JP2011211254A - 携帯端末、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

携帯端末、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リンクチャネルの割当信号を受信する成功率を向上できる携帯端末、無線通信システム及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】アダプティブアレイ送信が可能な基地局200と無線通信するPHS端末1は、第1の時間周期で基地局200から送信されるCCHの信号を受信する通信部40と、CCHで基地局200から第2の時間間隔で送信されるBCCHを受信してからの経過時間を計測する計時部60と、基地局200とLCHを確立する場合、CCHの信号を受信してから第3の時間後に、LCH確立要求信号を基地局200へ送信し、基地局200から送信されるLCH割当信号をCCHで受信する制御部30と、を備え、制御部30は、計時部60により計測されている経過時間を参照し、基地局200による次のBCCHの送信タイミングとLCH割当信号の送信タイミングとが一致しないように、LCH確立要求信号の送信タイミングを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、送信電力を指向可能な基地局と無線通信する携帯端末、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
従来、基地局と携帯端末とを含む無線通信システムにおいては、携帯端末がリンクチャネル(LCH)の要求信号を基地局へ送信すると、この要求信号を受信した基地局が、リンクチャネルの割当信号を送信して、基地局と携帯端末との間でリンクチャネルが確立される。
また、基地局は、携帯端末へ信号を送信する際には、アダプティブアレイアンテナを用いて送信電力に指向性を持たせ、通信の成功率を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−341170号公報
ところで、上述のリンクチャネルの割当信号は、所定周期(100msec)で送信される制御チャネル(CCH)に含まれる信号の1つである。この制御チャネルでは、一定の間隔(1200msec)で基地局からの報知信号(BCCH)が送信されており、この報知信号は、割当信号よりも優先される。すなわち、報知信号と割当信号の送信タイミングが重なると、割当信号は、次の制御チャネルの送信タイミング(100msec後)まで遅延することになる。
すると、要求信号を送信した携帯端末が既に移動している場合があるので、アダプティブアレイアンテナにより割当信号の送信電力を指向させると、受信の成功率が低下するおそれがあった。そこで、アダプティブアレイ送信を止めると、送信電力が弱くなるため、やはり受信の成功率は低下する。
本発明は、リンクチャネルの割当信号を受信する成功率を向上できる携帯端末、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末は、特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局と無線通信する携帯端末であって、第1の時間周期で前記基地局から送信される制御チャネルの信号を受信する通信部と、前記制御チャネルで前記基地局から第2の時間間隔で送信される報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時部と、前記基地局とリンクチャネルを確立する場合、前記通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、前記通信部により要求信号を前記基地局へ送信し、当該要求信号に対して前記基地局から送信される前記リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記通信部により前記制御チャネルで受信する制御部と、を備え、前記制御部は、前記計時部により計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する。
また、前記制御部は、前記要求信号の送信タイミングが次の前記報知信号の受信タイミングの直前である場合、前記基地局による前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、当該要求信号を前記第1の時間だけ遅らせて送信することが好ましい。
また、前記制御部は、前記要求信号の送信タイミングが次の前記報知信号の受信タイミングの直前である場合、前記次の報知信号を受信してから前記第3の時間後に、前記要求信号を送信することが好ましい。
また、前記割当信号は、前記報知信号よりも送信タイミングの優先度が低い信号であることが好ましい。
本発明に係る無線通信システムは、特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局と携帯端末とが無線通信する無線通信システムであって、前記基地局は、第1の時間周期で制御チャネルの信号を送信し、当該制御チャネルにおいて第2の時間間隔で報知信号を送信する基地局通信部と、前記携帯端末からリンクチャネルを確立させる要求信号を受信した場合、当該要求信号に対して、前記基地局通信部により当該リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記制御チャネルにおいて前記報知信号とは異なるタイミングで前記携帯端末へ送信する基地局制御部と、を備え、前記携帯端末は、前記制御チャネルの信号を受信する端末通信部と、前記報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時部と、前記基地局と前記リンクチャネルを確立する場合、前記端末通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、前記要求信号を前記基地局へ送信し、前記基地局から送信される前記割当信号を、前記端末通信部により前記制御チャネルで受信する端末制御部と、を備え、前記端末制御部は、前記計時部により計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する。
