JP2011202859A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた空間に冷蔵庫を設置する場合、機械室から排出された高温の空気が滞留して、機械室に吸入する空気温度が上昇するという問題を解消することを目的とする。
【解決手段】上部機械室13を覆う上部機械室カバー31の上部吐出側天面グリル34の桟36の上部が冷蔵庫11の前方へ傾斜しているものである。これによって、空冷凝縮器14が吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、凝縮器と圧縮機をファンによって空冷する冷蔵庫において、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱する冷蔵庫に関するものである。
家庭用冷蔵庫においてはファンによって空冷する凝縮器が使用される。しかしながら、家庭用冷蔵庫では省スペースの観点から、凝縮器本体や風路の大きさが制約されるとともに、室内の埃が付着するなどによって風路が閉塞される懸念が生じる。
そこで、省スパースや埃付着に配慮した機械室の設計が提案されている。
以下、図面を参照しながら従来の冷蔵庫を説明する。
図10は従来の冷蔵庫の機械室の横断面図、図11は図10のA−A線断面図、図12は図10のB−B線断面図である。
図10〜図12において、51は冷蔵庫、52は機械室、53は凝縮器、54はファン、55は圧縮機であり、冷蔵庫51の下部にある機械室52に風上から順に凝縮器53とファン54、圧縮機55が配置されている。また、56は機械室52に空気を取り入れる空気吸入口、57は機械室52内で熱交換した空気を排出する空気吐出口、58は空気吸入口56の近傍と空気吐出口57の近傍とを連通する連通口である。
以上のように構成された従来の冷蔵庫について、以下にその動作を説明する。
ファン54を駆動することによって、空気吸入口56から冷蔵庫51の下部及び前面の外気を吸入して凝縮器53を空冷した後、ファン54を介して熱交換した空気を圧縮機55に供給して空冷し、空気吐出口57から機械室52の外へ排出する。また、空気吸入口56が埃付着によって閉塞した場合でも、連通口58を介して、凝縮器53からファン54、圧縮機55と空気循環が生じて、空冷作用を維持することができる。
特開2002−295954号公報
しかしながら、前記従来の構成では、空気吸入口56と空気吐出口57が近傍にあるため、空気吐出口57から排出された温度の高い空気と外気を混合して空気吸入口56から取り入れることとなり、結果として機械室52に吸入する空気の温度が高く、凝縮器53と圧縮機55を効率よく空冷することができない。同様に、連通口58を介して高い温度の空気を循環させても十分な放熱能力を維持することが難しい。このように、家庭用冷蔵庫においては省スペースの観点から、空気吸入口56と空気吐出口57との距離を確保することが難しいため、吸入する空気温度の上昇を抑制するという課題を有していた。特に、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合、扉開閉を行う前面以外の筐体外郭は壁に近接した状態となるため、筐体周辺に高温の空気が籠り易く、吸入する空気温度の上昇はより顕著となる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱する冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、機械室カバーの吸入側グリルの桟と吐出側グリルの桟の傾斜方向が異なるものである。これによって、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができる。
本発明の冷蔵庫は、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができ、ファンや凝縮器の小型化が図れるとともに、凝縮温度を低減することで省エネが図れる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の縦断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室カバーを外した斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部吐出側グリルのA−A断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部吸入側グリルのB−B断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の空気の流れを示す斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部吐出側グリルのA‘−A’断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部機械室の部分断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部吸入側グリルのC−C断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部吐出側グリルのD−D断面図 従来の冷蔵庫の機械室の横断面図 図10のA−A線断面図 図10のB−B線断面図
