとの接続状態を確立することができる。これによれば、ユーザーサイドにおける中空糸モジュール(液体分離器)の滅菌作業を必要としないためユーザーにとっての利便性が向上する。また、耐蒸気滅菌性を有しない中空糸膜の使用が可能になることから、使用可能な中空糸の範囲が広がるという利点もある。
上述のごときキットにおける切替手段は、当該コネクターの外部から操作可能なものであることが好ましい。この場合、キットには、所定時以外における切替手段の外部からの操作を規制する規制手段が設けられていることがさらに好ましい。この場合の規制手段の好適な一例は、切替手段を覆うカバーである。また、この場合、かかる規制手段は、当該コネクターの耐熱性樹脂製の本体と同種の樹脂製のスリーブであることが好ましい。
上述のごときキットでは、少なくとも一のコネクターにおいて、第2の開口部または第3の開口部に可撓性シール部材が取り付けられていることが好ましい。
本発明にかかるキットは、例えば抗体製造設備に用いられて好ましい。
また、本発明にかかるキット用コネクターは、ハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールに対し、ハウジングに形成されたポートを介して取り付けられ、中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続するコネクターであって、中空糸モジュールと接続される第1の開口部、液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部と、当該コネクター内の一部を遮断して第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする第1の遮断手段、および第3の開口部を遮断して第1の開口部と第2の開口部との連通状態を形成する第2の遮断手段と、第1の遮断手段による遮断状態と第2の遮断手段による遮断状態のいずれかを選択する切替手段と、を有し、中空糸モジュールのポートに接続された場合に、第1の遮断手段を選択することで、該第1の遮断手段によって遮断された当該コネクター内の中空糸モジュール寄りの一部空間および中空糸モジュールの内部空間からなる閉空間を滅菌された状態に維持し、コネクターに液体流通ラインが接続され、第2の開口部と第3の開口部とを連通する空間が滅菌された後に切替手段で第2の遮断手段を選択することにより、中空糸モジュールの内部空間および当該コネクター内の一部空間の滅菌状態を維持しながら流体流通ラインとの接続状態を確立することを特徴とする。
さらに、本発明にかかる流体流通ラインの滅菌方法は、ハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールに接続される流体流通ラインを滅菌する際の滅菌方法であって、中空糸モジュールと接続される第1の開口部、液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部とを有するコネクターを、ハウジングに形成されたポートに接続する工程、コネクターの第2の開口部を流体流通ラインに接続する工程、当該コネクター内の中空糸モジュール寄りの一部空間および中空糸モジュールの内部空間を遮断された状態に維持したまま、流体流通ラインから第2の開口部を経てコネクター内に滅菌用流体を流通させ、第3の開口部から排出する工程、第3の開口部を遮断するとともに、コネクター内の中空糸モジュール寄りの一部空間および中空糸モジュールの内部空間を遮断された状態を解除し、第1の開口部と第2の開口部を連通させる工程、を有することを特徴とする。
かかる流体流通ラインの滅菌方法においては、中空糸モジュールに接続されたコネクター内の空間とともに、これらコネクターに接続された流体流通ラインの滅菌を行うことが好ましい。流体流通ラインは、例えば製薬流路用ラインである。
また、本発明にかかるキットの滅菌方法は、少なくとも2つのポートを有するハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールと、ポートに取り付けられ、中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続する少なくとも2つ以上のコネクターと、からなるキットの滅菌方法であって、中空糸モジュールと接続される第1の開口部、液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部とを有する当該コネクターを、ハウジングに形成されたポートに取り付ける工程、コネクターのうちの少なくとも一のコネクターにおいて、第1の開口部と第2の開口部とを連通させた状態としたまま、当該第2の開口部に可撓性を有するシール部材を取り付ける工程、コネクターのうち、可撓性シール部材が取り付けられた開口部を除く残りの開口部にシール部材を取り付ける工程、以上の工程を経た状態のキットの全体に高圧蒸気滅菌処理を施す工程、該高圧蒸気滅菌処理後に一のコネクターにおいて当該コネクター内の一部を遮断して第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする工程、を有することを特徴とする。
