JP2011212048A - 遊技機のためのボタン式演出操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボタン部を2段階にて大きく突出させるように工夫を凝らし、ボタン部の突出を遊技者に対して強く認識させるようにした遊技機のためのボタン式演出操作装置を提供する。
【解決手段】演出操作装置Gでは、操作体40が、ラック51と共に、駆動機構50のピニオン53のラック51からの解離状態にて、コイルスプリング52による弾力のもと、瞬時に上動初期位置まで上動し、然る後、駆動機構50のピニオン53のラック51との噛合のもと、上記上動速度よりも遅い速度にて、上動終了位置まで大きく上動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンなどの遊技機に係り、特に、当該遊技機において、遊技者等に対し、何らかの有利な遊技状態を期待させるために操作させるようにした遊技機のためのボタン式演出操作装置に関する。
従来、この種の遊技機のうち、例えば、パチンコ遊技機においては、下記特許文献1に記載のパチンコ遊技機が提案されている。このパチンコ遊技機は、操作手段、筒状の案内手段及び移動駆動手段を備えており、当該パチンコ遊技機は、その操作手段にて、遊技機本体に設けた上皿カバーの開口孔から操作ボタンを遊技機本体の前側へ露出させるようにして、上皿カバーにその裏側から設けられている。
しかして、当該パチンコ遊技機においては、操作手段が、操作ボタンを遊技機本体の内部方向に退去させる退去位置から操作ボタンを遊技機本体の外部方向に上皿カバーの開口孔から突出させる突出位置へ或いはこの突出位置から上記退去位置へ筒状の案内手段に沿い摺動自在となるように当該の案内手段により保持されている。
ここで、操作手段の操作ボタンは、移動駆動手段の通電に伴う駆動軸の前方への進出により付勢手段の弾力でもって上記退去位置から上記突出位置へ筒状の案内手段に沿い摺動し、また、移動駆動手段の非通電に伴う駆動軸の後方への退去に応じて筒状の案内手段に沿い摺動するようになっている。
これにより、操作ボタンが上記突出位置に位置する状態において、遊技者が、操作ボタンをその前方からたたくことで、操作ボタンが付勢手段の弾力に抗して移動駆動手段側へ変位したことを検出したときに、遊技者に対し何らかの有利な遊技状態を期待させる演出表示を行う。
特許第3989287号公報
ところで、上記パチンコ遊技機においては、操作手段における操作ボタンの退去位置からの突出範囲が、案内手段により上記退去位置から上記突出位置までの範囲に規制されているため、操作ボタンの上皿カバーからの突出度合いが少ない。従って、操作ボタンがその突出により遊技者に訴える効果が低い。
このため、遊技者は、操作ボタンの突出を見逃しがちになったり、また、操作ボタンの突出に気がついても、突出した操作ボタンをたたこうとする意思を発揮させにくい。
これに対し、操作ボタンの上皿カバーからの突出度合いを増大させたとしても、当該操作ボタンの突出態様が、単調でしかなければ、上述と同様に、操作ボタンがその突出により遊技者に訴える効果が低いことに変わりがない。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、ボタン部を2段階にて大きく突出させるように工夫を凝らし、ボタン部の突出を遊技者に対して強く認識させるようにした遊技機のためのボタン式演出操作装置を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明は、請求項1の記載によれば、遊技機の前面に設けられるボタン式演出操作装置において、
遊技機の上記前面から前方に延出する基準部位(33)より突出可能なボタン部(41)を有する操作体(40)と、
上記基準部位の上記ボタン部の突出側とは反対側にて操作体を進退可能に支持する駆動手段(50)とを備えて、
当該駆動手段は、操作体を、初期段階には、上記基準部位からバネ手段(52)により瞬時に突出させ、ついで、後段階にて、回転運動−直線運動変換機構(51、53〜58)により上記初期段階よりも遅い速度にて、大きく突出させるようにしたことを特徴とする遊技機のためのボタン式演出操作装置である。
このような構成によれば、演出操作装置が、操作体を、上述のごとく、初期段階及び後段階という2段階に分けて大きく上動させるように構成されているので、遊技者は、上述のようなボタンの突出を強く認識することができる。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置において、
操作体は、上記ボタン部を筒状のボタン部として、この筒状のボタン部を、バネ(42)を介し柱部(43)に摺動可能に嵌装して構成されており、
駆動手段において、回転運動−直線運動変換機構は、
第1及び第2のモータ(57、58)と、
第1モータ(58)により駆動される第1駆動歯車(55)と、
第2モータ(57)に相対回転自在に同軸的に支持されて所定角度だけ往復回動するセクター歯車(56)と、
第2モータに相対回転不能に同軸的に支持される第2駆動歯車(54)と、
上記柱部と同軸的に連結されるラック(51)と、セクター歯車の一部に回転可能に支持されて第2駆動歯車と噛合するとともにラックと選択的に噛合するピニオン(53)とを具備し、
バネ手段は、上記基準部位と上記柱部との間に介装されて当該柱部を操作体の突出方向に向けて付勢するコイルスプリングからなり、
