JP2005341588A - 3重冗長ラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ソフトエラーを低減するための高信頼性3重冗長ラッチを提供する。
【解決手段】 第1〜第3の設定可能メモリ素子SME1,SME2,SME3と、第1〜第3の投票構造VS1,VS2,VS3とを具備し、各設定可能メモリ素子に同一の論理値が設定され、第1〜第3の設定可能メモリ素子と、第1〜第3の設定可能メモリ素子を設定するために使用される制御信号204とにより、第1〜第3の投票構造に対して入力が提供される。第1の投票構造の出力214は第1〜第3の設定可能メモリ素子が設定された後に第1の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定し、第2の投票構造の出力216は第1〜第3の設定可能メモリ素子が設定された後に第2の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定し、第3の投票構造の出力218は第1〜第3の設定可能メモリ素子が設定された後に第3の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、包括的には、ラッチ設計に関し、さらに詳しくは、各記憶ノードにおいて投票ロジック(voting logic)を有する高信頼性3重冗長ラッチに関する。また、本発明は、ソフトエラーを低減するための3重冗長ラッチに関し、ラッチにおけるソフトエラー耐性の向上に関する。
高エネルギー中性子は、主として、二次反応の連鎖をもたらすシリコン核との衝突により、材料のエネルギーを喪失する。これらの反応により、p−n接合を通過する電子・ホール対の稠密なトラック(dense track)が堆積する。堆積した電荷の一部は再び結合し、その一部は接合接点において収集される。粒子がラッチの高感度領域に突き当たると、蓄積される電荷が、ラッチに格納された値を「反転させる」ために必要な最小電荷を超過する可能性があり、それによりソフトエラーがもたらされる。
ソフトエラーをもたらす最小電荷を、ラッチの臨界電荷と呼ぶ。ソフトエラーの発生率(SER)は、通常、FIT(Failures In Time)で表される。
ソフトエラーの一般的な原因は、集積回路のパッキング材料に存在する微量の放射性同位元素によって放出される可能性のあるアルファ粒子である。フリップチップパッケージング技法で使用される「バンプ」材料もまた、アルファ粒子の可能性のある原因として特定された。
ソフトエラーの他の原因には、高エネルギー宇宙線と太陽粒子とがある。高エネルギー宇宙線と太陽粒子とは、地球に降り注ぐ高エネルギー陽子及び中性子を生成する上層大気に反応する。中性子は、ほとんどの人工構造物を貫通することができる(中性子は5フィートのコンクリートを容易に通過することができる)ため、特に厄介である可能性がある。この影響は、緯度及び標高によって異なる。ロンドンでは、赤道の2倍の悪影響がある。標高1マイルのコロラド州デンバーでは、海抜ゼロのサンフランシスコに対し3倍の悪影響がある。民間航空機では、海抜レベルの100〜800倍の悪影響となる可能性がある。
放射線がもたらすソフトエラーは、マイクロプロセッサ及び他の複雑なIC(集積回路)における故障率の主な原因の1つとなってきている。この種の故障を低減するために、いくつかの手法が提案されてきた。データ経路にECC(誤り訂正符号)又はパリティを付加することは、アーキテクチャレベルからこの問題に取り組むものである。データ経路にECC又はパリティを付加することは、複雑で費用がかかる可能性がある。
回路レベルでは、p/n接合によって生じる静電容量に対する酸化物によって生じる静電容量の割合を増大させることにより、SERを低減することができる。ラッチにおける静電容量には、他の種類もあるが、特に、p/n接合によって生じる静電容量と、酸化物によって生じる静電容量とがある。高エネルギー中性子がp/n接合を通過する際に電子/ホール対が生じるため、通常、ラッチのp/n接合の面積を低減することによりSERが低下する。高エネルギー中性子が酸化物を通過する時は、それほど多くの電子/ホール対が生じない。その結果、通常、SRAMセルにおけるp/n接合静電容量に対する酸化物静電容量の割合を増大させることにより、SERを低減させることができる。
当該技術分野では、ラッチにおけるSERを低減する必要がある。本発明の一実施形態は、3重冗長ラッチの物理サイズにおいて僅かの増加分を追加するのみで、かつ3重冗長ラッチを通して遅延時間を低減しながら、3重冗長ラッチにおけるSERを低減する。
好ましい実施形態では、本発明は、信頼性の高い3重冗長ラッチのための回路及び方法を提供する。3つの設定可能メモリ素子が、各設定可能メモリ素子に同一の論理値を設定する。設定可能メモリ素子が設定された後に、第1,第2及び第3の設定可能メモリ素子からの入力と設定可能メモリ素子に対する制御とを有する3つの投票構造(voting structure)が、設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定する。1つのラッチを通しての伝播遅延が、3重冗長ラッチの唯一の伝播遅延である。
本発明の他の態様及び利点は、本発明の原理を例として示す添付図面とともに以下の詳細な説明から明らかとなろう。
図1は、3重冗長ラッチの概略図である。3重冗長ラッチへの入力100は、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の入力に接続される。制御信号102は、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3に接続される。制御信号102は、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の入力における信号がそれぞれトランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の出力104,106,108に転送される時を制御する。出力104,106,108に提示される信号は、それぞれラッチLATCH1,LATCH2,LATCH3に格納される。
