JP2004201015A - 複数マイク付き携帯電話機および携帯電話機の音声取込み方法 - Google Patents

複数マイク付き携帯電話機および携帯電話機の音声取込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数マイク付きの携帯電話機による動画撮影時に効果的に、撮影者、撮影対象者、および撮影物の音声を集音することにある。
【解決手段】携帯電話機は、筐体のリア面側方向を動画撮影するデジタルカメラ50と、筐体のリア面側に実装されたマイクA1と、筐体のフロント面側に実装されたマイクB3とを備え、動画撮影動作時に、マイクA1とマイクB3との音声レベルの高低を比較するレベル比較部21と、レベル比較部21での結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて音声を取り込むSW制御部22とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数マイク付き携帯電話機および携帯電話機の音声取り込み方法に関し、特に、動画撮影またはハンズフリー通話時におけるマイクの選定を行う複数マイク付き携帯電話機および携帯電話機の音声取り込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のマイクを持った電話機としては、複数のマイクを持った自動車電話によるマイク選択方法が、例えば、実開昭60−189163号公報で公開されている。実開昭60−189163号公報では、音声入力用の複数のマイクと、各マイクに入力される音声レベルと車室内騒音のレベルとの比であるS/N比を検出するS/N比検出手段と、S/N比検出手段により検出されたマイク毎のS/N比の内最も大きなS/N比のマイクからの音声出力を選択するマイク選択手段と、害マイク選択手段により選択されたマイクからの音声出力を偏重して送出する創出手段とを有することを特徴とする自動車電話が記載されている。
【0003】
また、従来、カメラ付きの携帯電話機としては、例えば、特開2001−169166号公報に開示されているように、1個のマイクによるカメラ付き携帯電話機が実装されている。特開2001−169166号公報では、撮影対象者を撮影する場合、マイクが側面になる。
【0004】
【特許文献1】
実開昭60−189163号公報(実用新案登録請求の範囲)
【特許文献2】
特開2001−169166号公報(図1および図9)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、実開昭60−189163号公報記載の自動車電話では、自動車電話では問題ないが、常に複数のマイクを同時動作しているため、携帯電話を想定した場合、マイクでの消費される電流が単一マイクに比べ増加し、バッテリ寿命に影響を与えるという問題点がある。
【0006】
また、実開昭60−189163号公報記載の自動車電話では、S/N比を比較してマイクを切替えているため、周囲騒音レベルが変動した場合、マイク位置によっては、Sレベルが高いレベルにあるにも関わらず、Nレベルが大きいため、マイクが切り替わってしまい、Sレベルの低い側マイクから取り込まれる可能性があり、送話信号レベルがばらついてしまうという問題点がある。
【0007】
また、実開昭60−189163号公報記載の自動車電話では、複数の人が会話している場所でメインの人を録音したいという場合、入れたくもない周囲の音声が入ってしまい、メインの人の音声が中途半端に録音されてしまうという問題点が発生する。
【0008】
また、従来の特開2001−169166号公報では、どうしても動画撮影する場合、マイクが側面になってしまう。ところが、撮影対象者、撮影対象物、および撮影者の音声が出る場合が多く、特開2001−169166号公報のように正面に向いていない音声を効果的に集音することは、必ずしも適切ではないという問題点がある。
【0009】
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、複数マイク付きの携帯電話機による動画撮影時に効果的に、撮影者、撮影対象者、および撮影物の音声を集音することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、上記問題点を鑑み、複数マイク付きの携帯電話機のマイク起動中の消費電流を低減することにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、上記問題点を鑑み、周囲の騒音レベルが変動しても、Sレベルの低い側のマイクからの取り込みを防ぎ、送話信号のレベルがばらつかないことにある。
【0012】
また、本発明の別の目的は、上記問題点を鑑み、複数の人が会話している場所でメインの人を録音したいという場合、メインの人の録音ができることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の複数マイク付き携帯電話機は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する複数マイク付き携帯電話機であって、筐体のリア面側方向を動画撮影する前記デジタルカメラと、前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、を備え、動画撮影動作時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の第2の複数マイク付き携帯電話機は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する複数マイク付き携帯電話機であって、筐体のリア面側方向を動画撮影する前記デジタルカメラと、前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーと、を備え、動画撮影動作時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴としている。
【0015】
更に、上記の第1または第2の複数マイク付き携帯電話機において、動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止する第1の停止手段を有することを特徴としている。
【0016】
更に、上記の第1または第2の複数マイク付き携帯電話機において、動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第2の停止手段を有することを特徴としている。
【0017】
更に、上記の第1または第2の複数マイク付き携帯電話機において、動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に撮影が終了するまで前記比較手段および前記第1の切替え手段の動作を繰り返す繰返し手段を有することを特徴としている。
【0018】
更に、上記の第2の複数マイク付き携帯電話機において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、動画撮影動作時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴としている。
【0019】
更に、上記の第2の複数マイク付き携帯電話機において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、動画撮影動作時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴としている。
【0020】
また、本発明の第3の複数マイク付き携帯電話機は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有しハンズフリー通話が可能な複数マイク付き携帯電話機であって、前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、を備え、ハンズフリー通話時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する音声を取り込む切替え手段を有することを特徴としている。
【0021】
また、本発明の第4の複数マイク付き携帯電話機は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有しハンズフリー通話が可能な複数マイク付き携帯電話機であって、筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーと、を備え、ハンズフリー通話時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴としている。
【0022】
更に、上記の第3または第4の複数マイク付き携帯電話機において、ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止する第1の停止手段を有することを特徴としている。
【0023】
更に、上記の第3または第4の複数マイク付き携帯電話機において、ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第2の停止手段を有することを特徴としている。
【0024】
更に、上記の第3または第4の複数マイク付き携帯電話機において、ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に集音が終了するまで前記比較手段および前記第1の切替え手段の動作を繰り返す繰返し手段を有することを特徴としている。
【0025】
更に、上記の第4の複数マイク付き携帯電話機において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、ハンズフリー通話時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴としている。
【0026】
更に、上記の第4の複数マイク付き携帯電話機において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、ハンズフリー通話時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴としている。
【0027】
更に、上記の第1、第2、第3、または第4の複数マイク付き携帯電話機において、前記第2の切替え手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第3の停止手段を有することを特徴としている。
【0028】
また、本発明の第1の携帯電話機の音声取込み方法は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する携帯電話機の音声取込み方法であって、第1のマイクを携帯電話機の筐体のリア面側に実装し、第2のマイクを前記筐体のフロント面側に実装し、マイクの集音動作時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し、比較した結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音することを特徴としている。
【0029】
また、本発明の第2の携帯電話機の音声取込み方法は、少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する携帯電話機の音声取込み方法であって、第1のマイクを携帯電話機の筐体のリア面側に実装し、第2のマイクを前記筐体のフロント面側に実装し、自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーを準備し、マイクの集音動作時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し、比較した結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音することを特徴としている。
【0030】
更に、上記の第1または第2の携帯電話機の音声取込み方法において、マイク集音動作時に、予め決められた時間の間、マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較した結果切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止することを特徴としている。
【0031】
更に、上記の第1または第2の携帯電話機の音声取込み方法において、マイク集音動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較した結果切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止することを特徴としている。
【0032】
更に、上記の第1または第2の携帯電話機の音声取込み方法において、マイク集音動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に撮影が終了するまで前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する動作を繰り返すことを特徴としている。
【0033】
更に、上記の第2の携帯電話機の音声取込み方法において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを準備し、マイク集音動作時に、前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音することを特徴としている。
【0034】
更に、上記の第2の携帯電話機の音声取込み方法において、前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、マイク集音動作時に、前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音することを特徴としている。
【0035】
更に、上記の第1または第2の携帯電話機の音声取込み方法において、前記第2の切替え手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止することを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態における複数マイク付き携帯電話機の構成図を図1に、その部品構成図を図2に示す。
【0037】
図1を参照すると、複数マイク付き携帯電話機は、マイクA1と、マイクアンプA2と、マイクB3と、マイクアンプB4と、マイクアンプ制御部5と、音声制御部10と、マイク切替え制御部20と、動画撮影制御部30と、フロント液晶モニター部40と、デジタルカメラ50とから構成される。
【0038】
図2を参照すると、複数マイク付き携帯電話機の部品構成は、マイクA1と、マイクB3と、フロント液晶モニター40と、デジタルカメラ50と、スピーカ80と、アンテナ71とから構成されている。
【0039】
