JP2011211607A - 半導体装置並びにデータ保持回路の故障検出システム及び故障検出方法 - Google Patents

半導体装置並びにデータ保持回路の故障検出システム及び故障検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置に搭載される複数のデータ保持回路の故障を検出するためのテスト時間を短縮すること。
【解決手段】本発明の第1の態様にかかる半導体装置は、同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のフリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の内、過半数を占める多数値信号Maを出力する多数決論理回路MJRと、N個のフリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の内、過半数未満である少数値信号Miを出力する少数値判定回路MIRと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置並びにデータ保持回路の故障検出システム及び故障検出方法に関し、特に、半導体装置に搭載される複数のフリップフロップ回路等のデータ保持回路の故障を検出するための半導体装置並びにデータ保持回路の故障検出システム及び故障検出方法に関する。
半導体装置の分野における半導体素子の微細化に伴い、フリップフロップ回路を搭載する半導体装置は、アルファ線による影響を受け易くなり、誤動作することがある。そこで、アルファ線による誤動作を防止するために、複数のフリップフロップ回路を搭載した多数決論理回路を用いることにより、論理回路の耐アルファ線強度を高くすることが一般的である。さらに、近年、半導体素子の微細化が進み、複数のフリップフロップ回路を搭載する半導体装置が増加し、かつ、フリップフロップ回路の搭載数が増加する傾向にある。そのため、フリップフロップ回路自身の故障検出を行なう要求が高まってきた。
特許文献1は、少なくとも3個のフリップフロップ回路と、当該3個のフリップフロップの出力のうち過半数を占める論理値に応じて信号を出力する多数決論理回路とを有するデータ保持回路に関する技術が開示されている。当該データ保持回路は、データ保持の信頼性の向上を図った回路構成である。また、当該データ保持回路は、いずれかのフリップフロップ回路をアルファ線が通過した場合に、フリップフロップ回路の出力が変化したとしても、他のフリップフロップ回路の出力によって正しい出力信号を維持することができる。さらに、当該データ保持回路は、フリップフロップ回路のハードウェア的な故障を検出できる。
ここで、図11に特許文献1にかかるデータ保持回路の構成図を示す。図11に示すアルファ線保証フリップフロップ回路900は、3つのフリップフロップ回路FF1〜FF3と、多数決論理回路MJRとを備える。フリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれは、入力端子TI1を介して同一の入力データDが入力される。多数決論理回路MJRは、フリップフロップ回路FF1〜FF3の出力信号の多数決、すなわち、3つの信号のうち同一である2つ以上のフリップフロップの出力と同一論理の信号を出力する。
アルファ線保証フリップフロップ回路900は、出力端子TO1を介して、多数決論理回路MJRから出力される出力信号Qを出力する。また、フリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれは、入力端子TI2〜TI4を介して、それぞれ異なるクロック信号CK1〜CK3が入力される。そして、フリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれは、クロック信号CK1〜CK3に同期して入力データDの信号をそれぞれ取り込んで保持するように構成されている。
例えば、フリップフロップ回路FF1〜FF3のいずれか一つにアルファ線が通過することにより、当該アルファ線が通過したフリップフロップ回路が保持するラッチデータが反転することがある。この場合であっても、アルファ線保証フリップフロップ回路900の誤動作を防止することができる。その理由は、反転したデータが少数値であり、多数決論理回路MJRにおいてアルファ線による信号変化が無視されるためである。
なお、前記3つのクロック信号CK1〜CK3は同一のタイミングであり、例えば、元になるクロック信号を複数のクロックバッファなどで分配することで形成される。このように、各フリップフロップ回路FF1〜FF3をラッチ動作させるクロック信号を別の信号とすることにより、仮に、いずれかのクロック信号にアルファ線によるノイズが発生したとしても、フリップフロップ回路900の誤動作を防止することができる。その理由は、そのノイズにより出力が変化するフリップフロップ回路は1つだけであり、多数決論理回路MJRにおいてノイズによる信号変化がカットされるためである。
また、図12に特許文献1にかかるスキャンテストを実現可能なフリップフロップ回路の構成図を示す。図12に示すスキャンテスト回路900aは、アルファ線保証フリップフロップ回路900の構成に対してスキャンテストを実現可能にしたものである。スキャンテスト回路900aは、3つのフリップフロップ回路FF1a〜FF3aと、多数決論理回路MJRとを備える。フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれは、それぞれテスト用のスキャンパスを構成する。すなわち、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aは、スキャンイン及びスキャンアウト機能付きのフリップフロップ回路である。
具体的には、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれは、図11のフリップフロップ回路FF1〜FF3に比べて、さらに、入力端子TI5〜TI7を介して、異なるスキャンインデータSID1〜SID3が入力される。また、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれは、入力端子TI8を介して同一のスキャン用クロック信号TMが入力される。そして、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれは、スキャン用クロック信号TMに同期してスキャンインデータSID1〜SID3の信号をそれぞれ取り込んで保持するように構成されている。
そして、スキャンテスト回路900aは、出力端子TO2〜TO4を介して、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれから出力されるスキャンアウトデータSOD1〜SOD3を出力する。これにより、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれに対応して、スキャンインデータSID1〜SID3からスキャンアウトデータSOD1〜SOD3へフリップフロップ回路に独立したテスト値を伝送できる。そのため、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aのそれぞれのテストや多数決論理回路MJRのテストが可能になる。
図13は、図12に示すスキャンテスト回路900aにおける動作真理値表である。図13のSID1〜3は、フリップフロップ回路FF1a〜FF3aの保持状態の値である。また、図13のQの値は、多数決論理回路MJRの出力信号Qの値である。
特開2002−185309号公報
しかしながら、上述したスキャンテスト回路900aを用いてフリップフロップ回路FF1aからFF3aの故障を検出する場合、テスト時間が長くなるという問題が生じる。
その理由は、図12のスキャンテスト回路900aにおいて、3つのフリップフロップFF1a〜FF3aと多数決論理回路MJRとが正常に動作することを確認するためには、図13に示した動作真理値表に示すようなデータ値の組み合わせ(8通り)を実行する必要があるためである。その場合、スキャンインデータSID1〜SID3を、図13に示したそれぞれの組み合わせとなるように順次設定し直して、入力端子TI5〜TI7を介してフリップフロップFF1a〜FF3aに異なるデータを入力するような専用のテストを実行する必要がある。
さらに、図12のスキャンテスト回路900aのスキャンインデータSID1〜SID3を使用したテストでは、通常動作の入力データDから出力信号Qの論理値のパスとは異なるため、通常動作のデータDの組み合わせ(値が"0"と"1"の2通り)においてもスキャンテスト回路900aの動作をテストする必要がある。よって、特許文献1では、通常動作とスキャンテストによるテストを行なうテータ値の組み合わせで、10通り(8通り+2通り)が必要となるからである。