制御信号102がオフとなった後に、ラッチLATCH1の信号は、インバータINV1の入力を駆動する。制御信号102がオフとなった後に、ラッチLATCH2の信号は、インバータINV2の入力を駆動する。制御信号102がオフとなった後に、ラッチLATCH3の信号は、インバータINV3の入力を駆動する。インバータINV1の出力110は、ANDゲートAND1への入力とANDゲートAND2への入力とを駆動する。インバータINV2の出力112は、ANDゲートAND1への入力とANDゲートANDゲートAND3への入力とを駆動する。インバータINV3の出力114は、ANDゲートAND2への入力とANDゲートAND3への入力とを駆動する。ANDゲートAND1の出力116は、ORゲートOR1の入力を駆動する。ANDゲートAND2の出力118は、ORゲートOR1の入力を駆動する。ANDゲートAND3の出力120は、ORゲートOR1の入力を駆動する。3重冗長ラッチの出力は、ORゲートOR1の出力122である。
3重冗長ラッチは、3つの異なるラッチに同じデータを格納することによりソフトエラーを低減する。例えば、制御信号102がオンである時に、論理ハイ値(logical high value)が、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の入力100からそれぞれトランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の出力104,106,108に駆動される場合がある。制御信号102がオフになると、論理ハイ値は、ラッチLATCH1,LATCH2,LATCH3に格納される。ラッチLATCH1における格納された論理ハイ値は、インバータINV1の入力を駆動し、インバータINV1の出力110において論理ロー値(logical low value)をもたらす。ラッチLATCH2における格納された論理ハイ値は、インバータINV2の入力を駆動し、インバータINV2の出力112において論理ロー値をもたらす。ラッチLATCH3における格納された論理ハイ値は、インバータINV3の入力を駆動し、インバータINV3の出力114において論理ロー値をもたらす。
インバータINV1,INV2,INV3それぞれの出力110,112,114がローであるため、ANDゲートAND1,AND2,AND3それぞれに対する入力110,112,114は、すべて、論理ロー値である。ANDゲートAND1,AND2,AND3それぞれに対する入力110,112,114は、すべて、論理ロー値であるため、ANDゲートAND1,AND2,AND3のそれぞれの出力116,118,120は論理ロー値である。ANDゲートAND1,AND2,AND3のそれぞれの出力116,118,120が論理ロー値であるため、ORゲートOR1の入力は、すべて、論理ロー値である。ORゲートOR1に対する入力116,118,120は、すべて、論理ロー値であるため、出力122は、論理ロー値である。
ソフトエラーが例えばラッチLATCH2において発生し、格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、その時に、インバータINV2の入力106には論理ロー値が提示される。インバータINV2の出力112は、ANDゲートAND1,AND3の入力に対し論理ハイ値を提示する。この例では、ANDゲートAND1への他方の入力110とANDゲートAND3への他方の入力114とが論理ロー値であるため、ANDゲートAND1及びAND3のそれぞれの出力116,120は論理ロー値のままであり、出力122は変化しない。この例は、1つのラッチにおける単一ソフトエラーにより、3重冗長ラッチにおける元の格納された値がいかに変化しないかを例示する。
さらなる例として、ラッチLATCH2におけるソフトエラーに加えて、ラッチLATCH3にさらなるソフトエラーがあるものと想定する。ここで、インバータINV3への入力108は論理ロー値であり、その結果、インバータINV3の出力114は論理ハイ値である。ここで、ANDゲートAND2の入力114とANDゲートAND3の入力114とに対し、論理ハイ値が提示される。ANDゲートAND1の入力には論理ロー値と論理ハイ値とが提示されるため、ANDゲートAND1の出力116は依然として論理ロー値である。ANDゲートAND2の入力には論理ロー値と論理ハイ値とが提示されるため、ANDゲートAND2の出力118は依然として論理ロー値である。しかしながら、ANDゲートAND3への入力112及び114が論理ハイ値であるため、出力120は論理ハイ値である。ORゲートOR1への入力120が論理ハイ値であるため、出力122は、論理ロー値から論理ハイ値に変化する。この例は、3重冗長ラッチのうちの2つのラッチにおけるソフトエラーが、いかに3重冗長ラッチの元の格納された値を変化させるかを例示する。
3重冗長ラッチは、単一ソフトエラーがラッチに格納された元の値を変化させないようにする。しかしながら、これにより、回路を追加することになり、ラッチが物理的に大きくなる。さらに、3重冗長により、ラッチの遅延経路に時間遅延がもたらされる。その結果、3重冗長ラッチは、通常、単一ラッチより大きくかつ低速である。
図2は、改良された3重冗長ラッチの一実施形態のブロック図である。この実施形態では、信号204を制御することにより、設定可能メモリ素子1(SME1)と、設定可能メモリ素子2(SME2)と、設定可能メモリ素子3(SME3)と、に同一の論理値210が設定される。信号204を制御することにより設定可能メモリ素子1(SME1)と、設定可能メモリ素子2(SME2)と、設定可能メモリ素子3(SME3)と、に同一の論理値210が設定された後に、その同一の論理値は、3つの設定可能メモリ素子SME1,SME2,SME3に保持される。設定可能メモリ素子1(SME1)と、設定可能メモリ素子2(SME2)と、設定可能メモリ素子3(SME3)と、に同一の論理値210が設定された後に、投票構造VS1,VS2,VS3が、ノード206,208,212における論理値と制御信号204とに基づき、投票構造VS1,VS2及びVS3のそれぞれの出力214,216,218に提示される論理値を確定する。