本携帯電話機には、図2に示すように音声を集音するためのマイクを2個有している。すなわち、マイクA1は、携帯電話機のデジタルカメラ50の撮影方向と同一面(リア面)に実装されており、また、マイクB3は、携帯電話機のフロント液晶モニター40と同一面(フロント面)に実装されており、主として、通常の通話時に使用する。
【0040】
図1のマイクアンプA2はマイクA1から、マイクアンプB4はマイクB3から、それぞれ取り込まれた音声信号の増幅を行っている。マイクアンプB4は、マイクアンプ制御部5の制御により、ゲインの変更が可能な設定とする。マイクアンプB4は、フロント液晶モニター40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3の音声を増幅するアンプである。マイクB3は、通常の電話としての音声通話を行う際に使用するマイクでもあるため、マイクアンプB4の初期設定は、前述の音声通話に適したゲイン設定になっている。動画撮影時は、音声通話時よりも音声取り込み距離が伸びるため、マイクアンプA2はマイクアンプB4の初期設定値よりもゲインを増加させており、マイクアンプB4は、マイクアンプA2のゲイン設定にも変更が可能な設定とする。マイクアンプA2およびマイクアンプB4の出力は、それぞれ音声制御部A11および音声制御部B12に入力され、音声信号がデジタル変換される。
【0041】
図1のマイク切替え制御部20は、音声制御部10からのレベルにより、使用するマイクを切替える制御を行い、レベル比較部21およびSW制御部22から構成される。
【0042】
図1のレベル比較部21は、マイクA1、マイクB3で集音した音声レベルを元に音声制御部で処理されたデータの大小を比較し、SW制御部22に情報を送出する。
【0043】
図1のSW制御部22は、動画撮影時初期に、音声制御部A11と接続し、音声データを動画撮影制御部30に送出する。その後、音声制御部A11と音声制御部B12のデータを元にレベル比較部21でレベルの比較を行い、レベルの大きい方を後段の動画撮影制御部30に送出するようマイク切替えの切替え制御を行う。
【0044】
図1の動画撮影制御部30は、動画撮影時にマイクアンプ制御部5、音声制御部10、フロント液晶モニター部40、デジタルカメラ50へ制御信号を送出する。
【0045】
図1のマイクアンプ制御部5は、動画撮影制御部30の信号により、マイクアンプB4のゲイン設定を変更し、マイクアンプA2のゲイン設定と同一にするよう制御する。
【0046】
図1の音声制御部10は、音声制御部A11と音声制御部12とから構成され、動画撮影時にマイクA1、マイクB3から音声を取り込み、デジタル処理を実施後、マイク切替え制御部20にデータを送出する。
【0047】
図1のフロント液晶モニター部40は撮影した映像を表示し、デジタルカメラ50は撮影画像を取り込む。また、デジタルカメラ50は、フロント液晶モニター部40と逆面に実装され、フロント液晶モニター部40と逆面側を撮影可能とする。
【0048】
次に、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態の動作について説明する。この場合の、携帯電話機での動画撮影時の動作を示すフローチャートを、図3に示す。
【0049】
動画撮影の起動を図示していないキーの操作により行うと、携帯電話機リア面に実装されたデジタルカメラ50にて撮影を開始する。撮影中の映像はフロント液晶モニター部40で携帯者がモニター可能となると共に、マイクから音声取り込みを行うよう動画撮影制御部30から音声制御部A11および音声制御部B12に制御信号を送出する。双方のマイク(マイクA1、マイクB3)から音声取り込みを行うが、動画撮影開始時は、動画撮影の際、音声発生方向が一致する確率の高い、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1でまず、音声の取り込み動作を行うような初期設定とする。音声制御部B12では、動画撮影機能が開始したという情報を、動画撮影制御部30から受け、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3からも音声の取り込み動作を開始させる(図3のステップS101,S102)。
【0050】
同時に、動画撮影制御部30は、マイクアンプ制御部5にも制御信号(開始したという情報)を送出する。マイクB3は、通常の電話としての音声通話を行う際に使用するマイクでもあるため、マイクアンプB4のゲイン設定の初期値が、動画撮影時にメインとして使用するマイクA1を増幅するマイクアンプA2で初期設定されているゲイン設定とは異なっている。(通常、動画撮影時は、音声通話時よりも、音声取り込み距離が伸びるため、マイクアンプA2はマイクアンプB4の初期設定値よりもゲインを増加させている。)
マイクアンプ制御部5で、動画撮影機能が開始したという情報を、動画撮影制御部30から受けると、マイクアンプB4のゲイン設定を、現在動画撮影に使用中のマイクアンプA2のゲイン設定と同一になるようゲイン増加の設定変更を行う(ステップS103)。これにより、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1とフロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から集音された音声信号が、同一ゲイン設定のマイクアンプA2とマイクアンプB4でそれぞれ増幅される。音声制御部A11および音声制御部B12では、信号のデジタル変換を行う。
【0051】
レベル比較部21では、マイクA1で集音された音声を処理した音声制御部A11と、マイクB3で集音された音声を処理した音声制御部B12の出力レベルをモニターし、レベルの比較を行う(ステップS105)。
【0052】
ここで、動画撮影の際、撮影者(携帯電話機保持者)が、風景や第三者を撮影している場合の動作を説明する。動画撮影開始とともに、マイクA1およびマイクB3から音声取り込み制御が行われるが、撮影開始時の音声取り込みは、初期設定としてまず、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1のデータが動画撮影制御部30に送出され、録音処理がされる。次に、動画撮影制御部30の制御により、マイクB3の出力レベルを増幅するためのマイクアンプB4のゲイン設定を、現在動画撮影に使用中のマイクアンプA2のゲイン設定と同一になるようゲイン増幅の設定変更を行う。マイクA1で取り込んだ音声信号は音声制御部A11で、マイクB3で取り込んだ音声信号は音声制御部B12で、それぞれデジタル変換され、レベル比較部21で、双方の出力値の大小比較を行う(図3のステップS101〜S105)。
【0053】
ここで、音声取り込み方向によるマイク出力の特性例を図4に示す。(本データは比較的取り込み距離が短い場合の特性であり、距離が長くなると双方の特性差は少なくなる傾向にある)
通常、風景や第三者の音声を双方のマイクで取り込んだ場合、撮影される側のマイクA1はカメラ撮影方向と同一方向にあるため、図4の特性グラフの通り、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から取り込んだ音声レベルよりもデジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1から取り込んだ音声レベルの方が大きくなる。すなわち、SW制御部22では、ステップS105におけるレベル比較部21からの比較情報により、デジタルカメラ50と同一面(リア面)方向からの音声と判断し、マイクA1から音声を取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、動画撮影制御部30では、マイクA1から随時取り込まれた音声データの録音処理(データ圧縮して、図示していないメモリに記憶する)を行う(ステップS105,S106、S107)。この場合の音声制御部10およびマイク切替え制御部20の動作は、動画撮影中行われ、常にマイクA1とマイクB3とから音声の取り込み、レベルを比較して、SW制御部22でレベルの高い方のマイクに切替える動作を動画の撮影が終了するまで行う(ステップS111)。
