JP2011202566A - 電動遠心圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ロータを効率的に冷却することができるとともに、騒音を抑制し、良好に高速回転を行うことを可能にする。
【解決手段】電動遠心圧縮機10は、テンションシャフト30が、内部に軸方向に延在する空間部74と、前記空間部74の一端側に連通し、スクロール70の内部に開口する第1孔部76と、前記空間部74の他端側に連通し、第2ベアリングシャフト24の内部に開口する第2孔部78とを設ける。第2ベアリングシャフト24は、テンションシャフト30が挿入される貫通孔80と、冷却流路73と第2孔部78とを連通するガイド孔82とを設け、冷却風は、前記冷却流路73から前記ガイド孔82及び前記第2孔部78を通って空間部74に導入された後、第1孔部76からスクロール70の内部に排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石を設けるロータ、ベアリングシャフト及びインペラをテンションシャフトで一体に挟持する回転軸ユニットが筐体内に収容される電動遠心圧縮機に関する。
一般的に、圧縮空気を効率的に供給する過給機として、電動遠心圧縮機が採用されている。例えば、エンジンに圧縮空気を供給する補機として、あるいは、燃料電池に酸化剤ガスである圧縮空気を供給する補機として、種々の電動遠心圧縮機が利用されている。
この種の電動遠心圧縮機では、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池用過給機が知られている。この過給機は、図8に示すように、ケーシング1内に設けられた圧縮機2と、前記圧縮機2の回転軸3を支持する軸受装置4とを備えている。
ケーシング1内には、回転軸3を高速回転させる電動機5、前記回転軸3を径方向から支持する前後一対のラジアルフォイル軸受6、前記回転軸3をアキシアル方向(前後方向)から支持する前後一対のアキシアルフォイル軸受7、並びに該回転軸3を径方向及びアキシアル方向の両方から補助的に支持する補助軸受手段8が設けられている。
軸受装置4は、ラジアルフォイル軸受6、アキシアルフォイル軸受7及び補助軸受手段8によって構成されている。回転軸3は、段付形状を有し、大径部側に電動機5のロータ5aが設けられるとともに、小径部一方には、インペラ9が取り付けられている。
特開2007−92646号公報
この種の過給機では、回転軸3を高速回転させることが望まれている。しかしながら、回転軸3を高速回転させると、ロータ5aの鉄損(ヒステリシス損・渦電流損)が増加してしまい、磁石の耐熱温度以下での運転が困難になるという問題がある。
その際、電動機5のステータ5bは、外部の水冷冷却や空冷フィン等により冷却することができる。一方、ロータ5aは、回転しているため、冷却水や冷却エアを前記ロータ5aの内部に循環させることができないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、ロータを効率的に冷却することができるとともに、騒音を抑制し、良好に高速回転を行うことが可能な電動遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、永久磁石を設けるロータ、前記ロータの少なくとも軸方向一端部側に設けられるベアリングシャフト、前記ロータの軸方向他端部側に設けられるインペラ、及び前記インペラ、前記ロータ及び前記ベアリングシャフトの軸芯を貫通し且つ軸方向両端から一体に挟持するテンションシャフトを備える回転軸ユニットと、前記ロータの外周面に対向するステータ、前記ベアリングシャフトの外周面に少なくとも一部が対向して設けられる軸受機構、前記ロータを冷却するための冷却風を導入するための冷却流路、及び前記インペラが収納されるスクロールを設ける筐体とを備える電動遠心圧縮機に関するものである。
この電動遠心圧縮機は、テンションシャフトが、内部に軸方向に延在する空間部と、前記空間部の一端側に連通し、スクロールの内部に開口する第1孔部と、前記空間部の他端側に連通し、ベアリングシャフトの内部に開口する第2孔部とを設けている。