かかるキットの滅菌方法における高圧蒸気滅菌処理は、中空糸モジュールとコネクターよりなるキットを滅菌袋に収容した状態で行うことが好ましい。
本発明によれば、ユーザーサイドにおける液体分離器の滅菌作業を不要として利便性を向上させ、さらに、耐蒸気滅菌性を有しない中空糸膜の使用を可能にすることができる。
液体分離器の断面図を中心に、本発明に係るキットの一構成例を示す図である。 液体分離器の構成例を示す斜視図である。 液体分離器の他の構成例を示す斜視図である。 コネクターの構成例を示す断面図である。 コネクターにおける切替レバーおよび切替規制カバーの構成例を示す図である。 コネクターにおけるシャッター、切替レバーおよび切替規制カバーの他の構成例を示す図である。 流体流通ラインからコネクターへ向け蒸気を流すことによる滅菌処理(インライン蒸気滅菌)について説明するコネクターの断面図である。 インライン蒸気滅菌後、シャッターを切り替えて流体流通ラインと液体分離器とを連通させた状態のコネクターの断面図である。 流体流通ラインからコネクターへ向け蒸気を流すことによる滅菌処理(インライン蒸気滅菌)について説明するコネクター等の分解斜視図である。 インライン蒸気滅菌後、シャッターを切り替えて流体流通ラインと液体分離器とを連通させた状態のコネクター等の分解斜視図である。 キットと流体流通ラインとの接続状態が確立したシステムの概要を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、液体分離器(中空糸モジュール)1の構成の概略を示す断面図である。本発明に係るキット100は、この液体分離器1の各ポート11a,11b,11cおよび11dに対応するコネクター70(70a,70b,70cおよび70d)が取り付けられて構成されている。
液体分離器1は、例えば図1に示すように長手方向の両端が閉鎖された円筒状のハウジング10と、当該ハウジング10に設けられ、液体をハウジング10内に流入又は流出するための複数、例えば4つのポート(通液口)11a、11b、11c、11dを有している。例えばポート11a、11bは、ハウジング10の長手方向の両端に設けられ、ポート11c、11dは、ハウジング10の胴部の外周面に設けられている。
ハウジング10内には、管状の多数の中空糸12が設けられている。中空糸12は、ハウジング10の長手方向に沿って配置され、ハウジング10の一端付近から他端付近まで延びている。ハウジング10内の長手方向の両端付近には、それぞれ中空糸12を支持する支持部材13が設けられている。支持部材13は、例えばハウジング10の内部形状に適合する円盤状に形成され、中空糸12の端部を支持しつつ、各支持部材13の外側の空間A(ポート11a、11bが開口する空間)と、2つの支持部材13の内側の空間Bとを遮断している。中空糸12の両端は、ポート11a、11bに通じる空間Aにそれぞれ開口している。したがって、例えばポート11a又はポート11bから流入した液体は、中空糸12の管内を通り、中空糸12の側壁を通過した液体が2つの支持部材13の間の空間Bに流出するようになっている。この中空糸12の側壁を通過する際に、液体から所定の物が分離される。なお、ポート11a、11bには、コネクター70(70a、70b)が取り付けられる(図1参照)。
ポート11c、11dは、2つの支持部材13の間の空間Bに通じている。したがって、例えば中空糸12を通過した分離後の液体をポート11c、11dから排出することができる。本実施形態のポート11c、11dは、例えば円管状に形成され、その先端の開口端部には、環状のフランジ部が形成されている。なお、フランジの他に、フェルール、ニップル、ネジなどを使用できる。図1では詳しくは示していないが、本実施形態のポート11c、11dは、内径がハウジング10の胴部に近づくにつれて次第に小さくなるテーパー形状を有している。ポート11c、11dには、コネクター70(70c、70d)が取り付けられる(図1参照)。
コネクター(キット用コネクター)70は、上述の液体分離器1に対し、ハウジング10に形成されたポート11a〜11dを介して取り付けられ、当該液体分離器1と液体流通ライン200との接続を可能とする接続器である(図11等参照)。本実施形態のコネクター70は、およそT字形状に形成された耐熱性樹脂製の本体、該本体の各端部に形成された開口部71〜73、当該コネクター70内の一部を遮断するシャッター81,82、切替レバー90等を有している(図2、図4等参照)。