本発明の第1の態様にかかる半導体装置は、同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路(例えば、本発明の実施の形態1にかかるフリップフロップ回路FF1〜FF3)からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力する第1の回路(例えば、本発明の実施の形態1にかかる多数決論理回路MJR)と、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する第2の回路(例えば、本発明の実施の形態1にかかる少数値判定回路MIR)と、を備える。
本発明の第2の態様にかかるデータ保持回路の故障検出システムは、同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力する第1の回路と、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する第2の回路と、少なくとも前記第2の出力値に基づき前記N個のデータ保持回路の故障を検出する検出回路と、を備える。
本発明の第3の態様にかかるデータ保持回路の故障検出方法は、同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力し、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力し、少なくとも前記第2の出力値に基づき前記N個のデータ保持回路の故障を検出する。
本発明の第4の態様にかかるデータ保持回路の故障検出方法は、半導体装置が備えるN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路の故障検出方法であって、メモリ(例えば、本発明の実施の形態3にかかるメモリセルMC)のアドレスが示す領域の不良有無を示す入力値(例えば、本発明の実施の形態3にかかるヒューズデータFD1)を前記N個のデータ保持回路のそれぞれへ入力し、前記メモリの第1のアドレスに対する入力データの書き込み命令を受け付けた場合に、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数である第1の出力値を出力し、前記第1の出力値に基づき前記領域の不良有無を判定し、前記領域が不良無を示す場合に、前記第1のアドレスへ前記入力データを書き込み、前記領域が不良有を示す場合に、前記第1のアドレスとは異なる第2のアドレスへ前記入力データを書き込み、前記メモリの前記第1のアドレスから出力データの読み出し命令を受け付けた場合に、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力し、前記第2の出力値に基づき前記領域の不良有無を判定し、前記領域が不良無を示す場合に、前記第1のアドレスから前記出力データを読み出し、前記領域が不良有を示す場合に、前記第2のアドレスから前記出力データを読み出し、前記入力データと前記読み出された出力データとに応じて前記N個のデータ保持回路の故障を検出する。
本発明の第1乃至第4の態様のそれぞれによれば、1つの入力値に対して第1の出力値と第2の出力値の2つのデータが得られる。そのため、データ保持回路のいずれかが故障している場合には、データ保持回路の全てが正常である場合と比べて、入力値と第1の出力値と第2の出力値との組合せが異なるため、故障を検出することができる。そのため、例えば、フリップフロップ回路が3つである場合、上述した10通りのテストを行う必要がなく、テスト時間を短縮することができる。
本発明により、半導体装置に搭載される複数のデータ保持回路の故障を検出するためのテスト時間を短縮するための半導体装置並びにデータ保持回路の故障検出システム及び故障検出方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるデータ保持回路に故障がない場合の動作真理値表を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるデータ保持回路に故障がある場合の動作真理値表を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる故障検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる故障検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる故障判定処理の詳細の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかる半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかるリダンダンシ判定回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかる動作真理値表を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる故障検出テストの流れを示すフローチャートである。 関連技術にかかるアルファ線保証フリップフロップ回路の構成を示すブロック図である。 関連技術にかかるスキャンテスト回路の構成を示すブロック図である。 関連技術にかかるスキャンテスト回路の動作真理値表を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<発明の実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100の構成を示すブロック図である。半導体装置100は、アルファ線による誤動作を防止する耐アルファ線強度の高い論理回路である。半導体装置100は、フリップフロップ回路FF1〜FF3と、多数決論理回路MJRと、少数値判定回路MIRと、切替え回路CHとを備える。尚、半導体装置100は、図11に示したアルファ線保証フリップフロップ回路900に改良を加え、少数値判定回路MIRと切替え回路CHを加えたものであってもよい。
半導体装置100は、入力端子TI1を介して入力データDを入力し、入力端子TI2を介してクロック信号CK1を入力し、入力端子TI3を介してクロック信号CK2を入力し、入力端子TI4を介してクロック信号CK3を入力し、入力端子TI9を介してテスト信号TESTを入力する。ここで、入力データDは、二値のいずれかを示す信号であり、例えば、"0"又は"1"である。また、テスト信号TESTは、通常動作又はテスト動作のいずれであるかを指示するための信号であり、例えば、"0"が通常動作を指示し、"1"がテスト動作を指示するものとする。
そして、半導体装置100は、入力データDとクロック信号CK1とをフリップフロップ回路FF1へ入力し、入力データDとクロック信号CK2とをフリップフロップ回路FF2へ入力し、入力データDとクロック信号CK3とをフリップフロップ回路FF3へ入力し、テスト信号TESTを切替え回路CHへ入力する。また、半導体装置100は、出力端子TO5を介して切替え回路CHから出力される出力信号QXを出力する。
フリップフロップ回路FF1〜FF3は、データ保持回路の一例である。フリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれは、入力データDを入力し、クロック信号CK1〜CK3に応じて、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3を出力し、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRへ入力する。尚、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100が備えるフリップフロップ回路の数は、3以上の奇数であればよい。つまり、フリップフロップ回路FF1〜FF3は、同一の入力値である入力データDを入力する3以上の奇数個のデータ保持回路である。
ここで、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3は、フリップフロップ回路FF1〜FF3における入力データDの保持状態を示す信号値である。そこで、アルファ線の影響によりフリップフロップ回路FF1〜FF3のいずれか又は全てが誤動作し、入力データDが反転する場合がある。そのため、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3は、異なる場合がある。