本発明に係る無線通信方法は、特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局であって、第1の時間周期で制御チャネルの信号を送信し、当該制御チャネルにおいて第2の時間間隔で報知信号を送信する基地局通信部を備えた基地局と、前記制御チャネルの信号を受信する端末通信部を備えた携帯端末と、が無線通信する無線通信方法であって、前記携帯端末が、前記報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時ステップと、前記携帯端末が、前記基地局とリンクチャネルを確立する場合、前記端末通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、要求信号を前記基地局へ送信する要求ステップと、前記基地局が、前記要求信号を受信した場合、当該要求信号に対して、前記基地局通信部により前記リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記制御チャネルにおいて前記報知信号とは異なるタイミングで前記携帯端末へ送信する割当ステップと、を含み、前記要求ステップにおいて、前記携帯端末は、前記計時ステップで計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する。
本発明によれば、携帯端末において、リンクチャネルの割当信号を受信する成功率を向上できる。
本発明の実施形態に係るPHS端末の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るアンテナにより送信された電波の受信エリアを示す概念図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの第1の処理パターンを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの第2の処理パターンを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの第3の処理パターンを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るPHS端末において監視タイマをスタートさせるまでの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るPHS端末において、発呼イベントに応じてLCHを確立させる処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る基地局からの距離と、PHS端末が受信したLCH割当信号の受信電界強度との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る基地局からの距離と、PHS端末におけるLCH割当信号の受信エラー発生率との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。なお、本実施形態では、携帯端末の一例として、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)端末1を説明する。
図1は、本実施形態に係るPHS端末1の外観斜視図である。
PHS端末1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備えて構成される。操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11と、PHS端末1の使用者が通話時や音声認識アプリケーションを利用時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体3は、表面部20に、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、PHS端末1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図2は、本実施形態に係る無線通信システム100の機能を示すブロック図である。無線通信システム100は、特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局200とPHS端末1とが無線通信するシステムである。
PHS端末1は、操作部11と、表示部21と、制御部30と、通信部40と、アンテナ41と、記憶部50と、計時部60と、を備える。また、基地局200は、制御部210と、通信部220と、アンテナ221と、記憶部230と、を備える。
まず、基地局200の動作について説明する。
制御部210は、基地局200の全体を制御しており、通信部220を介してPHS端末1との無線通信接続を制御する。このとき、制御部210は、記憶部230を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、並びにデータの書き込みを行う。例えば、記憶部230には、位置登録されたPHS端末1の識別情報が記憶される。
通信部220は、制御部210の制御に従って、論理制御チャネル(LCCH)スーパーフレーム構成におけるスロット周期(第1の時間周期:100msec)で、制御チャネル(CCH)の信号をアンテナ221により送信する。また、通信部220は、フレームの先頭スロットのCCHにおいて、すなわち最大バッテリーセービング周期(第2の時間間隔:1200msec)で、位置登録のための情報、チャネル構造に関する情報、システム情報等を含む報知信号(BCCH)を送信する。
制御部210は、通信部220を介してPHS端末1からリンクチャネル(LCH)を確立させる要求信号を受信した場合、通信部220によりLCHを割り当てるLCH割当信号をCCHにおいてPHS端末1へ送信する。このとき、制御部210は、LCH割当信号を、CCHの中で最優先のBCCHと同時に送信することはできないため、BCCHとは異なるタイミングでPHS端末1へ送信する。
