JP2011207307A - 空気通路調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】それぞれが一体の2つのドアを回転軸線を同一とするように組み付ける際にドアが変形することを防止することが可能な空気通路調節装置を提供すること。
【解決手段】吹出モードドアの回転軸部52は、エアミックスドアの回転軸部42の内側に配設される部位に、円柱形状の直径と等しい長さとこの長さよりも短い幅を有する横断面形状の縮幅部523を有している。一方、回転軸部42には、内側に回転軸部52が配設される部位に、縮幅部523の幅よりも広く縮幅部523の長さよりも狭い幅のスリット部421が回転軸線方向に延設されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転軸線を同一とする複数のドアによってケース内の空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置に関する。
従来から、例えば、2つのロータリドアによってケース内の空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する機能を有し、一方のドアの回転軸を円筒形状とするとともに、他方のドアの回転軸を円柱形状として上記一方のドアの回転軸の内側に配設して、2つのロータリドアの回転軸線を同一とする車両用空調装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特許第3600345号公報
上記従来技術のような空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置において、各ロータリドアのドア板部の回動軌跡を安定させること等を目的として、回転軸線方向におけるドア板部の両端側に回転軸を設け、更に、部品点数の低減等を目的として、各ロータリドアのドア板部、回転軸、およびドア板部と回転軸とを連結する連結部を一体とする空気通路調節装置がある。
このような空気通路調節装置では、一方のドアの円筒形状の回転軸の内側に、他方のドアの円柱形状の回転軸を配設して、2つのロータリドアの回転軸線を同一とする場合には、少なくともいずれかのロータリドアを撓ませて組み付ける必要があり、ドアのドア板部や回転軸等が変形し易いという問題があった。ドアの変形は、空気の流れ状態の調節精度の低下等の不具合の原因となる。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、ドア板部と回転軸部とが一体の2つのドアを回転軸線を同一とするように組み付ける際にドアが変形することを防止することが可能な空気通路調節装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
内部に空気通路を形成するケース(21)と、
第1ドア板部(41)と、回転軸線方向(AA)における第1ドア板部(41)の両端側で突出した一対の円筒形状の第1回転軸部(42)とを有し、第1ドア板部(41)と第1回転軸部(42)とが一体であり、第1ドア板部(41)が第1回転軸部(42)を中心に回動する第1ドア(40)と、
第2ドア板部(51)と、円柱形状の第2回転軸部(52)とを有し、第2ドア板部(51)と第2回転軸部(52)とが一体であり、第2回転軸部(52)が一対の第1回転軸部(42)のそれぞれの内側に配設されて、第2ドア板部(51)が第2回転軸部(52)を中心に回動する第2ドア(50)と、を備え、
第1ドア板部(41)および第2ドア板部(51)の回動位置に応じて、空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置であって、
第2回転軸部(52)は、第1回転軸部(42)の内側に配設される部位の回転軸線方向(AA)における全域に、円柱形状の直径と等しい長さ(D)と当該長さよりも短い幅(W1)を有する横断面形状の縮幅部(523)を有しており、
第1回転軸部(42)には、内側に第2回転軸部(52)が配設される部位の回転軸線方向(AA)における全域に、縮幅部(523)の幅(W1)よりも広く縮幅部(523)の長さ(D)よりも狭い幅(W2)のスリット部(421)が回転軸線方向(AA)に延設されていることを特徴としている。
これによると、第1ドア(40)の第1回転軸部(42)のスリット部(421)に第2ドア(50)の第2回転軸部(52)の縮幅部(523)を第1回転軸部(42)の径外方向から挿通して、第1、第2ドア(40、50)の回転軸線が同一となるように第1回転軸部(42)の内側に第2回転軸部(52)を配設とすることができる。したがって、第1ドア(40)および第2ドア(50)をいずれも撓ませて組み付ける必要がない。このようにして、第1ドア(40)および第2ドア(50)を回転軸線を同一とするように組み付ける際にドアが変形することを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、第1ドア(40)は、第1ドア板部(41)が回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成され、第1ドア板部(41)と一対の第1回転軸部(42)とが連結部(43)により連結されたロータリドアであることを特徴としている。第1ドア(40)がロータリドアである場合には、一対の第1回転軸部(42)の間隔を変更しようとすると、第1ドア板部(41)や連結部(43)が大きく撓み、第1ドア(40)が変形し易い。本請求項の発明によれば、ロータリドアである第1ドア(40)の変形を容易に防止することができる。