設定可能メモリ素子1(SME1)に格納された論理値210がソフトエラーイベントによって乱され、かつ、他の2つの設定可能メモリ素子SME2,SME3がソフトエラーイベントによって乱されない場合には、投票構造1,VS1が、設定可能メモリ素子1(SME1)に格納された元の論理値を復元する。設定可能メモリ素子2(SME2)に格納された論理値210がソフトエラーイベントによって乱され、かつ、他の2つの設定可能メモリ素子SME1,SME3がソフトエラーイベントによって乱されない場合には、投票構造2(VS2)が、設定可能メモリ素子2(SME2)に格納された元の論理値を復元する。設定可能メモリ素子3(SME3)に格納された論理値210がソフトエラーイベントによって乱され、かつ、他の2つの設定可能メモリ素子SME1,SME2がソフトエラーイベントによって乱されない場合には、投票構造3(VS3)が、設定可能メモリ素子3(SME3)に格納された元の論理値を復元する。
設定可能メモリ素子1(SME1)に格納された論理値がソフトエラーイベントによって乱される場合には、投票構造3(VS3)は、その出力218をトライステート(tri-state)にして、設定可能メモリ素子3(SME3)に元の論理値が格納されたままにすると共に、投票構造2(VS2)は、その出力216をトライステートにして、設定可能メモリ素子2(SME2)に元の論理値が格納されたままにする。設定可能メモリ素子2(SME2)に格納された論理値がソフトエラーイベントによって乱される場合には、投票構造3(VS3)は、その出力218をトライステートにして、設定可能メモリ素子3(SME3)に元の論理値が格納されたままにすると共に、投票構造1(VS1)は、その出力214をトライステートにして、設定可能メモリ素子1(SME1)に元の論理値が格納されたままにする。2つの設定可能メモリ素子SME1,SME2がソフトエラーイベントによってほぼ同時に乱される場合には、3重冗長ラッチに格納された元の論理値は失われる可能性がある。
図2に示す3重冗長ラッチを通しての伝播遅延は、設定可能メモリ素子SME3の伝播遅延によってのみ確定される。本発明のこの実施形態は、3重冗長ラッチの遅延時間を大幅に向上させる。例えば、図1に示す従来技術を通しての遅延時間には、ラッチLATCH1,LATCH2,LATCH3間で最も低速のラッチを通しての伝播遅延と、インバータINV2を通しての伝播遅延と、ANDゲートAND2を通しての伝播遅延と、ORゲートORゲートOR1を通しての伝播遅延と、が含まれる。
図3は、遅延が改善されかつ信頼性が向上された3重冗長ラッチのブロック図である。この例に示す3重冗長ラッチの入力は、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の入力302に接続されている。さらに、トランスファ・ゲートの代りに、トライステート可能入力インバータと、相互結合NANDゲートと、相互結合NORゲートと、を使用してもよい。制御信号304,306がオンである場合には、トランスファ・ゲートTG1,TG2,TG3の入力302における信号は、トランスファ・ゲートTG1の出力308と、トランスファ・ゲートTG3の出力310と、トランスファ・ゲートTG2の出力312と、に転送される。トランスファ・ゲートTG1の出力308に提示される論理値は、また、ラッチLATCH1(L1)への入力でもある。トランスファ・ゲートTG2の出力312に提示される論理値は、また、ラッチLATCH2(L2)への入力でもある。トランスファ・ゲートTG3の出力310に提示される論理値は、また、ラッチLATCH3(L3)への入力310に接続されている。
ラッチLATCH1(L1)の出力314は、投票構造VS3の入力314と投票構造VS2の入力314とに接続される。ラッチLATCH2(L2)の出力316は、投票構造VS3の入力316と投票構造VS1の入力316とに接続される。ラッチLATCH3(L3)の出力318は、投票構造VS1の入力318と投票構造VS2の入力318とに接続される。
本実施形態に対し冗長性をいかに適用するかの例として、論理ハイ値が格納されるものとする。この例では、記憶ノード308,310,312の各々に論理ハイ値が格納される。ラッチLATCH1(L1)の出力314は、投票構造2(VS2)及び投票構造3(VS)の入力に論理ロー値を提供する。ラッチLATCH2(L2)の出力316は、投票構造1(VS1)及び投票構造3(VS3)の入力に論理ロー値を提供する。制御信号304,306は、3つの投票構造VS1,VS2,VS3のすべての2つの入力に論理ロー値と論理ハイ値とをそれぞれ提供する。投票構造3(VS3)に提示される論理値の結果として、投票構造3(VS3)の出力310は、ラッチLATCH3(L3)に格納された論理ハイ値に一致するようにハイ(高レベル)に駆動される。
この例において、ソフトエラーイベントが、ラッチLATCH1(L1)に格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、ラッチLATCH3(L3)が元の論理値を維持する間に、投票構造3(VS3)の出力310がトライステートされるため、ラッチLATCH3(L3)に格納された論理値は、その論理ハイ値を保持する。その結果、3重冗長ラッチは、単一ソフトエラーにも係らず格納された元の論理値を保持する。さらに、投票構造1(VS1)は、ラッチLATCH1(L1)に格納された元の論理ハイ値を復元して、3重冗長ラッチをその元の乱されていない状態に復元する。
この例において、ソフトエラーイベントが、ラッチLATCH2(L2)に格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、ラッチLATCH3(L3)が元の論理値を維持する間に、投票構造3(VS3)の出力310がトライステートされるため、ラッチLATCH3(L3)に格納された論理値は、その論理ハイ値を保持する。その結果、3重冗長ラッチは、単一ソフトエラーにも係らず格納された元の論理値を保持する。さらに、投票構造2(VS2)は、ラッチLATCH2(L2)に格納された元の論理ハイ値を復元して、3重冗長ラッチをその元の乱されていない状態に復元する。
この例において、ソフトエラーイベントがラッチLATCH3LATCH(L3)に格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、投票構造3(VS3)は、ラッチLATCH3(L3)の入力310を論理ハイ値に戻るように駆動する。その結果、3重冗長ラッチは、単一ソフトエラーにも係らず格納された元の論理値を保持する。
しかしながら、この例において、ソフトエラーイベントがノード308,312に格納された値をほぼ同時に変化させる場合には、3重冗長ラッチは、その元の値から変化しない可能性がある。ソフトエラーイベントが、ノード308,312に格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、投票構造3(VS3)への入力314,316は、論理ロー値から論理ハイ値に変化する。入力314,316に論理ハイ値を有する結果、投票構造3(VS3)の出力310は論理ロー値である。その結果、ノード310に格納された論理値は、元の論理ハイ値から論理ロー値に変化する。この例では、3重冗長ラッチに格納された元の値は、論理ハイ値から論理ロー値に変化する。
ラッチのソフトエラーレートを改善することに加えて、図3に示す3重冗長ラッチは、また、論理遅延の数が低減するため3重冗長ラッチを通しての遅延時間も低減させる。1つの設定可能メモリ素子のみが影響を受けたとすると、3重冗長ラッチは、ソフトエラーイベント後に3つの設定可能メモリ素子のすべての元の格納された論理値を復元する。
図4は、改良された3重冗長ラッチの概略図である。図4は、図3が含む基本ブロックと同じ基本ブロック、すなわちトランスファ・ゲート1(TG1),トランスファ・ゲート2(TG2),トランスファ・ゲート3(TG3),ラッチLATCH1(L1)、ラッチLATCH2(L2),ラッチLATCH3(L3),投票構造1(VS1)、投票構造2(VS2),投票構造3(VS3)を含む。
3重冗長ラッチのためのトランスファ・ゲート1(TG1)の一実施形態は、PFET(PチャネルFET)(MP2)とNFET(NチャネルFET)(MN2)とを有する。この実施形態では、PFET(MP2)及びNFET(MN2)のドレインは、トランスファ・ゲート1(TG1)の入力402に接続される。PFET(MP2)及びNFET(MN2)のソースは、トランスファ・ゲート1(TG1)の出力408に接続される。PFET(MP2)のゲートは、トランスファ・ゲート1(TG1)の制御入力406に接続される。NFET(MN2)のゲートは、トランスファ・ゲート1(TG1)の制御入力404に接続される。
3重冗長ラッチのためのトランスファ・ゲート2(TG2)の一実施形態は、PFET(MP4)とNFET(MN4)とを有する。この実施形態では、PFET(MP4)及びNFET(MN4)のドレインは、トランスファ・ゲート2(TG2)の入力402に接続される。PFET(MP4)及びNFET(MN4)のソースは、トランスファ・ゲート2(TG2)の出力412に接続される。PFET(MP4)のゲートは、トランスファ・ゲート2(TG2)の制御入力406に接続される。NFET(MN4)のゲートは、トランスファ・ゲート2(TG2)の制御入力404に接続される。
3重冗長ラッチのためのトランスファ・ゲート3(TG3)の一実施形態は、PFET(MP3)とNFET(MN3)とを有する。この実施形態では、PFET(MP3)及びNFET(MN3)のドレインは、トランスファ・ゲート3(TG3)の入力402に接続される。PFET(MP3)及びNFET(MN3)のソースは、トランスファ・ゲート3(TG3)の出力416に接続される。PFET(MP3)のゲートは、トランスファ・ゲート3(TG3)の制御入力406に接続される。NFET(MN3)のゲートは、トランスファ・ゲート3(TG3)の制御入力404に接続される。
3重冗長ラッチのためのラッチLATCH1(L1)の一実施形態は、PFET(MP5)と、NFET(MN5)と、PFET(MP6)と、NFET(MN6)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP5)のゲート及びNFET(MN5)のゲートは、PFET(MP6)のドレイン及びNFET(MN6)のドレイン、すなわち、ラッチLATCH1(L1)の入力408に接続される。PFET(MP5)のドレイン及びNFET(MN5)のドレインは、PFET(MP6)のゲート及びNFET(MN6)のゲート、すなわち、ラッチLATCH1(L1)の出力410に接続される。PFET(MP5)及びPFET(MP6)のソースは、VDD(電圧端子)に接続される。NFET(MN5)及びNFET(MN6)のソースは、GND(アース端子)に接続される。
3重冗長ラッチのためのラッチLATCH2(L2)の一実施形態は、PFET(MP7)と、NFET(MN7)と、PFET(MP8)と、NFET(MN8)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP7)のゲート及びNFET(MN7)のゲートは、PFET(MP8)のドレイン及びNFET(MN8)のドレイン、すなわち、ラッチLATCH2(L2)の入力412に接続される。PFET(MP7)のドレイン及びNFET(MN7)のドレインは、PFET(MP8)のゲート及びNFET(MN8)のゲート、すなわち、ラッチLATCH2(L2)の出力414に接続される。PFET(MP7)及びPFET(MP8)のソースは、VDDに接続される。NFET(MN7)及びNFET(MN8)のソースは、GNDに接続される。
3重冗長ラッチのためのラッチLATCH3(L3)の一実施形態は、PFET(MP9)と、NFET(MN9)と、PFET(MP10)と、NFET(MN10)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP9)のゲート及びNFET(MN9)のゲートは、PFET(MP10)のドレイン及びNFET(MN10)のドレイン、すなわちラッチLATCH3(L3)の入力416に接続される。PFET(MP9)のドレイン及びNFET(MN9)のドレインは、PFET(MP10)のゲート及びNFET(MN10)のゲート、すなわち、ラッチLATCH3(L3)の出力418に接続される。PFET(MP9)及びPFET(MP10)のソースは、VDDに接続される。NFET(MN9)及びNFET(MN10)のソースは、GNDに接続される。
3重冗長ラッチのための投票構造1(VS1)の一実施形態は、PFET(MP11)と、PFET(MP12)と、PFET(MP13)と、NFET(MN11)と、NFET(MN12)と、NFET(MN13)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP11)及びNFET(MN11)のゲートは、投票構造1(VS1)の第1の入力414に接続される。PFET(MP12)及びNFET(MN12)のゲートは、投票構造1(VS1)の第2の入力418に接続される。PFET(MP13)のゲートは、投票構造1(VS1)の第3の入力404に接続される。NFET(MN13)のゲートは、投票構造1(VS1)の第4の入力406に接続される。PFET(MP11)のソースは、VDDに接続される。NFET(MN11)のソースは、GNDに接続される。PFET(MP11)のドレイン420は、PFET(MP12)のソース420に接続される。PFET(MP12)のドレイン422は、PFET(MP13)のソース422に接続される。PFET(MP13)のドレインは、NFET(MN13)のドレインとラッチLATCH1(L1)の入力408とに接続される。NFET(MN13)のソース424は、NFET(MN12)のドレイン424に接続される。NFET(MN12)のソース426は、NFET(MN11)のドレイン426に接続される。
3重冗長ラッチのための投票構造3(VS3)の一実施形態は、PFET(MP14)と、PFET(MP15)と、PFET(MP16)と、NFET(MN16)と、NFET(MN15)と、NFET(MN14)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP14)及びNFET(MN14)のゲートは、投票構造3(VS3)の第1の入力414に接続される。PFET(MP15)及びNFET(MN15)のゲートは、投票構造3(VS3)の第2の入力410に接続される。PFET(MP16)のゲートは、投票構造3(VS3)の第3の入力404に接続される。NFET(MN16)のゲートは、投票構造3(VS3)の第4の入力406に接続される。PFET(MP14)のソースは、VDDに接続される。NFET(MN14)のソースは、GNDに接続される。PFET(MP14)のドレイン428は、PFET(MP15)のソース428に接続される。PFET(MP15)のドレイン430は、PFET(MP16)のソース430に接続される。PFET(MP16)のドレインは、NFET(MN16)のドレインとラッチLATCH3(L3)の入力416とに接続される。NFET(MN16)のソース432は、NFET(MN15)のドレイン432に接続される。NFET(MN15)のソース434は、NFET(MN14)のドレイン434に接続される。
3重冗長ラッチのための投票構造2(VS2)の一実施形態は、PFET(MP17)と、PFET(MP18)と、PFET(MP19)と、NFET(MN19)と、NFET(MN18)と、NFET(MN17)と、を有する。この実施形態では、PFET(MP17)及びNFET(MN17)のゲートは、投票構造2(VS2)の第1の入力410に接続される。PFET(MP18)及びNFET(MN18)のゲートは、投票構造2(VS2)の第2の入力418に接続される。PFET(MP19)のゲートは、投票構造2(VS2)の第3の入力404に接続される。NFET(MN19)のゲートは、投票構造2(VS2)の第4の入力406に接続される。PFET(MP17)のソースは、VDDに接続される。NFET(MN17)のソースは、GNDに接続される。PFET(MP17)のドレイン436は、PFET(MP18)のソース436に接続される。PFET(MP18)のドレイン438は、PFET(MP19)のソース438に接続される。PFET(MP19)のドレインは、NFET(MN19)のドレインとラッチLATCH2(L2)の入力412とに接続される。NFET(MN19)のソース440は、NFET(MN18)のドレイン440に接続される。NFET(MN18)のソース442は、NFET(MN17)のドレイン442に接続される。
図4は、改良された3重冗長ラッチの概略図である。入力信号は、トランスファ・ゲート1(TG1),トランスファ・ゲート2(TG2),トランスファ・ゲート3(TG3)の入力402を駆動する。制御信号404が論理ハイ値であり、かつ、制御信号406が論理ロー値である場合には、トランスファ・ゲート1(TG1),トランスファ・ゲート2(TG2),トランスファ・ゲート3(TG3)の入力402における信号は、トランスファ・ゲート1(TG1)の出力408,トランスファ・ゲート2(TG2)の出力412,トランスファ・ゲート3(TG3)の出力416に転送される。
ノード408,412,416に転送される信号は、また、ラッチLATCH1(L1)の入力408と、ラッチLATCH2(L2)の入力412と、ラッチLATCH3(L3)の入力416と、にも提示される。ラッチLATCH1,2,3(L1,L2,L3)は、同じ論理値を格納する。ラッチLATCH1,2,3(L1,L2,L3)のそれぞれの出力410,414,418は、格納された論理値とは反対のセンス(opposite sense)を出力する。第1の制御信号404及び第2の制御信号406とともにラッチLATCH1,2,3(L1,L2,L3)のそれぞれの出力410,414,418は、投票構造1,2,3(VS1,VS2,VS3)への入力である。投票構造1(VS1)への入力404,406,414,418により、投票構造1(VS1)の出力408が、トランスファ・ゲートがオフである場合にラッチLATCH1(L1)の入力408に提示される信号を補強する。投票構造2(VS2)への入力404,406,410,418により、投票構造2(VS2)の出力412が、トランスファ・ゲートがオフである場合にラッチLATCH2(L2)の入力412に提示される信号を補強する。並びに投票構造3(VS3)への入力404,406,414,410により、投票構造3(VS3)の出力416が、トランスファ・ゲートがオフである場合にラッチLATCH3(L3)の入力416に提示される信号を補強する。
制御入力404が論理ロー値に駆動され、制御入力406が論理ハイ値に駆動された後に、ラッチLATCH1(L1),ラッチLATCH2(L2),ラッチLATCH3(L3)は、ノード408,412,416のそれぞれに提示される元の論理値を格納する。ノード408,412,416が何れも乱されない場合には、同じセンス(same sense)の信号が3重冗長ラッチの出力416に提示される。
例えば、ノード408,412,416に論理ハイ値が格納される場合には、3重冗長ラッチの出力416に、論理ハイ値が提示される。ラッチLATCH1(L1)の出力410における論理ロー値は、投票構造3(VS3)の第2の入力に与えられる。ラッチLATCH2(L2)の出力414の論理ロー値は、投票構造3(VS3)の第1の入力に与えられる。この例では、トランスファ・ゲートがオフにされるため、制御信号404はローであり、制御信号406はハイである。制御信号404がローであるため、投票構造3(VS3)の第3の入力には論理ロー値が与えられる。制御信号406がハイであるため、投票構造3(VS3)の第4の入力には論理ハイ値が与えられる。これらの論理値が投票構造3(VS3)に与えられることにより、3重冗長ラッチの出力416はハイの論理値のままである。
ノード408,412,416に論理ハイ値が格納されるこの例において、ノード408が、ソフトエラーイベントにより論理ロー値に変化する場合には、投票構造3(VS3)の入力410には論理ハイ値が提示される。入力414,404は論理ロー値のままであり、入力406は論理ハイ値のままである。入力410がロー論理値からハイ論理値に変化したため、ノード416は、投票構造3(VS3)によりそれ以上アクティブにハイに駆動されない。しかしながら、ラッチLATCH3(L3)は乱されなかったため、ラッチLATCH3(L3)は、アクティブにノード416を論理ハイ値で保持する。その結果、ラッチLATCH1(L1)がソフトエラーイベントにより乱されて論理ロー値になるにも係らず、3重冗長ラッチの出力416における値は、論理ハイ値のままであり、ラッチLATCH1(L1)に格納された元の論理値は、投票構造1(VS1)によって復元される。
単一ソフトエラーイベントが、ラッチLATCH3(L3)に格納された論理値を一時的に変化させる場合には、投票構造3(VS3)は、ラッチLATCH3(L3)における論理値をその元の値に復元する。ラッチLATCH3(L3)の論理値が変化した結果、入力404,406並びに投票構造3(VS3)への入力410,414の何れも変化しなかったため、ラッチLATCH3(L3)における論理状態は、その元の値に復元される。従って、3重冗長ラッチの出力416は、その元の値に戻るように駆動される。
しかしながら、ソフトエラーイベントが、ノード408,ノード412に格納された値をほぼ同時に変化させる場合には、3重冗長ラッチは、その元の値から変化する。例えば、ノード408,412,416に論理ハイ値が格納される場合には、3重冗長ラッチの出力416には論理ハイ値が提示される。ソフトエラーイベントが、ノード408,412に格納された論理値を論理ハイ値から論理ロー値に変化させる場合には、投票構造3(V3)への入力410,414は、論理ロー値から論理ハイ値に変化する。投票構造3、VS3の入力410,414が論理ハイ値であり、制御信号406が論理ハイ値を維持するため、出力416は論理ロー値になる。そして、ラッチLATCH3(L3)に格納されたハイ論理値は、論理ロー値に反転される。そして、3重冗長ラッチの出力416は、論理ハイ値から論理ロー値に変化する。
以上を要約すると、次の通りである。すなわち、好ましい実施形態においては、本発明は、高信頼性を有する3重冗長ラッチのための回路及び方法を提供する。3つの設定可能なメモリ素子が各設定可能素子に同一の論理値を設定する。これらの設定可能メモリ素子が設定された後に、第1,第2及び第3の設定可能メモリ素子からの入力と設定可能メモリ素子に対する制御とを有する3つの投票構造が、これらの設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定する。1つのラッチを通しての伝播遅延が、3重冗長ラッチの唯一の伝播遅延である。
本発明の上述した説明を、例示及び説明の目的で提示した。それは、網羅的であるようにも本発明を開示した厳密な形態に限定するようにも意図されておらず、上記教示に鑑みて他の変更及び変形が可能であり得る。本発明の原理とその実際的な適用を最もよく例示することにより、当業者が、企図された特定の使用に適するよう、本発明を様々な実施形態において及び様々な変更形態で最もよく利用することができるように、実施形態を選択し説明した。添付の特許請求の範囲は、従来技術によって限定されることを除き、本発明の他の代替実施形態を包含するように解釈されることが意図されている。
従来の3重冗長ラッチの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る改良された3重冗長ラッチの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る改良された3重冗長ラッチの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る改良された3重冗長ラッチの構成を示すブロック図である。
符号の説明
204 制御信号
214,216,218 出力
302 入力
304,306 制御入力
308,310,312 出力
314,316,318 出力
404,406 制御入力
408,412,416 ノード
LATCH1,LATCH2,LATCH3 ラッチ
L1,L2,L3 ラッチ
MN2〜MN19 NFET
MP2〜MP19 PFET
SME1,SME2,SME3 設定可能メモリ素子
TG1,TG2,T3 トランスファ・ゲート
VS1,VS2,VS3 投票構造

Claims (10)

  1. ソフトエラーを低減するための3重冗長ラッチであって、
    (a) 第1の設定可能メモリ素子と、
    (b) 第2の設定可能メモリ素子と、
    (c) 第3の設定可能メモリ素子と、
    (d) 第1の投票構造と、
    (e) 第2の投票構造と、
    (f) 第3の投票構造と、
    を具備し、
    (g) 各設定可能メモリ素子に同一の論理値が設定され、
    (h) 前記第1の設定可能メモリ素子と、前記第2の設定可能メモリ素子と、前記第3の設定可能メモリ素子と、前記第1,第2及び第3の設定可能メモリ素子を設定するために使用される制御信号とにより、前記第1の投票構造と、前記第2の投票構造と、前記第3の投票構造とに対して入力が提供され、
    (i) 前記第1の投票構造の出力は、前記第1の設定可能メモリ素子と、前記第2の設定可能メモリ素子と、前記第3の設定可能メモリ素子とが設定された後に前記第1の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定し、
    (j) 前記第2の投票構造の出力は、前記第1の設定可能メモリ素子と、前記第2の設定可能メモリ素子と、前記第3の設定可能メモリ素子とが設定された後に前記第2の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定し、
    (k) 前記第3の投票構造の出力は、前記第1の設定可能メモリ素子と、前記第2の設定可能メモリ素子と、前記第3の設定可能メモリ素子とが設定された後に前記第3の設定可能メモリ素子に保持される論理値を確定し、
    (l) 前記第3の設定可能メモリ素子を通しての伝播遅延は、前記3重冗長ラッチの唯一の伝播遅延である、
    ことを特徴とする3重冗長ラッチ。
  2. 前記第1の設定可能メモリ素子は、
    (a) トランスファ・ゲートと、
    (b) ラッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の3重冗長ラッチ。
  3. 前記トランスファ・ゲートは、相補型パスゲートから構成されることを特徴とする請求項2に記載の3重冗長ラッチ。
  4. 前記トランスファ・ゲートは、NFETのみのパスゲートから構成されることを特徴とする請求項2に記載の3重冗長ラッチ。
  5. 前記トランスファ・ゲートは、PFETのみのパスゲートから構成されることを特徴とする請求項2に記載の3重冗長ラッチ。
  6. 前記第1の投票構造は、
    (a) 第1の入力と、
    (b) 第2の入力と、
    (c) 第3の入力と、
    (d) 出力と、
    を備え、
    (e) 前記第1の入力は、前記第3の設定可能メモリ素子の出力に接続され、
    (f) 前記第2の入力は、前記第2の設定可能メモリ素子の出力に接続され、
    (g) 前記第3の入力は、前記第1,第2及び第3の設定可能メモリ素子を設定するために使用される制御信号に接続され、
    (h) 前記第2の設定可能メモリ素子及び前記第3の設定可能メモリ素子が前記3重冗長ラッチに最初に格納された前記論理値を含む場合には、前記第1の投票構造の前記出力は、前記第1の設定可能メモリ素子を前記3重冗長ラッチに最初に格納された前記論理値にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の3重冗長ラッチ。
  7. ソフトエラーを低減するための3重冗長ラッチであって、
    (a) 入力と、第1の制御入力と、第2の制御入力と、出力と、を有する第1のトランスファ・ゲートと、
    (b) 入力と、第1の制御入力と、第2の制御入力と、出力と、を有する第2のトランスファ・ゲートと、
    (c) 入力と、第1の制御入力と、第2の制御入力と、出力と、を有する第3のトランスファ・ゲートと、
    (d) 入力と、出力と、を有する第1のラッチと、
    (e) 入力と、出力と、を有する第2のラッチと、
    (f) 入力と、出力と、を有する第3のラッチと、
    (g) 第1の入力と、第2の入力と、第3の入力と、第4の入力と、出力と、を有する第1の投票構造と、
    (h) 第1の入力と、第2の入力と、第3の入力と、第4の入力と、出力と、を有する第2の投票構造と、
    (i) 第1の入力と、第2の入力と、第3の入力と、第4の入力と、出力と、を有する第3の投票構造と、
    を具備し、
    (j) 前記3重冗長ラッチの入力は、前記第1のトランスファ・ゲートの入力と、前記第2のトランスファ・ゲートの入力と、前記第3のトランスファ・ゲートの入力と、に接続され、
    (k) 前記3重冗長ラッチの出力は、前記第3の投票構造の出力に接続され、
    (l) 前記3重冗長ラッチの第1の制御入力は、前記第1のトランスファ・ゲートの第1の制御入力と、前記第2のトランスファ・ゲートの前記第1の制御入力と、前記第3のトランスファ・ゲートの第1の制御入力と、前記第1の投票構造の第3の入力と、前記第2の投票構造の第3の入力と、前記第3の投票構造の第3の入力と、に接続され、