ラックは、操作体とともに、上記初期段階には、セクター歯車の一方向回転に伴うピニオンからの解離に基づき、前記コイルスプリングにより瞬時に突出され、ついで、前記後段階にて、前記セクター歯車の他方向回転に伴うピニオンとの噛合に基づき、第2駆動歯車により駆動されるピニオンの回転に伴い、上記瞬時の突出による速度よりも遅い速度にて、大きく突出されるようにしたことを特徴とする。
これによれば、ラックは、ピニオンとの噛合のもとに、コイルスプリングを柱部により圧縮させるように、操作体とともに原位置に維持されているとき、当該ラックは、初期段階には、セクター歯車の一方向回動に伴うピニオンからの解離に伴い、コイルスプリングにより操作体とともに瞬時に突出され、ついで、後段階にて、セクター歯車の他方向回転に伴うピニオンとの再度の噛合に基づき、第2駆動歯車により一方向回転駆動されるピニオンの回転に伴い、上記瞬時の突出による速度よりも遅い速度にて、大きく突出される。その結果、請求項1に記載の発明の作用効果がより一層確実に達成され得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置において、
操作体は、上記ボタン部を筒状のボタン部として、この筒状のボタン部を、バネ(42)を介し柱部(43)に摺動可能に嵌装して構成されており、
駆動手段において、回転運動−直線運動変換機構は、
第1及び第2のモータ(57、58)と、
第1モータ(58)により駆動される第1駆動歯車(55)と、
第2モータ(57)に相対回転自在に同軸的に支持されて所定角度だけ往復回動するセクター歯車(56)と、
第2モータに相対回転不能に同軸的に支持される第2駆動歯車(54)と、
上記柱部と同軸的に連結されるラック(51)と、セクター歯車の一部に回転可能に支持されてラックと選択的に噛合するピニオン(53)とを具備し、
バネ手段は、上記基準部位と上記柱部との間に介装されて当該柱部を操作体の突出方向に向けて付勢するコイルスプリングからなり、
ラックは、
ピニオンとの噛合のもとに、コイルスプリングを上記柱部により圧縮させるように、操作体とともに原位置に維持され、
上記初期段階には、セクター歯車の一方向回動に伴うピニオンからの解離に基づき、コイルスプリングにより操作体とともに瞬時に突出され、
ついで、上記後段階にて、セクター歯車の他方向回動に伴うピニオンとの再度の噛合に基づき、第2駆動歯車により一方向回転駆動されるピニオンの回転に伴い、上記瞬時の突出による速度よりも遅い速度にて、大きく突出されるようにしたことを特徴とする。
これによっても、請求項2に記載の発明と同様の作用効果が達成され得る。
なお、請求項3に記載の発明において、
ラックがその原位置にあるときこれを検出する原位置検出手段(S1)と、
ラックがその上動初期位置にあるときこれを検出する上動初期位置検出手段(S2)と、
ラックがその上動終了位置にあるときこれを検出する上動終了位置検出手段(S3)と、
ラックがその原位置にあるとき、操作体の上記ボタン部に対する単打指令或いは連打指令があれは、第1駆動歯車及びセクター歯車を介しピニオンをラックから解離させるべく第1モータ(58)を一方向回転させるように制御する第1制御手段(100〜110)と、
ラックが前記原位置から上記上動初期位置に達したとき前記原位置検出手段の検出出力に基づき第1駆動歯車及びセクター歯車を介しピニオンをラックに噛合させるべく第1モータを他方向回転させるように制御する第2制御手段(111〜121)と、
ピニオンのラックとの噛合に伴い第2駆動歯車及びピニオンを介しラックをさらに上動させるべく第2モータを一方向回転させるように制御する第3制御手段(122、131)と、
この第3制御手段による制御後上記単打指令或いは連打指令に基づく演出内容調整指令処理の後、第2駆動歯車を介しピニオンによりラックを上記原位置に戻すように第2モータを他方向回転させるように制御する第4制御手段(140〜161)とを備えるようにしてもよい。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項3に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置において、
ラックは、上記後段階にて大きく突出した後、ピニオンとの上記再度の噛合の状態にて、第2駆動歯車(54)により他方向回転駆動されるピニオンの回転に伴い、上記柱部によりコイルスプリングを圧縮しながら操作体とともに上記原位置に戻るようにしたことを特徴とする。
これにより、ラックは、操作体とともに原位置に確実に戻ることができる。このとき、コイルスプリングは、柱部により基準部位上に圧縮された状態にある。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す。
