JP2011208811A - 密閉容器及び乾燥処理装置 - Google Patents
密閉容器及び乾燥処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011208811A JP2011208811A JP2010073767A JP2010073767A JP2011208811A JP 2011208811 A JP2011208811 A JP 2011208811A JP 2010073767 A JP2010073767 A JP 2010073767A JP 2010073767 A JP2010073767 A JP 2010073767A JP 2011208811 A JP2011208811 A JP 2011208811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealed container
- temperature
- heat
- gas
- processing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
【解決手段】密閉容器5は、処理材料6が収納される筒状部34と、一対の蓋部35、36と、筒状部34の内部に設けられたシャフト部37と、一対の締結部材38、39と、一対のサポート板40、41と、各サポート板40、41を支持するための台座42と、各処理材料6を互いに隔離するように配置された各セパレータ43と、密閉容器の頂部に設置された耐熱カプラー44とを有している。
【選択図】図3
Description
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る乾燥処理装置を示す側面図である。図2は、第1実施形態に係る乾燥処理装置を示す上面図である。図1及び図2では、恒温室の内部が分かるように恒温室の部分を断面図で示している。図3は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図4は、図3のA−A線の矢視断面図である。図5は、図3のB−B線の矢視断面図である。図6は、恒温室内に搬送された密閉容器内の温度と圧力の関係を示している。なお、図2では、図1に示した位置決めストッパ8a、17a〜17cの図示を省略している。
図1及び図2に示されるように、乾燥処理装置100は、搬入機構1、恒温室2及び冷却機構3を有している。搬入機構1、恒温室2及び冷却機構3は、処理材料6を内部に収容した密閉容器5の搬送方向(X方向)に沿って上流側から下流側に向けて順次配置されており、密閉容器5は、搬送パレット7に載置された状態で、搬入機構1、恒温室2及び冷却機構3の順番に搬送される。本発明で用いられる処理材料6は、例えばリチウムイオンバッテリー(LiB)の電極材であり、ロール形状を有している。
図1に示されるように、搬入機構1は、密閉容器5が載置された搬送パレット7を常温に維持した状態で恒温室2に搬送するものである。搬入機構1は、密閉容器5が載置された搬送パレット7をフリーフロー搬送可能なチェーン8と、チェーン8と噛み合う4つのスプロケット10を有している。そして、各スプロケット10を回転駆動させることにより、各スプロケット10に噛み合うチェーン8を任意の速度で移動させることができる。これにより、搬入機構1は、密閉容器5が載置された搬送パレット7をX方向に移動させることにより、密閉容器5が載置された搬送パレット7を恒温室2に搬送することができる。なお、搬入機構には、密閉容器5が載置された搬送パレット7の位置決めストッパ8aが設けられている。
恒温室2は、その内部が所定温度に維持されることで、密閉容器5内の処理材料6の乾燥処理を行うことができる。また、この恒温室2内に配置された密閉容器5内の真空引きや窒素置換を行うことができる。
図1に示されるように、恒温室2は、密閉容器5が載置された搬送パレット7を搬送可能なチェーン17と、チェーン17と噛み合う6つのスプロケット19を有している。そして、各スプロケット19を回転駆動させることにより、各スプロケット19に接するチェーン17を任意の速度で移動させることができる。これにより、恒温室2は、密閉容器5が載置された搬送パレット7をX方向に移動させることにより、密閉容器5が載置された搬送パレット7を冷却機構3に搬送することができる。なお、チェーン17及び各スプロケット19は、高温加熱に適するものであれば、任意の材料を用いることができる。本実施形態では、チェーン17及びスプロケット19で、搬送機構が構成される。
冷却機構3は、恒温室2から外部に搬送された密閉容器5に冷却ファンから冷風を吹き付けて冷却するためのものである。図1に示されるように、冷却機構3は、密閉容器5が載置された搬送パレット7を搬送可能なチェーン30と、チェーン30と噛み合う4つのスプロケット32と、密閉容器5に向けて冷風を吹き出す冷却ファン(図示省略)と、その駆動機構等で構成されている。そして、各スプロケット32を回転駆動させることにより、各スプロケット32に噛み合うチェーン30を任意の速度で移動させることができる。これにより、冷却機構3は、密閉容器5が載置された搬送パレット7をX方向に移動させるとともに、密閉容器5がチェーン30上で冷却ファンからの冷風を浴びることにより、密閉容器5内に収容された処理材料6が冷却される。
図3〜図5に示されるように、密閉容器5は、処理材料6の乾燥に適した雰囲気環境を形成するためのものである。より具体的には、密閉容器5内が、窒素ガスで充たされたり、真空状態で維持されたり、密閉容器5内の温度が常温または高温で維持されたりする。
以下では、本実施形態の乾燥処理装置における処理材料6の乾燥処理工程について、図6を参照しつつ説明する。図6は、搬送される密閉容器内の温度と圧力の変化を示している。この処理工程は、以下に示す搬入工程、乾燥工程及び冷却工程からなる。また、この処理工程では、恒温室2の内部が150℃で保たれており、冷却機構3は、密閉容器5に冷風を吹き付け可能な状態にセットされている。
まず、この搬入工程では、時刻t0において、搬入機構1によって、密閉容器5が載置された搬送パレット7の搬送が開始され、密閉容器5が載置された搬送パレット7が150℃に保たれた恒温室2の内部に搬入される。
