JP2022129927A - 撮像装置、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが音声制御機能を有する撮像装置に音声指示を与えた場合であっても、その音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体に記録されにくくする。【解決手段】 撮像装置は、第一の音声入力手段と、前記第一の音声入力手段とは異なる第二の音声入力手段と、撮像手段と、前記撮像手段で生成された動画データと前記第一の音声入力手段で生成された音声データとから音声付き動画データを生成する制御手段とを有する撮像装置であって、前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合、前記制御手段は、前記音声指示に基づいて前記撮像装置を制御する。【選択図】 図3
Description
本発明は、音声データおよび動画データの生成が可能な撮像装置、その制御方法、およびそれらに関連するプログラムに関する。
撮像装置の中には、第1のマイクを有し、第2のマイクと接続できるものがある。このような撮像装置は、撮像部で生成された動画データと第1のマイクまたは第2のマイクで生成された音声データとから音声付き動画データを生成し、生成された音声付き動画データを記録媒体に記録することができる。特許文献1には、第1のマイクを有し、第2のマイクと接続できる撮像装置が開示されている。
また、撮像装置の中には、音声制御機能を有するものがある。音声制御機能を有する撮像装置は、ユーザが撮像装置に与えた音声指示に対応する処理を行うことができる。
例えば、音声制御機能を有する撮像装置が音声付き動画データを記録媒体に記録している際にユーザが音声指示を撮像装置に与えた場合、その音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体に記録されてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、ユーザが音声制御機能を有する撮像装置に音声指示を与えた場合であっても、その音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体に記録されにくくすることを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、第一の音声入力手段と、前記第一の音声入力手段とは異なる第二の音声入力手段と、撮像手段と、前記撮像手段で生成された動画データと前記第一の音声入力手段で生成された音声データとから音声付き動画データを生成する制御手段とを有する撮像装置であって、前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合、前記制御手段は、前記音声指示に基づいて前記撮像装置を制御する。
本発明によれば、ユーザが音声制御機能を有する撮像装置に音声指示を与えた場合であっても、その音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体に記録されにくくすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第一の実施形態]
<撮像装置100の構成>
図1は、第一の実施形態における撮像装置100の構成例を説明するためのブロック図である。なお、第一の実施形態および他の実施形態では、撮像装置100がデジタルカメラとして動作可能な電子機器である場合について説明するが、撮像装置100はデジタルカメラに限られるものではない。例えば、撮像装置100は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末のいずれかとして動作する装置であってもよい。例えば、撮像装置100は、第一の音声入力手段として動作するマイク107と、第二の音声入力手段として動作する通信部111または接続部112とを有する。
<撮像装置100の構成>
図1は、第一の実施形態における撮像装置100の構成例を説明するためのブロック図である。なお、第一の実施形態および他の実施形態では、撮像装置100がデジタルカメラとして動作可能な電子機器である場合について説明するが、撮像装置100はデジタルカメラに限られるものではない。例えば、撮像装置100は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末のいずれかとして動作する装置であってもよい。例えば、撮像装置100は、第一の音声入力手段として動作するマイク107と、第二の音声入力手段として動作する通信部111または接続部112とを有する。
制御部101は、メモリ103に記憶されているプログラムを実行するためのハードウェア(例えばプロセッサ)を有する。制御部101は、メモリ103に記憶されているプログラムを実行して撮像装置100を制御する。
撮像部102は、例えば、レンズユニットと、レンズユニットを経て撮像面に結像された被写体の光学像を電気信号に変換するための撮像素子と、撮像素子で生成された電気信号から静止画データまたは動画データを生成する画像処理部とを有する。撮像素子は、一般的に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、またはCCD(Charge Coupled Device)が用いられる。第一の実施形態および他の実施形態では、撮像部102で静止画データまたは動画データを生成して撮像部102から出力する一連の処理を「撮影」という。撮像部102で生成された静止画データまたは動画データは、DCF(Design rule for Camera File system)規格に従って記録媒体110に記録される。
メモリ103は、制御部101で実行されるプログラム等が記憶された不揮発性メモリである。また、メモリ103には、電子音データが記憶されている。メモリ103に記憶されている電子音データには、被写体に合焦した場合に出力される合焦音、静止画撮影または動画撮影を指示された場合に出力される電子シャッター音、撮像装置100を操作された場合に出力される操作音に対応する電子音データが含まれる。
メモリ104は、撮像部102において生成された静止画データまたは動画データを一時的に記憶するバッファメモリであり、表示部106に表示される画像を一時的に記憶するメモリであり、制御部101の作業領域等として使用されるメモリである。また、メモリ104は、マイク107で生成された音声データと、通信部111または接続部112で生成された音声データとを一時的に記録するバッファメモリとしても使用される。
操作部105は、撮像装置100に対する指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。操作部105には、撮像装置100を電源オン状態または電源オフ状態にするための電源スイッチ、静止画撮影または動画撮影を指示するためのレリーズスイッチが含まれる。また、操作部105には、静止画データまたは動画データの再生を指示するための再生ボタン、撮像装置100の動作モードの選択ボタンも含まれる。撮像装置100の動作モードには、例えば静止画撮影モードおよび動画撮影モードが含まれる。また、表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含めることができる。