本発明に係るパチンコ遊技機の一実施形態を、ボタン式演出操作装置のボタン部の原位置との関係にて示す斜視図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置のボタン部の上動終了位置との関係にて示す斜視図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ボタン部の原位置との関係にて示す縦断面図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ボタン部の上動終了位置との関係にて示す縦断面図である。 上記一実施形態における操作体の円柱部及び駆動機構の斜視図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置の分解斜視図である。 上記ボタン式演出操作装置の電気回路構成を示すブロック図である。 図7のマイクロコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムを表すフローチャートである。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ピニオンのラックとの噛合における操作体及びラックの原位置との関係にて示す前面図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ピニオンのラックからの解離における操作体及びラックの上動初期位置への上動との関係にて示す前面図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ピニオンのラックとの再噛合における操作体及びラックの上動初期位置との関係にて示す前面図である。 上記一実施形態におけるボタン式演出操作装置を、ピニオンのラックとの再噛合のもとに操作体及びラックを上動終了位置まで上動させた状態にて示す前面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面により説明する。
図1は、本発明がパチンコ遊技機に適用されてなる一実施形態を示す。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール内の島に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、図1にて示すごとく、機枠F、遊技機本体B及び前扉Dにより構成されている。
遊技機本体Bは、その枠体(図示しない)にて、機枠Fに対し、前後方向に開閉可能に支持されているもので、当該遊技機本体Bは、遊技盤(図示しない)及び操作ハンドル10を備えている。
上記遊技盤は、前扉Dのガラス板20(後述する)の裏面側に位置するように、遊技機本体Bに設けられており、当該遊技盤は、その遊技領域内に球発射装置(図示しない)からの遊技球を案内して上記遊技領域に沿い下方に向けて転動させる。
操作ハンドル10は、上記球発射装置(図示しない)の一構成部材として、遊技機本体Bの右側下部にその前面側から支持されており、この操作ハンドル10は、遊技者による操作のもと、上記球発射装置に供給される遊技球を上記遊技盤の遊技領域内に向け発射するようになっている。なお、上記球発射装置は、遊技機本体Bの右側下部にその裏面側から取り付けられている。
前扉Dは、機枠Fに遊技機本体Bを介し前後方向に開閉可能に支持されている。この前扉Dは、図1にて示すごとく、矩形板状のガラス板20及び球受け皿30を備えている。ガラス板20は、前扉Dの閉成時に上記遊技盤にその前側から対応して位置するように、前扉Dの開口部にその裏面側から組み付けられている。
球受け皿30は、払い出されてきた賞球など遊技球を一旦貯留するように、前扉Dのうちガラス板20の下側部位から前方へ受け皿状に延出されており、当該球受け皿30は、図1にて示すごとく、外壁部材30aと、球収容部材30bとにより構成されている。
外壁部材30aは、U字状外壁31及び底壁32からなるもので、U字状外壁31は、前側壁部31a及び左右両側壁部31bでもってU字状に形成されている。底壁32は、U字状外壁31の下縁開口部を閉じるように、当該U字状外壁31と一体的に形成されている。
しかして、当該外壁部材30aは、U字状外壁31の左右両側壁部31b及び底壁32にて、前扉Dのうちガラス板20の下側部位から前方へ延出するようにガラス板20の下側部位に取り付けられている。これにより、外壁部材30aは、下側に向けて凹状となるように形成されて、U字状外壁31の上縁部及びガラス板20の下側部位との間にて、上方へ開口する開口部を形成する。
球収容部材30bは、環状上壁部33と、凹状球収容部34とを備えており、環状上壁部33は、外壁部材30aの上記開口部に組付けられている。凹状球収容部34は、周壁部34aと、この周壁部34bの下端開口部を閉じる底壁部34bとでもって、下方に向けて凹状となるように形成されており、この凹状球収容部34の周壁部34aは、環状上壁部33の中空内周部から下方へ延出するように、環状上壁部33と一体的に形成されている。
これにより、凹状球収容部34は、外壁部材30a内に位置するように、環状上壁部33により支持されて、上方に向けて開口する。なお、球収容部材30bは、凹状球収容部34内に払い出される遊技球を当該凹状球収容部34内にて一時的に貯留するとともに、当該貯留遊技球を、例えば、操作ハンドル10の回動操作に伴い、上記発射装置に供給する。
また、当該遊技盤本体Bは、図1〜図5のいずれかにて示すごとく、ボタン式演出操作装置Gを備えており、この演出操作装置Gは、そのボタン部41を上下動可能に球受け皿30から上方へ突出させるように、当該球受け皿30内に支持されている。
演出操作装置Gは、図1〜図5のいずれかにて示すように、操作体40及び駆動機構50を備えており、操作体40は、駆動機構50により、L字状補助壁部材30cを介し、球受け皿30内にて上下動可能に支持されている。
ここで、L字状補助壁部材30cは、球受け皿30内にてそのU字状外壁31の前側壁部31aと球収容部材30bの凹状球収容部34との間に形成される空所内に立設されているもので、このL字状補助壁部材30cは、外壁部材30aの底壁32から上方に向け立設される立壁部35と、この立壁部35の上端部から前側へL字状に延出する上壁部36とにより構成されている。なお、立壁部35は、その壁面にて、U字状外壁31の前側壁部31aに沿うように位置し、また、上壁部36は、その壁面にて、球収容部材30bの環状上壁部33に平行となるように位置している。
操作体40は、図3、図4及び図6のいずれかにて示すごとく、ボタン部41と、コイルスプリング42と、円柱部43とによって構成されている。ボタン部41は、円筒状周壁部41aと、この周壁部41aと共に縦断面U字状となるように当該周壁部41aの上端開口部に一体的に形成した押打壁部41bとを有しており、当該ボタン部41は、円筒状周壁部41aにて、押打壁部41bを上方に向け臨ませるように、球収容部材30bの環状上壁部33に形成した貫通穴部33aに下方から同軸的に上下動可能に挿通されている。なお、押打壁部41bは、図3にて示すごとく、上に凸な断面円弧壁状に形成されている。
なお、ボタン部41は、環状鍔部41cを有しており、この環状鍔部41cは、環状上壁部33の貫通穴部33aの外周部に下方から当接するように、周壁部41aの下端開口部から半径方向へ外方に向け環状に突出形成されている。また、上述した貫通穴部33aは、図1或いは図2にて示すごとく、球収容部材30bの環状上壁部33の左右方向前側中間部位に形成されている。
円柱部43は、コイルスプリング42を介しボタン部41の周壁部41a内にその下端開口部から同軸的にかつ摺動可能に嵌装されており、当該円柱部43は、その上端部43aとボタン部43の押打壁部41bとの間にてコイルスプリング42を挟持している。これにより、円柱部43はコイルスプリング42の弾力によりボタン部41の周壁部41aの下端開口部側へ付勢されている。
このように構成した操作体40によれば、ボタン部41が後述のごとく下動端位置(原位置)にあるとき、当該ボタン部11の押打壁部41bは、図1及び図3にて示すごとく、球収容部材30bの環状上壁部33の貫通穴部33a内から上方を臨むように位置する。
一方、ボタン部41が後述のごとく上動端位置(上動終了位置)にあるとき、当該ボタン部41は、その押打壁部41bにて、図2及び図4にて示すごとく、環状上壁部33の貫通穴部33aから上方へ大きく突出されて、環状鍔部41cでもって環状上壁部33の貫通穴部33aの外周部に下方から当接している。
駆動機構50は、図3〜図5のいずれかにて示すごとく、ラック−ピニオン機構50aを備えている。このラック−ピニオン機構50aは、操作体40の円柱部43と一体的なラック51を有しており、このラック51は、ラック本体51aと、上下両側案内ピン51b、51cとにより構成されている。
ラック本体51aは、L字状補助壁部材30cの立壁部35に平行となるように、円柱部43の下端部からコイルスプリング52及び補助壁部材30cの上壁部36に形成した貫通穴部36aを通り下方に向け延出されている。なお、ラック本体51aは、角柱状のものであって、当該ラック本体51aは、その前後両壁部にて、L字状補助壁部材30cの立壁部35に平行となっており、当該ラック本体51aの長手状歯部は、左方に向いている。また、上壁部36の貫通孔部36aは、図6にて示すごとく、T字状に形成されている。これにより、ラック本体51aを貫通穴部36aに上方から挿入する際に、上下両側案内ピン51b、51cがラック本体51aと共に貫通孔部36aを挿通するようになっている。
上下両側案内ピン51b、51cは、ラック本体51aの後壁から上下に位置するように後方に向け突出形成されており、これら上下両側案内ピン51b、51cは、その各先端部にて、L字状補助壁部材30cの立壁部35に形成した案内溝部35a内に摺動可能に係合している。
ここで、案内溝部35aは、L字状補助壁部材30cの立壁部35のうちラック本体51aの後壁に対する対向部位に上下方向に沿い長手状に形成されており、この案内溝部35aは、その上端部にて、L字状補助壁部材30cの立壁部35のうち上壁部36の裏面に対する対応部位に位置する。また、案内溝部35aの下端部は、L字状補助壁部材30cの立壁部35の下端部に位置する。
また、上下両側案内ピン51b、51cのうち、上側案内ピン51aは、ボタン部41の上動終了位置への到達の際に案内溝部35aの上端部内に係合する位置にて、ラック本体51aの後壁に形成されており、また、下側案内ピン51bは、ボタン部41の原位置への到達の際に案内溝部35aの下端部内に係合する位置にて、ラック本体51aの後壁に形成されている。
コイルスプリング52は、円柱部43を上方に向けて付勢するように、補助壁部材30cの上壁部36の貫通穴部36aの外周縁部と円柱部43の下端部との間に同軸的に介装されている。
また、駆動機構50は、図3〜図6のいずれかにて示すごとく、ラック51と共にラック−ピニオン機構50aを構成するピニオン53と、両駆動歯車54、55と、セクター歯車56と、ピニオン駆動用モータ57及びセクター駆動用モータ58とを有している。
ピニオン53は、図3或いは図4に示すごとく、ラック本体51aと噛合可能に或いはラック本体51aとの噛合から解離可能に当該ラック本体51aの左側に位置するように、セクター歯車56により後述のごとく支持されている。
駆動歯車54は、セクター歯車56と共に、次のようにピニオン駆動用モータ57と同軸的に支持されている。
ピニオン駆動用モータ57は、ステップモータからなるもので、このピニオン駆動用モータ57は、その出力軸57aにて、L字状補助壁部材30cの立壁部35に形成した貫通孔部35b(図6参照)にその後方から回転自在に挿通されて、モータ本体57bでもって、L字状補助壁部材30cの立壁部35にその後方から組み付けられている。
しかして、駆動歯車54は、セクター歯車56を介しこのセクター歯車56と共に、ピニオン駆動用モータ57の出力軸57aに同軸的に支持されている。これにより、駆動歯車54は、ピニオン駆動用モータ57の回転に連動して回転する。
ここで、駆動歯車54は、平歯車からなるもので、この駆動歯車54は、ピニオン駆動用モータ57の出力軸57aの先端部に同軸的に支持されている。
セクター歯車56は、セクター歯車部56aと、レバー部56bとを有しており、セクター歯車部56aは、駆動歯車54とL字状補助壁部材30cの立壁部35との間にてピニオン駆動用モータ57の出力軸57aの中間部位に相対回動自在に同軸的に支持されている。なお、セクター歯車部56aは、両ストップリング56cによりピニオン駆動用モータ57の出力軸57aに抜け止め支持されている。
また、セクター歯車56は、円弧状歯部56dを有しており、この円弧状歯部56dは、駆動歯車55と噛合している。レバー部56bは、セクター歯車部56aの外周部から当該セクター歯車部56aの半径方向へ外方に向け延出されている。ここで、レバー部56bのセクター歯車部56aからの延出方向は、セクター歯車部56aの円弧状歯部56dの円弧方向中央部とセクター歯車部56aの軸心部との結ぶ線に対し、鋭角(約140度)をなす。
しかして、上述したピニオン53は、駆動歯車54と噛合するように、ピニオン軸53aでもってレバー部56bの延出端部と同軸的に支持されている。なお、ピニオン53は、両ストップリング53bにより、ピニオン軸53aに対し抜け止めされている。
駆動歯車55は、次のようにしてセクター駆動用モータ58と同軸的に支持されている。セクター駆動用モータ58は、ステップモータからなるもので、このセクター駆動用モータ58は、その出力軸58aにて、L字状補助壁部材30cの立壁部35に形成した貫通孔部35c(図6参照)にその後方から回転自在に挿通されて、モータ本体58bでもって、L字状補助壁部材30cの立壁部35にその後方から組み付けられている。なお、貫通孔部35cは、図6にて示すごとく、貫通孔部35bに対し、図示斜め左側下方に位置している。
駆動歯車55は、セクター駆動用モータ58の出力軸58aに立壁部35の前側にて同軸的に支持されており、この駆動歯車55は、セクター歯車56のセクター歯車部56aの円弧状歯部56dと噛合する。
これにより、駆動歯車55は、セクター駆動用モータ58の正転(図3にて図示時計方向回転)に伴い同一方向に回転することで、セクター歯車部56aを逆方向(図3にて図示反時計方向)に回転してピニオン53をラック51との噛合から解離する。また、駆動歯車55は、セクター駆動用モータ58の逆転(図3にて図示反時計方向回転)に伴い同一方向に回転することで、セクター歯車部56aを逆方向(図3にて図示時計方向回転)に回転してピニオン53をラック51のラック本体51aと噛合させる。
本実施形態では、セクター歯車部56aの図3にて図示反時計方向への回転は、ストッパーピン35dにより規制され、一方、セクター歯車部56aの図3にて図示時計方向への回転は、ストッパーピン35eにより規制される。なお、両ストッパーピン35d、35eは、図6にて示す位置にて、それぞれ、立壁部35から前方へ突出されている。
次に、当該ボタン式演出操作装置の電気回路構成である制御回路60について図7に基づき説明すると、この制御回路60は、原位置センサS1、上動初期位置センサS2、上動終了位置センサS3及び感圧センサS4と、マイクロコンピュータ60aと、両駆動回路60b、60cとを備えている。
原位置センサS1、上動初期位置センサS2、上動終了位置センサS3は、それぞれ、フォトインタラプタからなるもので、原位置センサS1は、その発光部及び受光部にて、L字状補助壁部材30cの立壁部35の案内溝部35aの下端両側部に互いに対向して設けられている。これにより、ラック51の下側案内ピン51cが立壁部35の案内溝部35aの下端部にあるとき、当該原位置センサS1は、その発光部からの光に対する受光部による受光を、下側案内ピン51cにより遮断されて、ラック51の下動端位置(原位置)への到達を検出する。このことは、操作体40の最下動位置(図3参照)への到達が原位置センサS1により検出されたことを意味する。
上動初期位置センサS2は、その発光部及び受光部にて、L字状補助壁部材30cの立壁部35の案内溝部35aの所定の上下方向中間部位に互いに対向して設けられている。ここで、上記所定の上下方向中間部位は、ピニオン53のラック51との噛合からの解離のもとにコイルスプリング52の付勢に基づき上動されたラック51の中間上動位置(下側案内ピン51cの中間上動位置)に対応する。
これにより、ラック51の下側案内ピン51cが立壁部35の案内溝部35aの上記所定の上下方向中間部位に達したとき、当該上動初期位置センサS2は、その発光部からの光に対する受光部による受光を、下側案内ピン51cにより遮断されて、ラック51の上記所定の上下方向中間部位への到達(上動初期位置への到達)を検出する。このことは、操作体40の上記上動初期位置に対応する位置への到達が上動初期位置センサS2により検出されたことを意味する。