【0054】
次に、撮影者(携帯電話機保持者)が、風景や第三者を撮影しながら、撮影者(携帯保持者)自身が、音声を発した場合の動作を説明する。撮影開始時の各ブロックの動作は前術で述べた通りとなる(ステップS101〜S105)。
【0055】
しかし、途中で、撮影者(携帯保持者)が音声を発すると、それまでは撮影対象の風景や第三者からの音声がメインとなるため、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1から取り込んだ音声レベルの方がフロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から取り込んだ音声レベルよりもレベルが大きく、SW制御部22でマイクA1からの音声を録音する制御を行っていたが、撮影者(携帯電話機保持者)の音声が入力されたことで、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1から取り込んだ音声レベルよりもフロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から取り込んだ音声レベルの方が大きくなる。すなわち、SW制御部22では、ステップS105におけるレベル比較部21からの比較情報により、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)方向からの音声と判断し、マイクB3から音声を取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、動画撮影制御部30では、マイクB3から随時取り込まれた音声データの録音処理を行う(ステップS108,S109,S110)。
【0056】
以上説明したように、動画撮影中において、フロント面、リア面に実装した2個のマイクから取り込んだ音声レベルを比較して、常に音声レベルの大きい方のマイクから音声の取り込みを行うよう制御を行うことで、マイク面と逆方向からの音声に対する音声レベルの劣化を軽減させることができる。すなわち、複数マイク付きの携帯電話機による動画撮影時に効果的に、撮影者、撮影対象者、および撮影物の音声を集音することができる。更に、周囲の騒音レベルが変動しても、Sレベルの低い側のマイクからの取り込みを防ぎ、送話信号のレベルがばらつかなくなる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0058】
図5を参照すると、第2の実施の形態における複数マイク付き携帯電話機の構成図を示す。第2の実施の形態では、マイク切替え制御部20の構成が、図1に示す第1の実施の形態のマイク切替え制御部20の構成と相違し、マイクA2およびマイクB3の電源の供給を制御する電源制御部90を追加した点で相違する。すなわち、第1の実施の形態のマイク切替え制御部20では、フロント面、リア面に実装されたマイクから取り込んだ音声レベルの比較した結果を元に、動画撮影開始から終了するまでの時間において、随時マイク切替え制御を行う点に比べ、第2の実施の形態のマイク切替え制御部20では、動画撮影開始から、予め設定した時間T(sce)内のマイク切替え回数をカウントし、マイク切替えが行われなかった場合には、音声発生方向が不変な撮影状況下であるものとして、現在使用のマイクを撮影終了まで使用する制御を行い、使用しないもう一方のマイクからの音声取り込みを停止すると共に、音声の取り込みを停止するマイクから集音する回路(この場合はマイクアンプ)の電源の供給を停止するように電源制御部90に要求する点で、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と相違する。
【0059】
図5のマイク切替え制御部20は、第1の実施の形態例と同様に動画撮影を開始した場合にデジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装したマイクA1と、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装したマイクB3とで取り込んだ音声信号のレベルを比較し、使用マイクを切替える制御を行う機能(手段)も有する。マイク切替え制御部20は、マイクA1およびマイクB3で取り込み、マイクアンプA2およびマイクアンプB4で増幅された後に音声処理した音声データレベルの大小比較を行うレベル比較部21と、レベル比較部21の判定によりマイク切替え制御を行うSW制御部22と、動画撮影開始から設定された時間T(sec)間にSW制御部22で行ったマイク切替え回数をカウントするカウンタ部23とから構成される。マイクロ切替え部20は、取り込んだ音声データを動画撮影制御部30に送出することで、動画撮影制御部30で音声録音処理が行われる。また、動画撮影制御部30には、動画撮影開始からT(sec)のタイムカウントが可能なタイマー機能(手段)を有している点で、第1の実施の形態の動画撮影制御部30と相違する。この場合のタイマー機能とは、例えば、動画開始されると、動画撮影制御部30内に保持しているタイマーに予め決められたT(この場合のTは、正数値を示す。例えば、60秒)が設定され、T秒後に割込みがかかり、動画撮影制御部30に所定の動作を行わせる機能のことである。
【0060】
図5の電源制御部90は、SW制御部22からの電源停止要求が来ると、マイクアンプA2またはマイクアンプB4のいずれかの電源の供給を停止する。なお、その他の構成については、第1の実施の形態と同じであるため、説明を省略する。
【0061】
次に、図2、図5、および図6を参照して、本発明の第2の実施の形態の動作を図6のフローチャートを中心に説明する。
【0062】
撮影者(携帯電話機保持者)がキー操作により動画撮影を開始すると、第1の実施の形態例の動作と同様に、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1とLCD液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から音声の取り込みが開始される。同時に、マイクアンプB4のゲイン設定をマイクアンプA2と同一とするようマイクアンプ制御部5で制御を行う(図6のステップ201〜S203)。
【0063】
動画撮影制御部30では、動画撮影制御部30内に保持しているタイマーを起動させると共に、カウンタ部23でSW制御部22のマイク切替え回数のカウントを開始する(ステップS204)。
【0064】
マイクA1で取り込んだ音声信号は、音声制御部A11で、マイクB3で取り込んだ音声信号は音声制御部B12で、それぞれデジタル変換され、レベル比較部21で、双方の出力値の大小の比較を行う(ステップS205,S206)。
【0065】
ステップS206において、マイクA1の方の出力が大きい場合には、レベル比較部21は、その比較した情報(マイクA1の方の出力が大きいという情報)をSW制御部22に送ると、SW制御部22は、デジタルカメラ50と同一面(リア面)方向からの音声と判断し、マイクA1から音声を取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、動画制御部30は、SW制御部22から送られて来るマイクA1からの随時取り込まれた音声データの録音処理を行う(ステップS207,S208,S211)。
【0066】
一方、ステップS206において、マイクB3の方の出力が大きい場合には、レベル比較部21は、その比較した情報(マイクB3の方の出力が大きいという情報)をSW制御部22に送ると、SW制御部22は、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)方向からの音声と判断し、マイクB3から音声を取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、動画制御部30は、SW制御部22から送られて来るマイクB3からの随時取り込まれた音声データの録音処理を行う(ステップS209,S210,S211)。
【0067】
一方、録画撮影を開始してからSW制御部22がマイクの切替え制御でマイクの切替えを行った場合には、カウンタ部23に切替えたことを通知し、カウンタ部23に切替え回数をカウントさせる(ステップS212)。
【0068】
ステップS205からステップS212までの動作を動画撮影制御部30内に保持しているタイマーが、予め設定した時間T(sec)が経過するまで繰り返す。
【0069】
やがて、動画撮影制御部30内に保持しているタイマーが、予め設定した時間T(sec)が経過すると、カウンタ部23にその情報を送出し(タイマー割り込みをかけ)、それによりカウンタ部23はSW制御部22にカウント回数情報を送出する。SW制御部22では、T(sec)内にSW切替えが1回(受け取ったカウント回数情報が1以上)でもあれば、音声発生方向が可変する撮影状況下であると判断し、その後、動画撮影が終了するまで随時、両マイクから音声を取り込み、レベル比較結果を元にマイク切替えを行う(ステップS214,S215,S220)。なお、ステップS215の処理は、ステップS205〜S211間での処理(図6を参照)と同じなので説明を省略する。
【0070】
一方、ステップS214において、逆に、T(sec)内に1回もSW切替えがカウントされなかった(受け取ったカウント回数情報が0)場合には、SW制御部22は、音声発生方向が不変である撮影状況下であると判断し、その後、動画撮影が終了するまで、現在使用のマイクを使用するようSW制御を保持し、もう一方のマイクからの音声の取り込みを停止すると共に、音声の取り込みを停止したマイクのマイクアンプの電源供給停止の要求を電源制御部90に依頼する。SW制御部22から音声データを受信する動画撮影制御部30は、動画撮影が終了するまで、停止していないマイクからの音声データの音声録音処理を行う(ステップS216〜S219)。
【0071】
一方、電源制御部90は、電源停止の要求を受けると、マイクアンプA2(マイクA停止要求の場合)またはマイクアンプB4(マイクB停止要求の場合)の電源の供給を停止する。
【0072】
通常、携帯電話機を使用した時の動画撮影は、撮影者(携帯電話機保持者)もしくは第三者が撮影対象であることが大半と考えられるため、音声発生方向がフロント面またはリア面のどちらか一方になる場合が多い。この場合、残りの撮影終了までの時間、動画撮影制御部に接続されていないマイクからの音声取り込みを停止することによるリスクは少なく、マイクの音声取り込みを停止して電源の供給を停止することで、マイク起動中の消費電流低減が可能となる。
【0073】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0074】
図7を参照すると、本発明の第3の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の構成図を示す。第3の実施の形態では、マイク切替え制御部20の構成が、図1に示す第1の実施の形態のマイク切替え制御部20の構成と相違し、マイクA2およびマイクB3の電源供給を制御する電源制御部90を追加した点で相違する。すなわち、第3の実施の形態のマイク切替え制御部20には、第1の実施例で述べた、デジタルカメラ50と同一面(リア面)に実装されたマイクA1とLCD液晶モニター部40と同一面(フロント面)に実装されたマイクB3から取り込まれた音声レベルを比較するレベル比較部21とレベル比較部21の大小情報の結果によってマイクの切替えを行うSW制御部22とを有する他に、マイク切替えを自動(オート)または手動(マニュアル)の選択が可能な第1のキーとフロント面のマイクまたはリア面のマイクの選択が可能な第2のキーとからなるSW制御選択キー24を有している。従って、SW制御選択キー24の第1のキーが「自動」に設定されていると、SW制御部22は、第1の実施の形態で説明した動作と同じ動作を行う。SW制御選択キー24の第1のキーが「手動」に設定されていると、第2のキーが有効となる。第1のキーが「手動」に設定され第2のキーが「フロント」(マイクB3の指定)に設定されていると、SW制御部22は、マイクB3からの音声データを取り込み、マイクA1からの音声データの取り込みを停止すると共に、マイクA1を集音する回路(例ではマイクアンプA2)への電源供給の停止を電源制御部90に要求する。第1のキーが「手動」に設定され第2のキーが「リア」(マイクA1の指定)に設定されていると、SW制御部22は、マイクA1からの音声データを取り込み、マイクB3からの音声データの取り込みを停止すると共に、マイクB3を集音する回路(例ではマイクアンプB4)への電源供給の停止を電源制御部90に要求する。
【0075】
図5の電源制御部90は、SW制御部22からの電源停止要求が来ると、マイクアンプA2またはマイクアンプB4のいずれかの電源の供給を停止する。なお、その他の構成については、第1の実施の形態と同じであるため、説明を省略する。
【0076】
なお、その他の構成については、第1の実施の形態と同じであるため、説明を省略する。
【0077】
次に、図2、図7、および図8を参照して、本発明の第3の実施の形態について、図8のフローチャートを中心に説明する。
【0078】
SW制御選択キー24を自動モード側に設定した場合のSW制御選択キー24の自動モードは、第1の実施の形態例で述べたSW制御部22と同様、動画撮影時に、随時、マイクA1およびマイクB3から取り込んだ音声レベルを大小比較して、常に音声取り込みレベルの大きい方のマイクに切替えるモードである(ステップS301〜S311)。なお、ステップS302〜S311の動作は、第1の実施の形態で示す図2のステップS101〜S110の動作と同じであるため、説明を省略する。
【0079】
SW制御選択キー24の第1のキーを「手動」(手動モード側)に設定した場合の手動モードは、動画撮影時に、撮影者(携帯電話機保持者)が、撮影状況に応じて音声を取り込むマイクを固定選択し、もう一方のマイクを停止させるモードである。第2のキーが「リア」(マイクA2)にキーが設定されていると、SW制御部22は、マイクA1からマイクアンプA2、音声制御部A11を介してデジタル変換後の音声データを取り込み、音声データを動画撮影制御部30に送ると共に、マイクB3からの音声データの取り込みを停止する。更に、SW制御部22は、電源制御部90に対してマイクアンプB4への電源供給を停止させる。第2のキーが「フロント」(マイクB3)にキーが設定されていると、SW制御部22は、マイクB3からマイクアンプB4、音声制御部B12を介してデジタル変換後の音声データを取り込み、音声データを動画撮影制御部30に送ると共に、マイクA1からの音声データの取り込みを停止する。更に、SW制御部22は、電源制御部90に対してマイクアンプA2への電源供給を停止させる。その後、動画撮影制御部30は、固定選択されたマイクから取り込んだ随時音声データを録音するよう音声録音処理を行う(ステップS313〜S316)。
【0080】
また、SW制御選択キー24は、動画撮影中の切替えを可能とし、自動モードで動画撮影を開始した後、撮影者(携帯電話機保持者)がSW制御選択キー24のキー操作によって、手動モードに切替えを行えば、指定したマイクに固定して音声取り込みを行う制御となる(ステップS312)。
【0081】
逆に、手動モードの状態でも、携帯電話機のSW制御選択キー24のキー操作によって、自動モードへの切替えを可能とする。自動モードに設定された場合には、ステップS302にジャンプし、自動モードの制御を行う(ステップS317)。
【0082】
このようにして、SW制御選択キー24は、動画撮影が開始してから終了するまで、撮影者(携帯電話機保持者)のキー操作により何度でも、自動/手動の切替えを行う(ステップS318,S319)。
【0083】
なお、上記説明において、手動モード時に、SW制御選択キー24の第2のキーによって、マイクの切替えを行った場合、マイク切替え制御部20は、集音の切り替えを行うと共に、電源制御部90を介して、今まで停止していたマイクアンプの電源供給を行い、今まで集音していたマイクアンプの電源供給の停止を行う。
【0084】
以上第3の実施の形態で説明したように、撮影状況に応じて、音声取り込み方向が限定できる場合は、撮影者のキー操作により、手動モードでマイクを選定することができ、人ごみの中でもメインの人の音声が中途半端になることなく集音することができる。
【0085】
また、撮影状況に応じて、音声取り込み方向が限定できる場合は、撮影者のキー操作により、手動モードに設定することで使用マイクを指定でき、もう一方のマイク起動中の消費電流低減が可能となる。
【0086】
また、音声取り込み方向が限定できない場合でも、撮影者のキー操作で自動モードに設定することで、第1の実施の形態例と同様、常に音声レベルの大きい方のマイクから音声の取り込むことが可能となり、マイク面と逆方向からの音声に対する音声レベルの劣化を軽減させることができる。
【0087】
なお、上記の第3の実施の形態に、第2の実施の形態の構成を追加しても良い。すなわち、この場合の携帯電話機は、図8のステップS312でSW制御選択キー24が自動モードのままの場合、図6のステップS205から開始されることになる。この場合の詳細な動作については、第2および第3の動作説明と同じであるため省略する。
【0088】
次に、本発明の第4の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0089】
上記の第1、第2、および第3の実施の形態では、動画撮影機能での使用例を説明したが、ハンズフリー通話機能を有した携帯電話機においても、前述で説明した動画撮影機能と同様に、携帯電話機から離れた場所での音声取り込みを行うため、同様な効果が得られる。なお、この場合のハンズフリーとは、ヘッドセットを使用しないで携帯電話機の内蔵のマイクを使って通話ができる機能のことを意味する。
【0090】
図9を参照すると、本発明の複数マイク付き携帯電話機の構成図を示す。第4の実施の形態は、第1の実施の形態と比較すると、第1の実施の形態で特徴点だけを抽出した図1で示す動作撮影制御部30とフロント液晶モニター部40とを、ハンズフリー制御部60と無線部70とアンテナ71とスピーカ80とに置き換えた点で相違する。その他の構成は、第1の実施の形態で説明した図1と同じなので説明を省略する。
【0091】
次に、図9と図10を参照して、本発明の第4の実施の形態の動作について説明する。なお、図10は、第4の実施の形態における複数マイク付き携帯電話機のハンズフリー通話時の動作を示すフローチャートである。
【0092】
ハンズフリー通話が開始されると、マイクA1およびマイクB3から音声取り込み制御が行われるが、ハンズフリー通話開始時の音声取り込みは、初期設定としてまず、リア面に実装されたマイクA1の音声がマイクアンプA2、音声制御部A11を介してデジタル変換され、更にSW制御部22を介して音声データがハンズフリー制御部60に送出される。すると、ハンズフリー制御部60は、受信した音声データを無線部70およびアンテナ71を介して通話先に送信される。次に、ハンズフリー制御部60の制御により、マイクB3の出力レベルを増幅するためのマイクアンプB4のゲイン設定を、ハンズフリー通話に使用中のマイクアンプA2のゲイン設定と同一になるようゲイン増幅の設定変更を行う(図10のステップS401〜S403)。
【0093】
マイクA1で取り込んだ音声信号は、マイクアンプA2を介して音声制御部A11で、マイクB3で取り込んだ音声信号はマイクアンプB4を介して音声制御部B12で、それぞれデジタル変換され、レベル比較部21で、双方の出力値の大小の比較を行う(ステップS404,S405)。
【0094】
ステップS405において、マイクA1の方の出力が大きい場合には、レベル比較部21は、その比較した情報(マイクA1の方の出力が大きいという情報)をSW制御部22に送ると、SW制御部22は、リア面方向からの音声と判断し、マイクA1から音声データを取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、ハンズフリー制御部60は、SW制御部22から送られて来るマイクA1からの随時取り込まれた音声データを無線部70およびアンテナ71を介して音声情報として通話先に送信される(ステップS406,S407,S410,S411)。
【0095】
一方、ステップS405において、マイクB3の方の出力が大きい場合には、レベル比較部21は、その比較した情報(マイクB3の方の出力が大きいという情報)をSW制御部22に送ると、SW制御部22は、フロント液晶モニター部40と同一面(フロント面)方向からの音声と判断し、マイクB3から音声データを取り込むよう切替え制御する。更に、この切替え制御に基づき、ハンズフリー制御部60は、SW制御部22から送られて来るマイクB3からの随時取り込まれた音声データを無線部70およびアンテナ71を介して音声情報として通話先に送信される(ステップS408,S409,S410,S411)。
【0096】
上記のステップS404〜S411の処理は、通話が終了するまで繰返され、やがて通話が終了すると、終了する(ステップS412)。
【0097】
すなわち、マイク切替え制御部20では、第1の実施の形態例の動作と同様に、フロント面とリア面に実装されたマイクから、音声を取り込み、両マイク出力をレベル比較部21で比較した結果を元に、レベルの高い方のマイクに切替えることになる。すなわち、常に音声レベルの大きい方のマイクから音声の取り込み制御を行っているため、マイク面と逆方向から音声に対する音声レベルの劣化を軽減させることができる。
【0098】
第1の実施の形態を第2および第3の実施形態に機能を拡張したのと同じように、第4の実施の形態を、第2および第3で実施した構成のうち、動作撮影制御部30とフロント液晶モニター部40とをハンズフリー制御部60と無線部70とアンテナ71とスピーカ80とに置き換えることで、その構成とハンズフリー通話開始時の動作を説明することができる。
【0099】
