JP2011212127A - 炭酸風呂 - Google Patents

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Tatsunori Hara
達範 原
Kazuhisa Igawa
一久 井川
Hideki Okamoto
秀樹 岡本
Masuo Motoike
益男 元池
Kazuto Yamamoto
一人 山本
Keisuke Oubi
景介 奥備
Hideya Suyama
英也 壽山
Masaki Miyazaki
正樹 宮崎
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】温度補正のための専用の温度センサを設けることなく簡単に炭酸ガス濃度を求める。
【解決手段】炭酸ガスを溶解させた湯を浴槽2に供給する炭酸風呂である。浴槽2の湯を循環させるための循環路11を設ける。循環路11に加熱部1を設け、循環路11の加熱部1よりも上流側に湯温を検知する湯温検知手段19を備える。湯温検知手段19による検知温度が所定温度以下において浴槽2の湯を循環路11に吸い込み且つ加熱部1で加熱して浴槽2に供給すると共に、湯温検知手段19による検知温度が所定温度になると湯の循環と加熱部1による加熱を停止するように構成する。循環路11の加熱部1よりも上流側に炭酸ガスの濃度を測定するための濃度測定センサ29を設け、濃度測定センサ29で測定した炭酸ガス濃度を循環路11の湯温検知手段19で検出した湯温で補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、炭酸風呂に関するものである。
従来から、湯に炭酸ガスを混入して溶解する炭酸風呂が特許文献1により知られている。
炭酸風呂は、湯に炭酸ガスが溶け込んでいるため炭酸ガスによる入浴者の末梢血管の拡張作用等で血行を促進し、入浴者に対する保温作用があり、また、末梢循環障害の治療に効果があると言われている。
特開平8−215270号公報
上記のような炭酸風呂において、炭酸ガスの溶解度を制御するには、配管経路の途中にpHセンサなどの濃度測定装置を設置して、炭酸ガス溶解度を制御している。
しかし、pHセンサを用いた濃度測定には温度補正が必要であり、濃度測定装置に温度補正のための専用の温度センサが必要になるという問題がある。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みて発明したもので、温度補正のための専用の温度センサを設けることなく簡単に炭酸ガス濃度を求めることができる炭酸風呂を提供するにある。
本発明の炭酸風呂は、炭酸ガスを溶解させた湯を浴槽2に供給する炭酸風呂において、浴槽2の湯を循環させるための循環路11を設け、循環路11に加熱部1を設け、循環路11の加熱部1よりも上流側に湯温を検知する湯温検知手段19を備え、湯温検知手段19による検知温度が所定温度以下において浴槽2の湯を循環路11に吸い込み且つ加熱部1で加熱して浴槽2に供給すると共に、湯温検知手段19による検知温度が所定温度になると湯の循環と加熱部1による加熱を停止するように構成し、循環路11の加熱部1よりも上流側に炭酸ガスの濃度を測定するための濃度測定センサ29を設け、濃度測定センサ29で測定した炭酸ガス濃度を循環路11の湯温検知手段19で検出した湯温で補正することを特徴とする。
このような構成とすることで、追い焚き用の際に湯温を検知するために備わっている湯温検知手段19を用いて検出した湯温により、濃度測定センサ29で測定した炭酸ガス濃度を温度補正して正しい濃度を推定することができる。
本発明は、循環路の加熱部よりも上流側に炭酸ガスの濃度を測定するための濃度測定センサを設け、濃度測定センサで測定した炭酸ガス濃度を循環路の湯温検知手段で検出した湯温で補正するので、追い焚き用の際の湯温検知のために備わっている湯温検知手段を濃度測定センサの温度補正のための温度センサとして兼用でき、この結果、温度補正専用の温度センサを設ける必要がなく、簡単な構成で炭酸ガス濃度を温度補正して正しい濃度を推定することができる。
本発明の一実施形態の概略構成図である。 同上の制御ブロック図である。 同上の通常風呂モードにおける湯張りを示す説明図である。 同上の炭酸風呂モードにおける湯張りを示す説明図である。 同上の追い焚きを示す説明図である。 本発明の他の実施形態の概略構成図である。 本発明の更に他の実施形態の概略構成図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1には本発明の炭酸風呂の一実施形態の概略構成図を示しており、図2には本発明の制御ブロック図を示している。
