JP2015031498A - 冷蔵庫 - Google Patents

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拓也 赤塚
Takuya Akatsuka
拓也 赤塚
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Abstract

【課題】電装ユニットの温度上昇を抑制して電装ユニットの信頼性を高めた冷蔵庫を提供。
【解決手段】冷蔵庫本体の天面後部に圧縮機6と第1のファン5とを有する機械室3を配置し、前記機械室に給排気口を設けるとともに、前記機械室近傍の天面に電装ユニット20を埋め込み、前記機械室の給排気口のうち少なくとも給気口となる上部吸入側天面グリル15は電装ユニット20の上面を覆う電装カバー22が面する冷蔵庫本体の天面であって、機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に開口させた構成としてある。これにより、機械室のファンが機械室内に吸引する圧縮機冷却用の空気の一部を用いて電装カバーを冷却し、電装カバーで覆った電装ユニットの温度上昇を抑制することができ、しかもこの冷却冷蔵庫本体天面上に物品等が載置されても行うことができ、電装ユニットの温度上昇を抑制して電装ユニットの信頼性を高めることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷蔵庫、特にその電装ユニット設置構成に関するものである。
一般に冷蔵庫は、圧縮機で冷媒を圧縮し、この冷媒を冷却器で蒸発させて冷気を生成し、当該冷気をファンにより冷蔵室、冷凍室等に供給して食品を冷却するようになっている。そして、このような冷蔵庫の中には、上記圧縮機、ファン等を制御する電装ユニットを冷蔵庫本体の天面に設けたものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図10は特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、冷蔵室101、冷凍室102、野菜室103を有する冷蔵庫本体104の天面後部に電装ユニット105が設けてある。
この冷蔵庫は電装ユニット105を冷蔵庫本体104の天面に設けてあるから、電装ユニット105を冷蔵庫本体104の背面に設ける場合に比べ冷蔵庫本体104の背面部壁厚を薄くでき、その分、冷蔵室101、冷凍室102、野菜室103の収納容積を増大させることができる。
特開2006−189179号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電装ユニット105が天面に設けてあるから、冷蔵庫本体104の天面に物品等を載置されると、電装ユニット105のからの放熱が悪くなり、その温度が高くなりがちであった。この温度は安全上問題ないレベルに維持されるように設計されてはいるものの、長時間高め状態が続くと電装ユニット105の劣化が進み、寿命が短くなるなどその信頼性が低下する恐れがある。
そこで本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、合理的な構成によって電装ユニットの温度上昇を抑制して電装ユニットの信頼性を高めた冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の天面後部に圧縮機とこれを冷却するファンとを有する機械室を配置し、前記機械室に給排気口を設けるとともに、前記機械室近傍の天面に電装ユニットを埋め込み、前記機械室の給排気口のうち少なくとも給気口は前記電装ユニットの上面を覆う電装カバーが面する前記冷蔵庫本体の天面であって、前記機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に開口させた構成としてある。
これにより、冷蔵庫本体の天面後部に設けた機械室のファンによって機械室内に吸引する圧縮機冷却用の空気の一部が電装カバーの表面付近を流れてこれを冷却するようになり、この電装カバーで覆った電装ユニットの温度上昇を抑制することができる。しかもこの冷却空気の流れは冷蔵庫本体の天面上で物品載置面となる機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に給気口が開口しているので、冷蔵庫本体天面上に物品等が載置されても、給気口への空気の流れを確保して冷却を行うことができ、電装ユニットの熱劣化