また、上動終了位置センサS3は、その発光部及び受光部にて、立壁部35の案内溝部35aの上端部両側にて互いに対向して設けられている。これにより、ラック51の上側案内ピン51bが立壁部35の案内溝部35aの上端部に達したとき、当該上動終了位置センサS3は、その発光部からの光に対する受光部による受光を、上側案内ピン51bにより遮断されて、ラック51の上動端位置(上動終了位置)への到達を検出する。このことは、操作体40の最上動位置(図4参照)への到達が上動終了位置センサS3により検出されたことを意味する。
感圧センサS4は、操作体40の円柱部43の突起部43b上に設けられている。ここで、突起部43bは、ボタン部41の環状鍔部41cに対向するように、円柱部43の下端部からその径方向へ外方に向け突出している。
しかして、この感圧センサS4は、ボタン部41の下動に伴い環状鍔部41cにより押圧されて、ボタン部41に対する押打操作を検出する。
マイクロコンピュータ60aは、図8にて示すフローチャートに従い、コンピュータプログラムを実行し、この実行中において、原位置センサS1、上動初期位置センサS2或いは上動終了位置センサS3の検出出力に基づき駆動回路60b或いは60cを介しピニオン駆動用モータ57或いはセクター駆動用モータ58を駆動制御するに必要な処理を行うとともに、感圧センサS4の検出出力に基づき、遊技者にとり有利な演出をするに必要な処理を行う。
以上のように構成した本実施形態において、遊技者が、当該パチンコ遊技機により遊技を行っているものとする。現段階において、演出操作装置Gは、図1、図3及び図9にて示すごとく、駆動機構50のラック51をその下動端位置(原位置)に維持した状態にあるものとする。従って、操作体40のボタン部41は、図1にて示すごとく、球受け皿30の環状上壁部33の貫通穴部33a内から上方を臨む位置にある。
このとき、駆動機構50のセクター歯車56が、図9にて示すごとく、図示時計方向に回動した状態でストッパーピン35eに係止している。このため、ラック−ピニオン機構50aでは、ピニオン53がラック51のラック本体51aに適正な噛合力にて噛合している。このような噛合のもと、コイルスプリング52は、その弾力に抗して、図9にて示すごとく、操作体40の円柱部43によりL字状補助壁部材30cの上壁部36上に圧縮されている。
このような状態において、当該パチンコ遊技機の副制御装置(図示しない)から単打指令或いは連打指令が出力されると、マイクロコンピュータ60aは、図8のフローチャートに従い、上記コンピュータプログラムの実行を開始する。なお、上記副制御装置は、当該パチンコ遊技機において、例えば、遊技盤本体Bの画像演出表示装置(図示しない)の演出表示の制御を行う。
しかして、ステップ100において、セクター駆動用モータ正転処理がなされる。このセクター駆動用モータ正転処理では、セクター駆動用モータ58の正転を表す正転出力が駆動回路60cにマイクロコンピュータ60aから出力される。このため、セクター駆動用モータ58は、駆動回路60cにより駆動されて正転(図9にて図示時計方向回転)する。
このようにセクター駆動用モータ58が正転すると、駆動歯車55が、セクター駆動用モータ58とともに正転し、セクター歯車56が、駆動歯車55との噛合のもとに、ストッパーピン35eから解離して、図9の図示反時計方向に回動し、ピニオン53が、セクター歯車56のセクター歯車部56aの軸を中心として図9にて図示反時計方向へ変位して、ラック51のラック本体51aとの噛合から解離する(図10参照)。なお、ピニオン53の変位はセクター歯車部56aのストッパーピン35dに対する係止により停止する。従って、セクター歯車56が図9の図示反時計方向へ回動し過ぎてセクター歯車部56aをラック本体51aに噛合させてしまうことはない。
上述のようにピニオン53がラック51との噛合から解離すると、ラック51は、自由状態におかれて、コイルスプリング52によりその弾力でもってL字状補助壁部材30cの上壁部36を基準に上方へ引かれる。
これに伴い、ラック51においては、ラック本体51aが、上下両側案内ピン51b、51cによりL字状補助壁部材30cの立壁部35の案内溝部35aに沿い案内されて上動する。ここで、このラック本体51aの上動は、コイルスプリング52によりその弾力による瞬時の伸長でもって、迅速になされる。
このため、操作体40の円柱部43が、ラック51により押動されて、このラック51と同様に迅速に上動する。そして、ラック51が上記上動初期位置に達すると、この上動初期位置が上動初期位置センサS2により検出される。なお、ラック51の上記上動初期位置への到達は、操作体40の上記上動初期位置に対する対応位置への到達を意味する。
しかして、次のステップ110において、ラック51は上動初期位置に達したか否かが判定される。ここで、上述のように上動初期位置センサS2がラック51の上記上動初期位置への到達を検出していれば、ステップ110において、ラック51が上記上動初期位置に達していることからYESと判定される。
かかる判定後、次のステップ111においてセクター駆動用モータ逆転処理がなされる。これに伴い、セクター駆動用モータ58が駆動回路60cにより駆動されて逆転(図10にて図示反時計方向回転)し、駆動歯車55が、セクター駆動用モータ58と同一方向に逆転してセクター歯車56を図10にて図示時計方向に回動させる。このため、ピニオン53が、ラック本体51a側へ変位してこのラック本体51aに噛合する。このとき、セクター歯車56は、ストッパーピン35eに係止する。