また、請求項3に記載の発明では、
第2ドア(50)は、第2回転軸部(52)を、回転軸線方向(AA)における第2ドア板部(51)の両端側で突出するように一対有しており、第2ドア板部(51)が回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成され、第2ドア板部(51)と一対の第2回転軸部(52)とが連結部(53)により連結されたロータリドアであることを特徴としている。第2ドア(50)がロータリドアである場合には、一対の第2回転軸部(52)の間隔を変更しようとすると、第2ドア板部(51)や連結部(53)が大きく撓み、第2ドア(50)が変形し易い。本請求項の発明によれば、ロータリドアである第2ドア(50)の変形を容易に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明では、ケース(21)は、第1回転軸部(42)の外周面を支持する第1軸受部(211)と、第2回転軸部(52)の外周面を支持する第2軸受部(212)と、を備えることを特徴としている。これによると、第1ドア(40)および第2ドア(50)がケース(21)に組み付けられた状態では、第1回転軸部(42)は第1軸受部(211)に支持され、第2回転軸部(52)は軸受部(212)に支持されている。したがって、第1回転軸部(42)の隙間部(421)と第2回転軸部(52)の縮幅部(523)との周方向の位置が一致したとしても、第2回転軸部(52)の縮幅部(523)が第1回転軸部(42)の隙間部(421)を通って第2ドア(50)の回転軸線が第1ドア(40)の回転軸線からずれることを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明では、
ケース(21)は、第1回転軸部(42)および第2回転軸部(52)の少なくともいずれかの外周面を支持する軸受部(211)を備え、第1ドア(40)および第2ドア(50)の一方に、回転軸線を中心として周方向に延設された溝部(531)が形成され、第1ドア(40)および第2ドア(50)の他方に、回転軸線方向(AA)に突出して溝部(531)に嵌る突起部(431)が形成されて、第2ドア(50)の回転軸線が第1ドア(40)の回転軸線からずれることを規制することを特徴としている。
これによると、第1ドア(40)および第2ドア(50)がケース(21)に組み付けられた状態では、第1回転軸部(42)および第2回転軸部(52)の少なくともいずれかはケース(21)の軸受部(211)に支持され、第1ドア(40)と第2ドア(50)とは突起部(431)と溝部(531)との係合により回転軸線同士が相対的にずれることを規制される。したがって、第1回転軸部(42)の隙間部(421)と第2回転軸部(52)の縮幅部(523)との周方向の位置が一致したとしても、第2回転軸部(52)の縮幅部(523)が第1回転軸部(42)の隙間部(421)を通って第2ドア(50)の回転軸線が第1ドア(40)の回転軸線からずれることを防止することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1の実施形態における空気通路調節装置を用いた車両用空調装置の室内ユニット1の概略構成を示す縦断面図であり、最大冷房状態かつフェイス吹出モード状態を示している。 室内ユニット1内に配設されるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す正面図である。 図2のIII矢視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 車両用空調装置の室内ユニット1の概略構成を示す縦断面図であり、最大暖房状態かつデフロスタ吹出モード状態を示している。 図5と同じ部位における回転軸部42および回転軸部52の回動位置を説明する図であり、(a)は図1に示す状態を、(b)は図8に示す状態を示している。 第2の実施形態における空調ユニット10内に配設されるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す側面図である。 図10のXI−XI線断面図である。 他の実施形態における第2回転軸部の縮幅部の形状例を示す図である。 他の実施形態における第2回転軸部の縮幅部の形状例を示す図である。 他の実施形態におけるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した第1の実施形態における空気通路調節装置を用いた車両用空調装置の室内ユニット1の概略構成を示す縦断面図である。また、図2は、室内ユニット1内に配設されるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す正面図であり、図3は、図2のIII矢視図である。図4は、図1のIV−IV線断面図であり、図5は、図4のV−V線断面図、図6は、図4のVI−VI線断面図、図7は、図4のVII−VII線断面図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用空調装置の室内ユニット1は、車室内の計器盤下方部に図1に示す姿勢で設置され、大別して、送風機ユニット10と空調ユニット20との2つの部分が一体的に並設されている。