次に、この乾燥工程では、時刻t1において、恒温室2の内部に搬入された密閉容器5が載置された搬送パレット7は、位置決めストッパ17aによって第1真空ポジションP1で停止するとともに、密閉容器5の接続部44aが第1耐熱カプラー12aに接続される。そして、第1耐熱カプラー12aを介して、密閉容器5の耐熱カプラー44と、真空引きユニット16とが接続され、密閉容器5内の圧力が0気圧になるまで真空引きユニット16による真空引きが行われる。
最後に、この冷却工程では、時刻t7において冷却機構3に搬送された密閉容器5に対して、冷却ファンから冷風が吹き付けられ、密閉容器5内の処理材料6が常温に達するまで冷却される。
以上、本実施形態の密閉容器5では、密閉容器5単位で気体状態を変更するものであるため、密閉容器5を小さくできる。よって、処理材料6が収容される密閉容器5を比較的薄い板厚の材料を用いて製作できる。従って、恒温室内の全体の気体状態を変更する従来の乾燥処理装置と比べて、気体の消費量や、気体状態の変更に要するエネルギーを低減できる。
以下、図7に基づいて、本発明の第2実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図7(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図7(b)は、図7(a)のE−E線の矢視断面図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示されるように、この実施形態の密閉容器105は、密閉容器内に配置された攪拌機構63を有している点で、第1実施形態の密閉容器5と主に相違する。この攪拌装置63は、シャフト部37の外周部37bに挿入され且つ各処理材料6と各セパレータ143とが所定の間隔をおいて交互に介挿されることによって保持された筒状部材(保持部材)64と、この筒状部材64の一端に設けられた給気口65と、この給気口65と耐熱カプラー(接続部)44の下端とを接続する給気ホース66とを有している。また、筒状部材64は、給気口65に連通する内部空間64aを有している。また、筒状部材64の外周部には、各セパレータ143に相当する位置に吸気孔64bが形成されている。
以上、本実施形態の密閉容器105では、処理材料6の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図8に基づいて、本発明の第3実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図8(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図8(b)は、図8(a)のF−F線の矢視断面図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、この実施形態の密閉容器205は、密閉容器内に配置された攪拌機構67を有している点で、第1実施形態の密閉容器5と主に相違する。この攪拌機構67は、密閉容器205の内周面且つ耐熱カプラー(接続部)44の下端近傍に設けられ、この耐熱カプラー44を介して密閉容器205内に供給される気体を密閉容器205の内周面に沿って吹き出すノズル(吹き出し部材)67aを有している。このノズル67aは、耐熱カプラー44の下端が収容される収容空間67bと、耐熱カプラー44から収容空間67bに導入された気体の吹き出し口となる開口部67cとを有している。
以上、本実施形態の密閉容器205では、処理材料6の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図9に基づいて、本発明の第4実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図9(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図9(b)は、図9(a)のG−G線の矢視断面図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9に示されるように、この実施形態の密閉容器305は、筒状部334の外壁部及び内壁部に所定の間隔をおいて複数の放熱フィン68、69が配置されている点で、第1実施形態の密閉容器5と相違する。各放熱フィン68、69は、密閉容器305の軸方向に延びるように形成されている。
以上、本実施形態の密閉容器305では、処理材料6の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図10に基づいて、本発明の第5実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置ついて説明する。図10(a)は、密閉容器の側断面視図である。図10(b)は、図10(a)のI−I線の矢視断面図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10に示されるように、密閉容器405は、上記の密閉容器5と同様の耐熱カプラー(接続部)44が設けられており、密閉容器405内が、窒素ガスで充たされたり、真空状態で維持されたり、密閉容器405内の温度が常温または高温で維持されたりする。この密閉容器405は箱体として形成されており、その内部に略角材状の処理材料74が収容されている。また、密閉容器405の内部には、図10(a)に示されるように、幅方向に架設された梁状の棚(保持部材)75が、高さ方向に沿って3つ設けられている。そして、各棚75には、図10(b)に示されるように、密閉容器405の幅方向に沿って3つの処理材料74が所定の間隔をおいて載置されている。
以上、本実施形態の密閉容器405では、処理材料74の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図11及び図12に基づいて、本発明の第6実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図11(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の外観斜視図である。図11(b)は、図11(a)において二点鎖線で囲まれた抵抗弁の内部構造を示した図である。図12(a)は、図11(a)に示した搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図12(b)は、図12(a)のC−C線の矢視断面図である。この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。なお、図12では、抵抗弁480の図示を省略する。