浴槽2には供給口5と吸込口6を設けており、図においては供給口5と吸込口6を一つの供給・吸込アダプタ7に設け、この供給・吸込アダプタ7を浴槽2に取付けている。
供給口5に供給路8の一端部を接続し、吸込口6に戻し路9の一端部を接続している。
供給路8の他端部と戻し路9の他端部を通接続して循環路11を構成しており、この供給路8の他端部と戻し路9の他端部の連通接続部分に水道水が供給される給水路10の先端部を連通接続している。
給水路10に弁17を設けている。
供給路8には給水路10から供給される水を加熱する加熱部1を設けている。この加熱部1は、例えば、供給路8の一部が熱交換部1aとなっていて、この熱交換部1aを、図示を省略したバーナなどの熱源により加熱した熱媒との熱交換で加熱したり、あるいは、熱交換部1aをバーナで加熱することで、熱交換部1aを通る水を加熱して目的とする温度の湯を形成するようになっている。
ここで、加熱部1で加熱される湯の温度は、操作盤12に設けた湯温設定釦21を操作することで、制御部4により湯温調整手段18を制御して任意の設定温度になるように制御される。湯温調整手段18としては、例えば、給水路10に設けた弁17の開き度を調整することによる給水路10からの水の給水量の調整、後述の循環ポンプ3による浴槽2内の湯の循環量の調整、熱交換部1aを加熱する熱媒の流量調整、バーナに対する熱量の調整等を挙げることができる。
供給路8の加熱部1より下流に炭酸ガスを混入溶解する炭酸ガス溶解部13を設けている。
炭酸ガス溶解部13に炭酸ガス供給路14の一端部を接続し、炭酸ガス供給路14の他端部に炭酸ガスボンベ15を接続しており、炭酸ガス供給路14の途中に弁16を設けている。なお、弁16は炭酸ガス溶解部13に設けてもよい。
戻し路9には、濃度測定センサ29、循環ポンプ3、サーミスタのような湯温検知手段19、弁20を設けている。
濃度測定センサ29は、炭酸ガスの濃度(炭酸ガスの溶解濃度)を測定するためのもので、戻し路9内の循環ポンプ3よりも上流側(浴槽2に近い側)に設けられ、図1の実施形態では循環ポンプ3の近くに設けている。なお、図示を省略しているが、戻し路9の最上流端部である吸込口6付近に設けてもよい。
また、湯温検知手段19は循環ポンプ3よりも下流側(加熱部1に近い側)に設け、更に、弁20は湯温検知手段19よりも下流側に設けている。
なお、図1の実施形態では給水路10、戻し路9にそれぞれ弁17、20を設けた例を示しているが、これらの弁17、20に代えて給水路10と戻し路9と供給路8が三方切替弁を介して連通接続するように構成してもよい。
操作盤12には前述の湯温設定釦21の他に、電源釦22、モード設定釦23、自動湯張り釦24、湯張り量設定釦25、追い焚き釦26を設けてあり、更に、図示を省略しているが、たし湯をするためのたし湯釦等が設けてある。また、操作盤12には表示部27が設けてある。
本実施形態において、加熱部1で加熱された湯に炭酸ガスを溶解して浴槽2に供給する炭酸風呂モードと、炭酸ガスを溶解しない湯を浴槽2に供給する通常風呂モードとを備えており、操作盤12に設けたモード設定釦23を操作することで、炭酸風呂モード、通常風呂モードのいずれかを選択できるようになっている。
通常風呂モードに設定して運転する場合は、まず、電源釦22をオン操作する。電源がオンになると表示部27に前回の運転モード、湯温の設定温度、設定湯量が表示される。表示部27に表示された運転モードが通常風呂モードの場合はそのまま、炭酸風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して通常風呂モードに設定する。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁17を開、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、図3の矢印のように、給水路10から供給される水を加熱部1で操作盤12で設定された設定温度に加熱して供給路8の端部の供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように張り湯する。そして、設定湯量になると、図示を省略している湯量測定手段により検出し、制御部4により弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による加熱を停止する。