そして、ベアリングシャフトは、軸方向に延在してテンションシャフトが挿入される貫通孔と、ステータと軸受機構との間に位置する外周面に設けられ、冷却流路と前記第2孔部とを連通するガイド孔とを設け、冷却風は、前記冷却流路から前記ガイド孔及び第2孔部を通って空間部に導入された後、第1孔部からスクロールの内部に排出されている。
また、軸受機構は、フォイル式気体軸受を備え、ベアリングシャフトの内周面とテンションシャフトの外周面との間には、ガイド孔と第2孔部とを連通する周回溝部が形成されるとともに、前記周回溝部は、前記ベアリングシャフトの軸方向に沿う軸長範囲の少なくとも一部が、前記ベアリングシャフトの径方向に沿った延長線上に前記フォイル式気体軸受と重なる重合領域を有することが好ましい。
さらに、この電動遠心圧縮機は、ガイド孔と第2孔部とが、ベアリングシャフトの軸方向に沿って互いに異なる位置に設けられることが好ましい。
本発明では、冷却風が、筐体に設けられた冷却流路からベアリングシャフトのガイド孔に供給され、さらにテンションシャフトの第2孔部を通って前記テンションシャフトの空間部に導入されている。冷却風は、空間部に沿ってテンションシャフトの軸方向に流通して前記テンションシャフトを良好に冷却した後、前記テンションシャフトの第1孔部からスクロールの内部に排出されている。
このため、テンションシャフトの内部から効果的に冷却することができ、ロータの高速回転が良好に遂行可能になる。しかも、冷却風は、第1孔部からスクロールの内部に排出されるため、排気による騒音が抑制される。その上、スクロールの内部に発生する負圧を利用して、冷却風の強制排気が有効に行われる。
これにより、簡単な構成で、ロータを効率的に冷却することができるとともに、騒音を抑制し、良好に高速回転を行うことが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る電動遠心圧縮機の断面説明図である。 前記電動遠心圧縮機の要部断面説明図である。 前記電動遠心圧縮機の、図2中、III−III線断面図である。 前記電動遠心圧縮機を構成するスラストエア軸受の斜視説明図である。 前記スラストエア軸受の、図4中、V−V線断面説明図である。 前記電動遠心圧縮機の、図2中、VI−VI線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動遠心圧縮機の断面説明図である。 特許文献1に開示されている電動圧縮機の説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る電動遠心圧縮機10は、筐体12を備える。この筐体12内には、回転軸ユニット14が回転自在に装着される。
回転軸ユニット14は、図1及び図2に示すように、円環状の永久磁石16と、前記永久磁石16の外周に設けられ、該永久磁石16を収納(例えば、焼き嵌め)する円筒状の保護環18とにより構成されるロータ20、前記ロータ20の軸方向両端部に設けられる第1及び第2ベアリングシャフト22、24、及び前記第1ベアリングシャフト22の前記ロータ20側と反対の軸方向端部に設けられるインペラ26を備える。
インペラ26は、遠心圧縮部28を構成するとともに、テンションシャフト30の大径部30aに端面が当接する。テンションシャフト30には、インペラ26側から第1ベアリングシャフト22、ロータ20及び第2ベアリングシャフト24の順に配置され、これらが、前記テンションシャフト30に螺合する固定部材32により一体的に保持される。
固定部材32には、回転軸ユニット14の回転時に、矢印A1方向に発生するスラスト力を緩和する機能を有するキャンセラ機構34が設けられる。図1に示すように、キャンセラ機構34は、キャンセラ室(加圧室)36内を矢印A方向に摺動自在なスラストキャンセラシャフト38を備える。
筐体12内には、ロータ20の外周に位置して円環状のステータ42が装着される。このステータ42及びロータ20によりモータ部46が構成される。
ロータ20を構成する保護環18は、高剛性が要求されており、ニッケル系超合金、例えば、インコネル(スペシャルメタル社の商品名)により構成される。ステータ42の外周側には、複数の冷却水流路48が周回形成される。
図2に示すように、保護環18は、第1及び第2ベアリングシャフト22、24が設けられる端面に、永久磁石16の端面16a、16bよりも軸方向外方に突出する円筒状突起部18a、18bを設ける。