送風ユニット10は、室内ユニット1内部に車室内空気もしくは車室外空気を吸引するためのものであって、車両幅方向(図1の紙面表裏方向)に図示を省略した内外気切換箱が配設されている。
送風ユニット10には、電動送風機11が備えられている。この送風機11は、遠心多翼ファン12と、ファン駆動用モータ13とを有し、遠心多翼ファン12はスクロールケーシング14内に配置されている。送風ユニット10のスクロールケーシング14の空気流れ下流側には、スクロールケーシング14出口から延びる流路を構成するダクト部15が形成されている。このダクト部15により送風ユニット10の出口部が空調ユニット20の入口部に接続されている。
空調ユニット20は、1つの共通の空調ケース(本発明におけるケースに相当)21内にヒータコア(暖房用熱交換器、加熱用熱交換器)23を内蔵するタイプのものである。
空調ケース21はポリプロピレンのような、ある程度弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、分割された複数のケースからなる。この分割されたケースは、上記ヒータコア23、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ケース21を構成する。
なお、本実施形態では、空調ケース21は、スクロールケーシング14、ダクト部15とともに一体的に成形されている。
空調ケース21の前方側(図示左方側)の部位には、空気流入口24が設けられ、この空気流入口24には、前述の送風機ユニット10から送風される空気がダクト部15を介して流入する。
空調ケース21内において、空気流入口24の空気流れ下流側に、ヒータコア23が配置されている。このヒータコア23は、空気流入口24から流入した空気を加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱するものである。
空調ケース21内で、ヒータコア23の上方側の部位には、このヒータコア23をバイパスして空気(冷風)が流れるバイパス通路である冷風通路25が形成されている。一方、空調ケース21内において、ヒータコア23の空気流れ下流側には、ヒータコア23の直後から上方に向かう温風通路28が形成されている。冷風通路25の下流側の部位には、冷風通路25からの冷風と温風通路28からの温風とを交差する方向から合流させて、冷風と温風とを混合させる冷温風混合空間30が形成されている。
そして、ヒータコア23より下流側(上方側)には、ヒータコア23を通る空気(温風)と冷風通路25を通る空気(冷風)の風量割合を調整するエアミックスドア40が配置されている。エアミックスドア40は、本実施形態において第1ドアに相当する。
空調ケース21の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部31が開口している。このデフロスタ開口部31は冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出すようになっている。
空調ケース21の上面部において、デフロスタ開口部31よりも車両後方側の部位にはフェイス開口部33が開口している。このフェイス開口部33も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものである。フェイス開口部33は、図示しないフェイスダクトを介してフェイス吹出口に接続され、この吹出口から車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出すようになっている。
また、空調ケース21の後方面部において、車両下方側の部位にはフット開口部35が開口している。このフット開口部35も冷温風混合空間30から温度制御された空気が流入するものであって、フット開口部35の下流側は、図示しないフットダクトを介してフット吹出口に接続され、この吹出口から乗員の足元に向けて風を吹き出すようになっている。
上述した複数の開口部、すなわち、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35は、吹出モードドア50により開閉されるようになっている。吹出モードドア50は、その回動停止位置に応じて、デフロスタ開口部31、フェイス開口部33、およびフット開口部35のいずれか1つもしくは複数を開く吹出モードを形成するようになっている。吹出モードドア50は、本実施形態において第2ドアに相当する。
上記構成の車両用空調装置は、例えば、空調操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号および空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される電子制御装置(図示を省略)を備えており、この制御装置の出力信号により各ドア40、50の位置が制御されるようになっている。