図11に示されるように、この実施形態の密閉容器505は、抵抗弁480を有している。また、図12に示されるように、この実施形態の密閉容器505は、密閉容器505内の上部に設けられた攪拌機構48を有している。これらの点で、第1実施形態の密閉容器5と相違する。攪拌機構48は、シャフト部37の軸方向に沿って配置された2つのプロペラ49と、各プロペラ49の動力源となる各エアモータ50と、各エアモータ50の給気口と耐熱カプラー(接続部)44の下端とを接続する各給気ホース51と、各エアモータ50の排気口に接続された各排気ホース52と、耐熱カプラー44の下端や各給気ホース51や各排気ホース52が収容されるカバー部53とを有している。また、各プロペラ49は、その回転方向に沿って等間隔に配置された4枚の攪拌用の羽根を有している。
以上、本実施形態の密閉容器505では、処理材料6の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図13に基づいて、本発明の第7実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図13(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図13(b)は、図13(a)のD−D線の矢視断面図である。この実施形態では、第6実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図13に示されるように、この実施形態の密閉容器605は、攪拌機構48に代えて、容器内に配置された攪拌機構54を有している点で、第6実施形態の密閉容器505と相違する。その他の構成は、第6実施形態の密閉容器505と同じである。この攪拌機構54は、シャフト部37の外周部37bに挿入され且つ各処理材料6と各セパレータ43とが所定の間隔をおいて交互に介挿されることによって保持された回転筒(回転体)55と、外周部37bと回転筒55との間に嵌入された一対のベアリング56と、回転筒55の外周部に介挿された回転ギア57を有している。
以上、本実施形態の密閉容器605では、処理材料6の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第6実施形態の密閉容器505と同様の効果を得ることができる。
以下、図14及び図15に基づいて、本発明の第8実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図14は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図15(a)は、図14のH−H線の矢視断面図である。図15(b)は、攪拌機構の動作説明図である。この実施形態では、第6実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図14及び図15に示されるように、この実施形態の密閉容器705は、攪拌機構48に代えて、容器内に配置された第7実施形態と同じ攪拌機構54を有している点と、回転筒(回転体)55の外周面において径方向外側に延びる4つの支持部材70が周方向に沿って所定の間隔をおいて設けられた点と、密閉容器705の内周面から径方向内側に向かって延在する4つの支持部材71が周方向に沿って所定の間隔をおいて設けられた点で、第6実施形態の密閉容器505と相違する。その他の構成は、第6実施形態の密閉容器505と同じである。
以上、本実施形態の密閉容器705では、処理材料72の乾燥処理において恒温室2内で相殺すべき熱容量を従来よりも低減できるので、第6実施形態の密閉容器505と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明には含まれないが、本発明に係る密閉容器及び乾燥処理装置に関連した別形態として、下記の第1〜第3別形態がある。上記の第1〜第8実施形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置では、図1に示されるように、恒温室2に設けられた各耐熱カプラー12a〜14aに密閉容器の耐熱カプラー44が接続されることで、密閉容器の内部が窒素ガス(N2)で置換されたり、真空状態で維持されたりすることによって処理材料の乾燥処理が行われていたが、下記の第1〜第3別形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置では、恒温室2に設けられた各耐熱カプラー12a〜14aが用いられることなく、密閉容器が搬送される。
以下、図16〜図18に基づいて、本発明の第1別形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図16は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図17は、図16のA−A線の矢視断面図である。図18は、図16のB−B線の矢視断面図である。この別形態では、第1〜第8実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図16〜図18に示されるように、この別形態の密閉容器805は、耐熱カプラー44を有しておらず、恒温室2に設けられた各耐熱カプラー12a〜14aが用いられることなく、密閉容器805が搬送される点で、第1実施形態の密閉容器5と相違する。
本別形態の密閉容器805では、密閉容器805が恒温室2内に搬送された際に、シャフト部37の内部空間37a内を流れる高温の空気を利用して各処理材料6を効率良く乾燥させることができ、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図19に基づいて、本発明の第2別形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図19(a)は、搬送パレットに載置された密閉容器の側断面視図である。図19(b)は、図19(a)のG−G線の矢視断面図である。この別形態では、第1〜第8実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図19に示されるように、この別形態の密閉容器905は、耐熱カプラー44を有しておらず、恒温室2に設けられた各耐熱カプラー12a〜14aが用いられることなく、密閉容器905が搬送される点で、第4実施形態の密閉容器305と相違する。