第1ベアリングシャフト22は、軸方向一端に開放される円筒形状部22aを有し且つ軸方向他端に径方向内方に突出する底部22bを形成する。第2ベアリングシャフト24は、同様に軸方向一端に開放される円筒形状部24aを有し且つ軸方向他端に径方向内方に突出する底部24bを有する。
第1ベアリングシャフト22の底部22bは、保護環18の一方の円筒状突起部18aに接触し、第2ベアリングシャフト24の底部24bは、前記保護環18の他方の円筒状突起部18bに接触する。底部22b、24bと永久磁石16の端面16a、16bとは、それぞれ距離S1、S2だけ離間する。
第1及び第2ベアリングシャフト22、24の外周面に対向し、前記第1及び第2ベアリングシャフト22、24を保持する軸受機構、例えば、フォイル式気体軸受50が設けられる。フォイル式気体軸受50は、第1及び第2ベアリングシャフト22、24の径方向の位置を保持するジャーナルエア軸受52a、52bと、前記第1ベアリングシャフト22の軸方向の位置を保持するスラストエア軸受54とを備える。
第1及び第2ベアリングシャフト22、24は、ジャーナルエア軸受52a、52bを構成するとともに、例えば、保護環18と同一材料であるニッケル系超合金により構成される。各ジャーナルエア軸受52a、52bは、第1及び第2ベアリングシャフト22、24の外周に所定の隙間を設けて配置されるリング部材56A、56Bを備える。
リング部材56A、56Bは、第1及び第2ベアリングシャフト22、24を回転自在に支持するとともに、インペラ側ベアリングホルダ57A及びスラストキャンセラ側ベアリングホルダ57Bに回転不能に固定される。
図3に示すように、リング部材56Aの内周面56aには、波板形状のバンプフォイル58と平板形状のトップフォイル60との順に配置される。バンプフォイル58は、一枚又は複数枚で構成され、その一端58aがリング部材56Aの内周面56aに溶接されるとともに、その他端が自由端を構成する。トップフォイル60は、平板を環状に湾曲させており、その一端60aがリング部材56Aの内周面56aに溶接される一方、その他端が自由端となっている。なお、リング部材56Bは、上記のリング部材56Aと同様に構成される。
図1及び図2に示すように、第1ベアリングシャフト22の外周部には、スラストエア軸受54を構成する大径フランジ部62が設けられる。大径フランジ部62を挟んで軸方向両側には、リング部材64a、64bが配置される。
図4に示すように、リング部材64a、64bには、互いに大径フランジ部62に対向する面に、波板形状のバンプフォイル66と平板形状のトップフォイル68とが設けられる。バンプフォイル66及びトップフォイル68は、リング部材64a、64bの内周面を周回して、それぞれ円環状に複数配置される。
図5に示すように、各バンプフォイル66は、一端66aがリング部材64a、64bに溶接されるとともに、他端66bが自由端を構成する。各トップフォイル68は、一端68aがリング部材64a、64bに溶接される一方、他端68bが自由端となっている。
図2に示すように、インペラ26の軸方向端部26aは、第1ベアリングシャフト22の円筒形状部22aに同軸的に嵌合する(インロー構造)。第1及び第2ベアリングシャフト22、24は、それぞれの底部22b、24bが保護環18の円筒状突起部18a、18bに同軸的に嵌合する(インロー構造)。
図1に示すように、筐体12は、インペラ26が収納されるスクロール70を設けるとともに、前記スクロール70には、コンプレッサ出口72が設けられる。筐体12には、ロータ20を冷却するための冷却風を導入する冷却流路73が設けられ、この冷却流路73は、コンプレッサ出口72を介して冷却エア入口75に連通する。コンプレッサ出口72からの吐出エアの一部は、冷却流路73に供給される。コンプレッサ出口72からの吐出エアの一部は、キャンセラ室36に供給される。
テンションシャフト30は、内部に軸方向に延在する空間部74と、前記空間部74の一端側(矢印A1方向先端側)に連通し、スクロール70の内部に開口する第1孔部76と、前記空間部74の他端側(矢印A2方向先端側)に連通し、第2ベアリングシャフト24の内部に開口する第2孔部78とを設ける。第1及び第2孔部76、78は、それぞれテンションシャフト30の外周に等角度間隔ずつ(例えば、90度ずつ)離間して4箇所に形成される(図6参照)。