図2、図3および図4に示すように、エアミックスドア40は、例えば樹脂材料からなり、回転軸線から所定量離れた円弧面状に形成されたドア板部(第1ドア板部に相当)41と、回転軸線上に配置された一対の略円筒形状の回転軸部(第1回転軸部に相当)42と、ドア板部41と回転軸部42とを連結する略扇形状の側板部(連結部に相当)43とが一体成形されており、ドア板部41が回転軸部42を中心に回動するロータリドアである。
エアミックスドア40は、回転軸線方向(図示AA方向)におけるドア板部41の両端側に回転軸部42を一対有しており、側板部43は、ドア板部41の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部42とを連結している。それぞれの回転軸部42は、回転軸線方向においてドア板部41の端部とほぼ同じ位置を基端部42aとして先端部42bが外方突出するように延設されており、回転軸部42の基端部42aが側板部43に接続している。
一方、吹出モードドア50も、例えば樹脂材料からなり、回転軸線から所定量離れた円弧面状に形成されたドア板部(第2ドア板部に相当)51と、回転軸線上に配置された一対の略円柱形状の回転軸部(第2回転軸部に相当)52と、ドア板部51と回転軸部52とを連結する略円盤状の側板部(連結部に相当)53とが一体成形されており、ドア板部51が回転軸部52を中心に回動するロータリドアである。
吹出モードドア50は、回転軸線方向(図示AA方向)におけるドア板部51の両端側に回転軸部52を一対有しており、側板部53は、ドア板部51の回転軸線方向の両端部と一対の回転軸部52とを連結している。それぞれの回転軸部52は、回転軸線方向においてドア板部51の端部とほぼ同じ位置を基端部52aとして先端部52bが外方突出するように延設されており、回転軸部52の基端部52aが側板部53に接続している。
吹出モードドア50の回転軸部52は、それぞれエアミックスドア40の回転軸部42の内側に配設されており、回転軸部42の軸線と回転軸部52の軸線とがほぼ一致している。また、エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線(回転軸部42の軸線)からの離間距離は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線(回転軸部52の軸線)からの離間距離よりも大きく設定されている。
エアミックスドア40のドア板部41の回転軸線方向の寸法は、吹出モードドア50のドア板部51の回転軸線方向の寸法よりも大きく設定されており、エアミックスドア40の側板部43の間隔の方が吹出モードドア50の側板部53の間隔よりも広くなっている。すなわち、エアミックスドア40の一対の側板部43の方が吹出モードドア50の一対の側板部53よりも回転軸線方向において外方に位置している。
図4に示すように、エアミックスドア40の一対の回転軸部42は、いずれも内径の異なる2段構造の円筒形状をなしており、先端部42b側の部位の内径の方が基端部42a側の部位の内径よりも小さくなっている。そして、先端部42b側の部位の内径は、吹出モードドア50の回転軸部52の外径とほぼ同一となっている(厳密には、回転軸部42の先端部42b側の部位の内径は回転軸部52の外径より僅かに大きく設定されている)。
エアミックスドア40の図4図示左方側の回転軸部42は、先端部42b側の端部が閉塞された有底円筒形状をなしており、閉塞された先端部42から更に外方に向かってエアミックスドア40に回転駆動力を入力するための入力軸部42cが突出している。
エアミックスドア40の図4図示右方側の回転軸部42は、先端部42b側の端部が開放されており、吹出モードドア50の回転軸部52の先端部52bが、エアミックスドア40の回転軸部42の先端部42bよりも突出しており、先端部52bから更に外方に向かって吹出モードドア50に回転駆動力を入力するための入力軸部52cが突出している。
図4に示すように、空調ケース21は、図示左方側の側壁面部に円筒形状の第1軸受部211を備え、図示右方側の側壁面部にいずれも円筒形状の第1軸受部211および第2軸受部212を備えている。第1軸受部211の内径は第2軸受部212の内径よりも大きくなっており、空調ケース21の図示右方側の側壁面では、第2軸受部212が第1軸受部211よりも軸線方向において空調ケース21の外方側に位置するように2段構造の円筒形状部を形成している。
第1軸受部211の内径は、エアミックスドア40の回転軸部42の外径とほぼ同一となっており(厳密には、第1軸受部211の内径は回転軸部42の外径より僅かに大きく設定されており)、第1軸受部211の内周面とエアミックスドア40の回転軸部42の外周面とが摺接している。これにより、空調ケース21の第1軸受部211は、エアミックスドア40を、回転軸線を中心に回動自在に支持している。
第2軸受部212の内径は、吹出モードドア50の回転軸部52の外径とほぼ同一となっている(厳密には、第2軸受部212の内径は回転軸部52の外径より僅かに大きく設定されている)。また、前述したように、エアミックスドア40の回転軸部42の内径(先端部42b側の部位の内径)も、吹出モードドア50の回転軸部52の外径とほぼ同一となっている。
そして、空調ケース21の図4図示右方側の側壁面では、第2軸受部212の内周面と吹出モードドア50の回転軸部52の外周面とが、遊びを持って全周に亘って摺接している(図7参照)。これにより、空調ケース21の第2軸受部212は、吹出モードドア50を、回転軸線を中心に回動自在に支持している。