本別形態の密閉容器905では、密閉容器905が恒温室2内に搬送された際に、シャフト部37の内部空間37a内を流れる高温の空気を利用して各処理材料6を効率良く乾燥させることができ、第1実施形態の密閉容器5と同様の効果を得ることができる。
以下、図20に基づいて、本発明の第3別形態に係る密閉容器及び乾燥処理装置について説明する。図20(a)は、密閉容器の側断面視図である。図20(b)は、図20(a)のI−I線の矢視断面図である。この別形態では、第1〜第8実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図20に示されるように、この別形態の密閉容器1005は、耐熱カプラー44を有しておらず、恒温室2に設けられた各耐熱カプラー12a〜14aが用いられることなく、密閉容器1005が搬送される点で、第5実施形態の密閉容器405と相違する。
本別形態の密閉容器1005では、図20(b)の矢印で示されるように、各棚75の気体通路75a内を流れる高温の空気を利用して、気体通路75aから各処理材料74に至るまでの熱の伝導経路を形成することができる。従って、第5実施形態の密閉容器405と同様の効果を得ることができる。
6、72、74 処理材料
12 第1接続装置
13 第2接続装置
14 第3接続装置
15 窒素ガス置換ユニット
16 真空引きユニット
17 チェーン
19 スプロケット
37 シャフト部(保持部材)
37a 内部空間(気体通路)
43、77、143 セパレータ
44 耐熱カプラー(接続部)
45 ヒータ
46 送風手段
47 冷却手段
48、54、63、67 攪拌機構
49 プロペラ
55 回転筒(回転体)
64 筒状部材(保持部材)
67a ノズル(吹き出し部材)
68、69 放熱フィン
70 支持部材
73 伝熱板
75 棚(保持部材)
75a 気体通路
79 給水口(液体供給部)
100 乾燥処理装置
143a 内部空間
143b 吹き出し孔
Claims (14)
- 処理材料が収容され且つ外部の気体と熱交換可能に構成されるとともに、その内部の気体状態を変更するための気体状態変更手段に接続可能な接続部を備えることを特徴とする密閉容器。
- 密閉容器の外壁部及び内壁部の少なくとも一方に設けられた放熱フィンまたは凹凸形状部を備えることを特徴とする請求項1に記載の密閉容器。
- 密閉容器内の気体を攪拌する攪拌機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の密閉容器。
- 前記攪拌機構は、前記気体状態変更手段によって供給される気体によって駆動されることを特徴とする請求項3に記載の密閉容器。
- 前記攪拌機構は、前記気体状態変更手段によって供給される気体によって回転するプロペラであることを特徴とする請求項3または4に記載の密閉容器。
- 前記攪拌機構は、密閉容器の内周面に設けられ、前記接続部を介して密閉容器内に供給される気体を密閉容器の内周面に沿って吹き出す吹き出し部材であることを特徴とする請求項3または4に記載の密閉容器。
- 前記攪拌機構は、密閉容器内に収容される処理材料を保持するとともに、前記気体状態変更手段によって供給される気体によって回転する回転体であることを特徴とする請求項3または4に記載の密閉容器。
- 密閉容器内に収容される処理材料を保持する保持部材を備え、
前記保持部材は、気体が通過可能な気体通路を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の密閉容器。 - 密閉容器内に配置された複数の処理材料を仕切るとともに密閉容器の熱交換可能な部位に接続されたセパレータを備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の密閉容器。
- 前記セパレータは、前記保持部材に接続されていることを特徴とする請求項9に記載の密閉容器。
- 前記セパレータは、
前記接続部を介して供給された気体が導入される内部空間と、
前記内部空間に導入された気体を密閉容器内へ吹き出し可能な吹き出し孔とを備えることを特徴とする請求項9または10に記載の密閉容器。 - 密閉容器の内周面から内側に向かって延在する伝熱板と、
密閉容器内に収容される処理材料を支持する支持部材とを備え、
前記伝熱板は、前記支持部材が移動することによって前記処理材料と接触することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の密閉容器。 - 密閉容器の内部に外部から液体を供給する液体供給部を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の密閉容器。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の密閉容器を内部に配置可能な恒温室と、
前記恒温室内の前記密閉容器を前記恒温室の外部へ搬送する搬送機構とを備え、
前記恒温室は、
前記密閉容器内の気体状態を変更するための気体状態変更手段と、
前記密閉容器内の温度を調節するための温度調節手段とを有することを特徴とする乾燥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010073767A JP5335725B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 密閉容器及び乾燥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010073767A JP5335725B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 密閉容器及び乾燥処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011208811A true JP2011208811A (ja) | 2011-10-20 |