第2ベアリングシャフト24は、図1及び図2に示すように、軸方向に延在してテンションシャフト30が挿入される貫通孔80と、ステータ42とジャーナルエア軸受52bとの間に位置する外周面24cに設けられ、冷却流路73と第2孔部78とを連通する4つのガイド孔82とを設ける。
図6に示すように、各ガイド孔82は、第2ベアリングシャフト24の外周面24cに直径方向から偏位して形成されるとともに、前記外周面24cには、楔状の切り欠き部84が形成される。切り欠き部84は、第2ベアリングシャフト24の回転方向(矢印C方向)に向かって大きく切り欠いている。
第2ベアリングシャフト24の内周面24dとテンションシャフト30の外周面30bとの間には、ガイド孔82と第2孔部78とを連通する周回溝部86が形成される。周回溝部86は、図1及び図2に示すように、第2ベアリングシャフト24の軸方向(矢印A方向)に沿う軸長範囲の少なくとも一部が、前記第2ベアリングシャフト24の径方向(矢印B方向)に沿った延長線上にジャーナルエア軸受52bと重なる重合領域88を有する。
このように構成される電動遠心圧縮機10の動作について、以下に説明する。
先ず、電動機を構成するステータ42に通電することにより、ロータ20を構成する永久磁石16及び保護環18は、テンションシャフト30と一体に回転する。このため、テンションシャフト30に保持されているインペラ26は、比較的高速で回転し、遠心圧縮部28を介して大気から空気の吸引が行われる。
インペラ26により吸引された空気は、遠心圧縮部28により圧送され、例えば、図示しない燃料電池の酸化剤ガス供給系に送られる。燃料電池には、図示しない燃料ガス供給系から燃料ガス(水素ガス)が供給される。従って、カソード側に供給される空気とアノード側に供給される水素との反応により、発電が行われる。
この場合、第1の実施形態では、遠心圧縮部28により吸引される圧縮空気の一部は、圧縮されてコンプレッサ出口72から冷却エア入口75に冷却エアとして導入される。この冷却エアは、冷却流路73を流通し、回転している第2ベアリングシャフト24の外周面24cにステータ42とジャーナルエア軸受52bとの間に位置して形成された切り欠き部84に、導入される。
図6に示すように、第2ベアリングシャフト24は、矢印C方向に回転しており、切り欠き部84のエア圧が上昇している。このため、切り欠き部84に導入された冷却エアは、第2ベアリングシャフト24の軸内部に、すなわち、各ガイド孔82を通って周回溝部86に一旦供給される。
周回溝部86には、テンションシャフト30の第2孔部78が連通しており、冷却エアは、前記第2孔部78を通って前記テンションシャフト30の空間部74に導入される。さらに、冷却エアは、空間部74に沿ってテンションシャフト30の軸方向(矢印A1方向)に流通して前記テンションシャフト30を冷却した後、前記テンションシャフト30の第1孔部76からスクロール70の内部に排出される。
このため、第1の実施形態では、回転しているテンションシャフト30の内部からロータ20及び永久磁石16を効果的に冷却することができ、前記ロータ20の高速回転が良好に遂行可能になる。しかも、冷却エアは、第1孔部76からスクロール70の内部に排出されるため、排気による騒音が抑制されるとともに、前記スクロール70の内部に発生する負圧を利用して、前記冷却エアの強制排気が有効に行われる。
これにより、簡単な構成で、ロータ20を効率的に冷却することができるとともに、騒音を抑制し、良好に高速回転を行うことが可能になるという効果が得られる。
さらに、周回溝部86の少なくとも一部は、第2ベアリングシャフト24の径方向に沿った延長線上にジャーナルエア軸受52bと重なる重合領域88を有している。従って、周回溝部86に導入された冷却エアにより、ジャーナルエア軸受52bを有効に冷却することができるという利点がある。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る電動遠心圧縮機100の断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る電動遠心圧縮機10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