操作部105は、スピーカ108から出力される音の音量等を調整することができる操作部材(例えばボタン)を含む。制御部101は、この操作部材を介してユーザ操作を受け付けることで、スピーカ108から出力される音の音量等を調整する処理を行う。操作部105はさらに、通信部111または接続部112を介して接続された外部装置のスピーカから出力される音の音量等を調整することができる操作部材(例えばボタン)を含む。制御部101は、この操作部材を介してユーザ操作を受け付けることで、外部装置のスピーカから出力される音の音量等を調整する処理を行う。操作部105はさらに、通信部111の無線通信機能をオンまたはオフにするための操作部材(例えばボタン)を含む。
表示部106は、撮像部102で生成された静止画データまたは動画データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。また、制御部101は、撮像部102から出力された画像データを逐次表示部106に表示することで、表示部106を電子ビューファインダとして機能させることができる。これにより、撮像装置100は、ユーザにライブビュー機能を提供することができる。以下、ライブビューで表示部106に表示される画像をLV画像と称する。表示部106は必ずしも撮像装置100に内蔵されていなくてもよく、撮像装置100に外部接続される構成であってもよい。いずれの場合であっても、撮像装置100は、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有する。
マイク107は、音声等の音波を収音し、音声データを生成するマイクロフォン装置である。撮像装置100が動画撮影モードである場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107または外部装置のマイクロフォンで生成された音声データとから音声付き動画データを生成することができる。制御部101で生成された音声付き動画データは、制御部101によって記録媒体110に記録される。撮像装置100が静止画撮影モードである場合、制御部101は、撮像部102で生成された静止画データを記録媒体110に記録する。撮像装置100が静止画撮影モードである場合、制御部101は、撮像部102で生成された静止画データとマイク107で生成された音声データとを関連付けて記録媒体110に記録することもできる。第一の実施形態では、マイク107は、撮像装置100が有するマイクロフォンである。なお、マイク107が音波から音声データを生成する処理は、他のハードウェア(例えば制御部101)が一部の処理を分担してもよい。
スピーカ108は、電子音データを出力することができる電気音響変換器である。電子音データは、楽曲、警告音、合焦音、電子シャッター音、操作音のいずれであってもよい。これらの電子音データはメモリ103に記憶されている。スピーカ108は制御部101によって選択された電子音データを出力することができる。ユーザは、スピーカ108から出力された音を聞くことで、例えば被写体に合焦したこと、撮像装置100に発生しているエラー等に気付くことができる。
電源部109は、制御部101に制御されることで撮像装置100の各要素に電力を供給することができる。電源部109は、例えばリチウムイオン電池、アルカリマンガン乾電池等を有する。
記録媒体110は、例えば撮像部102から出力された静止画データまたは動画データを音声データとともに記録することができる。記録媒体110は、例えばメモリカード(SDカード、CFカード等)または補助記録装置(ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等)である。記録媒体110は、撮像装置100に着脱可能なよう構成してもよいし、撮像装置100に内蔵されていてもよい。すなわち、撮像装置100は、少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
通信部111は、外部装置と無線接続するためのインターフェースである。制御部101は、通信部111を介して、外部装置とデータを送受信することができる。例えば、制御部101は、記録媒体110に記録されている静止画データ、動画データまたは音声データを、通信部111を介して外部装置に送信することができる。また例えば、制御部101は、外部装置のマイクロフォンで生成された音声データを通信部111を介して受信することもできる。外部装置のマイクロフォンで生成された音声データは、外部装置から通信部111を介して制御部101に入力される。ここで、通信部111または接続部112に接続される外部装置は、マイクロフォンを有する装置である。外部装置は、例えば、情報処理装置(スマートフォン、PC等)、外部マイクロフォン装置、スピーカとマイクロフォンとを有する装置(イヤホンマイク、ヘッドセット等)である。なお、第一の実施形態では、通信部111は、外部装置とBluetooth規格に従って通信するためのインターフェースを含む。以降、Bluetooth規格に準拠した通信のことをBluetooth通信という。制御部101は、通信部111を制御することで外部装置と無線通信を行う。なお、通信部111で用いられる無線通信方式は、Bluetooth規格に準拠した無線通信方式に限定されるものではなく、例えばIEEE802.11規格に準拠した無線通信方式(無線LAN等)でもよい。
ここで、Bluetooth通信について説明する。Bluetooth通信における通信装置の接続形態は、マスタースレーブ方式のスター型ネットワークである。以下、マスターとして動作する通信装置をマスター装置、スレーブとして動作する通信装置をスレーブ装置という。マスター装置は、例えばネットワークへのスレーブ装置の参加の管理およびスレーブ装置との無線接続における各種パラメータの設定をする。マスター装置は複数のスレーブ装置と同時接続できる。一方、スレーブ装置は1台のマスター装置のみと接続する。第一の実施形態では、例えば撮像装置100がマスター装置となり、撮像装置100に接続する外部装置がスレーブ装置となる。
Bluetooth通信では、無線通信を行う前に、マスター装置はスレーブ装置とペアリングする必要がある。ペアリングとは、マスター装置およびスレーブ装置がお互いの識別情報を互いに登録(所定の領域に記録)する処理である。第一の実施形態では、撮像装置100は外部装置とペアリングする場合、ペアリングした外部装置の識別情報はメモリ103に記憶される。第一の実施形態では、撮像装置100は、例えばヘッドホンとペアリングする場合、ヘッドホンの識別情報を記録した後、ヘッドホンと撮像装置100との無線接続を確立することでペアリングを完了したと判定する。
また、第一の実施形態では、撮像装置100と外部装置とをBluetoothによって無線接続させる場合、ユーザは、外部装置を撮像装置100から検出できる状態になるように操作してから、撮像装置100に外部装置を検出させるよう操作する。そして撮像装置100が外部装置を検出した後、ユーザは、撮像装置100と外部装置とを無線接続させるように撮像装置100および外部装置を操作する。このような手順によって、撮像装置100は、外部装置と撮像装置100との無線接続を確立することができる。