開口部71〜73のうち第1の開口部71は液体分離器1と当該コネクター70とを接続するためのもので、各ポート11a〜11dの形状に合わせて形成されている(図4等参照)。第2の開口部72は、流体流通ライン200と接続されるための開口として形成されている(図9等参照)。第2の開口部72を形成する筒部は例えばテーパー状に形成されている(図2参照)。第3の開口部73は、流体流通ライン200から当該コネクター70へ向け蒸気を流す等によるインライン蒸気滅菌処理を行う際の蒸気の排気口(以下、スチームトラップともいう)を構成する開口として形成されている。
シャッターは、コネクター70内の一部を開閉する遮断手段として設けられている。本実施形態では、第1の開口部71を、他の開口部72,73から連通不能な状慰にする第1の遮断手段としてのシャッター81と、スチームトラップ73を遮断して第1の開口部71と第2の開口部72との連通状態を形成する第2の遮断手段としてのシャッター82とがコネクター70に設けられている(図4参照)。
ここでシャッター81,82の具体的な形態は、それぞれ上述の機能を果たしうる限りは特に限られることがない。また、本実施形態ではそれぞれに異なる符号を付して別部材のシャッターを例示しているが、単一のシャッターによってこれら機能を実現するようにしてもよい。このようなシャッターの具体例を簡単に示せば、図4中の符号81で示す位置と符号82で示す位置との間をコネクター70内で移動することが可能な単一のシャッターや(図5参照)、コネクター70の略中央軸を中心に約90度回転可能な回転シャッター(図6参照)などを挙げることができる。もちろん、例えばカメラの羽根レンズのようにそれぞれが開閉動作する別個のシャッター81,82をそれぞれ第1、第2の遮断手段として設けることもできる(図4参照)。また、両シャッター81,82の開閉が択一式(一方を開けば他方が閉じる形式)であってもよい。
切替レバー90は、シャッター81による遮断状態とシャッター82による遮断状態のいずれかを選択する切替手段として設けられている。このような機能を果たしうる限り、切替レバー90の具体的な形態は、上述のシャッターと同様、特に限られることがない。例えば上述のようにコネクター70内で移動することが可能な単一のシャッターが用いられている場合には、当該シャッターを移動させるようコネクター70の外部から操作可能なスライドレバーを切替レバーとして用いることができる(図5参照)。あるいは、コネクター70の略中央軸を中心に回転するシャッターが用いられている場合には、シャッターを回転させるハンドル(90)をこの切替レバーに代わる切替手段として用いることができる(図6参照)。
規制手段は、上述した切替レバー90が外部から操作されるなど不意に動作するのを規制し、これによって滅菌された状態が維持されるようにするための手段として設けられている。本実施形態では、切替レバー90を覆うようにコネクター70に被せることが可能な切替規制カバー91を規制手段として用いているが(図5、図6参照)、これ以外にも、例えばレバー操作を規制するストッパーやロック機構などを規制手段として用いることが可能である。切替規制カバー91は、例えば、コネクター70の本体と同種の材質の樹脂製スリーブ等で構成することができる。
コネクター70の第2の開口部72および第3の開口部73には、当該開口を閉鎖するための部材が着脱可能であることが好ましい。また、閉鎖部材には、必要に応じて可撓性のシール部材95を用いることも好ましい。例えば本実施形態では、第2の開口部72に、例えばゴムにより形成され膨縮自在で変形自在に形成された、耐熱性のある例えばシリコンゴムやフッ素ゴムなどからなる可撓性シール部材(バルーン)95を設けている(図2等参照)。特に詳しい図示はいていないが、可撓性シール部材95は固定リング等を用いて第2の開口部72に気密に固定される。また、シール部材95として、通気性(ガス透過性)を有するものを用いてもよい。ここでは第2の開口部72に可撓性シール部材95を設ける場合について説明したが、同様の可撓性シール部材を第3の開口部73に設けることもできる。なお、可撓性シール部材95は、キット100の内圧が変化した場合に膨出するように撓むことによって圧力変化を吸収するものであるから、例えば本実施形態のようにコネクター70が4つ設けられる場合においても、可撓性シール部材95はそのうちの少なくとも1つに設けられていれば足り、その他の箇所には可撓性を有しないシール部材を用いることができる。なお、本明細書では特に詳しい説明はしないが、第2の開口部72およびスチームトラップ(第3の開口部)73の内側に栓をするための部材(内栓部材)を先に設け、さらに上述した(可撓性を有しない)シール部材95を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では第2の開口部72を形成する筒部がテーパー状に形成されている場合を例示したが(図2参照)、必要に応じて当該テーバーの勾配を変えて第2の開口部72の開口面積を変化させてもよい(図3参照)。こうすることで、種別毎に流体流通ライン200の径が異なる場合にも当該種別に合わせて対応することが可能である。