を防止することができる。そして、この冷却は、冷蔵庫本体の天面後部に機械室を設けその機械室に圧縮機を配置して冷蔵庫本体内の収納スペースを増大させる構成を利用して行っているので、何らの部品を追加することなく、合理的に行うことができ、安価に提供することができる。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体天面に設けた電装ユニットを合理的に冷却してその温度上昇を抑制することができ、大幅なコストアップを招くことなく電装ユニットの信頼性ひいては冷蔵庫本体の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の縦断面図 同実施の形態1における冷蔵庫を背面側から見た斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の背面側上部を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の電装カバーを外した時の背面上部を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の電装カバー及び機械室カバーを外した時の背面上部を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の機械室カバーを外した時の背面上部の分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の上部吸入側天面グリルの断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の背面上部を示す斜視図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の電装カバー及び機械室カバーを外した時の斜視図 従来の冷蔵庫の断面図
第1の発明は、冷蔵庫本体の天面後部に圧縮機とこれを冷却するファンとを有する機械室を配置し、前記機械室に給排気口を設けるとともに、前記機械室近傍の天面に電装ユニットを埋め込み、前記機械室の給排気口のうち少なくとも給気口は前記電装ユニットの上面を覆う電装カバーが面する前記冷蔵庫本体の天面であって、前記機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に開口させた構成としてある。
これにより、冷蔵庫本体の天面後部に設けた機械室のファンによって機械室内に吸引する圧縮機冷却用の空気の一部が電装カバーの表面付近を流れてこれを冷却するようになり、この電装カバーで覆った電装ユニットの温度上昇を抑制することができる。しかもこの冷却空気の流れは冷蔵庫本体の天面上で物品載置面となる機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に給気口が開口しているので、冷蔵庫本体天面上に物品等が載置されても、給気口への空気の流れを確保して冷却を行うことができ、電装ユニットの熱劣化を防止することができる。そして、この冷却は、冷蔵庫本体の天面後部に機械室を設けその機械室に圧縮機を配置して冷蔵庫本体内の収納スペースを増大させる構成を利用して行っているので、何らの部品を追加することなく、合理的に行うことができ、安価に提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、電装カバーはその中央部分を凸部形状とするとともに、給気口は電装カバーの前記凸部上面より低い位置に開口させた構成としてある。
これにより冷蔵庫本体天面に載置する物品等が小さく冷蔵庫本体天面後部の機械室上面まで達することなく電装カバーの上部だけに載置されたとしても、給気口を開口状態に保ち機械室へと吸引される圧縮機冷却用空気の一部が電装カバーの凸部周囲を流れてこれを
冷却するようになり、確実な電装ユニットの冷却が可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、機械室の給気口へと流れる空気が電装カバー側から給気口へと向かって流れるように案内する給気ガイドを備えた構成としてある。
これにより機械室へと流れる圧縮機冷却用空気はより多くの空気が電装カバー側から吸引されるようになって電装カバーの冷却効果が高まり、より確実に電装ユニットの冷却が可能となる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、機械室の排気口は給気口とともに冷蔵庫本体の天面上に開口させた構成としてある。
これにより機械室から流れ出る圧縮機冷却後の空気は給気口が開口している冷蔵庫本体天面上から吹出すことになってこの排気口周囲の空気を押し広げ、これにより排気口から給気口へと向かう流れが形成されるようになって当該流れが電装カバー上面の空気流れを助成するようになり、電装カバーの冷却効果が高まって、さらに冷却ユニットの冷却効果を高めることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、冷蔵庫本体天面上の機械室の給気口側と排気口側との間に立設する仕切壁部を備えた構成としてある。