上記のようにして湯張りが終了すると、一定時間(例えば10分)毎に、湯温検知手段19により戻し路9内の湯温を検知するよう制御される。そして、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、制御部4により、弁17を閉、弁20を開、循環ポンプ3をオン、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、図5の矢印のように、浴槽2内の湯を吸込口6から循環路11に吸込み、加熱部1で加熱して供給口5から浴槽2に供給する。そして、湯温が設定温度になると湯温検知手段19で検知し、制御部4により弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による加熱を停止する。ここで、循環ポンプ3が運転している追い焚きの際は、上記湯温検知手段19による湯温測定の間隔は湯張り時よりも短い間隔となっている。
一方、炭酸風呂モードに設定して運転する場合は、まず、電源釦22をオン操作する。電源がオンになると表示部27に前回の運転モード、湯温の設定温度、設定湯量が表示される。表示部27に表示された運転モードが炭酸風呂モードの場合はそのまま、また、通常風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して炭酸風呂モードに設定する。炭酸風呂モードに設定すると、表示部27に炭酸風呂モードのモード表示と、設定された炭酸ガス濃度が表示される。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁17が開、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を開になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、図4の矢印のように、給水路10から供給される水を加熱部1で操作盤12で設定された設定温度に加熱し、加熱された湯に炭酸ガス溶解部13で炭酸ガスを混入溶解し、この炭酸ガス溶解湯を供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように炭酸ガス溶解湯を張り湯する。そして、設定湯量になると、図示を省略している湯量測定手段により検出し、制御部4により弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による加熱を停止する。
この湯張りの際、炭酸ガス供給路14に設けた弁16を制御部4からの制御信号で開制御するに当たり、設定された開量となるように開量が制御され、設定された炭酸ガス濃度の湯が浴槽2に湯張りされる。
上記のようにして炭酸ガス溶解湯の湯張りが終了すると、湯温検知手段19により所定間隔をおいて湯温の検知を行い、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、前述の普通風呂モードと同様に、制御部4により制御して、図5の矢印のように、炭酸ガス溶解湯を循環させ、湯温が設定温度になると制御部4により弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による加熱を停止する。
また、湯張りされた炭酸ガスが溶解した湯は、時間の経過と共に析出するため炭酸ガス溶解濃度が低下していく。この炭酸ガスの溶解濃度を戻し路9に設けた濃度測定センサ29で測定し、測定値を制御部4にリモコン信号を介して送信する。制御部4に入力された炭酸ガスの測定値は、制御部4に設けた温度補正手段30により、上記温度検知手段19で求める戻し路9を流れる戻し湯の湯温の測定値で温度補正が行われ、現状における正しい炭酸ガス濃度が推定され、該推定された炭酸ガス濃度を表示部27に表示すると共に、上記温度補正を行った現状における正しい炭酸ガス濃度に基づき、目的とする設定濃度となるように、上記追い焚き運転時に、炭酸ガス供給路14に設けた弁16の開量、開き時間を制御部4で制御する。
この追い焚き運転の際に、設定温度になる前に炭酸ガス濃度が設定濃度に達すると、弁16を閉じ炭酸ガスの供給を停止するが、湯の循環、加熱は継続して所定湯温に達すると追い焚き運転を停止する。
また、追い焚き運転において湯温が所定温度に達しても炭酸ガス濃度が所定濃度に達しない場合は、加熱部1による加熱は停止するが、循環ポンプ3の運転は継続して循環する湯に炭酸ガスを供給し、炭酸ガス濃度が所定濃度になると、循環ポンプ3、弁16をそれぞれオフにする。
このように、湯温が低下した場合における濃度測定センサ29で測定した炭酸ガス濃度の温度補正をするために、温度センサとして追い焚き運転において用いる温度検知手段19を兼用することで、炭酸ガス濃度の温度補正用の専用の温度センサを必要としない。
前記図1に示す実施形態では、同一の加熱部1で湯張りの際の加熱と、追い焚きの際の加熱を行うシステムの例で説明したが、図6、図7のように、加熱部1を、湯張り用の加熱部1Aと、これと別の追い焚き用の加熱部1Bで構成してもよい。なお、図中36は給湯装置である。図6、図7においては、作図上、追い焚き用の加熱部1Bを給湯装置36と別位置に記載しているが、実際は給湯装置36に湯張り用の加熱部1Aと追い焚き用の加熱部1Bを備えている。