請求項1に記載の発明は、背面の機械室に少なくともファンと圧縮機とを設置した冷蔵庫において、前記機械室を覆う機械室カバーの吸入側グリルの桟と吐出側グリルの桟の傾斜方向が異なることを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、吸入側グリルから吸入される空気の方向と吐出側グリルから吐出される空気の方向を変更することが可能となるので、比較的温度の低い吸入側の空気と比較的温度の高い吐出側の空気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、背面上部の機械室に少なくともファンと圧縮機とを設置したトップマウント方式の冷蔵庫において、前記機械室を覆う機械室カバーの吐出側天面グリルの桟の上部が前記冷蔵庫の前方へ傾斜していることを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、吐出側天面グリルから吐出された空気を冷蔵庫の前方へ流すことが可能となるので、比較的温度の高い吐出空気と冷蔵庫天面付近の外気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、桟の上部が冷蔵庫の天面の高さより下部に設置され、前記桟の端と機械室カバーとの間に壁を有することを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、壁のコアンダ効果により吐出側天面グリルから吐出された空気を冷蔵庫の前方へ誘導することができるので、比較的温度の高い吐出空気と冷蔵庫天面付近の外気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2あるいは3に記載の発明において、機械室カバーの吸入側天面グリルの桟の上方が冷蔵庫の後方へ傾斜していることを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、吸入側天面グリルより冷蔵庫の後方からの空気を吸入することが可能となるので、比較的温度の高い吐出空気と冷蔵庫天面付近の外気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、桟の上部が冷蔵庫の天面の高さより下部に設置され、前記桟の端と機械室カバーとの間に壁を有することを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、壁のコアンダ効果により吸入側天面グリルより冷蔵庫の後方から空気を誘導し吸入することが可能となるので、比較的温度の高い吐出空気と冷蔵庫天面付近の外気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、背面下部に下部機械室を設置した冷蔵庫において、前記下部機械室を覆う下部機械室カバーの吸入側グリルの桟の上部が、前記冷蔵庫の前方へ傾斜していることを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、下部吸入側グリルより冷蔵庫の下部後方からの空気を吸入することが可能となるので、下部吐出側グリルより吐出された空気と下部吸入側グリルより吸入される空気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1あるいは6に記載の発明において、背面下部に下部機械室を設置した冷蔵庫において、前記下部機械室を覆う下部機械室カバーの吐出側グリルの桟の上部が、前記冷蔵庫の後方へ傾斜していることを特徴とする冷蔵庫であるので、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、下部吐出側グリルより冷蔵庫の上部後方へ空気を吐出することが可能となるので、吐出された空気と吸入された空気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の縦断面図、図2は同実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室カバーを外した斜視図、図3は同実施の形態1における冷蔵庫の上部吐出側グリルのA−A断面図、図4は同実施の形態1における冷蔵庫の上部吸入側グリルのB−B断面図、図5は同実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の空気の流れを示す斜視図、図6は同実施の形態1における冷蔵庫の上部吐出側グリルのA‘−A’断面図である。