多数決論理回路MJRは、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3を入力し、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3の多数決の結果である多数値信号Maを出力し、切替え回路CHへ入力する。すなわち、多数決論理回路MJRは、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3の3つの値を比較し、フリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の内、過半数を占める論理値を多数値信号Maとして出力する。言い換えると、多数決論理回路MJRは、フリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力する第1の回路である。
少数値判定回路MIRは、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3を入力し、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3の内、少数値である少数値信号Miを出力し、切替え回路CHへ入力する。すなわち、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3の3つの値を比較し、過半数を下回る論理値を少数値信号Miとして出力する。言い換えると、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する第2の回路である。
ここで、フリップフロップ回路FF1〜FF3のいずれかがアルファ線により誤動作した場合、すなわち、故障している場合、多数値信号Ma及び少数値信号Miの値は異なる。そのため、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRにより、二値のいずれかの入力値に対して、第1の出力値と第2の出力値を用いてN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路の故障の有無を検出することができる。
尚、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ回路FF1〜FF3からの出力値の全てが一致する場合に、当該出力値を少数値信号Miとして出力する。これにより、第2の出力値と入力値との比較により全てのデータ保持回路が正常な場合を検出することができる。
切替え回路CHは、多数値信号Maと、少数値信号Miと、テスト信号TESTとを入力し、テスト信号TESTに応じて、多数決論理回路MJRの出力と少数値判定回路MIRの出力とを切り替える機能を有する。すなわち、切替え回路CHは、多数値信号Ma又は少数値信号Miのいずれかを選択して、出力信号QXとして出力する。言い換えると、切替え回路CHは、外部からの指示に応じて、第1の出力値又は第2の出力値のいずれかを選択して出力する出力選択回路である。これにより、N個のデータ保持回路を備える既存の半導体装置に代えて、第1の出力値と第2の出力値を用いてN個のデータ保持回路の故障の有無を検出することができる半導体装置を適用できる。
さらに、切替え回路CHは、テスト信号TESTが通常動作又はテスト動作のいずれであるかを判定し、テスト信号TESTが通常動作を示すと判定された場合に、多数値信号Maを選択し、テスト信号TESTがテスト動作を示すと判定された場合に、少数値信号Miを選択して出力する。これにより、通常動作時に、既存の機能を提供しつつ、テスト動作も可能とすることができる。
図2及び図3は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100の動作真理値表を示す図である。まず、図2及び図3に示す動作真理値表の項目は、入力データD、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3、QX(Ma)、QX(Mi)及びテスト結果を示す。ここで、QX(Ma)は、テスト信号TESTが"0"の場合の出力信号QX、つまり、多数値信号Maを示す。QX(Mi)は、テスト信号TESTが"1"の場合の出力信号QX、つまり、少数値信号Miを示す。テスト結果は、多数値信号Maと少数値信号Miとの一致又は不一致のいずれかを示す。また、多数値信号Maと少数値信号Miとが一致する場合に、多数値信号Ma又は少数値信号Miのいずれかと入力データDとの一致又は不一致のいずれかを示す。
図2は、本発明の実施の形態1にかかるフリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がない場合の動作真理値表を示す図である。ここでは、図2を用いて、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がない場合の動作について説明する。まず、半導体装置100に対して入力される入力データDが"0"である場合、フリップフロップ回路FF1〜FF3は、クロック信号CK1〜CK3の活性により、フリップフロップ出力信号IO1〜I03を"0"として、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRへ出力する。
次に、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRは、それぞれフリップフロップ出力信号IO1〜I03の値を比較する。ここでは、多数値信号Ma及び少数値信号Miは、共に、"0"となる。そして、テスト信号TESTが非活性(以下、"0"を非活性とする)である場合、切替え回路CHは、多数値信号Maを出力信号QXとして出力する。また、テスト信号TESTが活性(以下、"1"を活性とする)である場合、切替え回路CHは、少数値信号Miを出力信号QXとして出力する。
また、半導体装置100に対して入力される入力データDが"1"である場合、フリップフロップ回路FF1〜FF3は、クロック信号CK1〜CK3の活性により、フリップフロップ出力信号IO1〜I03を"1"として、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRへ出力する。
次に、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRは、それぞれフリップフロップ出力信号IO1〜I03の値を比較する。ここでは、多数値信号Ma及び少数値信号Miは、共に、"1"となる。そして、テスト信号TESTが"0"である場合、切替え回路CHは、多数値信号Maを出力信号QXとして出力する。また、テスト信号TESTが"1"である場合、切替え回路CHは、少数値信号Miを出力信号QXとして出力する。
このように、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がない場合には、入力データDが"0"又は"1"のいずれの場合も、QX(Ma)及びQX(Mi)は一致する。さらに、QX(Ma)及びQX(Mi)は入力データDとも一致する。そのため、図2のテスト結果が得られた場合には、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がないと判定することができる。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるフリップフロップ回路FF1〜FF3のいずれか又は全てに故障がある場合の動作真理値表を示す図である。ここでは、図3を用いて、フリップフロップ回路FF3のみに故障がある場合の動作について説明する。まず、入力データDが"0"である場合、フリップフロップ回路FF1及びFF2は、フリップフロップ出力信号IO1及びI02を"0"として出力するが、フリップフロップ回路FF3は、フリップフロップ出力信号IO3を"1"として出力する。
次に、多数決論理回路MJRは、フリップフロップ出力信号IO1及びI02の2つが"0"であるため、多数値信号Maを"0"として出力する。一方、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ出力信号IO3のみが"1"であるため、少数値信号Miを"1"として出力する。そして、テスト信号TESTが"0"である場合、切替え回路CHは、"0"を出力信号QXとして出力する。また、テスト信号TESTが"1"である場合、切替え回路CHは、"1"を出力信号QXとして出力する。
このように、テスト結果は、QX(Ma)が"0"であり、QX(Mi)が"1"であるため不一致となる。また、入力データDが"1"である場合についても、テスト結果は、QX(Ma)が"1"であり、QX(Mi)が"0"であるため不一致となる。そのため、図3の#1と#14のテスト結果が得られた場合には、フリップフロップ回路FF1〜FF3の一部に故障があると判定することができる。これは、フリップフロップ回路FF1又はFF2のいずれかのみに故障がある場合も、図3の#2,#4,#11及び#13のテスト結果が得られるため、同様である。