ここで、アンテナ221は、上述のアダプティブアレイ方式のアンテナであり、制御部210の制御により送信電力に指向性を持たせることができる。すなわち、制御部210は、LCH確立要求信号を受信した方向へアンテナ221を指向させ、PHS端末1へ向けてLCH割当信号を送信する。
図3は、本実施形態に係るアンテナ221により送信された電波の受信エリアを示す概念図である。
送信電力を指向させない通常送信の場合、受信エリアは、全方位へ同等に広がっているが、送信電力を指向させるアダプティブアレイ送信の場合、受信エリアは、PHS端末1の方向へより遠くまで拡大し、その他の方向へは縮小する。
制御部210は、BCCH等を周辺の不特定多数の端末へ同時に配信する際は通常送信を行うが、LCH割当信号は、特定のPHS端末1へ向けた信号であるため、このPHS端末1が位置する方向が特定できた場合にアダプティブアレイ送信を行う。
ところが、LCH割当信号の送信がBCCHの送信タイミングと重なったために遅延した場合は、PHS端末1が移動していると、アダプティブアレイ送信された信号が受信されない可能性が高い。したがって、制御部210は、遅延したLCH割当信号を通常送信する。この場合、遅延せずにアダプティブアレイ送信した場合に比べて、PHS端末1におけるLCH割当信号の受信成功率が低下する。
次に、PHS端末1の動作について説明する。
制御部30は、PHS端末1の全体を制御しており、例えば、表示部21、通信部40等に対して所定の制御を行う。また、制御部30は、操作部11等から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、制御部30は、処理実行の際には、記憶部50を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、並びにデータの書き込みを行う。
通信部40は、所定の使用周波数帯(例えば、1.9GHz帯)で外部装置(基地局200)と通信を行う。そして、通信部40は、アンテナ41より受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部30に供給し、また、制御部30から供給された信号を変調処理し、アンテナ41から外部装置に送信する。
本実施形態において、通信部40は、上述のように第1の時間(100msec)周期で基地局200から送信されるCCHの信号を受信して制御部30へ供給する。
また、制御部30は、基地局200への位置登録処理や、発呼又は着呼処理等を開始すると、基地局200との間でLCHを確立させるために、LCH確立要求信号を、通信部40を介して基地局200へ送信する。そして、制御部30は、基地局200からLCH割当信号をCCHで受信することによりLCHを確立させる。
図4は、本実施形態に係る無線通信システム100の第1の処理パターンを示すシーケンス図である。
PHS端末1(PS)は、待ち受け処理を開始した場合、周辺の基地局を探索(オープンサーチ)し、待ち受けする基地局を決定すると、決定した基地局に同期する。
その後、PHS端末1は、発呼処理を開始した場合、改めて周辺の基地局を探索し、位置登録先の基地局200(CS)を決定すると、決定した基地局200に同期する。
続いて、PHS端末1は、LCH確立要求信号を基地局200へ送信する。基地局200は、このLCH確立要求信号を受信すると、受信電波に基づいてPHS端末1の方向へ送信電力を指向させるため、アダプティブアレイ用のウェイト計算を行う。そして、基地局200は、次のCCHの信号送信タイミングで、LCH割当信号をアダプティブアレイ送信する。
図5は、本実施形態に係る無線通信システム100の第2の処理パターンを示すシーケンス図である。
本処理パターンでは、基地局200がLCH確立要求信号を受信して、次にCCHの信号を送信するタイミングがBCCHの送信タイミングと一致している。
基地局200がLCH確立要求信号を受信した後(97.5msec後)のCCH送信タイミングは、前回BCCH送信を行ったタイミング(S1)から第2の時間(1200msec)後であり、BCCH送信のタイミングである。したがって、基地局200は、BCCHを優先して送信し(S2)、さらに次のCCH送信タイミング、すなわち第1の時間(100msec)後に、LCH割当信号を、アダプティブアレイ送信ではなく通常送信する(S3)。
図2に戻り、記憶部50は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部30による演算処理に利用される。また、本実施形態に係る各種プログラム等を記憶する。さらに、記憶部50は、現在待ち受けを行っている先の基地局を識別するIDを記憶する。
計時部60は、CCHで基地局200からBCCHを受信してからの経過時間を監視タイマにより計測する。監視タイマは、LCCHスーパーフレームの周期を監視しており、計時開始後、1周期である第2時間(1200msec)でタイムアウトすると、リスタートして次の1周期を計時する。
ここで、PHS端末1の制御部30は、第2の処理パターン(図5)におけるLCH割当信号がアダプティブアレイ送信から通常送信に変更されるのを回避するため、次の動作を行う。
制御部30は、基地局200とLCHを確立する場合、通信部40によりCCHの信号を受信してから第3の時間(2.5msec)後に、通信部40によりLCH確立要求信号を基地局200へ送信する。
このとき、制御部30は、計時部60により計測されている経過時間を参照し、基地局200による次のBCCHの送信タイミングとLCH割当信号の送信タイミングとが一致しないように、LCH確立要求信号の送信タイミングを制御する。
具体的には、制御部30は、LCH確立要求信号の送信タイミングが次のBCCHの受信タイミングの直前(97.5msec前)である場合、基地局200によるBCCHの送信タイミングとLCH割当信号の送信タイミングとが一致しないように、LCH確立要求信号を第1の時間(100msec)だけ遅らせて送信する。なお、制御部30は、LCH確立要求信号を、元の送信タイミングから第1の時間(100msec)を計測し終わったときに送信してもよいし、次のBCCHの受信から第3の時間(2.5msec)を計測し終わったときに送信してもよい。