上述のごとき液体分離器1およびコネクター70(70a〜70d)からなるキット100は、各ユーザーによりシステムの流体流通ライン200に組み込まれるまで滅菌された状態に維持される。例えば本実施形態では、以下のようにして滅菌処理を実施するとともに、ユーザーによりシステムに組み込まれるまでのキット100の滅菌状態を維持する。
まず、液体分離器1の4つのポート11a〜11dのそれぞれにコネクター70(70a〜70d)を取り付ける。各コネクター70は、第1の開口部71を介して各ポート11a〜11dに取り付けられた状態となる(図1等参照)。
次に、例えばポート11a,11bを閉鎖し、コネクター70a,70bの第2の開口部72およびスチームトラップ(第3の開口部)73を開いた状態で、液体分離器1のハウジング10内に液体、例えば水を充填する。充填後、残りのポート11c,11dも閉鎖した状態(コネクター70c,70dの第2の開口部72およびスチームトラップ(第3の開口部)73を閉じた状態)とし、キット100の内部空間を液体が充填された閉空間とする。このとき、4つのコネクター70a〜70dには、例えば図4に想像線で示すようにシャッター81が開きシャッター82が閉じた状態において、可撓性を有するシール部材95が少なくとも1つ取り付けられる。
続いて、キット100を滅菌袋に入れ、全体を高温、高圧下に所定時間さらす高圧蒸気滅菌処理(オートクレーブ滅菌処理)を行う。このとき、ハウジング10内の水や残存ガスが膨張し、ハウジング10内から例えばポート11c,11d、さらにコネクター70c,70dに流れ込む。このように流れ込む水が多い場合には、可撓性シール部材95が膨出して当該コネクター70の容積を広げる。また、コネクター70に流れ込んだガスは、ガス透過性のあるシール部材95を通じて外部に放出される。このようにして、ハウジング10内の水やガスの膨張は、可撓性のあるシール部材95により吸収される。
なお、高圧蒸気滅菌後におけるキット100においては、液体分離器1寄りのシャッター81を閉じた状態としておいてもよい。こうしておけば、例えばユーザーが当該キット100をシステムに組み込む際、第2の開口部72やスチームトラップ73を開いても液体分離器1の内部を無菌状態に保つことができる。
続いて、上述したキット100をシステムに組み込む際に流体流通ライン200等をインライン蒸気滅菌し、流体流通ライン200との接続状態を確立する方法をついて説明する(図10、図11等参照)。以下では、製薬メーカーなどのユーザーが上述のごとく滅菌処理されたキット100をクリーンルーム内に搬入し、例えば抗体製造設備等におけるラインや製薬流路用ライン等の流体流通ライン200に接続する場面等に適用して好ましい形態を例示して説明する。
本実施形態の場合、コネクター70(70a〜70d)は、第1の開口部71を介して液体分離器1の各ポート11(11a〜11d)に取り付けられた状態となっている(図7参照)。製薬メーカーなどのユーザーサイドでは、シャッター81を閉じた状態としたまま、各コネクター70の第2の開口部72を開いた状態とし、当該開口部72を、接続治具210を用いて流体流通ライン200を構成している各パイプ等に接続する(図1、図7、図9等参照)。
接続後、各コネクター70内の液体分離器1寄りの一部空間および液体分離器1の内部空間(図7等の符号C参照)は、シャッター81によって外部から遮断された状態に維持されている。この状態で、ユーザーは、流体流通ライン200側から第2の開口部72を経るようにコネクター70内に滅菌用流体(例えば蒸気)を流通させ、スチームトラップ73から排出させる(図7、図9参照)。これにより、流体流通ライン210の内側、およびコネクター70のうち内部空間Cを除く部分がインライン蒸気滅菌される。
その後、コネクター70から切替規制カバー91をいったん外し、切替レバー90を操作することによって、シャッター82を閉じ、シャッター81を開いた状態とする(図8参照)。シャッター81によって遮断されていた内部空間C(各コネクター70内の液体分離器1寄りの一部空間および液体分離器1の内部空間)は、この時点まで外部から遮断されて滅菌状態に維持されている(図7参照)。本実施形態においては、当該内部空間Cを滅菌状態に維持したまま、滅菌処理後の流体流通ライン200に連通させることができるので、ユーザーサイドで液体分離器1を滅菌処理することなく、流体流通ライン200との無菌接続状態を確立することができる。なお、両シャッター81,82の開閉が択一式(一方を開けば他方が閉じる形式)である場合でも、上述した工程の変更は特に要しない。
キット100と流体流通ライン200との無菌接続状態を確立したら、切替規制カバー91を再びコネクター70に被せることが好ましい。これにより、切替レバー90が不意に動作するのを規制することができるので、シャッター81が開きシャッター82が閉じている状態が維持される。