JP5335725B2 JP5335725B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=44940067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010073767A Active JP5335725B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 密閉容器及び乾燥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5335725B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053198A1 (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-16 | 日産自動車株式会社 | 電極ロールの乾燥方法、および電極ロールの乾燥装置 |
JP2020008188A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | ヤマト科学株式会社 | 真空乾燥機および真空乾燥方法 |
WO2020031227A1 (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社プリス | 噴霧乾燥装置及び噴霧乾燥方法 |
CN111207569A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-05-29 | 东莞市德瑞精密设备有限公司 | 锂电池真空加热干燥装置 |
CN115218628A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-10-21 | 山东石大胜华化工集团股份有限公司 | 一种硅碳负极极片的制作用烘干装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110986526A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-10 | 苏州氟特电池材料股份有限公司 | 用于锂电池材料烘干装置的搅拌器 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819153B1 (ja) * | 1970-08-21 | 1973-06-11 | ||
JPH06229669A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-19 | Ngk Insulators Ltd | 減圧乾燥方法及び装置 |
JP2000304441A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-11-02 | Yukio Sawara | 多目的仕様の凍結乾燥装置 |
JP2001037849A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Miura Co Ltd | マイクロ波攪拌装置 |
JP2003024896A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-28 | Matsushita Electric Works Ltd | 生ごみ乾燥処理機 |
JP2005069598A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | 真空乾燥装置及びこれを用いた真空乾燥方法 |
WO2005100891A1 (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry, Science And Technology | マイクロ波を用いた減圧乾燥方法及びその装置 |
JP2011169499A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 乾燥装置及び乾燥方法 |
-
2010
- 2010-03-26 JP JP2010073767A patent/JP5335725B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819153B1 (ja) * | 1970-08-21 | 1973-06-11 | ||
JPH06229669A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-19 | Ngk Insulators Ltd | 減圧乾燥方法及び装置 |
JP2000304441A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-11-02 | Yukio Sawara | 多目的仕様の凍結乾燥装置 |
JP2001037849A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Miura Co Ltd | マイクロ波攪拌装置 |
JP2003024896A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-28 | Matsushita Electric Works Ltd | 生ごみ乾燥処理機 |
JP2005069598A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | 真空乾燥装置及びこれを用いた真空乾燥方法 |
WO2005100891A1 (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Kitakyushu Foundation For The Advancement Of Industry, Science And Technology | マイクロ波を用いた減圧乾燥方法及びその装置 |
JP2011169499A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 乾燥装置及び乾燥方法 |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053198A1 (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-16 | 日産自動車株式会社 | 電極ロールの乾燥方法、および電極ロールの乾燥装置 |
