JP2011203029A - フッ化化合物の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】腐食性の高いフッ化水素を発生させることなく、原子力施設から排出される化学形態がフッ化物である化合物からフッ素を除去する手法を提供する。
【解決手段】ナトリウムのフッ化物,マグネシウムのフッ化物、及びバリウムのフッ化物のうち1種又は2種以上の処理対象フッ化物に、ホウ素を含む化合物,リンを含む化合物,硫黄を含む化合物のうち1種又は2種以上の化合物を反応させて、前記ホウ素のフッ化物,前記リンのフッ化物,前記硫黄のフッ化物,前記ホウ素のオキシフッ化物,前記リンのオキシフッ化物,前記硫黄のオキシフッ化物のうち1種又は2種以上を生成させる。
【効果】腐食性の高いフッ化水素を発生させることなく、化学形態がフッ化物である化合物からフッ素を除去することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はウランの転換施設,ウランの濃縮施設、及び使用済燃料の再処理施設などの原子力施設におけるウラン精製設備において発生する化学形態がフッ化物である化合物の処理方法に関するものであり、特に、フッ化化合物を含む廃棄物からフッ素を除去するに有効な方法に係る。
使用済燃料の再処理施設で採用されている使用済燃料の再処理技術として、以下の特許文献1に示されるフッ化物揮発法がある。
フッ化物揮発法は、使用済燃料をフッ素ガスと反応させることで使用済燃料中に含まれる核燃料物質のウランを揮発性の六フッ化ウラン(UF6)として分離回収し、ウランを核燃料として再利用することを目的とする。
しかし、使用済燃料には核燃料物質に加えて不純物として放射性の核分裂生成物(以下、FPという)が含まれ、使用済燃料をフッ素ガスと反応させる際に一部のFPが揮発性のフッ化物ガスとなり六フッ化ウランへ不純物として共存するため、ウラン精製設備により不純物を六フッ化ウランより分離する必要がある。
この六フッ化ウランに共存する不純物を除去する技術として、フッ化ナトリウム(NaF),フッ化マグネシウム(MgF2),フッ化バリウム(BaF2)といった化学形態がフッ化物である吸着材に六フッ化ウランを接触させて不純物を吸着除去する技術がある。
このウラン精製技術はウランの転換施設,ウランの濃縮施設などでも利用される。この不純物を吸着した使用済み吸着材(以下、「フッ化物廃棄物」という)は放射性廃棄物であるため、安定化処理して処分する必要がある。
その放射性廃棄物の安定化処理手法として、以下の非特許文献1に示されるようなホウケイ酸ガラス固化体とする方法がある。しかし、ホウケイ酸ガラスは主に化学形態が酸化物である化合物で構成されるため、化学形態がフッ化物の化合物で構成されるフッ化物廃棄物をガラス化した場合、従来のホウケイ酸ガラスと性質が変わる可能性がある。そこで、フッ化物廃棄物に含まれるフッ素をあらかじめ除去した後、ガラス化材料を添加することでガラス固化体とする手法を考えるに至った。
例えば、フッ化物揮発法と同じ乾式再処理技術である溶融塩電解法では、化学形態が塩化物の廃棄物(以下、「塩化物廃棄物」という)を酸化物に転換し、ガラス固化体とする手法が考案されている。以下の特許文献2に記載の方法では塩化物廃棄物と水蒸気(H2O)を800〜1000℃の高温において反応させることで、塩化物廃棄物に含まれる塩素を塩化水素(HCl)として揮発分離し、廃棄物の化学形態を酸化物としている。
また、以下の特許文献3に記載の方法では塩化物廃棄物にホウ酸(H3BO3)を添加して800〜1200℃の高温で反応させることで、塩化物廃棄物に含まれる塩素を塩化水素(HCl)として揮発分離し、廃棄物の化学形態を酸化物としている。
また、フッ化物を廃棄物質から回収する方法として、以下の特許文献4に記載の化学反応式のように、出発物質にフッ化物と硫黄化合物を含み、スルホリシス処理を施すものが示されている。