接続部112は、外部装置と有線接続するためのインターフェースである。制御部101は、接続部112を介して、外部装置とデータを送受信することができる。例えば、制御部101は、記録媒体110に記録されている静止画データ、動画データまたは音声データを、接続部112を介して外部装置に送信することができる。また例えば、制御部101は、外部装置のマイクロフォンで生成された音声データを接続部112を介して受信することもできる。外部装置のマイクロフォンで生成された音声データは、外部装置から接続部112を介して制御部101に入力される。接続部112は、例えばフォンコネクタ(例えば、マイク端子、ヘッドホン端子等)、USB端子、またはアクセサリシュー(ホットシュー)で構成されている。撮像装置100は、接続部112を介して、外部マイクロフォン装置、スピーカとマイクロフォンとを有する装置(イヤホンマイク、ヘッドセット等)、または情報処理装置(スマートフォン、PC等)と有線接続することができる。また、接続部112は、外部装置が接続されたか否かを検出する検出部を有する。制御部101は、この検出部を介して、外部装置と撮像装置100とが接続または切断されたこと、外部装置と撮像装置100とが接続中であること、外部装置と撮像装置100とが接続されていないこと等を検出できる。
なお、制御部101は、外部装置と撮像装置100との接続を確立した後に、外部装置の種類(デバイスタイプ)を検出することができる。例えば、Bluetooth通信では、制御部101は、Service Discovery Protocol(SDP)を利用することで、外部装置がヘッドホン、マイクロフォン、またはヘッドセットを有するか否かを検出することができる。また例えば、通信部111を介した通信に無線LANを採用する場合では、制御部101は、外部装置の種類(デバイスタイプ)を外部装置から受信することで、外部装置の種類(デバイスタイプ)を検出することができる。
また、例えば接続部112を介した有線通信では、接続部112がUSB端子である場合、制御部101は、有線接続を確立した外部装置からデバイスディスクリプタを受信する。このデバイスディスクリプタを参照することで、制御部101は、外部装置がマイクロフォンを有するか否かを検出でき、外部装置がスピーカを有するか否かを判定できる。また、接続部112がフォンコネクタである場合、有線接続を確立した外部装置から識別情報を受信することで、制御部101は、外部装置が例えばスピーカ、マイクロフォン、またはヘッドセットを有するか否かを判定することができる。
次に、撮像装置100の外観の一例について説明する。図2(A)は、撮像装置100の正面の外観図の一例を示す図である。図2(B)は、撮像装置100の背面の外観図の一例を示す図である。レリーズスイッチ105a、再生ボタン105b、方向キー105c、およびタッチパネル105dは、操作部105に含まれる操作部材である。レリーズスイッチ105a、再生ボタン105b、方向キー105c、およびタッチパネル105dは、制御部101に各種の動作指示を入力するための操作部材である。また、表示部106には、撮像部102によって撮像された静止画または動画が表示される。また、接続部112の一例としては、アクセサリシュー、フォンコネクタおよびUSB端子が提示される。
<音声制御機能>
撮像装置100は、上述したように、音声制御機能を有する。音声制御機能は、制御部101がマイク107によって収音されたユーザの音声指示に対応する処理を行う機能である。例えば、制御部101は、音声制御機能が有効である場合に、「静止画を撮影して」という音声指示がマイク107で生成された音声データに含まれていることを検出した場合、撮像部102を制御して静止画を撮影する。また例えば、制御部101は、「音量を上げて」という音声指示がマイク107で生成された音声データに含まれていることを検出した場合、スピーカ108から出力する音の音量を大きくするように制御する。なお、音声制御機能に利用される音声データは、マイクロフォンを有する外部装置から制御部101に入力されてもよい。このように、音声制御機能では、撮像装置100は各種設定の変更および各種処理の実行といった制御を行うことができる。
撮像装置100は、上述したように、音声制御機能を有する。音声制御機能は、制御部101がマイク107によって収音されたユーザの音声指示に対応する処理を行う機能である。例えば、制御部101は、音声制御機能が有効である場合に、「静止画を撮影して」という音声指示がマイク107で生成された音声データに含まれていることを検出した場合、撮像部102を制御して静止画を撮影する。また例えば、制御部101は、「音量を上げて」という音声指示がマイク107で生成された音声データに含まれていることを検出した場合、スピーカ108から出力する音の音量を大きくするように制御する。なお、音声制御機能に利用される音声データは、マイクロフォンを有する外部装置から制御部101に入力されてもよい。このように、音声制御機能では、撮像装置100は各種設定の変更および各種処理の実行といった制御を行うことができる。
第一の実施形態では、制御部101は、音声制御機能が有効である場合、音声データに含まれる所定の音声(以下、ウェイクワードという)を認識してから、その所定の音声に続く音声指示を認識する。第一の実施形態では、制御部101は音声指示の内容を認識するためのプログラム(以下、音声認識プログラムという)を有し、音声認識プログラムによって認識した音声指示に従って撮像装置100の各構成要素を制御する。制御部101は、音声認識プログラムによって認識した音声指示を例えば撮像装置100を制御するためのコマンドに変換してそのコマンドを実行する。この音声認識プログラムは、メモリ103に記憶されている。なお、制御部101は、音声指示を認識する場合、インターネットを介して接続した外部サーバへ音声データを送信し、外部サーバを利用して音声指示の内容を認識してもよい。
なお、撮像装置100は、所定のユーザ操作を受け付けたことに応じて音声制御機能を有効にしてもよい。例えば、音声制御機能を有効にするための操作を受け付ける物理ボタンを操作部105が有する場合、ユーザがそのボタンを押下している間、撮像装置100は音声制御機能を有効にするとしてもよい。例えば、撮像装置100は、表示部106に音声制御機能を有効にするためのアイテムを表示し、ユーザがタッチパネルを介してそのアイテムを操作したことに応じて、撮像装置100は音声制御機能を有効にしてもよい。また、例えば、外部装置から音声制御機能を開始する指示を受信した場合、制御部101は音声制御機能を有効にしてもよい。なお、ユーザ操作を受け付けたことに応じて音声制御機能を有効にする場合、撮像装置100はウェイクワードを認識せず、音声指示のみを認識してもよい。
例えば、音声付き動画データの記録に関する音声指示として次のような指示が想定される。
音声指示の例
・撮影開始および撮影終了
・撮影パラメータの変更
・所定時間後(例えば1分後)または特定の時刻に撮影終了
・音声付き動画データに付加されるデータ(音声メモ、タグ、属性情報等)の生成
・残り撮影可能時間の表示
・記録媒体110の残り容量の表示
・撮影されている物体(被写体)の画像検索
・撮影されている文字の翻訳結果の表示
・撮影された静止画データまたは動画データを所定の宛先(例えばクラウドストレージまたは自身のメールアドレス)へ送信
音声指示の例
・撮影開始および撮影終了
・撮影パラメータの変更
・所定時間後(例えば1分後)または特定の時刻に撮影終了