図1において、11は冷蔵庫、12は冷蔵庫11の筐体、13は筐体12の背面上部に設置された上部機械室、14は空冷凝縮器、15は第1のファン、16は圧縮機である。上部機械室13には、風上から順に空冷凝縮器14、第1のファン15、圧縮機16が設置されており、第1のファン15を駆動することにより空冷凝縮器14と圧縮機16が空冷される。
ここで、第1のファン15はファンリング17に取り付けられ、ファンリング17は上部機械室13内の風路を第1のファン15の風上側と風下側に区分している。また、空冷凝縮器14の上部には、空冷凝縮器14を通過せずに第1のファン15に直接吸入される外気が通過するバイパス風路18を形成している。なお、バイパス風路18は空冷凝縮器14が埃付着などによって閉塞した場合に、外気を直接第1のファン15に供給するものであり、空冷凝縮器14の10%〜15%程度の高さに相当する5〜15mmの空間が望ましい。バイパス風路18の高さが5mm(10%)未満では空冷凝縮器14が完全に閉塞した場合に風量低下が著しく、バイパス風路18の高さが15mm(15%)より高いと空冷凝縮器14を通過する風量が低下して十分な放熱能力が得られない。
また、19は筐体12の背面下部に設置された下部機械室、20は第2のファン、21は庫内(図示せず)の除霜水を貯留する蒸発皿、22は筐体12の背面コーナー部に設けられた連通風路である。下部機械室19には、風上から順に蒸発皿21、第2のファン20が設置されており、第2のファン20を駆動することにより、筐体12の下部付近の外気を吸入して蒸発皿21に貯留された除霜水の蒸発を促進するとともに、蒸発皿21と連通風路22を介して空冷凝縮器14に除霜水の蒸発により冷却された外気を供給する。第2のファン20の風上側に蒸発皿21を設置することにより第2のファン20の吐出側の通風抵抗を低く保つことができ、さらに除霜水の蒸発によって外気よりも温度が低下するため、十分な風量の空気を空冷凝縮器14に供給することができるので効率よく放熱することができる。
また、第2のファンは蒸発皿21に対して、下部吐出側グリル26に向けて傾斜して配置させている。傾斜して取り付けることにより、蒸発皿21の除霜水を効率よく蒸発させながら温度が低下した空気を効率よく下部吐出側グリル26に供給することができる。なお、傾斜角は15度までとすると良い。傾斜角が15度を過ぎると蒸発の効率が悪くなるからである。なお、第2のファンを配置させる場合において、第2のファンの下端部は下部吐出側グリル26における背面コーナー部に設けられた通風路の下端部よりも上に位置するのがよい。このような構成とすることで、第2のファンの風が適切に上部に伝わることとなる。また、上部機械室13に主要な発熱源となる圧縮機16と空冷凝縮器14を配置したため、第2のファン20が吸入する筐体12の下部付近の外気は、筐体12の上方の外気よりも比較的低い温度となるので、下部機械室19には主要な発熱源を設けないことが望ましいが、第2のファン20の蒸発促進効果だけでは蒸発皿21内の除霜水が十分蒸発できない場合は、空冷凝縮器14よりも十分能力の小さい放熱器(図示せず)を蒸発皿21内に配置してもよい。
ここで、連通風路22は筐体12の背面の縦辺を切り欠いたものであり、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫11を設置して、冷蔵庫11の背面と側面が壁に近接下部連通風路22の風路断面積は、吸入側背面グリル33の風路となる部分の断面積の総和と略同一の大きさで設けられている。これにより、上部機械室内に連通風路22を空気が適切に吸入される。
図2において、31は上部機械室カバー、32は上部機械室カバー31に設けられ冷蔵庫11の上後方から外気を吸入する上部吸入側天面グリル、33は上部機械室カバー31に設けられ下後方連通風路22から外気を吸入する上部吸入側背面グリル、34は冷蔵庫11の上前方へ排気する上部吐出側天面グリル、35は冷蔵庫11の上方へ廃熱を廃棄する上部吐出側背面グリルである。ここで、上部吸入側背面グリル33は筐体12の壁面から凹んだ形状とすることで、冷蔵庫11の背面や側面が壁に近接した場合でも連通風路22と連通することができる。