以下、図6に示す実施形態を説明する。
図6に示す実施形態は、加熱部1を、湯張り用の加熱部1Aと、湯張り用の加熱部1Aとは別の追い焚き用の加熱部1Bで構成したもので、循環路11における供給路8の他端部と戻し路9の他端部の連通接続部分に、湯張り用の加熱部1Aで加熱された湯を供給する給湯路34の先端部を連通接続している。
給湯路34の途中は、湯のみを通過させる第1給湯路34aと、炭酸ガス溶解部13を設けた第2給湯路34bとに分岐しており、下流側で再び一つの給湯路34として合流している。
第1給湯路34aと、第2給湯路34bの炭酸ガス溶解部13の上流側にはそれぞれ弁35a、35bを設けている。
図6において、上記説明以外の構成は、図1に示す構成と同じであるので説明は省略する。なお、図1と同じ構成には同じ符号を付している。
この図6に示す実施形態において通常風呂モードに設定して運転する場合は、図1の実施形態と同様、電源釦22をオン操作し、次に、表示部27に表示された運転モードが通常風呂モードの場合はそのまま、炭酸風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して通常風呂モードに設定する。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁35aを開、弁35bを閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、追い焚き用の加熱部1Bをオフ、湯張り用の加熱部1Aをオンにし、湯張り用の加熱部1Aで操作盤12で設定された設定温度に加熱した湯を給湯路34に供給し、第1給湯路34aを通過して供給路8を経て供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように張り湯する。そして、設定湯量になると、制御部4により弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による湯張り用の加熱部1Aでの加熱を停止する。
上記のようにして湯張りが終了すると、一定時間(例えば10分)毎に、湯温検知手段19により戻し路9内の湯温を検知するよう制御する。そして、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、制御部4により、弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を開、循環ポンプ3をオン、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、湯張り用の加熱部1Aをオフ、追い焚き用の加熱部1Bをオンにする。これにより、浴槽2内の湯を吸込口6から循環路11に吸込み、追い焚き用の加熱部1Bで加熱して供給口5から浴槽2に供給する。そして、湯温が設定温度になると湯温検知手段19で検知し、制御部4により弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による追い焚き用の加熱部1Bの加熱を停止する。
一方、炭酸風呂モードに設定して運転する場合は、図1の実施形態と同様、運転モードが炭酸風呂モードの場合はそのまま、また、通常風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して炭酸風呂モードに設定する。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁35aを閉、弁35bを開、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を開になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、追い焚き用の加熱部1Bをオフ、湯張り用の加熱部1Aをオンにし、湯張り用の加熱部1Aで操作盤12で設定された設定温度に加熱した湯を給湯路34に供給し、第2給湯路34bを通過して供給路8を経て供給口5から浴槽2内に供給する。
上記湯張り時に、第2給湯路34bを湯が流れる際、加熱された湯に炭酸ガス溶解部13で炭酸ガスを混入溶解し、この炭酸ガス溶解湯を上記のように供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように炭酸ガス溶解湯を張り湯する。そして、設定湯量になると、制御部4により弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による湯張り用の加熱部1Aでの加熱を停止する。