特開2002−257980号公報 特開平11−118995号公報 特開平5−87985号公報 特開昭63−166480号公報
Y. Inagaki et al., J. Nucl. Materials, 354(2006)171-184.
上記の手法は塩化物と同じハロゲン化物であるフッ化物廃棄物にも適用できる可能性が考えられる。前記特許文献2に記載の水蒸気と反応させる手法をフッ化物に適用する場合、例えば化学式1で示される反応が起こると考えられる。
2NaF+H2O → Na2O+2HF ・・・(化1)
この反応は、フッ化ナトリウムが水と反応することで、フッ化ナトリウムが酸化ナトリウム(Na2O)に転換され、フッ素はフッ化水素(HF)として揮発することを示す。
化学式1では例としてフッ化ナトリウムと水蒸気の反応を示しているが、他元素のフッ化物の場合もフッ化物中のフッ素はフッ化水素として揮発し、酸化ナトリウムが固体として残る。
次に、前記特許文献3に記載のホウ酸と反応させる方法をフッ化物に適用する場合、例えば次の化学式2に示される反応が起こると考えられる。
6NaF+2H3BO3 → 3Na2O+B23+6HF ・・・(化2)
この化学式2では例としてフッ化ナトリウムとホウ酸の反応を示しているが、他元素のフッ化物の場合もフッ化物中のフッ素はフッ化水素として揮発し、酸化ナトリウムと酸化ホウ素(B23)が固体として残る。
前記特許文献4に記載のフッ化物の回収処理方法についても、積極的にフッ化水素(HF)を発生させる方法であって、この点は前記特許文献2,3に記載の方法と同じである。
フッ化化合物を含む廃棄物に含まれるフッ化物のうち、フッ化ナトリウム,フッ化マグネシウム,フッ化バリウムを対象として、含有されるフッ素を除去する処理を行おうとすると、いずれの方法においても腐食性の強いフッ化水素を生成する。
また、前記特許文献2,3に記載の方法においては、フッ化物廃棄物と未反応の水蒸気、もしくはホウ酸の分解によって生じた水蒸気がフッ化水素に共存することになるが、そのフッ化水素は水蒸気が共存する環境において腐食性が強まるといわれており、フッ化物廃棄物の処理工程における腐食環境がより強まると予測される。
従って、本発明の目的は、フッ化化合物の処理に際して、その処理工程における腐食環境を緩和しつつ処理対象のフッ化化合物からフッ素を除去することにある。
本発明の目的を達成する基本的な方法は、ナトリウムのフッ化物,マグネシウムのフッ化物、及びバリウムのフッ化物のうち1種又は2種以上の処理対象フッ化物に、ホウ素を含む化合物,リンを含む化合物,硫黄を含む化合物のうち1種又は2種以上の化合物を反応させて、前記ホウ素のフッ化物,前記リンのフッ化物,前記硫黄のフッ化物,前記ホウ素のオキシフッ化物,前記リンのオキシフッ化物,前記硫黄のオキシフッ化物のうち1種又は2種以上を生成物質として得るフッ化化合物の処理方法である。
本発明によれば、フッ化化合物とホウ素,リン,硫黄の何れかを含む化合物との反応によりフッ化水素が発生しないため、フッ化化合物の処理工程における腐食環境を緩和することができる。
本発明に係わる実施例1の処理フロー図である。 本発明に係わる実施例2の処理フロー図である。 本発明に係わる実施例3の処理フロー図である。 本発明における実施例1の装置構成を示す図である。 本発明における実施例2,実施例3の装置構成を示す図である。
我々は、既述の化学式1と化学式2を検討することで、フッ素の除去が二つの反応から成る事を見出した。化学式2は、次の化学式3と化学式4に置き換えて考えることができる。
2H3BO3 → B23+3H2O ・・・(化3)
6NaF+3H2O → 3Na2O+6HF ・・・(化4)
化学式3はホウ酸が分解して水と酸化ホウ素が生じることを示す。化学式4は化学式1と同様にフッ化ナトリウムが水と反応して、フッ化ナトリウムが酸化ナトリウムに転換されてフッ化水素が揮発する反応を示す。また、酸化ナトリウムは酸化ホウ素と反応し、例えば化学式5で示される反応により安定な化合物が形成される。
Na2O+2B23 → Na227 ・・・(化5)
すなわち、化学式1と化学式2に共通する反応は(1)水によりフッ化物を酸化物に転換する反応、であり、化学式2に特有の反応は(2)反応で生じた酸化物をより安定な化合物とすることで(1)の反応を促進する反応である。(1)(2)の反応は塩化物とフッ化物に共通のハロゲン化合物(塩素,フッ素)の除去反応である。
