JP2011201732A - カーボンナノチューブの剥離方法および剥離用吸引具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面にカーボンナノチューブCが生成された基板Kを連続的に導き当該カーボンナノチューブCの先端表面部に接着フィルム11を配置して接着層を形成した後、この連続的に導かれる接着層を回転ローラ式の吸引具2にて吸引することによりカーボンナノチューブCを基板Kから剥離させる方法である。
【選択図】図1
Description
基板と平行な軸心回りで回転自在に設けられた紡錘形状の押さえローラにより構成し、
上記押さえローラに、その表面に開口する吸引用穴部を複数形成するとともに、当該押さえローラの内部に、上記各吸引用穴部に連通し且つ真空ポンプに接続し得る連通用空間部を形成したものである。
本実施例1においては、ステンレス製の箔材(20〜300μm程度の厚さ)で、所定幅で長いもの、つまり帯状のものを基板とし、この基板の表面(上面)において等密度でブラシ形状に生成されたカーボンナノチューブを連続的に剥離する装置について説明する。
巻出しロール6から引き出された基板Kは、巻取りロール7で巻き取られて、両ロール6,7に設けられた駆動装置により、一定の速度で移送される。また、両ロール6,7間では、張力および剥離用台座5により、基板Kは移送されながら水平に保持されている。この両ロール6,7間の基板Kに着目し、カーボンナノチューブCの剥離について後側(上流側)から順に説明する。
このように、剥離用台座5で基板Kを下方に吸引保持しながら吸引具2でカーボンナノチューブCを上方に吸引するので、基板Kが薄い場合であっても、カーボンナノチューブCを剥離することができる。また、吸引したカーボンナノチューブCを吸引具2から引き離す位置においては、吸引具2の形状が紡錘形状に戻るとともに、遮蔽ロール41により吸引が妨げられるので、カーボンナノチューブCを基板Kから確実に剥離することができる。さらに、剥離前のカーボンナノチューブCの先端表面部に接着層を形成させているので、基板K上でのカーボンナノチューブCのブラシ形状および密度を維持して、カーボンナノチューブCを剥離することができる。
上記実施例1に係るカーボンナノチューブの剥離装置においては、連続的に基板からカーボンナノチューブを剥離するのに対し、本実施例2に係る剥離装置にあっては、一枚の基板ごとにカーボンナノチューブを剥離するものである。なお、本実施例2に係るカーボンナノチューブも、実施例1と同様に、基板の表面において等密度でブラシ形状に生成されたものである。
この吸引具62は、表面(下面)に開口する吸引用穴部76が複数形成されるとともに当該各吸引用穴部76に連通する連通用空間部73が内部に形成された押さえ体71が具備され、この連通用空間部73に真空ポンプ78が接続されている。この真空ポンプ78により、連通用穴部73を負圧にして吸引用穴部76からカーボンナノチューブCの接着層を吸引し得る。
図9に示すように、基板Kに生成されたカーボンナノチューブCには、上述の通り、予め先端表面部に接着層を形成させておく。
K 基板
T トレイ
1 剥離装置
2 吸引具
4 ホットロールプレス
5 剥離用台座
8 製品回収ロール
21 押さえローラ
22 吸引部
23 吸引用穴部
24 円筒芯部
25 連通用穴部
26 円筒面部
27 穴部
28 蓋部
30 ブッシュ部
31 固定軸
41 遮蔽ロール
42 開口円筒部
43 側板部
44 長手シール材
45 側板シール材
49 剥離案内板
51 吸引保持用穴部
52 連通用空間部
61 剥離装置
62 吸引具
63 接着剤
64 ホットプレス
71 押さえ体
72 押圧部
73 連通用空間部
74 穴部
75 吸引部
76 吸引用穴部
Claims (4)
- 表面にカーボンナノチューブが生成された基板を連続的に導き当該カーボンナノチューブの先端表面部に接着剤を配置して接着層を形成した後、この連続的に導かれる接着層を回転ローラ式の吸引具にて吸引することによりカーボンナノチューブを基板から剥離させることを特徴とするカーボンナノチューブの剥離方法。
- 基板の表面に生成されたカーボンナノチューブの先端表面部に接着剤を配置して接着層を形成した後、この接着層を吸引具にて吸引することにより、カーボンナノチューブを基板から剥離させることを特徴とするカーボンナノチューブの剥離方法。
- 接着層を吸引する際に、基板の裏面を吸引して保持することを特徴とする請求項1または2に記載のカーボンナノチューブの剥離方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のカーボンナノチューブの剥離方法に用いられる吸引具であって、
基板と平行な軸心回りで回転自在に設けられた紡錘形状の押さえローラにより構成し、
上記押さえローラに、その表面に開口する吸引用穴部を複数形成するとともに、当該押さえローラの内部に、上記各吸引用穴部に連通し且つ真空ポンプに接続し得る連通用空間部を形成したことを特徴とするカーボンナノチューブの剥離用吸引具。
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