次に、フリップフロップ回路FF2及びFF3の2つに故障がある場合の動作について説明する。まず、入力データDが"0"である場合、フリップフロップ回路FF1は、フリップフロップ出力信号IO1を"0"として出力するが、フリップフロップ回路FF2及びFF3は、フリップフロップ出力信号IO2及びI03を"1"として出力する。
次に、多数決論理回路MJRは、フリップフロップ出力信号IO2及びI03の2つが"1"であるため、多数値信号Maを"1"として出力する。一方、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ出力信号IO1のみが"0"であるため、少数値信号Miを"0"として出力する。そして、テスト信号TESTが"0"である場合、切替え回路CHは、"1"を出力信号QXとして出力する。また、テスト信号TESTが"1"である場合、切替え回路CHは、"0"を出力信号QXとして出力する。
このように、テスト結果は、QX(Ma)が"1"であり、QX(Mi)が"0"であるため不一致となる。また、入力データDが"1"である場合についても、テスト結果は、QX(Ma)が"0"であり、QX(Mi)が"1"であるため不一致となる。そのため、図3の#3と#12のテスト結果が得られた場合には、フリップフロップ回路FF1〜FF3の一部に故障があると判定することができる。これは、フリップフロップ回路FF1及びFF2と、FF1及びFF3という2つの回路に故障がある場合も、図3の#5,#6,#9及び#10のテスト結果が得られるため、同様である。
最後に、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がある場合の動作について説明する。まず、入力データDが"0"である場合、フリップフロップ回路FF1〜FF3は、フリップフロップ出力信号IO1〜I03を"1"として出力する。
次に、多数決論理回路MJRは、フリップフロップ出力信号IO1〜I03の3つが"1"であるため、多数値信号Maを"1"として出力する。一方、少数値判定回路MIRは、フリップフロップ出力信号IO1〜I03の3つが"1"と一致するため、少数値信号Miを"1"として出力する。そして、テスト信号TESTが"0"である場合、切替え回路CHは、"1"を出力信号QXとして出力する。また、テスト信号TESTが"1"である場合、切替え回路CHは、"1"を出力信号QXとして出力する。
このように、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がある場合には、QX(Ma)及びQX(Mi)は一致する。しかし、QX(Ma)及びQX(Mi)は"1"であり、入力データDは"0"であるため、QX(Ma)又はQX(Mi)と入力データDとは不一致となる。また、入力データDが"1"である場合についても、QX(Ma)及びQX(Mi)は"0"であり、入力データDは"1"であるため、QX(Ma)又はQX(Mi)と入力データDとは不一致となる。そのため、テスト結果は、不一致となる。そのため、図3の#8と#9のテスト結果が得られた場合には、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障があると判定することができる。
以上のことから、本発明の実施の形態1では、フリップフロップ回路FF1〜FF3の故障を検出するためのテストを入力データDが"0"及び"1"の2通りのみで行うことができる。このため、特許文献1に比べて、テスト時間を短縮することができる。さらに、切替え回路CHを用いずに、多数値信号Ma及び少数値信号Miを半導体装置100から直接出力する場合には、テスト信号TESTを用いずとも、多数値信号Ma、少数値信号Mi及び入力データDを比較することにより、故障を検出することができる。また、フリップフロップ回路FF1〜FF3の内、複数が同時に故障することが稀である場合には、少なくとも1つが故障していることを検出できればよい。その場合、少なくとも少数値信号Miと入力データDとを比較することで、故障の有無を判定することができる。
<発明の実施の形態2>
図4は、本発明の実施の形態2にかかる故障検出システム200の構成を示すブロック図である。故障検出システム200は、半導体装置100aと、検出回路DETとを備える。半導体装置100aは、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100の構成の内、少なくとも、フリップフロップ回路FF1〜FF3、多数決論理回路MJR及び少数値判定回路MIRを備える。また、半導体装置100aは、半導体装置100との違いとして、出力端子TO6を介して入力データDを出力し、出力端子TO7を介して多数決論理回路MJRから出力される多数値信号Maを出力し、出力端子TO8を介して少数値判定回路MIRから出力される少数値信号Miを出力する。
検出回路DETは、入力データDと、多数値信号Maと、少数値信号Miとを入力し、判定結果Rを出力する。判定結果Rは、フリップフロップ回路FF1〜FF3のいずれか又は全部に故障があるか否かを判定した結果を示す情報である。検出回路DETは、少なくとも少数値信号Miに基づきN個のデータ保持回路の故障を検出する回路である。尚、検出回路DETは、半導体装置100aに入力される入力データDと同一のデータが入力されれば、半導体装置100aから入力されなくても構わない。
検出回路DETは、少数値信号Miが入力データDと異なる場合に、N個の内、過半数未満のデータ保持回路が故障していることを検出する。また、検出回路DETは、多数値信号Maと少数値信号Miとが異なる場合に、N個のデータ保持回路の一部が故障していることを検出する。
ここで、上述したように、少数値判定回路MIRは、N個のデータ保持回路からの出力値の全てが一致する場合に、当該出力値を少数値信号Miとして出力する。この場合、検出回路DETは、多数値信号Maと少数値信号Miとが一致する場合に、多数値信号Ma又は少数値信号Miと入力データDとに応じて故障の検出を行う。
また、検出回路DETは、多数値信号Maと少数値信号Miとが一致し、かつ、多数値信号Ma又は少数値信号Miと入力データDとが異なる場合に、N個のデータ保持回路の全てが故障していることを検出する。これにより、データ保持回路の全てが故障した場合を検出できるため、故障検出の精度を向上することができる。
尚、故障検出システム200は、本発明の実施の形態1にかかる切替え回路CHをさらに備えても構わない。その場合、検出回路DETは、切替え回路CHからの出力値と入力データDとに応じて故障の検出を行うようにするとよい。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる故障検出処理の流れを示すフローチャートである。まず、半導体装置100aは、入力データDをフリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれへ入力する(S11)。次に、フリップフロップ回路FF1〜FF3のそれぞれは、クロック信号CK1〜CK3に応じて、フリップフロップ出力信号IO1〜IO3を出力する(S12)。
続いて、多数決論理回路MJRは、入力されたフリップフロップ出力信号IO1〜IO3を比較し、多数値信号Maを出力する(S13)。また、少数値判定回路MIRは、入力されたフリップフロップ出力信号IO1〜IO3を比較し、少数値信号Miを出力する(S14)。
そして、検出回路DETは、入力された多数値信号Ma、少数値信号Mi及び入力データDに基づき、故障判定処理を行う(S15)。尚、故障判定処理の詳細は、図6にて後述する。その後、検出回路DETは、判定結果Rを出力する(S16)。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる故障判定処理の詳細の流れを示すフローチャートである。まず、検出回路DETは、多数値信号Maと少数値信号Miとが一致するか否かを判定する(S21)。多数値信号Maと少数値信号Miとが一致すると判定された場合、検出回路DETは、多数値信号Maと入力データDとが一致するか否かを判定する(S22)。多数値信号Maと入力データDとが一致すると判定された場合、検出回路DETは、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障がないと判定する(S23)。ステップS22により多数値信号Maと入力データDとが一致しないと判定された場合、検出回路DETは、フリップフロップ回路FF1〜FF3の全てに故障があると判定する(S24)。