しかし、我々はフッ化物のみに注目した場合、例えば酸化ホウ素が水蒸気と同じ効果をもつこと、すなわちフッ化物を酸化物に転換できることを見出した。その反応式を化学式6に示す。
6NaF+7B23 → 3Na247+2BF3 ・・・(化6)
また、酸化リン(P25),酸化硫黄(SO3)についても、化学式7,化学式8のようにフッ化物を酸化物に転換する効果があることを見出した。
4P25+3NaF→Na3PO4+POF3 ・・・(化7)
2SO3+2NaF→Na2SO4+SO22 ・・・(化8)
すなわち、フッ化物廃棄物にホウ素(B),リン(P),硫黄(S)の何れかを含む化合物のうち1つ以上を供給して反応させ、フッ化物廃棄物に含まれるフッ素をホウ素,リン,硫黄の何れかのフッ化物、もしくはオキシフッ化物として揮発させて、フッ化物廃棄物からフッ素を分離する手法を考案するに至った。
表1に酸化ホウ素とフッ化ナトリウム,フッ化マグネシウム,フッ化バリウムとの反応開始温度を記す。熱天秤に酸化ホウ素とフッ化ナトリウム,酸化ホウ素とフッ化マグネシウム,酸化ホウ素とフッ化バリウムを、それぞれモル比1:3で混合して1200℃まで昇温し、フッ素がフッ化ホウ素(BF3)として揮発して急激な重量減少する温度から反応温度を測定した。
Figure 2011203029
そして熱天秤で昇温してフッ素揮発分離された残渣化合物をサンプルしてEDXで分析したところ、フッ素の残留が無いことを確認した。従って、フッ化ナトリウムは酸化ホウ素と600℃以上、フッ化マグネシウムは酸化ホウ素と950℃以上、フッ化バリウムは酸化ホウ素と650℃以上で反応させることでフッ素を除去できることが分かった。
表2に酸化リンとフッ化ナトリウム,フッ化マグネシウム,フッ化バリウムとの反応について、「熱力学データベースMALTグループ.熱力学データベース MALT for Window
s(登録商標).科学技術社.2005.」のコンピュータソフトにより反応のギブス自由エネルギー(ΔG)を求めた結果を示す。
Figure 2011203029
反応のΔGが負になる温度で反応が進行する。表2より、フッ化ナトリウムは酸化リンと175℃以上、フッ化マグネシウムは酸化リンと125℃以上で反応させることでフッ素を除去できることが分かった。
表3に酸化硫黄とフッ化ナトリウム,フッ化マグネシウム,フッ化バリウムとの反応について、前記コンピュータソフトにより反応のギブス自由エネルギー(ΔG)を求めた結果を示す。
Figure 2011203029
表3より、フッ化ナトリウムは酸化硫黄と50℃以上かつ1025℃以下、フッ化マグネシウムは酸化硫黄と50℃以上かつ375℃以下、フッ化バリウムは酸化硫黄と50℃以上かつ925℃以下で反応させることでフッ素を除去できることが分かった。
本発明の実施例においては、フッ化物廃棄物からフッ素を除去するに際して、そのフッ化廃棄物とホウ素,リン,硫黄の何れかを含む化合物とを反応させてフッ化水素が発生しないようにし、フッ化物廃棄物の処理工程における腐食環境を緩和した。
以下、本発明の実施例1を図1に基づいて説明する。本発明は使用済燃料の再処理技術であるフッ化揮発法に関する例であり、図1に示されるようにフッ化工程2と湿式処理工程6とPu回収工程7とウラン精製工程11と脱フッ素処理工程13とガラス固化工程17とオフガス処理工程19から構成される。
以下物質移動の概要を述べる。使用済燃料1はフッ化工程2においてフッ素ガス3と反応し、フッ化揮発ガス4とフッ化残渣5に大別される。フッ化揮発ガス4にはUF6ガス8と揮発性FPフッ化物9と揮発性のPuフッ化物が含まれる。このフッ化揮発ガス4はPu回収工程7に送られる。
Pu回収工程7は、例えばウランを含有する吸着剤が充填された吸着塔であり、Puフッ化物のみが吸着剤に吸着され、UF6ガス8,揮発性FPフッ化物9と分離される。Pu回収工程7で分離されたPuフッ化物を吸着したウランを含有する吸着剤(以下、「U+Pu混合物10」という)は、フッ化残渣5とともにPUREX法のような湿式処理工程6で処理され、ウランとプルトニウムからなる新燃料の原料に転換される。
一方、UF6ガス8と揮発性FPフッ化物9はウラン精製工程11へ送られる。ウラン精製工程11は、フッ化ナトリウム,フッ化マグネシウム,フッ化バリウムに代表されるフッ化物吸着剤が充填された吸着塔で構成される。
この吸着塔にUF6ガス8と揮発性FPフッ化物9を流通させることで、揮発性FPフッ化物9がフッ化物吸着剤に吸着され、UF6ガス8と分離される。UF6ガス8は一時的に貯蔵される、もしくは原子燃料として利用するためにウラン濃縮施設に送り出される、もしくは酸化物に転換されて核燃料として加工される。