CN105579802A (zh) * | 2013-10-07 | 2016-05-11 | 日产自动车株式会社 | 电极卷的干燥方法和电极卷的干燥装置 |
EP3056845A4 (en) * | 2013-10-07 | 2016-11-02 | Nissan Motor | METHOD AND DEVICE FOR DRYING ELECTRODE-ROLL |
JP6090470B2 (ja) * | 2013-10-07 | 2017-03-08 | 日産自動車株式会社 | 電極ロールの乾燥方法、および電極ロールの乾燥装置 |
CN105579802B (zh) * | 2013-10-07 | 2017-05-24 | 日产自动车株式会社 | 电极卷的干燥方法和电极卷的干燥装置 |
US10436509B2 (en) | 2013-10-07 | 2019-10-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Electrode roll drying method, and electrode roll drying device |
JP2020008188A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | ヤマト科学株式会社 | 真空乾燥機および真空乾燥方法 |
JP7186418B2 (ja) | 2018-07-04 | 2022-12-09 | ヤマト科学株式会社 | 真空乾燥方法 |
WO2020031227A1 (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社プリス | 噴霧乾燥装置及び噴霧乾燥方法 |
JPWO2020031227A1 (ja) * | 2018-08-06 | 2021-08-10 | 株式会社プリス | 噴霧乾燥装置及び噴霧乾燥方法 |
JP7205927B2 (ja) | 2018-08-06 | 2023-01-17 | 株式会社プリス | 噴霧乾燥装置及び噴霧乾燥方法 |
CN111207569A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-05-29 | 东莞市德瑞精密设备有限公司 | 锂电池真空加热干燥装置 |
CN115218628A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-10-21 | 山东石大胜华化工集团股份有限公司 | 一种硅碳负极极片的制作用烘干装置 |
CN115218628B (zh) * | 2022-07-19 | 2023-09-05 | 胜华新材料集团股份有限公司 | 一种硅碳负极极片的制作用烘干装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5335725B2 (ja) | 2013-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5335725B2 (ja) | 密閉容器及び乾燥処理装置 | |
JP5335724B2 (ja) | 乾燥処理装置 | |
US7527497B2 (en) | Heat treating apparatus, heat treating method, and storage medium | |
JP6133070B2 (ja) | 低温保管システム | |
ES2859505T3 (es) | Instalación y método para procesar sustratos | |
US20150289500A1 (en) | Cryogenic storage device and method for operating same | |
JP5938932B2 (ja) | ハンドラー、及び部品検査装置 | |
KR20140078761A (ko) | 플라즈마 발생원 및 이것을 구비한 진공 플라즈마 처리 장치 | |
JP6619254B2 (ja) | 軸受冷却構造 | |
CN106104250B (zh) | 低温存储系统 | |
US20140144042A1 (en) | Furnace including multiple trays and phase-change heat transfer | |
ES2858203T3 (es) | Caja de proceso, disposición y método para procesar un sustrato revestido | |
JP2010189739A (ja) | 蒸発装置 | |
JP5161453B2 (ja) | 低温輸送装置 | |
US20130081300A1 (en) | Vacuum cycling drying | |
JP6382048B2 (ja) | 真空乾燥装置 | |
JP4958888B2 (ja) | 真空解凍装置 | |
US11530862B2 (en) | Low-temperature storage plant with a nitrogen withdrawal apparatus | |
JP5634127B2 (ja) | 熱処理炉 | |
JP5277370B2 (ja) | 有機廃棄物炭化処理用連続加熱炉 | |
JP2007335544A (ja) | 基板処理装置 | |
RU2395768C1 (ru) | Вакуум-сублимационная сушилка | |
CN117488281B (zh) | 一种化学气相淀积薄膜制备装置 | |
JP6256523B2 (ja) | ハンドラー、及び部品検査装置 | |
KR200394749Y1 (ko) | 가스운반선용 컴프레셔룸의 냉각제습장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5335725 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |