JP2011199855A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯機器を利用して動画を撮影する際に、被写体が発する音も撮影者が発するコメント等の音声も鮮明に録音できるようにする。
【解決手段】本体マイク76は、被写体が発する音を集音し、外部マイク101は撮影者が発する音声を集音する。入力レベル検出部82は、本体マイク76からの入力レベルを検出し、制御部81は、入力レベル検出部82が検出した入力レベルと予め定められているレベル閾値とを比較する。そして、本体マイク76からの入力レベルが入力レベル閾値以上である場合は、本体マイク76から入力された音声と外部マイク101から入力された音声とを合成して記憶部93に記録し、本体マイク76の入力レベルが入力レベル閾値未満の場合は、本体マイク76から入力された音声を記憶部93に記録する。
【選択図】図7

Description

本発明は、動画撮影時に被写体が発する音と撮影者が発する音声との両方を鮮明に録音することができる携帯機器に関する。
カメラ及びマイクを搭載し、動画(ムービー)撮影および音声録音を行うことができる携帯機器としては、種々のものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載されている携帯電話機は、筐体のリア面側に第1のマイクとカメラとを実装し、フロント面側に第2のマイクと表示部とを実装している。そして、上記カメラを利用した動画の撮影時には、上記第1及び第2のマイクから取り込んだ音声レベルを比較し、音声レベルが高い方のマイクから取り込んだ音声を録音するようにしている。
また、特許文献2に記載されている携帯電話機は、筐体のリア面側に第1のマイクと第1のカメラとを実装し、フロント面側に第2のマイクと第2のカメラとを実装している。そして、動画の撮影は、上記第1及び第2のカメラの内の、ユーザによって指定された1つのカメラを使用して行い、音声の録音は、入力レベルが閾値以上のマイクだけを利用して行う(入力レベルが閾値未満のマイクは、ミュート状態にする)。
特開2004−201015号公報 特開2004−304560号公報
一般的に、携帯機器で動画撮影を行っている場合、被写体と携帯機器との距離に比べて、撮影者と携帯機器との距離の方が短くなる。このため、被写体と撮影者が発する音量が同一なら、携帯機器の近くにいる撮影者の音の方が被写体の音よりもマイクで拾う音のレベルが高くなる。
従って、被写体と撮影者が発する音量がほぼ同一の場合、特許文献1に記載の技術ではフロント面側の第2のマイクだけが常に使用され、被写体が発する音を鮮明に録音することができなくなる。他方、特許文献2に記載されている技術では、フロント面側の第2のマイクだけでなく、リア面側の第1のマイクも使用されるようになるが、より距離が近い撮影者が発する音のレベルが高くなりすぎ、被写体が発する音を鮮明に録音することが困難になる。
そこで、本発明の目的は、上述した課題、即ち、マイクまでの距離が近い撮影者が発する音によって被写体が発する音を明瞭に録音することができない、という課題を解決した携帯機器を提供することにある。
本発明にかかる第1の携帯機器は、
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、
前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、
前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、
前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、
前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部と、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音録音部とを備える。
本発明にかかる録音方法は、
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、入力レベル検出部と、録音部とを備えたコンピュータが実行する録音方法であって、
前記入力レベル検出部が、前記被写体集音部からの入力レベルを検出し、
前記録音部が、前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音する。
本発明にかかる録音プログラムは、
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部とを備えたコンピュータを、
前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音する録音部として機能させる。
本発明によれば、被写体が発する音を効率良く録音することができると共に、被写体の発する大きな音によって撮影者の音声を明確に録音することができない事態を防止することができる。
本発明の携帯機器の構成を示すブロック図である。 本発明の携帯機器の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の携帯機器の録音方法を示すフローチャートである。 本発明の携帯機器の録音方法の実施形態を示すフローチャートである。 本発明の携帯機器の録音プログラムを示すフローチャートである。 本発明の携帯機器の録音プログラムの実施形態を示すフローチャートである。 本発明の携帯機器の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 撮影者が携帯電話機を使用して被写体を撮影している様子を示した図である。 第2の実施形態の処理例を示すフローチャートである。 本発明の携帯機器の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の処理例を示すフローチャートである。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施の例に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
[本発明の携帯機器の構成]
まず、図1を参照して、本発明の携帯機器の構成を説明する。図1は、本発明の携帯機器の構成の概略図である。なお、携帯機器は、例えば携帯電話である。撮影部15−1は、被写体の動画の撮影を行う。例えば、携帯電話に搭載されたムービー撮影可能なカメラである。録画部17−1は、撮影部15−1の撮影した動画を録画して記憶する。例えば、RAM(Random Access Memory)、又はハードディスクである。被写体集音部11−1は、被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する。例えば、マイクロフォンであり、携帯電話に内蔵されていても、外付けされていてもよい。撮影者集音部12−1は、被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する。例えば、マイクロフォンであり、携帯電話に内蔵されていても、外付けされていてもよい。距離測定部13−1は、被写体までの合焦距離を測定する。例えば、光学式距離計、超音波式距離計、レーザー光線式距離計である。合焦距離とは、被写体に対し焦点が合う距離である。入力レベル検出部14−1は、被写体集音部11−1から入力される入力レベルを検出する。入力レベルとは、被写体の周囲の音の音圧レベルである。例えば、騒音計である。録音部16−1は、距離測定部13−1で測定した合焦距離及び入力レベル検出部14−1で検出した入力レベルの値を参照して、撮影者集音部12−1からの撮影者の周囲の音、又は被写体集音部11−1からの被写体の周囲の音を録音する。例えば、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクである。録音部16−1は、距離測位部13−1で測定された合焦距離と予め定めた距離とを比較し、入力レベル検出部14−1で検出された入力レベルの値と予め定めた値とを比較し、それぞれの比較した結果を参照する。機器制御部10−1は、各部の間のやりとりを制御する。なお、ここでは、携帯機器として携帯電話を例としたが、ムービー撮影可能なデジタルカメラ、或いはビデオカメラであってもよい。
以上説明したように、測定した被写体までの合焦距離及び検出した被写体の周囲の音の入力レベルの値を参照し、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ個別の集音部から集音することで、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ明瞭に録音することができる。
ここで、録音部16−1は、距離測定部13−1が測定した合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ被写体集音部11−1が検出した入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より高い場合、撮影者集音部12−1から集音して電気信号に変換した音及び被写体集音部11−1から集音して電気信号に変換した音を同時に録音してもよい。この場合は被写体までの距離が近く、被写体の周囲の音が大きい場合に相当する。つまり、撮影者の周囲の音を、別の集音部から集音する。そして、距離測定部13−1が測定した合焦距離が予め定めた距離より長い場合、又は距離測定部13−1が測定した合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ被写体集音部11−1が検出した入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より低い場合、被写体集音部11−1から集音して電気信号に変換した音を録音してもよい。この場合は被写体までの距離が遠い、又は被写体までの距離が近いが、被写体の周囲の音が小さい場合に相当する。つまり、被写体の周囲の音を集中的に集音する。
具体的には、合焦距離の比較は閾値を設定し、撮影部15−1であるビデオカメラのピント調整によって焦点が合った被写体までの距離、すなわち、合焦距離が閾値1以下であるか否かの判断を行う。閾値1は接写に近い状態で、携帯機器を被写体に近づけて撮影しているか否かの判定をする基準として定める。もし閾値1より大きければ、被写体への距離が一定距離以上であると判断する。そして、入力レベルの比較は同様に閾値を設定し、被写体集音部11−1である携帯機器の本体のマイクからの周囲の音の入力レベルが閾値2以上であるかどうかの判断を行う。閾値2は、接写に近い状態で、携帯機器を被写体に近づけて撮影している場合で、前述の閾値1で定めた距離より遠い場所の被写体の周囲の音を録音するのに阻害となる入力レベルか否かを判定する基準として定める。もし閾値2未満であれば、被写体の周囲の音が撮影者の周囲の音を阻害する入力レベルではないと判断する。
以上説明したように、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音について、被写体の位置と、被写体の周囲の音とを考慮した録音を行うことができ、被写体の周囲の音又は撮影者の周囲の音をそれぞれ明瞭に録音することができる。
[本発明の携帯機器の第1の実施形態]
次に、図2を参照して、本発明の携帯機器の第1の実施形態の構成を説明する。図2は、本発明の携帯機器の実施形態の構成の概略図である。なお、図1で説明した要素については説明を省略する。ここで、録音部16−2の録音する音と、録画部17−2の録画する動画とを同期させる同期制御部18−1をさらに備えてもよい。同期制御部18−1は、録音した音と録画した動画との同期を制御する。なお、録音した音と録画した動画とを同期させるために必要な同期信号は、動画、音、又は両方に存在してもよい。録音した音と録画した動画とを同期させることで、被写体の周囲の音だけでなく、撮影者の周囲の音についても被写体の周囲の音と同様に動画と共に記録することができる。
また、撮影者集音部12−2は、携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクであってもよい。撮影者集音部12−2を携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクとすることで、新たに別の集音部を用意する必要は無く、手軽に動画の撮影ができる。
次に、図3を参照して、本発明の携帯機器の録音方法を説明する。図3は、本発明の携帯機器の録音方法のフローチャートである。まず、撮影準備手順P20−1において、被写体までの合焦距離を測定し、かつ被写体の周囲の音の入力レベルの値を検出する。合焦距離とは、被写体に対し焦点が合う距離である。合焦距離を測定する手段は、例えば、光学式距離計、超音波式距離計、レーザー光線式距離計である。また、音の入力レベルの値とは、入力される音圧レベルの値である。音を集音する手段は、例えば、マイクロフォンであり、携帯機器に内蔵されていても、外付けされていてもよい。音圧レベルを測定する手段は、例えば、騒音計である。次に、判定手順P21−1において、撮影準備手順P20−1において測定された合焦距離と、予め定めた距離とを比較し、かつ撮影準備手順P20−1において検出された入力レベルの値と、予め定めた入力レベルの値とを比較する。そして、録画録音手順P22−1において、判定手順P21−1における合焦距離の比較の結果と、判定手順P21−1における入力レベルの値の比較の結果とを参照し、被写体の周囲の音、又は被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換して録音し、かつ撮影した動画を録画する。なお、これらの手順を繰り返し実行してもよい。
以上説明したように、測定した被写体までの合焦距離及び検出した被写体の周囲の音の入力レベルを参照し、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ個別の集音部から集音することで、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ明瞭に録音することができる。
ここで、録画録音手順P22−1において、判定手順P21−1で測定された合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ検出された入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より高い場合、被写体の周囲の音及び被写体を撮影する撮影者の周囲の音を同時に録音してもよい。この場合は被写体までの距離が近く、被写体の周囲の音が大きい場合に相当する。つまり、被写体の周囲の音と撮影者の周囲の音とを、それぞれ個別の集音部から集音する。合焦距離によって集音部を分けることで、被写体の周囲の音と共に、撮影者の周囲の音も明瞭に集音できる。また、判定手順P21−1で測定された合焦距離が予め定めた距離より長い場合、又は測定された合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ検出した入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より低い場合、被写体の周囲の音を録音してもよい。この場合は被写体までの距離が遠い、又は被写体までの距離が近いが、被写体の周囲の音が小さい場合に相当する。つまり、撮影者の周囲の音を集音せず、被写体の周囲の音を集音する。集音困難な被写体の周囲の音を集中的に集音することができる。
以上説明したように、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音について、被写体の位置と、被写体の周囲の音とを考慮した録音を行うことができ、被写体の周囲の音又は撮影者の周囲の音をそれぞれ明瞭に録音することができる。
次に、図4を参照して、本発明の携帯機器の録音方法の実施形態を説明する。図4は、本発明の携帯機器の録音方法の実施形態のフローチャートである。なお、図3で説明した手順については説明を省略する。ここで、録画録音手順P22−2の後の同期記録手順P23−1において、録音する音と録画する動画とを同期させてもよい。なお、録音した音と、録画した動画とを同期させる同期信号は、動画、音、又は両方に存在してもよい。録
音した音と録画した動画とを同期させることで、被写体の周囲の音だけでなく、撮影者の周囲の音についても被写体の周囲の音と同様に動画と共に記録することができる。
また、被写体を撮影する撮影者の周囲の音は、携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクから集音して電気信号に変換してもよい。携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクから集音することで、新たに別の集音する手段を用意する必要は無く、手軽に動画の撮影ができる。また、撮影準備手順P20−1の前において、ヘッドセットマイクの接続の有無を確認する手順を有してもよい。
次に、図5を参照して、本発明の携帯機器の録音プログラムを説明する。図5は、本発明の携帯機器の録音プログラムのフローチャートである。まず、撮影準備ステップS20−1において、被写体までの合焦距離を測定し、かつ被写体の周囲の音の入力レベルの値を検出する。合焦距離とは、被写体に対し焦点が合う距離である。合焦距離を測定する手段は、例えば、光学式距離計、超音波式距離計、レーザー光線式距離計である。また、音の入力レベルの値とは、入力される音圧レベルの値である。音を集音する手段は、例えば、マイクロフォンであり、携帯機器に内蔵されていても、外付けされていてもよい。音圧レベルを測定する手段は、例えば、騒音計である。次に、判定ステップS21−1において、撮影準備ステップS20−1において測定された合焦距離と、予め定めた距離とを比較し、かつ撮影準備ステップS20−1において検出された入力レベルの値と、予め定めた入力レベルの値とを比較する。そして、録画録音ステップS22−1において、判定ステップS21−1における合焦距離の比較の結果と、判定ステップS21−1における入力レベルの値の比較の結果とを参照し、被写体の周囲の音、又は被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換して録音し、かつ撮影した動画を録画する。なお、これらのステップを繰り返し実行してもよい。
以上説明したように、測定した被写体までの合焦距離及び検出した被写体の周囲の音の入力レベルを参照し、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ個別の集音部から集音することで、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音を、それぞれ明瞭に録音することができる。
ここで、録画録音ステップS22−1において、判定ステップS21−1で測定された合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ検出された入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より高い場合、被写体の周囲の音及び被写体を撮影する撮影者の周囲の音を同時に録音してもよい。この場合は被写体までの距離が近く、被写体の周囲の音が大きい場合に相当する。つまり、被写体の周囲の音と撮影者の周囲の音とを、それぞれ個別の集音部から集音する。合焦距離によって集音部を分けることで、被写体の周囲の音と共に、撮影者の周囲の音も明瞭に集音できる。また、判定ステップS21−1で測定された合焦距離が予め定めた距離より長い場合、又は測定された合焦距離が予め定めた距離より短く、かつ検出した入力レベルの値が予め定めた入力レベルの値より低い場合、被写体の周囲の音を録音してもよい。この場合は被写体までの距離が遠い、又は被写体までの距離が近いが、被写体の周囲の音が小さい場合に相当する。つまり、撮影者の周囲の音を集音せず、被写体の周囲の音を集音する。集音困難な被写体の周囲の音を集中的に集音することができる。
以上説明したように、被写体の周囲の音及び撮影者の周囲の音について、被写体の位置と、被写体の周囲の音とを考慮した録音を行うことができ、被写体の周囲の音又は撮影者の周囲の音をそれぞれ明瞭に録音することができる。
次に、図6を参照して、本発明の携帯機器の録音プログラムの実施形態を説明する。図6は、本発明の携帯機器の録音プログラムの実施形態のフローチャートである。なお、図5で説明したステップについては説明を省略する。ここで、録画録音ステップS22−2の後の同期記録ステップS23−1において、録音する音と録画する動画とを同期させてもよい。なお、録音した音と、録画した動画とを同期させる同期信号は、動画、音、又は両方に存在してもよい。録音した音と録画した動画とを同期させることで、被写体の周囲の音だけでなく、撮影者の周囲の音についても被写体の周囲の音と同様に動画と共に記録することができる。
また、被写体を撮影する撮影者の周囲の音は、携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクから集音して電気信号に変換してもよい。携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクから集音することで、新たに別の集音する手段を用意する必要は無く、手軽に動画の撮影ができる。また、撮影準備ステップS20−2の前において、ヘッドセットマイクの接続の有無を確認するステップを有してもよい。
[本発明の携帯機器の第2の実施形態]
次に、図7を参照して本発明にかかる携帯機器の第2の実施形態について説明する。
図7を参照すると、本実施形態にかかる携帯電話機71には、入出力部79を介してハンズフリー通話用のヘッドセット100が接続されている。ヘッドセット100は、撮影者集音部に相当する外部マイク101と、外部スピーカ102とから構成されている。尚、本実施の形態では、ヘッドセット100と携帯電話機71とを有線で接続したが、Bluetoothなどより、ワイアレス接続するようにしても良い。
携帯電話機71は、アンテナ72と、RF(Radio Frequency)処理部73と、ベースバンド処理部74と、スピーカ75と、被写体集音部に相当する本体マイク76と、本体マイクから出力される電気信号を増幅するマイクアンプ77と、外部マイク101からの電気信号を増幅する、ゲインが変更可能なマイクアンプ78と、CPU等によって実現される制御装置80と、撮像部に相当するカメラ90と、LCD等の表示部91と、キーやボタン等からなる入力部92と、メモリやディスク装置等から構成される記憶部93とを備えている。本体マイク76とカメラ90とは、筐体のリア面に実装される。尚、外部マイク101の代わりに、筐体のフロント面側に設けられたマイク(図示せず)を使用することもできる。
RF処理部73は受信信号を復調して受信ベースバンド信号に変換したり、送信用ベースバンド信号を変調して送信信号に変換する機能などを有する。
ベースバンド処理部74は、RF処理部73で復調された受信ベースバンド信号から受信データを取り出して音声信号を生成し、生成した音声信号を図示を省略したアンプを介してスピーカ75から出力する。また、ベースバンド処理部74は、マイク76や外部マイク101から入力された音声信号から送信用ベースバンド信号を生成してRF処理部73に渡す。
制御装置80は、制御部81と、入力レベル検出部82と、録画部83と、録音部84と、同期制御部85とを備えている。
入力レベル検出部82は、本体マイク76から入力される音声信号のレベルを検出する機能を有する。録画部83は、カメラ90が撮影した動画を記憶部93に記録する機能を有する。録音部84は、制御部81からの指示に従って、本体マイク76から入力された音声、又は、本体マイク76から入力された音声と外部マイク101から入力された音声とを合成した音声を記憶部93に記録する機能を有する。更に、録音部84は、上記合成した音声をベースバンド処理部94、入出力部79を介して外部スピーカ102から出力する機能を有する。同期制御部85は、録画部83の録画する動画と、録音部84の録音する音とを同期させる。
制御部81は、入力レベル検出部82で検出された、本体マイク76から入力される音声信号のレベルと、前述した閾値2とを比較し、音声信号のレベルが閾値2以上である場合は、録音部84に対して、本体マイク76から入力される音声信号と外部マイク101から入力される音声信号とを合成して録音することを指示し、音声信号のレベルが閾値2未満である場合は、本体マイク76から入力される音声信号を録音することを指示する機能を有する。尚、録音部84は、両マイク76,101からの音声信号を合成して録音することが指示された場合は、合成した音声信号を、ベースバンド処理部74および入出力部79を介して外部スピーカ102に出力する。更に、制御部81は、入力部92から入力されるユーザ(撮影者)の指示に従って、外部マイク101用のマイクアンプ78のゲインを変更する機能を有する。
尚、制御装置80は、CPU(中央処理装置)によって実現可能であり、この場合には、例えば、次のようにする。CPUを、制御部81、入出力レベル検出部82、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、CPUに上記プログラムを読み取らせる。CPUは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自CPU上に制御部81、入出力レベル検出部82、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を実現する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図8に示すように、撮影者30は被写体40を撮影する場合、ヘッドセット100が接続された携帯電話機71のカメラ90を被写体40に向け、撮影ボタン(図示せず)を押下する。
携帯電話機71の制御装置80内の制御部81は、撮影ボタンが押下されると、本体マイク76用のマイクアンプ77に動作電源を供給するなどすることにより、本体マイク76を有効にする(図9のステップS90)。その後、制御部81は、ヘッドセット100が接続されているか否かを判定する(ステップS91)。
そして、ヘッドセット100が接続されていない場合(ステップS91がNO)は、制御部81は、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を起動し、録音部84に対しては、本体マイク76からの音声信号を録音することを指示する(ステップS100)。これにより、録画部83は、カメラ90が撮影した動画を記憶部93に記録し、録音部84は本体マイク76から入力された音声を記録部93に記録し、同期制御部85は、同期信号を重畳するなどして、音声と動画とを同期させる。その後、撮影者が撮影を終了すると(ステップS101がYES)、制御部81は、マイクアンプ77への動作電源の供給を停止すると共に、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を停止させ(ステップS102)、その後、その処理を終了する。
これに対して、ヘッドセット100が接続されている場合(ステップS91がYES)は、制御部81は、入力レベル検出部82によって検出された、本体マイク76の入力レベルと前述した閾値2とを比較する(ステップS92)。
そして、本体マイク76に入力レベルが閾値2未満の場合(ステップS92がNO)は、前述したステップS100〜102と同様の処理を行う。
これに対して、本体マイクの入力レベルが閾値2以上の場合(ステップS92がYES)は、外部マイク101用のマイクアンプ78に対して動作電源を供給することにより、外部マイク101も有効にする(ステップS93)。その後、制御部81は、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を起動し、録音部84に対して、本体マイク76からの音声信号と外部マイク101からの音声信号とを合成し、合成した音声信号を記憶部93に記録すると共に、外部スピーカ102に出力することを指示する(ステップS94)。
これにより、録画部83はカメラ90が撮影した動画を記憶部93に記録し、録音部84は、本体マイク76から入力された音声と外部マイク101から入力された音声とを合成したものを、記憶部93に録音すると共に、外部スピーカ102に対して出力する。撮影者30は、外部スピーカ102から出力される音声(本体マイク76で集音した被写体40の周囲音と、外部マイク101で集音した撮影者30の声とを合成したもの)に基づいて、被写体40の周囲音と、撮影者30自身の声のバランスが適切であるか否かを確認することができる。
ステップS94の処理が終了すると、制御部81は、「入力部に設けられているボタンB1,B2を操作することにより、ヘッドセットのマイクゲインを変更できます」等のメッセージを表示部91に表示し、撮影者30に外部マイク101のマイクゲインが変更可能なことを知らせる(ステップS95)。尚、表示部91がタッチパネルを備えている場合は、表示部91にマイクゲイン変更用のボタンB1,B2を表示するようにしても良い。尚、ボタンB1,B2は、それぞれマイクゲインを増加、減少させる際に操作するボタンである。
撮影者30は、ヘッドセット100の外部スピーカ102から出力される音声に基づいて、被写体40の周囲音と撮影者30の声とのバランスが適切でないと判断した場合は、ボタンB1或いはボタンB2を操作することにより、ゲイン変更を指示する。
制御部81は、撮影者30が行うボタン操作に基づいて、ゲイン変更が指示されたと判断すると(ステップS96がYES)、外部マイク101用のマイクアンプ78に対して制御信号を出力し、そのゲインを増加或いは減少させる(ステップS97)。
その後、撮影者30が撮影ボタンから手を離すなどして、撮影終了を指示すると(ステップS98がYES)、制御部81は、マイクアンプ77,78に対する動作電源の供給を停止すると共に、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を停止させる(ステップS99)。
[第2の実施形態の効果]
本実施の形態にあっては、カメラ90が設けられている面と同一面側に設けられている本体マイク76は、常に使用するので、被写体が発する音を効率良く録音することが可能になる。また、被写体が発する音のレベルが閾値2を超えるような大きなレベルになった場合には、本体マイク76に比べて撮影者に近い外部マイク101も使用するため、被写体の発する音によって撮影者の音声を明確に録音することができない事態を防止することができる。
また、本実施形態は、本体マイク76用のマイクアンプ77から出力される音声信号と外部マイク101用のマイクアンプ78から出力される音声信号とを合成した音声信号に対応する音を出力する外部スピーカ102と、ユーザが行う操作に従って外部マイク101用のマイクアンプ78のゲインを変更する制御部(ゲイン変更部)81を備えており、撮影者30が外部スピーカ102から出力される音声を聞きながら、マイクアンプ78のゲインを調整できるので、被写体40が発する音と、撮影者30が発する音声とを、撮影者30が望む割合で録音することが可能になる。
[本発明の第3の実施形態]
次に、図10を参照して、本発明にかかる携帯機器の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、前述した第2の実施形態に係る携帯電話機よりも消費電力を軽減させたことを特徴とする。
図10に示した本実施形態にかかる携帯電話機71aと、図7に示した携帯電話機71との相違点は、距離測定部として動作する距離センサ103が追加された点、制御装置80の代わりに制御装置80aを備えている点、及び、制御部81の代わりに制御部81aを備えている点である。
距離センサ103は、携帯電話機104aから被写体40までの距離(合焦距離)を検出する機能を有する。
制御部81aは、距離センサ103で検出された距離が前述した閾値1以下で、かつ、入力レベル検出部82で検出された本体マイク76の入力レベルが前述した閾値2以上である場合、録音部84に対して、本体マイク76用のマイクアンプ77からの音声信号と外部マイク101用のマイクアンプ78からの音声信号とを合成し、合成した音声信号を記憶部93に記録すると共に、合成した音声信号を外部スピーカ102から出力することを指示する機能を有する。更に、制御部81aは、距離センサ103で検出された距離が上記閾値1よりも大きい場合、及び、距離センサ103で検出された距離が上記閾値1以下で、かつ入力レベル検出部82で検出された本体マイク76の入力レベルが上記閾値2よりも小さい場合は、録音部84に対して、本体マイク76用のマイクアンプ77からの音声信号を記憶部93に記録することを指示する機能を有する。
尚、本実施形態の制御装置80aも、制御装置80と同様に、CPUを用いて実現することができる。即ち、CPUを制御装置80aとして機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、CPUに上記プログラムを読み取らせる。CPUは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自CPU上に、制御部81a、入力レベル検出部82、録画部83、録音部84、及び、同期制御部85を実現する。
次に、図11のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。尚、ここでは、主に前述した実施形態の動作との相違部分について説明する。
制御部81aは、撮影者30によって撮影開始が指示されると、先ず、本体マイク76用のマイクアンプ77に動作電源を供給し、本体マイク76を有効にする(ステップS90)。その後、制御部81aは、ヘッドセット100が接続されているか否かを判定する(ステップS91)。
そして、ハンドセット100が接続されていない場合(ステップS91がNO)は、前述したステップS100以降と同様の処理を行い、本体マイク76から入力された音声信号だけを記憶部93に記録する。
これに対して、ハンドセット100が接続されている場合(ステップS91がYES)
は、距離センサ103で検出された被写体40までの距離が前述した閾値1以下であるか否かを判定する(ステップS111)。
そして、距離センサ103で検出された距離が、閾値1よりも大きい場合(ステップS111がNO)は、前述したステップS100以降と同様の処理を行う。
これに対して、距離センサ103で検出された距離が、閾値1以下である場合(ステップS111がYES)は、入力レベル検出部82で検出した入力レベルが前述した閾値2以上であるか否かを判定する(ステップS92)。
そして、入力レベルが閾値2以上である場合(ステップS92がYES)は、マイクアンプ78に動作電源を供給して、外部マイク101を使用可能にし(ステップS93)、その後、前述したステップS94以降と同様の処理を行う。
[第3の実施形態の効果]
本実施形態は、距離センサ103で検出した被写体40との間の距離が閾値1よりも大きい場合は、本体マイク76の入力レベルが閾値2以上であっても本体マイク76だけを使用して録音するようにしているので、本体マイク76の入力レベルが閾値2以上の場合に、外部マイク101も使用して録音を行う前述した第2の実施形態に比較して、携帯電話機の消費電力を少なくすることができる。つまり、被写体40までの距離が長く、かつ、被写体40が発している音が大きい場合には、外部マイク101を利用して撮影者30の声を録音するようにしたとしても、被写体40が発する音によって撮影者30の声が妨げられ、撮影者の声を鮮明に録音することは難しい。そこで、本実施形態では、両マイク76,101を使用しても、撮影者30の声を鮮明に録音することが難しい場合は、本体マイク76だけを使用して録音を行うようにして、携帯電話機の消費電力を低減させた。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、
前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、
前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、
前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、
前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部と、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音録音部とを備えることを特徴とする携帯機器。
(付記2)
付記1記載の携帯機器において、
前記録音部は、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記入力レベル検出部で検出された入力レベルの値が前記入力レベル閾値未満の場合は、前記被写体集音部で集音した音を録音することを特徴とする携帯機器。
(付記3)
付記1または2記載の携帯機器において、
前記被写体までの距離を測定する距離測定部を備え、かつ、
前記録音部は、
前記距離測定部で測定した距離が予め定められている距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値よりも大きい場合、及び前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値よりも小さい場合は、前記被写体集音部で集音された音を録音することを特徴とする携帯機器。
(付記4)
付記1,2または3記載の携帯機器において、
前記撮影者集音部から出力される電気信号を増幅する可変ゲインアンプと、
該可変ゲインアンプから出力される電気信号と前記被写体集音部から出力される電気信号とを合成した電気信号に応じた音を出力する外部スピーカと、
ユーザが行う操作に従って、前記可変ゲインアンプのゲインを変更するゲイン変更部とを備えたことを特徴とする携帯機器。
(付記5)
付記1乃至4の何れか1つに記載の携帯機器において、
前記録音部の録音する音と、前記録画部の録画する動画とを同期させる同期制御部をさらに備えることを特徴とする携帯機器。
(付記6)
付記1乃至5の何れか1つに記載の携帯機器において、
前記撮影者集音部は、前記携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクであり、
前記外部スピーカは、前記ハンドフリー通話用ベットセットに付属するスピーカであることを特徴とする携帯機器。
(付記7)
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、入力レベル検出部と、録音部とを備えたコンピュータが実行する録音方法であって、
前記入力レベル検出部が、前記被写体集音部からの入力レベルを検出し、
前記録音部が、前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音することを特徴とする録音方法。
(付記8)
付記7記載の録音方法において、
前記録音部は、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記入力レベル検出部で検出された入力レベルの値が前記入力レベル閾値未満の場合は、前記被写体集音部で集音した音を録音することを特徴とする録音方法。
(付記9)
付記1または2記載の録音方法において、
前記コンピュータは、前記被写体までの距離を測定する距離測定部を備え、かつ、
前記録音部は、
前記距離測定部で測定した距離が予め定められている距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値よりも大きい場合、及び前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値よりも小さい場合は、前記被写体集音部で集音された音を録音することを特徴とする録音方法。
(付記10)
付記7,8または9記載の録音方法において、
前記コンピュータは、前記撮影者集音部から出力される電気信号を増幅する可変ゲインアンプと、該可変ゲインアンプから出力される電気信号と前記被写体集音部から出力される電気信号とを合成した電気信号に応じた音を出力する外部スピーカと、ゲイン変更部とを備え、
前記ゲイン変更部は、ユーザが行う操作に従って、前記可変ゲインアンプのゲインを変更することを特徴とする録音方法。
(付記11)
付記7乃至10の何れか1つに記載の録音方法において、
前記コンピュータは、同期制御部を備え、かつ、
前記同期制御部は、
前記録音部の録音する音と、前記録画部の録画する動画とを同期させることを特徴とする録音方法。
(付記12)
付記7乃至11の何れか1つに記載の録音方法において、
前記撮影者集音部は、前記携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクであり、
前記外部スピーカは、前記ハンドフリー通話用ベットセットに付属するスピーカであることを特徴とする録音方法。
(付記13)
被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部とを備えたコンピュータを、
前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音する録音部として機能させるための録音プログラム。
(付記14)
付記13記載の録音プログラムにおいて、
前記録音部は、
前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記入力レベル検出部で検出された入力レベルの値が前記入力レベル閾値未満の場合は、前記被写体集音部で集音した音を録音することを特徴とする録音プログラム。
(付記15)
付記13または14記載の録音プログラムにおいて、
前記コンピュータは、前記被写体までの距離を測定する距離測定部を備え、かつ、
前記録音部は、
前記距離測定部で測定した距離が予め定められている距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値よりも大きい場合、及び前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値よりも小さい場合は、前記被写体集音部で集音された音を録音することを特徴とする録音プログラム。
(付記16)
付記13,14または15記載の録音プログラムにおいて、
前記コンピュータは、前記撮影者集音部から出力される電気信号を増幅する可変ゲインアンプと、該可変ゲインアンプから出力される電気信号と前記被写体集音部から出力される電気信号とを合成した電気信号に応じた音を出力する外部スピーカとを備え、かつ、
前記コンピュータを、
ユーザが行う操作に従って、前記可変ゲインアンプのゲインを変更するゲイン変更部として機能させるための録音プログラム。
(付記17)
付記13乃至16の何れか1つに記載の録音プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記録音部の録音する音と、前記録画部の録画する動画とを同期させる同期制御部として機能させるための録音プログラム。
(付記18)
付記13乃至17の何れか1つに記載の録音プログラムにおいて、
前記撮影者集音部は、前記携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクであり、
前記外部スピーカは、前記ハンドフリー通話用ベットセットに付属するスピーカであることを特徴とする録音プログラム。
10−1,10−2:機器制御部
11−1,11−2:被写体集音部
12−1,12−2:撮影者集音部
13−1,13−2:距離測定部
14−1,14−2:入力レベル検出部
15−1,15−2:撮影部
16−1,16−2:録音部
17−1,17−2:録画部
18−1:同期制御部
P20−1,P20−2:撮影準備手順
P21−1,P21−2:判定手順
P22−1,P22−2:録画録音手順
P23−1:同期記録手順
S20−1,S20−2:撮影準備ステップ
S21−1,S21−2:判定ステップ
S22−1,S22−2:録画録音ステップ
S23−1:同期記録ステップ

Claims (8)

  1. 被写体の動画の撮影を行う撮影部と、
    前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、
    前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、
    前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、
    前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部と、
    前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音録音部とを備えることを特徴とする携帯機器。
  2. 請求項1記載の携帯機器において、
    前記録音部は、
    前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
    前記入力レベル検出部で検出された入力レベルの値が前記入力レベル閾値未満の場合は、前記被写体集音部で集音した音を録音することを特徴とする携帯機器。
  3. 請求項1または2記載の携帯機器において、
    前記被写体までの距離を測定する距離測定部を備え、かつ、
    前記録音部は、
    前記距離測定部で測定した距離が予め定められている距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値以上の場合は、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを同時に録音し、
    前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値よりも大きい場合、及び前記距離測定部で測定した距離が前記距離閾値以下で、かつ前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値が前記入力レベル閾値よりも小さい場合は、前記被写体集音部で集音された音を録音することを特徴とする携帯機器。
  4. 請求項1,2または3記載の携帯機器において、
    前記撮影者集音部から出力される電気信号を増幅する可変ゲインアンプと、
    該可変ゲインアンプから出力される電気信号と前記被写体集音部から出力される電気信号とを合成した電気信号に応じた音を出力する外部スピーカと、
    ユーザが行う操作に従って、前記可変ゲインアンプのゲインを変更するゲイン変更部とを備えたことを特徴とする携帯機器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯機器において、
    前記録音部の録音する音と、前記録画部の録画する動画とを同期させる同期制御部をさらに備えることを特徴とする携帯機器。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯機器において、
    前記撮影者集音部は、前記携帯機器のハンズフリー通話用ヘッドセットに付属するマイクであり、
    前記外部スピーカは、前記ハンドフリー通話用ベットセットに付属するスピーカであることを特徴とする携帯機器。
  7. 被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部と、入力レベル検出部と、録音部とを備えたコンピュータが実行する録音方法であって、
    前記入力レベル検出部が、前記被写体集音部からの入力レベルを検出し、
    前記録音部が、前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音することを特徴とする録音方法。
  8. 被写体の動画の撮影を行う撮影部と、前記撮影部の撮影した動画を録画する録画部と、前記被写体の周囲の音を集音して電気信号に変換する被写体集音部と、前記被写体を撮影する撮影者の周囲の音を集音して電気信号に変換する撮影者集音部とを備えたコンピュータを、
    前記被写体集音部からの入力レベルを検出する入力レベル検出部、
    前記入力レベル検出部で検出した入力レベルの値と予め定めた入力レベル閾値との比較結果に基づいて、前記被写体集音部で集音された音を録音するのか、前記被写体集音部で集音された音と前記撮影者集音部で集音された音とを録音するのかを選択し、選択した音を録音する録音部として機能させるための録音プログラム。
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