空調ケース21の図4図示左方側の側壁面では、エアミックスドア40の回転軸部42の内周面と吹出モードドア50の回転軸部52の外周面とが遊びを持って摺接するとともに、第1軸受部211の内周面とエアミックスドア40の回転軸部42の外周面とが遊びを持って摺接している。これにより、空調ケース21の第1軸受部211は、吹出モードドア50を、エアミックスドア40の回転軸部42を介して回転軸線を中心に回動自在に支持している。
上述した構成により、回転軸線を同一として空調ケース21に組み付けられたエアミックスドア40および吹出モードドア50は、互いに干渉することなく回動可能となっている。
図5および図6に示すように、吹出モードドア50の回転軸部52は、円柱形状を周方向における2箇所で外周面側から凹ませた(欠損させた)形状となっており、外周側から凹んだ一対の凹部521によって、円柱形状の外周面よりも内側に位置する一対の平行な平面部(外表面部)522が回転軸線を挟んで形成されている。
すなわち、回転軸部52は、軸線方向に直交する横断面が、一対の円弧(円柱形状の外周円の一部となる円弧)と当該一対の円弧の端部同士を結ぶ一対の直線とからなる略長円形状となっている。
このように、回転軸部52は、一対の平行な平面部522によって、一対の平面部522の幅(一対の平面部522の間隔)W1が円柱形状の外径(直径)Dよりも小さい縮幅部523を有している。そして、縮幅部523は、回転軸線方向(図示紙面表裏方向)において、回転軸部52のうち少なくともエアミックスドア40の回転軸部42の内側に配設される部位の全域に亘って形成されている。
一方、エアミックスドア40の回転軸部42には、回転軸線方向(図示紙面表裏方向)に延びるスリット部(隙間部)421が形成されている。このスリット部421の幅W2は、回転軸部52の縮幅部523の幅(平面部522の間隔)W1よりも広くなっており(本例では僅かに広くなっており)、回転軸部52の円柱形状の外径Dよりも狭くなっている(本例では極めて狭くなっている)。
このスリット部421は、回転軸線方向において、回転軸部42のうち少なくとも内側に吹出モードドア50の回転軸部52が配設される部位の全域に亘って形成されている。
換言すれば、回転軸部52は、回転軸部42の内側に配設される部位の回転軸線方向AAにおける全域に、円柱形状の直径と等しい長さDと当該長さよりも短い幅W1を有する横断面形状の縮幅部523を有しており、回転軸部42には、内側に回転軸部52が配設される部位の回転軸線方向AAにおける全域に、縮幅部523の幅W1よりも広く縮幅部523の長さDよりも狭い幅W2のスリット部421が回転軸線方向AAに延設されている。
エアミックスドア40および吹出モードドア50を空調ケース21に組み付ける際には、まず、エアミックスドア40と吹出モードドア50とを、回転軸部42、52の軸線方向が平行となるように近接させ、エアミックスドア40の回転軸部42のスリット部421に、吹出モードドア50の回転軸部52の縮幅部523を、回転軸部42の径外方向から挿通する。
すなわち、吹出モードドア50の回転軸部52の一対の平面部522が、エアミックスドア40の回転軸部42のスリット部421の内面(回転軸部42の周方向において対向する面)に沿って通過するように相対的に移動させ、回転軸部42内に回転軸部52を配設する。換言すれば、回転軸部52の縮幅部523を、縮幅部523の断面略長円形状の長径方向(円柱形状の直径と等しい長さDを有する方向、縮幅部523の横断面における長手方向)に移動させて回転軸部42のスリット部421を通過させ、回転軸部42内に回転軸部52を配設する。これにより、エアミックスドア40と吹出モードドア50との回転軸線が同一となる。
さらにエアミックスドア40と吹出モードドア50とを相対的に回動すると、回転軸部52の縮幅部523の長径方向が回転軸部42のスリット部421形成方向からずれて、エアミックスドア40と吹出モードドア50とが回転軸線を同一とした状態を維持する組付け体となる。
このように組み付けたエアミックスドア40と吹出モードドア50との組付け体を、分割形成された複数のケースを結合して空調ケース21を構成する際に空調ケース21内に収納し、エアミックスドア40および吹出モードドア50が空調ケース21に回動可能に支持される。
次に、上記構成に基づき車両用空調装置の室内ユニット1の作動について簡単に説明する。
上記構成の空調ユニット20に対し送風ユニット10が作動して送風が行われると、送風ユニット10からの送風空気が空気流入口24より空調ユニット20内へ流入する。そして、この流入空気がエアミックスドア40により、冷風通路25を流れる部分とヒータコア23で加熱される部分とに振り分けられる。その後、ヒータコア23で加熱され温風通路28を流れた温風と冷風通路25からの冷風とは、冷温風混合空間30において混合される。
冷温風混合空間30で冷風と温風とが混合された空調風は、下流側の各吹出口方向に流れ、吹出モードドア50により形成された吹出モードに応じて開口する開口部に流入し、車室内に吹き出される。
図1は、エアミックスドア40が、冷風通路25を全開とし温風通路28を全閉とする最大冷房状態(マックスクール状態)を設定する位置にあり、吹出モードドア50が、フェイス開口部33を開き他の開口部を閉じるフェイス吹出モードを設定する位置にある状態を示している。