このことにより、基地局200は、LCH割当信号を遅延なく送信することができる。したがって、PHS端末1の通信部40は、アダプティブアレイ送信されたLCH割当信号を、通常送信に比べて精度良く受信できる。
なお、このLCH確立要求信号を送信する基地局200のIDが、記憶部50に記憶されている待ち受け先の基地局のIDと異なる場合がある。この場合、計時部60により計測されているBCCH送信のタイミングが一致しないことがあるため、制御部30は、LCH確立要求信号の送信を遅らせる処理を行わない。
図6は、本実施形態に係る無線通信システム100の第3の処理パターンを示すシーケンス図である。
なお、本処理パターンでは、待ち受け先の基地局と発呼による位置登録先の基地局とが同一(基地局200)である。
PHS端末1は、待ち受け先の基地局200を決定すると、基地局200からBCCHを受信したことに応じて(S4)、計時部60を制御して監視タイマをスタートさせる(S5)。
その後、LCH確立要求が発生すると(S6)、PHS端末1は、LCH確立要求信号の送信タイミングを判定する。
ここで、PHS端末1は、LCH確立要求が発生すると、次にCCHを受信してから第3の時間(2.5msec)後にLCH確立要求信号を送信する。したがって、このLCH確立要求の発生が、前回(S4)のBCCH受信後、「1000msec」以降、「1100msec」に満たない場合、LCH確立要求信号の送信タイミングが「1100msec+2.5msec」後となるため、LCH割当信号の送信タイミングがBCCH送信タイミングと重なってしまう。
そこで、PHS端末1は、第1の時間(100msec)待機し、BCCHを受信した後(S8)、LCH確立要求信号を送信する(S9)。基地局200は、このLCH確立要求信号を受信すると、アダプティブアレイ用のウェイト計算を行う。そして、基地局200は、次のCCHの信号送信タイミングで、LCH割当信号をアダプティブアレイ送信する(S10)。
図7は、本実施形態に係るPHS端末1において監視タイマをスタートさせるまでの処理を示すフローチャートである。
ステップS11において、制御部30は、待ち受け処理を開始する。
ステップS12において、制御部30は、待ち受け先として、周辺の基地局を探索(オープンサーチ)する。
ステップS13において、制御部30は、ステップS12の結果、最も電界強度の強い基地局を選択する等、所定のルールに基づいて、待ち受け先の基地局(CS)を決定する。
ステップS14において、制御部30は、ステップS13で決定された待ち受け先の基地局の識別情報(ID)を記憶部50に記憶する。
ステップS15において、制御部30は、待ち受け先の基地局からCCHを受信する。
ステップS16において、制御部30は、ステップS15で受信したCCHの信号がBCCHであるか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS17に移し、判定がNOの場合、ステップS15に処理を戻す。
ステップS17において、制御部30は、待ち受け先の基地局からBCCHを受信したので、計時部60を制御し、監視タイマをスタートさせる。
図8は、本実施形態に係るPHS端末1において、発呼イベントに応じてLCHを確立させる処理を示すフローチャートである。
ステップS21において、制御部30は、発呼イベントに応じて、発呼処理を開始する。
ステップS22において、制御部30は、発呼先として、周辺の基地局を探索(オープンサーチ)する。
ステップS23において、制御部30は、ステップS22の結果、最も電界強度の強い基地局を選択する等、所定のルールに基づいて、発呼先の基地局(CS)を決定する。
ステップS24において、制御部30は、LCHの確立処理を開始し、発呼先基地局に対するLCHの確立要求が発生する。
ステップS25において、制御部30は、発呼先基地局のIDが記憶部50に記憶されている待ち受け先基地局のIDと一致しているか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS26に移し、判定がNOの場合、処理をステップS28に移す。
ステップS26において、制御部30は、図7の処理でスタートさせた監視タイマの値が「1000msec」以上、「1100msec」未満であるか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS27に移し、判定がNOの場合、処理をステップS28に移す。
ステップS27において、制御部30は、発呼先基地局によるLCH割当信号の送信が遅延しないように、第1の時間(100msec)待機する。
ステップS28において、制御部30は、発呼先基地局から次のCCHを受信した後、第3の時間(2.5msec)後に、LCH確立要求信号を発呼先基地局へ送信する。
以上のように、本実施形態によれば、PHS端末1は、LCH確立要求信号の送信タイミングを調整できるので、基地局200によるLCH割当信号の送信が遅延するのを抑制し、アダプティブアレイ送信が通常送信に変更されるのを抑制できる。したがって、PHS端末1において、LCH割当信号を受信する成功率を向上できる。
図9は、基地局200からの距離と、PHS端末1が受信したLCH割当信号の受信電界強度(Rssi)との関係を示す図である。
アダプティブアレイ送信された場合(AAA)、平均受信Rssiは、「43.4dBuV」で、通常送信された場合の平均受信Rssi「38.0dBuV」に比べて、「5dBuV」以上向上している。
また、LCH割当信号の受信Rssiが向上すれば、LCH確立の成功率が向上し、通信の成功率も向上する。
図10は、基地局200からの距離と、PHS端末1におけるLCH割当信号の受信エラー発生率との関係を示す図である。