上記のようにして炭酸ガス溶解湯の湯張りが終了すると、湯温検知手段19により所定間隔をおいて湯温の検知を行い、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、前述の通常風呂モードと同様に、制御部4により制御して、弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を開、循環ポンプ3をオン、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、湯張り用の加熱部1Aをオフ、追い焚き用の加熱部1Bをオンにする。これにより、浴槽2内の湯を吸込口6から循環路11に吸込み、追い焚き用の加熱部1Bで加熱して供給口5から浴槽2に供給する。そして、湯温が設定温度になると湯温検知手段19で検知し、制御部4により弁35aを閉、弁35bを閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による追い焚き用の加熱部1Bの加熱を停止する。
上記炭酸風呂モードにおいて、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度以下になると、自動的に足し湯がなされるように制御する。足し湯は湯張りの際と同じ制御であり、これにより、浴槽2内に炭酸ガスを溶解した湯が足し湯され、浴槽2内の湯の炭酸ガス濃度を高くする。この場合、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度に達すると足し湯を停止するように制御する。また、足し湯を開始した後、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度に達しなくても、足し湯量が所定量に達すると、足し湯を停止するように制御する。
もちろん、足し湯釦を押すと、湯張りの際と同じ制御で浴槽2内に炭酸ガスを溶解した湯が設定量足し湯をすることができ、この場合も、低下した浴槽2内の炭酸ガス濃度を高くすることができる。
次に、図7に示す本発明の他の実施形態につき説明する。本実施形態は、加熱部1を、湯張り用の加熱部1Aと、湯張り用の加熱部1Aとは別の追い焚き用の加熱部1Bで構成している。
本実施形態では給水路10に炭酸ガス溶解部13を設け、この給水路10の炭酸ガス溶解部13より下流側に湯水混合部37を設け、この湯水混合部37に湯張り用の加熱部1Aで加熱された湯を供給する給湯路34の先端部を連通接続している。
給湯路34には弁38を設けている。図7において、上記説明以外の構成は、図1に示す構成と同じであるので説明は省略する。なお、図1と同じ構成には同じ符号を付している。
この図7に示す実施形態において通常風呂モードに設定して運転する場合は、図1の実施形態と同様、電源釦22をオン操作し、次に、表示部27に表示された運転モードが通常風呂モードの場合はそのまま、炭酸風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して通常風呂モードに設定する。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁38を開、弁17を開、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、追い焚き用の加熱部1Bをオフ、湯張り用の加熱部1Aをオンにし、湯張り用の加熱部1Aで加熱された湯と給水路10を供給される水の湯水混合部37における混合割合を調整することで、操作盤12で設定された設定温度に加熱した湯を供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように張り湯する。そして、設定湯量になると、制御部4により弁38を閉、弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による湯張り用の加熱部1Aでの加熱を停止する。
上記のようにして湯張りが終了すると、一定時間(例えば10分)毎に、湯温検知手段19により戻し路9内の湯温を検知するよう制御する。そして、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、制御部4により、弁38を閉、弁17を閉、弁20を開、循環ポンプ3をオン、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、湯張り用の加熱部1Aをオフ、追い焚き用の加熱部1Bをオンにする。これにより、浴槽2内の湯を吸込口6から循環路11に吸込み、追い焚き用の加熱部1Bで加熱して供給口5から浴槽2に供給する。そして、湯温が設定温度になると湯温検知手段19で検知し、制御部4により弁38を閉、弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による追い焚き用の加熱部1Bの加熱を停止する。