図1に示す状態から、図1図示時計回り方向にエアミックスドア40が回動すると、冷温風混合空間30へ流入する冷風の割合が減少し温風の割合が増加していく。エアミックスドア40は、図8に示す位置にまで回動可能である。
一方、図1に示す状態から、図1図示時計回り方向に吹出モードドア50が回動すると、冷温風混合空間30から車室内へ吹き出される空調風の吹出モードは、バイレベルモード(フェイス開口部33とフット開口部35とにほぼ均等に風量を振り分けるモード)、フットモード(大部分をフット開口部35へ僅かな部分をデフロスタ開口部31へ風量を振り分けるモード)、フットデフロスタモード(デフロスタ開口部31とフット開口部35とにほぼ均等に風量を振り分けるモード)、デフロスタモードの順に変更されていく。吹出モードドア50は、図8に示す位置にまで回動可能である。
図8は、エアミックスドア40が、冷風通路25を全閉とし温風通路28を全開とする最大暖房状態(マックスホット状態)を設定する位置にあり、吹出モードドア50が、デフロスタ開口部31を開き他の開口部を閉じるデフロスタ吹出モードを設定する位置にある状態を示している。
このように、空調ユニット20は、エアミックスドア40および吹出モードドア50の回動位置に応じて、すなわち、ドア板部41およびドア板部51の回動いちに応じて、空調ケース21内の空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置を備えている。
図9は、図5と同じ部位における回転軸部42および回転軸部52の回動位置を示している。
エアミックスドア40が図1に示す状態にあるときには、回転軸部42は図9(a)に示す位置にある。エアミックスドア40が図1に示す状態から図8に示す状態へ回動すると、回転軸部42は図9(a)に示す実線矢印のように回動して、エアミックスドア40が図8に示す状態にあるときには、回転軸部42は図9(b)に示す位置となる。
一方、吹出モードドア50が図1に示す状態にあるときには、回転軸部52は図9(a)に示す位置にある。吹出モードドア50が図1に示す状態から図8に示す状態へ回動すると、回転軸部52は図9(a)に示す破線矢印のように回動して、吹出モードドア50が図8に示す状態にあるときには、回転軸部52は図9(b)に示す位置となる。
このような範囲で回転軸部42と回転軸部52とが回動すると、回転軸部52の縮幅部523の長径方向が、回転軸部42の中心から見たスリット部421形成方向と一致する場合(例えば、頻度は低いがマックスクール状態でデフロスタモードが設定された場合)がある。ところが、このときにも、図7に示したように、第2軸受部212の内周面と吹出モードドア50の回転軸部52の外周面とが全周に亘って摺接して、第2軸受部212によって回転軸部52を支持しているので、回転軸部52が回転軸部42内から外れることはない。すなわち、回転軸部42の回転軸線と回転軸部52の回転軸線とがずれることはない。
上述の構成および作動によれば、空調ユニット21は、エアミックスドア40の円筒形状の一対の回転軸部42の内側に吹出モードドア50の円柱形状の一対の回転軸部52が配設されて、それぞれのドアが回転軸線を同一として回動するようになっている。そして、回転軸部52は、回転軸部42の内側に配設される部位の回転軸線方向AAにおける全域に、円柱形状の直径と等しい長さDと当該長さよりも短い幅W1を有する横断面形状の縮幅部523を有している。一方、回転軸部42には、内側に回転軸部52が配設される部位の回転軸線方向AAにおける全域に、縮幅部523の幅W1よりも広く縮幅部523の長さDよりも狭い幅W2のスリット部421が回転軸線方向AAに延設されている。
したがって、回転軸部42のスリット部421に回転軸部52の縮幅部523を回転軸部42の径外方向から挿通して回転軸部42の内側に回転軸部52を配設することができる。このようにして、エアミックスドア40および吹出モードドア50をいずれも撓ませることなくエアミックスドア40と吹出モードドア50とを回転軸線を同一とするように組み付けることができ、両ドアが変形することを防止することができる。
エアミックスドア40および吹出モードドア50は、いずれも、回転軸線方向AAにおけるドア板部の両端側に回転軸部を一対有しており、ドア板部が回転軸線から所定量離れて形成され、ドア板部と一対の回転軸部とが側板部により連結されたロータリドアである。このような形状のロータリドアは、一対の回転軸部の間隔を変更しようとすると、ドア板部や側板部が大きく撓み変形し易いが、本発明を適用しているので変形を容易に防止することができる。
また、空調ケース21は、第1軸受部211でエアミックスドア40の回転軸部42を支持し、第2軸受部212で吹出モードドア50の回転軸部52を支持するようになっている。したがって、空調ケース21に組み込まれた状態では、両ドア40、50が回動して回転軸部42のスリット部421と回転軸部52の縮幅部523の幅狭な部位との周方向の位置が一致したとしても、回転軸部52の縮幅部523が回転軸部42のスリット部421を通って両ドア40、50の回転軸線同士がずれることはない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図10および図11に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、エアミックスドア40と吹出モードドア50との間に回転軸線同士のずれを規制する規制構造部を有している点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図10は、空調ユニット10内に配設されるエアミックスドア40および吹出モードドア50の概略構成を示す側面図であり、図11は、図10のXI−XI線断面図である。