すなわち、カウンタ部23および電源制御部90の動作を取り込んだ図6のフローチャートをハンズフリー通話時の動作とする場合に、撮影動作時の動作(第2の実施の形態)と違う点だけを抽出して説明すると、ステップS211およびS218は、ハンズフリー制御部60がSW制御部22から送られてくるマイクA1またはマイクB3から取り込まれた音声データを無線部70およびアンテナを介して音声情報として通話先に送信される動作となる。ステップS219およびS220は、動画撮影終了が、ハンズフリー通話が終了となる。それ以外の説明については、動画撮影をハンズフリー通話に置き換えるだけで全く同じ動作になるので説明を省略する。
【0100】
また、SW制御選択キー24および電源制御部90の動作を取り込んだ図8のフローチャートのハンズフリー通話時の動作とする場合に、撮影動作時の動作(第3の実施の形態)と違う点だけを抽出して説明すると、ステップS311およびS316は、ハンズフリー制御部60がSW制御部22から送られてくるマイクA1またはマイクB3から取り込まれた音声データを無線部70およびアンテナを介して音声情報として通話先に送信される動作となる。ステップS318およびS319は、動画撮影終了が、ハンズフリー通話が終了となる。それ以外の説明については、動画撮影をハンズフリー通話に置き換えるだけで全く同じ動作になるので説明を省略する。
【0101】
従って、一定の時間様子を見ながらマイクの選定を行ってから、選定されなかった方のマイクから集音する回路の電源供給を停止するため、マイク起動中の消費電流低減となる。また、撮影者のキー操作により、手動モードに設定することで使用マイクを指定でき、もう一方のマイクの集音する回路の電源供給を停止するため、起動中の消費電流低減となる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、携帯電話機の筐体のフロント面側とリア側にマイクをそれぞれ実装し、動画撮影動作時またはハンズフリー通話時に音声レベルの高い方を選択して集音するようにしているため、効果的に、撮影者(または通話対象者)、および撮影者(または通話本人)の音声を集音することができるという効果がある。更に、音声レベルの高い方をマイクの選定と判断しているため、周囲騒音レベルに影響されることは少なくなるという効果がある。
【0103】
また、本発明は、一定の時間の間、マイクの切替えが1度でも発生しない場合にマイクからの集音する回路の電源供給を停止するようにしているため、消費電流を削減することができるという効果がある。
【0104】
また、本発明は、選択キーで自動または手動モードの切替えを持っているため、手動モードでマイクを選定することができ、人ごみの中でもメインの人の音声が中途半端になることなく集音することができるという効果がある。更に、手動モードで、選定されなかった方のマイクからの集音する回路の電源供給を停止するようにしているため、消費電流を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の複数マイク付き携帯電話機の筐体の内部構造の概略を示す構造概略図である。
【図3】第1の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の動画撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図4】音声取り込み方向によるマイク出力の特性例を示すマイク出力特性図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の構成を示す構成図である。
【図6】第2の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の動画撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の構成を示す構成図である。
【図8】第3の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の動画撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機の構成を示す構成図である。
【図10】第4の実施の形態である複数マイク付き携帯電話機のハンズフリー通話時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクA(リア面)
2 マイクアンプA
3 マイクB(フロント面)
4 マイクアンプB
5 マイクアンプ制御部
10 音声制御部
11 音声制御部A
12 音声制御部B
20 マイク切替え制御部
21 レベル比較部
22 SW制御部
23 カウンタ部
24 SW制御選択キー
30 動画撮影制御部
40 フロント液晶モニター部
50 デジタルカメラ
70 無線部
71 アンテナ
80 スピーカ
90 電源制御部

Claims (23)

  1. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する複数マイク付き携帯電話機であって、
    筐体のリア面側方向を動画撮影する前記デジタルカメラと、
    前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、
    前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、を備え、
    動画撮影動作時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴とする複数マイク付き携帯電話機。
  2. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する複数マイク付き携帯電話機であって、
    筐体のリア面側方向を動画撮影する前記デジタルカメラと、
    前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、
    前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、
    自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーと、を備え、
    動画撮影動作時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴とする複数マイク付き携帯電話機。
  3. 動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止する第1の停止手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の複数マイク付き携帯電話機。
  4. 動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第2の停止手段を有することを特徴とする請求項1,2,または3記載の複数マイク付き携帯電話機。
  5. 動画撮影動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に撮影が終了するまで前記比較手段および前記第1の切替え手段の動作を繰り返す繰返し手段を有することを特徴とする請求項1,2,3,または4記載の複数マイク付き携帯電話機。
  6. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、
    動画撮影動作時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴とする請求項2記載の複数マイク付き携帯電話機。