揮発性FPフッ化物9を吸着したフッ化物吸着剤(以下、「フッ化物廃棄物12」という)は脱フッ素処理工程13に送られる。脱フッ素処理工程13ではフッ化物廃棄物12と酸化ホウ素14(B23)を、キャリアガス15を流通させた環境で反応させる。キャリアガス15は不活性であるアルゴンガスなどが好ましい。
フッ化物廃棄物12が酸化ホウ素14と反応し、揮発性のフッ化物ガス(以下、「オフガス18」という)を発生することでフッ化物廃棄物12よりフッ素が除去され、処理済み廃棄物16が固体の残渣化合物として残る。
オフガス18はキャリアガス15とともにオフガス処理工程19に送られ処理される。
回収されたキャリアガスは再び脱フッ素処理工程13に供給される。処理済み廃棄物16はガラス固化工程17に送られ、ガラス化材料と混合されガラス固化体とする。
次に脱フッ素処理工程13とオフガス処理工程19の装置構成について図4を用いて述べる。その装置は加熱容器24と電気炉23により構成され、電気炉23で加熱容器24を加温できる機構となっている。
酸化ホウ素の融点は480℃、沸点は1,680℃であるため、温度600℃以上では酸化ホウ素は液体となる。よって脱フッ素処理工程13は、フッ化物廃棄物12と酸化ホウ素14を例えばるつぼのような加熱容器24に入れ600℃以上に加温することで行う。加熱容器24はニッケル含有合金などの金属製のものが好ましく、材料の耐熱温度の観点から反応温度は1,200℃以下が望ましい。
加熱容器24内にあらかじめ酸化ホウ素14を添加しておき、480℃以上とすることで酸化ホウ素14を溶解し、溶融物25を生成しておく。そこにフッ化物廃棄物12を添加し、600℃以上に加温することでフッ化物廃棄物12よりフッ素を除去する反応を進行させる。必要に応じて酸化ホウ素14を加熱容器24に追加しても良い。
脱フッ素反応によりフッ素が除去された残渣化合物である処理済み廃棄物16は、必要に応じて加熱容器24から取り出され、ガラス固化工程17に送られる。加熱容器24にはキャリアガス15が導入されており、脱フッ素反応で発生したオフガス18はキャリアガス15とともにオフガス処理工程19へ送られる。
加熱容器24からフッ化物廃棄物12と酸化ホウ素14の反応で発生するフッ化ホウ素は、活性アルミナに吸着、もしくは水酸化カルシウムと反応することが知られている。したがって、オフガス処理は、活性アルミナ(Al23)が充填された吸着塔にオフガス18を流通させて吸着除去するか、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)を溶解させた水溶液が導入されたスクラバーにガスを流通させてフッ化カルシウム(CaF2)としてフッ素を沈殿させる方法が望ましい。
以上のように本実施例によれば、フッ化物廃棄物に酸化ホウ素を添加して反応させることにより、フッ化水素を発生させること無く、すなわちフッ化物廃棄物の処理工程における腐食環境を緩和しつつフッ化物廃棄物からフッ素を除去する効果が得られる。
本発明の実施例2について、図2を用いて説明する。実施例1においては脱フッ素処理工程13において酸化ホウ素14を添加したが、本実施例2では酸化ホウ素14に替えて酸化リン20(P25)を添加する。そして、脱フッ素処理工程13の次工程において凝縮器21による凝縮工程(図2では凝縮器とのみ表記してある。)が追加された構成となっている。その他は実施例1の工程と同じである。
次に脱フッ素処理工程13と凝縮器21、オフガス処理工程19の装置構成について図5を用いて述べる。装置はロータリーキルン26と電気炉23により構成され、電気炉23でロータリーキルン26を加温できる機構となっている。
酸化リン20は380度で昇華するため、温度125℃以上では固体、380℃以上では気体となる。よって、酸化リン20をあらかじめ380℃以上にして気体とし、キャリアガス15とともにフッ化物廃棄物12を導入したロータリーキルン26に酸化リン20を導入する。
ロータリーキルン26は電気炉23により脱フッ素反応が進行し、かつ酸化リン20がガスで存在できる温度である380℃以上に加温しておく。脱フッ素反応によりフッ素が除去された処理済み廃棄物16(ナトリウム,マグネシウム,バリウムのリン酸塩)は必要に応じてロータリーキルン26から取り出され、ガラス固化工程17に送られる。