図11に示すように、本実施形態では、吹出モードドア50の側板部53には、回転軸部52の周囲に他の部位よりも肉厚の肉厚部53aが形成されている。そして、この肉厚部53aには、回転軸線方向AAの外方側から(図11図示上方側から)凹んだ溝部531が形成されている。図10に示すように、溝部531は、回転軸線を中心とする円周状に形成されている。
一方、図11に示すように、エアミックスドア40の側板部43には、回転軸線方向AAの内方に向かって突出する突起部431が形成されている。この突起部431は、吹出モードドア50の溝部531の形成位置に対応した位置に形成されており(回転軸線から溝部531までの距離と回転軸線から突起部431までの距離とが等しくなっており)、突起部431の先端部は溝部531内に遊嵌されている(緩やかに嵌っている)。
この突起部431と溝部531との係合関係が、エアミックスドア40および吹出モードドア50の回転軸線同士がずれることを規制している。
図11に示すように、このエアミックスドア40および吹出モードドア50が空調ケース21に組み付けられる場合には、空調ケース21の第1軸受部(軸受部に相当)211が回転軸部42の外周面に摺接して、エアミックスドア40を、回転軸線を中心に回動自在に支持している。また、空調ケース21の第1軸受部211は、吹出モードドア50を、エアミックスドア40の回転軸部42を介して回転軸線を中心に回動自在に支持している。
上述した本実施形態の構成によれば、空調ケース21は、エアミックドア40の回転軸部42の外周面を支持する軸受部である第1軸受部211を備えており、吹出モードドア50には、回転軸線を中心として周方向に延設された溝部531が形成され、エアミックスドア50には、回転軸線方向AAに突出して溝部531に遊嵌する突起部431が形成されて、吹出モードドア50の回転軸線がエアミックスドア40の回転軸線からずれることを規制するようになっている。
したがって、空調ケース21に組み込まれた状態では、両ドア40、50が回動して回転軸部42のスリット部421と回転軸部52の縮幅部523の幅狭な部位との周方向の位置が一致したとしても、回転軸部52の縮幅部523が回転軸部42のスリット部421を通って両ドア40、50の回転軸線同士がずれることはない。
上記した例では、空調ケース21の軸受部211でエアミックドア40の回転軸部42を支持していたが、空調ケース21の軸受部は、エアミックスドア40および吹出モードドア50の少なくともいずれかを支持するものであればよい。
また、吹出モードドア50側に溝部531を設け、エアミックスドア40側に突起部431を設けていたが、逆であってもかまわない。また、溝部および突起部の形成部位は、側板部でなくてもかまわない。
また、上記した例では、溝部531を回転軸線を中心とした円周状に形成していたが、両ドア40、50が相対的に回動した場合に突起部431と溝部531との係合関係が維持されれば、溝部531は周方向の一部に延設されるものであってもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記各実施形態では、回転軸部52の縮幅部523は、円柱形状の外周面よりも内側に位置する一対の平行な平面部522により形成されていたが、これに限定されるものではなく、外周側から凹んだ一対の凹部によって、円柱形状の外周面よりも内側に位置する一対の外表面部が回転軸線を挟んで形成されて、一対の外表面部の幅が円柱形状の外径よりも小さくなっていればよい。
例えば、図12に示すように、内側に凹んだ一対の外表面部522Aが回転軸線を挟んで円柱形状の外周面よりも内側に位置して縮幅部523を形成するものであってもよい。また、一対の外表面部は軸線を挟んで対称位置でなくてもかまわず、例えば図13に示すように、両側の幅が異なる一対の平面部522Bで縮幅部523を形成するものであってもよい。図13に示す例では、一対の平面部522Bの幅が狭い方を先頭として、回転軸部52の縮幅部523を回転軸部42のスリット部421に挿通すれば、組付け作業が容易である。
また、上記各実施形態では、エアミックスドア40の回転軸部42に設けた入力軸部42cと吹出モードドア50の回転軸部52に設けた入力軸部52cとは、回転軸線方向において空調ケース21の反対側に突出していたが、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、入力軸部42c、52cが同じ側にあってもかまわない。
また、上記各実施形態では、エアミックスドア40および吹出モードドア50は、いずれも、回転軸線方向におけるドア板部の両端側に回転軸部を一対有していたが、これに限定されるものではなく、例えば、円柱形状の回転軸部を有するドア(上記例では吹出モードドア50)は、回転軸線方向においてドア板部の両端よりも外方に突出する1つの回転軸部を備えるものであってもよい。