電動遠心圧縮機100は、テンションシャフト102を備えるとともに、前記テンションシャフト102は、第2ベアリングシャフト24の内部に開口する第2孔部104を設ける。ガイド孔82と第2孔部104とは、第2ベアリングシャフト24の軸方向に沿って互いに異なる位置に設けられる。
具体的には、第2孔部104は、軸方向に沿ってジャーナルエア軸受52bの後方(矢印A2方向)に配置される。第2孔部104とガイド孔82とは、ジャーナルエア軸受52bの軸長と同等以上の間隔を有して離間する。
このように構成される第2の実施形態では、特に第2孔部104とガイド孔82との間隔、すなわち、周回溝部86の矢印A方向に軸長さが、ジャーナルエア軸受52bの軸長と同等以上に設定されている。このため、周回溝部86を流通する冷却エアにより、ジャーナルエア軸受52bの冷却効率が一層向上する他、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、100…電動遠心圧縮機 12…筐体
14…回転軸ユニット 16…永久磁石
18…保護環 20…ロータ
22、24…ベアリングシャフト 22a、24a…円筒形状部
22b、24b…底部 26…インペラ
30、102…テンションシャフト 32…固定部材
34…キャンセラ機構 36…キャンセラ室
42…ステータ 46…モータ部
48…冷却水流路 50…フォイル式気体軸受
52a、52b…ジャーナルエア軸受 54…スラストエア軸受
56A、56B…リング部材 58、66…バンプフォイル
60、68…トップフォイル 70…スクロール
72…コンプレッサ出口 73…冷却流路
74…空間部 76、78、104…孔部
80…貫通孔 82…ガイド孔
84…切り欠き部 86…周回溝部

Claims (3)

  1. 永久磁石を設けるロータ、前記ロータの少なくとも軸方向一端部側に設けられるベアリングシャフト、前記ロータの軸方向他端部側に設けられるインペラ、及び前記インペラ、前記ロータ及び前記ベアリングシャフトの軸芯を貫通し且つ軸方向両端から一体に挟持するテンションシャフトを備える回転軸ユニットと、
    前記ロータの外周面に対向するステータ、前記ベアリングシャフトの外周面に少なくとも一部が対向して設けられる軸受機構、前記ロータを冷却するための冷却風を導入するための冷却流路、及び前記インペラが収納されるスクロールを設ける筐体と、
    を備える電動遠心圧縮機であって、
    前記テンションシャフトは、内部に軸方向に延在する空間部と、
    前記空間部の一端側に連通し、前記スクロールの内部に開口する第1孔部と、
    前記空間部の他端側に連通し、前記ベアリングシャフトの内部に開口する第2孔部と、
    を設けるとともに、
    前記ベアリングシャフトは、軸方向に延在して前記テンションシャフトが挿入される貫通孔と、
    前記ステータと前記軸受機構との間に位置する外周面に設けられ、前記冷却流路と前記第2孔部とを連通するガイド孔と、
    を設け、
    冷却風は、前記冷却流路から前記ガイド孔及び前記第2孔部を通って前記空間部に導入された後、前記第1孔部から前記スクロールの内部に排出されることを特徴とする電動遠心圧縮機。
  2. 請求項1記載の電動遠心圧縮機において、前記軸受機構は、フォイル式気体軸受を備え、
    前記ベアリングシャフトの内周面と前記テンションシャフトの外周面との間には、前記ガイド孔と前記第2孔部とを連通する周回溝部が形成されるとともに、
    前記周回溝部は、前記ベアリングシャフトの軸方向に沿う軸長範囲の少なくとも一部が、前記ベアリングシャフトの径方向に沿った延長線上に前記フォイル式気体軸受と重なる重合領域を有することを特徴とする電動遠心圧縮機。
  3. 請求項1又は2記載の電動遠心圧縮機において、前記ガイド孔と前記第2孔部とは、前記ベアリングシャフトの軸方向に沿って互いに異なる位置に設けられることを特徴とする電動遠心圧縮機。
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