・音声付き動画データに付加されるデータ(音声メモ、タグ、属性情報等)の生成
・残り撮影可能時間の表示
・記録媒体110の残り容量の表示
・撮影されている物体(被写体)の画像検索
・撮影されている文字の翻訳結果の表示
・撮影された静止画データまたは動画データを所定の宛先(例えばクラウドストレージまたは自身のメールアドレス)へ送信
<撮像装置100の動作>
次に、図3を参照して、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを、音声制御機能に利用されるマイクロフォンか音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンのいずれかに設定する処理の一例について説明する。この処理は、メモリ103に記憶されたプログラムを制御部101が実行することで実現される。
次に、図3を参照して、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを、音声制御機能に利用されるマイクロフォンか音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンのいずれかに設定する処理の一例について説明する。この処理は、メモリ103に記憶されたプログラムを制御部101が実行することで実現される。
ステップS301において、制御部101は、マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されているか否かを判定する。マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されていないと制御部101が判定した場合は、ステップS302の処理が行われる(ステップS301でNO)。マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されていると制御部101が判定した場合は、ステップS303の処理が行われる(ステップS301でYES)。
ステップS302において、制御部101は、音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンにマイク107を設定する。これにより、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成することができる。制御部101で生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。すなわち、ユーザは、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。なお、この場合、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定しない。このような制御により、ユーザがマイク107に対して音声指示を行わないように仕向けることができる。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
ステップS303において、制御部101は、外部装置との接続方式が無線接続方式か有線接続方式かを判定する。例えば、制御部101は、外部装置と撮像装置100とが通信部111を介して接続されているか接続部112を介して接続されているかを判定する。制御部101は、外部装置と撮像装置100とが通信部111を介して接続されている場合、外部装置と撮像装置100との接続方式が無線接続方式であると判定する。外部装置と撮像装置100との接続方式が無線接続方式であると制御部101が判定した場合は、ステップS304の処理が行われる。また、制御部101は、外部装置と撮像装置100とが接続部112を介して接続されている場合、外部装置と撮像装置100との接続方式が有線接続方式であると判定する。外部装置と撮像装置100との接続方式が有線接続方式であると制御部101が判定した場合は、ステップS306の処理が行われる。
まず、ステップS303で、撮像装置100と外部装置との接続方式が無線接続方式であると判定された場合について説明する。
ステップS304において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS305において、制御部101は、マイク107を音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、撮像装置100と外部装置との接続方式が無線接続方式である場合に、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用し、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。ここで、撮像装置100が、このように2つのマイクロフォンを使い分ける理由について説明する。
外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用する理由は、外部装置がユーザに近いことが想定されるためである。例えば、ユースケースとして、ユーザが、無線接続されている外部装置を自身に装着し、マイク107に接近しないようにすることで、音声指示に対応する音声が音声付き動画データに記録されないように撮像装置100を利用することが想定される。第一の実施形態では、このような想定に基づいて、外部装置の接続方式が無線接続方式である場合では、制御部101は、撮像装置100が外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用するマイクロフォンに設定する。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。ただし、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出されない場合、制御部101は、その音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれている場合であっても、その音声指示を受け付けない。これにより、ユーザは撮像装置100が動画撮影中であっても外部装置のマイクロフォンに音声指示を入力することができ、撮像装置100は音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
次に、ステップS303で、撮像装置100と外部装置との接続方式が有線接続方式であると判定された場合について説明する。
ステップS306において、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS307において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データと外部装置のマイクロフォンで生成された音声データとから音声付き動画データを生成することができる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、撮像装置100と外部装置との接続方式が有線接続方式である場合に、マイク107を音声制御機能に利用し、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用することができる。ここで、撮像装置100が、このように2つのマイクロフォンを使い分ける理由について説明する。