図3に示すように上部吐出側天面グリル34の桟36の上部を冷蔵庫11の前方へ傾斜しているので矢印a方向の流れを発生させることができる。また上部吐出側背面グリル35の桟36の背面側を上方へ傾斜させることにより矢印b方向の流れも発生させることができる。また図4に示すように上部吸入側天面グリル32の桟36の上部を冷蔵庫11の後方へ傾斜しているので冷蔵庫11の上後方からの流れである矢印cの流れを発生させることができる。また下部吸入側背面グリル33の桟36の背面側を下方へ傾斜させることにより冷蔵庫11の下部方向からの流れである矢印d方向からの流れも発生させることができる。また図6に示すように桟36の端と上部機械室カバー31の間に壁37を形成することにより壁37のコアンダ効果により上部吐出側天面グリル34から吐出された空気を冷蔵庫11の前方へ誘導することができる。尚、図6に示す壁37は図4の吸入側のグリルに適用してもよく、壁のコアンダ効果により上部吸入側天面グリル32より冷蔵庫11の後方から空気を誘導し吸入することが可能となる。また、壁37は桟36の両端に形成することが望ましい。この結果、前記したように、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫11を設置した場合に、桟36の傾斜方向を変更したり、桟36と上部機械室カバー31の間に壁37を設けることにより比較的温度の高い吐出空気と冷蔵庫天面付近の外気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができ、効率よく放熱することができる。
このような構成により、冷蔵庫11の上方から吸入された外気と連通風路22から吸入された外気の両方が上部機械室13内を通過しながら、主要な発熱源となる圧縮機16と空冷凝縮器14を空冷する。これにより、埃がつまりにくい状況を維持しながら外気を圧縮機16と空冷凝縮器14に供給することができるので、信頼性の高いものとなる。
また、第1のファンと第2のファンとの風量の相対値を考慮することにより冷却効率を上げることも可能である。第1のファン15に対する第2のファン20の風量の相対値は25〜100%に設定することが望ましい。
第2のファン20の風量の相対値を25〜100%に設定することにより、下方からの空気を効率的に上方に供給することができ、より大きな放熱の効果が得られる。なお、第1のファン15に対する第2のファン20の風量の相対値を25%以下とした場合には、第2のファン20による冷却効果がほとんど得られず、第1のファン15に対する第2のファン20の風量の相対値を100%以上とした場合には、第1のファン15よりも多くの風量を第2のファン20から供給したとしても、上部機械室13には一定以上の外気は吸入されないため、100%に相当する冷却効果以上の冷却効果は得られない。結果として、第2のファン20の電力量が増大するだけとなる。
また、第2のファン20の風量の相対値を80〜100%にすれば、さらに大きな冷却効果を得ることができる。第2のファン20の風量の相対値を80〜100%とすることにより、吸入側天面グリル32からの吸入量を減少させることによって、上部機械室13から上方に排出した高温の排気がほとんど上部機械室13に吸入されることがなくなる。従って、上部機械室13から上方に排出した高温の排気の影響をほとんどなくすことができ、上部機械室13に吸入される空気の温度を低下させることができる。
また、第1のファン15は外気温度によらず圧縮機16の駆動に連動して駆動するように制御し、第2のファン20は基準温度以上の外気温度では圧縮機16の駆動に連動して駆動するとともに、基準温度より低い外気温度では停止するように制御するようにしてもよい。
圧縮機16の仕事量が増大する基準温度以上の外気温度においては、特に、システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫11を設置して冷蔵庫11の上方に壁が近接している場合には、上部機械室13から上方に排出された高温の空気が筐体12の上部周辺に高温の空気が籠り易く、吸入側天面グリル32を介して冷蔵庫11の上方から吸入する空気温度の上昇はより顕著となる。これに対し第2のファン20を圧縮機16の駆動に連動して駆動することで、吸入側背面グリル33を介して連通風路22から比較的低い温度の外気を吸入して、筐体12の周辺に滞留する高温の空気の影響を顕著に抑制することができる。この結果、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができ、第1のファン15や空冷凝縮器14の小型化が図れるとともに、凝縮温度を低減することで省エネを図ることができる。なお、基準温度は圧縮機16の仕事量が増大する夏季の室内温度に合わせて、20〜30℃に設定することが望ましい。
なお、圧縮機16が可変速圧縮機の場合、圧縮機16の能力に合わせて、第1のファン15と第2のファン20の速度を可変してもよい。圧縮機16が最大能力となる場合には、第1のファン15と第2のファン20の風量を最大になるように制御すれば、放熱能力を確保することができる。一方、圧縮機16が最大能力でない場合には、第1のファン15と第2のファン20との風量を抑制して制御することで、駆動電力を抑制することができ省エネを図ることができる。
圧縮機16の仕事量が少ない基準温度未満の外気温度においては、第2のファン20を停止して駆動電力の削減を図ることができる。なお、第2のファン20を常に停止すると蒸発皿21内の除霜水が十分蒸発できない場合には、圧縮機16の停止中に、第2のファン20を所定時間だけ駆動してもよい。