通常送信された場合は、基地局200からの距離が遠くなると、受信エラー率が高くなる傾向がある。一方、アダプティブアレイ送信された場合(AAA)、通常送信された場合に比べて、基地局200からの距離が遠くなっても受信エラー率は低い値を維持している。つまり、アダプティブアレイ送信により通信可能エリアが拡大するので、LCH確立の成功率が向上し、通信の成功率も向上する。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。また、上述の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、上述のものに限定されない。
本発明に係る携帯端末は、PHS端末1には限られない。すなわち、PHSの通信プロトコルに限らず、無線通信の相手からアダプティブアレイ送信される信号が、一定周期で送信される他の信号よりも優先度が低い場合に、この優先度が低い信号を要求する場面において本発明を適用できる。
1 PHS端末(携帯端末)
11 操作部
21 表示部
30 制御部
40 通信部
41 アンテナ
50 記憶部
60 計時部
100 無線通信システム
200 基地局
210 制御部
220 通信部
221 アンテナ
230 記憶部

Claims (6)

  1. 特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局と無線通信する携帯端末であって、
    第1の時間周期で前記基地局から送信される制御チャネルの信号を受信する通信部と、
    前記制御チャネルで前記基地局から第2の時間間隔で送信される報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時部と、
    前記基地局とリンクチャネルを確立する場合、前記通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、前記通信部により要求信号を前記基地局へ送信し、当該要求信号に対して前記基地局から送信される前記リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記通信部により前記制御チャネルで受信する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記計時部により計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する携帯端末。
  2. 前記制御部は、前記要求信号の送信タイミングが次の前記報知信号の受信タイミングの直前である場合、前記基地局による前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、当該要求信号を前記第1の時間だけ遅らせて送信する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御部は、前記要求信号の送信タイミングが次の前記報知信号の受信タイミングの直前である場合、前記次の報知信号を受信してから前記第3の時間後に、前記要求信号を送信する請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記割当信号は、前記報知信号よりも送信タイミングの優先度が低い信号である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局と携帯端末とが無線通信する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    第1の時間周期で制御チャネルの信号を送信し、当該制御チャネルにおいて第2の時間間隔で報知信号を送信する基地局通信部と、
    前記携帯端末からリンクチャネルを確立させる要求信号を受信した場合、当該要求信号に対して、前記基地局通信部により当該リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記制御チャネルにおいて前記報知信号とは異なるタイミングで前記携帯端末へ送信する基地局制御部と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記制御チャネルの信号を受信する端末通信部と、
    前記報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時部と、
    前記基地局と前記リンクチャネルを確立する場合、前記端末通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、前記要求信号を前記基地局へ送信し、前記基地局から送信される前記割当信号を、前記端末通信部により前記制御チャネルで受信する端末制御部と、を備え、
    前記端末制御部は、前記計時部により計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する無線通信システム。
  6. 特定の方向へ送信電力を指向可能な基地局であって、第1の時間周期で制御チャネルの信号を送信し、当該制御チャネルにおいて第2の時間間隔で報知信号を送信する基地局通信部を備えた基地局と、前記制御チャネルの信号を受信する端末通信部を備えた携帯端末と、が無線通信する無線通信方法であって、
    前記携帯端末が、前記報知信号を受信してからの経過時間を計測する計時ステップと、
    前記携帯端末が、前記基地局とリンクチャネルを確立する場合、前記端末通信部により前記制御チャネルの信号を受信してから第3の時間後に、要求信号を前記基地局へ送信する要求ステップと、
    前記基地局が、前記要求信号を受信した場合、当該要求信号に対して、前記基地局通信部により前記リンクチャネルを割り当てる割当信号を、前記制御チャネルにおいて前記報知信号とは異なるタイミングで前記携帯端末へ送信する割当ステップと、を含み、
    前記要求ステップにおいて、前記携帯端末は、前記計時ステップで計測されている前記経過時間を参照し、前記基地局による次の前記報知信号の送信タイミングと前記割当信号の送信タイミングとが一致しないように、前記要求信号の送信タイミングを制御する無線通信方法。
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