ステップS21により多数値信号Maと少数値信号Miとが一致しないと判定された場合、検出回路DETは、多数値信号Maと入力データDとが一致するか否かを判定する(S25)。多数値信号Maと入力データDとが一致すると判定された場合、検出回路DETは、フリップフロップ回路FF1〜FF3の内、過半数未満、すなわち、1つの回路に故障があると判定する(S26)。ステップS25により多数値信号Maと入力データDとが一致しないと判定された場合、検出回路DETは、フリップフロップ回路FF1〜FF3フリップフロップ回路FF1〜FF3の内、過半数、すなわち、2つの回路に故障があると判定する(S27)。
尚、図5のステップS22及びS25において、多数値信号Maの代わりに少数値信号Miを比較に用いても構わない。
また、図5を入力データDが"0"及び"1"のそれぞれの場合に実施することにより、図2又は図3のテスト結果が得られる。
尚、図2と図3の動作真理値表に示す多数値信号Maと少数値信号Miの一致と不一致の状態を検出する方法として、本発明の実施の形態1にかかる切替え回路CHの代わりにEXOR回路を用いても構わない。そして、EXOR回路の出力結果を入力データDとの比較することで、本発明の実施の形態1と同様な故障検出の効果が得ることができる。
以上のことから、本発明の実施の形態2により、複数のデータ保持回路の故障を検出するためのテスト時間を短縮することができる。
<発明の実施の形態3>
本発明の実施の形態3は、N個のデータ保持回路を備える半導体装置のテスト方法である。本発明の実施の形態3にかかる半導体記憶装置300は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100をリダンダンシ判定回路に備えた場合の半導体記憶装置の例である。そして、本発明の実施の形態3にかかるテスト方法は、半導体記憶装置自体のテストと共に、リダンダンシ判定回路の故障を検出することにより、生産工程内のテスト時間を抑えるためのものである。図7は、本発明の実施の形態3にかかる半導体記憶装置300の構成を示すブロック図である。半導体記憶装置300は、リダンダンシ判定回路RJ1、RJ2、・・・RJn(nは1以上の自然数とする)と、リダンダンシアドレスデコーダRDEと、アドレスデコーダADEと、メモリセルMCと、入出力制御回路IOCとを備える。
メモリセルMCは、アドレスが示す領域にデータを格納するメモリの構成単位の一例である。入出力制御回路IOCは、外部から書き込み命令又は読み出し命令を受け付け、メモリセルMCに対するアクセスを制御し、結果を出力する回路である。書き込み命令は、メモリセルMC内の書き込み対象のアドレスの指定と、書き込み対象の入力データDIの指定とを含む。読み出し命令は、メモリセルMC内の読み出し対象のアドレスの指定を含む。具体的には、入出力制御回路IOCは、外部から制御信号RWの指定により書き込み命令又は読み出し命令を判断し、処理を行う。以下では、例として、制御信号RWが"0"である場合、書き込み命令を示し、制御信号RWが"1"である場合、読み出し命令を示すものとする。尚、入出力制御回路IOCは、読み出し命令に応じてメモリセルMCからデータを読み出した場合、出力データDOとして外部へ出力する。
メモリセルMCは、外部から指定されるアドレスADD1〜ADDn以外のリダンダンシアドレスにより示される領域を有する。リダンダンシアドレスは、メモリセルMCの領域の内、外部から指定されるアドレスが示す領域が故障した場合に、内部的に当該アドレスの代わりに使用される置換先アドレスである。
リダンダンシ判定回路RJ1は、クロック信号CLKと、テスト信号TESTとを入力し、アドレスADD1が示す領域に対応するヒューズの切断状況に応じて、当該領域が不良か否かを示すリダンダンシ判定信号QR1を出力する。リダンダンシ判定回路RJ1は、ヒューズ回路RF1と、半導体装置101とを備える。ヒューズ回路RF1は、ヒューズの切断状況に応じて、切断有無を示す二値の信号であるヒューズデータFD1を出力する。半導体装置101は、上述した半導体装置100と同等の構成を有し、ヒューズデータFD1を入力データDとして入力し、併せて、クロック信号CLK及びテスト信号TESTを入力し、リダンダンシ判定信号QR1をリダンダンシアドレスデコーダRDEへ出力する。尚、リダンダンシ判定回路RJ1の詳細は、図8に後述する。
また、リダンダンシ判定回路RJ2〜RJnは、リダンダンシ判定回路RJ1と同等の構成である。例えば、リダンダンシ判定回路RJ2は、ヒューズ回路RF2と、半導体装置102とを備える。ヒューズ回路RF2は、アドレスADD2が示す領域に対応するヒューズの切断状況に応じて、ヒューズデータFD2を半導体装置102へ出力する。半導体装置102は、上述した半導体装置100と同等の構成を有し、ヒューズデータFD2を入力データDとして入力し、併せて、クロック信号CLK及びテスト信号TESTを入力し、リダンダンシ判定信号QR2をリダンダンシアドレスデコーダRDEへ出力する。また、例えば、リダンダンシ判定回路RJnは、アドレスADDnが示す領域に対応するヒューズの切断状況に応じて、当該領域が不良か否かを示すリダンダンシ判定信号QRnを出力する。その他の構成は、リダンダンシ判定回路RJ1と同等であるため、説明を省略する。
リダンダンシアドレスデコーダRDEは、外部から指定されるアドレスADD1〜ADDnと、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnからリダンダンシ判定信号QR1〜QRnと、を入力し、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnが不良を示す場合に、対応するアドレスADD1〜ADDnのリダンダンシアドレスRAD1〜RADnをアドレスデコーダADEへ出力する。
アドレスデコーダADEは、外部から指定されるアドレスADD1〜ADDnと、リダンダンシアドレスRAD1〜RADnとを入力し、リダンダンシアドレスRAD1〜RADnを優先して、メモリセルMCに対するアクセス対象のアドレスとして出力する。
図8は、本発明の実施の形態3にかかるリダンダンシ判定回路RJ1の構成を示すブロック図である。リダンダンシ判定回路RJ1は、上述したように、ヒューズ回路RF1と、半導体装置101とを備える。また、半導体装置101は、フリップフロップ回路FF11〜FF13と、多数決論理回路MJR1と、少数値判定回路MIR1と、切替え回路CH1とを備える。尚、半導体装置101の内、半導体装置100と同等の構成については、適宜、説明を省略する。
フリップフロップ回路FF11〜FF13のそれぞれは、入力端子TI1を介してヒューズデータFD1、入力端子TI2〜TI4のそれぞれを介してクロック信号CLKを入力する。また、フリップフロップ回路FF11〜FF13のそれぞれは、クロック信号CLKに応じてフリップフロップ出力信号IO11〜IO13を出力し、多数決論理回路MJR1及び少数値判定回路MIR1へ入力する。ここで、フリップフロップ出力信号IO11〜IO13は、フリップフロップ回路FF11〜FF13におけるヒューズデータFD1の保持状態を示す信号値である。そこで、アルファ線の影響によりフリップフロップ回路FF11〜FF13において保持する信号値が反転した場合、本来のヒューズの切断状況とは異なる信号値がフリップフロップ出力信号IO11〜IO13として出力される。
多数決論理回路MJR1は、フリップフロップ出力信号IO11〜IO13を入力し、多数値信号Ma1を出力し、切替え回路CH1へ入力する。少数値判定回路MIR1は、フリップフロップ出力信号IO11〜IO13を入力し、少数値信号Mi1を出力し、切替え回路CH1へ入力する。切替え回路CH1は、多数値信号Ma1と、少数値信号Mi1と、テスト信号TESTとを入力し、テスト信号TESTに応じて、多数値信号Ma1又は少数値信号Mi1のいずれかを選択して、出力信号QR1として出力する。
図9は、本発明の実施の形態3にかかるリダンダンシ判定回路RJ1における動作真理値表を示す図である。まず、図9に示す動作真理値表の項目は、ヒューズデータFD1、フリップフロップ出力信号IO11〜IO13、QR1(Ma1)及びQR1(Mi1)並びにQR1(Ma1)及びQR1(Mi1)におけるアドレスデコーダADEの選択結果を示す。ここで、QR1(Ma1)は、テスト信号TESTが"0"の場合の出力信号QR1、つまり、多数値信号Ma1を示す。QR1(Mi1)は、テスト信号TESTが"1"の場合の出力信号QR1、つまり、少数値信号Mi1を示す。選択結果は、アドレスデコーダADEにおいて選択されるアドレスがアドレスADD1又はリダンダンシアドレスRAD1のいずれであるかを示す。