このように、空冷凝縮器と圧縮機の温度上昇が特に問題となる高外気温時には第2のファンを駆動して効率よく冷却するとともに、空冷凝縮器と圧縮機の温度上昇が特に問題とならない低外気温時には第2のファンを停止して省エネを図ることができる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部機械室の部分断面図、図8は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部吸入側グリルのC−C断面図、図9は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の下部吐出側グリルのD−D断面図である。
図7は冷蔵庫の背面下部に下部機械室19を設置した例であり、内部に空冷凝縮器14、第一のファン15、圧縮機16、が設置され、下部機械室カバー24に覆われている。下部機械室カバー24は図8に示すように下部吸入側グリル25の桟36を冷蔵庫の前面側に傾斜させたものである。システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、下部吸入側グリル25より冷蔵庫の下部後方からの空気を吸入することが可能となり矢印eの流れを発生させることができるので、下部吐出側グリル26より吐出された空気と下部吸入側グリル25より吸入される空気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器14に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。さらに下部機械室カバー24は図9に示すように下部吐出側グリル26の桟36を冷蔵庫の背面側に傾斜させたものである。システムキッチンなどの限られた空間に冷蔵庫を設置する場合において、下部吐出側グリル26より冷蔵庫の上部後方へ空気を吐出することが可能となり矢印fの流れを発生させることができるので、下部吐出側グリル26より吐出された空気と下部吸入側グリル25より吸入される空気とが混合することを防ぎ、空冷凝縮器に比較的温度の低い外気を供給することができるため、効率よく放熱することができる。
以上のように、本発明の冷蔵庫は、機械室カバーの吸入側グリルの桟と吐出側グリルの桟の傾斜方向が異なるものである。これによって、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、凝縮器と圧縮機をファンによって空冷する冷蔵庫において、吸入する空気温度の上昇を抑制して効率よく放熱することができるので、自動販売機など他の冷凍冷蔵応用商品にも適用できる。
11 冷蔵庫
13 上部機械室
15 第1のファン
16 圧縮機
19 下部機械室
24 下部機械室カバー
25 下部吸入側グリル
26 下部吐出側グリル
31 上部機械室カバー
32 上部吸入側天面グリル
34 上部吐出側天面グリル
36 桟
37 壁

Claims (7)

  1. 背面の機械室に少なくともファンと圧縮機とを設置した冷蔵庫において、前記機械室を覆う機械室カバーの吸入側グリルの桟と吐出側グリルの桟の傾斜方向が異なることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 背面上部の上部機械室に少なくともファンと圧縮機とを設置したトップマウント方式の冷蔵庫において、前記上部機械室を覆う上部機械室カバーの吐出側天面グリルの桟の上部が前記冷蔵庫の前方へ傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 桟の上部が冷蔵庫の天面の高さより下部に設置され、前記桟の端と上部機械室カバーとの間に壁を有する請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 上部機械室カバーの吸入側天面グリルの桟の上方が冷蔵庫の後方へ傾斜している請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 桟の上部が冷蔵庫の天面の高さより下部に設置され、前記桟の端と上部機械室カバーとの間に壁を有する請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 背面下部に下部機械室を設置した冷蔵庫において、前記下部機械室を覆う下部機械室カバーの吸入側グリルの桟の上部が、前記冷蔵庫の前方へ傾斜していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  7. 背面下部に下部機械室を設置した冷蔵庫において、前記下部機械室を覆う下部機械室カバーの吐出側グリルの桟の上部が、前記冷蔵庫の後方へ傾斜していることを特徴とする請求項1又は6に記載の冷蔵庫。
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