上述のようなステップ111の処理後、ステップ120において所定の待ち時間の経過か否かが判定される。ここで、当該所定の待ち時間の経過とは、ステップ110におけるYESとの判定後、ピニオン53がラック本体51aに噛合するまでの時間をいう。
しかして、上記所定の待ち時間の経過が経過していれば、上述のごとくピニオン53のラック本体51aに対する噛合が成立していることから、ステップ120における判定はYESとなる。
ついで、次のステップ121におけるセクター駆動用モータ停止処理において、セクター駆動用モータ58がマイクロコンピュータ60aによる制御のもと駆動回路60cにより停止される。
然る後、ステップ122においてピニオン駆動用モータ正転処理がなされる。これに伴い、ピニオン駆動用モータ57が、駆動回路60bにより駆動されて正転(図11にて図示時計方向回転)する。これに伴い、駆動歯車54が、ピニオン駆動用モータ57と共に正転して、ピニオン53を、ラック51との噛合のもとに、逆転(図11にて図示反時計方向回転)させる。すると、ラック51が、上下両側案内ピン51b、51cの案内溝部35aに沿う案内のもと、上述の上動初期位置から、操作体40とともに、さらに上動する。ここで、当該ラック51の上動速度は、ピニオン53の回転速度に起因して、上述したラック51の原位置から上動初期位置への迅速な上動速度よりも低い。
上述のようなラック51のさらなる上動に伴い、ラック51が、図12にて示すごとく、上記上動終了位置に達すると、ラック51の上側案内ピン51bが、案内溝部35aの上端部内に達する。このため、ラック51の上記上動終了位置の到達が上動終了位置センサS3により検出される。また、上述のごとく、ラック51が上記上動終了位置に到達すると、操作体40のボタン部41が、その環状鍔部41cにて、球受け皿30における環状上壁部33の貫通孔部33aの外周部にその下方から当接する。これにより、操作体40は、そのボタン部41にて、図4にて示すごとく、球受け皿30の環状上壁部33から大きく吐出した状態に維持される。なお、ラック51の上記上動終了位置の到達は、操作体40の最上動位置への到達を意味する。
ステップ122の処理後、次のステップ130において、ラックは上動終了位置に達したか否かが判定される。上述のごとく、ラック51が上記上動終了位置に達していれば、上動終了位置センサS3の検出出力に基づき、ステップ130においてYESと判定される。
これに伴い、ステップ131におけるピニオン駆動用モータ停止処理において、ピニオン駆動用モータ57が、マイクロコンピュータ60aによる制御のもと、駆動回路60bにより停止される。
上述のような操作体40のボタン部41の突出にあわせて、「単打せよ」或いは「連打せよ」という意味の表示が、遊技盤本体Bの遊技盤に設けた画像演出表示装置においてなされると、遊技者は、当該画像演出表示装置の表示を視認して、操作体40のボタン部41をその押打壁部41bにて単打或いは連打する。すると、ボタン部41が上記単打或いは連打に応答してコイルスプリング42に抗して感圧センサS4を押圧する。このため、感圧センサS4は、その押圧に基づき、単打或いは連打を検出する。
上述のようにステップ131の処理が終了した後、ステップ140において、単打或いは連打ありか否かが判定される。現段階において、上述のごとく、感圧センサS4が、単打或いは連打を検出していれば、ステップ140においてYESと判定される。
これに伴い、次のステップ141における演出内容調整指令処理において、上記画像演出表示装置の表示内容が、感圧センサS4の検出出力に基づく上記副制御装置の制御のもとに、単打或いは連打に対応する演出内容に調整される。なお、この調整は、ステップ150において所定の時間が経過したと判定されるまで継続される。
ステップ150の処理後、次のステップ151において、ピニオン駆動用モータ逆転処理がなされる。これに伴い、ピニオン駆動用モータ57が、駆動回路60bにより駆動されて、逆転(図12にて図示反時計方向回転)し、駆動歯車54が、同様に逆転し、ピニオン53が逆転(図12にて図示時計方向回転)に回転する。
このため、ラック51が、ピニオン53との噛合のもと、下動するとともに、操作体40が円柱部43にてコイルスプリング52をその弾力に抗して圧縮しながら下動する。そして、ラック51が原位置に戻ると、ステップ160においてYESと判定され、ステップ161におけるピニオン駆動用モータ停止処理において、ピニオン駆動用モータ57が駆動回路60bにより停止される。このとき、操作体40が、最下動位置に達し、そのボタン部41にて、図1にて示す状態に復帰している。
以上説明したように、本実施形態では、演出操作装置Gにおいて、駆動機構50のラック51が、上述のごとく、原位置から上動初期位置まで及びこの上動初期位置から上動終了位置までの2段階上動態様にて、上動速度を分けて2段階上動速度にて上動するから、操作体40が、当該ラック51と同様に、上記2段階上動態様にて、上動速度を分けて段階上動速度にて上動する。
しかも、ラック51の原位置から上動初期位置までの上動にあっては、当該ラック51は、そのピニオン53からの解離に伴うコイルスプリング52によりその瞬時の伸長に基づき、迅速に上動され、然る後、ピニオン53との噛合ののもとに、このピニオン53により、上記迅速な上動速度よりも遅い速度にて、大きく上動される。