また、上記各実施形態では、エアミックスドア40および吹出モードドア50は、いずれもロータリドアであったが、これに限定されるものではない。例えば、一方がロータリドアで他方が片持ちタイプの板ドアであってもよいし、両方とも片持ちタイプの板ドアであってもかまわない。
また、上記各実施形態では、第1ドアがエアミックスドア40であり、第2ドアが吹出モードドア50であったが、これに限定されるものではなく、例えば、第1、第2ドアとも吹出モードドアであってもかまわない。
また、上記各実施形態では、空調ユニット20は冷却用の熱交換器を備えていなかったが、冷却用熱交換器を備える空調ユニットであってもかまわない。
また、上記各実施形態では、第1ドアの第1ドア板部および第2ドアの第2ドア板部の回動位置に応じて、空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置を車両用空調装置に適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、例えば、定置式の空調装置に用いられる空気通路調節装置等に、広く適用して有効である。
21 空調ケース(ケース)
40 エアミックスドア(第1ドア)
41 ドア板部(第1ドア板部)
42 回転軸部(第1回転軸部)
43 側板部(連結部)
50 吹出モードドア(第2ドア)
51 ドア板部(第2ドア板部)
52 回転軸部(第2回転軸部)
53 側板部(連結部)
211 第1軸受部(軸受部)
212 第2軸受部
421 スリット部(隙間部)
431 突起部
521 凹部
522 平面部(外表面部)
523 縮幅部
531 溝部

Claims (5)

  1. 内部に空気通路を形成するケース(21)と、
    第1ドア板部(41)と、回転軸線方向(AA)における前記第1ドア板部(41)の両端側で突出した一対の円筒形状の第1回転軸部(42)とを有し、前記第1ドア板部(41)と前記第1回転軸部(42)とが一体であり、前記第1ドア板部(41)が前記第1回転軸部(42)を中心に回動する第1ドア(40)と、
    第2ドア板部(51)と、円柱形状の第2回転軸部(52)とを有し、前記第2ドア板部(51)と前記第2回転軸部(52)とが一体であり、前記第2回転軸部(52)が一対の前記第1回転軸部(42)のそれぞれの内側に配設されて、前記第2ドア板部(51)が前記第2回転軸部(52)を中心に回動する第2ドア(50)と、を備え、
    前記第1ドア板部(41)および前記第2ドア板部(51)の回動位置に応じて、前記空気通路を流れる空気の流れ状態を調節する空気通路調節装置であって、
    前記第2回転軸部(52)は、前記第1回転軸部(42)の内側に配設される部位の回転軸線方向(AA)における全域に、前記円柱形状の直径と等しい長さ(D)と当該長さよりも短い幅(W1)を有する横断面形状の縮幅部(523)を有しており、
    前記第1回転軸部(42)には、内側に前記第2回転軸部(52)が配設される部位の回転軸線方向(AA)における全域に、前記縮幅部(523)の幅(W1)よりも広く前記縮幅部(523)の長さ(D)よりも狭い幅(W2)のスリット部(421)が回転軸線方向(AA)に延設されていることを特徴とする空気通路調節装置。
  2. 前記第1ドア(40)は、前記第1ドア板部(41)が前記回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成され、前記第1ドア板部(41)と一対の前記第1回転軸部(42)とが連結部(43)により連結されたロータリドアであることを特徴とする請求項1に記載の空気通路調節装置。
  3. 前記第2ドア(50)は、回転軸線方向(AA)における前記第2ドア板部(51)の両端側で突出した一対の前記第2回転軸部(52)を有しており、前記第2ドア板部(51)が前記回転軸線から所定量離れた位置に円弧面状に形成され、前記第2ドア板部(51)と一対の前記第2回転軸部(52)とが連結部(53)により連結されたロータリドアであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気通路調節装置。
  4. 前記ケース(21)は、前記第1回転軸部(42)の外周面を支持する第1軸受部(211)と、前記第2回転軸部(52)の外周面を支持する第2軸受部(212)と、を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の空気通路調節装置。
  5. 前記ケース(21)は、前記第1回転軸部(42)および前記第2回転軸部(52)の少なくともいずれかの外周面を支持する軸受部(211)を備え、
    前記第1ドア(40)および前記第2ドア(50)の一方に、前記回転軸線を中心として周方向に延設された溝部(531)が形成され、前記第1ドア(40)および前記第2ドア(50)の他方に、前記回転軸線方向(AA)に突出して前記溝部(531)に嵌る突起部(431)が形成されて、前記第2ドア(50)の回転軸線が前記第1ドア(40)の回転軸線からずれることを規制することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の空気通路調節装置。
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