続いて、図9を用いて、リダンダンシ判定回路RJ1に故障がない場合の動作について説明する。まず、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断未了の場合、半導体装置101は、ヒューズデータFD1を"0"として入力する。このとき、フリップフロップ回路FF11〜FF13は、フリップフロップ出力信号IO11〜I013を"0"として出力する。そして、多数決論理回路MJR1及び少数値判定回路MIR1は、多数値信号Ma1及び少数値信号Mi1を"0"として切替え回路CH1へ出力する。そして、テスト信号TESTが"0"及び"1"のいずれの場合も、切替え回路CH1は、"0"をリダンダンシ判定信号QR1としてリダンダンシアドレスデコーダRDEへ出力する。そのため、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、リダンダンシアドレスRAD1をアドレスデコーダADEへ出力しない。よって、アドレスデコーダADEは、アドレスADD1を選択する。
つまり、リダンダンシ判定回路RJ1に故障がなく、かつ、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断未了の場合、図9の#1に示すように、テスト信号TESTが"0"及び"1"のいずれの場合も、アドレスADD1によりメモリセルMCへアクセスされる。
リダンダンシ判定回路RJ1に故障がなく、かつ、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断完了の場合、つまり、アドレスADD1が示す領域が故障している場合について説明する。まず、ヒューズデータFD1が"1"であるため、フリップフロップ回路FF11〜FF13は、フリップフロップ出力信号IO11〜I013を"1"として出力する。そして、多数決論理回路MJR1及び少数値判定回路MIR1は、多数値信号Ma1及び少数値信号Mi1を"1"として切替え回路CH1へ出力する。そして、テスト信号TESTが"0"及び"1"のいずれの場合も、切替え回路CH1は、"1"をリダンダンシ判定信号QR1としてリダンダンシアドレスデコーダRDEへ出力する。そのため、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、リダンダンシアドレスRAD1をアドレスデコーダADEへ出力する。よって、アドレスデコーダADEは、リダンダンシアドレスRAD1を選択する。
つまり、リダンダンシ判定回路RJ1に故障がなく、かつ、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断完了の場合、図9の#16に示すように、テスト信号TESTが"0"及び"1"のいずれの場合も、リダンダンシアドレスRAD1によりメモリセルMCへアクセスされる。
次に、リダンダンシ判定回路RJ1が備えるフリップフロップ回路FF11〜FF13に故障がある場合の動作について説明する。例えば、図9の#2には、フリップフロップ回路FF13のみが故障であり、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断未了の場合を示す。このとき、まず、ヒューズデータFD1が"0"であるため、フリップフロップ回路FF11及びFF12は、フリップフロップ出力信号IO11及びIO12を"0"として出力するが、フリップフロップ回路FF13は、フリップフロップ出力信号IO13を"1"として出力する。そして、多数決論理回路MJR1は、多数値信号Ma1を"0"とし、少数値判定回路MIR1は、少数値信号Mi1を"1"として切替え回路CH1へ出力する。そして、テスト信号TESTが"0"である場合、切替え回路CH1は、"0"をリダンダンシ判定信号QR1として出力する。そのため、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、リダンダンシアドレスRAD1をアドレスデコーダADEへ出力しない。よって、アドレスデコーダADEは、アドレスADD1を選択する。
一方、テスト信号TESTが"1"である場合、切替え回路CH1は、"1"をリダンダンシ判定信号QR1として出力する。そのため、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、リダンダンシアドレスRAD1をアドレスデコーダADEへ出力する。よって、アドレスデコーダADEは、リダンダンシアドレスRAD1を選択する。
つまり、フリップフロップ回路FF13のみが故障であり、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断未了の場合、図9の#2に示すように、テスト信号TESTが"0"と"1"との場合に、アドレスデコーダADEが選択するアドレスが異なる。そのため、メモリセルMCへアクセスされるアドレスも異なることとなる。
同様に、フリップフロップ回路FF11〜FF13の内、いずれか又は2つの回路に故障がある場合も、図9の#3〜#7に示すように、アドレスデコーダADEが選択するアドレスが異なる。また、ヒューズ回路RF1のヒューズが切断完了の場合も、図9の#10〜#15に示すように、アドレスデコーダADEが選択するアドレスが異なる。
そこで、本発明の実施の形態3にかかるデータ保持回路の故障検出方法は、まず、メモリセルMCのアドレスが示す領域の不良有無を示す入力値をN個のデータ保持回路のそれぞれへ入力する。次に、メモリセルMCの第1のアドレスに対する入力データの書き込み命令を受け付けた場合に、N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数である第1の出力値を出力する。そして、第1の出力値に基づき領域の不良有無を判定し、領域が不良無を示す場合に、第1のアドレスへ入力データを書き込む。または、領域が不良有を示す場合に、第1のアドレスとは異なる第2のアドレスへ入力データを書き込む。
その後、メモリセルMCの第1のアドレスから出力データの読み出し命令を受け付けた場合に、N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する。そして、第2の出力値に基づき領域の不良有無を判定し、領域が不良無を示す場合に、第1のアドレスから出力データを読み出す。または、領域が不良有を示す場合に、第2のアドレスから出力データを読み出す。そして、入力データと読み出された出力データとに応じてN個のデータ保持回路の故障を検出する。
これにより、メモリセルMCへのデータの書き込みと読み出しというメモリセルMC自体の汎用的なテスト方法に併せて、効率的にデータ保持回路の故障を検出することができる。よって、テスト時間を短縮することができる。
また、入力データと読み出された出力データとが異なる場合にN個のデータ保持回路の一部が故障していることを検出することが望ましい。
このように、N個のデータ保持回路の一部に故障がある場合、第1の出力値と第2の出力値とが異なる値となる。そのため、メモリセルMCのアドレスが示す領域に不良がない場合に、第2の出力値は、領域が不良有を示すため、入力データが第2のアドレスへ書き込まれる。一方、第1の出力値は、領域が不良無を示すため、出力データが第1のアドレスから読み出される。そのため、入力データと出力データとは、異なるアドレスに格納されているため、データの違いが発生する。これにより、N個のデータ保持回路の一部に故障があることを検出することができる。
さらに、入力値として第1の値をN個のデータ保持回路のそれぞれへ入力し、入力データと読み出された出力データとが一致する場合に、入力値として第1の値とは異なる第2の値をN個のデータ保持回路のそれぞれへ入力することが望ましい。これにより、入力データと出力データとが偶然一致した場合であっても、その後、異なる値を入力データとして比較するため、故障を検出する精度を高めることができる。
図10は、本発明の実施の形態3にかかる故障検出テストの流れを示すフローチャートである。尚、以下の故障検出テストは、メモリセルのテスト装置又はテスト用のコンピュータプログラムを用いることで実現可能である。
まず、半導体記憶装置300は、入力データDIに"0"を設定する(S301)。次に、半導体記憶装置300は、テスト信号TESTに"1"を設定する(S302)。これにより、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnの備える切替え回路CH1〜CHnは、少数値信号Mi1〜Minを選択して、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnとして出力することとなる。そして、半導体記憶装置300は、制御信号RWに"0"を設定する(S303)。