従って、操作体40のボタン部41は、上述のような操作体40の2段階上動態様による2段階上動速度でもって2段階にて大きく突出することとなる。このため、遊技者は、上述のようなボタン部41の突出態様を強く認識することができる。その結果、遊技者は、ボタン部41の上述のような突出に基づいて、必然的に当該ボタン部41を単打或いは連打することとなるのは勿論のこと、この単打或いは連打による上述の調整演出内容を視認して、さらなる遊技の継続に移行することができる。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態にて述べたコイルスプリング52は、これに限ることなく、例えば、板ばね又はゴム部材等のバネ手段であってもよい。
(2)上記実施形態にて述べた操作体40は、上方に向けて突出するようになっているが、これに限らず、斜め上方へ前方に向けて操作体40を突出させるようにしてもよい。
33…環状上壁部、40…操作体、41…ボタン部、42、52…コイルスプリング、
43…円柱部、50…駆動機構、51…ラック、53…ピニオン、54、55…駆動歯車、
56…セクター歯車、57…ピニオン駆動用モータ、58…セクター駆動用モータ。

Claims (4)

  1. 遊技機の前面に設けられるボタン式演出操作装置において、
    前記遊技機の前記前面から前方に延出する基準部位より突出可能なボタン部を有する操作体と、
    前記基準部位の前記ボタン部の突出側とは反対側にて前記操作体を進退可能に支持する駆動手段とを備えて、
    当該駆動手段は、前記操作体を、初期段階には、前記基準部位からバネ手段により瞬時に突出させ、ついで、後段階にて、回転運動−直線運動変換機構により前記初期段階よりも遅い速度にて、大きく突出させるようにしたことを特徴とする遊技機のためのボタン式演出操作装置。
  2. 前記操作体は、前記ボタン部を筒状のボタン部として、この筒状のボタン部を、バネを介し柱部に摺動可能に嵌装して構成されており、
    前記駆動手段において、前記回転運動−直線運動変換機構は、
    第1及び第2のモータと、
    前記第1モータにより駆動される第1駆動歯車と、
    前記第2モータに相対回転自在に同軸的に支持されて所定角度だけ往復回動するセクター歯車と、
    前記第2モータに相対回転不能に同軸的に支持される第2駆動歯車と、
    前記柱部と同軸的に連結されるラックと、前記セクター歯車の一部に回転可能に支持されて前記第2駆動歯車と噛合するとともに前記ラックと選択的に噛合するピニオンとを具備し、
    前記バネ手段は、前記基準部位と前記柱部との間に介装されて当該柱部を前記操作体の突出方向に向けて付勢するコイルスプリングからなり、
    前記ラックは、前記操作体とともに、前記初期段階には、前記セクター歯車の一方向回転に伴う前記ピニオンからの解離に基づき、前記コイルスプリングにより瞬時に突出され、ついで、前記後段階にて、前記セクター歯車の他方向回転に伴う前記ピニオンとの噛合に基づき、前記第2駆動歯車により駆動される前記ピニオンの回転に伴い、前記瞬時の突出による速度よりも遅い速度にて、大きく突出されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置。
  3. 前記操作体は、前記ボタン部を筒状のボタン部として、この筒状のボタン部を、バネを介し柱部に摺動可能に嵌装して構成されており、
    前記駆動手段において、前記回転運動−直線運動変換機構は、
    第1及び第2のモータと、
    前記第1モータにより駆動される第1駆動歯車と、
    前記第2モータに相対回転自在に同軸的に支持されて所定角度だけ往復回動するセクター歯車と、
    前記第2モータに相対回転不能に同軸的に支持される第2駆動歯車と、
    前記柱部と同軸的に連結されるラックと、前記セクター歯車の一部に回転可能に支持されて前記ラックと選択的に噛合するピニオンとを具備し、
    前記バネ手段は、前記基準部位と前記柱部との間に介装されて当該柱部を前記操作体の突出方向に向けて付勢するコイルスプリングからなり、
    前記ラックは、
    前記ピニオンとの噛合のもとに、前記コイルスプリングを前記柱部により圧縮させるように、前記操作体とともに原位置に維持され、
    前記初期段階には、前記セクター歯車の一方向回動に伴う前記ピニオンからの解離に基づき、前記コイルスプリングにより前記操作体とともに瞬時に突出され、
    ついで、前記後段階にて、前記セクター歯車の他方向回動に伴う前記ピニオンとの再度の噛合に基づき、前記第2駆動歯車により一方向回転駆動される前記ピニオンの回転に伴い、前記瞬時の突出による速度よりも遅い速度にて、大きく突出されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置。
  4. 前記ラックは、前記後段階にて大きく突出した後、前記ピニオンとの前記再度の噛合の状態にて、前記第2駆動歯車により他方向回転駆動される前記ピニオンの回転に伴い、前記柱部により前記コイルスプリングを圧縮しながら前記操作体とともに前記原位置に戻るようにしたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機のためのボタン式演出操作装置。
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