以上のようにして流体流通ライン200との接続状態が確立したシステム(一例として、血漿浄化システム)の概要を図11に示す。なお、符号300は溶液用タンク(例えば生体成分溶液用タンク)、400は溶液送液ポンプである。ここでは、流体流通ライン200および液体分離器1によって構成される回路を溶液が循環するように構成されており、循環中、液体分離器1の中空糸12を透過した溶液は、ポート11c(または12d)、コネクター70c(または70d)を通過して透過液用タンク500に貯留される(図11参照)。
ここまで説明したキット100によれば、当該キット100をユーザーサイドでシステムに組み込む際、液体分離器1の滅菌作業(インライン蒸気滅菌作業)を行う必要がない。このため、キット100を利用するユーザーにとっての利便性が大きく向上する。
しかも、本実施形態によれば、ユーザーサイドでの液体分離器1の滅菌作業(インライン蒸気滅菌作業)を不要としたことにより、耐蒸気滅菌性が従前よりも劣る中空糸の使用、あるいは耐蒸気滅菌性を有しない中空糸の使用が可能となる。すなわち、従来は蒸気滅菌処理がユーザーサイドでも一般的に行われることを前提とし、耐蒸気滅菌性に余裕のある中空糸を選択せざるを得なかったが、本実施形態のキット100によれば、使用可能な中空糸の範囲が広がるという利点もある。なお、この点を考慮し、キット100自体あるいは滅菌袋に、ユーザーサイドで液体分離器1を蒸気滅菌することは不要(あるいは禁止)である旨を明記しておくことが好ましい。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述した実施形態では4つのポート11a〜11dを有する液体分離器1を例示したが、その他のポート数がそれ以外の数である液体分離器1にも本発明を適用することはもちろん可能である。
本発明は、滅菌処理が必要な中空糸モジュールを備えるキットやその滅菌処理に適用して有用である。
1:液体分離器(中空糸モジュール)
10:ハウジング
11a〜11d:ポート
12:中空糸
70(70a〜70d):コネクター(キット用コネクター)
71:第1の開口部
72:第2の開口部
73:スチームトラップ(第3の開口部)
81:シャッター(第1の遮断手段)
82:シャッター(第2の遮断手段)
90:切替レバー(切替手段)
91:切替規制カバー(規制手段)
95:シール部材
100:キット
200:流体流通ライン

Claims (13)

  1. 少なくとも2つのポートを有するハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールと、前記ポートに取り付けられ、前記中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続する少なくとも2つ以上のコネクターと、からなるキットであって、
    前記コネクターは、
    前記中空糸モジュールと接続される第1の開口部、前記液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部と、
    当該コネクター内の一部を遮断して前記第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする第1の遮断手段、および前記第3の開口部を遮断して前記第1の開口部と前記第2の開口部との連通状態を形成する第2の遮断手段と、
    前記第1の遮断手段による遮断状態と前記第2の遮断手段による遮断状態のいずれかを選択する切替手段と、を有し、
    前記中空糸モジュールのポートの全てに前記コネクターが接続され、全てのコネクターが第1の遮断手段を選択することで、該第1の遮断手段によって遮断された当該コネクター内の前記中空糸モジュール寄りの一部空間および前記中空糸モジュールの内部空間からなる閉空間を滅菌された状態に維持し、
    前記コネクターに前記液体流通ラインが接続され、前記第2の開口部と第3の開口部とを連通する空間が滅菌された後に前記切替手段で前記第2の遮断手段を選択することにより、前記中空糸モジュールの内部空間および前記コネクター内の一部空間の滅菌状態を維持しながら前記流体流通ラインとの接続状態を確立することを特徴とするキット。
  2. 前記切替手段は、当該コネクターの外部から操作可能なものである、請求項1に記載のキット。
  3. 所定時以外における前記切替手段の外部からの操作を規制する規制手段が設けられている、請求項2に記載のキット。
  4. 前記規制手段は、前記切替手段を覆うカバーである、請求項3に記載のキット。
  5. 前記規制手段は、当該コネクターの耐熱性樹脂製の本体と同種の樹脂製のスリーブである、請求項4に記載のキット。
  6. 少なくとも一の前記コネクターにおいて、前記第2の開口部または前記第3の開口部に可撓性シール部材が取り付けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載のキット。