一方、炭酸風呂モードに設定して運転する場合は、図1の実施形態と同様、運転モードが炭酸風呂モードの場合はそのまま、また、通常風呂モードの場合はモード設定釦23を操作して炭酸風呂モードに設定する。また、表示部27に設定された設定温度、設定湯量を変えない場合はそのまま、変える場合は湯温設定釦21、湯張り量設定釦25を操作して任意の設定温度、設定湯量にする。その後、自動湯張り釦24をオン操作すると、制御部4により弁38を閉、弁17を開、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を開になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、追い焚き用の加熱部1Bをオフ、湯張り用の加熱部1Aをオンにし、湯張り用の加熱部1Aで加熱された湯と給水路10を供給される水の湯水混合部37における混合割合を調整することで、操作盤12で設定された設定温度に加熱した湯を供給口5から浴槽2内に供給する。
上記湯張り時に、給水路17を流れる水が炭酸ガス溶解部13を通過する際、炭酸ガス溶解部13で炭酸ガスを混入溶解し、この炭酸ガス溶解湯を上記のように供給口5から浴槽2内に供給する。
このようにして操作盤12で設定された設定温度の湯を操作盤12で設定された設定湯量となるように炭酸ガス溶解湯を張り湯する。そして、設定湯量になると、制御部4により弁38を閉、弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による湯張り用の加熱部1Aでの加熱を停止する。
上記のようにして炭酸ガス溶解湯の湯張りが終了すると、湯温検知手段19により所定間隔をおいて湯温の検知を行い、湯温検知手段19により湯温が設定温度よりも低い追い焚き温度に低下したことを検知すると、前述の通常風呂モードと同様に、制御部4により制御して、弁38を閉、弁17を閉、弁20を開、循環ポンプ3をオン、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18を制御して、湯張り用の加熱部1Aをオフ、追い焚き用の加熱部1Bをオンにする。これにより、浴槽2内の湯を吸込口6から循環路11に吸込み、追い焚き用の加熱部1Bで加熱して供給口5から浴槽2に供給する。そして、湯温が設定温度になると湯温検知手段19で検知し、制御部4により弁38を閉、弁17を閉、弁20を閉、循環ポンプ3をオフ、弁16を閉になるように制御すると共に、湯温調整手段18による追い焚き用の加熱部1Bの加熱を停止する。
上記炭酸風呂モードにおいて、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度以下になると、自動的に足し湯がなされるように制御する。足し湯は湯張りの際と同じ制御であり、これにより、浴槽2内に炭酸ガスを溶解した湯が足し湯され、浴槽2内の湯の炭酸ガス濃度を高くする。この場合、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度に達すると足し湯を停止するように制御する。また、足し湯を開始した後、濃度測定センサ29で測定する炭酸ガス濃度が設定濃度に達しなくても、足し湯量が所定量に達すると、足し湯を停止するように制御する。
もちろん、足し湯釦を押すと、湯張りの際と同じ制御で浴槽2内に炭酸ガスを溶解した湯が設定量足し湯をすることができ、この場合も、低下した浴槽2内の炭酸ガス濃度を高くすることができる。
1 加熱部
2 浴槽
11 循環路
19 給湯温検知手段
29 濃度測定センサ

Claims (1)

  1. 炭酸ガスを溶解させた湯を浴槽に供給する炭酸風呂において、浴槽の湯を循環させるための循環路を設け、循環路に加熱部を設け、循環路の加熱部よりも上流側に湯温を検知する湯温検知手段を備え、湯温検知手段による検知温度が所定温度以下において浴槽の湯を循環路に吸い込み且つ加熱部で加熱して浴槽に供給すると共に、湯温検知手段による検知温度が所定温度になると湯の循環と加熱部による加熱を停止するように構成し、循環路の加熱部よりも上流側に炭酸ガスの濃度を測定するための濃度測定センサを設け、濃度測定センサで測定した炭酸ガス濃度を循環路の湯温検知手段で検出した湯温で補正することを特徴とする炭酸風呂。
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