    (m) 前記3重冗長ラッチの第2の制御入力は、前記第1のトランスファ・ゲートの第2の制御入力と、前記第2のトランスファ・ゲートの第2の制御入力と、前記第3のトランスファ・ゲートの第2の制御入力と、前記第1の投票構造の第4の入力と、前記第2の投票構造の第4の入力と、前記第3の投票構造の前記第4の入力と、に接続され、
    (n) 前記第1のトランスファ・ゲートの出力は、前記第1のラッチの入力に接続され、
    (o) 前記第2のトランスファ・ゲートの出力は、前記第2のラッチの入力に接続され、
    (p) 前記第3のトランスファ・ゲートの出力は、前記第3のラッチの入力に接続され、
    (q) 前記第1のラッチの出力は、前記第3の投票構造の第2の入力と、前記第2の投票構造の第1の入力とに接続され、
    (r) 前記第2のラッチの出力は、前記第1の投票構造の第1の入力と前記第3の投票構造の第1の入力とに接続され、
    (s) 前記第3のラッチの出力は、前記第1の投票構造の第2の入力と前記第2の投票構造の第2の入力とに接続される、
    ことを特徴とする3重冗長ラッチ。
  8. 前記第1のトランスファ・ゲートは、
    (a) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有するPFETと、
    (b) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有するNFETと、
    を備え、
    (c) 前記PFET及び前記NFETのドレインは、前記第1のトランスファ・ゲートの入力に接続され、
    (d) 前記PFET及び前記NFETのソースは、前記第1のトランスファ・ゲートの出力に接続され、
    (e) 前記NFETのゲートは、前記第1のトランスファ・ゲートの第1の制御入力に接続され、
    (f) 前記PFETのゲートは、前記第1のトランスファ・ゲートの第2の制御入力に接続される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の3重冗長ラッチ。
  9. 前記第1のラッチは、
    (a) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第1のPFETと、
    (b) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第2のPFETと、
    (c) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第1のNFETと、
    (d) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第2のNFETと、
    を備え、
    (e) 前記第1のPFET及び前記第2のPFETのソースは、電圧端子に接続され、
    (f) 前記第1のNFET及び前記第2のNFETのソースは、アース端子に接続され、
    (g) 前記第1のNFETのゲートと、前記第1のPFETのゲートと、前記第2のNFETのドレインと、前記第2のPFETのドレインとが、前記第1のラッチの入力であり、
    (h) 前記第1のNFETのドレインと、前記第1のPFETの前記ドレインと、前記第2のNFETのゲートと、前記第2のPFETのゲートとが、前記第1のラッチの出力である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の3重冗長ラッチ。
  10. 前記第1の投票構造は、
    (a) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第1のPFETと、
    (b) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第2のPFETと、
    (c) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第3のPFETと、
    (d) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第1のNFETと、
    (e) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第2のNFETと、
    (f) ゲートと、ドレインと、ソースと、を有する第3のNFETと、
    を備え、
    (g) 前記第1のPFETのソースは、電圧端子に接続され、
    (h) 前記第3のNFETのソースは、アース端子に接続され、
    (i) 前記第3のPFETのドレインと前記第1のNFETのドレインと、前記第1の投票構造の出力に接続され、
    (j) 前記第2のPFET及び前記第2のNFETのゲートは、前記第1の投票構造の第2の入力に接続され、
    (k) 前記第1のPFET及び前記第3のNFETのゲートは、前記第1の投票構造の第1の入力に接続され、
    (l) 前記第3のPFETのゲートは、前記第1の投票構造の第3の入力に接続され、
    (m) 前記第1のNFETのゲートは、前記第1の投票構造の第4の入力に接続され、
    (n) 前記第1のPFETのドレインと前記第2のPFETのソースとが接続され、
    (o) 前記第2のPFETのドレインと前記第3のPFETのソースとが接続され、
    (p) 前記第1のNFETのソースと前記第2のNFETのドレインとが接続され、
    (q) 前記第2のNFETのソースと前記第3のNFETのドレインとが接続される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の3重冗長ラッチ。
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