これにより圧縮機を冷却し機械室から流れ出た比較的温度の高い空気が機械室の給気口側へとショートサーキットするのを効果的に防止でき、電装ユニットの冷却効果を高いものに維持することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、機械室のファンの吸引側を電装ユニットに連通させるとともに、電装カバーに吸気孔を設けた構成としてある。
これにより機械室のファンは電装ユニット部分からも空気を吸引するようになって電装ユニットを直接空気冷却するようになり、電装ユニットの冷却を一段と強力なものとすることができる。
第7の発明は、第1〜第6の発明において、電装ユニットは発熱部品あるいは放熱フィンを機械室の給気口側に配置した構成としてあり、これにより電装ユニットの発熱部品あるいは放熱フィン部分の冷却効果が高まり、電装ユニットを効果的に冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の上部機械室の縦断面図、図2は同実施の形態1における冷蔵庫を背面側から見た斜視図、図3は同実施の形態1における冷蔵庫の背面側上部を示す斜視図、図4は同実施の形態1における冷蔵庫の電装カバーを外した時の背面上部を示す斜視図、図5は同実施の形態1における冷蔵庫の電装カバー及び機械室カバーを外した時の背面上部を示す斜視図、図6は同実施の形態1における冷蔵庫の機械室カバーを外した時の背面上部の分解斜視図、図7は同実施の形態1における冷蔵庫の上部吸入側天面グリルの断面図である。
図1において、1は冷蔵庫、2はその冷蔵庫本体で、内部には冷蔵室、冷凍室、野菜室等の複数の貯蔵室が設けてある。3は冷蔵庫本体2の天面後部に設置された上部機械室、4は空冷凝縮器、5は圧縮機冷却用の第1のファン、6は圧縮機である。上部機械室3には、風上から順に空冷凝縮器4、第1のファン5、圧縮機6が設置されており、第1のファン5を駆動することにより空冷凝縮器4と圧縮機6が空冷される。
ここで、第1のファン5はファンリング7に取り付けられ、ファンリング7は上部機械室3内の風路を第1のファン5の風上側と風下側に区分している。また、空冷凝縮器4の上部には、空冷凝縮器4を通過せずに第1のファン5に直接吸入される外気が通過するバイパス風路8を形成している。なお、バイパス風路8は空冷凝縮器4が埃付着などによって閉塞した場合に、外気を直接第1のファン5に供給するものであり、空冷凝縮器4の10%〜15%程度の高さに相当する5〜15mmの空間が望ましい。バイパス風路8の高さが5mm(10%)未満では空冷凝縮器4が完全に閉塞した場合に風量低下が著しく、バイパス風路8の高さが15mm(15%)より高いと空冷凝縮器4を通過する風量が低下して十分な放熱能力が得られない。
また、9は冷蔵庫本体2の背面下部に設置された下部機械室、10は第2のファン、11は庫内(図示せず)の除霜水を貯留する蒸発皿、12は冷蔵庫本体2の背面コーナー部に設けられた連通風路、13は下部機械室カバーである。下部機械室9には、風上から順に蒸発皿11、第2のファン10が設置されており、第2のファン10を駆動することにより、冷蔵庫本体2の下部付近の外気を吸入して蒸発皿11に貯留された除霜水の蒸発を促進するとともに、蒸発皿11と連通風路12を介して空冷凝縮器4に除霜水の蒸発により冷却された外気を供給する。第2のファン10の風上側に蒸発皿11を設置することにより第2のファン10の吐出側の通風抵抗を低く保つことができ、さらに除霜水の蒸発によって外気よりも温度が低下するため、十分な風量の低温空気を連通風路12を介して空冷凝縮器4に供給することができるので効率よく放熱することができる。
図2において、14は上部機械室カバー、15は上部機械室カバー14に設けられ冷蔵庫本体2の天面から外気を吸入する上部天面給気口(以下、上部吸入側天面グリルと称す)、16は上部機械室カバー14に設けられ下後方の連通風路12から外気を吸入する上部背面給気口(以下、上部吸入側背面グリルと称す)、17は冷蔵庫本体2の上前方へ排気する天面排気口(以下、上部吐出側天面グリルと称す)、18は冷蔵庫1の上方へ廃熱を廃棄する上部背面排気口(以下、上部吐出側背面グリルと称す)である。なお、上記上部吸入側背面グリル16は冷蔵庫本体2の壁面から凹んだ形状とすることで、冷蔵庫1の背面や側面が壁に近接した場合でも連通風路12と連通することができる。
ここで、前記上部機械室カバー14と上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17とは、上部機械室カバー14の上面より低い位置に上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17が開口するように設定してある。そして、図7に示すように上部吸入側天面グリル15の桟19はその上部を冷蔵庫1の前方へ傾斜させてあり、前方から空気を吸引させて矢印a方向の流れを発生させる給気ガイドとしてある。
さらに、前記冷蔵庫本体2天面の前記機械室3前方側には機械室3に沿わせて電装ユニット20が組み込んである。この電装ユニット20は前記圧縮機6、第1のファン5、第2のファン10等を制御するもので、前記機械室3前方側に形成した凹部21に組み込み、その上方を冷蔵庫本体天面にビス止めした電装カバー22で覆ってある。また、上記電装ユニット20は凹部21の底面から浮かせて底面との間に空気断熱層を形成するように取り付けてあり、図示しないもののインバータ部品等の発熱部品や放熱部品は前記機械室3の上部吸入側天面グリル15側に配置してある。
上記電装ユニット20の電装カバー22はその中央部分を凸部形状とし、その凸部23の上面は前記上部機械室カバー14の上面と略同じ高さとして、前記上部機械室3の上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17の開口面より高く、すなわち前記上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17の開口面が電装カバー22の凸部23上面より低い位置で開口しているように設定してある。
以上のように構成したこの冷蔵庫は、圧縮機等を配置する上部機械室3を冷蔵庫本体2の天面後部に設けているので、冷蔵庫本体2内の収納スペース特に最下部の野菜室の収納容積を増大させことができ、しかもこの上部に配置した圧縮機6と空冷凝縮器4を第1のファン5によって空冷し、信頼性の高いものとすることができる。すなわち、第1のファン5が上部吸入側天面グリル15及び上部吸入側背面グリル16から機械室3内に空気を吸引して、この吸引空気を上部吐出側天面グリル17及び上部吐出側背面グリル18から外部へと吐出させることによって機械室3内の圧縮機6と空冷凝縮器4を冷却し、その温度上昇を抑制して信頼性を高めるのである。
そして、この時、前記上部吸入側天面グリル15から吸引される圧縮機冷却用の空気は、冷蔵庫本体2天面上の空気に流れを生じさせ、この空気の流れが機械室3前方側に設けた電装ユニット20を覆う電装カバー22の上面を前記上部吸入側天面グリル15に向かって流れる気流を生じさせる。この気流によって前記電装カバー22は冷却され、この電装カバー22で覆った電装ユニット20も冷却されてその温度上昇が抑制されるようになる。
また、上記上部吸入側天面グリル15は上部機械室カバー14及び電装カバー22の上面より低い位置に開口しているから、使用者が冷蔵庫本体2の天面上に物品等を載置しても、この物品等によって上部吸入側天面グリル15が塞がれることがない。したがって、上部吸入側天面グリル15は前記物品等と冷蔵庫本体天面との間から圧縮機冷却用の空気を吸引し続け、この空気が電装カバー22の凸部23周囲表面を流れて電装カバー22を冷却、ひいては電装ユニット20を冷却し続けることができ、電装ユニット20の温度上昇を確実に防止することができる。
特にこの実施の形態では、上記電装カバー22はその中央部分を凸部形状とするとともに、上部吸入側天面グリル15は電装カバー22の前記凸部23上面より低い位置に開口させた構成となっているから、物品等が小さく冷蔵庫本体天面後部の機械室3上面まで達することなく電装カバー22の上部だけに載置されたとしても、上部吸入側天面グリル15への空気の流れを確保することができ、機械室3へと吸引される圧縮機冷却用空気の一部が電装カバー22の凸部23周囲を流れてこれを冷却するようになり、確実な電装ユニット20の冷却が可能となる。
また、前記上部吸入側天面グリル15はその桟19で構成した給気ガイドが前方から空気を吸引、すなわち機械室3の前方に設けた電装ユニット20設置面側から空気を吸引するようになるので、電装ユニット20を覆う電装カバー22の冷却効果が高まり、より確実に電装ユニット20を冷却することができる。
さらに、この実施の形態では前記機械室3の排気口となる上部吐出側天面グリル17も給気口となる上部吸入側天面グリル15とともに冷蔵庫本体2の天面上に開口させてあるから、機械室3から流れ出る圧縮機冷却後の空気は上部吸入側天面グリル15が開口している冷蔵庫本体天面上から吹出すことになってこの上部吐出側天面グリル17周囲の空気を押し広げ、これにより上部吐出側天面グリル17から上部吸入側天面グリル15へと向かう流れが形成されるようになる。この上部吸入側天面グリル15への流れが電装カバー22上面の空気流れを助成するようになり、電装カバー22の冷却効果が高まって、さら
に電装ユニット20の冷却効果を高めることができる。
また、前記電装ユニット20もその発熱部品あるいは放熱フィンを機械室3の上部吸入側天面グリル15側に配置した構成としてあるから、上部吸入側天面グリル15に集中してくる吸引空気によって効率よくその発熱部品あるいは放熱フィン部分を冷却することができ、電装ユニット20をさらに効果的に冷却することができる。
また、本実施の形態では機械室3に冷蔵庫本体天面に開口する上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17とともに、冷蔵庫本体背面側に開口する上部吸入側背面グリル16及び上部吐出側背面グリル18を設けているので、冷蔵庫本体天面上に物品等が載置されて冷蔵庫本体天面に開口する上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17側の吸排気抵抗が大きくなった場合にも、この冷蔵庫本体背面側に開口する上部吸入側背面グリル16及び上部吐出側背面グリル18を介して機械室3の給排気量を確保できる。特にこの実施の形態では下部機械室9の蒸発皿11の水と熱交換して低温化した空気を第2のファン10と連通風路12を介して上部吸入側背面グリル16に供給する構成としてあるから、冷蔵庫本体天面側に開口する上部吸入側天面グリル15から吸引される空気量が減少しても、圧縮機6を効果的に冷却し空冷凝縮器4は効率よく放熱することができ、第1のファン5や空冷凝縮器4の小型化が図れるとともに、凝縮温度を低減することで省エネを図ることができる。また、圧縮機6等の冷却を保証して冷蔵庫の信頼性を向上させることができる。
なお、冷蔵庫本体背面側に開口する上部吸入側背面グリル16及び上部吐出側背面グリル18を設けていても、この冷蔵庫本体背面側に開口する上部吸入側背面グリル16及び上部吐出側背面グリル18は、通常、冷蔵庫本体2がその背面を家屋の壁に近接して設置されるためその給排気抵抗が大きく、よって、上部機械室3への吸排気は主に冷蔵庫本体天面に開口する上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17によって行われるようになるので、前記した冷蔵庫本体天面側の給排気によって電装ユニット20の冷却が確保されるものである。
なお、圧縮機6が可変速圧縮機の場合、圧縮機6の能力に合わせて、第1のファン5と第2のファン10の速度を可変してもよい。圧縮機6が最大能力となる場合には、第1のファン5と第2のファン10の風量を最大になるように制御すれば、放熱能力を確保することができる。一方、圧縮機6が最大能力でない場合には、第1のファン5と第2のファン10との風量を抑制して制御することで、駆動電力を抑制することができ省エネを図ることができる。
また、圧縮機6の仕事量が少ない基準温度未満の外気温度においては、第2のファン10を停止して駆動電力の削減を図ることができる。なお、第2のファン10を常に停止すると蒸発皿11内の除霜水が十分蒸発できない場合には、圧縮機6の停止中に、第2のファン10を所定時間だけ駆動してもよい。
このように、空冷凝縮器4と圧縮機6の温度上昇が特に問題となる高外気温時には第2のファン10を駆動して効率よく冷却するとともに、空冷凝縮器4と圧縮機6の温度上昇が特に問題とならない低外気温時には第2のファン10を停止して省エネを図ることができる。
(実施の形態2)
図8は実施の形態2にける冷蔵庫を示す。この実施の形態2の冷蔵庫は冷蔵庫本体天面上の上部機械室3の上部吸入側天面グリル15と上部吐出側天面グリル17との間に仕切壁部24を立設設置した構成としたものである。
この構成によれば、上部機械室3の上部吐出側天面グリル17から吹出す圧縮機冷却後の比較的温度の高い空気が機械室3の給気口側へとショートサーキットするのを効果的に防止でき、電装ユニット20の冷却効果を高いものに維持することができる。
このようなショートサーキット防止効果は先の実施の形態1でも上部機械室カバー14の上面がその両端部の上部吸入側天面グリル15及び上部吐出側天面グリル17の開口面より高くなっていることによって発揮しており、このような形態も仕切壁部となるものである。そしてこの実施の形態1のような形態であれば仕切壁部の幅が広いのでその高さが比較的低くても効果的にショートサーキット防止効果が得られる。
その他の構成、作用効果は先の実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
(実施の形態3)
図9は実施の形態3にける冷蔵庫を示す。この実施の形態3の冷蔵庫は機械室3と電装ユニット設置の凹部21との間に通気路25を設けて、機械室内の第1のファン5の吸引側を電装ユニット20に連通させるとともに、この連通部分と反対側の電装カバー22の一部に吸引孔26を設けた構成としたものである。
この構成によれば、上部機械室の第1のファン5の駆動によって、電装カバー22の吸引孔26から空気が電装ユニット20を設置した凹部21内に吸引され、この吸引された空気が凹部21内の電装ユニット20を冷却した後、通気路25を介して上部機械室3へと吸引されるようになる。すなわち、第1のファン5は電装ユニット20を設置した凹部21からも空気を吸引するようになって電装ユニット20を直接空気冷却するようになり、電装ユニット20の冷却を一段と強力なものとすることができる。
その他の構成、作用効果は先の実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の各形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、機械室3の給排気口となるグリルを冷蔵庫本体2の背面側にも設けたが、これは冷蔵庫本体2の天面側だけに設けてあればよいものであり、無くてもよいものである。また、冷蔵庫本体2の天面に開口させた排気側の上部吐出側天面グリル17は冷蔵庫本体2の天面で開口するのではなく冷蔵庫本体2の背面側で開口していてもよく、少なくとも給気口となる上部吸入側天面グリル15が電装ユニット20を埋め込んだ冷蔵庫本体2の天面に開口していればよいものである。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、冷蔵庫本体天面に設けた電装ユニットを合理的に冷却してその温度上昇を抑制することができ、大幅なコストアップを招くことなく電装ユニットの信頼性ひいては冷蔵庫本体の信頼性を向上させることができるから、自動販売機など他の冷凍冷蔵応用商品にも適用できる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵庫本体
3 上部機械室(機械室)
4 空冷凝縮器
5 第1のファン
6 圧縮機
7 ファンリング
8 バイパス風路
9 下部機械室
10 第2のファン
11 蒸発皿
12 連通風路
13 下部機械室カバー
14 上部機械室カバー
15 上部吸入側天面グリル(給気口)
16 上部吸入側背面グリル
17 上部吐出側天面グリル(排気口)
18 上部吐出側背面グリル
19 桟(給気ガイド)
20 電装ユニット
21 凹部
22 電装カバー
23 凸部
24 仕切壁部
25 通気路
26 吸引孔

Claims (7)

  1. 冷蔵庫本体の天面後部に圧縮機とこれを冷却するファンとを有する機械室を配置し、前記機械室に給排気口を設けるとともに、前記機械室近傍の天面に電装ユニットを埋め込み、前記機械室の給排気口のうち少なくとも給気口は前記電装ユニットの上面を覆う電装カバーが面する前記冷蔵庫本体の天面であって、前記機械室の上面あるいは電装カバーの上面より低い位置に開口させた冷蔵庫。
  2. 電装カバーはその中央部分を凸部形状とするとともに、給気口は電装カバーの前記凸部上面より低い位置に開口させた請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 機械室の給気口へと流れる空気が電装カバー側から給気口へと向かって流れるように案内する給気ガイドを備えた請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 機械室の排気口は給気口とともに冷蔵庫本体の天面上に開口させた請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 冷蔵庫本体天面上の機械室の給気口側と排気口側との間に立設する仕切壁部を有した請求項1〜4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 機械室のファンの吸引側を電装ユニットに連通させるとともに、電装カバーに吸気口を設けた請求項1〜5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  7. 電装ユニットは発熱部品あるいは放熱フィンを機械室の給気口側に配置して構成した請求項1〜6のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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