  7. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、
    動画撮影動作時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴とする請求項2記載の複数マイク付き携帯電話機。
  8. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有しハンズフリー通話が可能な複数マイク付き携帯電話機であって、
    前記筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、
    前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、を備え、
    ハンズフリー通話時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する音声を取り込む切替え手段を有することを特徴とする複数マイク付き携帯電話機。
  9. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有しハンズフリー通話が可能な複数マイク付き携帯電話機であって、
    筐体のリア面側に実装された第1のマイクと、
    前記筐体のフロント面側に実装された第2のマイクと、
    自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーと、を備え、
    ハンズフリー通話時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較する比較手段と、
    前記比較手段の結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する第1の切替え手段を有することを特徴とする複数マイク付き携帯電話機。
  10. ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止する第1の停止手段を有することを特徴とする請求項8または9記載の複数マイク付き携帯電話機。
  11. ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第2の停止手段を有することを特徴とする請求項8,9,または10記載の複数マイク付き携帯電話機。
  12. ハンズフリー通話時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に撮影が終了するまで前記比較手段および前記第1の切替え手段の動作を繰り返す繰返し手段を有することを特徴とする請求項8,9,10,または11記載の複数マイク付き携帯電話機。
  13. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、
    ハンズフリー通話時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴とする請求項9記載の複数マイク付き携帯電話機。
  14. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、
    ハンズフリー通話時に前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音する第2の切替え手段を有することを特徴とする請求項9記載の複数マイク付き携帯電話機。
  15. 前記第2の切替え手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止する第3の停止手段を有することを特徴とする請求項6,7,13または14記載の複数マイク付き携帯電話機。
  16. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する携帯電話機の音声取込み方法であって、
    第1のマイクを携帯電話機の筐体のリア面側に実装し、
    第2のマイクを前記筐体のフロント面側に実装し、
    マイクの集音動作時に、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し、
    比較した結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音することを特徴とする携帯電話機の音声取込み方法。
  17. 少なくとも2個以上の集音用のマイクを有する携帯電話機の音声取込み方法であって、
    第1のマイクを携帯電話機の筐体のリア面側に実装し、
    第2のマイクを前記筐体のフロント面側に実装し、
    自動または手動のいずれかを選択する第1の選択キーを準備し、
    マイクの集音動作時に、前記第1の選択キーが自動に選定されていると前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し、
    比較した結果音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音することを特徴とする携帯電話機電話機の音声取込み方法。
  18. マイク集音動作時に、予め決められた時間の間、マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較した結果切替えたマイクと違うもう一方のマイクからの集音を停止することを特徴とする請求項16または17記載の携帯電話機電話機の音声取込み方法。
  19. マイク集音動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度も発生しなかった場合に前記比較した結果切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止することを特徴とする請求項16,17,または18記載の携帯電話機電話機の音声取込み方法。
  20. マイク集音動作時に、予め決められた時間の間マイクの切替えが1度でも発生した場合に集音が終了するまで前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声レベルの高低を比較し音声レベルの高い方のマイクに切替えて集音する動作を繰り返すことを特徴とする請求項16,17,18,または19記載の携帯電話機電話機の音声取込み方法。
  21. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを準備し、
    マイク集音動作時に、前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第1のマイクに選定されていると前記第1のマイクに切り替えて集音することを特徴とする請求項17記載の複数マイク付き携帯電話機。
  22. 前記第1の選択キーが手動の場合に有効となる前記第1または第2のいずれかを選択する第2の選択キーを備え、
    マイク集音動作時に、前記第1の選択キーが手動に選定され前記第2の選択キーが第2のマイクに選定されていると前記第2のマイクに切替えて集音することを特徴とする請求項17記載の携帯電話機電話機の音声取込み方法。
  23. 前記第2の切替え手段で切替えたマイクと違うもう一方のマイクから集音する回路の電源供給を停止することを特徴とする請求項21または22記載の携帯電話機電話機の音声取込み方法。
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