外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する理由は、外部装置が被写体の音声を収音することが想定されるためである。撮像装置100に有線接続される外部装置は、被写体の音声を収音する用途に適したマイクロフォン装置(ガンマイク等)か、ノイズ低減用のアクセサリ(ショックマウント、ウィンドスクリーン等)が取り付けられるマイクロフォン装置のいずれかである。このようなマイクロフォン装置は、高品質でノイズの少ない被写体の音声を収音するために、ユーザが撮像装置100に接続するものである。そのため、第一の実施形態では、外部装置との接続方式が有線接続方式である場合では、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。
マイク107を音声制御機能に利用するマイクロフォンに設定する理由は、音声付き動画データの生成中であっても音声制御機能を利用できるようにするためである。例えば、想定されるユースケースとして音声付き動画を生成中において、ユーザは撮像装置100を把持するために、両手がふさがっているような状況がある。このような場合でもユーザはマイク107に小声で音声指示を入力することで、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくしつつも、音声制御機能を利用することができる。第一の実施形態では、このような想定に基づいて、外部装置の接続方式が有線接続方式である場合では、制御部101は、撮像装置100がマイク107を音声制御機能に利用するマイクロフォンに設定する。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、マイク107を音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。ただし、音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データから検出されない場合、制御部101は、その音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれている場合であっても、その音声指示を受け付けない。これにより、ユーザは動画撮影中であってもマイク107に音声指示を入力することができ、その音声指示によって撮像装置100を制御することができる。また、この場合、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用することで、高品質でノイズの少ない被写体の音声を記録できる。
なお、外部装置と撮像装置100とが無線接続されている場合、撮像装置100は、次のような音声処理を行ってもよい。例えば、外部装置のマイクロフォンおよびマイク107で生成された音声データを用いて、ユーザの音声指示に対応する音声が目立たなくなるようにするための処理をマイク107で生成された音声データに対して行う音声処理を行ってもよい。また、外部装置と撮像装置100とが有線接続されている場合、撮像装置100は、次の音声処理を行ってもよい。例えば、マイク107および外部装置のマイクロフォンで生成された音声データを用いて、ユーザの音声指示に対応する音声が目立たなくなるようにするための処理を外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに対して行う音声処理を行ってもよい。
以上説明したように、第一の実施形態によれば、撮像装置100は、外部装置と撮像装置100とが接続されている場合、マイク107と外部装置のマイクロフォンとをそれぞれ異なる用途に利用することができるので、ユーザビリティを向上することができる。例えば、撮像装置100が動画撮影中である場合にユーザが音声制御機能によって撮像装置100を制御したとしても、撮像装置100は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
[第二の実施形態]
以下、第二の実施形態を説明する。近年では、スマートフォンの普及により、マイクロフォンおよびスピーカを有する装置(ヘッドセット、イヤホンマイク等)が普及しつつある。このような装置は、スピーカがユーザの耳に近くなるように、マイクロフォンがユーザの口に近くなるように設計されている。撮像装置100がこのような装置のマイクロフォンに入力された音声指示を受け付けることができれば、撮像装置100は、ユーザの音声指示が動画データとともに記録媒体110に記録されるおそれを低減できる。そこで、第二の実施形態では、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有するか否かに基づき、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを音声制御機能に利用するか音声付き動画データの生成に利用するかを選択できるようにする方法を説明する。
以下、第二の実施形態を説明する。近年では、スマートフォンの普及により、マイクロフォンおよびスピーカを有する装置(ヘッドセット、イヤホンマイク等)が普及しつつある。このような装置は、スピーカがユーザの耳に近くなるように、マイクロフォンがユーザの口に近くなるように設計されている。撮像装置100がこのような装置のマイクロフォンに入力された音声指示を受け付けることができれば、撮像装置100は、ユーザの音声指示が動画データとともに記録媒体110に記録されるおそれを低減できる。そこで、第二の実施形態では、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有するか否かに基づき、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを音声制御機能に利用するか音声付き動画データの生成に利用するかを選択できるようにする方法を説明する。
図1は、第二の実施形態における撮像装置100の構成例を示すブロック図である。なお、第二の実施形態における撮像装置100の構成例は、第一の実施形態における撮像装置100の構成例と同様であるので、その説明を省略する。
図4を参照して、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを、音声制御機能に利用されるマイクロフォンか音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンのいずれかに設定する処理の一例について説明する。この処理は、メモリ103に記憶されているプログラムを制御部101が実行することで実現する。
ステップS401において、制御部101は、マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されているか否かを判定する。マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されていないと制御部101が判定した場合は、ステップS402の処理が行われる(ステップS401でNO)。マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されていると制御部101が判定した場合は、ステップS403の処理が行われる(ステップS401でYES)。