その後、半導体記憶装置300は、メモリセルMCの全アドレスへ入力データDIの書き込み命令を受け付ける(S304)。このとき、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnは、アドレスが示す領域に対応するヒューズの切断状況に応じてリダンダンシ判定信号QR1〜QRnを出力する。そして、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnに応じてリダンダンシアドレスRAD1〜RADnの出力有無を判定し、アドレスデコーダADEは、リダンダンシアドレスデコーダRDEからの出力に応じてアドレスを選択する。そして、選択されたアドレスに対して、入出力制御回路IOCは、入力データDIを書き込む。
ここで、メモリセルMCは、生産工程において不良セルと判定されたアドレスについては、ヒューズ切断処置され、ヒューズ切断完了となっている。そのため、リダンダンシアドレスデコーダRDEは、ヒューズ切断完了であるアドレスについて、リダンダンシアドレスRAD1〜RADnに置換する。また、上述したように、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに故障がある場合、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnは、ヒューズデータFD1〜FDnの値と異なる場合がある。
よって、メモリセルMCにヒューズ切断完了であるアドレスが含まれ、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに故障がない場合には、入出力制御回路IOCは、リダンダンシアドレスRAD1〜RADnに対して入力データDIを書き込む。また、メモリセルMCにヒューズ切断完了であるアドレスが含まれるか否かに関わらず、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに故障がある場合には、入出力制御回路IOCは、図9の例に従ったアドレスに対して入力データDIを書き込む。
その後、半導体記憶装置300は、テスト信号TESTに"0"を設定する(S305)。これにより、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnの備える切替え回路CH1〜CHnは、多数値信号Ma1〜Manを選択して、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnとして出力することとなる。そして、半導体記憶装置300は、制御信号RWに"1"を設定する(S306)。
そして、半導体記憶装置300は、メモリセルMCの全アドレスから出力データDOの読み出し命令を受け付ける(S307)。このとき、入出力制御回路IOCは、アドレスデコーダADEにより選択されたアドレスから出力データDOを読み出す。このとき、ステップS304と同様に、メモリセルMCにヒューズ切断完了であるアドレスが含まれるか否かに関わらず、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに故障がある場合には、入出力制御回路IOCは、図9の例に従ったアドレスから出力データDOを読み出す。また、ここでは、各リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnにおいて、一部のフリップフロップ回路が故障している場合に、リダンダンシ判定信号QR1〜QRnが書き込み時と読み出し時で異なるため、アクセス対象のアドレスが異なることとなる。
その後、半導体記憶装置300は、入力データDIと出力データDOとが一致するか否かを判定する(S308)。入力データDIと出力データDOとが一致すると判定された場合、半導体記憶装置300は、入力データDIが"1"であるか否かを判定する(S309)。入力データDIが"1"でないと判定された場合、半導体記憶装置300は、入力データDIに"1"を設定する(S311)。そして、ステップS302〜S309を実行する。これにより、書き込み先のアドレスと読み出し先のアドレスとが異なる場合に、出力データDOが"0"であったために、入力データDIと偶然に一致してしまった場合であっても、異なる入力データDIにより再度、比較を行うため、検出の精度を高めることができる。
その後、ステップS309により入力データDIが"1"であると判定され、半導体記憶装置300は、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに不良無、例えば、"Pass"と判定する(S312)。
また、ステップS308により入力データDIと出力データDOとが一致しないと判定された場合、半導体記憶装置300は、データが一致しないアドレスに対応するリダンダンシ判定回路を故障、例えば、"Fail"と判定する(S310)。このとき、故障と判定されたリダンダンシ判定回路に対して不良処置を行う。例えば、当該リダンダンシ判定回路を交換するなどを行う。
ステップS310又はS312の後、当該故障検出テストを終了する。
このように、本発明の実施の形態3にかかる故障検出テストを実施することで、メモリセルMCの書き込み及び読み出し動作のテストにおいて、リダンダンシ判定回路RJ1〜RJnに搭載される複数のフリップフロップ回路の故障検出も行なうことができる。そのため、リダンダンシ判定回路の故障を検出するための専用テストを別途行う必要がなく、生産工程で費やすテスト時間を抑えることが可能となる。
<その他の発明の実施の形態>
尚、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置100は、多数決論理回路と、少数値判定回路と、切り替え回路とを備えるテスト回路ということができる。ここで、多数決論理回路は、少なくとも3つのフリップフロップ回路の出力を入力する。また、少数値判定回路は、3つのフリップフロップ回路の出力を入力し、入力した"0"と"1"の数を比較して、過半数を割る論理値を出力する。また、切り替え回路は、テスト信号によって多数決論理回路の出力と少数値判定回路の出力を選択する。これにより、2通りのみのテスト値を設定し、多数決論理回路の出力と少数値判定回路の出力との出力をテスト信号の値により選択してテストすることで、フリップフロップ回路の故障検出が可能になる。そのため、スキャンテスト回路900aにおいて必要であったテストモードと通常モードのテストにおけるテスト値の組み合わせ数を削減することができ、テスト時間を短縮する効果がある。
すなわち、耐アルファ線のフリップフロップ回路を備えた半導体装置において、フリップフロップ回路故障検出テストの時間を短縮できる効果がある。その理由としては、スキャンテスト回路900aのスキャンテストで実施していたフリップフロップの保持データの組み合わせ全てを順次設定し直しながら繰り返すテストが不要となり、特許文献1のスキャンテスト回路900aのテストに比べ短時間で故障検出することが可能となる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
100 半導体装置
100a 半導体装置
200 故障検出システム
300 半導体記憶装置
900 アルファ線保証フリップフロップ回路
900a スキャンテスト回路
ADD1 アドレス
ADDn アドレス
CH 切替え回路
CH1 切替え回路
CK1 クロック信号
CK2 クロック信号
CK3 クロック信号
CLK クロック信号
D 入力データ
DET 検出回路
FF1 フリップフロップ回路
FF2 フリップフロップ回路
FF3 フリップフロップ回路
FF11 フリップフロップ回路
FF12 フリップフロップ回路
FF13 フリップフロップ回路
FF1a フリップフロップ回路
FF2a フリップフロップ回路
FF3a フリップフロップ回路
IO1 フリップフロップ出力信号
IO2 フリップフロップ出力信号
IO3 フリップフロップ出力信号
IO11 フリップフロップ出力信号
IO12 フリップフロップ出力信号
IO13 フリップフロップ出力信号
MIR 少数値判定回路
MJR 多数決論理回路
Ma 多数値信号
Mi 少数値信号
MIR1 少数値判定回路
MJR1 多数決論理回路
Ma1 多数値信号
Mi1 少数値信号
Q 出力信号
QX 出力信号
R 判定結果
RF1 ヒューズ回路
RJ1 リダンダンシ判定回路
FD1 ヒューズデータ
101 半導体装置
QR1 リダンダンシ判定信号
RF2 ヒューズ回路
RJ2 リダンダンシ判定回路
FD2 ヒューズデータ
102 半導体装置
QR2 リダンダンシ判定信号
RJn リダンダンシ判定回路
QRn リダンダンシ判定信号
RDE リダンダンシアドレスデコーダ
RAD1 リダンダンシアドレス
RADn リダンダンシアドレス
ADE アドレスデコーダ
MC メモリセル
IOC 入出力制御回路
DI 入力データ
DO 出力データ
RW 制御信号
TEST テスト信号
TI1 入力端子
TI2 入力端子
TI3 入力端子