  7. 抗体製造設備に用いられることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のキット。
  8. ハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールに対し、前記ハウジングに形成されたポートを介して取り付けられ、前記中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続するコネクターであって、
    前記中空糸モジュールと接続される第1の開口部、前記液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部と、
    当該コネクター内の一部を遮断して前記第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする第1の遮断手段、および前記第3の開口部を遮断して前記第1の開口部と前記第2の開口部との連通状態を形成する第2の遮断手段と、
    前記第1の遮断手段による遮断状態と前記第2の遮断手段による遮断状態のいずれかを選択する切替手段と、を有し、
    前記中空糸モジュールのポートに取り付けられた場合に、前記第1の遮断手段を選択することで、該第1の遮断手段によって遮断された当該コネクター内の前記中空糸モジュール寄りの一部空間および前記中空糸モジュールの内部空間からなる閉空間を滅菌された状態に維持し、
    前記コネクターに前記液体流通ラインが接続され、前記第2の開口部と第3の開口部とを連通する空間が滅菌された後に前記切替手段で前記第2の遮断手段を選択することにより、前記中空糸モジュールの内部空間および当該コネクター内の一部空間の滅菌状態を維持しながら前記流体流通ラインとの接続状態を確立することを特徴とするキット用コネクター。
  9. ハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールに接続される流体流通ラインを滅菌する際の滅菌方法であって、
    前記中空糸モジュールと接続される第1の開口部、前記液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部とを有するコネクターを、前記ハウジングに形成されたポートに取り付ける工程、
    前記コネクターの前記第2の開口部を前記流体流通ラインに接続する工程、
    当該コネクター内の前記中空糸モジュール寄りの一部空間および前記中空糸モジュールの内部空間を遮断された状態に維持したまま、前記流体流通ラインから前記第2の開口部を経て前記コネクター内に滅菌用流体を流通させ、前記第3の開口部から排出する工程、
    前記第3の開口部を遮断するとともに、前記コネクター内の前記中空糸モジュール寄りの一部空間および前記中空糸モジュールの内部空間を遮断された状態を解除し、前記第1の開口部と前記第2の開口部を連通させる工程、
    を有することを特徴とする、流体流通ラインの滅菌方法。
  10. 前記中空糸モジュールに接続された前記コネクター内の空間とともに、これらコネクターに接続された前記流体流通ラインの滅菌を行うことを特徴とする、請求項9に記載の流体流通ラインの滅菌方法。
  11. 前記流体流通ラインが製薬流路用ラインである、請求項9に記載の流体流通ラインの滅菌方法。
  12. 少なくとも2つのポートを有するハウジング内に中空糸を備えた構成の中空糸モジュールと、前記ポートに取り付けられ、前記中空糸モジュールと液体流通ラインとを接続する少なくとも2つ以上のコネクターと、からなるキットの滅菌方法であって、
    前記中空糸モジュールと接続される第1の開口部、前記液体流通ラインと接続される第2の開口部、および該第2の開口部と連通した第3の開口部とを有する当該コネクターを、前記ハウジングに形成されたポートに取り付ける工程、
    前記コネクターのうちの少なくとも一のコネクターにおいて、前記第1の開口部と第2の開口部とを連通させた状態としたまま、当該第2の開口部に可撓性を有するシール部材を取り付ける工程、
    前記コネクターのうち、前記可撓性シール部材が取り付けられた開口部を除く残りの開口部にシール部材を取り付ける工程、
    以上の工程を経た状態の前記キットの全体に高圧蒸気滅菌処理を施す工程、
    該高圧蒸気滅菌処理後に前記一のコネクターにおいて当該コネクター内の一部を遮断して前記第1の開口部を他の開口部から連通不能な状態にする工程、
    を有することを特徴とする、キットの滅菌方法。
  13. 前記高圧蒸気滅菌処理は、前記中空糸モジュールと前記コネクターよりなるキットを滅菌袋に収容した状態で行うことを特徴とする,請求項12に記載のキットの滅菌方法。
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