ステップS402において、制御部101は、音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンにマイク107を設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。制御部101で生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。すなわち、ユーザは、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。なお、この場合、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定しない。このような制御により、ユーザがマイク107に対して音声指示を行わないように仕向けることができる。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
ステップS403において、制御部101は、外部装置がスピーカを有するか否かを判定する。例えば、制御部101は、外部装置と撮像装置100との接続を確立した後に検出した外部装置の種類がヘッドセットまたはイヤホンマイクである場合、外部装置がスピーカを有すると判定する。例えば、制御部101は、外部装置と撮像装置100との接続を確立した後に検出した外部装置の種類がマイクロフォン装置である場合、外部装置がスピーカを有さないと判定する。外部装置がスピーカを有すると制御部101が判定した場合は、ステップS404の処理が行われる(ステップS403でYES)。外部装置がスピーカを有さないと制御部101が判定した場合は、ステップS406の処理が行われる(ステップS403でNO)。なお、第二の実施形態では、制御部101は、第一の実施形態とは異なり、制御部101は外部装置との接続方式が有線接続方式か無線接続方式かを判定しない。
まず、ステップS403で、外部装置がスピーカを有すると判定された場合について説明する。
ステップS404において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS405において、制御部101は、マイク107を音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有する場合、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用し、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。ただし、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出されない場合、制御部101は、その音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれている場合であっても、その音声指示を受け付けない。これにより、ユーザは、外部装置のマイクロフォンに音声指示を入力することで、撮像装置100を制御することができる。
次に、ステップS403で、外部装置がスピーカを有さないと判定された場合について説明する。
ステップS406において、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS407において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データと外部装置のマイクロフォンで生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有さない場合、マイク107を音声制御機能に利用し、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用することができる。
マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有さない場合に、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用する理由は、撮像装置に接続されたそのような外部装置が被写体の音声を収音するために用いられることを想定されるためである。すなわち、そのような外部装置は被写体の音声を収音する用途に適したマイクロフォン装置(ガンマイク等)か、ノイズ低減用のアクセサリ(ショックマウント、ウィンドスクリーン等)が取り付けられるマイクロフォン装置のいずれかであることが想定される。このようなマイクロフォン装置は、高品質でノイズの少ない被写体の音声を収音するために、ユーザが撮像装置100に接続するものである。そのため、第二の実施形態では、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有さない場合、制御部101は外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用するマイクロフォンに設定する。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、マイク107を音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。ただし、音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データから検出されない場合、制御部101は、その音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれている場合であっても、その音声指示を受け付けない。これにより、ユーザは、マイク107に音声指示を入力することで、撮像装置100を制御することができる。
なお、第二の実施形態では、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出された場合、制御部101は、所定の音声データが外部装置に送信されて外部装置のスピーカから出力されるよう外部装置を制御する。ここで、所定の音声データは、例えば撮像装置100がユーザの音声指示を受け付けたことをユーザに通知するための音声データである。これにより、ユーザは、外部装置のスピーカから出力される音波により、撮像装置100がユーザの音声指示を受け付けたことを知ることができる。
なお、第二の実施形態では、マイクロフォンを有する外部装置がスピーカを有する場合、外部装置が撮像装置100に有線接続または無線接続している場合のどちらにおいても、撮像装置100は、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用する。
なお、第二の実施形態では、撮像装置100が動画撮影モードである場合において音声制御機能を利用するユースケースについて説明したが、音声制御機能を利用するユースケースはこれに限るものではない。例えば、撮像装置100は、撮像装置100の動作モードが音声データを記録媒体110に記録する動作モードである場合においても音声制御機能を利用してもよい。このように、音声制御機能に利用される音声指示が他の機能の操作性、利便性等に対して影響を与えるような場合においては、第二の実施形態における撮像装置100の動作は特に効果的である。