脱フッ素反応により発生したオフガス18(リンのフッ化物ガス、もしくはオキシフッ化物ガス)とキャリアガス15、未反応の酸化リン20は凝縮器21に送られる。凝縮器21の温度は380℃以下とし、酸化リン20のみが凝縮する温度とする。リンのフッ化物ガスの沸点は−84℃、オキシフッ化物ガスの沸点は−40℃であるため、凝縮器21の温度は25℃から380℃程度が望ましい。
凝縮器21で回収された酸化リンは脱フッ素処理工程13に戻される。オフガス18とキャリアガス15はオフガス処理工程19に送られる。フッ化ホウ素と同様に、リンのフッ化物ガス、もしくはオキシフッ化物ガスは活性アルミナに吸着、もしくは水酸化カルシウムと反応することが知られている。
したがって、オフガス処理は、活性アルミナが充填された吸着塔にオフガス18を流通させて吸着除去するか、水酸化カルシウムを溶解させた水溶液が導入されたスクラバーにガスを流通させてフッ化カルシウムとしてフッ素を沈殿させる方法が望ましい。
以上のように本実施例2によれば、フッ化物廃棄物に酸化リンを添加して反応させることにより、フッ化水素を発生させること無く、すなわちフッ化物廃棄物の処理工程における腐食環境を緩和しつつフッ化物廃棄物からフッ素を除去する効果が得られる。
本発明の実施例3について、図3を用いて説明する。前述の実施例2においては脱フッ素処理工程13において酸化リン20を添加したが、本実施例3では酸化リン20に替えて酸化硫黄22(SO3)を添加する。その他の工程は実施例2と同じである。
実施例3における脱フッ素処理工程13と凝縮器21、オフガス処理工程19の装置構成について図5を用いて述べる。実施例2と実施例3の装置構成は同じであるが、扱う化合物が違うため、運転の温度条件が異なる。
即ち、酸化硫黄22の融点は17℃、沸点は44℃であるから、酸化硫黄22をあらかじめ44度以上にして気体とし、キャリアガス15とともにフッ化物廃棄物12を導入したロータリーキルン26に酸化硫黄22を導入する。
ロータリーキルン26は電気炉23により脱フッ素反応が進行し、かつ酸化硫黄22がガスで存在できる温度である50℃以上に加温しておく。脱フッ素反応によりフッ素が除去された残渣化合物である処理済み廃棄物16(ナトリウム,マグネシウム,バリウムの硫酸塩)は必要に応じてロータリーキルン26から取り出され、ガラス固化工程17に送られる。
その一方、脱フッ素反応により発生したオフガス18(硫黄のフッ化物ガス、もしくはオキシフッ化物ガス)とキャリアガス15、未反応の酸化硫黄22は凝縮器21に送られる。凝縮器の温度は44度以下とし、酸化硫黄22のみが凝縮する温度とする。硫黄のフッ化物ガスの沸点は−64℃、オキシフッ化物ガスの沸点は−55℃であるため、凝縮器の温度は25℃から44℃程度が望ましい。凝縮器21で回収された酸化硫黄は脱フッ素処理工程13に戻される。
オフガス18とキャリアガス15はオフガス処理工程19に送られる。フッ化ホウ素と同様に、硫黄のフッ化物ガス、もしくはオキシフッ化物ガスは活性アルミナに吸着、もしくは水酸化カルシウムと反応することが知られている。したがって、オフガス処理は、活性アルミナが充填された吸着塔にオフガス18を流通させて吸着除去するか、水酸化カルシウムを溶解させた水溶液が導入されたスクラバーにガスを流通させてフッ化カルシウムとしてフッ素を沈殿させる方法が望ましい。
以上のように本実施例によれば、フッ化物廃棄物に酸化硫黄を添加して反応させることにより、フッ化水素を発生させること無く、すなわちフッ化物廃棄物の処理工程における腐食環境を緩和しつつフッ化物廃棄物からフッ素を除去する効果が得られる。
以上の各実施例の解説によって明らかなように、本発明の実施例によれば、原子力施設より排出されるナトリウムのフッ化物,マグネシウムのフッ化物、及びバリウムのフッ化物のうち1種又は2種以上の処理対象フッ化物に、ホウ素を含む化合物,リンを含む化合物,硫黄を含む化合物のうち1種又は2種以上の化合物を反応させて、前記ホウ素のフッ化物,前記リンのフッ化物,前記硫黄のフッ化物,前記ホウ素のオキシフッ化物,前記リンのオキシフッ化物,前記硫黄のオキシフッ化物のうち1種又は2種以上を生成させることにより、フッ化水素を発生させることなく、すなわち脱フッ素処理工程から後段の各処理工程における腐食環境を緩和しつつフッ化物廃棄物からフッ素を除去する効果が得られる。
本発明は、原子力施設で発生したフッ化物を含む廃棄物からフッ素を除去する処理方法に利用可能性がある。
1 使用済燃料
2 フッ化工程
3 フッ素ガス
4 フッ化揮発ガス
5 フッ化残渣
6 湿式処理工程
7 Pu回収工程
8 UF6ガス
9 揮発性FPフッ化物
10 U+Pu混合物
11 ウラン精製工程
12 フッ化物廃棄物
13 脱フッ素処理工程
14 酸化ホウ素
15 キャリアガス
16 処理済み廃棄物
17 ガラス固化工程
18 オフガス
19 オフガス処理工程
20 酸化リン
21 凝縮器
22 酸化硫黄
23 電気炉
24 加熱容器
25 溶融物
26 ロータリーキルン

Claims (8)

  1. ナトリウムのフッ化物,マグネシウムのフッ化物、及びバリウムのフッ化物のうち1種又は2種以上の処理対象フッ化物に、ホウ素を含む化合物,リンを含む化合物,硫黄を含む化合物のうち1種又は2種以上の化合物を反応させて、前記ホウ素のフッ化物,前記リンのフッ化物,前記硫黄のフッ化物,前記ホウ素のオキシフッ化物,前記リンのオキシフッ化物,前記硫黄のオキシフッ化物のうち1種又は2種以上を生成物質として得るフッ化化合物の処理方法。
  2. 請求項1において、前記反応によって生成された生成物質を、前記反応によって生成された前記生成物質以外の物質から揮発分離して得ることを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記処理対象フッ化物に反応させる前記化合物は、酸化ホウ素または酸化ホウ素を含む化合物のうちの1種又は2種以上の化合物であり、前記処理対象フッ化物が前記ナトリウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏600度以上に、前記処理対象フッ化物がマグネシウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏950度以上に、前記処理対象フッ化物が前記バリウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏650度以上に加温された状況下で行うことを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  4. 請求項1又は請求項2において、前記処理対象フッ化物に反応させる前記化合物は、酸化リンまたは酸化リンを含む化合物のうちの1種又は2種以上の化合物であり、前記処理対象フッ化物が前記ナトリウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏175度以上に、前記処理対象フッ化物がマグネシウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏125度以上に加温された状況下で行うことを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  5. 請求項1又は請求項2において、前記処理対象フッ化物に反応させる前記化合物は、酸化硫黄または酸化硫黄を含む化合物のうちの1種又は2種以上の化合物であり、前記処理対象フッ化物が前記ナトリウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏50度以上かつ1025℃以下に、前記処理対象フッ化物がマグネシウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏50度以上かつ375℃以下に、前記処理対象フッ化物が前記バリウムのフッ化物の場合は、前記反応を摂氏50度以上かつ925℃以下に加温された状況下で行うことを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項において、前記生成物質を気体として分離し、前記分離後の処理済み廃棄物をガラス固化体にすることを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか一項において、前記生成物質を活性アルミナ又は水酸化カルシウムと反応させて回収することを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
  8. 請求項1から請求項5までのいずれか一項において、前記生成物質から未反応の前記化合物を凝縮温度差を利用して分離し、前記分離した後の前記未反応の前記化合物を前記処理対象フッ化物に反応させることを特徴とするフッ化化合物の処理方法。
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