TI4 入力端子
TI5 入力端子
TI6 入力端子
TI7 入力端子
TI8 入力端子
TI9 入力端子
TO1 出力端子
TO2 出力端子
TO3 出力端子
TO4 出力端子
TO5 出力端子
TO6 出力端子
TO7 出力端子
TO8 出力端子
SID1 スキャンインデータ
SID2 スキャンインデータ
SID3 スキャンインデータ
TM スキャン用クロック信号
SOD1 スキャンアウトデータ
SOD2 スキャンアウトデータ
SOD3 スキャンアウトデータ

Claims (21)

  1. 同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力する第1の回路と、
    前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する第2の回路と、
    を備える半導体装置。
  2. 外部からの指示に応じて、前記第1の出力値又は前記第2の出力値のいずれかを選択して出力する出力選択回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記出力選択回路は、前記指示が通常動作又はテスト動作のいずれであるかを判定し、前記指示が前記通常動作であると判定された場合に、前記第1の出力値を選択し、前記指示が前記テスト動作であると判定された場合に、前記第2の出力値を選択して出力することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の回路は、前記N個のデータ保持回路からの出力値の全てが一致する場合に、当該出力値を前記第2の出力値として出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記データ保持回路は、フリップフロップ回路であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力する第1の回路と、
    前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力する第2の回路と、
    少なくとも前記第2の出力値に基づき前記N個のデータ保持回路の故障を検出する検出回路と、を備えるデータ保持回路の故障検出システム。
  7. 前記検出回路は、前記第2の出力値が前記入力値と異なる場合に、前記N個の内、過半数未満のデータ保持回路が故障していることを検出することを特徴とする請求項6に記載のデータ保持回路の故障検出システム。
  8. 前記検出回路は、前記第1の出力値と前記第2の出力値とが異なる場合に、前記N個のデータ保持回路の一部が故障していることを検出することを特徴とする請求項6又は7に記載のデータ保持回路の故障検出システム。
  9. 前記第2の回路は、前記N個のデータ保持回路からの出力値の全てが一致する場合に、当該出力値を前記第2の出力値として出力し、
    前記検出回路は、前記第1の出力値と前記第2の出力値とが一致する場合に、前記第1の出力値又は前記第2の出力値と前記入力値とに応じて前記検出を行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出システム。
  10. 前記検出回路は、前記第1の出力値と前記第2の出力値とが一致し、かつ、前記第1の出力値又は前記第2の出力値と前記入力値とが異なる場合に、前記N個のデータ保持回路の全てが故障していることを検出することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出システム。
  11. 前記第1の出力値及び前記第2の出力値を入力し、外部からの指示に応じて、前記第1の出力値又は前記第2の出力値のいずれかを前記検出回路へ出力する出力選択回路をさらに備え、
    前記検出回路は、前記出力選択回路からの出力値と前記入力値とに応じて前記検出を行うことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出システム。
  12. 同一の入力値を入力するN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路からの出力値の内、過半数を占める第1の出力値を出力し、
    前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力し、
    少なくとも前記第2の出力値に基づき前記N個のデータ保持回路の故障を検出するデータ保持回路の故障検出方法。
  13. 前記第2の出力値が前記入力値と異なる場合に、前記N個の内、過半数未満のデータ保持回路が故障していることを検出することを特徴とする請求項12に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  14. 前記第1の出力値と前記第2の出力値とが異なる場合に、前記N個のデータ保持回路の一部が故障していることを検出することを特徴とする請求項12又は13に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  15. 前記N個のデータ保持回路からの出力値の全てが一致する場合に、当該出力値を前記第2の出力値として出力し、
    前記第1の出力値と前記第2の出力値とが一致する場合に、前記第1の出力値又は前記第2の出力値と前記入力値とに応じて前記検出を行うことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  16. 前記第1の出力値と前記第2の出力値とが一致し、かつ、前記第1の出力値又は前記第2の出力値と前記入力値とが異なる場合に、前記N個のデータ保持回路の全てが故障していることを検出することを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  17. 前記第1の出力値及び前記第2の出力値を入力し、外部からの指示に応じて、前記第1の出力値又は前記第2の出力値のいずれかを出力し、
    前記出力された前記第1の出力値又は前記第2の出力値のいずれかと前記入力値とに応じて前記検出を行うことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  18. 前記指示が通常動作又はテスト動作のいずれであるかを判定し、
    前記指示が前記通常動作であると判定された場合に、前記第1の出力値を選択し、前記指示が前記テスト動作であると判定された場合に、前記第2の出力値を選択して出力することを特徴とする請求項17に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  19. 半導体装置が備えるN個(Nは、3以上の奇数)のデータ保持回路の故障検出方法であって、
    メモリのアドレスが示す領域の不良有無を示す入力値を前記N個のデータ保持回路のそれぞれへ入力し、
    前記メモリの第1のアドレスに対する入力データの書き込み命令を受け付けた場合に、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数である第1の出力値を出力し、
    前記第1の出力値に基づき前記領域の不良有無を判定し、前記領域が不良無を示す場合に、前記第1のアドレスへ前記入力データを書き込み、前記領域が不良有を示す場合に、前記第1のアドレスとは異なる第2のアドレスへ前記入力データを書き込み、
    前記メモリの前記第1のアドレスから出力データの読み出し命令を受け付けた場合に、前記N個のデータ保持回路からの出力値の内、過半数未満である第2の出力値を出力し、
    前記第2の出力値に基づき前記領域の不良有無を判定し、前記領域が不良無を示す場合に、前記第1のアドレスから前記出力データを読み出し、前記領域が不良有を示す場合に、前記第2のアドレスから前記出力データを読み出し、
    前記入力データと前記読み出された出力データとに応じて前記N個のデータ保持回路の故障を検出するデータ保持回路の故障検出方法。
  20. 前記入力データと前記読み出された出力データとが異なる場合に前記N個のデータ保持回路の一部が故障していることを検出することを特徴とする請求項19に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
  21. 前記入力値として第1の値を前記N個のデータ保持回路のそれぞれへ入力し、
    前記入力データと前記読み出された出力データとが一致する場合に、前記入力値として前記第1の値とは異なる第2の値を前記N個のデータ保持回路のそれぞれへ入力することを特徴とする請求項19又は20に記載のデータ保持回路の故障検出方法。
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