なお、イヤホンマイクのような外部装置が撮像装置100に接続されている場合、撮像装置100は、次のような音声処理を行ってもよい。例えば、外部装置のマイクロフォンおよびマイク107で生成された音声データを用いて、ユーザの音声指示に対応する音声が目立たなくなるようにするための処理をマイク107で生成された音声データに対して行う音声処理を行ってもよい。また、ガンマイクのような外部装置が撮像装置100に接続されている場合、撮像装置100は、次の音声処理を行ってもよい。例えば、マイク107および外部装置のマイクロフォンで生成された音声データを用いて、ユーザの音声指示に対応する音声が目立たなくなるようにするための処理を外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに対して行う音声処理を行ってもよい。
以上説明したように、第二の実施形態によれば、マイクロフォンを有する外部装置がさらにスピーカを有する場合、撮像装置100は、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用することができるので、ユーザビリティを向上することができる。例えば、撮像装置100が動画撮影中である場合にユーザが音声制御機能によって撮像装置100を制御したとしても、撮像装置100は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
[第三の実施形態]
以下、第三の実施形態を説明する。第三の実施形態では、メモリ103に記憶されているユーザ設定に基づき、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを音声制御機能に利用するか音声付き動画データの生成に利用するかを選択できるようにする方法を説明する。なお、メモリ103に記憶されているユーザ設定は、ユーザが操作部105を操作することで変更することができる。
以下、第三の実施形態を説明する。第三の実施形態では、メモリ103に記憶されているユーザ設定に基づき、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを音声制御機能に利用するか音声付き動画データの生成に利用するかを選択できるようにする方法を説明する。なお、メモリ103に記憶されているユーザ設定は、ユーザが操作部105を操作することで変更することができる。
図1は、第三の実施形態における撮像装置100の構成例を示すブロック図である。なお、第三の実施形態における撮像装置100の構成例は、第一の実施形態における撮像装置100の構成例と同様であるので、その説明を省略する。
なお、第三の実施形態では、制御部101は、外部装置と撮像装置100とが接続されている場合、動画データとともに記録される音声データを、マイク107および外部装置のいずれかから取得するかを選択することができる。例えば、制御部101は、操作部105によって受け付けたユーザ操作に応じて、動画データとともに記録される音声データを、マイク107および外部装置のいずれかから取得するかを選択することができる。
図5を参照して、マイク107と外部装置のマイクロフォンとを音声制御機能に利用されるマイクロフォンか音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンかに設定する処理の一例について説明する。この処理は、メモリ103に記憶されているプログラムを制御部101が実行することで実現する。
ステップS501において、制御部101は、マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されているか否かを判定する。マイクロフォンを有する外部装置と撮像装置100とが接続されていないと制御部101が判定した場合は、ステップS502の処理が行われる(ステップS501でNO)。外部装置と撮像装置100とが接続されていると制御部101が判定した場合は、ステップS503の処理が行われる(ステップS501でYES)。
ステップS502において、制御部101は、音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンにマイク107を設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。制御部101で生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。すなわち、ユーザは、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。なお、この場合、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定しない。このような制御により、ユーザがマイク107に対して音声指示を行わないように仕向けることができる。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
ステップS503において、制御部101は、メモリ103に記憶されているユーザ設定に基づき、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用するかマイク107を音声制御機能に利用するかを判定する。このユーザ設定は、例えば、音声制御機能に利用されるマイクロフォンを、外部装置のマイクロフォンとするかマイク107とするかを決定するための設定である。第三の実施形態では、ユーザは、動画撮影開始前にこの設定をあらかじめメモリ103に記憶しているものとする。外部装置のマイクロフォンを音声制御機能において利用すると制御部101が判定した場合は、ステップS504の処理が行われる(ステップS503でYES)。マイク107を音声制御機能に利用すると制御部101が判定した場合は、ステップS506の処理が行われる(ステップS503でNO)。なお、第三の実施形態では、制御部101は、第一の実施形態とは異なり、制御部101は外部装置との接続方式が有線接続方式か無線接続方式かを判定しない。
まず、ステップS503で、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能において利用すると判定された場合について説明する。
ステップS504において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS505において、制御部101は、マイク107を音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データとマイク107で生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用し、マイク107を音声付き動画データの生成に利用することができる。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、外部装置のマイクロフォンを音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声が外部装置のマイクロフォンで生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。これにより、ユーザは、外部装置のマイクロフォンに音声指示を入力することで、撮像装置100を制御することができる。
次に、ステップS503で、マイク107を音声制御機能に利用すると判定された場合について説明する。
ステップS506において、制御部101は、マイク107を音声制御機能に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。
ステップS507において、制御部101は、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用されるマイクロフォンに設定する。これにより、撮像装置100が動画撮影中である場合、制御部101は、撮像部102で生成された動画データと外部装置のマイクロフォンで生成された音声データとから音声付き動画データを生成できる。生成された音声付き動画データは、記録媒体110に記録される。
これにより、ユーザは、マイク107を音声制御機能に利用し、外部装置のマイクロフォンを音声付き動画データの生成に利用することができる。
このように、撮像装置100が動画撮影中であり、マイク107を音声制御機能に利用する場合、制御部101は、ユーザの音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データに含まれているか否かを検出することができる。そして、音声指示に対応する音声がマイク107で生成された音声データから検出された場合、制御部101は、その音声指示に対応する処理を行うことができる。これにより、ユーザは、マイク107に音声指示を入力することで、撮像装置100を制御することができる。
以上説明したように、第三の実施形態によれば、マイク107と外部装置のマイクロフォンとをそれぞれどの用途に利用するかをユーザが選択することができるので、ユーザビリティを向上することができる。例えば、撮像装置100が動画撮影中である場合にユーザが音声制御機能によって撮像装置100を制御したとしても、撮像装置100は、ユーザの音声指示に対応する音声が動画データとともに記録媒体110に記録されにくくすることができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態は、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給されたプログラムを、そのシステム又は装置における1つ以上のプロセッサが実行することでも実現可能である。また、上述の実施形態は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)を用いても実現可能である。
上述の実施形態は、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給されたプログラムを、そのシステム又は装置における1つ以上のプロセッサが実行することでも実現可能である。また、上述の実施形態は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)を用いても実現可能である。
100 撮像装置
101 制御部
102 撮像部
107 マイク
111 通信部
112 接続部
101 制御部
102 撮像部
107 マイク
111 通信部
112 接続部
Claims (12)
- 第一の音声入力手段と、
前記第一の音声入力手段とは異なる第二の音声入力手段と、
撮像手段と、
前記撮像手段で生成された動画データと前記第一の音声入力手段で生成された音声データとから音声付き動画データを生成する制御手段と
を有する撮像装置であって、
前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合、前記制御手段は、前記音声指示に基づいて前記撮像装置を制御する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出されない場合、前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第一の音声入力手段で生成された音声データに含まれている場合であっても、前記音声指示を受け付けないようにすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第二の音声入力手段は、外部装置から音声データを受信する無線通信手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記無線通信手段は、Bluetooth規格に従って外部装置と通信することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記第一の音声入力手段は、前記撮像装置が有するマイクロフォンであることを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
- 前記第一の音声入力手段は、外部装置から音声データを受信する有線通信手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記第二の音声入力手段は、前記撮像装置が有するマイクロフォンであることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
- 外部装置がスピーカを有する場合は、前記第二の音声入力手段が前記外部装置から音声データを受信し、前記外部装置がスピーカを有さない場合は、前記第一の音声入力手段が前記外部装置から音声データを受信することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、ユーザ設定に基づいて、外部装置から音声データを受信する手段を、前記第一の音声入力手段か前記第二の音声入力手段のいずれかに決定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が外部装置から前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合、前記制御手段は、所定の音声データが前記外部装置のスピーカから出力されるよう前記外部装置を制御することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 第一の音声入力手段と、
前記第一の音声入力手段とは異なる第二の音声入力手段と、
撮像手段と
を有する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像手段で生成された動画データと前記第一の音声入力手段で生成された音声データとから音声付き動画データを生成するステップと、
前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合に、前記音声指示に基づいて前記撮像装置を制御するステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 第一の音声入力手段と、
前記第一の音声入力手段とは異なる第二の音声入力手段と、
撮像手段と
を有する撮像装置のコンピュータに、
前記撮像手段で生成された動画データと前記第一の音声入力手段で生成された音声データとから音声付き動画データを生成するステップと、
前記撮像装置を制御するための音声指示に対応する音声が前記第二の音声入力手段に入力された音声データから検出された場合に、前記音声指示に基づいて前記撮像装置を制御するステップと
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
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